JP2006226098A - Refuge cage and its work execution method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、避難装置ならびにその施工方法に関する。 The present invention relates to an evacuation device and a construction method thereof.
旧来から地震に伴い発生する津波により多大な災害が発生している。 From the past, tsunamis caused by earthquakes have caused tremendous disasters.
ところで、こうした津波発生時には、高所に登るように教えられているもののその高所のないところが多く、また、近場で登れる施設も少ないのが現状で、それが災害を繰り返す原因になっている。
上記に鑑み、本発明は、ヤシの木や電柱などを利用して簡単にしかも強く立設することのできる避難装置ならびにその施工方法を提供することを目的とする。By the way, at the time of such a tsunami, there are many places where there is no height, but there are few facilities that can be climbed nearby, and this is the cause of repeated disasters. .
In view of the above, an object of the present invention is to provide an evacuation device that can be easily and strongly installed using a palm tree, a utility pole, or the like, and a construction method therefor.
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、津波や洪水などの災害発生時に高所に避難可能な避難装置の施工方法であって、立ち木や電柱、立設ポールなどの自然あるいは人工的な高伸物を受担の対象にして、昇降用材と高所避難部分とを有する避難装置を地盤上に固定設置するようにする。
尚、前記受担とは、通常時並びに津波に伴う負荷が作用した時点のいずれの時点でも受担された関係にあるケースを含むことは勿論、通常は高伸物と離れていて高伸物に受担された状態ではないが津波等に伴う負荷が作用した時点で初めて受担されるような関係になるケースをも含む意味である。
請求項2記載の発明は、津波や洪水などの災害発生時に高所に避難可能な避難装置であって、昇降用材と高所避難部分とを有して立ち木や電柱、立設ポールなどの自然あるいは人工的な高伸物に受担させ得る部分を有するとともに昇降用材が地盤に固定可能に構成されている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のものにおいて、津波の襲来する前方側および/または後方側に緩衝手段が組み合わせとして配備されるようになっている。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載のものにおいて、高所避難部分は、複数の高伸物間を結ぶ渡橋部分をも含んでいる避難装置。In order to solve the above-mentioned problem, the invention described in
In addition, the said receiving includes the case which has the relationship received at any time of the load at the time of normal time and tsunami, and, of course, is usually separated from the high elongation material and the high elongation material. Although it is not in a state of being accepted, it also includes a case in which the relationship is accepted for the first time when a load associated with a tsunami or the like is applied.
The invention according to
According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the buffering means is arranged as a combination on the front side and / or the rear side where the tsunami strikes.
The invention according to
本発明によれば、ヤシの木や電柱などを利用して簡単にしかも強く立設することができ災害を大幅に減らすことのできる避難装置ならびにその施工方法を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the evacuation apparatus which can be erected easily and strongly using a palm tree, a utility pole, etc., and can reduce a disaster significantly, and its construction method can be provided.
以下の各実施形態で説明する諸内容は、他の実施形態にも適用がある。
図1および図2は、本発明に係る避難装置ならびにその施工方法についての一実施形態を示す。
同実施形態において1はヤシの木などの高く伸びた高伸物で、例えば、海外におけるように海岸や街中などの一帯に多くみかけるもので、同高伸物1は、避難装置が設置される前から立っているものや避難装置を設置する際に合わせて植え込まれるものの双方を含むものである。したがって、高伸物1には、ヤシ等の種々の木や電柱の他に、基部が埋設などにより固定された立設ポールのような人工的なものも含まれる。このことは以下同様に適用される。2は砂地などの地盤、Xは津波の襲来する方向、Yは返し流の方向である。Various contents described in the following embodiments also apply to other embodiments.
1 and 2 show an embodiment of an evacuation device and its construction method according to the present invention.
In the embodiment,
Aは避難装置で、同装置Aは、昇降可能な簡易式の昇降手摺3付き昇降用材4と、その上端に一体に備え付けられた囲い手摺5付き高所避難部分(避難ステージ)6とを有する。この避難装置Aは、津波の襲来側である前側装置aと後側装置bとの組み合わせでなる。 A is an evacuation device, and the device A has a lifting
各装置a、bにおいて、高所避難部分6は、図2の右上欄に示すように、四角形を半分にした矩形の平面形状をもつ外枠体7とその内面に張られた網状部材8とで極く軽量簡易なもので形成されている。そして、この高所避難部分6の長手辺中間裏面には、半フランジ9が固着されるとともに、同フランジ9上を介して半筒状で耳片10を備えた抱持体11が突設されている。 In each of the devices a and b, as shown in the upper right column of FIG. 2, the high
両抱持体11,11は、図示のように合わせられて耳片10,10同士を止着具12…により連結することで高伸物1のやや高いところの外回りに止め付けられるようになっている。13は通気質の緩衝材で、同緩衝材13は、高伸物1を傷めたり生育を妨げたりしないようになっている。14は連結座板で、一方の高所避難部分6から突設されて相手側の高所避難部分6側に重なり、止着具12により両装置a、bの連結をするようになっている。15は前後装置a、bの合わせ面である。
尚、前記昇降用材4の横桟部分は、段板を有するタイプとされているが、ロッドやパイプ、アングル、ワイヤ等ロープ類などによる梯子桟でもよい。昇降用材4の縦桁は、丸や四角、アングルなどの金属、木質、プラスチックなどの部材を使用することができる他、ワイヤーその他のロープ類やリンクチェーンなどをも使用することがある。
また、昇降用材4の縦桁は、左右に一対設けられていたが、中央や側脇などに単一本通すタイプにすることもある。
さらに、高所避難部分6を高伸物1に装着してのち、同高所避難部分6からロープ梯子を複数列垂下して下端を地盤や高伸物1側に固定するかあるいはフリーにしたままにした避難装置も施工することができる。
前記避難装置Aは全体が金属製でなるが、全体を木材により作製したり、一部を金属製で他部を木材で作製する場合もある。例えば、津波負荷が想定される昇降用材4は金属製とし、高所避難部分6は木材で作製することもできる。The two holding bodies 11, 11 are combined as shown in the figure, and the
In addition, although the horizontal beam part of the said raising / lowering
Moreover, although the vertical girder of the raising / lowering
In addition, after attaching the high
The evacuation device A is entirely made of metal, but the whole may be made of wood, or a part may be made of metal and the other part may be made of wood. For example, the hoisting and lowering
こうした装置Aは、次のように設置される。図2に仮想線で示すように、高伸物1の根元の前方および後方の所望場所に1ないし2m前後の深さをもって手掘りあるいは建機掘削などにより掘削穴Wを形成し、各掘削穴Wの前側(後方においては後側)位置には、緩衝部材17が立設される。この緩衝部材17は、金属パイプあるいは木材などにより柱状に形成されてその基部フランジ18を穴底に載せた状態でアンカー19…により立設固定されている。緩衝部材17に明けた斜め方向の孔を通じて図2の仮想線のように斜め方向にアンカー19を打ち込むこともできる。また、基部フランジ18を含む緩衝部材17に一端を連結したリンクチェーンやロープなどを掘削穴W内に長く延ばしておいて埋め込み固定するようにしてもよい。また、後述する図14の右上欄図のように緩衝部材17の基部回りに放射状に伸びた脚を土中に埋め込んで固定化する方法もできる。この放射状に伸びた脚は、緩衝部材17の周面から水平に伸びるが上向きや下向きに伸びるようにしてもよい。上向きと下向きあるいは水平に伸びる脚を適宜に組み合わせてもよい。 Such an apparatus A is installed as follows. As shown in phantom lines in FIG. 2, excavation holes W are formed by hand digging or construction machine excavation with a depth of about 1 to 2 m at desired locations in the front and rear of the base of the
一方、装置Aの各昇降用材4の基部も前記掘削穴W内に同時に埋め込まれて固定される。すなわち、昇降用材4の下部の長く伸びた部分を土中まで伸ばして同時に埋め込むようにする。そして、同昇降用材4の下部を埋め込むに際して(あるいは埋め込み後に)昇降用材4の側面に設けられた突片を通じてアンカー19…を打ち込んで同部材4の下部の固定化を図るようにする。図2のように高伸物1は、他に斜め補強材20で補強しておいてもよい。 On the other hand, the base of each lifting
尚、基部フランジ18を含む緩衝部材17側と昇降用材4とは予め掘削した時点であるいは埋め込み後に相互連結しておいてもよい。
また、後側の昇降用材4は単一本であったが、図1に仮想線で示すように左右一対のものにしてもよい。このことは、前側においてもいえる。したがって、昇降用材4の本数は、前後において限定されない。横向きに昇降用材4を設けてもよい。
さらに、図2の左上欄に示すように、昇降用材4の下端には、基板21を備えてアンカー19で固定したり埋め込み固定してもよい。この場合、昇降用材4の側面の筒体を介してアンカー19を打ち込むようにすることがある。
また、前記実施形態では、抱持体11を緩衝材13を介して高伸物1に抱持するようにしていたが、隙間を持たせて津波が来襲した際に初めて高伸物1に受担されるようにしてもよい。これによれば、高伸物1への損傷などがより効果的に防止される。
また、前記実施形態では、昇降用材4が津波襲来方向に平行な面上に設定されているが、例えば、図1でいうと上下方向に昇降用材4がくるようにしたり、斜め向きにくるようにしてもよい。すなわち、昇降用材4の方向性は上記に限定されない。
さらに、図1に仮想線で示すように、装置Aの外周囲には、杭22…と張りロープ23により避難する者を護る安全囲いを構成してもよい。この場合、通過口24を残して避難しやすいようにしておく。
また、高所避難部分6は、四角でなく円形にしたり他の多角形にすることもある。
さらに、前記昇降用材4は、簡易な梯子にしてもよい。
また、同昇降用材4は、図2のように前後に一対組み合わさっていたが、例えば、図2の左側のみあるいは右側のみでもよい。
さらに、前記緩衝部材17回りには、少なくとも津波が襲来側(返し流側も含む)の面に弾性質などの緩衝材を備えてもよい。この場合、廃棄タイヤを緩衝材にすることができる。The buffer member 17 side including the base flange 18 and the lifting
Moreover, although the rear raising / lowering
Furthermore, as shown in the upper left column of FIG. 2, the lower and
Further, in the above embodiment, the holding body 11 is held by the
Moreover, in the said embodiment, although the raising / lowering
Further, as indicated by a virtual line in FIG. 1, a safety enclosure for protecting a person who evacuates may be formed around the outer periphery of the device A by the piles 22. In this case, the
Further, the high
Further, the lifting
Moreover, although the said raising / lowering
Further, a cushioning material such as an elastic material may be provided around the shock-absorbing member 17 at least on the surface where the tsunami comes in (including the return flow side). In this case, the waste tire can be used as a cushioning material.
