JP2006227601A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、プリンタ等の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、現像装置内に形成されていると共に、静電潜像を形成する像担持体と、当該像担持体と対向して配置されると共に、電圧供給部より転写電圧を印加される転写ローラと、記録媒体を搬送すると共に、一定の電気抵抗を有する部材によって形成された転写ベルトと、当該転写ベルトを駆動する転写装置駆動手段と、前記転写ベルトによって搬送されてきた前記記録媒体に現像剤を定着させる定着装置によって構成されている。画像形成装置が外部より画像情報を受信したとき、画像形成装置は像担持体の表面を帯電させ、露光器によって前記画像情報に基づく静電潜像を前記像担持体の表面に形成し、カートリッジ内に充填されているトナー等の現像剤を現像装置内に形成された像担持体に供給することによって前記静電潜像が形成された像担持体に前記静電潜像に基づく現像剤によって形成された像を形成し、当該現像剤によって形成された像を像担持体及び転写ローラを用いて記録媒体に転写し、定着装置によって転写された現像剤を定着させることによって記録媒体上に画像を形成することとしている。
このような画像形成装置では像担持体上に現像剤によって形成された像を形成する際に消費される現像剤の消費量を計測することにより、カートリッジ内部の現像剤の残量を算出することが行われており、このような技術としては特許文献1が開示されている。
具体的にこの特許文献1は、露光器に入力される画像情報を構成する画素数をカウントし、予め1画素数印刷するために消費される現像剤の量を設定し、1画素数当たりの単位現像剤消費量と画像情報を構成する画素数の比例関係を用いて現像剤消費量を算出した上で、現像剤消費量を累積的に記録し、未使用のカートリッジ内に封入された現像剤の量と、前述した方法によって累積的に記録された消費量との差分をカートリッジ内の現像剤の残量としている。
しかしながら、長期にわたる使用に伴う像担持体表面の電気的特性の劣化や、像担持体表面の露光部と非露光部との境界付近における電位分布が急峻ではなくある程度なだらかであることから、現像の際に本来画像を形成しない部分にも微量の現像剤が付着するカブリといわれる現象が発生したり、逆に画像を形成すべき部分に現像剤が付着しなかったという現象が生じることがある。このような現象が発生すると、1画素数当たりの単位現像剤消費量と画像情報を構成する画素数の比例関係が成立しなくなり、露光器に入力された画像情報に基づいて算出した累積的な現像剤消費量と、実際の現像剤の消費量とに誤差が生じてしまう。そしてこのような現象が度々生じることで、画像形成装置が算出した現像剤消費量と実際の現像剤消費量との誤差が拡大してしまうという問題があった。
そこで、本発明はこの様な実情に鑑みてなされたものであり、画像形成装置が算出した現像剤消費量と実際の現像剤使用量との誤差を少なくし、正確な現像剤の残量を算出することを目的とする。
そこで、上記課題を解決する為に、本発明に係る画像形成装置は、入力された画像情報を二値画像情報に変換し、当該二値画像情報に基づいて感光体を露光して記録媒体上に現像剤画像を形成する画像形成装置であって、前記二値画像情報を構成する画素のうち露光される画素数を計数する露光画素数計数手段と、所定の印刷条件を検出する印刷条件検出手段と、前記印刷条件に応じて予め算出された現像剤消費率に基づく補正情報を記憶する補正情報記憶手段と、前記露光画素数計数手段によって計算された前記画素数、前記印刷条件検出手段によって検出された印刷条件、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された前記補正情報に基づいて、消費された現像剤量を算出する現像剤量算出手段とを備える。
この構成によれば、入力された画像情報を二値画像情報の画素数を算出し、当該画素数、印刷条件、及び予め算出された補正情報に基づいて消費された現像剤の量を現像剤量算出手段によって算出することで、画像形成装置が算出する現像剤消費量と実際の現像剤消費量の誤差を少なくすることができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、入力された画像情報に基づいて感光体を露光して記録媒体上に現像剤画像を形成する画像形成装置であって、前記感光体に潜像を形成する露光部と、前記感光体に形成された前記潜像に付着し、現像剤画像を形成する現像剤が収容される現像剤収容体と、前記露光部により前記感光体に露光される画素数を計数する露光画素数計数手段と、露光される画素の密度を検出する印刷条件検出手段と、前記画素の密度に対応する補正情報を記憶している補正情報記憶手段と、前記露光画素数計数手段によって計算された前記画素数、前記印刷条件検出手段によって検出された印刷条件、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された補正情報に基づいて、消費された現像剤量を算出する現像剤算出手段と、を備える。
この構成によれば、入力された画像情報に基づいて画素数を算出し、当該画素数、印刷条件、及び予め算出された補正情報に基づいて消費された現像剤の量を現像剤量算出手段によって算出することで、画像形成装置が算出する現像剤消費量と実際の現像剤消費量の誤差を少なくすることができる。
上記の様に、入力された画像情報を二値画像情報に変換し、当該二値画像情報及び予め算出された補正情報に基づいて現像剤量を算出することによって、画像形成装置が算出した現像剤消費量と実際の現像剤使用量との誤差を少なくすることができる。
また、入力された画像情報を変換し、変換された画像情報及び予め算出された補正情報に基づいて現像剤量を算出することによって、画像形成装置が算出した現像剤消費量と実際の現像剤使用量との誤差を少なくすることができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は第1の実施の形態として示す画像形成装置の構成を示すブロック図である。又、図2は第1の実施の形態として示す画像形成装置を示す立面図である。第1の実施の形態として示す画像形成装置1は、外部から画像情報を受信する本体制御部2と、当該本体制御部2において受信した画像情報を二値画像情報へ変換する画像制御部3と、ユーザに対して現像剤残量等を表示することでこれらの情報をユーザに通知する表示部4と、現像剤量を記録する現像剤量格納部5と、画像形成装置1によって画像が形成された記録媒体としての用紙20の枚数を積算する印刷条件検出手段としての印刷枚数カウント部6と、二値画像情報の露光される画素数を算出する露光画素数計数手段としての画素数カウント部7と、用紙20上に現像剤を付着させる感光体8と、当該感光体8の表面に露光することによって静電潜像を形成する露光器9と、後述する方法で算出した補正情報を記憶する補正情報記憶手段としての補正テーブル格納部10と、記録媒体上に1単位の画素を形成するために必要な現像剤消費量を記憶する現像剤消費量格納部12と、現像剤消費量を算出する現像剤量算出手段15とを備える。また、現像剤量算出手段15は、印刷枚数カウント部6において積算した用紙20の枚数、及び画素数カウント部7において算出した二値画像情報の露光される画素数に基づいて補正情報を参照する補正部11と、補正部11における補正情報及び現像剤消費量格納部12における1単位の画素を形成するために必要な現像剤消費量に基づき現像剤消費量を算出する現像剤消費量演算部13とによって構成される。さらに画像形成装置1は、現像剤を格納する現像剤収容体であるカートリッジ21を備える。
