JP2006231356A - 押出ワークの支承装置及び支承方法 - Google Patents

押出ワークの支承装置及び支承方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 アルミ合金等よりなる押出ワークについて、押出機から押し出されて前進する際の支承部分に起因した凹み等の変形を防止ないし抑制する手段を提供する。
【解決手段】 押出機Pから押し出されるワークの進路R2に、押出方向aと直交する帯状をなす複数本の昇降可能な受け板1…と、押出方向aに直交する軸心の複数本の昇降可能な受けローラ2…とを交互に配設し、変形し易いワークW1は受け板1…で支承し、変形しにくいワークW2は受けローラ2…で支承するように構成した。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えばアルミ合金製の押出型材等の押出ワークの製造において、押出機から押し出されるワークを前進させながら支える支承装置及び支承方法に関する。
一般的に、アルミ合金製の押出型材の製造では、押出機に装填したアルミ合金ビレットを誘導加熱等で加熱し、この加熱状態のアルミ合金をプッシングラムによって加圧してダイス孔より連続的に押し出す。そして、押し出される型材は、通常ではプラー(引張装置)で引っ張りながら、押出機後方に配置したローラーテーブル上を多数本の受けローラで支承しつつ前進させ、切断等の次工程へ送るようになっている(下記特許文献1参照)。
しかるに、押出直後の型材は概して300℃以上の高温で変形や傷を生じ易い状態にあるが、前記のローラテーブル上では個々の受けローラに対して点接触になり、その接触部分に自荷重が集中するため、型材の種類よっては下面側に凹みを生じることがあり、特に1000系のアルミ合金のように比較的硬度の低い材質であったり、下面側ローラとの接触部位の肉厚が薄い場合には上記凹みを生じ易いという問題があった。
また、同じ押出機をダイス交換によって複数種の型材の製造に適用することはごく普通であるが、ローラーテーブルは交換に多大な労力と時間を要するために型材種が変更されても継続使用され、これによって受けローラの磨耗が早く進行し、その磨耗部を通過する型材表面に変形を生じる要因になる。
しかして、このような押出直後の押出ワークの支承部分による変形の問題は、アルミ合金型材に限らず、他の金属材料や合成樹脂材料及び無機質材料からなるものを含む押出材全般に共通するものである。
特開2000−202519号公報
この発明は、上述の事情に鑑みて、アルミ合金を始めとする種々の材質の押出ワークについて、押出機から押し出されて前進する際の支承部分に起因した凹み等の変形を防止ないし抑制する手段を提供することを目的としている。
本発明は、以下の手段を提供する。すなわち、
[1]押出機から押し出されるワークの進路に、複数個の受け板が配設されてなる押出ワークの支承装置。
[2]前記ワークが前記受け板上を摺接しつつ前進するように構成されてなる前項1記載の押出ワークの支承装置。
[3]前記受け板が押出方向と直交する帯状をなす前項1又は2に記載の押出ワークの支承装置。
[4]前記受け板の上面部がフラット形状をなす前項1〜3のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
[5]前記受け板は所定間隔置きに配設されてなる前項1〜4のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
[6]前記受け板がワーク進路の少なくとも前半部に配設されてなる前項1〜5のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
[7]ワーク進路に、前記受け板と、押出方向に直交する軸心の複数本の受けローラとが配設されると共に、これら受け板と受けローラとの少なくとも一方が昇降可能に構成されてなる前項1〜6のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
[8]ワーク進路に前記受け板と受けローラとが交互に配設されてなる前項7記載の押出ワークの支承装置。
[9]前記受けローラが一定間隔置きに配設された既設のワーク進路において、その受けローラ間に前記受け板が設けられてなる前項7又は8に記載の押出ワークの支承装置。
[10]各受け板の上面部が低摩擦層を含む前項1〜9のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