図3は他の実施形態を示す。同実施形態は、昇降用材28の幅を広いものにし、その上の高所避難部分29も同じ幅にした簡易形の避難装置を示している。尚、昇降用材28は、梯子のような極く簡易で強いものとし、高所避難部分29も外枠パイプ30内にグレーチングを含む網状部材31を張ったものにして設置しやすくしかも必要な強度を満足するものにしてある。32は抱持体、33は緩衝材である。34は引張ワイヤである。 FIG. 3 shows another embodiment. The embodiment shows a simple evacuation device in which the lifting
図4は他の実施形態を示す。同実施形態は、基部座板36を備えてアンカー37で固定可能な一対の簡易梯子型昇降用材38,38の上端間に一体の高所避難部分39を備えてなる避難装置40を高伸物1の側脇に近接して立設して上部を連結部材(ロープやリンクチェーンなど)41で高伸物1と避難装置40側とを連結しておき、前記座板36にアンカー37を介して装置40を完全固定するようにしたものである。勿論、避難装置40は、前記のように、その基部を掘削穴内に埋め込んで固定化してもよい。
同実施形態の方法は、高伸物1の側脇に装置40を立設して連結や下部固定をすればよいので、施工が極く簡単かつ迅速に行える有利さがある。FIG. 4 shows another embodiment. In this embodiment, an
The method of the embodiment is advantageous in that the construction can be performed very easily and quickly because the
尚、同装置40は、仮想線のように左右並列配置してもよい。この場合、両装置40をゴムベルトやチェーン、あるいはロープなどにより相互連結することが強度上有利である。高伸物1と両装置40の3者を相互連結することもできる。
また、同図に仮想線で示すように、実線の装置40の側脇部にハング部42を伸ばして高所避難部分39を広くするとともに同部分39が高伸物1に受担され得るようにしてもよい。ハング部42を連結部分として前記一対の装置40を連結するようにしてもよい。
さらに、装置40の昇降用材38間は補強部材43で継いでもよい。この補強部材43は高伸物1までも連結してもよい。44は埋め込み基礎体で、同基礎体44と昇降用材38間を連結して補強してもよい。こうした埋め込み基礎体44は、他の実施形態でも各所に使用できる。
また、前記実施形態では、昇降用材38と高所避難部分39とは一体ものであったが、高所避難部分39に昇降用材38をヒンジ結合にして折り畳み搬送可能にしたり、現場で高所避難部分39と一対の昇降用材38とを連結するようにしてもよい。
さらに、階段部分38は埋め込み固定できる。
また、前記昇降用材38は一対で構成されていたが、その一方のみに高所避難部分39を付したものでもよい。この場合、高所避難部分39あるいは昇降用材38から他の支え脚を垂直等に垂下して支えるようにしてもよい。また、1本の昇降用材38に高所避難部分39を付したものの一対を高伸物1を介する両側に配して高伸物1にこれらを連結するようにしてもよい。The
Further, as shown by the phantom line in the figure, the hang part 42 is extended to the side part of the
Further, a reinforcing member 43 may be used between the lifting
In the above-described embodiment, the lifting
Furthermore, the
Moreover, although the said raising / lowering
図5、図6は他の実施形態を示す。地盤48には高伸物1が高く伸びて立っている。これらの隣合う高伸物1,1同士を利用した避難装置49をここに提供する。50は昇降用材、51は高所避難部分で、これら一対の高所避難部分51はそれぞれ抱持体52で高伸物1に連結固定されるとともに昇降用材50は埋め込み基礎体53…を介してアンカー固定されている。前記高所避難部分51,51間には、連結部分54に止着具55…を介して長い高所避難橋56が装架されている。避難ステージは、この高所避難橋56および高所避難部分51で構成される。57は引張補強部材である。
図5の実施形態は1列型であったが2列あるいはそれ以上に広げて構成することができる。また、前記実施形態では、2本の高伸物1間での構成であったが、3本以上の高伸物1に関連付けて装置を構成することもできる。5 and 6 show another embodiment. On the
Although the embodiment of FIG. 5 is a single-row type, it can be configured with two or more rows. In the above-described embodiment, the configuration is between two high-
尚、仮想線で示すように、避難渡橋56に他の経路からも避難できるように補助昇降用材58を備えてもよい。59は緩衝部材である。 In addition, as shown with a virtual line, you may provide the auxiliary | assistant raising / lowering
図7は図5の右部分の改良案を示す。高所避難部分63の側部に切欠64を形成し、その中に高伸物1が収まるようにしたものである。65は押さえ板である。
図8は前記切欠64なしで高所避難部分67の外側部に高伸物1がくるようにしたものである。68は抱持体である。FIG. 7 shows an improvement plan in the right part of FIG. A
FIG. 8 is a diagram in which the
図9は他の実施形態を示す。71は海岸砂浜、72は海岸丘地、73は海岸通り、74は内街路、75は歩道をそれぞれ示す。これにおいて、海岸丘地72には、X方向からの津波の襲来に備えて、多数の対抗杭77,78が配列されている。そのうち前段3列の第1対抗杭77…は、略一定間隔をもって左右同列になっているが、4段目以降の第2対抗杭78…は第1対抗杭77の隣合う間に対応するように千鳥配置となっている。こうした配列により津波とともに流れ来るものは有効にここで阻止される。また、海岸通り73や内街路74に面する歩道75にも第3対抗杭79…が立設され、家屋やビルなどが津波による損害が少なくなるようにしてある。 FIG. 9 shows another embodiment. 71 indicates a coastal sand beach, 72 indicates a coastal hill, 73 indicates a coastal street, 74 indicates an inner street, and 75 indicates a sidewalk. In this case, a large number of opposing
図10は海岸線より少し奥に入った内街路81に面する歩道82上に沿って対抗杭83…を配列して対処したものである。同杭83は浮力で浮くものであってもよい。 FIG. 10 deals with the arrangement of opposing
図11および図12は、内街路86の両脇に歩道87を備えた(歩道なしでもよい)ものにおいて、歩道87に対抗杭88…を配列するだけでなく、左右の歩道87上に高いポール89を立設し、これらポール89を介して下降閉止可能な通水対抗材90を備え付けたものである。91はウインチで、このウインチ91を解除することで通水対抗材90が即座に下がって、津波に伴ってくる随流物をここで阻止することができ、その際、水のみは通過させて過度の負荷と浸水をなくすことができる。
尚、通水対抗材90は、仮想線のようにスイング自在なものにしてもよい。FIG. 11 and FIG. 12 show not only the arrangement of the opposing
Note that the water flow-
図13および図14は他の実施形態を示す。94は海岸付近の地盤で、同地盤94には、津波Xの襲来する方向に直交して多数本の支柱95…が立設されている。これら支柱95は、前後に配備され、図14のように地盤94内に全て埋め込まれているが、その下端は、同図右欄のように放射状の脚96…を延ばした支柱95で構成することもできる。96aは脚補強材である。 13 and 14 show another embodiment. 94 is a ground near the coast, and on the
これら支柱95上には、対抗柱97を配備した横長状をした載せ掛けステージ98がグレーチングを含む網状あるいは横桟状のものとして設けられている。99は弓なりにした掬い揚げ部材で、同部材99は、左右に多数本間隔を置いて配備され、その上端は前記載せ掛けステージ98上にブラケットを介して固定される一方、下端は、地盤94に押さえ具100とアンカー101を介して固定されている。尚、102は避難スペースで、前後の支柱95間に形成されている。 On these
こうした装置は、横からみて図14のように山形になっていて、左の方向から津波Xが襲来し随流物がそれに乗ってくると掬い揚げ部材99…に掬い揚げられて載せ掛けステージ98上に持ち上げられる。そこで対抗柱97により更なる流れが阻止される。一方、矢印Yのように返し流がくると同様に機能する。こうした装置は、図13のように複数基が連続してあるいは間隔を置いて配備される。載せ掛けステージ98の対抗柱97上には、避難ステージを設けて登れるようにしてもよい。その場合、避難するための昇降用材を地盤から設ける。 Such a device has a mountain shape as shown in FIG. 14 when viewed from the side. When a tsunami X strikes from the left direction and a follower rides on it, it is scooped up by a scooping
図15は他の実施形態を示し、地盤106内に埋め込まれた基礎ブロック107…から側面山形をなすように複数列の掬い揚げ部材108…を配備し、上部つなぎ補強109や補助脚110を備えて中央の支柱111上の載せ掛けステージ112上に載せ掛けて固定してなる。 FIG. 15 shows another embodiment, in which a plurality of rows of lifting
図16は、付加的な提案例を示し、同例は、防潮堤115の開口を防潮扉116で閉じるようにしたものにおいて、同扉116の閉止動力をモーターでなく、津波力で一方向に動作するアクチュエータ(浮力体など)117とその伝達手段118で構成して、地震で電力が絶たれた場合にも確実に作動が確保されるようにしたものである。この方式は、モーターで駆動されるものに付加的に設けてもよい。 FIG. 16 shows an example of an additional proposal. In the example, the opening of the
図17も付加的な提案例で、津波Xが襲来した際に、タワー120の近くに設けたフロート121が浮き上がって伝達手段122を介して図示しない津波襲来警報手段が作動してその後に襲来するであろう丘側に知らせるようにしたものである。 FIG. 17 is also an additional proposal example. When a tsunami X strikes, the
図18も付加的な提案例で、この例は、前操向輪125と後輪126を備えたボックス型の車体127を有するとともに座席128とベダル129および伝達チェーン機構130を備えたもので、ハンドル131をもちベダル129を踏むことにより津波などの災害中でも燃料や電池なしで走行することができるものである。特に、単なる自転車のようなものでなく、車体127内には、長尺(2m以上のもの)バール132やツルハシ133などの救助用具を中に入れて走行することができるもので、必要に応じて尾端のカバー134を開けることでこうした救助用具132,133…を取り出し使用することができるものである。 FIG. 18 is also an example of an additional proposal, which includes a box-
図19は、ヤシの木である高伸物1に高所避難部分136を形成した他の実施形態を示す。高所避難部分136は、底壁137と3面の囲い手摺138からなる木質あるいは鉄製のもので、手前の開口が昇降口139とされてそこに下方からの昇降用材(梯子)140の上端が臨むように連結されている。141は突張材で、昇降用材140の2本の脚とともに3脚を構成すべく底壁137の他の個所にその上端が連結されているとともに、同突張材141と昇降用材140の高さ方向中程との間には、横補強材142が横架固定されている。突張材141は2本でもよい。 FIG. 19 shows another embodiment in which a high
図20(平面図)および図21(津波が襲来してくる側を正面とした場合に左側面図)は、他の実施形態を示し、本来の津波発生時の避難機能に他の機能を持たせたものである。200は設置地盤で、Xは津波が襲来してくる(想定)方向をそれぞれ示す。 FIG. 20 (plan view) and FIG. 21 (left side view when the side where the tsunami strikes is assumed to be the front) show another embodiment, which has other functions in the original evacuation function when a tsunami occurs It is Reference numeral 200 denotes an installation ground, and X denotes a (presumed) direction in which a tsunami strikes.