本体制御部2は、外部から受信した画像情報を画像制御部3に送信し、印刷枚数カウント部6に1枚毎に印刷枚数情報を送信し、表示部4を通じて現像剤消費量演算部13より受信した現像剤消費量、及び現像剤量格納部5に格納された現像剤量に基づいて現像剤残量をユーザに提示する。印刷枚数情報を受信した印刷枚数カウント部6は、自身で累積的な印刷枚数をカウントし、カウントした印刷枚数を補正部11に送信する。
画像制御部3は、本体制御部2から受信した画像情報を二値画像情報に変換し、当該二値画像情報を露光器9及び画素数カウント部7に送信する。当該二値画像情報を受信した露光器9は、受信した二値画像情報に基づき感光体8の表面に潜像画像を形成する。又、当該二値画像情報を受信した画素数カウント部7は、受信した二値画像情報における、露光器9によって露光される画素数を算出し、補正部11に画素数を通知する。
補正部11は、上述した方法で印刷枚数カウント部6より印刷枚数を受信し、画素数カウント部7より画素数を通知される。そしてこのとき補正部11は、これらの情報に基づき補正テーブル格納部10に格納された補正テーブルを参照し、当該を参照したことによって得られた補正情報を現像剤消費量演算部13に送信する。又、当該補正情報を受信した現像剤消費量演算部13は現像剤消費量格納部12に格納された1画素数当たりの単位現像剤消費量を参照し、現像剤消費量を演算し、本体制御部2へ送信する。
この様な画像形成装置1は、図3に示すようなフローチャートに従って現像剤消費量を算出する。本体制御部2が外部装置から画像情報を受信した場合、本体制御部2は、ステップS1においてカートリッジ21が未使用であるかを判断する。カートリッジ21が未使用である場合、ステップS2において本体制御部2は、自身が有する累積現像剤消費量Urを初期値にリセットし、印刷枚数カウント部6に対して累積印刷枚数Srを初期値にリセットする指令を出し、画像制御部3を通じて画素数カウント部7に対して累積画素数カウント値Drを初期値にリセットする指令を出す。また、このとき本体制御部2は画像制御部3に対して用紙20に印刷される画像の画像情報を送信する。また、ステップS1で本体制御部2によってカートリッジ21が未使用でないと判断された場合、本体制御部2は累積現像剤消費量Urをリセットせず、印刷枚数カウント部6及び累積画素数カウント部7に対して累積印刷枚数Sr、及び累積画素数カウント値Drをリセットする指令を出さずに、画像制御部3に対して用紙20に印刷される画像の画像情報を送信する。当該画像情報を受信した画像制御部3は、画像情報を二値画像情報に変換し、当該変換した二値画像情報を露光器9及び画素数カウント部7に送信する。このとき累積現像剤消費量Urとは、新品のカートリッジ21と交換されてから現段階までに消費された現像剤の量を示すものであり、累積印刷枚数Srとは、新品のカートリッジ21と交換されてから現段階までに用紙上に画像を印刷した用紙の枚数を累積的に加算したものであり、累積画素数カウント値Drとは、新品のカートリッジ21と交換されてから現段階までに用紙上に形成された画素数を累積的に加算したものである。
次に、ステップS3において画素数カウント部7は、二値画像情報から画素数Doを算出し、累積画素数カウント値Drにカウントする。また、印刷枚数カウント部6は印刷条件である累積印刷枚数Srを画像情報において要求された用紙の枚数分カウントする。先述した様に、画素数カウント部7は、画像制御部3より画像情報を受信する度に画素数Doを算出し、新品のカートリッジ21の使用開始から印刷された累積画素数Drとして加算する。同様に印刷カウント部6は、画像制御部3より画像情報を受信する度に印刷枚数Soを算出し、新品のカートリッジ21の使用開始から印刷された累積印刷枚数Srとして加算する。
次に、ステップS4において補正部11は、補正テーブル格納部10に格納された補正テーブルから累積印刷枚数Srに基づく補正係数Cを決定する。
以下、補正係数Cの決定方法について詳細な説明をする。図4は補正係数Cと累積印刷枚数Srの関係を示した関係図である。図4は、本発明に係る画像形成装置1を用いて1000枚、2000枚、3000枚、4000枚、5000枚の用紙に画像を形成した時点での累積画素数カウント値Dr、単位現像剤消費量Ta、及び累積現像剤消費量Urを計測し、
C=Ur÷(Ta×Dr)・・・(式1)
にそれぞれを代入してCを求めた結果をプロットしたものである。このとき単位現像剤消費量Taとは、1単位の画素を印刷するために使用される現像剤の消費量を示すものである。
C=Ur÷(Ta×Dr)・・・(式1)
にそれぞれを代入してCを求めた結果をプロットしたものである。このとき単位現像剤消費量Taとは、1単位の画素を印刷するために使用される現像剤の消費量を示すものである。
図4に示すように、実際に累積画素数カウント値Drを印刷するために使用された累積現像剤使用量Urを計測し、印刷枚数と現像剤使用量の関係を測定すると、補正係数Cは単調増加傾向にあった。
すなわち、図4に示すグラフに基づいて作成された表1に示すテーブルを、補正情報として予め補正テーブル格納部10に画像形成装置1の製造段階において格納しておくことによって補正部11は、印刷枚数カウント部6から送信されてきた累積印刷枚数Srに基づき補正値テーブル格納部10に格納されている補正値テーブルを参照し、補正係数Cを決定することができる。
さらに、ステップS5において補正部11は、自身で決定した補正係数Cと、画素数カウント部7から受信した累積画素数カウント値Drを用いて、
Dc=C×Dr・・・(式2)
に従い補正画素数カウント値Dcを決定し、補正画素数カウント値Dcを現像剤消費量演算部13に送信する。このとき、補正画素数カウント値Dcとは、累積画素数カウント値Drを補正係数Cに基づいて補正した累積画素数カウント値である。
Dc=C×Dr・・・(式2)
に従い補正画素数カウント値Dcを決定し、補正画素数カウント値Dcを現像剤消費量演算部13に送信する。このとき、補正画素数カウント値Dcとは、累積画素数カウント値Drを補正係数Cに基づいて補正した累積画素数カウント値である。
この場合において、補正係数Cと累積印刷枚数Srとの関係を近似的な補正式で表せる場合は、表1の様な補正テーブルを用いることなく、補正部11において当該近似的な補正式を用いて画素数カウント値Dcを補正しても良い。
現像剤消費量格納部12には、画像形成装置1の製造段階から予め1画素数当たりの単位現像剤消費量Taが格納されており、ステップS6において現像剤消費量演算部13は現像剤消費量格納部12に格納された単位現像剤消費量Taを参照し、
Ur=Dc×Ta・・・(式3)
に従い累積現像剤消費量Urを決定する。
Ur=Dc×Ta・・・(式3)
に従い累積現像剤消費量Urを決定する。
現像剤消費量演算部13において決定された累積現像剤消費量Urは、本体制御部2に送信される。現像剤量格納部5には初期現像剤量である新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umが格納されており、ステップS7において、累積現像剤消費量Urを受信した本体制御部2は現像剤量格納部5に格納された新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umを参照し、
