JP2006230714A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 着用時に、吸収体の多層部と他の部分との剛性差に起因する皺が生じにくく、着用者の身体形状に対するフィット性及び防漏性に優れた吸収性物品を提供すること。
【解決手段】 着用時の前後方向と同方向に長い吸収体4を具備する吸収性物品1において、吸収体4は、長手方向に一部に、他の部分より層数が多い多層部Mを有しており、吸収体4を、多層部Mの後端位置Maにおいて幅方向に横切る仮想直線X−Xを想定したときに、吸収体4の両側部それぞれに、仮想直線X−Xの前後に亘り且つ該仮想直線X−Xから後方に15mm以上延びる溝7A,7Bが形成されており、吸収性物品1を前方から後方に向かって見たときに、吸収体4の両側部に形成された溝7の本数が、仮想直線X−Xと、該仮想直線X−Xから15mm後方の位置との間で増加していない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品において、吸収量増加やフィット性改善等による防漏性の向上のため、吸収体の中央部(股下部)を、他の部分よりも厚くしたり、肌当接面側に突出させることが知られている。
例えば、特許文献1には、下部吸収材と、前端部域から中央部域の幅方向両端部を内方へ折込み、この折込み部を該下部吸収材の幅よりも狭く形成した上部吸収材とから形成される吸収体を具備し、幅方向中央部域を厚層に且つ後端部域を薄層に形成した生理用ナプキンが提案されている。
尚、特許文献1及び2には、吸収性物品の長手方向両側部に溝や線状の模様を形成した吸収性物品が記載されている。
実開昭58−13228号公報 特開2004−181084号公報 特開2004−181107号公報
特許文献1に開示されているような、従来のナプキンはその肌当接面側に、ナプキンの着用時において、前記中央部と、厚層には形成されていない部分との境界部分に、吸収体の剛性差に起因する皺が入りやすく、このため、該境界部分及びその近傍に位置するナプキンの肌当接面と、着用者の肌との間に隙間が形成されやすく、該隙間に経血等の排泄物が滞留し、滞留した排泄物が、就寝時等において、外部に漏れ出すおそれがある。また、皺や、着用者との間の隙間によって装着感が低下することもある。
従って、本発明の目的は、着用時に、吸収体の多層部又は厚層部と他の部分との剛性差に起因する皺が生じにくく、着用者の身体形状に対するフィット性及び防漏性に優れた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、着用時の前後方向と同方向に長い吸収体を具備する吸収性物品において、前記吸収体は、長手方向の一部に、他の部分より層数が多い多層部又は他の部分よりも厚い厚層部を有しており、前記吸収体を、前記多層部又は前記厚層部の後端位置において幅方向に横切る仮想直線を想定したときに、前記吸収体の両側部それぞれに、前記仮想直線の前後に亘り且つ該仮想直線から後方に15mm以上延びる溝が形成されており、前記吸収性物品を前方から後方に向かって見たときに、該吸収体の両側部に形成された溝の本数が、前記仮想直線と、該仮想直線から15mm後方の位置との間で増加していないことを特徴とする吸収性物品を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、着用時に、吸収体の多層部又は厚層部と他の部分との剛性差に起因する皺が生じにくく、着用者の身体形状に対するフィット性及び防漏性に優れている。
以下に、本発明について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の生理用ナプキン1は、図1〜図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3、及びこれら両シート2,3間に介在された液保持性の吸収体4を具備する。また、このナプキン1の肌当接面側の吸収性物品(ナプキン)長手方向の両側部には、その長手方向の略全長に亘って一対のサイドシート5,5が、それぞれ該吸収体4の長手方向に沿って配されている。本明細書において、「肌当接面側」とは、各部材の両側(面)のうち、着用時に着用者の肌側に向けて配される側(面)である。また、以下、「非肌当接面側」という語句を使用することがあるが、これは、各部材の両側(面)のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けて配される側(面)である。
