JP2006227144A - 光走査装置及び画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次元方向に配列する画素に合わせて正確に光を走査することが可能な光走査装置等を提供すること。
【解決手段】ビーム状の光を供給する光源部と、光源部からの光を反射する反射ミラー205と、反射ミラー205と一体に設けられ、反射ミラー205で反射した光を、第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向へ走査するように変位する可動部104と、を有し、可動部104は、第1の方向へ光を走査する周波数が、第2の方向へ光を走査する周波数に比べて高くなるように変位し、反射ミラー205は、可動部104に連動して変位するほか、さらに第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように変位することにより、可動部104の変位に応じて走査する光の位置を補正する。
【選択図】 図2−1

Description

本発明は、光走査装置及び画像表示装置、特に、画像信号に応じて変調されたレーザ光を走査することで画像を表示するための光走査装置の技術に関する。
レーザプリンタや、レーザ光を走査することで画像を表示するディスプレイには、レーザ光を走査する光走査装置が用いられる。光走査装置は、レーザ光を反射する反射ミラーを変位させることにより、光源からのレーザ光の進行方向を変化させる。レーザ光の走査には、例えば、複数の反射ミラーを回転させるポリゴンミラーを用いることができる。レーザプリンタによるプリントの高速化や、ディスプレイで表示する画像の高解像度化の要請から、光走査装置は、光を高速に走査することが求められている。ポリゴンミラーを用いて光を高速に走査させるためには、ポリゴンミラーを高速に回転させることが考えられる。しかしながら、ポリゴンミラーは、回転速度を向上させていくに従い、重心のずれや遠心力の影響等により、ミラーの傾きや撓みを起こし易くなる。ミラーの傾きや撓みが起きると、光走査装置は、レーザ光を正確な位置に走査させることが難しくなる。光を走査するための構成としては、ポリゴンミラーの他に、単独の反射ミラーを振動させる構成が考えられる。複数のポリゴンミラーより小型かつ軽量にできることから、単独の反射ミラーを用いる場合、高速な駆動を安定して行うことが可能となる。また、反射ミラーを共振周波数で駆動することにより、小型な反射ミラーを用いて大きい振幅でレーザ光を走査することもできる。
レーザ光の走査により画像の形成や表示を行う場合、光走査装置は、レーザ光を二次元方向に走査する必要がある。反射ミラーを用いて二次元方向にレーザ光を走査するためには、例えば、反射ミラーを共振させることで水平方向への走査を行い、水平方向への走査よりも遅い速度で垂直方向への走査を行う。この場合、水平方向へレーザ光が1回走査する間に、レーザ光の位置は垂直方向についても移動することから、レーザ光はサイン波形状の軌跡を描くように走査することとなる。このことから、水平方向へ1回レーザ光が走査する間に、レーザ光の入射位置は垂直方向についてずれを生じてしまう。画素が二次元方向にマトリクス状に配列している画像のプリントや表示を行う場合、このようなずれを生じることにより、画質の劣化を引き起こすことがある。また、レーザ光の位置のずれを補正するために、レーザ光の入射位置に応じた新たな画像信号を作り直すことも困難である。このようなレーザ光の入射位置のずれを補正するために、反射ミラーとは別に新たに補正用のミラーを設けることが提案されている。レーザ光の入射位置のずれを補正するためのミラーを設ける技術は、例えば、特許文献1に提案されている。
特表2003−513332号公報
特許文献1に提案されている技術によると、レーザ光を二次元方向に走査するための反射ミラーの位置とは異なる位置に補正用のミラーが設けられる。1つの光走査装置に2つのスキャンデバイスを設けることとなると、光走査装置の大型化を招くことが考えられる。また、2つのミラーを設けることで構造が複雑になる上、光軸の調整も難しいことから、製造コストが高騰するとも考えられる。このように、従来の技術を用いても、レーザ光を二次元方向に走査する場合に、画素の配列に合わせて正確にレーザ光を走査することが困難であるという問題がある。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、二次元方向に配列する画素に合わせて正確に光を走査することが可能な光走査装置、及び高品質な画像を表示することが可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、ビーム状の光を供給する光源部と、光源部からの光を反射する反射ミラーと、反射ミラーと一体に設けられ、反射ミラーで反射した光を、第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向へ走査するように変位する可動部と、を有し、可動部は、第1の方向へ光を走査する周波数が、第2の方向へ光を走査する周波数に比べて高くなるように変位し、反射ミラーは、可動部に連動して変位するほか、さらに第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように変位することにより、可動部の変位に応じて走査する光の位置を補正することを特徴とする光走査装置を提供することができる。
反射ミラーは、可動部の変位に連動して変位することにより、光源部からの光を二次元方向に走査する。反射ミラーは、第1の方向へ1回光を走査する間に第2の方向へも光が走査する位置を移動させる。このため、反射ミラーが可動部の変位に連動して変位する場合、光源部からの光は、サイン波形状の軌跡を描くように走査する。本発明では、反射ミラーは、可動部に連動して変位するほかに、さらに光の位置を補正するように変位する。反射ミラーは、第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように変位することにより、第1の方向へ走査している光の、第2の方向についての位置を補正する。例えば、画素が二次元方向にマトリクス状に配列している画像のプリントや表示を行う場合に、水平方向へ走査する光の、垂直方向についての位置のずれを補正することが可能になる。このようにして、二次元方向に配列する画素に合わせて正確に光を走査することができる。可動部と一体に設けられた反射ミラーを用いて走査する光の位置を補正する構成とすることから、光走査装置の大型化や構造の複雑化を回避することが可能である。これにより、二次元方向に配列する画素に合わせて正確に光を走査することが可能な光走査装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様によれば、反射ミラーは、第2の方向へ光を走査するように変位することにより、走査する光の位置を補正することが望ましい。第2の方向へ光を走査するように変位することにより、第2の方向についての光の位置を補正することが可能となる。これにより、第1の方向へ走査している光の、第2の方向についての位置を補正することができる。さらに好ましくは、反射ミラーは、可動部が第2の方向へ光を走査させる向きとは逆向きに光を走査することで光の位置を補正することが望ましい。これにより、さらに画素の配列に合わせて光を走査することができる。
