JP2004339920A - Evacuating apparatus for evacuating from emergency such as tsunami or flood - Google Patents
Evacuating apparatus for evacuating from emergency such as tsunami or flood Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004339920A JP2004339920A JP2003436996A JP2003436996A JP2004339920A JP 2004339920 A JP2004339920 A JP 2004339920A JP 2003436996 A JP2003436996 A JP 2003436996A JP 2003436996 A JP2003436996 A JP 2003436996A JP 2004339920 A JP2004339920 A JP 2004339920A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evacuation
- tsunami
- tower
- column
- view
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A10/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
- Y02A10/30—Flood prevention; Flood or storm water management, e.g. using flood barriers
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
Description
この発明は、津波・洪水等の非常事態からの避難装置に関する。 The present invention relates to an evacuation device for emergency situations such as tsunamis and floods.
古来から巨大地震が発生すると当然のように津波(非常事態の1つ)が発生し、この津波は海岸線から押し寄せて大勢の人や民家などを呑み込み甚大な被害を与えてきたことはよく知られている。 It is well known that a tsunami (an emergency situation) has naturally occurred when a huge earthquake has occurred since ancient times, and this tsunami has swept away from the coastline and swallowed a large number of people and private houses, and it has been known that it has caused enormous damage. ing.
しかし、これまでは、大規模な堤防や水門を造って津波に対処するだけで、有効な津波対策は講じられていなかったのが現状である。 However, until now, only large-scale embankments and floodgates have been built to deal with tsunamis, and no effective tsunami countermeasures have been taken.
この発明は前記課題を解決するためになされたもので、請求項1記載の発明は、津波・洪水等の非常事態発生時の想定水位を越える高さに高所避難場所を備えるとともに同避難場所に登る手段とを備えてなる避難タワーと、同避難タワーを設置基盤に固定する手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、避難タワーは、互いに離間した複数本の支柱を連結してなるものとされ、その内空間に、登る手段に通じるようにして避難場所を設定してある。SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and the invention according to
According to a second aspect of the present invention, there is provided the evacuation tower according to the first aspect, wherein the evacuation tower is formed by connecting a plurality of columns which are separated from each other, and an evacuation site is provided so as to communicate with a climbing means. Is set.
この発明の津波・洪水等の非常事態からの避難装置によれば、比較的安価に済み有効な避難場所として機能を発揮できる津波・洪水等の非常事態からの避難装置を提供することができる。 According to the evacuation apparatus for emergency situations such as tsunamis and floods of the present invention, it is possible to provide an evacuation apparatus for emergency situations such as tsunamis and floods that can function as an effective evacuation site at a relatively low cost.
以下、図示した各実施形態を参照してこの発明を詳細に説明するが、各実施形態において個々に説明される案は、当該案を含む実施形態以外の他の実施形態にも適用され得るものとする。
図1ないし図3はその一実施形態を示すもので、1は設置基盤で、海岸に臨む場所や市街地の空き地などに人工的に造られたコンクリートやアスファルト基盤、公園や広場などの地盤の他、海岸の砂浜や海岸から離れた海底地盤のこともある。上記設置対象に限定されないことはいうまでもない。Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the illustrated embodiments. However, the plans individually described in the embodiments can be applied to other embodiments other than the embodiment including the plans. And
FIG. 1 to FIG. 3 show an embodiment of the present invention.
この設置基盤1には、予め3m□前後の平面形状で厚みのある平坦な受け盤2を備えた主固定手段(固定する手段の1つ)3が3m前後で4本からなる埋込杭4…の埋設により埋め込み固定されている。主固定手段3は、補強鉄筋の入ったコンクリート製のものや金属製のものなどいずれでもよい。同手段3の底面から伸びた埋込杭4は、抜け止め突片5…を備えている。前記主固定手段3は、上面に4個の受け止め凸部6…を有し、これに避難タワー10の下端フランジ11が止着具にて連結固定されている。前記主固定手段3の各メンバーの材質や本数、形状は図示のものに限定されないことはいうまでもない。例えば、埋込杭4は、1本の太い縦パイプや縦向きの板や4面枠体などでもよい。一方、同埋込杭4は、構成しないこともある。 The
避難タワー10は、直径200mm前後の丸パイプを基材とする4本の支柱12…と、これら支柱12…間を上下段においてつなぎ一体化する横連結材13…とでなる4本支柱型の下段タワー本体14・中段タワー本体15・上段タワー本体16の3つの構造体からなっており、これらは中継フランジ17により上下に接合されたタワー構造になっている。そして、各面はブレース18…の掛張により補強した構成になっている。尚、図1の支柱12の中心間の寸法は2m前後で、地面から最上階の内避難場所24までは9m前後である。勿論この寸法に限定されない。 The
こうした避難タワー10の外周には、避難者が安全に登ることのできる手摺り20付きの階段21がタワー4面の各面に順次添った形で下段タワー本体14から上段タワー本体16まで至るように添設固定されている。最も上段の階段21からは、上段タワー本体16の外周を巡るようにして外縁避難場所22が平坦で平面コの字状をした通路として設けられている。 On the outer periphery of the
こうした避難タワー10の横連結材13…で囲まれた四角枠内には、上下複数段に亘るように内避難場所24…が設けられている。これら内避難場所24…は、それぞれ登り手段である階段21から入り込めるようになっている。その一方、例えば、最上階の内避難場所24に避難する人にとっては、同避難場所24の正面側(図1の手前側)が開放状とされて危険であることもあって、その安全確保のための手摺り25を仮想線のように設け、他の階にも、4面全てに安全確保のための手摺り25を設けるものとする。但し、階段21からの侵入を阻害しないように張るものとする。手摺り25は金属あるいは樹脂などのパイプやロッドの他にロープでもよいものとする。 Inside the rectangular frame surrounded by the horizontal connecting
こうしてなる避難タワー10は、地盤1のタワーから離れた個所に打ち込まれた(あるいは埋め込まれた)抜け止め突片26付きアンカー27…との間に張られた牽張ワイヤ28…により四方から倒れないように自立補助されている。図1の仮想線のように補助ワイヤ29…を追加してもよい。尚、ワイヤ28,29は必須ではない。 The
また、避難タワー10の頂部には、支柱12に差し込まれた受けパイプ32上を介して取付面枠33を例えば前後1対配備し、各枠33上を介してソーラーパネル34を完備してもよい。このソーラーパネル34は、非常時の利用だけでなく通常時にも利用できる。さらに、図1のように、避難タワー10の正面やその他の面を介して広告板35を付してもよい。 Also, at the top of the
尚、前記実施形態の他の態様として、避難タワー10は、下部は図示のままとし、上部はより安全確保のため外周を取り囲むようにしてもよい。
また、前記内避難場所24や外縁避難場所22の底板部分はパンチングメタルやグレーチングなどを使用してもよいし、内避難場所24は、その面の半分を避難可能な面板とし残りは開放状にしてもよい。
さらに、避難場所22,24には、非常時に必要とされる食料品や救急救助用品(救助ボート、救命胴衣、寝袋、非常ライト、ロープ、バール、酸素ボンベ、緊急連絡手段など)を一括的に常備して置くようにしてもよい。この常備場所は、内避難場所24の上部空間を利用したものでもよい。
また、避難装置には、夜間の避難を安全確実にするための場所確認手段、例えば、常時発光手段(前記ソーラー利用の夜光ライトや蛍光発光手段など)とか、非常にのみ警報音を発する手段などを装備しておいてもよい。
さらに、前記では階段方式であったが、簡易エレベータ方式でもよく、階段と簡易エレベータとの組み合わせ方式でもよい。簡易エレベータとは別に、タワー上部にウインチ付き(ウインチ無しでもよい)滑車を介してロープを垂れ下げ、ロープ下端に救助パケットを備えて引き上げるようにしてもよい。
また、前記避難場所は、広さを拡張できるようにしてもよい。In addition, as another aspect of the above-described embodiment, the lower portion of the
Further, the bottom plate portion of the
In addition, the
In addition, the evacuation device includes a place confirmation unit for ensuring safe evacuation at night, for example, a constant light emitting unit (such as a night light or a fluorescent light emitting unit using the solar power), or a unit that emits a warning sound only extremely. May be equipped.