[11]前記低摩擦層がワーク材質よりも硬度が低い材料を含む前項10記載の押出ワークの支承装置。
[12]前記低摩擦層が繊維材料を含む前項10又は11に記載の押出ワークの支承装置。
[13]前記繊維材料が耐熱フェルト又は耐熱不織布を含む前項12記載の押出ワークの支承装置。
[14]前記低摩擦層が水を含むカーボン層を含む前項10記載の押出ワークの支承装置。
[15]前項1〜14のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置を備えた押出装置。
[16]押出機から押し出されるワークを、複数個の受け板に摺接しつつ前進させることを特徴とする押出ワークの支承方法。
[17]ワークが軽金属からなる前項16記載の押出ワークの支承方法。
[18]ワークが1000系のアルミ合金からなる前項17記載の押出ワークの支承方法。
[19]ワークは支承部と接触する下面側の少なくとも一部が肉厚3mm以下である前項17又は18に記載の押出ワークの支承方法。
[20]前記受け板の配置間隔を1m以下とする前項16〜19のいずれか1項に記載の押出ワークの支承方法。
[21]押出機から押し出されるワークを、複数個の受け板上に摺接しつつ前進させることを特徴とする押出加工方法。
[22]前項21に記載の押出加工方法によって製造された押出加工品。
上記発明[1]に係る押出ワークの支承装置によれば、押出機から押し出されるワークは、ワーク進路に配設された複数個の受け板に支承されるが、各受け板に対して線接触または面接触になるため、自荷重が接触面全体に分散して支承されることになり、集中荷重による下面側の凹みが防止され、寸法精度のよい高品質の押出材が得られる。
上記発明[2]によれば、ワークが受け板に摺接しつつ前進するため、ワークの自荷重が接触面全体に分散して支承されることになり、集中荷重による下面側の凹みが防止され、寸法精度のよい高品質の押出材が得られる。
上記発明[3]によれば、受け板が押出方向と直交する帯状をなすため、ワークを受け板によって確実に支承できる。
上記発明[4]によれば、受け板の上面部がフラット形状をなすため、ワークを受け板によって確実に支承できる。
上記発明[5]によれば、受け板は所定間隔置きに配設されてなるため、ワークを受け板によって確実に支承できる。
上記発明[6]によれば、受け板をワーク進路の少なくとも前半部に配設するため、押し出されるワークは押出機に近い位置ほど高温で硬度が低く変形し易いが、かかるワークの凹み変形を効果的に抑制できる。
上記発明[7]によれば、ワーク進路に受け板と受けローラが配設され、その少なくとも一方が昇降可能であるから、形状及び材質的に変形し易いワークを受け板で支承し、逆に変形しにくいワークを受けローラで支承するように両者を適正に使い分けることができ、この使い分けによって両者の各々の耐久寿命が長くなり、それだけ装置保全に要するコストが低減される。
上記発明[8]によれば、ワーク進路に受け板と受けローラとを交互に配設したため、受け板と受けローラの併用構成では両者の設置比率と配置構成を種々設定できる中でも、各々の支承形態で支承部間の距離を短くでき、それだけ荷重が分散されて凹み変形防止効果が大きくなる。
上記発明[9]によれば、受けローラが一定間隔置きに配設された既設のワーク進路に、その受けローラ間に受け板を設けるようにしたため、既存設備を廃棄せずに利用できるから、設備コストが著しく低減される。
上記発明[10]によれば、上記の押出ワークの支承装置における各受け板の上面部が低摩擦層を含むため、該受け板とワークとの摺接抵抗が小さくなり、これら受け板上を該ワークが滑らかに進行すると共に、摺接によるワーク下面の擦傷が防止される。
上記発明[11]によれば、低摩擦層がワーク材質よりも硬度が低い材料を含むため、受け板との摺接によるワーク下面の擦傷をより確実に防止することができる。
上記発明[12]によれば、低摩擦層が繊維材料を含むため、良好な滑り性及び擦傷防止作用が得られる。
上記発明[13]によれば、該繊維材料が耐熱フェルト又は耐熱不織布を含むため、熱劣化しにくくなることに加え、厚い低摩擦層を形成でき、該低摩擦層の耐久性が向上する。
上記発明[14]によれば、前記低摩擦層が水を含むカーボン層を含むため、より優れた滑り性が得られ、且つ水によってカーボン層の焼損が防止されると共にワークの冷却も促進される。
上記発明[15]に係る押出装置によれば、寸法精度のよい高品質の押出材が得られる。