生理用ナプキン1は、着用時に着用者の排泄部に対向する排泄部対向部Aと、該排泄部対向部Aの前後に延在する前方部B及び後方部Cとを有する。生理用ナプキン1の着用時には、前方部Bが着用者の前(腹)側に、後方部Cが着用者の後(背)側にそれぞれ配される。
表面シート2は、図1及び図2に示すように、吸収体4の肌当接面側の全域を被覆している。裏面シート3は、吸収体4の非肌当接面側の全域を被覆し、該吸収体4のナプキン幅方向両側縁それぞれから外方に延出した部分を有し、その延出部分が、サイドシート5と共に、ナプキン1の幅方向両側部それぞれにサイドフラップ6を形成している。サイドフラップ6は、排泄部対向部A及び後方部Cのそれぞれにおいて大きく外方に延出し、一対のウイング部61,61及び一対の後部フラップ62,62を形成している。後部フラップ62は、着用時にショーツ等の着衣の内面(肌対向面)上に配される。
裏面シート3の幅方向中央部及び一対の該ウイング部61,61の非肌当接面側には、それぞれ粘着剤が塗布されて、ナプキン1をショーツ等に固定するための固定部(図示せず)が形成されている。
本実施形態のナプキン1における吸収体4は、図1に示すように、着用時の前後方向と同方向に長い形状を有しており、その長手方向の一部に、他の部分より層数が多い多層部Mを有している。図1中の点線の斜線部が、多層部Mである。多層部Mは、吸収体4の幅方向においても、吸収体の一部(具体的には、中央部)に形成されている。
吸収体4は、図1及び図2に示すように、前方部Bから後方部Cに亘って配された主吸収体41と、排泄部対向部A付近のみに配された補助吸収体42とから構成されている。
主吸収体41は、図2に示すように、下部吸収体411と、該下部吸収体411の肌当接面側に配された上部吸収体412とから構成されている。下部吸収体411及び上部吸収体412は、何れも、実質的に縦長の矩形状の平面視形状をなしている。
補助吸収体42は、図1及び図2に示すように、主吸収体41より小型の吸収体で、縦長に形成されており、排泄部対向部Aにおける下部吸収体411と上部吸収体412との間に配されている。
主吸収体41の一部に補助吸収体42を配することで、吸収体4の一部の吸収容量を容易且つ効率的に増大させることができる。
また、補助吸収体42が、下部吸収体411と上部吸収体412との間に挟まれていると、補助吸収体42が介在している部分とそれより外側の部分との境目付近に段差が大きくならず、厚み方向における重心が略中心付近となるため、ヨレが生じにくくなる。
補助吸収体42は、図2に示すように、一枚の吸収性シートを折り畳んで形成されている。具体的には、平面視長方形ないし正方形状の吸収性シートにおける、ナプキンの長手方向と一致する方向の両側部を、裏面シート3側に折り返し、その折り返した部分の端縁同士を吸収性シートの幅方向中央部で重ね合わせてある。
この吸収体4においては、下部吸収体411と上部吸収体412との間に補助吸収体42が介在していない部位が2層構造となっているのに対して、下部吸収体411と上部吸収体412との間に補助吸収体42が介在する部位が4層構造となっており、補助吸収体42が介在する該部位が、多層部Mとなっている。尚、下部吸収体411と上部吸収体412とは、補助吸収体42が介在していない部位において互いに接合されていてもいなくても良く、補助吸収体42が介在する部位(多層部)においても、下部吸収体411と補助吸収体42との間及び上部吸収体412と補助吸収体42との間はそれぞれ接合されていてもされていなくても良い。