201は基礎コンクリートで、同コンクリート201は、円柱状で地盤200内に完全に埋め込まれた形になっているがその上面が地盤200まで露出するようにすることもある。また、同コンクリート201は、四角などの角柱状にすることもできるし、図23に示すように突出材を追加して安定化を図ることもできる。 Reference numeral 201 denotes foundation concrete, and the concrete 201 has a columnar shape and is completely embedded in the
203は支柱で、鉄鋼製の丸パイプでなり、その直径は、5〜10m前後の大き目で、高さは15〜20m程度のものとされている。ここでは、直径5mで高さが15mのものが示されている。同支柱203の基部は、基礎コンクリート201上に載置されてコンクリートからの多数本のアンカー204…により連結固定される円板型の基板205の中央に溶接固定されている。 203 is a support | pillar which consists of steel round pipes, the diameter of which is about 5-10 m, and the height is about 15-20 m. Here, the diameter is 5 m and the height is 15 m. The base portion of the
支柱203の基部外周には、基板205にも溶接された下部補強板206…が周方向複数枚設けられており、これら下部補強板206…は、この実施形態では、3枚で互いのなす角を120°とし、その1枚は津波が襲来してくる側に直面するように配置され、他の2枚はX流を直交して受けないようにやや斜め向きでX流を左右に流出するような方向性に設定してある。 A plurality of lower reinforcing
こうすることで、本来の支柱補強機能の他に、例えば、X流に追従して船や他の漂流物が支柱203にダイレクトに衝当せずにここでまず受け止めてそれを破砕して小片化したり、さらにはX流を左右に分岐させる役目をする。この前の下部補強板206の斜め先端稜に沿って丸パイプやゴムなどの緩衝材を付しておけばより津波Xから避難装置を防護することができる。 In this way, in addition to the original strut reinforcement function, for example, following the X flow, a ship or other drifting object does not directly hit the
支柱203の下部には、X流からみて後背側となる周位を介して出入り口208が設けられている。この出入り口208は、支柱203の後面に1個開設してもよいし、図示のように左右一対開設してもよい。尚、この出入り口203から登降する避難者は図21に示すように下部補強板206によりX流から前方を護られた形になる。また、下部補強板206は、前側に相対する後側にも配してもよい。 In the lower part of the
210は避難ステージで、地盤200から略10mの高さに手摺211付きの円台として支柱203まわりに水平に張り出し固定されている。同避難ステージ210は、50人から100人を避難させ得る広いスペースをもっており、出入り口208からの避難者は、支柱203の内周に沿って設けたラセン階段である登降手段212を通じて登りステージ口213から避難ステージ210上に避難することができるようになっている。避難ステージ210はその底面と支柱203との間に設けたステージ補強板214…により受担されている。
尚、登降手段212は図21の仮想線のように外回りに配してもよく、内外共に配してもよい。また、登降手段212はスロープにしたり簡易エレベータ方式にすることもある。
さらに、図21に示すように、手摺211の前面部にはより細かいメッシュの網状部材216や完全閉止膜材などを配して津波が上方を襲った際の安全性を向上させるようにしてもよい。
また、図21の仮想線のように収納庫217を固定設置して津波流から防護するようにしてもよい。The climbing means 212 may be arranged around the imaginary line in FIG. 21 or may be arranged both inside and outside. The climbing means 212 may be a slope or a simple elevator system.
Further, as shown in FIG. 21, a fine
Further, the
219は水タンク(あるいは油タンク)で、同水タンク219は、上下閉止型をした円筒状(あるいは角筒)のもので、補水管220および配水管221を備えて地上からの水の補充や配水利用を可能にしてあり、同タンク219内の水は、津波発生後は勿論、渇水時や消火用などに利用することができる。
この水タンク219内の水は浄化手段で常時浄化可能とするが、定期的な洗浄を考慮して、支柱203周面に沿って立ち上がり水タンク219に開けた通孔を通じて導かれた梯子(図示省略)によって同タンク219上に上がることができるようにし、タンク219に備えた開閉蓋を開けることでタンク内に入ることができるようにしてもよい。同水タンク219内には浄水材を投入可能にしてもよい。 尚、水タンク219は、内水を蓄えておいて場合地震や津波が襲った際にその衝撃を緩和するように作用する。 The water in the
尚、水タンク219内には、図20に示すように、仕切壁222…を入れてタンク補強をしてもよい。
また、前記支柱203は鉄鋼製であったがコンクリート製にしてもよい。
さらに、図20に破線で示し図21に仮想線で示すように、避難ステージ210の外周と基板205の外周との間に配備した複数本の外防護パイプ224…で避難装置を津波から護るようにしてもよく、このパイプ224でさらに水タンク219を保持するようにしてもよい。In addition, as shown in FIG. 20, a
Further, although the
Further, as shown by a broken line in FIG. 20 and a virtual line in FIG. 21, the evacuation device is protected from the tsunami by a plurality of
また、避難装置の外周囲には、牽きワイヤ225…を配備して避難装置の転倒を防止するようにしてもよい。同ワイヤ225はメッシュワイヤに代えて構成することもできる。
さらに、支柱203は、前後に2本のパイプで構成したり3本寄せ合わせのものにしてもよい。こうした支柱203は、丸パイプに限定されず四角パイプ以上の多角形パイプにしてもよい。Also, check
Further, the
図22は他の実施形態を示す。同実施形態の避難装置は、水タンク219の上にさらに天蓋228付き上避難ステージ229を配備したもので、この避難ステージ229に登る手段として、水タンク219に縦方向の通孔230を開けておき、避難ステージ210から上避難ステージ229へと通じる梯子231を設けてもよい。この梯子231は、下部をラセン階段とし上部のみを梯子として構成することもできる。同避難装置は、登降手段として内ラセン式の登降手段212を配備したが外ラセン階段を付してもよい。内あるいは外部のエレベータにしてもよい。ラセン階段とエレベータとを併設することもある。 FIG. 22 shows another embodiment. In the evacuation device of the embodiment, an
尚、図20、図21および図22の実施形態、ならびに以下の実施形態でも同様であるが、水タンクは、支柱内のラセン階段中央空間に縦筒状に設けてもよい。また、前記上位の水タンクとこの縦筒状水タンクとを併設することもできる。
また、同様に他の実施形態でもいえることであるが、地盤上にあるようにして水タンクを設置して地震や津波発生時のウエイトとしてまた緩衝体として作用するようにしてもよい。この場合の水タンクは、支柱の回りにドーナツ状に形成する場合(図22のa)と、支柱そのものの下部と構成する場合とがある。水タンクの上面をそのまま避難ステージにすることも可能である。こうした場合、上部の水タンクは省略したり併設したりする。登降手段は水タンクの外周にラセン階段を付したり水タンクの周部一部を切り欠いてその空間内に直線傾斜階段を設けたりその切り欠きを出入り口として進入して支柱内のラセン階段で登降自在にするなどする。
図22の右欄に示すように、ラセン階段を内部に構成したパイプ式支柱203の上部に水タンク219を構成し、その上に避難ステージSを設けてもよい。この場合、水タンク219の中央に形成した通穴Pの中にラセンや直線階段等の登降手段を設け前記支柱203内のラセン階段と連絡して避難ステージSに登降可能にしてもよい。S1はその出口である。この避難ステージSには、山やビルなどとの連絡橋232を装架して同ステージSからさらに避難できるようにしたり逆にステージS方向へ避難できるようにしてもよい。
また、前記水タンク219は、その一部あるいは全体を避難部屋にしたり、資料部屋にしたり、あるいは指令塔にしたり、多目的に活用できるものである。支柱203などにはエレベータを装備することもできる。259は避雷針、260はアンテナ、261は監視カメラ、262は津波来襲測定・警報装置である。In addition, although it is the same also in embodiment of FIG.20, FIG.21 and FIG.22 and the following embodiment, you may provide a water tank in the vertical cylinder shape in the spiral staircase center space in a support | pillar. Further, the upper water tank and the vertical cylindrical water tank can be provided side by side.
Similarly, as in other embodiments, a water tank may be installed on the ground so that it acts as a weight or as a buffer when an earthquake or tsunami occurs. The water tank in this case may be formed in a donut shape around the support (a in FIG. 22), or may be configured as the lower part of the support itself. It is also possible to use the upper surface of the water tank as it is as an evacuation stage. In such a case, the upper water tank is omitted or added. Ascending / descending means attach a spiral staircase to the outer periphery of the water tank, cut out a part of the circumference of the water tank and provide a straight inclined staircase in the space, or enter the cutout as an entrance and exit with a spiral staircase in the column. Make it climbable.