Ut=Um−Ur・・・(式4)
を決定する。このときカートリッジ21内部に残留した残留現像剤量である現像剤残量Utは、新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umと、現像剤消費量演算部13で演算された累積現像剤消費量Urとの差分からカートリッジ21に残存する現像剤量を残留現像剤量算出部でもある本体制御部2で算出したものである。
Ut=Um−Ur・・・(式4)
を決定する。このときカートリッジ21内部に残留した残留現像剤量である現像剤残量Utは、新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umと、現像剤消費量演算部13で演算された累積現像剤消費量Urとの差分からカートリッジ21に残存する現像剤量を残留現像剤量算出部でもある本体制御部2で算出したものである。
上記式4で算出された現像剤残量Utは、ステップS8において報知手段としての表示部4に表示され、ユーザに通知される。尚、表示部4に表示される値としては、例えば算出された現像剤残量Utの新品のカートリッジに予め封入されている現像剤残量Umに対する比とすることができる。
当該通知をされたユーザ又は画像形成装置1はステップS9において、次回、画像情報が画像形成装置1に送信されてきた場合に画像を形成するために現像剤残量Utは十分であるかの判断をする。画像形成装置1は、現像剤残量Utが十分であると判断した場合、ステップS3に戻り、再度印刷を行う。また、ステップS9において現像剤残量Utが十分でないと判断した場合、表示部4を通じてユーザに対してカートリッジ21を新品のカートリッジと交換することが必要である旨を通知する。
この場合において、現像剤残量Utをユーザに伝える手段である報知手段としては、現像剤残量Utを用紙に印刷するものであっても、画像形成装置1に接続される情報端末に現像剤残量Utを表示するものであっても良い。さらに、現像剤残量Utをユーザに伝える手段としては、例えば算出された現像剤残量Utの新品のカートリッジに予め封入されている現像剤残量Umに対する比を表示部4し、用紙上に印刷し、又は該情報端末に接続される、例えばディスプレイに表示するものであっても良い。
ステップS10において、本体制御部2は、ユーザがカートリッジ21を新品のカートリッジと交換したと判断した場合、ステップS1に戻り、再度印刷を行う。このとき、ステップS1においては、新品のカートリッジであると判断されるため、カートリッジ21が新品のカートリッジと交換される度に、ステップS2において累積現像剤消費量Ur、累積印刷枚数Sr、及び累積画素数カウント値Drは初期値にリセットされる。また、ステップS10においてカートリッジの交換が発生しなかった場合、画像形成装置1は、一連の処理を終了する。ここで、具体的にカートリッジ21が交換されたことを判断する方法としては、図示せぬ現像剤残量センサによってカートリッジ21の残量が所定の閾値よりも少ないと検出された後に、該現像剤残量センサによって検出されたカートリッジ21内部の現像剤の量が、所定の閾値よりも多くなっている場合は、本体制御部2は、ユーザがカートリッジ21を新品のカートリッジと交換したと判断する。
本実施例においては、カブリが要因である誤差を考慮し画素数カウント値Drを補正したが、カブリ以外の要因で現像剤消費量が画像情報に基づく画素数から換算できない場合にも、画素数カウント値Drと単位現像剤消費量Taの関係に補正を施し、現像剤の正確な消費量を算出するものであっても良い。
また、本実施例においては感光体8及び露光器9が1体ずつ備えられている画像形成装置を用いて詳細な説明を行ったが、複数種の現像剤、例えばシアン、マゼンタ、イエローの現像剤を備える画像形成装置では、画素数カウント部7においては、上述した方法でそれぞれの現像剤に応じて画素数のカウントを行い、補正部11においては、上述した方法でそれぞれの現像剤に応じて補正を行い、現像剤消費量演算部13において、上述した方法でそれぞれの現像剤に応じて現像剤消費量Utの演算を行うものであっても良い。
また、現像剤消費量演算部13で演算された累積現像剤消費量Urは本体制御部2へ送信され、現像剤消費量を累積的に本体制御部2に記録され、本体制御部2内で現像剤残量Utを演算させることとしたが、カートリッジ21に、例えばメモリ素子等の記憶手段を備え現像剤消費量演算部13で演算された累積現像剤消費量Urを当該記憶手段に現像剤残量、又は現像剤消費量として記憶させ、本体制御部2が記憶手段を参照することで、表示部4に現像剤残量Utを表示するものであっても良い。
第1の実施の形態にかかる画像形成装置1は、送信された画像情報を二値画像情報に変換し、当該二値画像情報に基づく画素数と印刷枚数の関係から、予め補正テーブル格納部10に格納された補正テーブルを参照し、所定の演算方法を用いて現像剤消費量を補正することによって、画像形成装置1によって算出された現像剤消費量及び現像剤残量の確度を高めることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態について詳細な説明をする。第2の実施の形態に係る画像形成装置は、第1の実施の形態に係る画像形成装置1と画像形成部、すなわち感光体8、露光器9、及びカートリッジ21においては同一の構成を有しているため詳細な説明は省略する。図5は第2の実施の形態として示す画像形成装置の構成を示すブロック図である。第2の実施の形態として示す画像形成装置31は、外部から画像情報を受信する本体制御部32と、当該本体制御部32において受信した画像情報を二値画像情報へ変換する画像制御部33と、ユーザに対して現像剤残量等を表示することでこれらの情報をユーザに通知する表示部34と、現像剤量を記録する現像剤量格納部35と、二値画像情報の露光される画素数を算出する露光画素数計数手段としての画素数カウント部36と、用紙20上に現像剤を付着させる感光体8と、当該感光体8の表面に露光することによって静電潜像を形成する露光器9と、後述する方法で算出した補正情報を記憶する補正情報記憶手段としての補正テーブル格納部37と、現像剤消費量を記憶する現像剤消費量格納部39と、現像剤を格納する現像剤収容体であるカートリッジ21と、現像剤消費量を算出する現像剤量算出手段45とによって構成されている。また、現像剤量算出手段45は、画素数カウント部36において算出した二値画像情報の露光される画素数に基づいて補正情報を参照する補正部38と、補正部38における補正情報及び現像剤消費量格納部39における1単位の画素を形成するために必要な現像剤消費量に基づき現像剤消費量を算出する現像剤消費量演算部40とによって構成される。
本体制御部32は、外部から受信した画像情報を画像形成部33に送信し、画素数カウント部36に印刷ページ毎に印刷終了情報を送信し、補正部38に用紙の規格に基づく印刷可能範囲の画素数情報を送信すると共に現像剤量を記録している現像剤量格納部35を参照した情報、現像剤消費量演算部40より受信した現像剤消費量、並びに現像剤量格納部35に格納された現像剤量に基づいて算出した現像剤残量を、表示部34を通じてユーザに提示する。
