JP2008014112A - Seismic sea wave evacuation device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、津波避難装置に関する。 The present invention relates to a tsunami evacuation device.
最近、インドネシアで大津波が発生して多くの犠牲者が出たが、津波の中には、高波のものがあり、1896年三陸沖を震源として発生した明治三陸地震津波にあっては波高が38mにも達した記録がある。 Recently, a large tsunami occurred in Indonesia, and many victims appeared, but some of the tsunamis were high waves, and in 1896 the Meiji Sanriku earthquake tsunami occurred off the coast of Sanriku, the wave height was There is a record that reached 38m.
本出願人は、津波避難タワーについて先に提案したが、前記のような波高の高い津波に対しては殊のほか高い避難タワーが必要であると実感している。
上記に鑑み、本発明は、波高の高い津波に対して特に強力で避難が確実にできる津波避難装置を提供することにある。The applicant previously proposed a tsunami evacuation tower, but has realized that a particularly high evacuation tower is necessary for such a high tsunami.
In view of the above, it is an object of the present invention to provide a tsunami evacuation device that is particularly powerful and can reliably evacuate against a tsunami with a high wave height.
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、複数本の下部内側支柱の上側に上部支柱を配すとともに下部内側支柱の外周囲に下部外側支柱を配し、これらの支柱を梁で連結するとともに、前記上部内側支柱の上部に避難ステージを構築し、地盤から前記避難ステージに昇り降りするための登降手段を備えて全体として高伸タワー型とした。 In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 is arranged such that an upper support column is arranged on the upper side of a plurality of lower inner support columns, and a lower outer support column is arranged on the outer periphery of the lower inner support column. In addition to the connection, a evacuation stage was constructed on the upper part of the upper inner support column, and a climbing means for ascending and descending from the ground to the evacuation stage was provided, so that a high-stretch tower type was formed as a whole.
本発明によれば、波高の高い津波に対して特に強力で避難が確実にできる津波避難装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a tsunami evacuation device that is particularly powerful and can reliably evacuate against a tsunami with a high wave height.
以下各実施形態で説明される案は他の実施形態でも同様に適用されるものとする。
図1〜7に示す実施形態は、高伸タワーについてのもので、1896年三陸沖を震源として発生した明治三陸地震津波の際に記録した波高38mの津波が再び襲来しても避難しておけば助かるように避難ステージ床レベルを高さ41mに設定した鉄骨造りのものである。ここで図1の手前面が津波の襲来が想定される方向に対抗すべく真正面に向けられて設定されているが、襲来してくる方向に対して斜め向きに設定してもよい。The plan described in each embodiment below applies to other embodiments as well.
The embodiment shown in FIGS. 1 to 7 is for the Takanobu Tower, and even if a tsunami with a wave height of 38 m recorded during the 1896 Meiji Sanriku Earthquake Tsunami that occurred off the coast of Sanriku hits again, you can evacuate. It is made of steel frame with the evacuation stage floor level set to 41m high so that it can be saved. Here, the front surface of the hand in FIG. 1 is set to face directly in front of the direction in which the tsunami attack is assumed, but may be set obliquely with respect to the incoming direction.
500は下部内側支柱で、長さ25mの四角(あるいは丸)パイプの4本でなり、これらの下部内側支柱500…は、スパンが10m前後で上からみて四角形の頂点位置に配置されるとともに下部梁501…により5階建て構造になるように構築されている。
下部内側支柱500の周りには、長さ15m程度の下部外側支柱502…が合計12本垂直に配置されて正面幅および奥行きそれぞれ18m程度となるように梁501…の相互連結により構築されている。下部内側支柱500および下部外側支柱502のそれぞれ下端には、地盤503内に予め埋込固着されたコンクリート基盤504側に固定される座板505が固定され、コンクリート基盤504側の対応する箇所に配備されるアンカーボルト(図示省略)にナット固定されるようになっている。尚、図1に仮想線で示すようにコンクリート基盤504内に予め埋め込み固着される埋込支柱506上のフランジに相互固着されるようにしてもよい。この固定方式は上記のものに限定されないことはいうまでもない。これにより、立設面積が広く安定した基台部aが構成される。 Around the lower
508は上部支柱で、同上部支柱508は、下部内側支柱500よりもワンランク細い角あるいは丸パイプでなり、合計4本を1組として下部内側支柱500上にそれぞれがくるようにして垂直に立設され固着されている。そして、これら上部支柱508間は上部梁509…で相互連結されてタワー部aが構築されている。
511は避難ステージで、地盤503から41mの高さに設定されるとともに前記上部支柱508の平面よりも広く外周に突き出した平面形状をもちその外周には盲状の防護カバー512が覆われている。その中のスペースが実質的な避難部分となっている。513はステージ台で、同台513は、灯台としての機能をもつ航行案内投光機器514や図示しない中継アンテナその他の機器類を固定するために利用される。
515は登降手段である斜行式の階段である。この階段515の1階と2階のものは、できるだけ多くの人が早急に上へ登ることができるように左右一対設けられるとともに図6に右側面を示すように津波の襲来する方向からみれば津波の流れに逆らわない後方側から前向き上方へと安全に登ることのできる設定になっている。
3階からタワー部bに移行する階段515やタワー部b内の階段515…については、単列式の階段となっている。尚、1階を除く基台部a内およびタワー部b内の各階の床面には図5のH−H線断面図として示すように床板516…が敷設されている。 The
518は簡易エレベータ装置が構成されている。同装置518は、エレベータガイド519とエレベータ本体520とを備え、エレベータガイド519は、2階床面中央から避難ステージ511の中央を貫きさらに上方へ伸びたアングル材や角パイプなどからなる4本1組のガイドフレームでなり、その4面には恐怖感をなくすため周壁や縦桟S(図1の右欄)、格子などの遮材を付すことがある。 A
エレベータ本体520は、簡易型のもので乗降扉521を備えるとともにその4箇所のコーナーに備えた転動ローラー(図示省略)が前記ガイド519に添って転動しながら昇降するようになっている。その駆動装置522はエレベータガイド520の頂点位置に設けられるとともに同装置522内の巻取ドラムに巻き取られたワイヤ523の下端が本体520に連結されている。 The elevator body 520 is a simple type and includes a passenger door 521, and rolling rollers (not shown) provided at the four corners of the elevator body 520 move up and down while rolling along the
尚、エレベータ本体520の底面には突体524が設けられ、この突体524は、下方から津波に伴う水面上昇が迫ってきてもそれらが本体底面に直接当たるのを回避させながら安定な昇降を約束する。また、乗降扉521は、津波の襲来してくる向きでなく後ろ向きに設置すればより安全に避難することができる。さらに,エレベータ装置518は、前記実施形態では1基であったが、数基並列式に設けてもよい。その一方において、同エレベータ装置518は、1基であってもタワー部bの占有面積程度に大きなものにすることもある。 Note that a
前記実施形態において、図1に仮想線で示すように、各階の半分高さ程度あるいはそれ以上の高さをもって外壁525…を付して恐怖感をなくすようにするとともに津波から避難者を護るようにすることがある。この外壁525は、各階の全高に及ぶものにしてもよい(図1の左欄参照)。1階には外壁525を設ける場合とそうでない場合とがある。外壁525を積極的な補強メンバーにすることができる。その場合、外壁525を内外二重あるいは三重構造にしてもよい。 In the embodiment, as shown by phantom lines in FIG. 1, the outer wall 525 is attached at a height of about half or more of each floor so as to eliminate fear and to protect evacuees from tsunamis. It may be. The outer wall 525 may extend over the entire height of each floor (see the left column in FIG. 1). There is a case where the outer wall 525 is provided on the first floor and a case where it is not so. The outer wall 525 can be an active reinforcing member. In that case, the outer wall 525 may have an inner / outer double or triple structure.
