JP2006231457A - ドリル工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽い押付力でも穿孔速度をさらに上げることができるコンクリートドリル。
【解決手段】装置本体2に収容した駆動源と、該駆動源によって回転駆動されるとともに上記装置本体2の前方側に突出して設けられたビット駆動軸3と、該ビット駆動軸3の先端に取り付けられたダイヤビット4とを備えたドリル工具において、前記ビット駆動軸3の軸線方向に作用して大きさが脈動する加振力と、前記ビット駆動軸3の回転方向に作用して大きさが脈動する加振モーメントとを発生する加振装置部を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドリル工具、とりわけ施工されたコンクリートにアンカー等を取り付けるための穴あけを行なうためのコンクリートドリル工具に関する。
一般に、この種のコンクリートドリル工具としては、ハンマードリルや振動ドリル、ダイヤモンドドリルが知られている。ハンマードリルや振動ドリルは、先端に超硬チップを取り付けた略中実状のドリルビットを、このドリルビットの軸方向に打撃力や振動力を付与しつつ回転させることで、コンクリートを衝撃破壊しながら穿孔する。このため、穿孔速度は速いものの、コンクリートを衝撃破壊する打撃力や振動力によって、作業時に極めて大きな騒音が発生するという問題がある。さらに、打撃力や衝撃力による衝撃がコンクリートに直接伝播することから、この衝撃が穿孔作業箇所のコンクリートから建築物のその他の箇所の壁部や床部を成しているコンクリートへ伝わりやすく、作業箇所から離れた所に位置する部屋のコンクリート壁部やコンクリート床部まで伝わり、建築物の広範囲に大きな騒音を発生させてしまう。
これに対し、ダイヤモンドドリルは、略円筒状或いは略円柱状のビットの先端に、メタルボンドと呼ばれる焼結金属の中にダイヤモンド粒が埋め込まれたダイヤチップが取付けられたダイヤビットが用いられており、このダイヤビットに押し付け力と回転を加えることにより、ビット先端のダイヤチップのダイヤモンドをコンクリートに食い込ませ、コンクリートを研削して穿孔する。ダイヤチップのダイヤモンドの一粒の大きさは400ミクロン程度で、1個のビットには1500粒ほどのダイヤモンド粒が入っており、この細かいダイヤモンドの粒がコンクリートを削って穿孔する。このため、ダイヤモンドドリルは穿孔時の発生音が小さく、また、ハンマードリルや振動ドリルのように打撃力や衝撃力を伝播させることがないため、穿孔作業箇所から離れた所に位置する部屋では穿孔作業時でもかなり静かであって、同一建物内や近隣の家屋に居住しながらの施工が可能である。
ところで、ダイヤモンドドリルの穿孔速度を向上させるためには、ダイヤモンドがコンクリートを削る量を増やす必要がある。このための手段としては、ダイヤビットの回転数を増して単位時間に削る量を増やすことや、ダイヤビット、即ち工具本体をコンクリートへ押し付ける力を増大させてダイヤモンドのコンクリートへの食い込み量を増大させることで削る量を増やすことが考えられる。しかしながら、このダイヤビットの回転数と押し付け力とをバランスさせることが重要であり、押し付け力が不足している状態でダイヤビットの回転数を増大させても、ダイヤビットのビット先端が充分にコンクリートに食い込むことができない状態のままダイヤビットが回転してしまい、ダイヤビットが早期に磨耗して穿孔が困難となってしまう。また、一般的に、作業者が穿孔作業中に持続発揮できるダイヤビット(工具)の押し付け力は10〜15kgf程度といわれており、作業者が自身の体力だけに基づいてダイヤビット(工具)の押し付け力を増大させることには限度がある。この結果、ダイヤモンドドリルの穿孔速度を向上させようとしても限界がある。加えて、作業者が発揮できる押し付け力に限度がある状況下において、より大径の穿孔を行なおうとすると、穿孔径が大きくなるにつれてダイヤモンド一粒あたりの押し付け力が減少することになり、この点からも穿孔速度を向上させることが困難である。