また、本発明の好ましい態様によれば、反射ミラーは、可動部が第1の方向へ光を走査するように変位する周波数より高い周波数で変位することにより、走査する光の位置を補正することが望ましい。第1の方向へ光を走査するように変位する周波数より高い周波数で反射ミラーが変位すると、走査する光の位置を補正することが可能となる。これにより、走査する光の位置を補正することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、反射ミラーは、可動部が第1の方向へ光を走査するように変位する周波数の略2倍の周波数で変位することにより、走査する光の位置を補正することが望ましい。これにより、第1の方向へレーザ光を走査するごとにレーザ光の位置を補正し、レーザ光の位置を画素の配列に合わせることが可能となる。
また、本発明の好ましい態様としては、可動部を駆動する第1の駆動部と、光の位置を補正するように反射ミラーを駆動する第2の駆動部と、を有することが望ましい。第1の駆動部とは別に第2の駆動部を設けることにより、可動部の駆動とは別に、光の位置を補正するように反射ミラーを駆動することができる。また、可動部の変位と比較して、光の位置を補正するための変位はきわめて小さくできることから、第2の駆動部も簡易かつ小型にすることが可能である。このため、例えば、第2の駆動部を可動部と一体に設けることができる。これにより、走査する光の位置を補正することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、可動部を駆動する駆動部を有し、反射ミラーは、駆動部により駆動する可動部からの振動を用いて、走査する光の位置を補正するように変位することが望ましい。可動部からの振動を用いて、光の位置を補正するように反射ミラーを変位することから、補正のための独自の駆動部が不要である。これにより、さらに簡易な構成により、走査する光の位置を補正することができる。
さらに、本発明によれば、ビーム状の光を供給する光源部と、光源部からの光を反射し、かつ、反射した光を、第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の方向へ走査するように変位する反射ミラーと、を有し、反射ミラーは、第1の方向へ光を走査する周波数が、第2の方向へ光を走査する周波数に比べて高くなるように変位し、さらに、第1の方向へ光を走査する周波数より高い周波数で第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように共振することにより、走査する光の位置を補正することを特徴とする光走査装置を提供することができる。
反射ミラーは、第1の方向へ1回光を走査する間に第2の方向へも光が走査する位置を移動させる。走査する光の位置の補正を行わない場合、光源部からの光は、サイン波形状の軌跡を描くように走査する。本発明では、反射ミラーは、さらに、光の位置を補正するように変位する。反射ミラーは、第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように変位することにより、第1の方向へ走査している光の、第2の方向についての位置を補正する。例えば、画素が二次元方向にマトリクス状に配列している画像のプリントや表示を行う場合に、水平方向へ走査する光の、垂直方向についての位置のずれを補正することが可能になる。このようにして、二次元方向に配列する画素に合わせて正確に光を走査することができる。また、第1の方向へ光を走査するように変位する周波数より高い周波数で反射ミラーが共振すると、走査する光の位置を補正することが可能となる。走査する光の位置を補正するための新たなミラーを設ける必要が無いことから、光走査装置の大型化や構造の複雑化を回避することが可能である。これにより、画素の配列に合わせて正確に光を走査することが可能な光走査装置を得られる。
また、本発明の好ましい態様としては、反射ミラーを駆動する駆動部を有し、反射ミラーは、駆動部により発生する駆動力に応じて、走査する光の位置を補正することが望ましい。反射ミラーは、駆動部により発生する駆動力、例えば静電力、圧電素子の伸縮力、電磁力等を用いることで、第1の方向と第2の方向とへ光を走査するように変位するほか、第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように共振することが可能となる。静電力により反射ミラーを駆動するには、反射ミラーと、駆動部である電極との間に電圧を印加する構成を用いることができる。圧電素子の伸縮力により反射ミラーを駆動する場合、駆動部である圧電素子に電圧を印加する構成を用いることができる。電磁力により反射ミラーを駆動するには、駆動部としてコイル及び磁石を設け、コイルに電流を供給する構成とすることができる。これにより、走査する光の位置を補正することができる。