上記発明[16]に係る押出ワークの支承方法によれば、押出機から押し出されるワークを、複数個の受け板上に摺接しつつ前進させるから、自荷重が各受け板の接触面全体に分散して支承され、集中荷重による下面側の凹みが防止され、寸法精度のよい高品質の押出材が得られる。
上記発明[17]によれば、ワークが軽金属からなるため、材質的に凹みを生じやすいが、凹み変形を確実に防止できる。
上記発明[18]によれば、ワークが1000系のアルミ合金からなるため、材質的に凹みを生じ易いが、凹み変形を確実に防止できる。
上記発明[19]によれば、ワークは支承部と接触する下面側の少なくとも一部が肉厚3mm以下であるため、形態的に凹みを生じ易いが、凹み変形を確実に防止できる。
上記発明[20]によれば、受け板の配置間隔を1m以下とするため、受け板間の撓みによる変形も防止される。
上記発明[21]に係る押出加工方法によれば、寸法精度のよい高品質の押出材が得られる。
上記発明[22]にかかる押出加工品によれば、高い寸法精度と品質が得られるため、種々の用途に好適に適用することができる。
以下、この発明の一実施形態に係る押出ワークの支承装置と支承方法について、図面を参照して具体的に説明する。
図1はアルミ合金の如き軽金属製押出型材を製造するための押出機Pから切断機Cに至る押出材移送部の平面図である。この図1に示すように、押出機Pからの押出方向aに沿うワーク進路R1には、押出ワークの支承装置10として、下流側の長いランナウトテーブルT1と上流側の短いイニシャルテーブルT2とが直列に設置され、また切断機Cに至る切断用送材路R2がワーク進路R1と平行に配設されると共に、ワーク進路R1と切断用送材路R2の間にクーリングテーブルT3が構成され、該クーリングテーブルT3の両側には引張矯正機Dが設置されている。
そして、ランナウトテーブルT1には、押出方向aに直交する帯状をなし、上面部がフラット形状をなす多数本の受け板1…と、押出方向aに直交する軸心周りに遊転する多数本の受けローラ2…とが1本ずつ交互に配置すると共に、両ローラ1,2の対の2対置きにクーリングテーブルT3の移載バー3が突入配置している。また、イニシャルテーブルT2には、押出方向aに直交する軸心周りに遊転する複数本の受けローラ4…が密に配置している。
一方、切断用送材路R2には、その送材方向に直交する軸心周りに遊転する多数本の受けローラ5…が配置すると共に、該受けローラ5の2本置きにクーリングテーブルT3の移載バー3が突入配置している。そして、クーリングテーブルT3は、ワーク進路R1及び切断用送材路R2に突入した両側2本と中央側2本とで4本1列になった移載バー3…の多数列より構成されている。
しかして、図2(A)(B)の拡大側面図に示すように、ランナウトテーブルT1の各受け板1は油圧シリンダS1により、各受けローラ2は油圧シリンダS2により、クーリングテーブルT3の移載バー3は油圧シリンダS3により、それぞれ昇降可能になっている。また、各受け板1の上面部には、低摩擦層6が形成されている。
なお、切断用送材路R2の各受けローラ5も、ランナウトテーブルT1の受けローラ1と同様に油圧シリンダ(図示省略)にて昇降可能になっている。
上記構成において、押出機Pから押し出される高温状態のワークは、まず支承装置10のイニシャルテーブルT2の受けローラ4…に支承されてを前進し、続いてランナウトテーブルT1上を前進するが、該ランナウトテーブルT1ではワークの種類に応じて予め受け板1…と受けローラ2…の一方を支承位置に設定しておく。
すなわち、図2(A)に示すように、押出対象が形態及び材質的に変形を生じ易いワークW1である場合、受け板1…を上昇した支承位置にすると共に、受けローラ4…を下降した退避位置にする。また、図2(B)に示すように、押出対象が変形を生じにくいワークW2である場合、逆に、受け板1…を下降した退避位置にすると共に、受けローラ2…を上昇した支承位置にする。なお、移載バー3…は、ワークW1,W2のいずれの場合でも、その前進が完了するまで下降した退避位置とする。
ここで、変形を生じ易いワークW1としては、材質的には例えばAl、Cu、Mgやこれらの合金等の軽金属や、特に1000系のアルミ合金が挙げられる。形態的には支承部と接触する下面側の少なくとも一部が肉厚3mm以下と薄いものが挙げられる。なおこの肉厚は鉛直方向、水平方向または斜め方向のいずれかから見た場合も含む。一方、変形を生じにくいワークW2としては、丸棒材や厚肉材が挙げられる。