Further, in the above description, the staircase system was used, but a simple elevator system may be used, or a combination system of a staircase and a simple elevator may be used. Separately from the simple elevator, the rope may hang down via a pulley with a winch (or no winch) at the top of the tower, and a rescue packet may be provided at the lower end of the rope and raised.
Further, the evacuation site may be designed to be able to be expanded in size.
また、前記避難タワー10は、複数本の丸パイプ状支柱12によりなるものであったが、例えば、アングルや他の型材を利用したものにしたり、1本の太いパイプによるタワー構造にしてもよい。太パイプによる場合は、その外部あるいは内部を介して階段や簡易エレベータを装備してもよい。内部と外部に装備してもよい。
前記実施形態では、タワーが1本建ち式であったが、複数本をそれぞれ独立あるいは相互連結式に建ててもよい。この場合、タワー相互間に避難場所を形成してもよい。
さらに、前記タワーは、近隣の建造物に通じる避難通路を接続したものあるいは接続できるものにしてもよい。
以上説明したことは、以下の実施形態でも同様に適用できる。In addition, the
In the above embodiment, one tower is used, but a plurality of towers may be independently or interconnected. In this case, an evacuation site may be formed between the towers.
Further, the tower may be connected or connectable to an evacuation passage leading to a nearby building.
What has been described above can be similarly applied to the following embodiments.
図4(津波が襲来する方向からみた正面図)および図5は、設置基盤40上に前記主固定手段などにより立設された避難タワー41を示すもので、タワー41は、4本の縦向き支柱42…を水面な横連結材43…で連結一体化した下段タワー本体44、中段タワー本体45、および上段タワー本体46の3段構成でなっている。47は中継フランジで、前記タワー本体44,445,46相互を連結するためのもので、これらのタワー本体44,45,46を分割合体式としたのは、運搬の至便性を考慮したためである。 FIG. 4 (a front view as seen from the direction in which the tsunami strikes) and FIG. 5 show the
上段タワー本体46には、上からみて矩形をなすように横長状の受枠50が形成され、その枠内に歩み板51が固定されている。歩み板51には、昇降口が明けられている。そして、受枠50上には、支柱42などを介して手摺り52がぐるりに張られている。タワー上端には、ソーラーパネル53が装備されている。このタワーは、牽張ワイヤ54で引っ張り固定されている。
55はブレースである。A horizontally long receiving
55 is a brace.
こうした避難タワー41には、内回り式の階段56…が前記開口まで到るように配備されている。
尚、図5のタワー正面側には、仮想線で示すように、津波がタワー41に襲来する前にその津波を左右に分散させてタワー41にダイレクトにエネルギーが当らないようにする太パイプ状の波切り部材58が立設されている。この部材58とタワー42とを連結部材59で互いに補強し合うように連結してもよい。波切り部材58は、三角形断面でその1頂点を津波のくる方へ向けたものにしてもよい。また、同部材58は、左右に複数本離間して配備したり、前後複数列配備してもよい。部材58は金属製であるが、木材あるいはゴム質のものでもよい。In the
In addition, as shown by an imaginary line, a thick pipe shaped to disperse the tsunami to the left and right before the tsunami strikes the
さらに、図5に仮想線で示すように、タワー42の背面に添って昇降する簡易リフター60を設けて、巻き上げ機により避難者を引き揚げるようにしてもよい。この場合、手摺り52の一部を開閉自在にしておき、その開口から避難者が入れるようにしておく。また、同リフター60は、ブーム61を出し入れ自在にしてより安全性を高めてもよい。
尚、図4に仮想線で示すように、タワー42の正面側には津波を細分化してエネルギーを減衰させる網成部材62や縦あるいは横向き多列部材を適宜個所に張ってもよい。
図4および図5について説明した上記のことは図1ないし図3の実施形態において説明した内容にも適用がある。Further, as shown by a virtual line in FIG. 5, a simple lifter 60 that moves up and down along the back of the
As shown by the phantom line in FIG. 4, on the front side of the
The above description of FIGS. 4 and 5 also applies to the contents described in the embodiments of FIGS.
図6は、家屋182の高いところに避難所(物干や夕涼みなどをするのは自由)183を設置したもので、家屋182の両側にアンカー184つきの支柱185を建て、これらの上端間に避難所183を装架したものである。この避難所183には、地上からの外階段186を通じてあるいは内階段187と屋根上階段188とを通じて登ることができる。避難所183には、非常用品を入れておくことのできる収納庫189を設置してもよい。また、支柱185からは家屋182の2階側面に当って受け止めるステー190を突設してもよい。191は非常時水位を想定して示す。外階段は支柱185それ自体に備え付けてもよい。FIG. 6 shows an evacuation shelter (free to dry clothes and cool down in the evening) 183 installed at a high place of a
図7は、津波発生時の避難場所としての地下カプセル193についての例である。避難以外の遊興用などに使用することは自由である。同カプセル193は、第1避難路194と第2避難路195の2つの通路を備え、低い第1避難路194は、その水密型蓋196を開けて階段197を降りることで津波発生直後に早急に避難したり水が引いたあとに出るのに主に使われ、第2避難路195は、津波がきたあとで水位が増した際の避難や避難後の監視などに主に使われる。第2避難路195は蓋198と階段199を備える。 FIG. 7 is an example of an
201は排水ポンプ、202は排水パイプ、203は外気採り入れパイプ、204はバルブであり、漂流する木々などが避難路194,195に衝当しないように仮想線で示すガードフレーム205を付帯装備してもよい。この場合、補助ガード網206を付すこともある。このカプセル193内には非常食や水、通信手段、寝具などを常備することは勿論である。201 is a drainage pump, 202 is a drainage pipe, 203 is an outside air intake pipe, 204 is a valve, and is equipped with a
図8(平面図)および図9(縦断面図)は、重要な装置209やその他の品を津波や洪水発生から防護するための簡易な方法を示す。地盤209上には、U字断面をしリング状になった受体210がアンカー211で固定設置され、コーキング212により内外水密状にされている。この受体210内からは円筒あるいは角筒状をした蛇腹式水ガード213が基部を固定して上下に伸縮自在に設けられている。この水ガード213は、シリンダ214により上下に伸縮するようになっている。215はガイドバーである。216は想定水位で、シリンダ21FIG. 8 (plan view) and FIG. 9 (longitudinal section) show a simple method for protecting
図10は、簡易型の水ガード装置を示し、218はフレームで、ドラムつき駆動手段219とシーブ220を備えるとともに駆動手段219からシーブ220にロープ221を掛けてその下端に伸縮自在な水ガード222を備える。水ガード222の基部は水密状に固定されている。FIG. 10 shows a simplified water guard device. A frame 218 is provided with a driving means 219 with a drum and a
図11(装置の半縦断面図)は、土台224上に水密手段225を介して水ガードケーシング226を固定設置し、その中に大切な装置227や書類などを入れておくようにする。ケーシング226には、水密式の通覧扉228を付してもよい。図12のように、ケーシング226には、ファンつきの排気パイプ229や空気採り入れパイプ230、空気抜きおよび温度調整パイプ231などを必要に応じて装備してもよい。図13は、側壁に電気制御盤233を水からの防護対象とするもので、水密手段234を介して同制御 盤233回りに防護カバー235を固定したものである。同カバー235は、排熱パイプ236やコード通し口237を設けたりする。In FIG. 11 (semi-longitudinal sectional view of the device), a