また、本発明の好ましい態様としては、複数の駆動部を有し、反射ミラーは、駆動部ごとに駆動力の大きさを調節することにより、走査する光の位置を補正することが望ましい。例えば、静電力を用いて反射ミラーを駆動する場合、静電力の大きさは、反射ミラーと電極との間の印加電圧のほか、例えば、電極の大きさや、電極と反射ミラーとの距離に応じて調節することができる。圧電素子の伸縮力を用いて反射ミラーを駆動する場合、圧電素子の伸縮力の大きさは、圧電素子への印加電圧や圧電素材の大きさ等に応じて調節することができる。電磁力を用いて反射ミラーを駆動する場合、電磁力の大きさは、コイルへ供給する電流量、コイルの巻数、磁石の強さに応じて調節することができる。駆動部ごとに駆動力の大きさを調節することにより、第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように反射ミラーが共振可能な状態を作り出すことが可能となる。これにより、第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように反射ミラーを共振させることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第1の方向へ光を走査するように反射ミラーを振動させる回転軸を有し、反射ミラーは、回転軸の形状及び回転軸を設ける位置の少なくとも一方を調節することにより、走査する光の位置を補正することが望ましい。回転軸の形状の調節は、例えば、回転軸の太さや長さを異ならせることによって行うことができる。回転軸を設ける位置の調節は、例えば、反射ミラーの中心線とは異なる位置に回転軸を設けることによって行うことができる。このようにして、第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように反射ミラーが共振可能な状態を作り出すことが可能となる。これにより、第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように反射ミラーを共振させることができる。
さらに、本発明によれば、上記の光走査装置を有し、光走査装置からの光により所定面に画像を表示することを特徴とする画像表示装置を提供することができる。上記の光走査装置を用いることにより、二次元方向に配列する画素に合わせて正確に光を走査することができる。これにより、高品質な画像を表示することが可能な画像表示装置を得られる。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像表示装置100の概略構成を示す。画像表示装置100は、スクリーン110の一方の面にレーザ光を供給し、スクリーン110の他方の面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタである。画像表示装置100に設けられた光走査装置120は、走査部200を用いてレーザ光を走査させる。画像表示装置100は、光走査装置120からの光により、所定面であるスクリーン110面に画像を表示する。
光源部101は、ビーム状の光である赤色レーザ光、緑色レーザ光、青色レーザ光を、それぞれ画像信号に応じて変調して供給する。光源部101には、レーザ光を変調するための変調部を設けた半導体レーザや、固体レーザを用いることができる。画像信号に応じた変調は、振幅変調、パルス幅変調のいずれを用いても良い。なお、光源部101の出射側には、レーザ光を、例えば、直径0.5mmのビーム形状に整形する整形光学系を設けても良い。
走査部200は、光源部101からのレーザ光を走査させる。走査部200の構成の詳細については後述する。走査部200からのレーザ光は、反射部105に入射する。反射部105は、筐体107の内面であって、スクリーン110と対向する位置に設けられている。反射部105に入射したレーザ光は、スクリーン110の方向へ進行する。筐体107は、筐体107内部の空間を密閉する。スクリーン110は、筐体107の所定の一面に設けられている。スクリーン110は、画像信号に応じて変調された光走査装置120からのレーザ光を透過させる透過型スクリーンである。反射部105からの光は、スクリーン110の、筐体107の内部側の面から入射した後、観察者側の面から出射する。観察者は、スクリーン110から出射する光を観察することで、画像を鑑賞する。
図2−1は、走査部200の概略構成を示す。走査部200は、可動部104と、可動部104の周囲に設けられた外枠部202とを有する、いわゆる二重ジンバル構造をなしている。外枠部202は、回転軸である第1のトーションばね206によって、固定部201に連結されている。外枠部202は、第1のトーションばね206を中心として回動する。可動部104は、第1のトーションばね206に略直交する回転軸である第2のトーションばね207によって、外枠部202に連結されている。
外枠部202は、第1のトーションばね206の捩れと、元の状態への復元とを利用して、第1のトーションばね206を中心として回動する。可動部104は、外枠部202が第1のトーションばね206を中心として回動することにより、反射ミラー205で反射したレーザ光をX方向へ走査するように変位する。また、可動部104は、第2のトーションばね207の捩れと、元の状態への復元とを利用して、第2のトーションばね207を中心として回動する。可動部104は、第2のトーションばね207を中心として回動することにより、反射ミラー205で反射したレーザ光をY方向へ走査するように変位する。このように、可動部104は、反射ミラー205で反射したレーザ光を、第1の方向であるX方向と、第1の方向に略直交する第2の方向であるY方向とへ走査するように変位する。
可動部104の表面には、反射ミラー205が設けられている。反射ミラー205は、光源部101からのレーザ光を反射する。反射ミラー205は、高反射性の部材、例えばアルミニウムや銀等の金属薄膜を形成することにより構成できる。可動部104は、反射ミラー205と一体に設けられている。反射ミラー205は、可動部104と連動して変位することにより、反射したレーザ光を、X方向とY方向とに走査する。
反射ミラー205は、回転軸である第3のトーションばね212によって、可動部104上の固定部211に連結されている。反射ミラー205は、第3のトーションばね212を中心として回動することにより、第2の方向であるY方向へ光を走査するように変位する。このように、反射ミラー205は、可動部104に連動して変位するほか、さらに第1の方向とは異なる方向である第2の方向へ光を走査するように変位することにより、走査する光の位置を補正する。
図2−2は、可動部104及び反射ミラー205を駆動するための構成を説明するものである。反射ミラー205がレーザ光を反射する側を表側とすると、可動部用電極221は、可動部104の裏側であって、回転軸である第2のトーションばね207に関して略対称な位置にそれぞれ設けられている。可動部用電極221は、可動部104を駆動する第1の駆動部である。可動部用電極221に電圧を印加すると、可動部用電極221と可動部104との間には、電位差に応じた駆動力、例えば静電力が発生する。2つの可動部用電極221に交互に電圧を印加することにより、可動部104は、第2のトーションばね207を中心として回動する。なお、外枠部202も、可動部104と同様に、第1のトーションばね206に関して略対称な位置に静電力を生じさせることにより、第1のトーションばね206を中心として回動する。外枠部202の回動と可動部104の回動とにより、反射ミラー205は、レーザ光をX方向とY方向とに走査するように変位する。