また、1階部分に×印で示した個所527は事務所・物置あるいは駐車場などに利用してもよく、さらに、少し高い3階部分に×印で示す個所を津波に対して絶対強度を有する安全ルーム528としたり、防災情報指令基地529として活用することができる。
さらに、タワー部bには、中途避難室530を設けておくことができ、この避難室530は津波に対して絶対強度のある安全避難室とする。Also, the
Furthermore, a
また、避難ステージ511には、避難投光器531や風力発電装置532を設けたりその他の必要機器や器具収納部を設けることができる。尚、図1の仮想線のように、平常時にバンジージャンプを利用できる飛び降り台533を付しておくこともできる。 Further, the
さらに、図1に仮想線で示すように、高伸タワーは、牽きワイヤ535…で補強支持してもよく、この場合、ワイヤ535が津波の衝撃で引き抜かれることも想定してたるみ式補助ワイヤ536を付しておくことができる。このワイヤ536は、基部を地盤503側にアンカー止めする場合とタワーに止め付ける場合とがある。
また、図1の左上欄に示すように、牽きワイヤ535の上端(あるいは下端や中途)には、バネ吸収装置537を付して高伸タワーの倒れを効果的に制止するようにしてもよい。Further, as shown by phantom lines in FIG. 1, the Takanobu tower may be reinforced and supported by
Further, as shown in the upper left column of FIG. 1, a
また、図6に仮想線で示すように、右方に山や丘などの高所がある場合には、同高伸タワーから避難通路体538を延ばして高所への避難を可能にしてもよい。この場合、避難通路体538の存在が高伸タワーの強力な支えにもなる。 In addition, as shown by a virtual line in FIG. 6, when there is a high place such as a mountain or a hill on the right side, the
図8〜図13に示す実施形態は、広く安定した基台部aとその上のタワー部bとでなるとともにタワー部bがやや広めの下部b−1と狭い上部b−2の2段階式になって上部が段階的に窄まった3段階構成の高伸タワーとなっている。4段階・5段階にしてもよい。 The embodiment shown in FIGS. 8 to 13 is a two-stage system comprising a wide and stable base part a and a tower part b thereon, and a tower part b having a slightly wider lower part b-1 and a narrow upper part b-2. It becomes a high-strength tower with a three-stage configuration with the upper part gradually narrowed. There may be four or five stages.
高伸タワーの上端には避難ステージ541が設けられるとともにタワーの中央にはエレベータガイド542やエレベータ本体などでなるエレベータ装置543が前記実施形態同様に設けられている。544は巻き上げのための駆動装置である。 An
また、タワーには各階に外壁545…が張られて津波からの防護になっているとともに避難時の恐怖感をなくすようにしてある。この外壁545で内部が見えないが、内部には、図9・図10・図12・図13に示すように階段546…が1階から避難ステージ541まで登降できるように設けられている。547は支え補強材である。
図1の実施形態および図8の実施形態でも同様にいえることであるが、高伸タワーの前方である津波の襲来してくる側には、タワーとは別体の予備緩衝部材(ポールや障害壁など)を単一本あるいは複数本立設配備することがある。このことは以下の実施形態でも同様にいえる。In addition, the tower has
The same applies to the embodiment of FIG. 1 and the embodiment of FIG. 8, but on the side where the tsunami strikes in front of the Takanobu tower, a preliminary buffer member (a pole or obstacle) separate from the tower. A single wall or multiple walls may be installed. The same applies to the following embodiments.
図14〜図17に示す実施形態は、3本の斜め支柱549…で鋭角状の三角錐形の高伸タワーを立設して高さを前記同様に避難ステージ550の床面が41m前後の高いものに設定したもので、支柱549…相互間は横連結材551…で上下数段につながれるとともに適宜に斜め補強材552…を組み合わせて全体を構築したものである。尚、最も下側の補強材552は、地盤内あるいはコンクリート基礎内に基部を埋め込んであるがこれに限定されない。例えば、ワイヤで地盤側に牽引することもある。
また、553は牽引ワイヤ、554はたるみ式補助ワイヤ、555はアンカーである。この補助ワイヤ554は、554′のように一端を地盤側に固定してもよい。In the embodiment shown in FIG. 14 to FIG. 17, an acute triangular triangular pyramid-shaped high stretch tower is erected by three
553 is a pulling wire, 554 is a slack auxiliary wire, and 555 is an anchor. One end of the
こうしたものにおいて、避難者の登降には、つるべ式の簡易昇降機557を使用する。同昇降機557は、図15および図16に示すように乗降扉558付きのゴンドラ559の一対を備え、これらのゴンドラ559間をワイヤあるいはリンクチェーンなどの無端式連結条材560でつないで避難ステージ550上の駆動スプロケット561および一対のアイドラ562ならびに2本の支柱549の基部に設けた基部アイドラ563などを介してつるべ式に交互に昇降できるようになっている。そして、2本の支柱549の外面には、地盤側から避難ステージ550上まで亘るように第1・第2ガイドレール564,565が固定されており、これらのレー564,565に主ローラー566とサイドローラー567が当たるようにしてゴンドラ559が昇降されるようになっている。 In such a thing, the climbing type
これら2本の支柱549は津波の襲来してくる側を基準にすれば後ろ側に相当する2本である。図14は、一方のゴンドラ559が避難者を乗せるためタワーの根元に位置する一方、他方のゴンドラ559は避難ステージ550に明けられた通穴568を通じて避難ステージ550上に登って避難可能な状態を示している。この動作を交互に繰り返すことで多数の人を避難ステージ550上に避難させることができる。この図には示していないが別途避難階段を付すことができる。この場合、ラセン階段を付すこともある。また、昇降機は、つるべ式でなく、別個に動作するものにしてもよいし、タワー中央で昇降する方式にしてもよい。
尚、支柱549は図17に示すように、4本(あるいはそれ以上)の本数にしてもよい。つるべ式昇降機569を構成する場合は、図示のように一対の支柱549に対して昇降機569のそれぞれを構成することができる。570は駆動装置(モーター)である。These two
The number of
図18および図19は、他の実施形態を示す。639は海面、640は海岸線の堤防、641は一般住宅地、642は最短距離にある山をそれぞれ示し、こうした住宅地641では山642に直接登ることが避難として最も確実とされている。
しかし、避難のための距離が長いことが多々あり、そうした場合、これらの図に示す2段階避難方式が有効で確実な避難方法とする。18 and 19 show another embodiment. Reference numeral 639 denotes the sea surface, 640 denotes a shoreline embankment, 641 denotes a general residential area, and 642 denotes a mountain at the shortest distance. In such a residential area 641, direct climbing to the mountain 642 is the most reliable as evacuation.