図14の実施形態は、単一本の支柱300を地盤301に垂直に埋め込んで立設した津波からの避難タワーに関する。支柱300は、丸や角などのパイプ製で、その外周にはラセン状をした階段302が一体化されるとともに、上端には避難ベース303が水平に固定されている。避難ベース303には階段につながる通穴が形成されるとともに手摺り304が周囲に立設されている。階段302のまわりには縦向きのパイプでもよいが図示では津波を避けるためラセン面状の波避け側面材305が設けられている。306は、支柱上端に設けた天板である。The embodiment of FIG. 14 relates to a tsunami evacuation tower that is vertically erected by embedding a
尚、支柱300の基部外周には補強パイプ308が巻設されるとともに、その外周には、地盤301内に埋設された受パイプ309内に備えた硬質ゴムなどの緩衝材310が設けられてその弾性により支持されている。緩衝材310は、津波に先立って発生する地震によりタワーが倒壊しないようにする。A reinforcing pipe 308 is wound around the base outer periphery of the
また、波避け側面材305の津波進行方向Xに面する側には仮想線のような緩衝パッド(中空ゴムや発泡樹脂材など)311を貼り付けてその防護を図ってもよいし、階段に添って落下防止のために垂直に多数本配備される手摺り子の各外周にスポンジのような緩衝手段を巻設して対処してもよい。Also, a buffer pad (hollow rubber, foam resin material, or the like) 311 such as a virtual line may be attached to the side of the wave avoiding
さらに、避難ベース303上である避難場所には、地震・津波の実情報(レーザー投光(反射あるいは非反射型)による津波到来を波高の変動に基づいて検知する情報も含む)を放送や光掲示手段などで周囲他に報知する手段や雨量や湿度などの一般気象情報を観測する、観測・報知部を設置することがある。Further, the evacuation site on the
また、図外左欄に示すように、手摺り子312をアングル形にしてその溝を津波が最初にくる方向Xに対しての半周はこれに対向するように、また残る打ち返しに対する後半周に対してはそれに対向する方向に溝が向くようにして配備する。こうすると、溝に津波が登り被害が小さくなる。特に、この手摺り子312をゴムや発泡材にすると基部より上端側が後へ反り返ることにより波が上方へと逃げ易くなる。Further, as shown in the left column outside the figure, the handrail 312 is formed in an angle shape, and its groove is formed so that a half circumference in the direction X in which the tsunami comes first is opposed to the groove, and a half circumference in the second half for the remaining return. On the other hand, it is arranged so that the groove faces in a direction facing the groove. This reduces the damage caused by the tsunami climbing the ditch. In particular, when the handrail 312 is made of rubber or foam, the upper end side is warped backward from the base, so that the waves can easily escape upward.
さらに、ラセン階段302は、図では上下全長にわたるものにしてあるが、仮想線のように、上部の津波に影響を受けないところはラセン状にし、下部はX方向に対して後側から登れるような斜め直階段313にしてもよい。この場合、斜め直階段313を利用する避難者は津波の影響を受けることなく避難することができる。Further, although the spiral staircase 302 extends over the entire length in the vertical direction in the figure, a portion that is not affected by the tsunami in the upper portion is formed in a spiral shape like a virtual line, and the lower portion can be climbed from the rear side in the X direction. It may be an oblique straight staircase 313. In this case, evacuees using the diagonal straight stairs 313 can evacuate without being affected by the tsunami.
また、314は牽きワイヤで、同ワイヤ314の本アンカー315に対し別途補助アンカー316を打設しかつ両者を連結具317によりまとめることで抜け難くしてある。こうした考え方に基づき、支柱300にも斜めの補助支柱を組み合わせてもよい。ワイヤ314周りには仮想線のように球形をした波切り部材318を配列してもよく、この場合、同部材318は、弾性質のものが好ましい。Reference numeral 314 denotes a pulling wire. An auxiliary anchor 316 is separately provided for the main anchor 315 of the wire 314, and the two are combined with a connecting tool 317 to prevent the wire 314 from coming off. Based on such a concept, the
さらに、同図に仮想線で示すように、タワー前方位置には、津波が直接かつ強力に支柱などのタワー構造部材にぶつからないように波避け部材319を設置してもよい。この部材319は、上からみるとVあるいはU形でその凸側が前向きになって津波を切るようにしかつ上向きに次第に細くなって津波を切り開きながら上へと誘導するようなものになっている。Further, as shown by a virtual line in the figure, a
この部材319は、金属でもよいが弾性質のものが好ましい。金属でも前面に緩衝材を付したものでもよい。尚、同部材319の後面部は凹状にして待機空間をもたせてもよい。また、こうした部材319を横並びに複数離間して配置したり、上からみて千鳥配置にしてもよい。また、階段302の全体(下半部のみでもよい)は、パンチングメタル様のもので円筒状に形成したガードを付すことがある。さらに、波除け側面材305の外周に一定の空隙を存して前記ガードを添設することができ、空隙から側面材305表面を水が突き抜ける。The
図15の実施形態は、支柱321の対震緩衝構造に係り、同支柱321の下側には、ゴムパッド322を介して基礎支柱323が埋設され、この支柱323の上座板324から複数本のボルト325を突設し、これらボルト325をゴムパッド322および支柱321の孔に通してバネ326を介してナット327で緩衝作用があるように連結固定してある。各支柱321,323には適宜補強リブが付されている。The embodiment of FIG. 15 relates to an anti-seismic structure of a
図16およびそのL−L線断面図である図17に示す実施形態は、リブ付き支柱329をそのフランジ330下においてゴムバッド331で支持するとともに、フランジ330を、1対の押さえ板332により弾性固定したもので、弾性固定のため、フランジ330と押さえ板332との間にゴム板333を介装するとともに押さえ板332の両端孔を地盤内に埋め込まれたボルト334を通し、さらにバネ335を介してナット336により上から締め込むことで構成されている。In the embodiment shown in FIG. 16 and FIG. 17 which is a sectional view taken along the line LL, the rib-supported
図18および図19に示す実施形態は、2本支柱タイプの避難タワーに関するもので、図の左方向から津波が押し寄せることを前提とし、支柱338は、津波の流れる方向に前後をなすように配置されて地盤に埋設固定により立設されている。支柱338は、1本パイプで上まで伸びても良いが、この例では、地震や津波作用時の防護のため、上下別体で接続式とし、その間に緩衝材339を介装して構成してある。この緩衝手段は、図18に仮想線で示すように更に上部でもよい。The embodiment shown in FIG. 18 and FIG. 19 relates to a two-post type evacuation tower, on the assumption that a tsunami rushes from the left side of the drawing, and the
タワーの上端には、手摺り付きの避難場所340が構成され、その上には天板341が設けられている。342は下部斜め階段、343は中間斜め階段、344は上部斜め階段で、下部斜め階段342は、津波がくる方向にその底板345が向くようにして設置されている。尚、下部斜め階段342は、地盤にアンカー346により固定されるとともに2本の支柱338にも連結されて一体化されている。この下部斜め階段342は、図19において支柱338を挟む対称配置に2列配置してもよい。支柱338には牽きワイヤを付してもよい。下部斜め階段342から中間斜め階段343の上方に添って津波避けのカバーを配してもよい。An