As shown in the right column of FIG. 22, a
The
図23は他の実施形態を示す。同実施形態は、海底234上に水面235がある沿岸や河川内を対象にしたもので、236は基礎コンクリートで、海底234内に埋設されており、この実施形態の場合には、突出材237…を同時埋設してその安定性の向上を図ってある。 FIG. 23 shows another embodiment. The embodiment is directed to a coast or a river having a
238は支柱で、鉄鋼製あるいはコンクリート製で、支柱238は、基礎コンクリート236から水面235上に垂直に高く立ち上がっており、同支柱238の水面235より上側の周面には、船舶239を緊急係留することのできるワンタッチ係脱式の係留金具240…が複数突設されるとともに、その船舶239から上の避難ステージ241上に登ることのできる登降手段242が直線階段として設けられている。ラセン階段でもよい。
支柱238の上端には水タンク243が設けられ、その上を利用して上避難ステージ244が設けられている。そして、水タンク243内を通る梯子245により同上避難ステージ244に登降可能とされている。246は避雷針、247はアンテナである。津波Xが襲来した際は、近くの船舶239…はこの避難装置に係留して避難ステージ241や上避難ステージ244に避難することができる。 A
尚、同図に示すように、上部の水タンク243は、本来の水タンク部248の他に仕切壁249を介して別室である保管庫250を併設してもよい。同保管庫250は上避難ステージ244の床面を構成する蓋251…を開けて非常用具や用品類など様々なものを収納しておくことができる。この構成は、他の実施形態にも同様に適用できる。
また、図23に仮想線で示すように、上避難ステージ244からは連絡橋252を追加してさらに避難可能にしてもよい。As shown in the figure, the
Further, as indicated by a virtual line in FIG. 23, a connecting bridge 252 may be added from the
図24の実施形態は、鋼鉄製あるいはコンクリート(RC構造)製で本体分が上向きに細いテーパー形でその上部が絞られて上端が上向きに大きく拡がった形の中空状の支柱255として基礎コンクリート256上に固定設置するとともに、同支柱255の内部に水タンク(あるいは油タンク)257を略同様の形態で構成する一方、支柱255の上部に避難ステージ258を構成したものである。259は避雷針、260はアンテナ、261は監視カメラ、262は津波来襲測定・警報装置である。
尚、263はエレベータで、支柱255および水タンク257の中央を貫通して設けられて、底部を貫通する出入り通路264から入って登降することができる。
また、このエレベータ263に代えて、内ラセン階段(あるいはスロープまたは階段とスロープ併設型)265を設けることができる。この場合、老人などのため、エレベータ263を併設することもある。
さらに、支柱255の外周あるいは内周には、平常時に使用される滑り台を備えてもよい。
前記支柱255は、丸筒状であったが、三角や他の多角形状にしてもよい。
この支柱255の外周には、仮想線で示すように、下方からの津波のせり上がりを食い止め後方へうまく流すようにする防護板266を設けることができる。この場合、同防護板266を図示よりもやや高くしてそこに中途避難ステージを構成することもある。この防護板266の底面はせりあがる津波をUターンさせるR部分を付加することができる。
さらに、基礎コンクリート256の上部は地盤面より一定寸法分突き上がるようにしてそこで津波流Xを受けて回りに流すようにすることもできる。この基礎コンクリート256の前方(X側)には、他の防護手段、例えば、1本あるいは複数本の主柱や平面円弧状をなす防護堤防などを設けて第1段として津波流Xに対抗するようにしてもよい。
また、避難ステージ258の手すりはコンクリート一体型にしたり筒鋼板製にしてもよい。
さらに、右欄図のように、水タンクのない避難用施設物として、支柱255′のように内部中空状をしたけん玉に似た形状にしてもよい。支柱255Aのように鼓形にしてもよい。この場合も横断面は円筒状であるが三角や四角などの多角形にしてもよい。内部はラセン階段やラセンとエレベータ併設型にしてもよい。外周にすべり台を設けることもある。The embodiment shown in FIG. 24 is made of steel or concrete (RC structure), and the
Reference numeral 263 denotes an elevator which is provided through the center of the
Further, instead of the elevator 263, an inner spiral staircase (or a slope or a step with a staircase) 265 can be provided. In this case, an elevator 263 may be provided for the elderly.
Furthermore, the outer periphery or inner periphery of the support |
The
On the outer periphery of the
Further, the upper portion of the foundation concrete 256 may be pushed up by a certain dimension from the ground surface, and may receive a tsunami flow X and flow around. In front of the foundation concrete 256 (X side), other protective means, for example, one or a plurality of main pillars or a protective levee having a planar arc shape, is provided to counter the tsunami flow X as the first stage. You may do it.
Further, the handrail of the
Further, as shown in the figure on the right column, an evacuation facility without a water tank may have a shape similar to a kendama having a hollow shape like a support column 255 '. A drum shape like the
図25の実施形態は、複数本の支柱(パイプ製)267…の上部に避難ステージ268を設置するとともに、同避難ステージ268の底部に下向き凸状の水タンク269を装備したもので、同水タンク269は支柱267に支持された受担機構270により確実に支えられている。 In the embodiment of FIG. 25, an
尚、271は多目的建造物で、支柱267…の内部スペースで水タンク269の下部空間を利用して数階建てに形成されているもので、同建造物271は、例えば、博物館、水族館、公民館、役所などとして利用することができる。272はエレベータで、支柱267のパイプ内空間をそのまま利用して構成してある。
尚、同図右上欄に示すように、水タンク269は球体であったり、右下欄に示すように、立方体でもよい。In addition, 271 is a multi-purpose building, and is formed in several floors using the lower space of the
As shown in the upper right column of the figure, the
図26は、沿岸に構成されるもので、多目的な構造物とした例である。275は支柱で、複数本からなり、沿岸から海中へと向けて直列に立設配備されている。各支柱275には、保管庫の機能を備えた水タンク276が設けられるとともに、同水タンク276上が上避難ステージ277とされ、これら上避難ステージ277相互間を避難ステージを兼ねる連絡橋278としてある。そして、上避難ステージ277や連絡橋278などを上から覆うものとして連続状の雨よけ屋根279を設けてある。尚、280は釣り場を兼ねる下避難ステージである。下避難ステージ280からの避難者は、出入り口281を通じて登降手段で上避難ステージ277に避難することができ、上避難ステージ277では、図の右の方から避難してくる者などをまとめて避難することができ、連絡橋278上も併せて多くの人が避難できる。尚、図20〜26におけるMは航行安全標識灯である。 FIG. 26 shows an example of a multi-purpose structure that is constructed on the coast.
図27の実施形態は、普段は釣り場や駐車場・朝市広場などとして利用価値がある一方において、津波など非常時には避難ステージ284となるものである。すなわち、船舶も係留可能な脚支柱285…などの底部構造体の上に前記避難ステージ284を構築してなるものである。 While the embodiment of FIG. 27 is usually useful as a fishing spot, parking lot, morning market square, etc., it becomes the
図28の実施形態は、山裾などに掘削穴288を明けてその開口に開閉扉289を密閉可能に装備して避難可能にしたものである。290はエアーパイプ、291は水抜き装置、292は電気機器でソーラー293で駆動可能にしてある。 In the embodiment shown in FIG. 28, an
図29の実施形態は、沿岸に沿って避雷針296の複数本を被覆297付きのものとして間隔をおいて立設するとともにそれら避雷針296…を通電ワイヤ298で繋いで接地可能にしたものである。
図30に示すように、山の頂近くなどに同様の構成のものを設置して落雷をここで集中的に処理するようにしてもよい。In the embodiment shown in FIG. 29, a plurality of
As shown in FIG. 30, lightning strikes may be centrally processed here by installing a similar configuration near the top of the mountain.
図31ないし図38は、平常時に宿泊施設(防災教育用としてなど)や研修室・食堂として利用できる建造物Aを含み津波や洪水発生などの非常時には建造物A内からの避難のみでなく建造物A外の一般の人も即刻かつ確実に避難することができるように構成された避難用施設物で、1階部分1F・2階部分2F・3階部分3F・屋上部分RFからなり、1階部分1Fは、図36にも示すように、3階部分3Fまで延びる鉄骨パイプ製の外周支柱300…と中支柱301…からなり、これらの支柱300,301…で囲まれた広いスペースが駐車場302…になっている。各支柱300,301の下端には、コンクリート地盤側にアンカー固定される取付座板300a、301aが設けられている。 Figures 31 through 38 include the building A that can be used as an accommodation facility (for disaster prevention education, etc.), a training room, and a dining room during normal times. An evacuation facility constructed so that ordinary people outside the object A can also evacuate instantly and reliably, and consists of a
2階部分2Fと3階部分3Fとは実質的な建造物の部分で六面体の外壁を有し、2階部分2Fの内部は、図37に横断面を示すように、研修室(集会場)303や食堂304が主として構成されるとともに、これら両室303,304間には、一方が階上正面玄関口aに通じ他方が非常口bになっている2階通り抜け通路305が形成されている。 The second-
3階部分3Eの内部は、図38にその横断面を示すように、各寝室に分かれた宿泊施設306…と必要設備が3階中通路307およびそれに直交する3階通り抜け通路310とともに構成されている。同通路310の一方は3階玄関口cとされ他方は非常口dになっている。 As shown in the cross section of FIG. 38, the interior of the third-floor portion 3E is composed of accommodation facilities 306... Divided into bedrooms and necessary facilities together with a third-floor middle passage 307 and a third-
屋上部分RFは、図33に示すように、矩形平面形状とされた避難ステージ308とされ、同図における左右幅は30m前後、奥行は15m前後とされて建造物に宿泊等滞在する者の他、それ以外の外部からの一般避難者を含めて500人前後を避難収容可能なものとされている。 As shown in FIG. 33, the rooftop portion RF is an
該避難ステージ308の外周囲全体には安全のための手摺309が設けられている。尚、この避難ステージ308上の広いスペースを利用して非常・平常用の格納庫を設置しておいたりソーラー設備や風力発電設備などを装備しておいてもよい。施設物の正面側(図31の手前側)には、避難ステージ308に登降可能な正面階段317が設けられている。 A
この正面階段311は、1階から2階部分に建造物正面側に添って避難者が登降可能な山形をした手摺付き第1階段312と、同階段312よりも手前側に設けられて2階から3階部分に避難者が登降可能なVの字状の手摺付き第2階段313と、3階から屋上の避難ステージ308に建造物の正面側に添って避難者が登降可能な山形の手摺付き第3階段314の組み合わせでなり、同正面階段311の1階から2階部分へ登降したところに第1踊り場316があって、地上からの避難者以外に建造物の2階部分の2階出入り口317からの避難者も避難のために利用することができ、2階から3階部分へも第2踊り場318が設けられて、地上や2階部分からの避難者以外に建造物の3階の3階出入り口319からの避難者も避難のために利用することができるようになっている。
尚、この正面階段311は、非常時以外に平常時の登降手段として利用される。
また、この正面階段311の他に、エレベータやエスカレータを設備することができる。The
The
In addition to the
3階から屋上への階段の上の部分も第3踊り場320になっており、この第3踊り場320が前記避難ステージ308に通じている。図33・図37・図38に示すように、建造物の2階および3階部分に相当する背面にも避難者が避難ステージ308まで登降することのできる背面階段321が設けられて、2階通り抜け通路305や3階通り抜け通路310を通じて正面側の階段以外からも適宜に避難できるようになっている。 The upper part of the stairs from the third floor to the roof is also a
こうした避難用施設物は、1階部分の多数の支柱300,301…をコンクリート基盤上に取付板300a、300bを介して固定することで設置される。また、同避難用施設物は、図33に示すように、例えば、矢印Xを津波が襲来してくる側とした場合に正面側の階段311がその背面にきて避難に安全なように建物全体を方向付けて設置するのが好ましい。しかし、同避難用施設物の津波が襲来してくる方向Xに対する向きは実施形態以外に設定できる。この場合、施設物の矢印X側に先行して防護手段(例えば、鉄パイプや樹木など)323…を支柱300…前方にあるように離間配置しておけば漂流物が直接支柱300…に衝当することなく施設物や駐車した車などが安全である。 Such an evacuation facility is installed by fixing a large number of
平常時には、1階部分1Fの駐車場302に車を止めて、正面階段311を利用して登降することができる。すなわち、第1階段312を介して第1踊り場316に登り、2階出入り口317を開けて階上正面玄関aを通じて2階部分2Fに入ることができる。さらに、3階部分3Eには、第2階段313を通じて第2踊り場318から3階出入り口319を開けてから3階玄関口cに入り、3階通り抜け通路310から各宿泊施設306…を利用することができる。 During normal times, the vehicle can be stopped at the
津波や洪水などが発生した非常時には、宿泊している人や同施設の運営に関与している人などは、2階部分2Fの階上玄関口aから2階出入り口317を通じて第1踊り場316に出てのち、第2、第3階段313、314を通じて屋上の避難ステージ308に避難するようにする。3階部分3Fに宿泊している人は、3階玄関口cから第3階段314を通じて避難ステージ308に避難する。一方、2階部分2F、3階部分3Fのそれぞれ平面側からも背面階段321を通じて避難ステージ308に避難することができる。 In the event of an emergency such as a tsunami or flood, people staying and those involved in the operation of the facility enter the
尚、支柱300の回りに防護手段、例えば、弾性部材を巻き付けておいてもよい。同防護手段は、前記前方の防護手段とともに設けてもよい。 A protective means such as an elastic member may be wound around the
また、前記駐車場302は、1階部分1Fに設けられていたが、2階部分2Eを駐車場とすることもできる。 Moreover, although the said
さらに、前記正面階段311および背面階段321は、各階段支柱(柱間を連結する梁材ならびにこれらと建造物間の連結材も含む)330…を介して耐震支持されており、これら支柱330…や階段311,321は、同時に施設物を前後から耐震補強するものになっている。特に、正面階段311および支柱330の構造物は、図31、図35に示すように、建造物Aから張り出して設けられていることから、地震発生時の抵抗構造体となるだけでなく津波襲来時の補強構造体にもなる。 Further, the
図39ないし図43は他の実施形態を示す。同実施形態は、津波などに対する避難用施設に関するもので、同施設は、鉄骨構造体とその中に組み込まれた剛強コンテナ類からなる。 39 to 43 show another embodiment. The embodiment relates to an evacuation facility for a tsunami or the like, and the facility includes a steel structure and rigid containers incorporated therein.