However, the distance for evacuation is often long, and in such a case, the two-stage evacuation method shown in these figures is an effective and reliable evacuation method.
それにはまず、住宅地641から近場とされる公園や広場に図示のような避難タワー643を立設して多くの住民がまずはこのタワー643に登って助かるようにし、その上で同タワー643の頂部にある一次避難ステージ644と山裾に設けた二次避難ステージ645と間に張った避難ロープ646を使ってスロースライダ647…で滑り避難するようにする。 First of all, an
タワー643は、下部に階段648を備えて2あるいは3階まで避難者を導き、その上で中央を通る簡易エレベータEVを使って一次避難ステージ644まで避難する。一次避難ステージ644内では、簡易エレベータEVにロープ646の一端を連結してあるとともに、スロースライダ647…を常時多数組常備するようにしてある。 The
スロースライダ647…は、ロープ646上をゆっくりと回転してゆくローラー648とローラーブラケット649とを備え、同ブラケット64には、避難者の身体をすっぽりと全体を包み込み出入りだけは開口650を通じて自由にできるような強靭で折畳み可能な樹脂膜製の袋状本体651を備える。この本体651は、多数が折り畳まれて常備されているので、それを次々に展開してそのローラー648をロープ646に掛けるようにし、その本体開口650から避難者が本体651内に乗り込むことで準備が完了する。ローラー648は一定以上の回転でガバナが働き常に一定のゆっくりした速度を維持できるようになっている。避難者が手動でブレーキングを掛けることができるようにしてもよい。 The
本体651は折畳みの可能な限度で骨を備えたものにして保形性のあるものにしてもよい。また、本体651は、ガス膨張バッグ方式を採用してもよい。一方、二次避難ステージ645は、内部に安全クッション652が対向配置されているので、安全に避難者を停止・回収できる。 The main body 651 may be provided with bone to the extent that folding is possible and may have shape retention. The main body 651 may adopt a gas expansion bag system. On the other hand, since the safety cushion 652 is opposed to the secondary evacuation stage 645, the evacuee can be safely stopped and collected.
図20および図21の実施形態は、津波避難兼用型立体駐車場に関するもので、平時は立体駐車場として使用できることは勿論、津波来襲時には車両900…をはじめ近場の住民や通りすがりの人等を全て含めて自由に避難することができるとともに車椅子での避難もスロープやエレベータ等を利用して無理なくできるようにしたものである。 The embodiment shown in FIGS. 20 and 21 relates to a tsunami evacuation combined type multi-story parking garage, which can be used as a multi-story parking garage during normal times, as well as nearby vehicles such as
901は地盤、902はその地盤901内に埋め込み一体化されたコンクリート基礎であり、このコンクリート基礎902は、想定津波来襲高さに合わせてその上面を1m〜5m前後に高く設定して盛り上がり基礎を造成して津波から防護するとともに、特に、コンクリート基礎902上を駐車場として駐車する車両が津波で浸かったり流されたりすることを防止することができるようにすることができる。しかし、図示のようにコンクリート基礎902を低く設定した場合には津波が襲来することを前提にしてその上面を駐車場として使用せず襲来しても差し支えない他の設備とすることがある。その一方で、コンクリート基礎902を低く設定しその上面を駐車場とする場合には、3〜5mの外周防護壁を全周にわたって(一部に密閉式出入り扉付き)固定設置して津波襲来から駐車車両を守るようにすることができる。 901 is the ground, and 902 is a concrete foundation embedded and integrated in the
903は支柱で、角パイプであるが丸や他形状のパイプでもよく、また基礎から立ち上がるコンクリート支柱でもよい。同支柱903の外周には縦向きにした自然木材をぐるりに締め付け配備して木造支柱のように見せることもあり、この木造支柱は、津波とともに流れ来て衝突する漂流物をショック少なくして受け止めて支柱903をはじめ立体駐車場全体を防護する役目も持ち合わせる。この木造表装方式は、以下に述べる床やスロープなどの他の設備個所にも適用することができる。
この立体駐車場は、複数本の支柱903…が図20の右方向にある海岸側(津波襲来側)に3本配備され、これらが奥行き方向に4列配備されて構成されている。これら支柱903間の間隔は5m・10m・15m・20m…など様々に設定される。904は2階床、905は3階床、906は屋上床をそれぞれ示し、これらの上下間隔は同じ寸法になっているとともに、これらの床904,905,906は全て駐車場として利用可能になっている。また、これらの床904,905,906の全体回りには上下の床間にわたる高さあるいはそれより少し低目に周壁907がそれぞれ設けられている。 This multistory parking lot is configured by arranging three
特に、2階の周壁907については、津波の襲来が想定される場合には、津波に耐えられる構造にする必要があるし、そのうち海岸側に向く一部前面のみを耐久壁にすることができる。
なお、同立体駐車場の海岸側の面には、立体駐車場から少し離れてコンクリート製あるいは鋼鉄製、木造製などによる予備防波堤908を固定設置してその前面を彎曲状としておくことで津波流が左右に流れるようにしてもよい。In particular, the second-floor
In addition, on the coastal surface of the multi-story parking lot, a
910は登降スロープで、できるだけ多くの人が区々な側から避難できるように2本配備してある。この登降スロープ910は、上からみるとL形になっているが、一側面のみに添うタイプにしてもよい。同登降スロープ910は、車両専用になっており、地上から2階(矢印U2)→3階(矢印U3)→屋上(矢印U4)へと登ることができるとともに各階から更に他の階へと登り換えることもできるようになっている上りスロープ911を備え、また、屋上→地上へ(矢印D)と降りることのできる下りスロープ912を併設式に備えている。上りスロープ911と下りスロープ912との間は上り下り時の逆送等による事故を避けるため路間仕切り913を設けて、上りスロープ911は上りのみ、下りスロープ912は下りのみというように分離してある。
なお、前記UはUPの略称、DはDOWNの略称である。910 is a climbing slope, and two are installed so that as many people as possible can evacuate from various sides. The
U is an abbreviation for UP, and D is an abbreviation for DOWN.