画像の1フレーム期間において、可動部104は、Y方向へ1回レーザ光を走査する間に、X方向について複数回レーザ光を往復させるように変位する。このように、可動部104は、第1の方向であるX方向へレーザ光を走査する周波数が、第2の方向であるY方向へレーザ光を走査する周波数に比べて高くなるように変位する。なお、X方向へのレーザ光の走査を高速に行うために、可動部104は、第2のトーションばね207を中心として共振する構成とすることが望ましい。可動部104を共振させることにより、可動部104の変位量を増倍させることができる。可動部104の変位量を増倍させることにより、光走査装置120は、少ないエネルギーで効率良くレーザ光を走査することができる。
反射ミラー用電極222は、反射ミラー205の裏側であって、回転軸であるトーションばね212に関して略対称な位置にそれぞれ設けられている。反射ミラー用電極222は、走査する光の位置を補正するように反射ミラー205を駆動する第2の駆動部である。反射ミラー205についても、可動部104と同様に、2つの反射ミラー用電極222に交互に電圧を印加することにより、第3のトーションばね212を中心として回動する。なお、走査部200は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により作成することができる。
図3は、反射ミラー205の変位によるレーザ光の位置の補正を行う前段階として、反射ミラー205が可動部104に連動して変位することにより走査するレーザ光の軌跡SC1を説明するものである。上述のように、画像の1フレーム期間において、可動部104は、Y方向へ1回レーザ光を走査する間に、X方向について複数回レーザ光を往復させるように変位する。X方向へレーザ光が1回走査する間に、レーザ光の位置は、Y方向についても、X方向へのレーザ光の移動よりも遅い速度で移動する。このため、レーザ光の軌跡SC1は、図3に示すようなサイン波形状となる。
これに対して、スクリーン110に表示される画像の画素は、通常、二次元方向にマトリクス状に配列している。以上から、X方向へ1回レーザ光が走査する間に、レーザ光の入射位置は、Y方向についてずれを生じてしまう。レーザ光の入射位置のずれを生じることにより、画質の劣化を引き起こすことがある。また、レーザ光の位置のずれを補正するために、レーザ光の入射位置に応じた新たな画像信号を作り直すことも困難である。
図4は、反射ミラー205の変位によるレーザ光の位置の補正を説明するものである。反射ミラー205は、可動部104に連動して変位するほかに、第2の方向であるY方向について変位する。反射ミラー205が可動部104に連動してX方向へのレーザ光の走査を開始するとき、反射ミラー205は、マイナスY向きである紙面下向きへレーザ光を偏向させるように、レーザ光の位置を補正する。このとき、反射ミラー205は、レーザ光を最もマイナスY方向へ偏向するように変位した状態である。
次に、X方向へレーザ光が走査するに従い、反射ミラー205は、レーザ光を、最もマイナスY側の位置から、プラスY向きである紙面上向きへと移動させる。X方向の片道についてレーザ光の走査が完了するとき、反射ミラー205は、プラスY向きである紙面上向きへレーザ光を偏向させるように、レーザ光の位置を補正する。このとき、反射ミラー205は、レーザ光を最もプラスY側へ偏向するように変位した状態である。さらに、X方向について逆向きにレーザ光が走査を開始するとき、反射ミラー205は、再び、マイナスY向きである紙面下向きへレーザ光を偏向させるように、レーザ光の位置を補正する。このとき、反射ミラー205は、再び、レーザ光を最もマイナスY側へ偏向するように変位した状態となる。さらに、X方向をレーザ光が走査するに従い、反射ミラー205は、レーザ光を、最もマイナスY側の位置から、プラスY向きである紙面上向きへと移動させる。
反射ミラー205は、可動部104がマイナスY向きへ光を走査させるのに対して、プラスY向きにレーザ光を走査することで、レーザ光の位置を補正する。このように、反射ミラー205は、可動部104が第2の方向へレーザ光を走査させる向きとは逆向きにレーザ光を走査する。これにより、可動部104による第2の方向へのレーザ光の移動を相殺し、第1の方向へレーザ光が走査する間、第2の方向についてレーザ光の位置が略同一となるようにレーザ光の位置を補正することができる。このようにして、スクリーン110におけるレーザ光の入射位置は、サイン波形状の軌跡SC1から、矩形波に近い形状の軌跡SC2をとるように補正される。
図5は、レーザ光の位置を補正するための反射ミラー205の変位を説明するものである。反射ミラー205は、可動部104に連動してX方向へレーザ光を走査する間に、レーザ光を最もマイナスY側へ偏向するような状態から、最もプラスY側へ偏向するような状態へ変位する。反射ミラー205は、期間t1において、レーザ光を最もマイナスY側へ偏向するような状態から最もプラスY側へ偏向するような状態まで、同一方向に変位する。
X方向へのレーザ光の走査が折り返されるとき、反射ミラー205は、再び、レーザ光を最もマイナスY側へ偏向するような状態に戻り、最もプラスY側へ偏向するような状態への変位を行う。反射ミラー205は、期間t2において、レーザ光を最もプラスY側へ偏向するような状態から最もマイナスY側へ偏向するような状態へ、瞬時に変位する。縦軸をY方向における位置、縦軸を時間とすると、反射ミラー205の変位は、図5に示すような略三角形形状の波形で表される。反射ミラー205は、このような変位を繰り返すことにより、可動部104の変位に応じて走査するレーザ光の位置を補正する。
レーザ光の位置の補正は、可動部104によるX方向への走査幅と比較して、反射ミラー205を小さい走査幅でレーザ光を走査することにより行うことができる。可動部104と比較して変位量を小さくできるほかに反射ミラー205自体が小型であることから、レーザ光の位置の補正のための反射ミラー205の変位には、共振を用いなくても良い。
レーザ光の位置を補正するために反射ミラー205が変位する周期は、期間t1と期間t2とを合計した期間である。可動部104がX方向に関してレーザ光を1往復するように変位する間に、反射ミラー205は、レーザ光の位置を補正するために、同一の変位を2回繰り返す。このように、反射ミラー205は、可動部104がX方向へ光を走査するように変位する周波数の略2倍の周波数で、Y方向へ変位することにより、走査する光の位置を補正する。これにより、X方向へレーザ光を走査するごとにレーザ光の位置を補正し、レーザ光の位置を画素の配列に合わせることが可能となる。