尚、タワーへの直接の直接の影響をなくすため、半円筒を上からみてV字形に組み合わせた波避け部材348をその溝を前向きにして上下複数段にして配備し、これらを地盤に固定してもよいが、ここでは支柱338にステー349を介して受固定してある。ステー349はゴムなどの弾性部材でもよいし、支柱338周りのリング350と支柱338との間に弾性部材を介装してもよい。津波は、図18の矢印のように到来してくるが、これら波避け部材348の前面溝に添って切り開かれるように作用する。尚、図18に示すように天板341には、手動操作にも切り換え可能な電動ウインチ352が設置されるとともに地盤から避難場所340を貫通するように設けた垂直なガイドレール353に添って昇降するように簡易ゴンドラ354が設けられてウインチ352のドラムに巻かれたワイヤーロープ355によりゴンドラ354を昇降させ得るように構成されている。これで下方からの避難者が、避難場所のベースに開口した穴を通じて登ることができる。この昇降装置は、階段装置とともにあるいは単独で設けられる。また、ガイドレール353は、別の仮想線で示すように支柱338に添って設けIn addition, in order to eliminate the direct influence on the tower, the
図20および図21に示す実施形態は、支柱358が3本タイプの避難タワーに関するものである。このタワーの向きは、図20のように、津波Xが押し寄せてくる側に3本のうちの1本が先行して向くように配置するが、これに限定されず、例えば、3本のうちの2本が津波Xが押し寄せてくる側に先行配置されるようにしてもよいし、それ以外の中間的な向き配置でもよい。The embodiment shown in FIGS. 20 and 21 relates to an evacuation tower having three
支柱358は、下部支柱aが太径で上部支柱bがやや細径の2段階構成になっている。下部支柱aには、その下端に下フランジ359が上端に上フランジ360が設けられるとともにパイプ中間2個所には受フランジ361がそれぞれ設けられている。下フランジ359は、コンクリートでなる地盤362にアンカー止めされているが、前記実施形態のように地盤内に埋め込み固定するようにしてもよい。受フランジ361同士を介して下梁363が連結固定され、これら下梁363は、上からみて正三角形でその中に三角形の吹き抜け空間が形成されるように配置されている。この正三角形の1つの内角部分には、脱着自在な階段364からの避難者が次の階段364に乗り移る際のステップ(図示省略)がそれぞれ設けられている。365は補助手摺り、366はブレースである。The
上部支柱bも同様に、前記上フランジ360に止着具で脱着自在に結合する下フランジ368を備えるとともに上端には上フランジ369を備えかつ中間に受フランジ370を備える。受フランジ370を介して上梁371を連結固定し三角形を形成するようにしてある。上端梁372は、図38のような変形的な三角形を形成し、その面内に、吹き抜け空間を形成するように避難ベース373を張り渡して避難場所を構成してある。374は脱着自在な上階手摺りで、適宜にブレース375を張ってある。尚、これらのブレース375のあるものは、上部支柱bと下部支柱aとの間に張られてこれら相互を引っ張り連結するようになっている。そして、避難ベース373の三角形の開口内縁に階段364を掛け止めして避難場所に登れるようにしてある。376は電動(手動への切り換えも可能)ウインチで、階段364とともにあるいは単独で避難者を引き上げることに利用される。このウインチ376は、上部支柱b上に設けた天フレーム377に備え付けてある。このフレーム377上にはソーラーパネル378をセットしてもよい。Similarly, the upper support b is provided with a
尚、図20に仮想線で示すように、避難タワーに直接津波Xが当らないようにタワー前方位置に千鳥配置をして矢板379…を埋設して立設してもよい。この矢板379…は、垂直でもよいが、図示のように後反らし姿勢でAs shown by the imaginary line in FIG. 20, the evacuation tower may be staggered at the front position of the tower so that the tsunami X does not directly hit the evacuation tower, and the sheet piles 379. The sheet piles 379 may be vertical, but in a rearwardly-reared position as shown in the figure.
固定しておけば波が左右に分かれるだけでなく上向きの成分をもって分散してゆくようになる。この矢板379は、凸側を前向きにしてあるがその逆向きにしてもよく、同矢板379の前面中央に縦向きに膨出形の弾性緩衝材を装着するこIf it is fixed, the waves will not only split right and left, but will also be dispersed with upward components. The sheet pile 379 has the convex side facing forward, but may have the opposite direction. A bulging elastic cushioning material may be attached to the center of the front surface of the sheet pile 379 in the vertical direction.
ともある。矢板379は、主にタワー前方に配列されているが、階段364に向う避難者が安全に辿り付けるようにその経路上に適宜に配列することもできる。また、地盤362が土砂質であると津波により削り取られるおそれがあるので、これらの凝結剤を付加するようにしてもよい。さらに、図21のJ箇所は梁363,371,372の連結個所で、これらは図示しない連結板により止着具にて脱着自在に連結される。尚、下部支柱a回りには、ゴム・樹脂などによる緩衝ブーツ380を装着することができる。先端の支柱a以外の後方の支柱aまわりにも同ブーツ380を付してもよい。ブーツ380は他の実施形態でも同様に適用可能である。There is also. The sheet piles 379 are mainly arranged in front of the tower, but may be appropriately arranged on the route so that the refugees heading to the
図22(平面図)の実施形態は、タワー前およびその他の個所に、後ろ倒れ姿勢の受支柱383を立設し、その前面に斜め縦向きに添ったゴムなど弾性質の膨出形波避け材384を装着してタワーあるいは避難者に津波が直接当らないように配慮したものである。波避け材384は、その両脇のフランジ385に止着具をもって受支柱383に脱着自在に装着してある。尚、同波避け材384は、中空形としたり、さらに前面に誘引口386を開けて上方へ水を抜くようにすることができる。In the embodiment shown in FIG. 22 (plan view), a supporting column 383 is set upright in front of the tower and in other places, and a front surface of the supporting column 383 is provided to avoid elastic swelling waves such as rubber which is attached obliquely vertically. The material 384 is attached to prevent the tsunami from directly hitting the tower or evacuees. The wave avoiding member 384 is detachably attached to the receiving support column 383 with fastening members on the flanges 385 on both sides thereof. The wave avoiding member 384 may be formed in a hollow shape, or an
図23の実施形態は、4本支柱(1本、2本、あるいは3本その他の支柱タイプでも同様である)タイプの避難タワーについてのもので、同支柱389は、埋め込みなどで立設され、その高い位置には連結材390と避難ベース391および手摺り392により避難中継場所393が構成され、その上方には階段394により登れるように避難場所395が構成されている。そして、避難中継場所395の外縁4辺からは、避難者が抜け落ちないような大きさの目をもった格子状のワイヤーロープ(樹脂ロープやリンクチェーンで編製したものでもよい)でなる防護梯子396が斜め下がりに設けられて本アンカー397により下端が地盤に固定されている。本アンカー397は補助アンカー398やその連結具399により補強固定できる。防護梯子396は、避難者がこれに手足を掛けて次々に登ることができるほか、それ自体は津波を切り開いて力を弱める機能をもつ。尚、防護梯子396は、内側に離間して追加的に補助梯子400を配してもよく、津波が押し寄せる側については複数枚の梯子を配してもよい。また、タワー内にも内梯子401を配してもよい。さらに、梯子396は、その上端などにバネやゴムなどの弾性材402を介してタワーに連結すると地震や津波のときにタワーを安全に防護する。前記階段394も梯子式にしてもよい。その一方で、タワー内に地盤から登れる階段を配してもよい。尚、梯子には、仮に避難者が落ちるようなことがあった場合にそれを喰い止める突片(休憩所)を配したり、身体に巻き回して津波に流されないようにする補助引っ掛け紐を備えておいてもよい。The embodiment of FIG. 23 relates to a four-post (one, two, or three other post type) evacuation tower, in which the
図24(横断平面図)の実施形態は、避難タワーの前方にプレ津波制御設備として津波に対するように配備される装置で、445はその受支柱で、その外周にThe embodiment shown in FIG. 24 (cross-sectional plan view) is a device that is provided in front of an evacuation tower as a pre-tsunami control facility for tsunamis, and 445 is its support pillar, and its outer periphery is 445.