画像制御部33は、本体制御部32から受信した画像情報を二値画像情報に変換し、当該二値画像情報を露光器9及び画素数カウント部36に送信する。当該二値画像情報を受信した露光器9は、第1の実施の形態と同様の方法で感光体9の表面に静電潜像を形成する。又、当該二値画像情報を受信した画素数カウント部36は、本体制御部32から印刷終了情報を受信するまで画像制御部33から露光器9に送信される二値画像情報の画素数をカウントすると同時に、印刷ページ毎の1ページ中の画素数カウント値を補正部38に送信する。
補正部38は、画素数カウント部36より画素数を通知されるが、補正部38は、これらの情報に基づき補正テーブル格納部37に格納された補正テーブルを参照し、当該を参照したことによって得られた補正情報を現像剤消費量演算部40に送信する。又、当該補正情報を受信した現像剤消費量演算部40は、補正部38において補正された1ページ内の画素数カウント値と、現像剤消費量格納部39に格納されている1単位の画素を形成するために消費される現像剤の量を参照し、1ページあたりの現像剤消費量を算出する。さらに、現像剤消費量演算部40は、算出した累積現像剤消費量を本体制御部32に送信する。
図6は、第2の実施の形態として示す画像形成装置31の演算のフローを示すフローチャートであり、以下、図6を参照しながら画像形成装置31の動作について詳細な説明をする。
本体制御部32が外部装置から画像情報を受信した場合、ステップS21においてカートリッジ21が未使用であるかを判断する。ここで、本体制御部32がカートリッジ21が未使用であると判断した場合、ステップS22において本体制御部32は、自身の有する累積現像剤消費量Urを初期値にリセットする。一方、ステップS21において本体制御部32が、カートリッジ21が未使用でないと判断した場合、本体制御部2は累積現像剤消費量Urをリセットせずに、画像制御部33に対して用紙20に印刷される画像の画像情報を送信する。当該画像情報を受信した画像制御部33は、画像情報を二値画像情報に変換し、露光器9及び画素数カウント部36に送信する。
次に、ステップS23において画素数カウント部36は、画像制御部33から送信された二値画像情報から画素数Doを算出し、本体制御部32から印刷ページ毎の印刷終了情報を受信するまで各ページ毎の1ページ内累積画素数カウント値Drpをカウントする。本体制御部32から当該ページの印刷終了情報を受信したとき、画素数カウント部36は、当該ページの印刷終了情報受信時の1ページ内累積画素数カウント値Drpを補正部38に送信する。また、これと同時に本体制御部32は、選択された用紙内で印刷可能な領域における総画素数Dmを計数し、選択された用紙内で印刷可能な領域における総画素数Dmを補正部38に送信する。なお、選択された用紙内で印刷可能な領域における総画素数Dmは、印刷時に設定された解像度、及び印刷時に設定された印刷可能な領域の大きさに基づいて決定される。すなわち総画素数Dmは、例えば、印刷時に600dpiの解像度、及びA4サイズの用紙が選択され、その印刷可能な領域が190mm×270mmに設定された場合は、総画素数Dmは、190mm×270mmの領域内に600dpiの解像度を用いて印刷を行った場合の総画素数として計数される。
ステップS24において印刷条件検出手段でもある補正部38は、画素数カウント部36から送信された1ページ内累積画素数カウント値Drp、及び本体制御部32から送信された印刷可能範囲の画素数Dmに基づいて、
Pd=(Drp÷Dm)×100・・・(式5)
を用いて印刷条件である1ページ内の画素数の印刷密度Pdを算出する。
Pd=(Drp÷Dm)×100・・・(式5)
を用いて印刷条件である1ページ内の画素数の印刷密度Pdを算出する。
次に、ステップS25において補正部38は、補正テーブル格納部37に格納された補正テーブルから印刷密度Pdに基づく補正係数Cを決定する。
以下、補正係数Cの決定方法について詳細な説明をする。図7は補正係数Cと印刷密度Pdの関係を示した関係図である。図7は、本発明に係る画像形成装置31を用いて印刷密度0〜1%、1〜10%、11〜30%、31〜60%、61〜80%、81〜100%の画像を形成した時点での1ページ内累積画素数カウント値Drp、1画素数当たりの単位現像剤消費量Ta、及び1ページ内の現像剤消費量Upを計測し、
C=Up÷(Ta×Drp)・・・(式6)
にそれぞれの値を代入してCを求めた結果をプロットしたものである。このとき1ページ内の現像剤消費量Upとは、1ページ内累積画素数カウント値Drpの画素を印刷するために消費された現像剤の消費量を示す。尚、本実施の形態において印刷密度Pdは、小数点以下は四捨五入し印刷密度Pdを整数としたが、補正テーブルの印刷密度Pdは実数であればどの様な数値であっても良い。
C=Up÷(Ta×Drp)・・・(式6)
にそれぞれの値を代入してCを求めた結果をプロットしたものである。このとき1ページ内の現像剤消費量Upとは、1ページ内累積画素数カウント値Drpの画素を印刷するために消費された現像剤の消費量を示す。尚、本実施の形態において印刷密度Pdは、小数点以下は四捨五入し印刷密度Pdを整数としたが、補正テーブルの印刷密度Pdは実数であればどの様な数値であっても良い。
図7に示すように、実際に画素数カウント部36でカウントされた1ページ内累積画素数カウント値Drpと当該ページを印刷するために使用された現像剤消費量Upとを計測し、選択された用紙内で印刷可能な領域における総画素数Dmから印刷密度Pdを算出し、現像剤消費量Upと印刷密度Pdの関係を測定すると、補正係数Cは単調減少傾向にあった。
すなわち、図7に示すグラフに基づいて作成された表2に示すテーブルを、補正情報として予め補正テーブル格納部37に画像形成装置31の製造段階において格納しておくことによって補正部38は、ステップS25において印刷密度Pdに基づき補正値テーブル格納部37に格納されている補正値テーブルを参照し、補正係数Cを決定することができる。
さらに、ステップS26において補正部38は、自身で決定した補正係数Cと、画素数カウント部36から受信した1ページ内累積画素数カウント値Drpを用いて、
Dcp=C×Drp・・・(式7)
に従い1ページ内補正画素数カウント値Dcpを決定し、当該1ページ内補正画素数カウント値Dcpを現像剤消費量演算部40に送信する。このとき、1ページ内補正画素数カウント値Dcpとは、1ページ内累積画素数カウント値Drpを補正係数Cに基づいて補正した1ページ内における累積画素数カウント値である。
Dcp=C×Drp・・・(式7)
に従い1ページ内補正画素数カウント値Dcpを決定し、当該1ページ内補正画素数カウント値Dcpを現像剤消費量演算部40に送信する。このとき、1ページ内補正画素数カウント値Dcpとは、1ページ内累積画素数カウント値Drpを補正係数Cに基づいて補正した1ページ内における累積画素数カウント値である。
この場合において、補正係数Cと1ページ内累積画素数カウント値Drpとの関係を近似的な補正式で表せる場合は、表2の様な補正テーブルを用いることなく、補正部38において当該近似的な補正式を用いて画素数カウント値Dcpを補正しても良い。
現像剤消費量格納部39には、画像形成装置31の製造段階から予め単位現像剤消費量Taが格納されており、ステップS27において現像剤消費量演算部40は現像剤消費量格納部39に格納された単位現像剤消費量Taを参照し、
Up=Dcp×Ta・・・(式8)
に従い現像剤消費量Upを決定する。
Up=Dcp×Ta・・・(式8)
に従い現像剤消費量Upを決定する。