本実施形態における吸収体4においては、その長手方向の両側部それぞれに、図1及び図2に示すように、概ねナプキン1の長手方向に延びるように溝7が形成されている。長手方向の左右それぞれに概ね長手方向に延びるように形成された各溝7は、それらの前後端部において、略円弧状に形成された連結部7C,7Dを介して連結されている。連結部7C,7Dのように、概ねナプキン1の幅方向に延びる部分は、溝7や後述する溝7A,7Bの一部に含めない。概ね吸収性物品の長手方向に延びる部分と概ね吸収性物品の幅方向に延びる部分との境界は、ナプキン(吸収性物品)1の長手方向中央線CL又はその平行線に対して、接線のなす角度θが60度となる部分S(図1参照、溝外部線と内部線中間位置で接線を計測)である。各溝7は、吸収体4における外層部M以外の部分に形成されている。より具体的には、溝7は、吸収体4の外層部Mを挟んでその両外側に形成されている。
吸収体4の両側部それぞれに形成された溝7は、図1及び図2に示すように、吸収体4を、多層部Mの後端位置Maにおいて幅方向に横切る仮想直線X−Xを想定したとき、それぞれ、該仮想直線X−Xの前後に亘っている。即ち、各溝7は、仮想直線X−Xを、吸収体4の前後方向に横切っている。
本実施形態における各溝7は、仮想直線X−Xを横切る箇所においては、図1及び図2に示すように、2本の溝7A,7Bとなっている。そして、それらの溝7A,7Bは、それぞれ、該仮想直線X−Xから後方に15mm以上延びている。即ち、本実施形態においては、仮想直線X−Xの前後に亘り且つ該仮想直線X−Xから後方に15mm以上延びる溝が、吸収体の両側部それぞれに、それぞれ、概ねナプキン(吸収性物品)の長手方向に延びるように複数本形成されている。尚、図1中のY―Y線は、仮想直線X−Xから15mm離間した位置に想定した第2の仮想直線である。
溝7A,7Bは、多層部Mとその他の部分(特に多層部の後方に位置する部分)との剛性差に起因する皺を防止する観点から、仮想直線X−Xから後方に15〜150mm延びていることがより好ましい。同様の観点から、溝7A,7Bは、仮想直線X−Xから前方に延びる長さL1(図3参照)が、少なくとも5mmであることが好ましく、1〜10mmであることがより好ましい。
また、本ナプキン1においては、ナプキン(吸収性物品)1を前方から後方に向かって見たときに、吸収体4の両側部それぞれに、概ねナプキン1(吸収性物品)の長手方向に沿って形成された溝の本数が、仮想直線X−Xと、該仮想直線X−Xから15mm後方の位置(第2仮想直線Y―Y線の位置)との間(図1中にPで示す領域内)で増加していない。概ねナプキン1(吸収性物品)の長手方向に沿う溝は、その本数が、仮想直線X−Xより後方の全域において増大していないことが好ましい。
本実施形態のナプキン1においては、吸収体4の長手方向に一部に多層部Mを有している。このような構成は、特に高い吸収能力が必要とされる部位の吸収能力(吸収容量)を、全体の装着感を損なうことなく高めたり、あるいは、着用者の液排泄部に対するフィット性を高めたり、多層部Mの形状が安定化することによりヨレを生じにくくすることができる等の利点があるが、その反面、溝7A,7Bが設けられていない場合には、剛性の高い多層部Mと剛性が相対的に小さい他の部位との間の剛性差により、吸収体4が、多層部Mの後端Ma近傍(例えば、図1中にPで示す領域内)に、吸収体4の折れや皺が生じ易かった。
本実施形態のナプキン1によれば、上述した態様で溝7A,7Bを設けることで、吸収体4に多層部Mを設けることによる剛性差、ひいてはナプキン長手方向の剛性差を緩和でき、ナプキンの着用者に対するフィット性や防漏性を向上させることができる。
斯かる効果は、本実施形態のナプキン1のように、仮想直線X−Xの前後に亘り且つ該仮想直線X−Xから後方に15mm以上延びる溝が、吸収体4の両側部それぞれに複数本形成されていると一層奏されるので好ましいが、本発明における溝は、吸収性物品の両側部それぞれに一本のみ形成されたものであっても良い。