しかして、変形を生じ易いワークW1は、ランナウトテーブルT1において受け板1…で支承することにより、各受け板1に対して線接触または面接触になり、自荷重が接触面全体に分散して支承されるから、受けローラ2…で支承した場合のような集中荷重による下面側の凹みが防止される。また、各受け板1の上面部には低摩擦層6が形成されているから、該受け板1とワークW1との摺接抵抗が小さくなり、もって該ワークW2が滑らかに進行すると共に、該ワークW1の下面の摺接による擦傷が防止される。
なお、ワーク材質がアルミ合金等の金属である場合、一般的に押出始端をプラー(引張装置)で引っ張りながら押し出すため、前進するワーク先端が各受け板1に引っ掛かる懸念はない。
ワークW1,W2は、該押出機Pに装填された原料ビレットの体積分だけ連続的に押し出され、該原料ビレットが尽きて押し出しが終了し、全量(全長)がランナウトテーブルT1上に載り切ったのち、該テーブルT1に突入した移載バー3…を上昇させて支承位置にすると共に、支承位置にあった受け板1…又は受けローラ2…を退避位置へ下降させることにより、クーリングテーブルT3へ移載し、要すれば両側から引張矯正機Dにて引っ張って歪みを矯正し、所要時間放置して冷却させた上で切断用送材路R2の受けローラ5…上へ移され、切断機Cによって所定長さに切断される。なお、クーリングテーブルT3の移載バー3…には、載置したワークW1,W2を側方移動させるための駆動ローラやガイドローラが付設されている。
受け板1の低摩擦層6は、繊維材やカーボンのようにワーク材質よりも硬度が低く滑り性のよい材料により、5〜30mm程度の厚さに形成される。しかして、繊維材のうち、特に耐熱フェルト又は耐熱不織布は、熱劣化しにくいことに加え、厚地のものが容易に得られ、該低摩擦層6の耐久性を向上できるという利点がある。また、カーボンを用いた低摩擦層6としては、水の噴霧等でカーボン層に水を浸潤させることにより、より優れた滑り性が得られ、且つ水によってカーボン層の焼損が防止されると共にワークの冷却も促進されるという利点がある。
この発明に係る押出ワークの支承装置は、上記実施形態の支承装置10におけるランナウトテーブルT1のように受け板1…と受けローラ2…とを併用したものに限らず、複数本の受け板1…のみを配設したものを含めて、ワーク進路R1の少なくとも前半部に受け板1…が配設されておればよい。ワーク進路R1の前半部とは、具体的にはたとえば押出機Pから10mまでの領域である。これは、押出機Pに近い位置ほどワーク温度が高く、それだけ集中荷重による凹み変形を生じ易いことによる。従って、受け板1…と受けローラ2…との併用でも、両者の昇降による使い分けではなく、ワーク進路R1の前半部では受け板1…で支承し、放熱冷却による温度低下で硬度が増す後半部では受けローラ2…で支承する構成としてもよい。
だだし、変形を生じにくいワークW2は概して重量の大きいものが多く、受け板1…では支承した場合の摺接磨耗が激しくなって耐久性が低下するから、昇降機構を含む受けローラ2…との併用でワーク種に応じて使い分けることが推奨される。この使い分け型での受け板1…と受けローラ2…との比率と配置構成は種々設定できるが、前記実施形態のように両者1,2を交互に配設すれば、各々の支承形態で支承部間の距離を短くできるから、それだけ荷重が分散されて凹み変形防止効果が大きくなる。
また、受け板1同士の配設間隔は、受けローラ2…との併用であるか否かに関わらず、ワークの支承部間での撓みによる変形を防止する上で1m以下とすることが望ましい。
なお、前記実施形態の支承装置10ではワーク進路R1の上流側に短いイニシャルテーブルT2を配置しているが、これを省略してランナウトテーブルT1のみとしたり、受け板1…及び受けローラ2…をテーブルとして一体化せずに独立に設けるようにしてもよい。また、前記実施形態では受け板1と受けローラ2を共に昇降可能としているが、変形し易いワークW1と変形しにくいワークW2とで押出高さ(ダイス孔下端位置)が変わる場合や、支承テーブル全体が高さ調整できる場合は、いずれか一方のみを昇降可能とした構成でも両者の使い分けが可能となる。
更に、受け板1…と受けローラ2…とを併用した支承装置10は、ローラーテーブルの如き受けローラ2…のみが一定間隔置きに配設された既設のワーク進路に、その受けローラ2,2間に受け板1を設けるようにしてもよい。この場合、既存設備を廃棄せずに利用できるから、この発明の採用に要する設備コストが著しく低減される。