次に、現像剤消費量演算部40は、ステップS28において、カートリッジ21が新品のカートリッジに交換されてから現在までの間に消費された現像剤の量を示す累積現像剤消費量Urを算出する。具体的には、累積現像剤消費量Urは、
Ur=Up+To・・・(式9)
に従って決定される。ここで、既存使用量Toとは、現像剤消費量格納部39に格納された値であり、現像剤の使用量を加算した値である。既存使用量Toは、カートリッジ21が新品のカートリッジに交換された段階においては、値0として現像剤消費量格納部39に格納されている。そして、画像形成装置31は、この値に現像剤消費量Upを順次加算することによって累積現像剤量Urを算出する。この様にして累積現像剤量Urが算出されると、画像形成装置31は、累積現像剤量Urは既存使用量Toして現像剤消費量格納部39に格納され、次に累積現像剤消費量Urを算出する際に使用される。また、このとき現像剤消費量演算部40は、1ページ毎の現像剤消費量Upを算出し、ここで算出された現像剤消費量Upに基づいて累積現像剤消費量Urが算出される。
Ur=Up+To・・・(式9)
に従って決定される。ここで、既存使用量Toとは、現像剤消費量格納部39に格納された値であり、現像剤の使用量を加算した値である。既存使用量Toは、カートリッジ21が新品のカートリッジに交換された段階においては、値0として現像剤消費量格納部39に格納されている。そして、画像形成装置31は、この値に現像剤消費量Upを順次加算することによって累積現像剤量Urを算出する。この様にして累積現像剤量Urが算出されると、画像形成装置31は、累積現像剤量Urは既存使用量Toして現像剤消費量格納部39に格納され、次に累積現像剤消費量Urを算出する際に使用される。また、このとき現像剤消費量演算部40は、1ページ毎の現像剤消費量Upを算出し、ここで算出された現像剤消費量Upに基づいて累積現像剤消費量Urが算出される。
現像剤消費量演算部40において決定された累積現像剤消費量Urは、本体制御部32に送信される。現像剤量格納部35には初期現像剤量である新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umが記録されており、ステップS29において、累積現像剤消費量Urを受信した本体制御部32は、現像剤量格納部35に記録された新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umを参照し、
Ut=Um−Ur・・・(式10)
を決定する。このとき残留現像剤量である現像剤残量Utは、新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umと、現像剤消費量演算部40で演算された累積現像剤消費量Urとの差分からカートリッジ21に残存する現像剤量を残留現像剤量算出手段である本体制御部32で算出したものである。
Ut=Um−Ur・・・(式10)
を決定する。このとき残留現像剤量である現像剤残量Utは、新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umと、現像剤消費量演算部40で演算された累積現像剤消費量Urとの差分からカートリッジ21に残存する現像剤量を残留現像剤量算出手段である本体制御部32で算出したものである。
上記式10で算出された現像剤残量Utは、ステップS30において報知手段としての表示部34に表示され、ユーザに通知される。
当該通知をされたユーザ又は画像形成装置31はステップS31において、次回、画像情報が画像形成装置31に送信されてきた場合に画像を形成するために現像剤残量Utは十分であるかの判断をする。画像形成装置31は、現像剤残量Utが十分であると判断した場合、ステップS23に戻り、再度印刷を行う。また、ステップS31において現像剤残量Utが十分でないと判断した場合、表示部34を通じてユーザに対してカートリッジ21を新品のカートリッジと交換することが必要である旨を通知する。
この場合において、現像剤残量Utをユーザに伝える手段である報知手段としては、現像剤残量Utを用紙に印刷するものであっても、画像形成装置31に接続される情報端末に現像剤残量Utを表示するものであっても良い。
ステップS32において、本体制御部2が、ユーザがカートリッジ21を新品のカートリッジと交換したと判断した場合、ステップS21に戻り、再度印刷を行う。このとき、ステップS21において本体制御部32は、カートリッジ21は新品のカートリッジであると判断するため、カートリッジ21が新品のカートリッジと交換される度に、本体制御部32は、ステップS22において累積現像剤消費量Urを初期値にリセットする。また、ステップS32においてユーザがカートリッジを交換しなかった場合、画像形成装置31は一連の処理を終了する。ここで、具体的にカートリッジ21が交換されたことを判断する方法としては、図示せぬ現像剤残量センサによってカートリッジ21の残量が所定の閾値よりも少ないと検出された後に、該現像剤残量センサによって検出されたカートリッジ21内部の現像剤の量が、所定の閾値よりも多くなっている場合は、本体制御部2は、ユーザがカートリッジ21を新品のカートリッジと交換したと判断する。
本実施例においては、第1の実施の形態と同様にカブリが要因である誤差を考慮し1ページ内画素数カウント値Drpを補正したが、カブリ以外の要因で現像剤消費量が画像情報に基づく画素数から換算できない場合にも、1ページ内累積画素数カウント値Drpと単位現像剤消費量Taの関係に補正を施し、現像剤の正確な消費量を算出するものであっても良い。
また、本実施例においては感光体8及び露光器9が1体ずつ備えられている画像形成装置を用いて詳細な説明を行ったが、複数種の現像剤、例えばシアン、マゼンタ、イエローの現像剤を備える画像形成装置では、画素数カウント部36においては、上述した方法でそれぞれの現像剤に応じて画素数のカウントを行い、補正部38においては、上述した方法でそれぞれの現像剤に応じて補正を行い、現像剤消費量演算部40において、上述した方法でそれぞれの現像剤に応じて現像剤残量Utの演算を行うものであっても良い。
また、現像剤消費量演算部40で演算された累積現像剤消費量Urは本体制御部32へ送信され、現像剤消費量を累積的に本体制御部32に記録され、本体制御部32内で現像剤残量Utを演算させることとしたが、カートリッジ21に、例えばメモリ素子等の記憶手段を備え現像剤消費量演算部40で演算された累積現像剤消費量Urを当該記憶手段に現像剤残量、又は現像剤消費量として記憶させ、本体制御部32が記憶手段を参照することで、表示部34に現像剤残量Utを表示するものであっても良い。
第2の実施の形態に係る画像形成装置31は、送信された画像情報を二値画像情報に変換し、当該二値画像情報及び画素数と印刷密度の関係から、予め補正テーブル格納部37に格納された補正テーブルを参照し、所定の演算方法を用いて現像剤消費量を補正することによって、画像形成装置31によって算出された現像剤消費量及び現像剤残量の確度を高めることができる。
また、第2の実施の形態に係る画像形成装置31は、第1の実施の形態と異なり印刷枚数カウント部が不要であるため構造を簡素化することができる。また、1ページ毎に現像剤消費量Utを算出するため、現像剤消費量及び現像剤残量の確度をさらに高めることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置の第3の実施の形態について詳細な説明をする。第3の実施の形態に係る画像形成装置は、第2の実施の形態に係る画像形成装置31と略同一の構成を有しているため、同一の構成を有する箇所については詳細な説明を省略し、差異の有る箇所について詳細な説明をする。