また、本実施形態のナプキン1においては、仮想直線X−Xの前後に亘り且つ該仮想直線X−Xから後方に15mm以上延びる溝7A,7Bの内の一方の溝7Aは、図1に示すように、ナプキン(吸収性物品)1の後方に向かうにつれて、ナプキン(吸収性物品)の長手方向中央線CLに近づくように傾斜している。本発明の吸収性物品においては、複数本の溝を有する場合の全部若しくは一部の溝、又は単一本の溝を有する場合の該溝が、このような向きに傾斜していることが、吸収体4に多層部Mを設けることにより生じる剛性差をより一層緩和できることから、好ましい。
尚、傾斜する溝7Aは、仮想直線X−Xと交差する点における接線と、ナプキン(吸収性物品)の長手方向中央線CLとのなす角度θ1(図1参照)が、5〜60度であることが好ましく、15〜45度であることがより好ましい。
本発明の吸収性物品は、多層部Mの後端の位置が、吸収体4の前端から後方に100mmの位置から200mmの位置までの範囲内、特に吸収体4の前端から後方に120mmの位置から170mmの位置までの範囲内にあることが、高い吸収能力及び/又はフィット性を要求される部分に経済的あるいは効率的にそのような性能を付与できる観点、及び本発明の効果がより一層顕著に奏される観点から好ましい。また、同様の観点から、上記ナプキン1のように、装着時に非肌当接面側に折り返されてショーツに固定されるウイング部を有する場合、多層部Mの後端Maの位置が、該ウイング部61の後端位置61aより前方に20mm離間した位置から該後端位置61aより後方に60mm離間した位置までの範囲内、特にウイング部61の後端位置の前方に10mm離間した位置から該後端位置61aより後方に50mm離間した位置までの範囲内にあることが好ましい。
本発明の吸収性物品においては、吸収体4の全長(ナプキン長手方向の長さ)が170〜370mmの範囲にあることが好ましく、また、吸収体の幅(ナプキン幅方向の長さ)が60〜90mmの範囲にあることが好ましい。また、多層部Mは、その全長(ナプキン長手方向の長さ)が70〜200mm、幅(ナプキン幅方向の長さ)が30〜50mmの範囲にあることが好ましい。吸収体4と多層部Mとの全長比は、(吸収体全長):(多層部全長)=1:0.18〜1:0.54の範囲にあることが好ましく、また、吸収体4と多層部Mとの幅比は、(吸収体全幅):(多層部前幅)=1:0.3〜1:0.84の範囲にあることが好ましい。
吸収体4は、多層部Mにおける坪量が100〜500g/m2であることが好ましく、多層部M以外の部分における坪量が80〜240g/m2であることが好ましく、両者の坪量比(多層部M/多層部以外の部分)が1.1〜6.3、特に1.5〜3であることが好ましい。また、多層部Mにおける厚みが0.5mm〜5mmであることが好ましく、多層部M以外の部分における厚みが0.5mm〜3mmであることが好ましい。また、吸収体4は、多層部Mにおける剛性が30〜50cNであることが好ましく、多層部Mの後端位置Ma(X−X部分ともいう)における剛性が15〜40cNであることが好ましく、両者の剛性比(多層部M/X−X部分)が1.0〜1.5、好ましくは1.0〜1.4、特に1.1〜1.3であることが好ましい。両者の剛性差(多層部Mの剛性とX-X部分の剛性との差)は、10cN以下が好ましく、特に8cN以下であることが好ましい。また、X−X部分と、それより15mmの後方の位置(以下、Y-Y部分ともいう)とで、剛性に差がないことが、吸収体における皺防止をより一層高め、ヨレを防ぐ観点から好ましく、剛性の差は、3cN以下が好ましく、2cN以下であることがより好ましい。
ここでいう剛性は、以下のようにして測定される。
JIS L1096(一般織物試験方法)に規定された剛軟性測定法に適合した大栄科学精器製作所製ハンドロメーター試験機を使用し、スロット間30mmに調整した試料台上に、試験片を、該試験片の測定部位〔吸収体の多層部Mの中央位置(図1のZ-Z線の位置、以下Z−Z部分ともいう)、X-X部分又はY−Y部分〕がスロット間の中心にくるように且つ該試験片の吸収体長さ方向がスロットに直交する方向と一致するようにして、水平に配置し(試料台に固定しない)、試料台表面から8mm下方の位置(最下位置)まで下降するように調整したブレードを、試験片の上方から、一定速度200mm/minで下降させ、該試験片を長さ方向前後に押圧した時の指示計(荷重計)の示す最高値(cN)を読み取る。測定は5回行い、その平均値を算出して剛性値とした。