また、登降スロープ910の登降口には、人が入るおそれもあるため事故防止用の自動扉を設置する。この自動扉は平時は料金を払わないと開かないようにされ津波など緊急時には料金を払うことなく開閉できるように切換制にする。
さらに、2階、3階、屋上にも同様に自動扉を設置して安全を図るようにする。その一方で、図21の右欄に示すように、車椅子も登ることのできる歩行専用スロープ914を併設することができる。この歩行専用スロープ914を避難に有利なように幅広型にした場合、同スロープ914に車両が誤って入ることを防止するため、スロープ914の入り口近くに阻止ポールなどの車両進入防止手段を車椅子の通過を許す程度で設置しておくことができる。この車両進入防止手段は、2階以上の階の出入り口付近にも設置して安全性の向上を図るようにすることができる。In addition, an automatic door for preventing accidents is installed at the entrance of the
In addition, automatic doors will be installed on the second, third, and rooftops to ensure safety. On the other hand, as shown in the right column of FIG. 21, a walking-only slope 914 that allows a wheelchair to climb can also be provided. When this walking-only slope 914 is made wide so that it is advantageous for evacuation, in order to prevent the vehicle from accidentally entering the slope 914, vehicle entry prevention means such as a blocking pole is installed near the entrance of the slope 914. It can be installed to allow passage. This vehicle entry preventing means can also be installed near the entrance of the second and higher floors to improve safety.
916は中央のエレベータで、このエレベータ916を使って地上1階と屋上床906との間(あるいは2階床904と屋上床906との間)を昇降可能になっている。このエレベータ916は簡易型のものでもよいが、ここでは、大型のものとし、多くの人が一度に避難できるようになっているとともに、重量の嵩む食料その他の物資も屋上などに運べるようになっている。
また、同エレベータ916の傍を利用して避難階段917が地上1階から屋上床906へ避難できるように設けられている。この避難階段は支柱903の内部空間を利用した内ラセン階段にしてもよいし、外ラセン階段にしてもよい。また、支柱903に内ラセン階段と外ラセン階段との併設型を設けてもよい。 Further, an
屋上床906上には、緊急ヘリポート918が高床式に設置されて図20の矢印U4からの救急車が上り下りできるように救急用スロープ919が設けられている。救急車は、エレベータ916を使用して昇降可能にしてもよい。
なお、緊急ヘリポート918と屋上床906との間には、例えば、厨房や救急医療室、老人介護室などを設置することができる。これらの厨房などは緊急時は勿論のこと、緊急時と平時の双方で稼動可能にしてもよい。
また、図21の左端に仮想線で示すように、登降スロープ910の上あるいは下側にはスペースがあり、このスペースを利用して設備920を付してもよい。この設備920を利用して、例えば、津波が来た際に必要となる救助用艇などの収納庫を構成したり非常食糧用備蓄倉庫を構成してもよい。On the
Note that a kitchen, an emergency medical room, an elderly care room, and the like can be installed between the
Further, as indicated by a virtual line at the left end of FIG. 21, there is a space above or below the
前記エレベータ916の内部のケージ890は、図21の下欄に示すように、その室内上側に照明器具891を装備しその下側に透光カバー892を装備するのが一般的であるが、最近の事故報告にもあるように、同エレベータ916は地震発生に伴い緊急停止したまま搭乗する人が取り残されるという事態が多発している。その場合、トイレの用に困ることが報告されている。そこで、ケージ890の照明用のスペース内に、救急セット893…を装備し、その場合、前記透光カバー892を同セット893の収納構造にして非常時に開閉可能として取り出し使用可能にしたものである。このセット893は、大小便用の各種器具は勿論のこと、酸素吸入器や緊急食料・飲料水・電池式照明器具・警報音発生器具・毛布類など必要なものを含めてできるだけ同時装備するようにする。非常時には矢印のようにカバー892を開けて収納してあったセット893を使用する。また、こうした方式はケージ890の底蓋894を開閉式にすることでそのボトム収納部895内のセットを使用可能にすることもでき、上側および底側の双方に収納することもできるし、図示はしないがケージ890の側壁内に収納することもできる。そして、ケージ890のコーナーにこうしたセットを収納しておくこともできる。なお、用済みのセット893はカバー892の完全密閉により臭いなどが閉じ込められるように配慮してもよい。前記ボトム収納部895は、既設のエレベータの底壁を改良してその底外部に収納部とするタイプと、新規のエレベータの底部に一体に収納部を構成するタイプとがある。上部の収納部892についても、既設のエレベータの照明部分を改良するタイプと、新規なエレベータの照明部分を収納兼用とするタイプとがある。
上記した案は、津波避難兼用立体駐車場においてだけでなく、一般ビルなどの建造物や一般住居用エレベータなど全てのエレベータ装置に適用がある。As shown in the lower column of FIG. 21, the
The above-described plan is applicable not only to a tsunami evacuation combined parking lot but also to all elevator devices such as a building such as a general building and a general residential elevator.