図8は第3の実施の形態として示す画像形成装置の構成を示すブロック図である。第3の実施の形態として示す画像形成装置51は、カブリの発生原因を検出することができる検出手段としての検出部41が形成されている点において、第2の実施の形態として示す画像形成装置31と異なる。
検出部41は、カブリの発生原因と考えられる条件を検出するためのセンサであり、例えば用紙20の厚さ、現像剤の色情報、感光体8の使用量あるいは寿命、カートリッジ21に残存する現像剤の量、又は画像形成装置の設置されている外気温度及び外気湿度等の印刷条件を変動させる変量を検出することができる。本実施例においては、説明の便宜上、用紙20の厚さを検出することができる検出部41について詳細な説明をする。
なお、詳細な説明は省略するが、検出部が現像剤の色情報、感光体8の使用量若しくは寿命、カートリッジ21に残存する現像剤の量、又は画像形成装置が設置されている外気温度並びに外気湿度、及び内部温度並びに内部湿度を検出する場合、第3の実施の形態において説明する方法と同様の方法で補正情報を作成し、補正情報格納部に格納しておくことで同様の効果を得ることができるものである。また、これらの印刷条件を複数個検出し、当該検出結果を乗することによってより確度の高い補正係数を算出することができるが、これらの印刷条件のうち、1の条件のみを検出し、補正係数を決定するものであっても良い。
この様な画像形成装置51は、図9に示すようなフローチャートに従って現像剤消費量を算出する。本体制御部32が外部装置から画像情報を受信した場合、本体制御部32は、ステップS41においてカートリッジ21が未使用であるかを判断する。カートリッジ21が未使用である場合、ステップS42において本体制御部32は、自身の有する累積現像剤消費量Urを初期値にリセットする。
次に、ステップS43において画素数カウント部36は、画像制御部33から送信された二値画像情報から画素数Doを算出し、本体制御部32から印刷ページ毎の印刷終了情報を受信するまで各ページ毎の1ページ内累積画素数カウント値Drpをカウントする。本体制御部32から当該ページの印刷終了情報を受信したとき、画素数カウント部36は、当該ページの印刷終了情報受信時の1ページ内累積画素数カウント値Drpを補正部38に送信する。また、これと同時に本体制御部32は、選択された用紙内で印刷可能な領域における総画素数Dmを計数し、当該選択された用紙内で印刷可能な領域における総画素数Dmを補正部38に送信する。
ステップS44において印刷条件検出手段の1つである補正部38は、画素数カウント部36から送信された1ページ内累積画素数カウント値Drp、及び本体制御部2から送信された選択された用紙内で印刷可能な領域における総画素数Dmに基づいて、
Pd=(Drp÷Dm)×100・・・(式5)
を用いて印刷条件の1つである1ページ内の画素数の印刷密度Pdを算出する。
Pd=(Drp÷Dm)×100・・・(式5)
を用いて印刷条件の1つである1ページ内の画素数の印刷密度Pdを算出する。
次に、ステップS45において補正部38は、補正テーブル格納部37に格納された補正テーブルから印刷密度Pdに基づく補正係数Cdenを決定する。
以下、補正係数Cdenの決定方法について詳細な説明をする。図10は補正係数Cdenと印刷密度Pdの関係を示した関係図である。図10は、本発明に係る画像形成装置51を用いて印刷密度0〜1%、1〜10%、11〜30%、31〜60%、61〜80%、81〜100%の画像を1ページ分形成した時点での1ページ内累積画素数カウント値Drp、1画素数当たりの単位現像剤消費量Ta、及び1ページ内の現像剤消費量Upを計測し、
Cden=Up÷(Ta×Drp)・・・(式11)
にそれぞれの値を代入してCdenを求めた結果をプロットしたものである。このとき1ページ内の現像剤消費量Upとは、1ページ内累積画素数カウント値Drpの画素を印刷するために消費された現像剤の消費量を示す。
Cden=Up÷(Ta×Drp)・・・(式11)
にそれぞれの値を代入してCdenを求めた結果をプロットしたものである。このとき1ページ内の現像剤消費量Upとは、1ページ内累積画素数カウント値Drpの画素を印刷するために消費された現像剤の消費量を示す。
図10に示すように、実際に画素数カウント部36でカウントされた1ページ内累積画素数カウント値Drpと当該ページを印刷するために使用された現像剤消費量Upを計測し、選択された用紙内で印刷可能な領域における総画素数Dmから印刷密度Pdを算出し、現像剤消費量Upと印刷密度Pdの関係を測定すると、補正係数Cdenは単調減少傾向にあった。
すなわち、図10に示すグラフに基づいて作成された表3に示すテーブルを補正情報として予め補正テーブル格納部37に画像形成装置51の製造段階において格納しておくことによって補正部38は、ステップS45において印刷密度Pdに基づき補正値テーブル格納部37に格納されている補正値テーブルを参照し、補正係数Cdenを決定することが可能となる。
またこのとき、印刷条件検出手段の1つとしての検出部41は印刷条件の1つである用紙20の厚さを検出し、当該検出した厚さに基づき、補正部38は、補正テーブル格納部37に格納された用紙の厚さと現像剤消費量の関係についての補正テーブルを参照し、印刷ページ毎の用紙20の厚さに基づく補正値Ctを決定する。
補正係数Ctは、極薄い用紙を用いた場合に、用紙の厚さに基づく補正係数Ctを1.000と定め、画像形成装置51を用いて極薄い、薄い、普通、厚い、極厚いからなる五種類の用紙を用いて印刷した結果に基づき決定され、図11の様な関係を示す。
このとき、図11に基づいて作成された表4に示す補正テーブルを、補正情報として予め補正テーブル格納部37に格納することによって、補正部38は補正テーブルを参照し、補正係数Ctを決定することができる。
ステップS46において、補正部38は、上述した方法で決定されたCden及びCtを用いて、
C=Cden×Ct・・・(式12)
に従い、補正係数Cを決定する。
C=Cden×Ct・・・(式12)
に従い、補正係数Cを決定する。
ステップS47において、補正部38は、当該補正係数Cと1ページ内累積画素数カウント値Drpを用いて、
Dcp=C×Drp・・・(式13)
に従い補正画素数カウント値Dcpを決定し、当該補正画素数カウント値Dcpを現像剤消費量演算部40に送信する。このとき、補正画素数カウント値Dcpとは、1ページ内累積画素数カウント値Drpを補正係数Cに基づいて補正した1ページ内における累積画素数カウント値である。
Dcp=C×Drp・・・(式13)
に従い補正画素数カウント値Dcpを決定し、当該補正画素数カウント値Dcpを現像剤消費量演算部40に送信する。このとき、補正画素数カウント値Dcpとは、1ページ内累積画素数カウント値Drpを補正係数Cに基づいて補正した1ページ内における累積画素数カウント値である。
この場合において、補正係数Cと1ページ内累積画素数カウント値Drpとの関係を近似的な補正式で表せる場合は、表2の様な補正テーブルを用いることなく、補正部38において当該近似的な補正式を用いて画素数カウント値Dcpを補正しても良い。
現像剤消費量格納部39には、画像形成装置51の製造段階から予め単位現像剤消費量Taが格納されており、ステップS48において現像剤消費量演算部40は現像剤消費量格納部39に格納された単位現像剤消費量Taを参照し、