は、ゴムチューブや発泡樹脂などの緩衝材446が配列され、これらを津波に対して後倒れ状や垂直に立設して構成する。Is constructed by arranging
図25および図26の実施形態は、同じくプレ津波制御設備としてのもので、448は後倒れ式の受け支柱で、同支柱448周りには、上下に多段の廃タイヤ449…が後倒れ状をなして配備されている。後倒れにしたのは津波を左右だけでなく上方にも分流させるようにするためである。450は押さえ板で、多くの通孔を開けた支柱448に止め軸451を差し込むことで止めるようにしてある。この受け支柱448は仮想線のように角度を更に寝せてもよく、また、支柱448に代えて右欄図示のようなリンクチェーン452を使用してもよい。こうしたプレ津波制御設備を複数(多数を含む)千鳥配置などに配置してもよい。The embodiment shown in FIGS. 25 and 26 is also a pre-tsunami control facility, in which 448 is a rear-falling support column. Around the
図27の実施形態は、受け支柱454に、種々サイズの廃タイヤを積層装備したものである。455は小サイズ、456は中サイズ、457は大サイズのそれぞれ廃タイヤである。受け支柱454が垂直あるいは少し斜めにするだけで大きな後傾斜を得ることができる。こうしたものはタワー後方にも配置できることはいうまでもない。In the embodiment shown in FIG. 27, waste tires of various sizes are stacked and mounted on the receiving
図28および図29の実施形態は、4本タイプの支柱459…を地盤埋め込みあるいはアンカー固定して立設した避難タワーの内部空間に、ユニット式部屋構成体460…を積層配備したものである。この部屋構成体460は、支柱459回りに装備した緩衝材461により外部に抜け出ないようにされている。支柱459は上下多段でそれぞれ順次差し込み式に連結するようにしてもよい。避難場所462についてはこの差し込み式が例示されている。こうすると運搬・組立が能率的になる。In the embodiment shown in FIGS. 28 and 29, unit-
部屋構成体460は積層されて日常はもとより津波到来時にも矢印のように上階へと避難することができる。そのため、底部および天部には開閉可能な蓋とそれに向う階段設備463が設けられている。The
尚、他の構成として、最も下段には、緩衝材461で保護された状態の車庫スペースを形成することができる。この場合、部屋構成体460を構成しないことがある。また、最も下段には、水保留タンクを設備して矢印のように避難場所462への避難者への給水を可能にし支柱459への連結あるいはウエイト負荷によりタワーの安定性を向上させ得る。部屋構成体460を住居・カラオケ室・勉強室・事務所・倉庫などいずれに使用するかは自由である。構成体460外面には別途緩衝手段を装備してより完全な防護を図ることができる。また、避難タワーの向きは、図28のように、津波の到来する方向Xに対していかなる方向にしてもよい。水タンク内あるいは外部には水浄化岩石などを入れて重くしてもよい。As another configuration, a garage space protected by the cushioning material 461 can be formed at the lowest stage. In this case, the
勿論、図30に示す実施形態のように、3本支柱465の内部空間に三角形をした部屋構成体466を備えたタイプにすることもある。この場合、矢印の方向からの津波がくると向きを変えられるように部屋構成体466を支柱465に軸支しておくこともできる。部屋構成体466は四角などの多角形でもよい。Of course, as in the embodiment shown in FIG. 30, there may be a type having a
図31の実施形態は、部屋構成体468の上部コーナーを横軸469で支持して津波の力により浮き上がり津波をかわしながら構成体468を保護可能にしたものである。構成体468は縦軸周りに逃げるようにしてもよい。In the embodiment of FIG. 31, the upper corner of the
図32および図33の実施形態は、埋め込み支柱471を太い1本パイプとする一方、その上の支柱472を細い複数本のパイプとして座板473で結合したものである。支柱471内には、コンクリートや土砂・水などを入れて安定化させるようにしてもよい。尚、埋め込み支柱471を陸上に少し高く臨ませてもよい。逆に支柱472の方をその下端1部を埋設してもよい。In the embodiment shown in FIGS. 32 and 33, the embedded column 471 is formed as a single thick pipe, and the
図34の実施形態は、コンクリート製電柱(や基礎工事用のパイル)475…の複数本を離して立設してこれらを連結材476により相互結合したものである。In the embodiment shown in FIG. 34, a plurality of concrete electric poles (and piles for foundation work) 475 are erected and separated from each other by a connecting
図35の実施形態は、避難場所478の屋上に周方向に展開閉止可能なテント479を装備して非常時などに使用できるようにしたものである。In the embodiment of FIG. 35, a
図36の実施形態は、3本タイプ他の支柱481を備えた避難タワーの前支柱を利用してプレ津波制御設備を構成したもので、482は補助支柱で、地盤に埋め込み固定してもよいが、ここでは前後に移動可能にしてある。この補助支柱482と前支柱481との間にゴムやバネなどの緩衝手段483を介装するとともに両支柱481,482間にはV形をなす弾性変形材484を左右対向状に配備したものである。津波がくると矢印のように弾性変形材484で波が分流されるが、この際、緩衝手段483が効いて緩衝をする。こうした緩衝装置は他の支柱481にも装備してもよい。後方からの戻り流に対してもこの装置は機能する。In the embodiment of FIG. 36, a pre-tsunami control facility is configured using a front support of an evacuation tower having three types of
図37の実施形態は、山や丘486の中腹などにその傾斜面を利用して奥側の支柱が短い避難タワー487を設置したものである。実線のものは垂直立設型で、仮想線のものは後倒れ型488のものである。後倒れ型488のものは、支柱489は斜めであることを利用して階段490を構成してある。支柱489をガイドレールとして昇降装置を構成してもよい。階段490の前方にはガードを付してもよい。In the embodiment shown in FIG. 37, an
図38の実施形態は、支柱492を1本あるいは2本とし、その上端に避難場所を構成したもので、特に、避難場所に上がるための階段493を連結材494In the embodiment of FIG. 38, one or two
尚、海底などの海中に、高圧のエアーおよび/または水の吹き出し装置を常設しておき、同装置に貯留しておいたエアーおよび/または水、または同装置に送り込んだエアーおよび/または水を、津波の到来タイミングに同期して上向きに強制噴射することで、津波のもつ前進エネルギーを減衰させるように構成することができる。この場合、津波の通過する海中位置に、前記吹き出し装置前段階となる高圧化装置を設置しておいて、津波到来に伴って、エアーおよび/または水を高圧化して前記噴射に連鎖させるように構成することもできる。 In addition, a high-pressure air and / or water blowing device is permanently installed in the sea such as the seabed, and the air and / or water stored in the device or the air and / or water sent to the device is discharged. The forward energy of the tsunami can be attenuated by forcibly injecting upward in synchronization with the arrival timing of the tsunami. In this case, a high-pressure device, which is a stage before the blowing device, is installed at a position in the sea where the tsunami passes, and the air and / or water are pressurized with the arrival of the tsunami so as to be linked to the injection. It can also be configured.