500は鉄筋モルタル製の基礎で、同基礎500は平面矩形で津波に対することから深さも2.5〜3m前後の充分深いものとされて地盤面501に上面が一致して没した形で造成されている。502は支柱で、同支柱502は丸鋼管製で、前面に左右等間隔の3本、背面に同じく左右等間隔の3本の、合計6本の全ての座板503が基礎500上にあるようにしてそれぞれがアンカー固定されている。この支柱502は、津波襲来想定高さを4mとしその高さに約2mの余裕をもたせて6mをやや越える高さとされている。 500 is a foundation made of reinforced mortar, and the
これら各支柱502の隣合う間には、2階床部分504と3階屋上の避難ステージ505を造るための梁506…がそれぞれ連結一体化されて鉄骨構造物が構成されており、同構造物の図39の手前側が津波Xが襲来してくる側と想定している。この設置向きは変更されることがある。尚、2階床部分504の底面には、床板とは別に図39に一部破断図で示すような折版鋼板508を全面に取り付けておくと、津波からの押し上げ力に抵抗し床抜けを防止することができる。この場合、同折版鋼板508は溝向きを平行にして複数枚を重合してもよく、溝向きを直交させて重合してもよい。これら重合間に介装材を居れておいてもよい。同折版鋼板508は、避難ステージ505の底面にも装備しておいてもよい。 Between the
510は第1階段、511は折り返し階段、512は第2階段であり、建造物の正面からみて左(あるいは右側面や背面)を介して津波に対し強度のあるものとして建造物に添接して設けられている。尚、第1階段の下端は、支柱502の下端の座板を兼ねる共用座板503′を介して基礎500へアンカー固定されている。尚、これら階段510,511,512や避難ステージ505回りには手摺り513…が張り巡らされている。 510 is a first staircase, 511 is a turn-up staircase, 512 is a second staircase, and is attached to the building as being strong against a tsunami via the left (or right side or back) as viewed from the front of the building. Is provided. The lower end of the first staircase is anchored to the
前記構築物の内部には、その1階部分に備蓄倉庫(小型コンテナ)515が、また2階部分にトイレや洗面所完備の集会場用利用庫(中型コンテナ)516がそれぞれ設置され、共に床上に適宜固定されている。これらのコンテナ515,516は、少なくとも津波の襲来してくる面に緩衝部材を張り付けて防護することがある。前記コンテナ515,516に代えて支柱502や梁506などを利用して壁板を構築して前記のように利用可能な部屋を造る場合もある。 Inside the building, a stockpiling warehouse (small container) 515 is installed on the first floor, and a hall (medium container) 516 equipped with a toilet and a washroom is installed on the second floor, both on the floor. It is fixed as appropriate. These
こうしたコンテナ515,516を配備した構築物は、それ自体は避難ステージ505より2m前後低く襲来すると想定される津波に対し鉄骨構造によって充分に抵抗し得るものであるが、設置されたコンテナ515,516は津波の襲来で破損を受けるおそれがある。 Such a structure in which the
そうしたことから、この実施形態では、構築物における津波が襲来してくる側に、前防護材518…と後防護材519…の各複数本からなる防護手段を縦向きにして配備して対応したものである。これらの防護材518,519は、ここでは一側面に2条の溝を有し他側面に1条の溝を有する、一般の道路脇用の大型仕様のガードレールを利用してある。後防護材519…は、左右に一定の間隔を置いて構築物の前面に添って図示しない取付手段(弾性支持することもある)により固定配備されてその下端は地盤面501上にある一方上端は避難ステージ505の手摺り513上にわたるように配備されている。 Therefore, in this embodiment, on the side where the tsunami strikes the structure, a plurality of protective means consisting of a front
前防護材518…は、同じくガードレールを利用したもので、後防護材519…の離間した間に対応するように配置されており、この実施形態では、図40に示すように、地盤501内に埋め込まれて後防護材519と平行となるように直立状態とされるとともに構築物との間に受け材(弾性材でもよい)520…を介して支持されている。前防護材518の基部は、基礎500に固定してもよい。この場合、基礎500に予め同時埋め込み固定され張り出し状とされたブラケットを介して固定してもよい。また、図40に仮想線で示すように完成した基礎500の前面に添って同前防護材518(後防護材519でもよい)を添接して(留め着け)てもよい。 The front
尚、前記防護材518,519は、図41ないし図43に示すように、ガードレールの裏面に相当する面を津波が襲来してくる側Xに対向するように向けて2条の溝に添って津波流が登るようにしてあるが、図41の右欄に示すように表面をX方向に向けて中央溝に添って同津波流が登るようにしてもよい。
また、図41のさらに右欄に示すように2枚のガードレール522,522をV字形になるように合体させたものを立設して矢印のように津波流が分かれるようにしてもよい。さらに、防護材518,519の前面には、津波流を緩衝する弾性材などの緩衝材を張り付けてもよい。
また、前記防護材518,519は、ガードレールの他に、丸パイプ(鋼管矢板も含む)や角パイプなどの杭のようなものや鋼矢板などを利用できる。As shown in FIGS. 41 to 43, the
Further, as shown in the right column of FIG. 41, two guard rails 522, 522 may be combined so as to form a V shape, and the tsunami flow may be separated as indicated by arrows. Further, a cushioning material such as an elastic material that cushions the tsunami flow may be attached to the front surfaces of the
In addition to the guard rail, the
さらに、図42の左側部に仮想線で示すように、構築物の左方向から津波流が押し寄せるように向きが設定される場合にも前後の防護材518,519を配すが、この場合、階段510,512がその取付・受担役としてそれらの階段510,512に衝撃吸収機能を発揮させるようにすることができる。523は丸パイプでなる予備防護材である。 Furthermore, as shown by a virtual line on the left side of FIG. 42, the front and rear
また、図39および図41の各左側部に仮想線で示すように、津波流が襲来してくる側に盛り土(モルタル吹付けやコンクリートでもよい)525を対抗可能に造成して津波流が左右に分かれるようにしたり、この盛り土525にパイプや杭、あるいは樹木などの防護材526…を追加施工しておくことでコンテナ515,516への直接的な損害を軽減するようにしてもよい。こうした盛り土は津波の襲来する前方に複数配備してもよい。盛り土相互間には、ワイヤーやロープあるいはワイヤーメッシュ、樹木などの障害物を配しておけばより有効である。 Further, as shown by phantom lines on the left side of each of FIGS. 39 and 41, the tsunami flow is left and right by creating embankment (or mortar spraying or concrete) 525 on the side where the tsunami flow strikes so as to be able to compete. Direct damage to the
前記コンテナ515,516は、それぞれ吊持してその床下を津波流が通過可能にしたり、津波流が通過可能なように底スペーサ上に設置することも有効である。
また、同コンテナ515,516を床などに敷設のガイドレールで緩衝作用をもって一定範囲のみバック移動可能にして大きな損害を防止するようにしてもよい。
さらに、同コンテナ515,516の津波が襲来してくる側の前面に緩衝材を張っておいてもよい。It is also effective to suspend the
The
Furthermore, a cushioning material may be stretched on the front surface of the
図44および図45は他の実施形態を示す。同実施形態は、前記のような避難用施設物を対象とし、その津波が襲来してくる側に前後の防護材529…,530…を横桟式で側面千鳥配置に離間して設けたものである。前後の防護材529,530は共にガードレールであってもよいし、図示のように前防護材530のみを他の部材としてもよい。
尚、これらの防護材529,530は、支柱502側に固定(緩衝材を介装してもよい)するようにする。前防護材529は、前記実施形態のように受け部材を介して支柱502側に固定するが、後防護材530側に取り付けるようにしてもよい。この場合、前後の防護材529,630間には緩衝材を介装することがある。
尚、図44の右欄に平面図を示すように、避難用施設物の前面に防護材530…を前方山凸形に配置してもよい。この場合、この防護材530のさらに前面に防護材529を組み合わせてもよい。
また、前記実施形態でも同様にいえるが、防護材は透明あるいは半透明質のポリカーボネートなどの樹脂を使用して採光を可能にすることができる。44 and 45 show another embodiment. This embodiment is intended for evacuation facilities as described above, and is provided with front and rear
These
As shown in the plan view in the right column of FIG. 44,
Moreover, although it can say similarly also in the said embodiment, a protective material can enable daylighting using resin, such as a transparent or translucent polycarbonate.