図22および図23は津波避難兼用立体駐車場についての他の実施形態を示す。地盤923上には、図示しないコンクリート基礎上に複数本の支柱924が立設され、これらの支柱924を介して2階床925、3階床926、屋上床927が構成されている。928は上りスロープで、海岸側(矢印で示す津波襲来が想定される側と一致する)を前側とすると、後側が上り口で、この上り口は車両用上り口929と歩行用上り口930の左右2連となっている。歩行用上り口930は、少し狭くしたり前記のようなポールを立設して車両bが勝手に進入しないようにしてある。一方、車両用上り口929には、避難する人a…が勝手に進入しないように図示しない自動扉(平時にのみ料金制で非常時は非料金制)を設けておいてもよい。 22 and 23 show another embodiment of a tsunami evacuation combined parking lot. On the
この上りスロープ928は、立体駐車場の左右脇(一方脇でもよい)に添って設けられて、できるだけ図示のように海岸側である前側から後向きに下がるようにし、これにより、津波が襲来してもスロープ928を登ってゆくことを避けるようにしてある。そして、地上から2階でなく3階床926および屋上床927へと上階へ車両bを導くようにし、これにより、平時から高い3階床926や屋上床927などに駐車しておくことで、そのまま津波が襲来してきても車両bが津波によってもってゆかれたり浸水したりしないようにしてある。 The ascending
932は下りスロープで、屋上床927から地上まで車両bを導くものである。
なお、車両用上りスロープ933の3階床926への入り口付近と出口付近並びに同スロープ933の屋上床927への入り口付近には自動扉934が設けられて避難者が勝手に進入しないようにし、また歩行用上りスロープ935の3階床926への入り口付近と屋上床927への入り口付近などにはポール936を設けて車両931が進入しないように配慮してある。屋上床927から下りスロープ932への入り口付近にも同様の趣旨で自動扉934が設けられている。
また、立体駐車場の中央その他には、エレベータ937が設けられて車椅子を含む人の避難や平時に駐車場を利用した人の利用を可能とするほか、必要な物資の運搬用にも使えるようにしてある。さらに、屋上に避難した人や平時に駐車場を利用した人が降りるための階段938も付してある。
In addition, an
In addition, an
平時は、立体駐車場として利用される。すなわち、料金を払うことで自動扉934が開き車両bは上りスロープ928に入ることができ、直ぐに高い3階床926か屋上床27に上り駐車することができる。駐車後には、エレベータ937か階段938を利用して降りることができる。
津波の襲来が警告されると、前記料金制は解除され、車両bを感知すると自動扉934は開放され自由に車両用上りスロープ933内に入ることができる。急いで避難してくる人a…は、車両用上りスロープ933側の自動扉934は閉まっているため誤って入ることはなく、その一方で歩行用スロープ930側にはポール936があるので車両bが進入してくることもない。従って、車両bは車両用上りスロープ933側へ避難する人は歩行用上りスロープ935側に間違いなく導かれることになる。歩行用上りスロープ935は車椅子と介護者も登ることができる。そして、図22のように3階床926さらには屋上床927に避難することができる。During normal times, it is used as a multi-level parking lot. That is, by paying a fee, the
When a tsunami attack is warned, the toll system is canceled, and when the vehicle b is detected, the
3階床926への入り口および屋上床927などにはポール936が立設されているので、避難してきた人は車両bによる事故に遭うことがなくなる。逆に3階床926や屋上床927に一旦避難した人は自動扉934により車両用のスロープ933、932に危なく進入することもなくなる。 Since the
939は緊急用ヘリポートで、屋上床927上に高床式に設置され、その床下スペースを前記実施形態のように利用可能になっている。
なお、前記上りスロープ928を左右一対設ける場合、前記実施形態では一方の上り口と他方の上り口とが同じ後側に配置されていたが、一方の上り口を前側とし他方の上り口を後側とすることもある。すなわち、図22において点対称に配置することもできる。
また、1階のコンクリート基礎上と2階床上は津波襲来のことを考慮して駐車できない方式とされているが、1階については前記実施形態でも説明したように外周防護壁を設ければ駐車可能であり、また、2階については津波想定高さとの関係もあってそれより高く床を設定すれば駐車も可能である。
In the case of providing a pair of left and right ascending slopes 928, in the embodiment, one ascending port and the other ascending port are arranged on the same rear side. Sometimes it is on the side. That is, they can be arranged point-symmetrically in FIG.
In addition, the first floor concrete foundation and the second floor floor cannot be parked in consideration of the tsunami, but the first floor is parked if an outer peripheral protective wall is provided as described in the previous embodiment. The second floor is also related to the estimated tsunami height, and parking is possible if a higher floor is set.
さらに、前記実施形態では歩行用スロープと車両用スロープとを上り用として併設してあったが、例えば、図22の上側を歩行専用のスロープとし、下側を車両専用のスロープとする完全分離方式も可能である。 Furthermore, in the above-described embodiment, the walking slope and the vehicle slope are provided side by side, but for example, a complete separation system in which the upper side in FIG. 22 is a walking-only slope and the lower side is a vehicle-only slope. Is also possible.
図24および図25は他の実施形態を示す。同実施形態は、津波の襲来が想定される際に近場の住民などが登って避難するための津波避難用のタワー(施設物)についての例で、このタワーは、本数が限定されないが4本の鋼鉄パイプ製の支柱942を図示しないコンクリート基礎上に立設してその中段間を連結梁943でつなぐとともにその面内に中段避難ステージ944を設定して第1階段945で登降可能とするとともに、手摺り946で安全を図るようにしてあり、さらに、上位には、連結梁も含む上避難ステージ947を構成して上手摺り948も装備するとともに第2階段949で登降可能としてある。 24 and 25 show another embodiment. The embodiment is an example of a tsunami evacuation tower (facility) for a nearby resident to climb and evacuate when a tsunami attack is expected. The number of towers is not limited to 4 Two
ここで特徴とすることは、図24に破線で図25にH−H線拡大断面を示すように、鉄骨製の支柱942の外周に外装木材950…を取り巻き状に配備してこれらを締め付け具951で固締しセットしたものである。これにより、支柱942の鉄骨表面が露出することなく自然の木感表現で見た目にも良いもので、さらに、津波で漂流物が当たってきてもこれら外装木材950…にこれら漂流物がまず当たるので支柱を含むタワー全体が護られることになる。しかも、地震発生時には外装木材950が支柱942の補強と支えをするという機能を発揮する。これらの外装木材950は、他の個所、例えば、避難ステージの外表面や手摺り、階段などにも附設することができる。可及的には、タワー全体をこうした木材950で外装することもできる。 The feature here is that, as shown in the broken line in FIG. 24 and the HH line enlarged cross section in FIG. 25, the
図26ないし図31は、津波や洪水発生時における高所への避難が即刻かつ確実に行えるようにした鉄骨構造型の津波避難用施設物についての他の実施形態を示し、図26は図27の平面図、図27は図26のA方向からみた正面図、図28は図26のB方向からみた背面図、図29は図27の底面図、図30は図26のC方向からみた右側面図、図31は図26のD方向からみた左側面図である。 FIGS. 26 to 31 show another embodiment of a steel structure type tsunami evacuation facility in which evacuation to a high place in the event of a tsunami or flood can be performed instantly and reliably. FIG. 27 is a front view seen from the direction A of FIG. 26, FIG. 28 is a rear view seen from the direction B of FIG. 26, FIG. 29 is a bottom view of FIG. 27, and FIG. FIG. 31 is a left side view seen from the direction D in FIG.