前記津波を減衰させる他の実施態様として、浮上傾向のある、例えば巨大径の発泡スチロール球の複数(多数を含む)個を格納部(水中)から発射・浮上させることもできる。この場合、金属球や樹脂球等を使用でき、また、浮上するものであれば内部に水を充填等しておいてもよい。浮上するものは、互いに連鎖させておくこともできる。球以外に六面立体やテトラポット形でもよい。 As another embodiment for attenuating the tsunami, a plurality (including a large number) of styrofoam spheres having a tendency to float, for example, having a large diameter, may be launched and floated from a storage portion (underwater). In this case, a metal ball, a resin ball, or the like can be used, and if it floats, the inside may be filled with water. Those that levitate can also be chained together. In addition to a sphere, a hexahedron or a tetrapot may be used.
図39および図40に示す実施形態は、正三角形の頂点位置に対応して3本配置した支柱501を上下複数段の横連結材502により連結一体化(脱着可能でもよい)しその上部に避難部503を備えたものを地中埋め込み型や地上設置固定式として配すようにしたものにおいて、特に、避難部503の上側に更に頂上部504を設置してその中央からポール505を立設するとともにポール505上に発電ボディ506および横軸型ローター507を装備して風力発電装置を構成したものである。 In the embodiment shown in FIGS. 39 and 40, three
前記避難部503への昇降手段は、簡易エレベータ式で、3本支柱501の中央を下端から避難部503上まで長く及ぶ角形断面をしたエレベータガイド508と、その内部で昇降するエレベータ本体509とを備える。エレベータガイド508は、下端と上端に出入り口510を有し、この出入り口510は、図示しない制御盤で開閉操作されるとともに、各出入り口510は、津波が直接当らない背側に開口されている。エレベータ本体509は、それ自体の背側に開閉式出入り口を有し、その動力は、風力発電装置511で蓄電されたものを利用できるし、手動ウインチへの切り替えも可能になっている。一方、同簡易エレベータは前記したような階段方式にしてもよいし、階段とエレベータ方式を併設してもよい。The elevating means for elevating to the evacuation section 503 comprises an
エレベータガイド508の上端には、頂上部504への昇降階段512が設けられ、風力発電装置511のメンテナンス等を可能とする他、頂上部504を非At the upper end of the
図40の513は連通口で、昇降階段512から頂上部504への登り口となっている。Reference numeral 513 in FIG. 40 denotes a communication port, which is an entrance from the elevating
尚、前記実施形態の他、風力発電装置511は向き調節可能にしたりピッチ変更可能にしてもよい。また、図40に仮想線で示すように、支柱501の1本を利用してそれをポールに利用して風力発電装置511を設置してもよい。この場合、ボディを前向きにしたり後向きにしてもよい。風力発電装置511は、他の支柱を利用して複数配備してもよい。また、この風力発電装置付き避難タワーには、適宜の場所にソーラーパネルを付属装備することができる。例えば、頂上部504や支柱501回りなどである。支柱501は、2本や4本タイプであってもよい。さらに、タワーはワイヤーロープなどで引っ張り固定してもよい。In addition to the above-described embodiment, the
図41の実施形態は、エレベータガイド515を横断面三角形にするとともにエレベータ本体516も同様に三角形にしたものである。エレベータ本体516およびエレベータガイド515の出入り口は扉517を備えるが、その開閉方向は、図示の左右方向以外に上下方向のこともある。このことは図39その他の実施形態でも同様にいえる。In the embodiment of FIG. 41, the
図42の実施形態は、エレベータガイド519およびエレベータ本体520がともに丸筒形である。In the embodiment of FIG. 42, the
図43の実施形態は、3本支柱522に避難部523と簡易エレベータ524を備えるととちに頂上部525に風力発電装置526を備えたもので、風力発電装置526を垂直軸タイプのシロッコ式にしたものである。In the embodiment of FIG. 43, an evacuation section 523 and a
図44の実施形態は、タワーの横断面図で、特に津波をタワー自体の構造的特徴により左右に分流させるようにしたものである。すなわち、3本支柱528の1本は津波が到来する方向に配置し、同支柱528と他の支柱528間の特にタワーの低い部分に対応して受け板529を閉止状に連結したものである。同受け板529は、外方へ凸状のへの字形をしてS流がV流を切るように機能するが、逆向きの凹み状あるいは平坦なものでもよい。また、受け板529は湾曲状をなすものでもよい。その場合、湾曲の凸面が外方あるいは内方を向くようにする。The embodiment of FIG. 44 is a cross-sectional view of a tower, in which a tsunami is diverted to the right and left due to structural characteristics of the tower itself. That is, one of the three supports 528 is arranged in the direction in which the tsunami arrives, and the receiving
尚、支柱528は、図のように四角なものでもよい。また、受け板529のタワーの高い部分に対応して、ソーラーパネル530を張り付けてもよい。さらに、仮想線のように、支柱528およびガイドレール531により受け板529の内空間側に隠れて昇降するようにエレベータ532を装備してもよい。Note that the column 528 may be square as shown in the figure. In addition, a solar panel 530 may be attached to a portion of the receiving
図45の実施形態は、支柱533をやや太い丸パイプでなる1本ものとし、同In the embodiment shown in FIG. 45, the
図46の実施形態は、図65の支柱533の内部にエレベータ本体537を内装した様子を横断面で示すもので、その背部には、仮想線および右図欄のように、背支持部539を一体装備してもよい。この背支持部539内にエレベータや階段などの昇降手段を内装して構成して、津波の当らない背面下端の出入り口から出入りするようにしてもよい。The embodiment of FIG. 46 shows a state in which the elevator
尚、テレビ塔や無線塔を津波タワーを兼用するものにしたり、煙突や灯台などを津波タワーとして兼用するようにしてもよい。この場合、風力発電装置を併設する場合とそうでない場合とがある。Note that the TV tower and the wireless tower may also be used as a tsunami tower, or a chimney, a lighthouse and the like may be used as a tsunami tower. In this case, there is a case where a wind power generator is provided and a case where it is not.