図46は他の実施形態を示す。同実施形態は、縦桟式で左右に複数本のガードレールなどの前後防護材533,534を配したものであって、特に、その角度を後倒れ式にして津波流が這い上がるようにしたものである。その角度は図示よりもさらに小さく地盤面に対し60°や45°にすることができる。この場合、後防護材534が地盤と2階部分間を、前防護材633が地盤と避難ステージ505間をそれぞれ結ぶ線上にくるように配置してもよい。同防護材は、ワイヤーメッシュであってもよい。前後のいずれかのガードレールなどの防護材のみとしそれにワイヤーメッシュを張ってもよい。
尚、仮想線で示すように、防護材を階段535としたもので、同階段535は、右欄のように、津波流を左右に分けるようにすれば2階部分に津波流が到達するのを抑止することができる。FIG. 46 shows another embodiment. This embodiment is a vertical beam type in which a plurality of front and rear
As indicated by the phantom line, the protective material is a
図47は他の実施形態を示す。同実施形態は、避難用施設物の前面にブレース538…を張って前方からの津波流や漂流物から護るようにしたもので、この場合、同図示のようにワイヤーメッシュ539を併設するとより防護効果が高くなる。このメッシュ539は前後に複数枚重合させてもよい。
尚、図33では、施設物の矢印X側に先行して防護手段(例えば、鉄パイプや樹木など)323…を支柱300…前方にあるように離間配置しておけば漂流物が直接支柱300…に衝当することなく施設物や駐車した車などが安全であるとしたが、この場合も、図39から図47までの実施形態を適用することができる。FIG. 47 shows another embodiment. In this embodiment, braces 538 are placed in front of the evacuation facilities to protect them from tsunami currents and drifting objects from the front. In this case, if a
In FIG. 33, if the protective means (for example, iron pipes, trees, etc.) 323... Although it is assumed that facilities and parked cars are safe without hitting ..., the embodiments from FIG. 39 to FIG. 47 can also be applied in this case.
図48および図49はRC構造型津波・洪水等の避難用施設物としての他の実施形態を示す。
この実施形態において600はRC製コンクリート基礎で、同基礎600は地盤(土質や岩盤)601内に埋め込み固着されている。この基礎600は、図49のHのようにその上部一定寸法分を地盤601より突き出すことがあり、この場合、津波流Xなどをその前部で防護する。また、同基礎600は、図48に示すように、平面が正方形であるが、仮想線のように丸形であったり他の多角形であったりする。丸形にしたり四角形などの多角形でその角部を津波流Xの側へ先行させるようにすれば津波流Xを押し分けて脇方へうまく流すことができる。同基礎600は図49に仮想線で示すように複数本の基礎杭603…でより完全固定することもある。48 and 49 show another embodiment as an evacuation facility such as RC structure type tsunami and flood.
In this embodiment, 600 is an RC concrete foundation, and the
基礎600上には、基礎600と一体(同時築造)あるいは別体固定式の架台604が設けられている。同架台604は基礎600に総括して省略することもある。同架台604は、平面丸形でその上を介して直円筒形をなすRC構造の主塔605が築造されている。同主塔605は、津波流Xの流れを基準として背方となる後部に入り口階段606を設け、同階段606も架台604や主塔605と同時築造するようにしたりあるいは別体設置方式とする。同階段606はスロープでもよく、また、スロープ併設型にしてもよい。同階段606は全周が階段状をなす周階段方式にしてもよい。607は入り口扉である。 On the
610はラセン階段(登降手段)で、図49の右上欄に示すように、主塔605の内周に添って手すりとともに一体的に設けられている。この階段610の手すりに相当する部分が一般灯台でみられるように直円筒状になった芯筒として上下に長く延びるものにしてもよい。611は避難ステージで、主塔605の上端に水平円形盤として一体形成されており、同避難ステージ611上の外周部分には避難手すり612が格子鉄柵状などとして安全のために設けられている。
613は登り口で、ラセン階段610の避難ステージ611への出口であり、その周囲には安全柵614が設けられている。615は収納庫で、この収納庫615は扉付きの一体小屋になっているが別体設置型にしてもよい。また、同収納庫615は避難ステージ611の中央に配置されているが、外周側など位置は限定されずまた個数も限定されない。
なお、主塔605は、丸筒状であったが、図48の右上欄に示すように、楕円(あるいは長円)横断面形状にしてもよい。この場合、長径方向を津波流Xの想定方向に対応させると強く抵抗し流れを円滑に分けて流すとともに前後に安定でもある。
また、図48の左上欄に示すように、主塔605の外周に、四方に膨隆状の突出部616を配備したものにして増強を図ってもよい。
さらに、図48および図49に仮想線で示すように、RC構造で平面円弧状をなす前後一対の防護堤防617,617を津波流Xおよび戻り流に対抗すべく固定設置してもよい。この円弧の向きは図示とは逆向きであってもよい。
また、図49に仮想線で示すように、防護杭618を施設物の前方に1本あるいは複数本配備して津波流Xに対抗するようにしてもよく、この場合、基礎600に基部を埋め込んでより強固に固定を図ってもよい。また、この防護杭618は前記基礎杭603に一体物にしてもよい。
さらに、施設物の前方には、図49に仮想線で示すように、凹み状をなす堀619を設けて流れが減衰させるとともに脇方向に流すようにしてもよい。この場合、堀619は図48の防護堤防617と同じように円弧状にすれば津波流Xが脇方向に流れやすい。同堀619と前記防護堤防617は併設することがある。前記防護堤防617は、基礎600上あるいは架台604上に一体的にあるいは別体固着式に設けることがある。また、同堤防617は、周方向全周に設けることがある。
さらに、基礎600は、図49の左下欄に示すように、突出する上部を面取り620にして津波流Xがその斜め面に沿って脇流化するようにしてもよい。
また、図49に仮想線で示すように、避難ステージ611を主塔径よりもより大きくしてその下部から滑り台621を設けてもよい。
さらに、避難手すり612は格子柵状であったが、図49に仮想線で示すように、コンクリート一体形成してもよく、この場合、垂直面上以外に仮想線のように上向き拡開状にして下方からの被害を受けないようにしてもよい。
また、図49に仮想線で示すように、避難ステージ611の上方には収納庫615を利用したり手すり612を利用するなどしてステージカバー622を別体物あるいはコンクリート一体物として設けてもよい。
さらに、主塔605の中段外周には、津波流Xがせり上がった際に矢印のように返し流にしたり脇流とするR部分を備えた中段環623を一体あるいは別体で設けてもよい。この場合、同環623を中段の避難ステージとして構成することもでき、主塔605の胴部に開けた出口から避難途上で仮避難することができるようにすることもできる。
また、図49の左上欄に示すように、主塔605を鉄パイプ製として別途固定設置するようにしてもよい。この場合、中にはラセン階段610を設けるがその中にさらに芯筒625を設けて二重構造とすることができる。
さらに、図49に仮想線で示すように、主塔605の基部にはR部分を設けて津波流Xがせり上がるようにしてもよい。
前記実施形態では、RC構造で主塔等を構成してあるが、主塔の下半部をRC構造とし上半部を鉄造りとしてもよいし、その逆でもよい。また、主塔は、外壁は切石積みとし内部はレンガ積みの二重殻構造を採用することもある。この場合、津波流Xからの防護手段を付加することが好ましい。The
Further, as shown in the upper left column of FIG. 48, the outer periphery of the
Further, as indicated by phantom lines in FIGS. 48 and 49, a pair of front and rear
49, one or more protective piles 618 may be arranged in front of the facility to counter the tsunami flow X. In this case, the base is embedded in the
Further, as shown in phantom lines in FIG. 49, a
Further, as shown in the lower left column of FIG. 49, the
Further, as indicated by a virtual line in FIG. 49, the
Furthermore, although the
49, the stage cover 622 may be provided as a separate object or a concrete integrated object by using the
Furthermore, a middle stage ring 623 having an R portion that returns to the side or flows sideways as indicated by an arrow when the tsunami flow X rises may be provided integrally or separately on the outer periphery of the middle stage of the
Further, as shown in the upper left column of FIG. 49, the
Furthermore, as indicated by a virtual line in FIG. 49, an R portion may be provided at the base of the
In the above embodiment, the main tower and the like are configured with the RC structure, but the lower half of the main tower may be an RC structure and the upper half may be made of iron, or vice versa. In addition, the main tower may adopt a double-shell structure with quarrying the outer wall and brickworking inside. In this case, it is preferable to add a protection means from the tsunami flow X.
図50ないし図53は主塔605の異なる形状例を示すもので、図50の実施形態は、横断面が四角筒状のもので、図51は三角筒状、図52は六角筒状、図53は八角筒状のものをそれぞれ模式的に示す。
これらの図において各角部は津波流Xに先行して向くように配置するのが強くしかも流れを逸らす意味で有効であるが、これに限定されない。
なお、図50に示すように、出入り口階段628は四角な後ろ面に添うように登るものとして構成すれば津波流Xによる被害を受けるおそれが少なくしかも二手に避難できて多くの人が速く避難することができる。しかし、図示のように中央に階段628を設けてもよい。
また、629は内部のラセン階段(あるいはスロープ)である。さらに、主塔605の前2辺基部には後方へ上り階段状あるいはスロープ状の防護手段630を設けて津波流Xを逸らすようにしてもよい。
さらに、図51の仮想線はラセン階段632を示す。この例でも示すように、施設物の前方にはコンクリート支柱状の予備防護柱634を設けて津波流Xの第1防護対策としてもよい。この柱634は仮想線のように三角形柱状で矢印のように津波流Xを予め二分するようにしてもよい。
また、図52に示すように、円弧状の防護堤636を前方配置してもよい。
さらに、図53に示すように、主塔605は多角形であるが、芯筒638の方は円筒状にしてもよい。50 to 53 show examples of different shapes of the
In these drawings, it is effective to dispose each corner so as to face the tsunami flow X, and it is effective in diverting the flow, but it is not limited to this.