可動部104と一体に設けられた反射ミラー205を用いて、走査するレーザ光の位置を補正する。かかる構成により、光走査装置120の大型化や構造の複雑化を回避することが可能である。これにより、二次元方向に配列する画素に合わせて正確に光を走査することができるという効果を奏する。また、画像表示装置100により、高品質な画像を表示することができる。
なお、反射ミラー205は、可動部104がX方向へ光を走査するように変位する周波数の略2倍の周波数で、Y方向へ光を走査するように変位する構成に限られない。反射ミラー205は、可動部104が第1の方向であるX方向へレーザ光を走査するように変位する周波数より高い周波数で変位する構成であれば良い。X方向へレーザ光を走査するように変位する周波数より高い周波数で反射ミラー205が変位することにより、走査するレーザ光の位置を補正することが可能となる。
また、反射ミラー205は、図5に示す略三角形形状の波形で表される変位によって走査するレーザ光の位置を補正する構成に限られない。例えば、反射ミラー205は、サイン波で表される変位により、レーザ光の位置を補正することとしても良い。この場合も、反射ミラー205は、レーザ光の軌跡を、矩形形状の軌跡SC2に近づけるように補正することが可能である。また、レーザ光の位置を補正するための変位を略一定速度で行うことができ、簡易な駆動でレーザ光の位置の補正をすることが可能となる。この場合、さらに、反射ミラー205の共振を用いてレーザ光の位置を補正することとしても良い。
さらに、光走査装置120は、電位差に応じた静電力によって可動部104や反射ミラー205を駆動する構成に限られない。例えば、電磁力を用いて駆動する構成や、圧電素子の伸縮力を用いて駆動する構成であっても良い。電磁力を用いる場合、例えば、電流に応じて可動部104と永久磁石との間、反射ミラー205と永久磁石との間に電磁力を発生させることにより、可動部104及び反射ミラー205を駆動できる。
図6は、実施例1の変形例に係る走査部600の要部概略構成であって、可動部104及び反射ミラー605の構成を示す。走査部600は、上記の光走査装置120に適用することができる。本変形例の走査部600は、反射ミラー605が、可動部104からの振動を用いて、走査するレーザ光の位置を補正するように変位することを特徴とする。本変形例において、可動部104は、上記の走査部200と同様に、不図示の可動部用電極を用いて駆動する。可動部用電極は、可動部104を駆動する駆動部である。
これに対して、反射ミラー605に対しては、独自の駆動部が設けられていない。反射ミラー605は、可動部104に連動して変位するほか、可動部用電極を用いて駆動する可動部104からの振動を用いて、レーザ光の位置の補正を行う。可動部104が第1の方向であるX方向に共振することにより、第3のトーションばね212の撓みによるバランスのずれ、製造誤差等に起因する僅かなバランスの崩れから、反射ミラー605も共振振動を起こす。反射ミラー605は、第2の方向であるY方向に、可動部104のX方向への共振より高い周波数、例えば略2倍の周波数で共振するように設計されている。これにより、反射ミラー605は、可動部104からの振動を用いて、レーザ光の位置の補正を行う。
さらに、第3のトーションばね212は、可動部104の中心線Xに対してシフトした位置で、反射ミラー605と固定部211とを連結している。例えば、図6に示すように、反射ミラー605は、中心線Xに対して上側の位置と下側の位置とで、第3のトーションばね212に連結されている。反射ミラー605の回転軸を斜めとすることにより、可動部104の振動を利用して反射ミラー605が振動を起こし易い構成にすることができる。このように、可動部104に対して反射ミラー605がアンバランスである構成とすることにより、可動部104の振動を利用して反射ミラー605を振動させ易くすることができる。反射ミラー605は、可動部104の振動を利用して一旦振動を開始した後は、安定して振動を継続することができる。
上記の反射ミラー205は第2の方向へレーザ光を走査することでレーザ光の位置を補正する構成である。これに対して、本変形例の反射ミラー605は、レーザ光の位置を補正するために、第1の方向及び第2の方向のいずれとも異なる斜め方向へレーザ光を走査する。この場合も、走査するレーザ光の位置を補正することは可能である。このように、光走査装置120は、レーザ光の位置の補正のために、第1の方向とは異なる方向へレーザ光を走査する構成であれば良く、第2の方向へレーザ光を走査することで補正を行う構成に限られない。
可動部104からの振動を用いて、レーザ光の位置を補正するように反射ミラー605を変位することから、補正のための独自の駆動部が不要である。これにより、さらに簡易な構成により、走査するレーザ光の位置を補正することができる。なお、可動部104の振動を利用して反射ミラー605が振動を起こし易い構成であれば、第3のトーションばね212を、中心線X上に設けることとしても良い。第1の方向及び第2の方向のいずれとも異なる斜め方向へレーザ光の位置を補正する場合、第2の方向のみならず、第1の方向についてもレーザ光の位置がシフトする。この場合の第1の方向へのレーザ光のシフトは、光源部101におけるレーザ光の変調タイミングを適宜調節することで相殺することが可能である。
図7は、実施例1の変形例の走査部700の概略構成を示す。走査部700は、上記の光走査装置120に適用することができる。本変形例の走査部700は、外枠部202、可動部704、反射ミラー705がいわゆる三重ジンバル構造をなすことを特徴とする。可動部704は、反射ミラー705の周囲に設けられている。反射ミラー705は、第3のトーションばね212によって、可動部704に連結されている。本変形例においても、第3のトーションばね212を、可動部704の中心線に対してシフトさせることとしても良い。
図8は、実施例1の変形例の走査部800の要部概略構成であって、可動部104及び反射ミラー805の構成を示す。本変形例の走査部800は、反射ミラー805の片側に片持ち梁812が設けられることを特徴とする。反射ミラー805は、片持ち梁812によって、固定部811に連結されている。反射ミラー805は、片持ち梁812の撓みと、元の状態への復元とを利用して、傾きを変化するように変位する。本変形例においても、反射ミラー805の周囲に可動部104を設ける構造としても良い。