このような問題点を解決するため、ビット駆動軸の軸線方向に作用して大きさが脈動する加振力を付与する加振装置をコンクリートドリル装置本体に設けることで、コンクリートへの穿孔速度を向上させるコンクリートドリルが知られている。
また、上記先行技術における加振装置を設けたコンクリートドリルでは、ビット駆動軸に沿って脈動する加振力を単純に付与する構成となっており、穿孔開始時から加振力が付与されてしまう。この結果、穿孔開始時にダイヤビットのビット先端が穿孔場所のコンクリート面から加振力によって跳ね上がってしまい、穿孔場所に対してビット先端の正確な位置合わせが困難であって操作性に問題がある。
特開2003−211436号
本発明は、上記要請に応じてなされたものであって、軽い押し付け力でも穿孔速度を向上させることが可能なコンクリートドリルを提供することをその課題とする。また、そのようなコンクリートドリルであっても、穿孔場所に対してビット先端の位置合わせが容易であって操作性に優れたドリル工具を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、装置本体に収容した駆動源と、駆動源によって回転駆動されるとともに装置本体の前方側に突出して設けられたビット駆動軸と、ビット駆動軸の先端に取り付けられたダイヤビットとを備えたドリル工具において、ビット駆動軸の軸線方向に作用して大きさが脈動する加振力と、ビット駆動軸の回転方向に作用して大きさが脈動する加振モーメントとを発生する加振装置部を有することを特徴とする。これにより、ビット駆動軸の軸線方向に作用して大きさが脈動する加振力と、ビット駆動軸の回転方向に作用して大きさが脈動する加振モーメントとをビット駆動軸に発生させる。
また、請求項2に係る発明は、加振装置部が、ビット駆動軸の軸線に直交する同一軸線上にビット駆動軸の軸線を挟んで略対称の位置に対向して配設された2つの偏心ウエイトと、同一軸線上に配設した駆動軸によって2つの偏心ウエイトを互いに逆回転駆動する偏心ウエイト駆動部とを有することを特徴とする。
これにより、ビット駆動軸の軸線に直交する同一軸線上にビット駆動軸の軸線を挟んで略対称の位置に対向して配設された2つの偏心ウエイトを、同一軸線上に配設した駆動軸による偏心ウエイト駆動部で互いに逆回転駆動する。
好ましくは、2つの偏心ウエイトは、ビット駆動軸の先端側と後方側へ向かって同位相となるとともに、ビット駆動軸の正逆回転方向へ向かって逆位相となるよう、配設されている。これにより、ビット駆動軸に沿った大きさが脈動する加振力とビット駆動軸の回転方向へ大きさが脈動する加振モーメントとを効率よく発生させることができる。
また、請求項3に係る発明は、加振装置部が、駆動源によるビット駆動軸の回転駆動に遅延して、加振力と加振モーメントとを発生させるよう設けられていることを特徴とする。これにより、ビット駆動軸の回転駆動に遅延して加振力と加振モーメントとを発生させる。
請求項1に係る発明によれば、ビット駆動軸の軸線方向に作用して大きさが脈動する加振力と、ビット駆動軸の回転方向に作用して大きさが脈動する加振モーメントとをビット駆動軸に発生させるので、ドリル工具の押付力を作業者の押付力と加振力との総和とすることができ、加振力によって作業者の押付力を補うことができる。また、ビット駆動軸の回転方向に大きさが脈動する加振モーメントを作用させることにより、ビット駆動軸の回転トルクを駆動源の出力と加振モーメントとを足し合わせたものとすることができ、駆動源の出力だけによる回転トルクよりも増加させた状態を得ることができる。したがって、小さな押付力での穿孔が可能となり、穿孔速度の向上を図ることができる。