この発明に係る押出ワークの支承装置及び支承方法は、例示したアルミ合金製の押出型材の製造に限らず、他の軽合金を含む金属材料からなる押出材の製造は無論のこと、合成樹脂や粘土質無機組成物からなるものなど、押出材全般の製造に適用できる。
また受け板1…は、上面部がフラット形状であるものに限定されず、たとえば押出方向に凹んだ半円筒形状等であってもよい。
その他、この発明は、適用する押出機Pの押出機構、支承装置10以降のワーク搬送方式と加工工程等に制約はなく、また受け板1…及び受けローラ2…の昇降機構等の細部構成については実施形態以外に種々設計変更可能である。
この発明の一実施形態に係る押出ワークの支承装置を含む押出材移送部の平面図である。 同支承装置の一部を拡大して示し、(A)図は変形し易いワークの支承状態を示す側面図、(B)図は変形しにくいワークの支承状態を示す側面図である。
符号の説明
1 受け板
2 受けローラ
3 移載バー
4 受けローラ
6 低摩擦層
10 支承装置
a 押出方向
P 押出機
R1 ワーク進路
S1〜S3 油圧シリンダ
T1 ランナウトテーブル(支承装置)
T2 イニシャルテーブル(支承装置)
W1 変形し易いワーク
W2 変形しにくいワーク

Claims (22)

  1. 押出機から押し出されるワークの進路に、複数個の受け板が配設されてなる押出ワークの支承装置。
  2. 前記ワークが前記受け板上を摺接しつつ前進するように構成されてなる請求項1記載の押出ワークの支承装置。
  3. 前記受け板が押出方向と直交する帯状をなす請求項1又は2に記載の押出ワークの支承装置。
  4. 前記受け板の上面部がフラット形状をなす請求項1〜3のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
  5. 前記受け板は所定間隔置きに配設されてなる請求項1〜4のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
  6. 前記受け板がワーク進路の少なくとも前半部に配設されてなる請求項1〜5のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
  7. ワーク進路に、前記受け板と、押出方向に直交する軸心の複数本の受けローラとが配設されると共に、これら受け板と受けローラとの少なくとも一方が昇降可能に構成されてなる請求項1〜6のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
  8. ワーク進路に前記受け板と受けローラとが交互に配設されてなる請求項7記載の押出ワークの支承装置。
  9. 前記受けローラが一定間隔置きに配設された既設のワーク進路において、その受けローラ間に前記受け板が設けられてなる請求項7又は8に記載の押出ワークの支承装置。
  10. 各受け板の上面部が低摩擦層を含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置。
  11. 前記低摩擦層がワーク材質よりも硬度が低い材料を含む請求項10記載の押出ワークの支承装置。
  12. 前記低摩擦層が繊維材料を含む請求項10又は11に記載の押出ワークの支承装置。
  13. 前記繊維材料が耐熱フェルト又は耐熱不織布を含む請求項12記載の押出ワークの支承装置。
  14. 前記低摩擦層が水を含むカーボン層を含む請求項10記載の押出ワークの支承装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の押出ワークの支承装置を備えた押出装置。
  16. 押出機から押し出されるワークを、複数個の受け板に摺接しつつ前進させることを特徴とする押出ワークの支承方法。
  17. ワークが軽金属からなる請求項16記載の押出ワークの支承方法。
  18. ワークが1000系のアルミ合金からなる請求項17記載の押出ワークの支承方法。
  19. ワークは支承部と接触する下面側の少なくとも一部が肉厚3mm以下である請求項17又は18に記載の押出ワークの支承方法。
  20. 前記受け板の配置間隔を1m以下とする請求項16〜19のいずれか1項に記載の押出ワークの支承方法。
  21. 押出機から押し出されるワークを、複数個の受け板上に摺接しつつ前進させることを特徴とする押出加工方法。
  22. 請求項21に記載の押出加工方法によって製造された押出加工品。

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