本変形例の走査部700、800を用いる場合も、上記の走査部200を用いる場合と同様に、走査するレーザ光の位置を補正することができる。なお、走査部700の反射ミラー705、走査部800の反射ミラー805は、独自の駆動部を用いて駆動する構成としても良く、可動部104の振動を利用して振動する構成としても良い。さらに、図8に示す走査部800は、熱膨張率が異なる層を利用したバイモルフアクチュエータとしても良い。例えば、片持ち梁812に、反射ミラー805の表層を構成する部材とは熱膨張率が異なる層813が設けられる。そして、反射ミラー805への電流供給等により、反射ミラー805に熱が供給される。
例えば、片持ち梁812の層813に対して表層が大きく熱膨張すると、片持ち梁812は、撓むように変形する。また、反射ミラー805への熱の供給を停止すると、片持ち梁812は、元の状態へ復元する。このようにして、反射ミラー805を変位させることができる。さらに、反射ミラー805は、片持ち梁812の表層を膨張させることにより変位する構成に限らず、表層に対して層813を収縮させることにより変位する構成としても良い。
図9は、本発明の実施例2に係る光走査装置による、レーザ光の位置の補正について説明するものである。本実施例の光走査装置は、上記実施例1に係る画像表示装置100に適用することができる。上記実施例1と重複する説明は省略する。実施例1では、外枠部に連結された可動部に反射ミラーを設ける構成であったのに対して、本実施例は、外枠部に連結された反射ミラーにより、走査する光の位置を補正することを特徴とする。
図9に示すグラフは、縦軸に振幅、横軸に周波数を取り、駆動周波数に対する反射ミラーの振幅の例を示すものである。反射ミラーは、光源部からのレーザ光を反射し、かつ、反射したレーザ光を、第1の方向と、第1の方向に略直交する第2の方向とへ走査するように変位する。反射ミラーは、上記実施例1の可動部104と同様に、第1の方向へレーザ光を走査するためには、回転軸を中心として共振する構成を有する。反射ミラーは、第1の方向へレーザ光を走査するための変位には、振幅を最も大きくすることが可能な共振周波数f1を用いる。なお、図9に表している振幅は、反射ミラーが振動する方向について限定しないものとする。
さらに、本実施例では、反射ミラーは、第1の方向へレーザ光を走査する周波数より高い周波数で第1の方向とは異なる方向へレーザ光を走査するように共振することにより、走査するレーザ光の位置を補正する。反射ミラー等の構造物は、三次元方向について、並進するような変位と、回転するような変位とを行わせることが可能である。本実施例の反射ミラーは、レーザ光が二次元方向についてサイン波を描くように変位するほかに、トーションばねの構成や駆動力の作用等の調整により、レーザ光が走査する位置を補正するように変位する。
例えば、反射ミラーは、共振周波数f1の略2倍の共振周波数f2で共振することにより、第1の方向とは異なる方向、例えば第2の方向へレーザ光を走査するように構成される。反射ミラーは、第1の方向へレーザ光を走査するために、共振周波数f1により共振するほか、さらに、共振周波数f2により共振することにより、レーザ光の位置を補正するために第2の方向へレーザ光を走査する。
上記実施例1で説明するように、レーザ光の位置を補正するための走査は、第1の方向へレーザ光を走査するより小さい振幅とすることが可能である。従って、共振周波数f1の振幅より小さい振幅で共振する共振周波数f2を用いて、レーザ光の位置を補正することは十分可能である。なお、レーザ光の位置を補正するためには、共振周波数f2を用いて反射ミラーを共振させる構成に限られない。レーザ光の位置を補正するためには、共振周波数f1より大きい共振周波数を用いれば良く、例えば、共振周波数f1の略4倍の共振周波数f3を用いる構成としても良い。以降、共振周波数f1より大きい共振周波数による共振を、高次共振と呼ぶこととする。
図10は、本実施例の走査部1000の要部概略構成であって、反射ミラー1004と、反射ミラー1004を駆動するための構成を示す。上記実施例1と同一の部分には、同一の符号を付すものとする。反射ミラー1004の裏側の空間には、4つに分割された反射ミラー用の電極1008a、1008b、1008c、1008dが設けられている。電極1008a、1008b、1008c、1008dは、反射ミラー1004を駆動する駆動部である。反射ミラー1004は、各電極1008a、1008b、1008c、1008dにより発生する駆動力である静電力に応じて、走査する光の位置を補正する。静電力は、反射ミラー1004と電極1008a、1008b、1008c、1008dとの間の印加電圧に応じて調節することができる。
第2のトーションばね207に対して一方の側に、2つの電極1008a、1008cが設けられ、他方の側に2つの電極1008b、1008dが設けられている。反射ミラー1004は、上記実施例1の可動部104と同様に、外枠部を回動することにより、第2の方向へレーザ光を走査するように変位する。また、反射ミラー1004は、2つの電極1008a、1008cと、2つの電極1008b、1008dとに交互に電圧を印加することにより、第1の方向へレーザ光を走査するように変位する。
さらに、反射ミラー1004は、電極1008aと電極1008cとの間の電圧、及び電極1008bと電極1008dとの間の電圧を適宜変化させることによって、高次共振を発生させることができる。電極1008a、1008b、1008c、1008dの各印加電圧をA、B、C、D、とすると、例えば、電極1008a、1008bについてA>B、B>A、次に、電極1008c、1008dについてC>D、D>Cと変化させる。このように印加電圧を変化させることにより、電極1008a、1008b、1008c、1008dと反射ミラー1004との間の静電力の強度を変化させる。反射ミラー1004は、電極ごとに静電力の強度を変化させることにより、走査するレーザ光の位置を補正するように高次共振する。
反射ミラー1004は、高次共振が可能であって、かつ高次共振させる向きが第2の方向へレーザ光を走査する向きとなるように構成することにより、レーザ光の位置を補正することができる。なお、反射ミラー1004は、共振により第1の方向以外の方向へレーザ光を走査することでレーザ光の位置を補正する構成であれば良く、第2の方向へレーザ光を走査することでレーザ光の位置を補正する構成には限られない。
反射ミラー1004を用いてレーザ光の位置を補正することにより、上記実施例1と同様に、二次元方向に配列する画素に合わせて正確にレーザ光を走査することができる。走査するレーザ光の位置を補正するための新たなミラーを設ける必要が無いことから、光走査装置120の大型化や構造の複雑化を回避することが可能である。これにより、画素の配列に合わせて正確にレーザ光を走査することができるという効果を奏する。なお、反射ミラー1004は、レーザ光の位置を補正するために4つの電極を用いる構成に限らず、複数の電極を用いる構成であれば良い。