尚、試験片は、吸収性物品から吸収体を破損しないように取り出し、幅75mm、長さ270mmの長手方向両端部が半円形状のサンプルを得、これを試験片とした。この場合、なるべく吸収体以外の材料を排除することが好ましいが、吸収体を破損させないために、表面シート・裏面シートの一部または表面シートと裏面シートの接合用の接着剤が一部付着した状態であっても良い。なお、試験片の幅が異なる場合は、剛性値を75mm幅に換算し調整する。また、長さは50mm(スロット間30mm+両端各10mm)以上あれば測定可能である(換算の必要はない)。
また、吸収体の厚みは、剛性測定用のサンプルと同様、破損しないように取り出した吸収体を使用するが、表面シート、裏面シートや接着剤等の吸収体以外の材料を含まない部分で測定する。
尚、厚みの測定は、尾崎製作所(株)製の厚み計である「PEACOCK UPRIGHT DIAL GUAGE No.207」を使用し、2.5g/cm2荷重下で測定する。測定は5個のサンプルについて測定した平均値を厚みとした。
尚、上述した実施形態における溝7Aや7Bは、周面に、それらの溝に対応する形状の凸条部を有するエンボスロールとエンボスロールの周面に対向配置された受けロールとを具備する熱エンボス装置の前記両ロール間に、吸収体4及び表面シート2の積層体を挿通し、表面シート2側をエンボスロール側にして、これらを一体的に加熱及び加圧して形成されている。溝7A,7Bの形成方法としては、ヒートエンボス以外に、超音波エンボス、高周波エンボス等によって形成することもできる。
本実施形態のナプキン1の各部を構成する材料としては、当該技術分野において通常用いられているものを特に制限無く用いることができる。
例えば、前記表面シート2としては、親水性且つ液透過性の不織布や、開孔フィルムを用いることができる。前記裏面シート3としては、液不透過性の材料や撥水性の材料を用いることができる。液不透過性の材料としては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができ、撥水性の材料としては、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド等からなる多層構造の複合不織布、スパンボンド不織布、ヒートボンド不織布、エアスルー不織布等を用いることができる。前記サイドシート5としては、前記裏面シート3と同様のものを用いることができる。
前記主吸収体41としては、パルプ繊維等からなる繊維集合体、又は繊維集合体と吸水性ポリマーとからなるもの(吸水性ポリマーと繊維材料との混合積繊物)等を用いることができる。吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。主吸収体41を構成する繊維としては、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維等を用いることできる。吸水性ポリマー及び繊維は、それぞれ一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
前記補助吸収体42(前記吸収性シート)としては、前記主吸収体41と同様のものや、2枚の不織布や紙の間に吸収性ポリマーやパルプを担持した吸収性シート、特開平8−246395号公報記載の吸収性シート等を用いることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、補助吸収体42が、下部吸収体411と上部吸収体412との間に配されて多層部Mが形成されていたが、下部吸収体411の非肌当接面側(下部吸収体411と裏面シート3との間)や、上部吸収体412の肌当接面側(上部吸収体412と表面シート2との間)に補助吸収体42を配して多層部Mを形成することもできる。