これらの図にみるように、この津波避難用施設物は、基礎1に固定される主構築体2と、その上側に固定されるヘリポート構築体3とでなる。
主構築体2は、複数本でそれぞれが正多角(六角)形の中央と頂点とに対応すべく平面配置された垂直で平行な金属パイプ製の主支柱5…と、これら主支柱5…の中段高さ間を水平に相互連結する中段連結梁6…と、主支柱5…の上端相互間を連結する上段連結梁7…を介して主支柱5…上面に正多角形をなして水平に固定されるとともにその外周囲に手摺り(落下防止手段)8を備えてなる主避難ステージ9と、所望の主支柱5周りを介して2段階に設けられて基盤1からの避難者を主避難ステージ9上に導くための避難階段10とを備えている。As seen in these figures, this tsunami evacuation facility consists of a
The
尚、11は土間コンクリートで、基礎1側の一部として構成され、その上に主支柱5…が立設されている。12は主避難ステージ9への登り口を示す。
また、主避難ステージ9は、六角形であるが、図26に模式図を示すように、四角形(正四角形や長辺四角形など)や他の多角形(八角形など)でもよく、円形や楕円形でもよい。
さらに、前記実施形態では避難階段10が登降手段とされているが、スロープとしたり、階段とスロープを併設することもあるし、簡易エレベータなどの登降手段を構成することもできる。
また、中段連結梁6の上面を利用した避難ステージを構成することもある。
さらに、主避難ステージ9は、平坦板状になっているが、グレーチングや多孔状に形成してもよい。In addition, 11 is soil concrete and is comprised as a part of the foundation 1 side, and the main support |
The
Furthermore, although the
Further, an evacuation stage using the upper surface of the middle connecting
Furthermore, although the
前記ヘリポート構築体3は、主避難ステージ9の上面から立設された複数本の上支柱14と、これら上支柱14の上端を介して平面四角形をなして固定された手摺り15付きのヘリ離着陸ステージ16と、主避難ステージ9とヘリ離着陸ステージ16との間を連絡する登降手段である階段17とを備えている。この場合、ステージ16は、図26に模式図を示す円形や長辺四角形、八角形などの多角形にしてもよい。 The
本避難用施設物は、主支柱5…が設置盤内に埋め込まれた基礎コンクリート上の土間コンクリート11…上を介して設置固定され、まず地震に充分耐えうる構築物であることを前提とし、そのうえで、津波や洪水発生時には、山や丘などの遠方で避難困難な避難場所まで登る必要なくして、住宅地などの近場に設置されてその近場から即刻かつ容易に高所まで多人数の避難者を避難させ得るものであるとともに、屋上のヘリポート構築体3の特設によりヘリ利用による緊急患者の病院への搬送やヘリによる緊急救助活動への離着陸等を可能とし、さらに同ステージ面16を利用した避難人数の増量化も可能なように構成してある。 This evacuation facility is assumed to be a structure that is installed and fixed through the
図32ないし図34は、津波(あるいは洪水)避難用施設物についての他の実施形態を示す。図32はその斜視図、図33は上部の鉄骨構築体の正面図、図34は同構築体の底面図である。 32 to 34 show another embodiment of a tsunami (or flood) evacuation facility. FIG. 32 is a perspective view thereof, FIG. 33 is a front view of the upper steel structure, and FIG. 34 is a bottom view of the structure.
図32に示すように、この津波避難用施設物は、下部と上部からなり、下部はRC構造体20で、基盤内に埋め込まれる(ベタ)基礎部分21とその上の四辺立ち上がり状の1階避難構築部分22とからなり、この構造体20の内部は避難空間とされるとともに上面は中間避難ステージ23となっている。内部の避難空間には、背面に開けられた出入り口を通じて矢印Xのように避難することができるとともにさらに第1階段24を通じて中間避難ステージ23に避難することができるようになっている。尚、第1階段24は、一体あるいは別体ものとして内部を通じて設けられているが、外部を通じて設けてもよく、また、内部および外部の双方に設けて登降量を充分に確保することもできる。さらに、スロープの併設も可能である。前記中間避難ステージ23の部分は開口状としてもよい。 As shown in FIG. 32, this tsunami evacuation facility is composed of a lower part and an upper part, and the lower part is an
上部2階部分は鉄骨構築体26で造られており、同構築体26は、取付座27付きの複数本の四角鋼管製の支柱28…と、これら支柱28…の下端間をつなぐ手摺り29付きの下部連結梁30…と、支柱8…の上端間をつなぐ上部連結梁31…と、支柱8…および上部連結梁30…とを介して水平面状に設けられた上避難ステージ32と、同上避難ステージ32の外周を取り囲むように立設された手摺り(落下防止柵)33と、下端から上避難ステージ32との間をつなぎ避難者を上避難ステージ32上に導くための第2避難階段34とを備える。 The upper second floor portion is made of a
鉄骨構築体26は、基盤上に直接固定設置することもあるが、ここでは、基盤に固定される1階避難構築部分22上に設置されて取付座27および下部連結梁30にそれぞれ案アンカーを介して下部に連結一体化される。いずれの場合も津波の襲来が想定される側に対してその向きを特定しない。 The
この上部および下部でなる避難用施設物は、まず地震に充分耐えうる構築物であることを前提とし、そのうえで、津波や洪水発生時には、山や丘などの遠方で避難困難な避難場所まで登る必要なくして、居住地や市街地、海岸近隣地などから近場として即刻かつ容易に高所まで避難者を避難させ得る緊急避難場所を提供できるものである。 The upper and lower evacuation facilities are premised on structures that can withstand earthquakes, and in the event of a tsunami or flood, there is no need to climb to evacuation sites such as mountains and hills that are difficult to evacuate. Thus, it is possible to provide an emergency evacuation site that can quickly and easily evacuate evacuees from residential areas, urban areas, coastal areas, etc. as neighborhoods.
尚、前記実施形態における1階避難構築部分22および鉄骨構築体26のいずれも平面四角形であるが、丸形や他の多角形でもよい。また、1階避難構築部分22の外周囲には、図32のように離間した予備ガード35…が1本あるいは複数本立設配置されることがあり、これによりRC構造体が衝撃に対して有効に防護される。 In addition, although both the 1st-floor
図35ないし図37は津波避難用施設物についての他の実施形態を示し、特に、同施設物にヘリポートを特設したものである。
同施設物は、津波避難用として全体が剛強に構築されており、40は主構築体で、同構築体40は、四角(あるいは丸)鋼製パイプでなる複数本の支柱41…と、それらの支柱41…の左右間および前後間を2階・3階・屋上の各骨組を形成するH型鋼でなる連結梁42,43,44が設けられている。FIGS. 35 to 37 show other embodiments of the facility for tsunami evacuation, and in particular, a heliport is specially provided for the facility.