走査部は、各電極の印加電圧を変化させることで静電力の強度を調節する構成に限られない。図11に示す走査部1100のように、電極の大きさを異ならせることにより、静電力の強度を調節することとしても良い。例えば、図11に示すように、トーションばね207に対して一方の側に設けられた電極1108a、1108cは、他方の側に設けられた電極1108c、1108dより面積が大きくなるように設けられている。各電極に均一な電圧を印加する場合、電極1108a、1108cが設けられている側に、電極1108c、1108dが設けられている側より大きい静電力が発生する。このように、反射ミラー1004の構成に対してアンバランスな静電力を作用させることにより、高次共振を発生させることが可能である。さらに、図12に示す走査部1200のように、略同じ大きさの電極1208a、1208b、1208c、1208dを用いて、反射ミラー1004と各電極との間隔に差を設けることにより、反射ミラー1004の構成に対してアンバランスな静電力を作用させることとしても良い。
さらに、反射ミラー1004は、静電力を用いることにより、走査する光の位置を補正する構成に限られない。例えば、駆動力としては静電力のほか、圧電素子の伸縮力、電磁力等を用いることとしても良い。圧電素子の伸縮力により反射ミラー1004を駆動する場合、駆動部である圧電素子に電圧を印加する構成を用いることができる。圧電素子を用いて反射ミラー1004を駆動する場合、伸縮力の大きさは、圧電素子への印加電圧や圧電素材の大きさ等に応じて調節することができる。電磁力により反射ミラー1004を駆動するには、駆動部としてコイル及び磁石を設け、コイルに電流を供給する構成とすることができる。電磁力を用いて反射ミラー1004を駆動する場合、電磁力の大きさは、コイルへ供給する電流量、コイルの巻数、磁石の強さに応じて調節することができる。
反射ミラー1004は、駆動力の強度を調節することにより高次共振を発生する構成に限らず、回転軸であるトーションばねの形状を調節することにより高次共振を発生させることとしても良い。例えば、図13に示す走査部1300のように、太さが互いに異なるトーションばね1307、1317を用いる構成とすることができる。トーションばね1307、1317は、第1の方向へレーザ光を走査するように反射ミラー1004を振動させる回転軸である。トーションばね1307は、トーションばね1317より太く形成されている。また、図14に示す走査部1400のように、長さが互いに異なるトーションばね1407、1417を用いる構成とすることができる。このように、反射ミラー1004の構成に対してアンバランスな形状の回転軸を設けることによって、第1の方向とは異なる方向へレーザ光を走査するように反射ミラー1004が共振可能な状態を作り出すことが可能となる。
さらに、図15に示す走査部1500のように、トーションばね1507、1517を設ける位置を、反射ミラー1004の中心線上以外の位置とするように調節することとしても良い。反射ミラー1004の構成に対してアンバランスな位置にトーションばね1507、1517を設けることによっても、第1の方向とは異なる方向へレーザ光を走査するように反射ミラー1004が共振可能な状態を作り出すことが可能となる。なお、図10〜図15に示した各構成のいずれかを組み合わせることによって、反射ミラー1004を高次共振させる構成とすることも可能である。
レーザ光の軌跡を、図4に示すような矩形形状の軌跡SC2に近づけるためには、反射ミラー1004は、レーザ光の位置を補正するために、図5に示す略三角形形状の波形で表される変位を行うことが望ましい。これに対して、本実施例の反射ミラー1004は、共振することによりレーザ光の位置を補正する。反射ミラー1004は、共振することでレーザ光の位置を補正するため、サイン波で表されるような変位を行う。
そこで、本実施例では、レーザ光の軌跡を、図16に示す矩形形状の軌跡SC4に近づけるような補正を行うために、レーザ光が走査可能な幅d1に対して画像の表示領域の幅d2を小さくすることとしても良い。図16に示す走査軌跡SC3のうち円で囲んだ部分でレーザ光の供給を停止する間に、補正のために共振している反射ミラー1004を、マイナスY向きである紙面下向きへレーザ光を偏向させるように戻す。反射ミラー1004は、第1の方向へレーザ光を走査させる共振周波数f1の略2倍の共振周波数f2で高次共振している場合、第1の方向へレーザ光を走査させるための周期の4分の1の時間を用いて反射ミラー1004の位置を戻すこととなる。
図16のうち円で囲んだ部分は、他の部分と比較してレーザ光の走査速度が遅くなる。このことから、走査幅d1に対して例えば約70パーセントの幅d2で画像を表示することとすることで、高次共振している反射ミラー1004を、マイナスY向きにレーザ光を偏向させる位置に戻す時間を確保することができる。これにより、レーザ光の軌跡を、矩形形状の軌跡SC4に近づけるような補正を行うことができる。
図17は、本発明の実施例3に係る画像表示装置1700の概略構成を示す。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。画像表示装置1700は、観察者側に設けられたスクリーン1705にレーザ光を供給し、スクリーン1705で反射する光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるフロント投写型のプロジェクタである。画像表示装置1700は、上記実施例1と同様に、光走査装置120を有する。
画像表示装置1700の観察者側の面には、硝子や透明樹脂等の透明部材からなる出射窓1710が設けられている。光走査装置120からのレーザ光は、出射窓1710を透過した後、スクリーン1705に入射する。光走査装置120を用いることにより、二次元方向に配列する画素に合わせて正確にレーザ光を走査することができる。これにより、画像表示装置1700は、高品質な画像を表示することができる。
なお、上記各実施例において、光走査装置120はレーザ光を供給する光源部101を用いる構成としているが、ビーム状の光を供給可能な構成であれば、これに限られない。例えば、光源部101は、発光ダイオード素子(LED)等の固体発光素子を用いる構成としても良い。また、本発明の光走査装置120は、画像表示装置に用いる以外に、例えば、レーザプリンタ等の、レーザ光を走査させる電子機器に用いることとしても良い。レーザプリンタに光走査装置120を用いると、画素のずれが低減された高品質なプリント画像を形成することができる。