さらに、ビット駆動軸の軸線方向とへの加振力と回転方向への加振モーメントを脈動して加えることにより、切粉を排出しやすくなるため、穿孔時に切粉の影響を受けにくくなり、安定した穿孔が可能となる。
また、ダイヤビットは押付力が不足している状態で穿孔を行なうと空回りして切れ味が低下してしまい、目出し作業等によってダイヤビットをメンテナンスして切れ味を回復させることが必要となるが、本発明では、ビット駆動軸の軸線方向とへの加振力と回転方向への加振モーメントを脈動して加えることにより、好適な状態で穿孔が行なえるので、ダイヤビットが空回りしてしまうことを減少でき、ひいてはダイヤビットのメンテナンス作業を低減できる。
請求項2に係る発明によれば、ビット駆動軸の軸線に直交する同一軸線上にビット駆動軸の軸線を挟んで略対称の位置に対向して配設された2つの偏心ウエイトを、同一軸線上に配設した駆動軸による偏心ウエイト駆動部で互いに逆回転駆動して、加振力と加振モーメントとを発生させるので、ハンマードリルの打撃機構による打撃力や振動ドリルの振動機構による振動力の如く、ダイヤビットなどのビット工具を変位させ得るほどの力をビット工具に加えてコンクリートを衝撃破壊する機構となっておらず、静音施工が可能となる。
請求項3に係る発明によれば、ビット駆動軸の回転駆動に遅延して加振力と加振モーメントとを発生させるので、ダイヤビットの回転のみによって穿孔を開始して穿孔位置を正確に確保してから、加振力と加振モーメントとを伴った穿孔作業を行なうので、ダイヤビットの穿孔位置への位置決めが容易となり、操作性が向上する。
以下、図面によって本発明に係るドリル工具の実施形態について説明する。図1において符号1はコンクリートドリルを示す。このコンクリートドリル1は、装置本体2に収容した駆動源によりビット駆動軸3を回転駆動して、前記装置本体2の前方に突出させたビット駆動軸3の先端に取り付けたダイヤビット4を回転させることによりコンクリートに穿孔させるようにしたものである。
装置本体2には図2に示されるように、駆動源として電力で作動する加振装置用モータ5とビット駆動軸用モータ6とが設けられている。加振装置用モータ5は加振装置7に作動連結されている。すなわち、図3に示されるように、加振装置用モータ5の出力軸8にはベベルギア9が固定され、このベベルギア9の左右両側には互いに対向する2つのベベルギア10、11が噛合している。対向する各ベベルギア10、11の回転軸13、14にはそれぞれ偏心ウエイト15、16が一体的に固定されている。偏心ウエイト15、16は半円状に形成され、中心には軸孔が形成されている。偏心ウエイト15、16はそれぞれベベルギア10、11と一体に回転する。
上記構成によれば、加振装置用モータ5を作動させることにより、その回転力はベベルギア9、10、11を介して偏心ウエイト15、16に伝達され、対向する2つの偏心ウエイト15、16は互いに逆方向に回転する。
次に、図2に示されるように、ビット駆動軸用モータ6は駆動装置に作動連結されている。すなわち、ビット駆動軸用モータ6の出力軸17には歯車18が形成され、この歯車は中間の減速歯車19を介してビット駆動軸3の歯車20に噛合している。ビット駆動軸3は装置本体2の前方に突出している。ビット駆動軸3の先端にはダイヤビット4が設けられている。
ところで、図3に示されるように、加振装置用モータ5の出力軸8とビット駆動軸3は同一軸線P上にあり、また上記2つの偏心ウエイト15、16は、ビット駆動軸3の軸線Pの互いに反対側でかつ上記軸線Pに直交する同一軸線Q上に、軸線P、Qの交点から等距離の位置に対向するように配置されている。また、2つの偏心ウエイト15、16は装置本体2をア側からみたときと反対のイ側からみたときとで、一方が前方又は後方を向いているときは、他方も同じ側を向くように配置されている。