また、本発明における吸収体は、長手方向の一部に、他の部分より厚みが厚い厚層部を有するものであっても良い。
例えば、多層部とせずに吸収体全体を単層とし、上述した実施形態における多層部Mに対応する位置を、パルプや吸収ポリマーの配合量を多くして厚層部として形成してもよい。吸収体が厚層部を有する場合においても、上述したナプキン1と同様の溝7,7を形成することで、多層部を有する場合と同様の作用効果が奏される。厚層部を形成した場合の溝7,7の配置態様は、好ましい配置態様を含めて、多層部を形成した場合と同様である。
また、上述した実施形態では、多層部M以外の部分が、下部吸収体411と上部吸収体412とからなる2層構造とされていたが、単層構造としてもよい。また、多層部Mを4層構造とするのに代えて、2層又は3層あるいは5層以上の積層構造とすることもできる。多層部Mとそれ以外の部分との層数の差は、2層とするのに代えて、1層あるいは3層以上とすることもできる。溝は、吸収体及び表面シートを一体的に圧縮して形成したものに代えて、吸収体のみを圧縮して形成したものであっても良い。
また、サイドシート5を省略して表面シート2のみにより肌当接面を形成することもできる。また、サイドシート5は、それ自体に伸縮可能な材料を使用したり、その内側縁部51付近に糸状・帯状の弾性材(例えば糸ゴムや平ゴム)を配置し、該弾性材を内側縁部51で折り返したサイドシート5で挟み込んだりして、ポケットを形成(開口)し易くしても良い。また、上述した実施形態はウイング部61を有していたが、ウイング部を有しないものであってもよい。
また、本発明の吸収性物品は、上述した生理用ナプキン以外に、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等であっても良い。
(吸収体の作成)
下部吸収体と上部吸収体とを、両者間に補助吸収体を挟んで積層し、長手方向の一部に多層部Mを有する吸収体を作成した。吸収体は、同一構成のものを多数作成した。
下部吸収体、上部吸収体及び補助吸収体としては、それぞれ以下のものを用いた。
下部吸収体:パルプ繊維に吸水性ポリマーを分散状態に固定させたシート(花王(株)製「ロリエスーパースリムガード」に使用の吸収性シート)を使用した。この時、吸収性シートの坪量は80g/m2、幅75mm、長さ270mm
上部吸収体:パルプ繊維に吸水性ポリマーを分散状態に固定させたシート(花王(株)製「ロリエスーパースリムガード」に使用の吸収性シート)を使用した。この時、吸収性シートの坪量は80g/m2、幅75mm、長さ270mm
補助吸収体:パルプ繊維に吸水性ポリマーを分散状態に固定させたシート(花王(株)製「ロリエスーパースリムガード」に使用の吸収性シート)を使用した。この時、吸収性シートの坪量は100g/m2、幅70mmを35mmになるよう、幅方向中央部で重ね合うように折り返した。長さ90mm
(実施例1)
製造した吸収体の長手方向の両側部に、ヒートエンボス加工により、図3に示すような形状及び寸法の溝71を形成して、溝付き吸収体サンプルを得た。表1に、形成した各溝について、多層部M後端を通る仮想直線X−Xより前方に延びる長さL1、仮想直線X−Xより後方に延びる長さL2、吸収体4幅方向(図3中W方向)における、多層部Mとの離間距離W1、吸収体の長手方向中央線又はそれと平行な直線に対する溝の傾斜角度θ1を記載した。表1に、吸収体の多層部M及びそれ以外の部分の厚み(2.5g/cm2荷重下)も併せて示した。
得られた溝付き吸収体サンプルを用いて、吸収体の溝以外は、図1に示す形態の生理用ナプキンと略同様の形態を有する生理用ナプキンを作製した。
ナプキンの外形は、全長を300mm、前方ウイング全幅を160mm、ナプキンの先端部から前方ウイング部の中心までの長さを115mmとした。
液透過性シート:エアスルー不織布(花王(株)製「ロリエスーパースリムガード」に使用の開孔シート)を使用した。
液不透過性シート:厚み25μmのポリエチレンフィルムを使用した。
側部シート:18g/m2のポリプロピレン製SMS不織布を使用した。