以上のように、本発明に係る光走査装置は、画像信号に応じて光を走査させる画像表示装置等に用いる場合に適している。
本発明の実施例1に係る画像表示装置の概略構成を示す図。 走査部の概略構成を示す図。 可動部及び反射ミラーを駆動するための構成を説明する図。 可動部の変位により走査するレーザ光の軌跡を説明する図。 反射ミラーの変位によるレーザ光の位置の補正を説明する図。 レーザ光の位置を補正するための反射ミラーの変位を説明する図。 実施例1の変形例に係る走査部の要部概略構成を示す図。 実施例1の変形例に係る走査部の概略構成を示す図。 実施例1の変形例に係る走査部の要部概略構成を示す図。 実施例2の光走査装置によるレーザ光の位置の補正について説明する図。 実施例2に係る走査部の要部概略構成を示す図。 電極の大きさを異ならせることにより静電力の強度を調節する構成の図。 反射ミラーと各電極との間隔に差を設ける構成を説明する図。 太さが異なるトーションばねを用いる構成を説明する図。 長さが異なるトーションばねを用いる構成を説明する図。 反射ミラーの中心線上以外の位置にトーションばねを設ける構成の図。 反射ミラーの変位によるレーザ光の位置の補正を説明する図。 本発明の実施例3に係る画像表示装置の概略構成を示す図。
符号の説明
100 画像表示装置、101 光源部、200 走査部、120 光走査装置、105 反射部、107 筐体、110 スクリーン、104 可動部、201 固定部、202 外枠部、205 反射ミラー、206 第1のトーションばね、207 第2のトーションばね、211 固定部、212 第3のトーションばね、221 可動部用電極、222 反射ミラー用電極、600 走査部、605 反射ミラー、700 走査部、704 可動部、705 反射ミラー、800 走査部、805 反射ミラー、811 固定部、812 片持ち梁、813 層、1000 走査部、1004 反射ミラー、1008a、1008b、1008c、1008d 電極、1100 走査部、1108a、1108b、1108c、1108d 電極、1200 走査部、1208a、1208b、1208c、1208d 電極、1300 走査部、1307、1317 トーションばね、1400 走査部、1407、1417 トーションばね、1500 走査部、1507、1517 トーションばね、1700 画像表示装置、1705 スクリーン、1710 出射窓

Claims (11)

  1. ビーム状の光を供給する光源部と、
    前記光源部からの光を反射する反射ミラーと、
    前記反射ミラーと一体に設けられ、前記反射ミラーで反射した光を、第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の方向へ走査するように変位する可動部と、を有し、
    前記可動部は、前記第1の方向へ光を走査する周波数が、前記第2の方向へ光を走査する周波数に比べて高くなるように変位し、
    前記反射ミラーは、前記可動部に連動して変位するほか、さらに前記第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように変位することにより、前記可動部の変位に応じて走査する光の位置を補正することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記反射ミラーは、前記第2の方向へ光を走査するように変位することにより、走査する光の位置を補正することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記反射ミラーは、前記可動部が前記第1の方向へ光を走査するように変位する周波数より高い周波数で変位することにより、走査する光の位置を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
  4. 前記反射ミラーは、前記可動部が前記第1の方向へ光を走査するように変位する周波数の略2倍の周波数で変位することにより、走査する光の位置を補正することを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。
  5. 前記可動部を駆動する第1の駆動部と、
    光の位置を補正するように前記反射ミラーを駆動する第2の駆動部と、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記可動部を駆動する駆動部を有し、
    前記反射ミラーは、前記駆動部により駆動する前記可動部からの振動を用いて、走査する光の位置を補正するように変位することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. ビーム状の光を供給する光源部と、
    前記光源部からの光を反射し、かつ、反射した光を、第1の方向と、前記第1の方向に略直交する第2の方向へ走査するように変位する反射ミラーと、を有し、
    前記反射ミラーは、前記第1の方向へ光を走査する周波数が、前記第2の方向へ光を走査する周波数に比べて高くなるように変位し、さらに、前記第1の方向へ光を走査する周波数より高い周波数で前記第1の方向とは異なる方向へ光を走査するように共振することにより、走査する光の位置を補正することを特徴とする光走査装置。
  8. 前記反射ミラーを駆動する駆動部を有し、
    前記反射ミラーは、前記駆動部により発生する駆動力に応じて、走査する光の位置を補正することを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 複数の前記駆動部を有し、
    前記反射ミラーは、前記駆動部ごとに前記駆動力の大きさを調節することにより、走査する光の位置を補正することを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  10. 前記第1の方向へ光を走査するように前記反射ミラーを振動させる回転軸を有し、
    前記反射ミラーは、前記回転軸の形状及び前記回転軸を設ける位置の少なくとも一方を調節することにより、走査する光の位置を補正することを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の光走査装置を有し、
    前記光走査装置からの光により所定面に画像を表示することを特徴とする画像表示装置。
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