As shown in FIG. 50, if the
Reference numeral 629 denotes an internal spiral staircase (or slope). Further, the tsunami flow X may be diverted by providing a
Further, the phantom line in FIG. 51 shows a
In addition, as shown in FIG. 52, an arc-shaped
Further, as shown in FIG. 53, the
図54および図55は他の実施形態を示す。同実施形態においては基礎は図示省略されているが、同基礎上にはRC構造による主塔641が裾拡がりとして築造されている。この場合も主塔641が基礎に一体であることと別体である場合とがある。同主塔641の内部にはラセン階段642が一体構造の避難ステージ643まで登り得るようにして設けられている。644は出入り口階段である。主塔641の上端の避難ステージ643の外周の防護型手すり645はコンクリート一体成形によるものとされているが鉄柵状にしてもよい。646は収納庫である。手すり645上にはステージカバーを設けてもよく、また、手すり645の上面を横切るような一体あるいは別体カバーで仕上げてもよい。 54 and 55 show another embodiment. Although the foundation is not shown in the embodiment, a
この実施形態では、主塔641の前方である津波流Xが襲来してくる側に防護ブロック648が仮想線のように設けられている。このブロック648は、図54の破線のように前面と左右両側面および天面が塞がれて内部が1つの室になったタイプと全体が塊状になったものとがある。また、前部が塊状で後部が室になったものもある。形としては、Iのように立体直方体に似たものと、IIのように平面の前部が丸形に膨出した形のものと、IIIのように平面が三角形に膨出したものなどがある。さらに、図示はしないが平面が六角や八角などの多角形になったものもある。これらを選択できる。 In this embodiment, a
また、図55に仮想線で示すように、同ブロック648もRC構造とするが、その前部には津波流Xが当たることを考慮して乗り上げガイド649をR状あるいは登り傾斜状として設けてもよい。なお、このブロック648は、図55のように戻り流にも備える意味で主塔の後方にも配備してもよい。ブロック648の天面は省略することがある。 In addition, as indicated by the phantom line in FIG. 55, the
なお、主塔641の中段外周には、防護環650を配してもよく、この環650は中段避難ステージ651にしてもよい。その一例を図55の右上欄に示すように、内部中避難ステージ652を形成してもよい。653は芯筒で、主塔641を内外二重構造とすることもある。
また、主塔641の外周にラセン階段642を設けることがあり、この場合、その外周あるいは内周側に滑り台654を設けることができる。
さらに、図54に仮想線で示すように、施設物の外周全体を防護堤防655で包囲してもよい。この場合、後方に入り口656を設けるが、戻り流がそこから入り込むおそれがるので、その口656の後方に対面する阻止盾657を設けておく。
また、図54の左欄に示すように、防護堤防655はラセン形でその後部段違い部分を入り口658としてもい。A
In addition, a
Further, as shown by a virtual line in FIG. 54, the entire outer periphery of the facility may be surrounded by a
Further, as shown in the left column of FIG. 54, the
図56は他の実施形態を示す。同実施形態は、主塔661の基部を一体ボックス型の架台662としたもので、同架台662は、前後・左右面と天面を備えたRC構造とされ、後面には避難入り口が形成されている。この架台662は、内部に直線などの階段663が設けられて主塔661内のラセン階段664に接続されている。階段663は、ラセン階段でもよい。また、架台662内に主塔661の下部が突き抜けた形になっていてもよい。さらに、仮想線で示すように、なお、架台662は、図54のI、II、IIIのような形状を選択できる。また、前面あるいは後面は傾斜面にすることができる。
さらに、図56の左欄に示すように、主塔661は架台662の中に突き抜けた形として架台662の後部から避難してくる人が矢印のように主塔661内のラセン階段664を介して登ることができるようにしてもよい。この場合、架台662上を下避難ステージ666とすることもできる。前記架台662は、上からみて四角形であるが、丸形や三角。四角以上の多角形、長円形や楕円形などにしてもよい。また、図56の右上欄に示すように、架台を下架台668と上架台669に段差型に構成してもよい。
図56の右下欄に示すように、架台671を全周階段式を兼ねるものにしてもよい。FIG. 56 shows another embodiment. In this embodiment, the base of the
Further, as shown in the left column of FIG. 56, the
As shown in the lower right column of FIG. 56, the
図57.図58は他の実施形態を示す。同実施形態は、基礎673上に架台674を介して主塔675を一体築造してラセン階段などで上端の避難ステージ676に登ることができるようになっているもので、677はコンクリート製手すり、678は芯体、679はステージカバー、680は入り口、681は入り口階段である。 FIG. FIG. 58 shows another embodiment. In the embodiment, a
こうした津波・洪水等の避難用施設物において、架台674上には、主塔675の下部外周囲を丸く取り囲むようにしてコンクリート一体型の防護堤683が設けられている。この防護堤683は、その外周面がせり上がり状とされて津波流Xなどが上方へ流れるとともに円錐面に沿って脇流として流れゆくようになっている。この防護堤683の外周面は垂直であってもよい。同防護堤683の後部は切欠状とされて避難者が通れるようにされている。
なお、この防護堤683は、平面が丸形であるが、図50から53に例示する幾何学形状を適用することができる。長円形や楕円形でもよい。防護堤683の左右側面と主塔675との間は離れているが、この間隔は両者683,675との一体化でなしとすることもできる。防護堤683の上面は開放されているが、安全のため、そこに一体あるは別体の天壁を設けることもある。図58に仮想線で示す684は中段環で津波流Xを制御するためのものである。防護堤683は、コンクリート製でなく鉄筒製でもよい。In such evacuation facilities such as tsunami and flood, a concrete-integrated type
The
図58の右欄に示すものは、避難ステージ686をコンクリートで天壁687付きの一体室として形成したものである。天壁687は別体物でもよい。また、避難ステージ686の周面には、展望・監視機能を確保するため、通覧口を設けたり、同口に強化ガラスやポリカーボネートなどの強化樹脂板を窓板688として嵌め込むことができる。避難ステージ686は仮想線のように逆円錐形にしてもよい。 In the right column of FIG. 58, the
図59は他の実施形態を示す。同実施形態は、最上階の避難ステージ690の他にその下方階にも避難ステージ691を構成したものである。692は芯筒、693はラセン階段、694は主塔であり、主塔694の避難ステージ690下方に相当する外周に環状の避難ステージ691を設けて周壁695を付加し、主塔694に開けた連絡口696を通じて避難空間697内にも避難することができるようにしたものである。その結果、同じ設置面積でより多くの避難者を収容することができるようになる。なお、主塔694のさらに下方の壁に通口を開けて対応する高さに避難空間を形成すればさらに多段の避難空間をもつ避難用施設物を提供することができるようになる。これらの構造はコンクリート製であったり鋼鉄製であったりする。また、これらの組み合わせであってもよい。
芯筒692が中空状である場合には、同空間が避難スペースとして利用できる。図59に同時図示するように、芯筒692内の適宜高さに仕切り底板698…を1枚あるいは上下複数段に配し、それに対応して入り口699を開けておいて矢印のようにラセン階段693側から避難空間700内に避難できるようにする。FIG. 59 shows another embodiment. In this embodiment, in addition to the
When the
ラセン階段(あるいはスロープ)693それ自体も多くの人に避難スペースを提供することができる。従って、その全体面積を広くとることが賢明である。そのためには、前記各実施形態でも同様にいえることであるが、主塔694の直径を一定とする場合、できるだけ階段の傾斜を緩やかなものとししかも階段の幅を大きくとるようにする。傾斜を緩く幅を大きくとると登降(避難)も安全で楽になる。幅を大きくとる一案として、芯筒692の直径をできるだけ小さくする。
なお、前記避難ステージ690、避難空間697、および避難空間700は、個別にまたは適宜に組み合わせて構成することができるし、他の実施形態にも適用できる。The spiral staircase (or slope) 693 itself can provide evacuation space for many people. Therefore, it is wise to make the whole area wide. For this purpose, the same can be said for each of the embodiments described above. When the diameter of the
The
図60は他の実施形態を示す。703は主塔(塔型でなく低いビル型のこともある)で、上からみて四角あるいは丸筒状、さらに三角他の多角形筒状のRC構造で築造される。この主塔703は、複数階からなって上下を仕切る壁として各避難ステージ704…を有するとともにコンクリート基礎705上に架台706を介して固定設置されている。
707はスロープ、708は避難入り口であり、同主塔703の中央(他の位置でもよい)を各避難ステージ704を貫通するようにして縦向きの内筒(縦桟でもよい)709が同じくRC構造部分として一体に設けられている。FIG. 60 shows another embodiment.
この内筒709にはそれぞれ出入り口710…が開口するとともに内部にはラセン階段711が設けられている。矢印のように、津波襲来のために避難する場合、スロープ707から避難入り口708を入り、出入り口710からラセン階段711…を使って各避難ステージ704…に避難する。この場合もラセン階段711…も避難場所として機能する。
なお、ラセン階段711に代えて直線階段やスロープで構成してもよい。Each of the
Instead of the
図61および図62は津波(洪水も含む)Xの襲来に対し前以って避難するための避難用施設物(津波避難用タワー)に関する他の実施形態を示す。同実施形態において、720は支柱で、コンクリート製のもので、実施形態では丸柱であるが楕円形、三角形、四角形、図61の左上欄のような六角形、それ以上の多角形など、種々の形状のものを採用することができる。 61 and 62 show another embodiment relating to an evacuation facility (tsunami evacuation tower) for evacuating in advance of an tsunami (including flood) X. In the same embodiment,
この支柱720は、それぞれが垂直で上からみて三角形の頂点位置にそれぞれ配されており、各支柱720は1.5〜3mの直径とされるが、3m以上の大径のものでもよい。そして、同主塔720それ自体は、中実型のものやパイルなどの中空状のものなどいずれも採用できる。また、図61の左下欄に示すように、やや細径のものa…を2本あるいは3本、4本など複数束ねて組成することもある。この場合、これらを束ねるバンド以外に図示のような連結受材727を挟み込んで突設し連結梁728に連結するために構成することもできる。 Each
これらの支柱720…は、下端に浮き防止盤721を備える一方、上端にも同様の据付用盤を備える。浮き防止盤721は、基盤722内に埋め込み施工される基礎ブロック(図示省略)にアンカー固定される方式にしてもよい。ここでは、同支柱720が立設されたあと図62のように盛り土あるいは盛りコンクリートなどの盛り基礎723を築造してその下部全体を倒れないように保持するようにしてある。盛り基礎723なしで前記のようにアンカー固定することもある。前記盛り基礎723の周面には、津波の襲来する方向Xに対し背面となって安全に登り降りできるように第1登降手段(階段や、スロープ、あるいはスロープと階段併設型でもよい。以下同じ)724が一体的あるいは別体階段として設けられている。この第1登降手段724は、図61に仮想線で示すように、幅の大きいものや全周に階段やスロープのあるタイプでもよい。全周に階段があると、段階的に津波流Xを減衰させることができるだけでなく左右周方向に津波流Xを効果的に分けることができる。
尚、複数の支柱720…間は下部間において相互連結することがある。
また、支柱720は、図61の右下欄に示すような内部補強鉄筋(長手方向複数本の鉄筋とその外周のラセン鉄筋の組み合わせ)726…を備えて遠心成形したものとすることがある。These
It should be noted that the plurality of
Further, the
支柱720のそれぞれには、その長手方向中間と上端に平面V形をなす連結受材727が埋め込み固着されている。同連結受材727は、図62の右欄に示すように、H形鋼を基本とするもので、その短寸辺をV字形に一体化したものを支柱720の成形と同時に埋め込んだものである。これら連結受材727は、図61のように三角形の頂点位置から同各辺に添って向くようにされ、これらの対向する同士間に同じくH形鋼でなる連結梁728を横架して図62に示す表裏のジョイント材729を介して止着具730にて相互連結してある。 A connecting receiving
これらの梁構造は、図62のように、支柱720の中間高さと上端高さに連結施工される。3本の支柱720…の上端には、前記据付用盤および上端の梁構造などを介して避難ステージ732が円盤や角形にして固定設置されている。この避難ステージ732の周囲には、防護手すり733が設けられている。また、中間高さにも梁構造上面を利用した中段避難ステージ734が設けられている。この避難ステージ734まわりにも防護手すり735が設けられている。 These beam structures are connected to the intermediate height and the upper end height of the
そして、登降手段として、盛り基礎723から中段避難ステージ734までの第2登降手段736と、同ステージ734から上側の避難ステージ732までの第3登降手段737とが構成されている。第3登降手段737は、折り返し式になっているが、避難ステージ732が低い場合には1本のみで構成することがある。 As climbing means, second climbing means 736 from the
尚、図62に仮想線1で示すように、盛り基礎723は実線のものよりも更に広い面積下に設置したり、IIで示すように、中段の梁構造高さまで達するように高くしてもよい。IIのように高くする場合、梁構造上面や中段避難ステージ734を露出させる方法と、これらの特に梁構造部分をコンクリートで埋め尽くすようにしてそのコンクリート面を中段避難ステージ面とする方法とがある。IIの上面は、中段の梁構造の底レベルに対応させてもよい。 As shown by the
また、図61の右下欄に示すように、連結受材727を備える半割り締め付け式のバンド739を支柱720回りに固定するようにしてもよい。
さらに、図63および図64に示すように、内部補強鉄筋のある場合とない場合の双方を含み、支柱720それ自体に切欠741を形成しておき、その適所にアンカーボルト742…を固着して連結受材743を一体に備えた取付座板744を止め付けるようにしてもよい。In addition, as shown in the lower right column of FIG. 61, a half-clamped
Further, as shown in FIG. 63 and FIG. 64, including the case where there is an internal reinforcing bar and the case where there is no internal reinforcing bar, a
図61ないし図64の実施形態において、支柱の本数は2本、4本など他の本数でもよい。
また、支柱は、SCパイルのように中空状コンクリートの外周に鋼管を同時一体成形してなるものを使用してもよい。これに溶接式あるいは締め付けバンド式で連結受材を取り付けるようにしてもよい。In the embodiment of FIGS. 61 to 64, the number of support columns may be other numbers such as two or four.