なお、装置本体2にはさらに電源コード21とメインスイッチ22と制御回路23とが設けられている。制御回路23は、加振装置用モータ5に対してはビット駆動軸用モータ6に遅延させて給電するように構成されている。このような遅延制御は、図4(a)に示されるように、制御回路23で加振装置用モータ5への電源供給を遅延させるか、あるいは同図(b)に示されるように、制御回路23でビット駆動軸用モータ6の負荷を感知してから加振装置用モータ5へ電源を供給するかなどによって構成すればよい。
次に、上記コンクリートドリルの作動態様について説明する。まずメインスイッチ22を入れると、ビット駆動軸用モータ6が作動し、続いて加振装置用モータ5が作動する。
このように、ビット駆動軸用モータ6が作動すると、出力軸17の回転は歯車18、19、20を介してビット駆動軸3に伝達され、先端のダイヤビット4も回転するから、ダイヤビット4をコンクリートに押し付けることによりコンクリート12を穿孔することができる。
次に、ビット駆動軸用モータ6の回転作動に遅れて加振装置用モータ5が作動する。このモータの出力軸8の回転はベベルギア9を介して対向するベベルギア10、11に伝達されるから、対向する2つの偏心ウエイト15、16は同時に逆方向に回転作動する。
ところで、偏心ウエイト15、16が互いに逆回転することにより、1回転の位相を90°ずつずらしてみると、図3のように、コンクリートドリルには次のような力が加えられる。
(1)のときは偏心ウエイト15は上方、偏心ウエイト16は下方に回転し、装置本体2に捩り力を加える。
(2)のときは偏心ウエイト15は前方(ダイヤビット4側)、偏心ウエイト16も前方に回転し、装置本体2に加振力を加える。
(3)のときは偏心ウエイト15は下方、偏心ウエイト16は上方に回転し、装置本体2に捩り力を加える。
(4)のときは、偏心ウエイト15は後方、偏心ウエイト16も後方に回転し、装置本体2に加振力を加える。
このように、コンクリートドリル1には、ビット駆動軸3の回転に対して、大きさが脈動して変化し、上記(2)(4)のときは、図3の矢印Aに示されるように、ビット駆動軸3に沿った同位相の加振力、(1)(3)のときには、同図の矢印Bに示されるように、ビット駆動軸3の回転方向へ捩り力に基づく逆位相の加振モーメントがそれぞれ付与されることになる。以上をグラフに示せば、図5のようになる。
また、ビット駆動軸3と加振装置7とを同時に作動させることにより、起動時に加振力と加振モーメントが作用すると、加振装置7により装置本体2が微振動し、ダイヤビット4の先端がコンクリート5の表面で跳ねるので、ダイヤビット4の位置決めがしづらくなる。しかし、加振装置用モーター5への給電をビット駆動軸用モータ6への給電に対して遅らせることにより、まず穿孔を開始して位置を正確に確保した後に加振装置7が作動することになり、位置決めが容易となる。
上述のように、上記コンクリートドリルによれば、次の作用効果を得ることができる。
(a)ビット駆動軸3の軸線方向に作用して大きさが脈動する加振力と、ビット駆動軸の回転方向に作用して大きさが脈動する加振モーメントとをビット駆動軸に発生させるので、ドリル工具の押付力を作業者の押付力と加振力との総和とすることができ、加振力によって作業者の押付力を補うことができる。
(b)ビット駆動軸3の回転方向に大きさが脈動する加振モーメントを作用させることにより、ビット駆動軸3の回転トルクを駆動源の出力と加振モーメントとを足し合わせたものとすることができ、駆動源の出力だけによる回転トルクよりも増加させた状態を得ることができる。したがって、小さな押付力での穿孔が可能となり、穿孔速度の向上を図ることができる。