ナプキン:溝付き吸収体サンプルを、上記液透過性シートと上記液不透過性シートとの間の所定位置に配し、さらに上記側部シートを液透過性シートの両側部を覆うように配し、液不透過性シートの外緑部に沿うように液透過性シート及び側部シートと液不透過性シートとをヒートシールによって接合するとともに、液透過性シートと側部シートとをヒートシールによって接合した。
(実施例2〜6,比較例1,2)
形成する溝の形状や寸法、傾斜角度を、表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、溝付き吸収体サンプルを得た。それらの吸収体サンプルを用いる以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを製造した。図4(a)は、実施例5の溝を示す概略図であり、図4(b)は、実施例6の溝を示す概略図であり、図4(c)は、実施例4の溝を示す概略図である。
(実施例7)
吸収体の両側部それぞれの溝の本数を2本にする以外は、実施例1と同様にして、溝付き吸収体サンプルを得た。W1の値は、1本は5mmとし、もう一本は9.5mmとした。そして、その吸収体サンプルを用いる以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを製造した。
(比較例3)
吸収体に、図4(d)に示すような、溝72を形成する以外は、実施例1と同様にして、溝付き吸収体サンプルを得た。そして、その吸収体サンプルを用いる以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを製造した。
(比較例4)
吸収体に溝を形成しない以外は、実施例1と同様にして吸収体サンプルを製造し、その吸収体サンプルを用いる以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを製造した。
(評価)
得られた各吸収体サンプルについて、ハンドロメータを用いて剛性を測定した。
剛性は、各吸収体サンプルについて、多層部Mの長手方向中央位置(Z−Z部分)、多層部の後端位置Ma(X−X部分)及び後端位置Maより更に15mm後方の位置(Y−Y部分)の3カ所における剛性を測定した。具体的には、Z−Z部分、X−X部分又はY−Y部分を、スロット間の中心にくるように且つ吸収体長さ方向がスロットに直交する方向と一致するようにして、上述した方法により測定した。各吸収体サンプルは、それぞれ15個以上作成し、各部の剛性値は、5個のサンプルについて同様に測定した平均値を表2に記載した。
表2に示す結果から判るように、多層部Mの剛性値40cN(Z−Z部分)であるのに対し、多層部Mの後端位置Maにおいて吸収体4を幅方向に横切る仮想直線X−Xを想定したときに、仮想直線X−Xの前後に亘り且つ該仮想直線X−Xから後方に15mm以上延びる溝を形成することにより、多層部Mとその後方との間の剛性差を緩和できることが判る。更に、実施例4,5のように、後方に向かうに従って長手方向中央線CLに近づくように傾斜した溝を形成するか、あるいは、実施例7のように、吸収体の両側部それぞれに複数本の溝を形成することにより、そのような効果が一層奏されることが判る。
実施例及び比較例で製造した生理用ナプキンについて、ナプキン装着用の樹脂製の透明なモデルを用いて該ナプキンを擬似的に装着し、その装着状態を目視により観察して、身体形状に対するフィット性及び液流れ性を評価した。
〔装着状態(フィット性)の評価〕
得られたナプキンについて、ナプキン装着用のアクリル樹脂製の透明なモデルを用いて該ナプキンを生理用ショーツ(製品名:ロリエアクティブガード(コットンフィール)、Lサイズ)を用いて擬似的に装着し、股間部に対するナプキンの形状を透明なモデルの上部から目視により観察し、ナプキン中央部(多層部M)及び多層部Mの後端位置Ma付近のフィット性を評価した。評価は、○:皺が見られない,△:深さ2mm以下の皺あり,×:深さ2mmを超える皺あり,とした。