図47の実施形態は、一戸建て住宅の庭内とか近くの公園とかに簡易型として設置可能な1本支柱タイプの避難タワー(タスカルタワーあるいは安心タワーなどの商品名とする)で、800は支柱で、円筒状あるいは角筒状などに形成され、同支柱800の相反する外周位置にはステップ801…が千鳥配置で設けられるとともに、その下部に緩衝手段802を介して地盤に立設固定されている。The embodiment shown in FIG. 47 is a single-post type evacuation tower that can be installed as a simple type in a garden of a single-family house or in a nearby park (a product name such as a Tuscal tower or a security tower), and 800 is a post. Are formed in a cylindrical shape or a rectangular tube shape, and steps 801 are provided in a staggered arrangement at opposite outer circumferential positions of the
支柱800の上部には、避難場所803が手摺りつきのものとして設けられ、同避難場所803の底面の開口が登り口804となっている。805は天頂カバーである。An
尚、避難場所803の底部には、収納部807が設けられ、同収納部807は、避難路面板を開けることで内部の収納物、例えば、非常用の食料品や用具、通信器具などを取り出すことができる。勿論、手摺りの内周あるいは外周にこうした収納部を設けたり、収納部自体を手摺り代わりにすることもできる。また、仮想線のように、避難場所を一方向へ偏心配置してステップ801の上端のものから登り込みやすくしてもよい。さらに、避難場所は、支柱800を基準として左右あるいは前後に一対配してもよく、その一対間から登るようにしてもよい。A
また、支柱800回りにブラケット808を突設してその上面をステップ801とするとともに両ブラケット808を介してアンカー支柱809に下端を固定された斜め支持材810を連結固定するようにしてもよい。ブラケット808やアンカー支柱809、それに斜め支持材810などはアングル材や角パイプなどで連結するようにすれば強度が上がる。811は牽きワイヤーで、支柱800Alternatively, a
避難場所803は上下数段階に設けてもよい。The
さらに、図47の右欄図に示すように、支柱800のステップ801は上下に伸びる補助支柱815により連結してもよい。この補助支柱815はその下端を埋め込んだり地盤上に固定してもよく、支柱800の補強をすることができるとともにステップ801から足が外れないようにする。補助支柱815回りに緩衝手段を巻き付けてもよい。また、支柱800回りにも緩衝手段を巻き付けてもよい。Further, as shown in the right column of FIG. 47, the
図48および図49は、同じく簡易避難タワーで、津波の到来する方向を基準にして前後2本あるいは左右2本のように一対の支柱818を有しその間にステップ819を連結してなるもので、下部のステップ819を埋め込んで抜け難くして立設固定されているが、これに限定されない。上部の避難場所820の下部には、収納部821が形成され、その上蓋822を開けることで収納物を取り出すことができる。823は登り口で、落下防止手摺り824を開くことで登ることができる。825は緩衝手段、826は天頂カバーで、支柱818の上端から突設したステー827と下端のアンカー828間には牽きワイヤー829が設けられているとともに、支柱818下部から突設された斜め支持材830の下端板831をアンカー832で固定するとともにアンカー832と支柱818間には牽きワイヤー833が設けられている。前記収納部821は仮想線のように避難場所820の外周に備えてもよい。また、天頂カバー826それ自体が収納部であってもよい。FIGS. 48 and 49 show a simple evacuation tower having a pair of
尚、図49の右欄図の例は、支柱835を3本にした避難タワーを津波の到来する前方かつ上方からみたものである。この装置は梯子の一対をV形に一体化したようなもので、その前面には仮想線のように半丸筒状でその凸側を前面側にした津波除け部材836をステップ837に掛かる足の邪魔にならないように設けてもよい。この津波除け部材836は上からみるとV字形をなし、津波が逃げ易い基本形をしたもので、前面に緩衝部材を付したりそれ自体が緩衝部材であってもよい。また、後面側にもステップ837を付してもよく、この場合、前面側の津波除け材により津波を切り分けるので、後側ステップ837を利用して安全に登り避難することができる。こうした避難装置の内部空間を利用して階段を設けたり簡易エレベータを装備できる。In the example shown in the right column of FIG. 49, the evacuation tower having three
支柱835は4本以上でもよい。また、梯子のような支柱を単位としその複数を互いに連結して1つの避難装置を構成してもよい。The number of
図50および図51は、埋め込み支柱部分873と固定支柱部分874とを有50 and 51 have an embedded
879は下部の固定階段、880は上部となる昇降階段であり、固定階段879は、IとIIでなってI→II→I→IIのように登ることができ、ここでは階段支柱881で立設固定されている。これら固定階段879は、図51のように固定支柱部分874の中心に対し一側に偏心した配置になっている。一方、昇降階段880は、固定支柱部分874の中心の他方に偏心して案内支持筒878間に固定され同支持筒878とともに上下運動するようになっており、III→IV→III→避難部877のように登ることができるものになっている。879 is a lower fixed staircase, and 880 is an ascending / descending staircase which is an upper portion. The fixed
通常はロッド876が縮んで避難部877は低くなっているので、圧迫感や邪魔になることがなく、その一方で津波が到来することが検知されるとそれに応じてロッド876が自動的に伸びて一定時間後に避難部877は高くなる。昇降階段880は図50の仮想線のように低い位置から固定階段879の横を通って案内支持筒878とともに上昇し、昇降階段880の下部III部分の踊り場が固定階段879の上部II部分の踊り場の横隣りで同面状になる。これにより、破線矢印のように避難のために登ることができるようになる。Normally, the
尚、前記IとIIIとを上下に対応する位置にまたIIとIVとを上下に対応する位置にして図50の回転支点883回りに全て折り畳み・展開自在に構成することができる。こうした折り畳み・展開方式を採用するものとして、図50の右欄図に示すものがある。このものは、避難部877から斜めに垂れ下げた固定的で昇降自在な上部階段885とこれに回転支点886を介して伏仰自在に連動する下部階段887とでなり、避難部877が下降した際には下部階段887は地上に伏した状態にあるが、避難部877が上昇すると、上部階段885により下部階段887が持ち上げられて上下に連続した階段を構成するようになっている。888は補助階段で、上部階段885に直接乗ることができるようにしてもよく、仮想線の状態では、この上部階段885から避難部877に登ることができるとともに、避難部877が上昇したのちでも下部階段887を伝って上部階段885から避難部877へと登ることもできるようになっている。このことと同じように、図50の左本図に仮想線で示す昇降階段880も地上から乗り込めるようにすることができる。また、図50に破線で図51に仮想線で示すように、避難部877の内周には、避難者を衝撃などから護るクッション材889が設けられている。It should be noted that the above I and III can be arranged at positions corresponding to up and down, and II and IV can be arranged at positions corresponding to up and down so that they can be folded and unfolded all around the
図52および図53は、津波の到来に応じて避難部892が浮き上がり自動的に避難状態になる実施形態を示す。この避難装置は、一対の支柱893を埋め込みなどにより立設固定し、同支柱893の上下端間をつなぎ材894で連結してなる。これら支柱893にローラー895を介して避難部892が昇降自在とされ、この避難部892内は安全空間を形成するとともに浮力を発生する構造体になっている。そして、同避難部892の上には、家屋や集会所などにもなる建物896が設けられている一方、底面には緩衝手段897が設けられている。避難部892には、水密性のある扉898とその開口に登り着くことのできる補助階段899が設けられている。こうした扉898を付けずに避難部892上に階段で登るようにしてもよい。従って、実線のように、避難部892が地上にあるときは、補助階段899を登って扉898を開けて中に入りさらに必要に応じて上面に登るといった避難要領になる。そして、津波が到来したならば、浮力により仮想線のように浮き上がり、助かるものである。尚、避難部892内には、施錠可能で場合によっては警報つきあるいは警備員つきの貴重品金庫を配備しておけば、避難が安心して速く行われるようになる。また、避難部892は、図52の平面図のように船首形をなして津波を切り分けるようになっている。さらに、地上には、この船首に対応するようにプレガード支柱900…を複数本立設しておいて津波や津波で流されてくるものから防護するようにしてもよい。この場合、支柱900回りに緩衝手段901を装備してもよい。また、前記では地上設置式を説明したが、河川や海上設置式とすることもできる。これらの場合は、避難部892が常時水面に浮いており、津波によりさらに浮上するようになる。ガード900同士はaで連結してもよい。FIGS. 52 and 53 show an embodiment in which the
図54は、付加的な例で、船舶904の係留をより確実なものにしたものである。これまでの船舶での係留方式では津波による衝撃で破壊するものが多く、この例では、船舶904の船首および船尾付近を下回りから抱き持つ、例えば、スリング905のようなもので締め具906で強力に締め込むとともにこれらスリング905に同時に掛け回すように引き寄せスリング907を設けて締め具908により強力に船舶904を一体引き締めをするようになっている。そして、これらの適所に係留ロープ909を巻き付けて強力な係留を実現したものである。FIG. 54 is an additional example that further secures the mooring of the ship 904. Most of the mooring methods used up to now have been destroyed by the impact of the tsunami. In this example, the bow and the stern of the ship 904 are held from below. A pulling