Up=Dcp×Ta・・・(式8)
に従い現像剤消費量Upを決定する。
Up=Dcp×Ta・・・(式8)
に従い現像剤消費量Upを決定する。
次に、現像剤消費量演算部40は、ステップS49において、カートリッジ21が新品のカートリッジに交換されてから現在までの間に消費された現像剤の量を示す累積現像剤消費量Urを算出する。具体的には、累積現像剤消費量Urは、
Ur=Up+To・・・(式9)
に従って決定される。ここで、既存使用量Toとは、現像剤消費量格納部39に格納された値であり、現像剤の使用量を加算した値である。既存使用量Toは、カートリッジ21が新品のカートリッジに交換された段階においては値0として現像剤消費量格納部39に格納されている。そして、現像剤消費量演算部40は、この値に現像剤消費量Upを順次加算することによって累積現像剤量Urを算出する。この様にして累積現像剤量Urが算出されると、画像形成装置51は、累積現像剤量Urは既存使用量Toして現像剤消費量格納部39に格納され、次に累積現像剤消費量Urを算出する際に使用される。また、このとき現像剤消費量演算部40は、1ページ毎の現像剤消費量Upを算出し、ここで算出された現像剤消費量Upに基づいて累積現像剤消費量Urが算出される。
Ur=Up+To・・・(式9)
に従って決定される。ここで、既存使用量Toとは、現像剤消費量格納部39に格納された値であり、現像剤の使用量を加算した値である。既存使用量Toは、カートリッジ21が新品のカートリッジに交換された段階においては値0として現像剤消費量格納部39に格納されている。そして、現像剤消費量演算部40は、この値に現像剤消費量Upを順次加算することによって累積現像剤量Urを算出する。この様にして累積現像剤量Urが算出されると、画像形成装置51は、累積現像剤量Urは既存使用量Toして現像剤消費量格納部39に格納され、次に累積現像剤消費量Urを算出する際に使用される。また、このとき現像剤消費量演算部40は、1ページ毎の現像剤消費量Upを算出し、ここで算出された現像剤消費量Upに基づいて累積現像剤消費量Urが算出される。
現像剤消費量演算部40において決定された累積現像剤消費量Urは、現像剤消費量演算部40から本体制御部32に送信される。現像剤量格納部35には初期現像剤量である新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umが記録されており、ステップS50において、累積現像剤消費量Urを受信した本体制御部32は現像剤量格納部35に記録された新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umを参照し、
Ut=Um−Ur・・・(式10)
を決定する。このとき残留現像剤量である現像剤残量Utは、新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umと、現像剤消費量演算部40で演算された累積現像剤消費量Urとの差分からカートリッジ21に残存する現像剤量を残留現像剤量算出手段である本体制御部32で算出したものである。
Ut=Um−Ur・・・(式10)
を決定する。このとき残留現像剤量である現像剤残量Utは、新品のカートリッジに予め封入されている現像剤量Umと、現像剤消費量演算部40で演算された累積現像剤消費量Urとの差分からカートリッジ21に残存する現像剤量を残留現像剤量算出手段である本体制御部32で算出したものである。
上記式10で算出された現像剤残量Utは、ステップS51において報知手段としての表示部34に表示され、ユーザに通知される。
当該通知をされたユーザ又は画像形成装置51はステップS51において、次回、画像情報が画像形成装置51に送信されてきた場合に画像を形成するために現像剤残量Utは十分であるかの判断をする。画像形成装置51は、現像剤残量Utが十分であると判断した場合、ステップS43に戻り、再度印刷を行う。また、ステップS41において現像剤残量Utが十分でないと判断した場合、表示部34を通じてユーザに対してカートリッジ21を新品のカートリッジと交換することが必要である旨を通知する。
この場合において、現像剤残量Utをユーザに伝える手段である報知手段としては、現像剤残量Utを用紙に印刷するものであっても、画像形成装置51に接続される情報端末に現像剤残量Utを表示するものであっても良い。
ステップS53において、本体制御部32は、ユーザがカートリッジ21を新品のカートリッジと交換したと判断した場合、ステップS41に戻り、再度印刷を行う。このとき、ステップS41においては、新品のカートリッジであると判断されるため、カートリッジ21が新品のカートリッジと交換される度に、ステップS42において累積現像剤消費量Urは初期値にリセットされる。また、ステップS53においてカートリッジの交換が発生しなかった場合、画像形成装置1は一連の処理を終了する。ここで、具体的にカートリッジ21が交換されたことを判断する方法としては、図示せぬ現像剤残量センサによってカートリッジ21の残量が所定の閾値よりも少ないと検出された後に、該現像剤残量センサによって検出されたカートリッジ21内部の現像剤の量が、所定の閾値よりも多くなっている場合は、本体制御部2は、ユーザがカートリッジ21を新品のカートリッジと交換したと判断する。
本実施例においては、第1の実施の形態と同様にカブリが要因である誤差を考慮し1ページ内画素数カウント値Drpを補正したが、カブリ以外の要因で現像剤消費量が画像情報に基づく画素数から換算できない場合にも、1ページ内画素数カウント値Drpと単位現像剤消費量Taの関係に補正を施し、現像剤の正確な消費量を算出するものであっても良い。
また、本実施例においては感光体8及び露光器9が1体ずつ備えられている画像形成装置を用いて詳細な説明を行ったが、複数種の現像剤、例えばシアン、マゼンタ、イエローの現像剤を備える画像形成装置では、画素数カウント部36においては、上述した方法でそれぞれの現像剤に応じて画素数のカウントを行い、補正部38においては、上述した方法でそれぞれの現像剤に応じて補正を行い、現像剤消費量演算部40において、上述した方法でそれぞれの現像剤に応じて現像剤残量Utの演算を行うものであっても良い。
また、現像剤消費量演算部40で演算された累積現像剤消費量Urは本体制御部32へ送信され、現像剤消費量を累積的に本体制御部32に記録され、本体制御部32内で現像剤残量Utを演算させることとしたが、カートリッジ21に、例えばメモリ素子等の記憶手段を備え現像剤消費量演算部40で演算された累積現像剤消費量Urを当該記憶手段に現像剤残量、又は現像剤消費量として記憶させ、本体制御部32が記憶手段を参照することで、表示部34に現像剤残量Utを表示するものであっても良い。
第3の実施の形態に係る画像形成装置51は、送信された画像情報を二値画像情報に変換し、当該二値画像情報に基づき画素数と印刷密度の関係から予め補正テーブル格納部37に格納された第2の補正情報としての補正テーブルを参照すると共に、検出部41によって検出された記録媒体20の厚さの関係から予め補正テーブル格納部37に格納された第3の補正情報としての補正テーブルを参照し、所定の演算方法を用いて現像剤消費量を補正することによって、画像形成装置51によって算出された現像剤消費量及び現像剤残量の確度を高めることができる。