(c)軸方向への加振力と回転方向へ加振モーメントを脈動して加えることにより、切粉を排出しやすくなるため、切粉の影響を受けにくくなり、安定した穿孔が可能となる。
(d)ダイヤビット4は押付力が不足している状態で穿孔を行なうと空回りして切れ味が低下してしまい、目出し作業等によってダイヤビット4をメンテナンスして切れ味を回復させることが必要となるが、本発明では、ビット駆動軸の軸線方向とへの加振力と回転方向への加振モーメントを脈動して加えることにより、好適な状態で穿孔が行なえるので、ダイヤビット4が空回りしてしまうことを減少でき、ひいてはダイヤビット4のメンテナンス作業を低減できる。
(e)ビット駆動軸3の軸線に直交する同一軸線上にビット駆動軸3の軸線を挟んで略対称の位置に対向して配設された2つの偏心ウエイト15、16を、同一軸線上に配設した駆動軸による偏心ウエイト駆動部で互いに逆回転駆動して、加振力と加振モーメントとを発生させるので、ハンマードリルの打撃機構による打撃力や振動ドリルの振動機構による振動力の如く、ダイヤビットなどのビット工具を変位させ得るほどの力をビット工具に加えてコンクリートを衝撃破壊する機構となっておらず、静音施工が可能となる。
(f)偏心ウエイト15、16の起動を上記ビット駆動軸3の起動に対し遅延させることにより、ビット駆動軸3の回転駆動に遅延して加振力と加振モーメントとを発生させるので、ダイヤビットの回転のみによって穿孔を開始して穿孔位置を正確に確保してから、加振力と加振モーメントとを伴った穿孔作業を行なうので、ダイヤビット4の穿孔位置への位置決めが容易となり、操作性が向上する。
実際に、本発明の加振装置を搭載したコンクリートドリルを実施したところ、従来の加振装置を搭載したものに比べ、約20%の穿孔速度の向上が確認できた。
なお、偏心ウエイト15、16の偏心量は加振力に基づいて決定すればよい。加振モーメントは偏心ウエイト15、16の軸線P、Qの交点からの距離を変更して調整すればよい。
なお、上記実施形態においては、略中実状のダイヤビットを用いたコンクリートドリルを用いて詳述したが、コアドリルと称される略中空状のダイヤビットを用いたコンクリートドリルに適用してもよい。
コンクリートドリルの斜視図である。 上記コンクリートドリルの縦断面図である。 上記コンクリートドリルの平面の要部断面図と偏心ウエイトと力の関係図 (a)(b)はそれぞれ遅延制御ブロック図である。 加振装置が作動することによる効果を示すグラフ図である。
符号の説明
1 コンクリートドリル
2 装置本体
3 ビット駆動軸
15、16 偏心ウエイト

Claims (3)

  1. 装置本体に収容した駆動源と、該駆動源によって回転駆動されるとともに上記装置本体の前方側に突出して設けられたビット駆動軸と、該ビット駆動軸の先端に取り付けられたダイヤビットとを備えたドリル工具において、
    前記ビット駆動軸の軸線方向に作用して大きさが脈動する加振力と、前記ビット駆動軸の回転方向に作用して大きさが脈動する加振モーメントとを発生する加振装置部を有することを特徴とするドリル工具。
  2. 上記加振装置部は、上記ビット駆動軸の軸線に直交する同一軸線上に上記ビット駆動軸の軸線を挟んで略対称の位置に対向して配設された2つの偏心ウエイトと、上記同一軸線上に配設した駆動軸によって上記2つの偏心ウエイトを互いに逆回転駆動する偏心ウエイト駆動部とを有することを特徴とする請求項1に記載のドリル工具。
  3. 上記加振装置部は、上記駆動源による上記ビット駆動軸の上記回転駆動に遅延して、上記加振力と上記加振モーメントとを発生させるよう設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドリル工具。
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