その結果を表2に示した。実施例1〜7のナプキンは透明なモデルの股間部になだらかに沿った形状であり、装着時の形状安定性に優れ、中央部(多層部M)及び多層部Mの後端位置Ma付近の両方における身体へのフィット性が良好であった。これに対し、比較例1〜4のナプキンは、多層部Mの後端位置Ma付近に皺が大きく入った。このため、透明なモデルへのフィット性に劣り、装着形状が悪かった。
〔液流れ性の評価〕
得られたナプキンについて、ナプキン装着用のアクリル樹脂製の女性が立っている状態の腰部部分を再現した透明なモデルを用いて該ナプキンを生理用ショーツ(製品名:ロリエアクティブガード(コットンフィール)、Lサイズ)を用いて擬似的に装着し、評価台に寝た姿勢(生理用ショーツの側部接合線の角度と評価台とが約25°の傾き)に置いて股間部から馬脱繊維血液を10g注入させた時の注入部からの液流れ性を観察した。液流れ評価の判断基準は、◎:滞留しない、○:若干液が滞留する、△:液が滞留し拡散する(皺に沿って拡散)、×:液が滞留/拡散し、吸収体側方を超えて流れでる(後部フラップ62に液が達する)、とした。
結果を表2に示した。実施例1〜7のナプキンは中央部(多層部M)及び多層部Mの後端位置Ma付近の両方における身体へのフィット性が良好であるため、液流れ性も良好であった。これに対し、比較例1〜4のナプキンは、多層部Mの後端位置Ma付近に皺が大きく入り、この皺内に液が滞留し、滞留後、後部に流れでる結果であった。
本発明の一実施形態としての生理用ナプキンを表面シート側から見た状態を示す平面図である。 図1のX−X線に沿う断面を模式的に示す横断面図である。 実施例及び比較例における溝の説明図で吸収体の平面図である。 実施例及び比較例における溝の説明図で吸収体の平面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 主吸収体
411 下部吸収体
412 上部吸収体
42 補助吸収体
5 サイドシート
A 排泄部対向部
B 前方部
C 後方部
M 多層部

Claims (5)

  1. 着用時の前後方向と同方向に長い吸収体を具備する吸収性物品において、
    前記吸収体は、長手方向の一部に、他の部分より層数が多い多層部又は他の部分よりも厚い厚層部を有しており、
    前記吸収体を、前記多層部又は前記厚層部の後端位置において幅方向に横切る仮想直線を想定したときに、
    前記吸収体の両側部それぞれに、前記仮想直線の前後に亘り且つ該仮想直線から後方に15mm以上延びる溝が形成されており、前記吸収性物品を前方から後方に向かって見たときに、該吸収体の両側部に形成された溝の本数が、前記仮想直線と、該仮想直線から15mm後方の位置との間で増加していないことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記仮想直線の前後に亘り且つ該仮想直線から後方に15mm以上延びる前記溝が、前記吸収体の両側部それぞれに複数本形成されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記仮想直線の前後に亘り且つ該仮想直線から後方に15mm以上延びる前記溝は、前記吸収体の両側部それぞれにおける少なくとも1本が、吸収性物品の後方に向かうにつれて、吸収性物品の長手方向中央線に近づくように傾斜している請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記多層部又は前記厚層部の後端位置が、前記吸収体の前端から後方に100mmの位置から200mmの位置までの範囲内にある請求項1〜3の何れか記載の吸収性物品。
  5. 装着時に非肌当接面側に折り返されてショーツに固定されるウイング部を有し、前記多層部又は前記厚層部の後端位置が、該ウイング部の後端位置より前方に20mm離間した位置から、該ウイング部の後端位置より後方に60mm離間した位置までの範囲内にある請求項1〜4の何れか記載の吸収性物品。

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