Moreover, you may use the support | pillar formed by simultaneously forming a steel pipe on the outer periphery of hollow concrete like SC pile. You may make it attach a connection receiving material to this by a welding type or a fastening band type.
図65は、同じく津波(あるいは洪水や台風、竜巻など)避難用の施設物の他の実施形態を示す。同実施形態は陸上設置型で、複数(図では3個)のブラケット747を突設し底部に座盤748を備えてなる球形の底部ジョイント749を図では4個用意して、所定位置、図では1辺20〜30m程度の平面四角形の頂点位置にアンカー750にて固定設置してのち、両端にブラケット751を備えた横連結材752…を同ブラケット751に止着具を介して連結装備したもので、そのあと、頂部ジョイント753のブラケット754に一端を集束状に連結した4本の斜め連結材755の各他端のブラケット756を前記ブラケット747に止着具を介して連結することにより骨組みが完成する。これらの施工にあたってはクレーン吊りをすることは当然である。横連結材752や斜め連結材755、ジョイント749,753などは鋼鉄製であるが、コンクリート製であってもよい。コンクリートの場合は、鉄筋補強型が好ましい。 FIG. 65 also shows another embodiment of a facility for evacuating a tsunami (or flood, typhoon, tornado, etc.). The embodiment is a land-mounted type, and in the figure, four
この施設物は、正四角錐であるが、同図左上欄のような三角錐骨格形状のものであってもよい。すなわち、749は底部ジョイント、752は横連結材で、これらにより平面三角形をした底部骨格を形成し、3個の底部ジョイント749から頂部ジョイント753へと斜めに立ち上がる3本の斜め連結材755…を備えるとともに、適宜高さに避難ステージ757を設置して登降可能としてある。尚、1つの底部ジョイント749が津波の襲来する方向Xに対向して先行するように向けるがこれに限定されない。
また、図にCで示すように襲来してくる津波流Xを左右に切り分けるための流れ制御材を骨格の左右側面で避難ステージ757より低い面内に対応するように設けると被害が少なくなる。同流れ制御材C,Cは、避難ステージ757より高く達するように張ってもよい。避難ステージ757に避難した人を津波流Xからより確実に護ることができる。前記施設物は、六角形や八角形など他の多角錐状でもよい。
また、仮想線で示すように、中段には、避難ステージ757が設けられて登降手段758により地上から登降することができる。避難ステージ757は図66のように上下複数段に構成してもよい。また、同施設物の下回りの骨組みは、図66に仮想線で示すように、土砂やコンクリートなどの盛り基礎760で埋設してもよい。同盛り基礎は761のように高くしてその上面を避難ステージ762にしてもよい。これらの施設物の複数個を設置して相互を連結するようにしてもよい。This facility is a regular quadrangular pyramid, but it may have a triangular pyramid skeleton shape as shown in the upper left column of FIG. That is, 749 is a bottom joint, and 752 is a horizontal connecting material, thereby forming a bottom skeleton having a plane triangle, and three oblique connecting
Further, as shown by C in the figure, if a flow control material for separating the incoming tsunami flow X to the left and right is provided so as to correspond to a plane lower than the
Further, as indicated by a virtual line, an
図66の右上欄に示すように、正立の骨組みAの前後あるいは左右に他の骨組みA、Aを図65とは逆様の形で組み合わせた連設型としてもよい。この場合、レベルLでその上面を示すようにこれらの下部範囲を盛り基礎で埋め合わすことで避難用施設物全体の安定性が向上する。764は登降手段、765は避難ステージである。この実施形態のものとは逆様の態様にしてもよい。 As shown in the upper right column of FIG. 66, it may be a continuous type in which other frames A and A are combined in the opposite manner to FIG. In this case, the stability of the entire facility for evacuation is improved by filling these lower areas with the foundation so as to show the upper surface at level L. 764 is climbing means, and 765 is an evacuation stage. A mode opposite to that of this embodiment may be adopted.
図67は、同じく津波避難用施設物で、平時は勿論津波(洪水)などの非常時に避難施設として主に車両768…と搭乗者、近場の人々を複数階に亘って避難させ、特にその避難が早急に能率的に行えるようにしたものである。そして、仮想線のように平時には防災研修施設あるいは宿泊施設などとして有効に利用され得る付設家屋769をも設置可能なものである。 Fig. 67 is also a tsunami evacuation facility, which mainly evacuates
770は地盤、771はその上に造成したコンクリートなどの盛り基礎であり、同基礎771により縦横複数本の支柱772…が立設されている。これら支柱772…により平面矩形をした高2階床773・3階床774・屋上階775が鋼鉄製あるいはコンクリート製として構築されている。 770 is the ground, and 771 is a pile foundation such as concrete formed thereon, and a plurality of vertical and
基礎771は、津波の防波堤としての役目をし、その離れた2箇所には、避難してきた車両768が2方向から乗り入れることのできるスロープ状の登降口777が形成されている。登降口777から高2階床773→3階床774→屋上床775へと平面L字形に曲がる主スロープ778の一対が添設されている。登降口777からの車両768は、矢印U(UPの略)の経路で主スロープ778の左手路線へと登ることができ、そのあと、高2階床773→3階床774→屋上床775へと次々に登ることができる。そして、矢印D(DOWNの略)のように逆に屋上床775から地上へと戻ることもできるし、それ以外の各階774,773へも移動して避難場所を変えることもできるようになっている。 The
尚、前記家屋769は、コンテナでもよいが、その設置場所は、例えば、高2階床773と3階床774間であったり、3階床774と屋上床775間であったりする。高2階床773は、津波の想定される高さを超える高さであることは当然である。
主スロープ778はそれ自体も避難部分となる。The
The
図69および図70はその変形例を示す。781は盛り基礎、782は支柱、783は高2階床、784は3階床、785は屋上床であって、盛り基礎781には、4箇所に登降口786が形成されていて、これらから高2階床783への避難は、ラセンスロープ787と防護周壁788を備えた4箇所の登降手段を通じてなされるようになっている。すなわち、前記実施形態よりも多くの避難経路をもつことでより早急に効率的な避難活動ができるものである。 69 and 70 show a modification thereof. 781 is a raised foundation, 782 is a support column, 783 is a high second floor, 784 is a third floor, 785 is a rooftop floor, and the rising
尚、ラセンスロープ787も往復路線型とすればよいが、単路線の場合には、登り降りの車両がぶつからないように信号789で制御するようにする。790は主スロープで、高2階床73→3階床784、3階床784→屋上床785へと車両を導くためのものである。この実施形態は、地上から高い高2階床783へとにかく多くの車両などを避難させ、一先ず安全圏内に避難したあとは高2階床783からそれ以上の階へ安心して安全確実に避難し得るようにと考えたものである。図69および図70の仮想線は、矩形をした施設物の各辺に添って高2階床783までそれぞれに車両を誘導することができるようにした各スロープ791であり、この場合も多くの車両を一先ず高2階床783まで避難させ得ることができる。尚、主スロープ790の有る無しに拘らず、周壁788付きラセンスロープ787は、屋上床785迄高く伸びるものにしてもよい。同スロープ787は各階に通じるものとする。 The
図71および図72の実施形態は、盛り基礎792上に支柱793…を介して構築した高2階床794・3階床795・屋上床796を備え主スロープ797を添設してなる施設物であって、高2階床794へ早急にかつ多量に車両などを避難させ得るように、基礎792を施設物の一側方へ長く延ばすとともに、この基礎792から高2階床794へとやや緩く傾斜する幅広型の第1スロープ798を鋼鉄あるいはコンクリート製として形成したものである。この第1スロープ798により、多量の車両を同時に避難させ得る。
尚、同実施形態では、施設物の長手方向に基礎を延ばして第1スロープ798を構成してあるが、長手方向に直交する側に延ばすようにしてもよいし、双方に延ばすようにしてもよい。71 and 72 includes a high-
In the embodiment, the base is extended in the longitudinal direction of the facility to form the
1…高伸物 2,48…地盤 4,28,50、140…昇降用材 6,29,51…高所避難部分。 DESCRIPTION OF
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