なお、本発明はこの様な実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 画像形成装置
6 印刷枚数カウント部
7 画素数カウント部
10 補正テーブル格納部
11 補正部
13 現像剤消費量演算部
31 画像形成装置
36 印刷枚数カウント部
37 補正テーブル格納部
38 補正部
40 現像剤消費量演算部
41 検出部
51 画像形成装置
6 印刷枚数カウント部
7 画素数カウント部
10 補正テーブル格納部
11 補正部
13 現像剤消費量演算部
31 画像形成装置
36 印刷枚数カウント部
37 補正テーブル格納部
38 補正部
40 現像剤消費量演算部
41 検出部
51 画像形成装置
Claims (9)
- 入力された画像情報を二値画像情報に変換し、当該二値画像情報に基づいて感光体を露光して記録媒体上に現像剤画像を形成する画像形成装置において、
前記二値画像情報を構成する画素のうち露光される画素数を計数する露光画素数計数手段と、
所定の印刷条件を検出する印刷条件検出手段と、
前記印刷条件に応じて予め算出された現像剤消費率に基づく補正情報を記憶する補正情報記憶手段と、
前記露光画素数計数手段によって計算された前記画素数、前記印刷条件検出手段によって検出された印刷条件、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された前記補正情報に基づいて、消費された現像剤量を算出する現像剤量算出手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記露光画素計数手段は、一の前記記録媒体に相当する前記二値画像情報を構成する画素のうち露光される画素数を計数し、
前記現像剤量算出手段は、前記一の記録媒体毎に消費された現像剤量を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記印刷条件は、前記現像剤画像が形成された前記記録媒体の数量であって、前記印刷条件検出手段は前記現像剤画像が形成された前記記録媒体の数量を積算し、
前記補正情報記憶手段は、前記現像剤画像が形成された前記記録媒体の数量に基づく補正情報を記憶しているものであって、
前記現像剤量算出手段は、前記露光画素数計数手段によって計数された前記画素数、前記印刷条件手段によって求められた前記現像剤画像が形成された前記記録媒体の積算数量、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された前記補正情報に基づいて消費された現像剤量を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記印刷条件は、前記二値画像を構成する画素のうち露光される画素の密度であって、前記印刷条件検出手段は前記二値画像を構成する画素のうち露光される画素の密度を算出し、
前記補正情報記憶手段は、前記印刷条件に応じて予め算出された前記二値画像を構成する画素のうち露光される画素の密度に基づく補正情報を記憶しているものであって、
前記現像剤量算出手段は、前記露光画素数計数手段によって計数された前記画素数、前記印刷条件検出手段によって求められた前記二値画像を構成する画素のうち露光される画素の密度、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された前記補正情報に基づいて現像剤量を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかの項記載の画像形成装置。 - 前記印刷条件は、前記記録媒体の厚さであって、前記印刷条件検出手段は前記記録媒体の厚さを検出し、
前記補正情報記憶手段は、前記印刷条件に応じて予め算出された記録媒体の厚さに基づく補正情報を記憶しているものであって、
前記現像剤量算出手段は、前記露光画素数計数手段によって計数された前記画素数、前記印刷条件検出手段によって求められた前記記録媒体の厚さ、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された前記補正情報に基づいて現像剤量を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかの項記載の画像形成装置。 - 前記印刷条件は、前記現像剤の種類であって、前記印刷条件検出手段は前記現像剤の種類を検出し、
前記補正情報記憶手段は、前記印刷条件に応じて予め算出された現像剤の種類に基づく補正情報を記憶しているものであって、
前記現像剤量算出手段は、前記露光画素数計数手段によって計数された前記画素数、前記印刷条件検出手段によって検出された現像剤の種類、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された前記補正情報に基づいて現像剤量を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかの項記載の画像形成装置。 - 前記印刷条件は、前記感光体の累積使用量であって、前記印刷条件検出手段は前記感光体の累積使用量を検出し、
前記補正情報記憶手段は、前記印刷条件に応じて予め算出された前記感光体の累積使用量に基づく補正情報を記憶しているものであって、
前記現像剤量算出手段は、前記露光画素数計数手段によって計数された前記画素数、前記印刷条件検出手段によって検出された前記感光体の累積使用量、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された前記補正情報に基づいて現像剤量を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかの項記載の画像形成装置。 - 前記印刷条件は、画像形成装置内部または外部の温度又は湿度であって、前記印刷条件検出手段は画像形成装置内部または外部の温度又は湿度を検出し、
前記補正情報記憶手段は、前記印刷条件に応じて予め算出された画像形成装置内部または外部の温度又は湿度に基づく補正情報を記憶しているものであって、
前記現像剤量算出手段は、前記露光画素数計数手段によって計数された前記画素数、前記印刷条件検出手段によって検出された画像形成装置内部または外部の温度又は湿度、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された前記補正情報に基づいて現像剤量を算出することを特徴とする請求項1乃至請求項2の何れかの項記載の画像形成装置。 - 入力された画像情報に基づいて感光体を露光して記録媒体上に現像剤画像を形成する画像形成装置において、
前記感光体に潜像を形成する露光部と、
前記感光体に形成された前記潜像に付着し、現像剤画像を形成する現像剤が収容される現像剤収容体と、
前記露光部により前記感光体に露光される画素数を計数する露光画素数計数手段と、
露光される画素の密度を検出する印刷条件検出手段と、
前記画素の密度に対応する補正情報を記憶している補正情報記憶手段と、
前記露光画素数計数手段によって計算された前記画素数、前記印刷条件検出手段によって検出された印刷条件、及び前記補正情報記憶手段によって記憶された補正情報に基づいて、消費された現像剤量を算出する現像剤算出手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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