The entire facility is firmly constructed for tsunami evacuation. 40 is a main structure, and the
1階部分は駐車部分とされ、2階部分は事務所や備蓄倉庫として利用されるように外壁や内部仕切り壁が形成されている。3階部分は平常時は防災教育施設として利用されるものであるが津波襲来時にはその避難場所を提供し得る広い空間となっている。図36のように、支柱40…と連結梁42,43,44で囲まれた格子状部分の前面には、波避け補強ガード45…が仮想線のように支柱40間をそれぞれ上下複数段にわたって結ぶものとして前後左右4面に横架固定されている。同ガード45は津波の襲来してくる側のみ、例えば、図36の手前側のみに設けてもよい。各支柱41と連結梁42,43,44との間の隅部には、補強板46…が固定されている。 The first floor part is a parking part, and the second floor part is formed with an outer wall and an internal partition wall so as to be used as an office or a stockpile warehouse. The 3rd floor is used as a disaster prevention education facility during normal times, but it is a large space that can provide an evacuation site when a tsunami strikes. As shown in FIG. 36, on the front surface of the lattice-shaped portion surrounded by the
そして、図36の正面側には、地上と2階部分を結ぶ第1階段48と、2階部分と3階部分とを結ぶ第2階段49と、3階部分と屋上避難ステージ50とを結ぶ第3階段51とが連続して設けられている。第1階段48は、できるだけ多くの人が避難できるように左右から同時に登ることができて2階正面玄関52から出入りすることができるようになっている。 36, the
第2階段49も左右へ分かれて同時に登ることができるように構成されるとともに、図37に示すように、第2階段49を登ったところから奥行き路床53がそれぞれ左右に水平に設けられて3階横玄関54を通じて3階部分に出入りできるようになっている。これら階段48,49,51および奥行き路床53には略1m前後の高さをもってそれぞれ手摺り55が設けられているが、同手摺り55には、津波が通り抜けないように耐圧・耐衝撃性の手摺り壁56が設けられている。 The
図35に示すように、屋上避難ステージ50のX表示の広い面板部は、緊急救助用の離着陸可能なヘリポート58とされ前後が9mで左右が11m前後の矩形をした個所で形成されてその中央にはHマークが付されている。同避難ステージ50の周りに設けられた手摺り55は、ヘリポート58のない場合は2m前後を想定していたが、このヘリポート58付きの場合にはヘリの離着陸の便を考慮して低く1m前後にしてある。59は投光手段である。
尚、図36のXhは津波の襲来想定高さで、3m前後を見込んでいるがこれは設置場所の各種条件により具なる。60は波避け支柱で、地盤から立設されて第2階段49の各所に上端が連結されるようにして並列配置されている。ヘリポート58の床底は、連結梁44相互を連結するものとして斜張補強梁61…が設けられて床補強がなされている。
また、前記階段48,49,51のうち特に下層階の階段48,49のフレームおよび段板などの構成メンバーについては、積極的に耐衝撃性・耐水圧性に優れる強度材を使用すれば施設物の予備緩衝手段として有効に機能を果たすものとなる。As shown in FIG. 35, the face plate portion with a wide X display of the
Note that Xh in FIG. 36 is the estimated height of the tsunami attack and is expected to be around 3 m, but this depends on various conditions of the installation location.
Of the
津波が襲来してくるときは、2階部分および3階部分に居る人は第2および第3階段49,51を利用して屋上避難ステージ50に避難する。近場の人は、第1階段48から第2および第3階段49,50を利用して屋上避難ステージ50まで避難する。ヘリポート58にはヘリが離着陸可能であるため、緊急治療を要する人を同ヘリポート58に着陸したヘリを利用して図示しない医療施設に運ぶことができる。そのことから、図示した施設物には、図35のように、地上から屋上まで患者を搬送可能なエレベータ設備62を設けることがある。このエレベータ設備62は、施設物内を通すタイプと外部を通すタイプの2つから選ぶことができる。尚、同設備62に矢印で示すものは例えば、担架を搬入・搬出する方向を示す。 When a tsunami strikes, people on the second and third floors use the second and
図38および図39は、同じく津波避難用の施設物についての他の実施形態を示すもので、図35ないし図37に示す施設物と主構築体の部分については略同様であるので同じ符号を付して説明に代える。 FIGS. 38 and 39 show another embodiment of the facility for tsunami evacuation. The facility and the main structure shown in FIGS. In addition, it replaces with description.
異なる部分は、図35ないし図37に示すヘリポートに対応する支柱41を屋上を通じて上方へ2m前後長く伸ばし、これらの支柱41間をヘリポート連結梁63…で相互連結するとともにヘリポートステージ64を張って周りに離着陸の邪魔にならないような低い(1m前後)手摺り65を付したものである。同床64の中央にHマークを付してヘリポート66としたものである。67は屋上スロープ(あるいは階段)で、屋上避難ステージ50とヘリポート66とを連絡するものである。このスロープ67は担架が通過できるようにしたりさらには救急車が通過できるものとすることができる。 The different part is that a
尚、68はエレベータ設備で、1階駐車場から屋上避難ステージ50間をつなぐもので、ヘリポート66の床下に担架あるいは救急車を搬送してきて前記スロープ67を通じてヘリポート66上のヘリへ患者を搬入してヘリで救急医療設備に空輸することができるものである。同エレベータ設備68は施設物の外部を通じて設けられてもよい。
前記ヘリポート66は、屋上避難ステージ50から低床方式(50cm〜1m)で設けてもよく、この場合、ヘリポート66へ患者を搬送しやすくなるとともに構造体の強度も強くなる。この場合、エレベータ設備66は図38とは別の位置、例えば、同図の左側に配置することができる。また、この場合、ヘリポート66の高さは、救急車から搬出されてくる担架が直接同ヘリポート66上の床面に持ち込めるような高さに設定することが好ましい。
The heliport 66 may be provided in a low floor system (50 cm to 1 m) from the
図40は、他の実施形態を示すもので、ヘリポートステージ71を連結梁72などにより施設物より少し高く設定したもの(図38、図39に示す実施形態のようなタイプ)、あるいは屋上避難ステージ上に直接ヘリポートを設定したもの(図35ないし図37に示す実施形態のようなもの)などにおいて、その外周に立設される手摺り73をヘリの離着陸時の邪魔にならず不安要因にもならないようにしたもので、そのうち同図は、手摺り73がヘリポートステージ71側に固定の手摺り受け74により垂直姿勢から外倒れ姿勢に回転により変更可能とされるとともに、その駆動をシリンダ75などの駆動装置で行うようにしたものである。76は戻り時ストッパで、手摺り73を垂直姿勢に戻った際にその姿勢に規定するためのものである。同図では1辺についての手摺り73の構成を例示するが、他の辺についても同様に構成することができる。尚、手摺り73については、軽量化のため全体を樹脂製あるいはアルミ製とすることができる。このことは他の実施形態でも同様にいえる。 FIG. 40 shows another embodiment, in which the heliport stage 71 is set slightly higher than the facility by a connecting
これにより、手摺り73は垂直にすれば避難時の手摺りとして機能する一方において、仮想線のように倒せばへりの離着陸時の邪魔にもならないようにすることができる。 Thereby, if the
図41の実施形態は、ヘリポートステージ78の1辺に構成される手摺り79が横倒し自在に回転支点80…で連結して構成することにより、シリンダ81などの駆動手段により、同手摺り79を実線のような立ち上がった姿勢と横たおれ姿勢とに変更自在にしたもので、これにより、前記のように手摺りとして機能する一方において横倒しにした場合にはヘリの離着陸に邪魔にならないようにすることができる。 In the embodiment of FIG. 41, a
こうした横倒し方式は、図42のように上からみた場合に手摺り79の隣り合うもの同士が干渉しないように、左回りに順次倒してゆくようにする。同図の対向するものを先に倒し残る対向し合うものをそのあとで倒すようにしてもよい。 In such a side-by-side system, the
図43の実施形態は、ヘリポートステージ84の1辺の手前と向こう側にガイドレール85を対向立設しておき、これらの間で手摺り86を昇降自在とすることで手摺り86を本来の手摺りとして機能する状態と低く収納してヘリの離着陸に邪魔にならないようにしたものである。 In the embodiment shown in FIG. 43, a
図44の実施形態は、ヘリポートステージ88に設けられた手摺り89がそのままではヘリ側が引っ掛かるおそれがあることからそれを発泡スチロールやウレタンなどの樹脂製のカバーリング90で覆い装うことによりその外面の平滑さに基づき引っ掛かるおそれをなくしたものである。
このカバーリング90は、緩衝性を有するとともに図のように彎曲形状で波を上へ誘導可能なことにより、例えば、図35ないし図37の実施形態や図38および図39の実施形態その他の実施形態の手摺り部分にも同様に適用することができる。
その一方において、前記図35ないし図39に示す実施形態においては、ヘリポート周りに対応する手摺りは全く省略することもある。
尚、同図に示すようにヘリポートステージ88の離着陸面部には耐熱・耐圧・耐衝撃性を向上させるため保護層91を設けることができる。In the embodiment of FIG. 44, since the
The
On the other hand, in the embodiment shown in FIGS. 35 to 39, the handrail corresponding to the periphery of the heliport may be omitted at all.
As shown in the figure, a protective layer 91 can be provided on the take-off and landing surface portion of the
図45の実施形態は、屋上避難ステージ94(その他の下層階も含む)に設けられる雨水の排水パイプ95についてのもので、同パイプ95が垂下した状態であると例えば、駐停中の車から流れるおそれのあるガソリンなどの燃料が排水パイプ95を通じて下層に流下することによるし施設物への危険性があるのに対し、この実施形態では、排水パイプ95が外方へ突き出して設けられているので、燃料が施設物から離れたところに飛ぶので危険度が下がるものである。
尚、仮想線で示すように、屋上避難ステージ94やその下層階の手摺り96の前方(津波の襲来してくる側)に向けて対向状をなす斜め上がり状のガード97を備え付けて津波から施設物側を護るようにしたものである。このガード97は手摺り状の本体に網状材や多孔材などを張ったもの(二重あるいは三重でもよい)にしたり、その前面に図44のような緩衝材(表面が波状のものでもよい)を張ったものにしてもよい。特に、2階層に対してこうしたガード97を設ければ津波対策に有効である。The embodiment of FIG. 45 is for a rainwater drain pipe 95 provided on a rooftop evacuation stage 94 (including other lower floors). If the pipe 95 is in a suspended state, for example, from a parked car In this embodiment, the drain pipe 95 protrudes outward while fuel such as gasoline that may flow may flow down to the lower layer through the drain pipe 95 and there is a danger to the facilities. Therefore, since the fuel flies away from the facility, the risk is lowered.
In addition, as shown by the phantom line, an obliquely rising
図46および図47の実施形態は、屋上にヘリポート100を備えたヘリポートステージ101を備えた円形の津波避難用施設物についてのものである。
同施設物は、円周上の等間隔位置に配列されそれぞれが垂直向きとされた複数本の支柱102…を備え、同支柱102…は、中央のものとその外周のものと最も外周のものからなっているとともに、これらの支柱102…相互間は2階・3階および屋上階においてそれぞれ連結梁103…によって一体化されてなる。104は2階避難ステージ、105は3階避難ステージ、106は屋上避難ステージであり、これらの階数はここで特に限定されない。例えば、図示2階避難ステージ104が屋上避難ステージとなることもある。その場合、屋上避難ステージは8ないし12m前後に高く設定される場合がある。The embodiment of FIGS. 46 and 47 is for a circular tsunami evacuation facility with a
The facility is provided with a plurality of
2階・3階避難ステージ104,105には防護のために防波壁107が全周に設けられているが、前記手摺りのようなものでもよい。屋上避難ステージ106の外周には手摺り108が設けられているとともに、その中央には、上方へ伸びた支柱102を利用してヘリポートステージ101が少し高く設けられている。そして、地上の避難者(車椅子搭乗者も含む)は、周スロープ109を通じて屋上避難ステージ106へ登ることができる他に、各2階、3階避難ステージ104、105にも避難することができる。 The second and third floor evacuation stages 104 and 105 are provided with a
また、平常時には、1階基盤上を利用して駐車可能であるとともに、2階および3階避難ステージ104,105を利用しても駐車可能になっている。従って、周スロープ109と2階および3階避難ステージ104,105とは連通関係にあるとともに図47の平面図矢印表示のように屋上避難ステージ106へも連通関係にある。尚、周スロープ109は、車の登降できる範囲と避難者の登降できる範囲とを明確に区別して安全性を図るようにすることができる。ヘリポートステージ101にも救急車や担架が自在に登降できるように緊急時スロープ110が設けられている。同施設物にもエレベータ設備を完備することができる。尚、周スロープ109は支柱で支えてもよいし、図46図示の支柱なしとすることもある。支柱なしの場合、津波が通過して施設物への損害を軽減することができる。周スロープ109は施設物の外周囲に張り出して設けられていたが、外周の支柱102のある周部に対応して設けてもよい。また、前記ヘリポート100は屋上避難ステージ106の面内に設けることもある。 Further, in normal times, parking is possible using the base on the first floor, and parking is also possible using the second and third floor evacuation stages 104 and 105. Accordingly, the
図48ないし図50の実施形態はヘリポート113上のヘリコプター114を格納するための各種例を示すもので、図48の実施形態は、ヘリポート113を上からみて矩形のものとしてその両側にガイドレール115を備え付けておく。ヘリポート113の左右端には、支点116回りにシリンダ117で立ち上がる一対の蛇腹式のカバー118を疎ておき、その自由側に設けたローラー119を前記ガイドレール115に添って移動させることで図示のように互いに接近させ得るようにして格納態勢とする構成になっている。
両カバー118は相対する個所で互いに合着する。カバー118の図示右端部および左端部は閉止状としておく。The embodiment of FIGS. 48 to 50 shows various examples for storing the
Both covers 118 are attached to each other at opposite positions. The illustrated right end and left end of the
図49の実施形態は、ヘリポート113の左右に、門型をなす支持枠121を支点122回りに立ち上がるように設けておいて立ち上がらせるとともに、ヘリポート113に巻き取り式に備えたカバー123を掛け渡すようにしたものである。 In the embodiment shown in FIG. 49, a
図50の実施形態は、パンタグラフ式の昇降枠125をヘリポート113の手前と向こう側に一対備えておき、ガイドレール126に添って立ち上がらせるようにするとともに、第1、第2巻きカバー127,128を仮想線矢印のように掛け渡すようにしたものである。 In the embodiment of FIG. 50, a pair of pantograph-type lifting frames 125 are provided in front of and behind the
500…下部内側支柱 501…梁 502…下部外側支柱 503…地盤 508…上部支柱 509…上部梁 511…避難ステージ。 500 ... Lower
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