図55および図56は、老人ホームや町内の集会所などの建造物912を津波にも安全な高所に配置してより安全な対策を備えたものにしたものである。建造物912は、底フレーム913を備えた強度のあるもので、同フレーム913の前後には底板914が付されているとともに、前後に立設された支柱915の下部を免震構造ユニット916および緩衝手段917により支持し、これら支柱915の上端の免震構造ユニット916を前記底板914に連結固定してなるものである。階段918にも適所に緩衝手段919を備えるものとする。55 and 56 show a structure in which a building 912 such as a nursing home or a meeting place in a town is located at a high place that is safe against a tsunami, and is provided with more safe measures. The building 912 is a strong one having a
尚、前記階段方式以外にあるいは階段方式とともに、支柱915内にエレベータ920を装備してもよい。この場合、建造物912まで一気に登るタイプのほかに仮想線のようにエレベータ920により中間高さまで登りあとの安全高さからは階段921を利用して登ることができるようにしてもよい。また、支柱915には、右図のメッシュのようにロープで作製した網状梯子922を地上との間に牽き、これが支柱915の補強になるとともに避難時の登り手段としても機能するようにしてもよい。この場合、梯子922から前記階段921に乗り移れるようにしてもよい。さらに、923は防護ポール、924は緩衝手段で、支柱915の回りにも緩衝手段925を備えてもよい。また、支柱915は3本あるいは4本などが可能であるし、同避難可能装置は海上設置も可能である。さらに、図56の右欄図のように、前支柱915と後支柱915間を側板926で連結して内部安全空間927を形成するようにしその空間内に階段やエレベータなどの登り手段を構成してもよい。後の支柱915′を前のものより大径のものにして側板926で連結することで津波が到来しても拡散するようにすることもできる。支柱915,915′は、四角パイプや溝形材など各種のものを利用することができることは勿論である。An elevator 920 may be provided in the
図57は、支柱930の回りにゴムや樹脂、金属などの外パイプ(あるいはチューブ)931…を配し、これを締め具932でまとめて緩衝手段としたものを示す。右欄図のように丸パイプ以外に楕円や長円形状など他の幾何学形状のものにしてもよい。FIG. 57 shows an outer pipe (or tube) 931... Made of rubber, resin, metal, or the like arranged around a
図58は、太い本支柱934とやや細目の前支柱935の組み合わせで構成し、これらの一方あるいは双方を固定して津波を拡がるように流すようにしたものである。この場合、本支柱934内には上昇時のチェーン936が通るようにし下降時のチェーン937が通るようにして両支柱934,935間に配したスプロケット938により座部939が上下に循環運動するようにしてもよい。避難する者は矢印Rのように本支柱934の下部開口を通じて座部939に乗るようにする。尚、右欄図のように、本文柱934から前支柱935を離間させてもよい。前支柱935は複数本にしてもよい。FIG. 58 shows a combination of a thick main support 934 and a slightly
図59は、津波対策として高いレベルに設置した避難部941の上部に凹面材942を備え、同凹面材942に下方から当る球体943を支柱944との間に配して避難部941を球面支持したものである。内筒945と支柱944との間に緩衝手段946を介装してもよい。球体943は、支柱944に一体でも別体でもよい。FIG. 59 shows that a
尚、付加的な提案例であるが、津波や地震、洪水、火災などの不測の事態に遭うと思い出の写真やビデオなどを消失するのが常であり、そうした対策として、In addition, as an additional proposal example, it is usual to lose photos and videos of memories when encountering an unexpected situation such as tsunami, earthquake, flood, fire, etc.
例えば、高知県のAさんの貴重品を岡山県の2〜3箇所に設置した事前登録所にコンピュータ処理により登録して保管(現金については銀行とタイアップして保管)しておき、一定の登録料を支払うことで、不測の事態が発生しても必ず貴重品は安全に確保された状態をつくることができるようにする案をここに提案する。For example, the valuables of Mr. A in Kochi Prefecture are registered and stored by computer processing at pre-registration stations set up in two or three places in Okayama Prefecture (cash is tied up with a bank for storage), and a certain amount is stored. We propose here a proposal to pay a registration fee to ensure that valuables can be kept safe even if an unexpected event occurs.
図60の実施形態は、山裾や海岸線、河岸、一般家庭の庭や公園、校内、通学路などあらゆる場所に設置可能な簡易避難装置に関するもので、図示した例は基本原理を示すもので、その規模や方向性などの細部の構成は如何にも変更可能なものである。 The embodiment of FIG. 60 relates to a simple evacuation device that can be installed in any place such as a mountain skirt, a coastline, a riverside, a garden or a park of a general household, a school, a school road, and the illustrated example shows a basic principle. Details such as scale and direction can be changed in any way.
図において1093は左右一対でなる埋め込み式の支柱で、千鳥ステップ1094や梯子階段などを有し、この支柱1093の上端間には上張りワイヤ1095が牽かれるとともに、同支柱1093のそれぞれは、前後の安定ワイヤ1096がアンカー1097により牽き固定されている。支柱1093のそれぞれには、前後に伸びたワイヤステー1098が設けられており、これら左右の間には、前後に一対をなすように上連結ワイヤ(パイプでもよい)1099が張設されている。 In the figure,
ワイヤステー1098と上連結ワイヤ1099とは平面矩形枠を形成するとともに、その外周には外手摺り1100が安全のために張られている。1101は補助吊りワイヤで、前記平面矩形枠を吊り持っている。前記平面矩形枠の面内には避難ネット1102が張設されており、このネット1102内の適所には、通口1103…とその回りの内手摺り1104が設けられている。The wire stay 1098 and the upper connecting
尚、1105は下張りワイヤで、支柱1093の下端同士を結ぶものである。こうして上張りワイヤ1095と下張りワイヤ1105との上下間には、それぞれに通口1103を通るようにして左右に複数条平行なラック(ワイヤなどでもよい)よりなる昇降ガイド1106…が安定に配備されている。各ガイド1106には、共にペダル踏み回し式の安全キャビン型の昇降機1107(左端)、簡易型の昇降機1108(4台のうちの中2台)、それに立姿勢でハンドル手回し式の昇降機1109などが緩徐な速度で上昇可能に設けられている。
これらの昇降機1107…は、各通口1103内まで達するとロックされ、その時点で内手摺り1104の扉を開いて避難ネット1102上に避難することができ、そののち、前記ロックが外されることで各昇降機1107…は緩降する。津波が治まったあとは、前記千鳥ステップ1094を利用して降りてもよく、また、緩衝機1107…やネットに装備の図示しない梯子とか滑落シュートなどを使って降りてもよい。These elevators 1107 are locked when they reach the inside of each
尚、前記実施形態では避難する人が避難ネット1102上に次々に避難できるように構成したが、ネット1102無しにして昇降機1107…が上方で待機ロックできるように簡易型装置にすることもできる。また、家庭用として有効なように、支柱を1本立設し、この支柱をガイドにしてあるいは支柱に平行なガイドに添って簡易昇降機が昇降できるようにしてもよい。In the above embodiment, the evacuated person is configured to be able to evacuate one after another on the evacuation net 1102. However, a simple device may be used without the net 1102 so that the elevators 1107... Further, to be effective for home use, a single support may be provided upright, and the simple elevator may be moved up and down using the support as a guide or along a guide parallel to the support.
図61および図62は、山裾や海岸線、河岸、一般家庭の庭や公園、校内、通学路などあらゆる場所に設置可能な簡易避難装置に関するもので、特に、津波の到来による水面上昇に伴い追従的に上昇するようにしたものである。勿論、上記実施形態のような積極的な上昇駆動手段を組み合わせてもよく、この場合、避難装置に津波の流れエネルギーに連動して回転羽根を動かしそれに連動して上昇させるものでもよい。 FIGS. 61 and 62 relate to a simple evacuation device that can be installed in any place such as a mountain skirt, a coastline, a river bank, a garden or a park of a general home, a school, a school road, and in particular, follow-up with rising water levels due to the arrival of a tsunami. Is to rise. Of course, a positive ascending drive means as in the above embodiment may be combined. In this case, the evacuation device may be configured to move the rotating blades in conjunction with the flow energy of the tsunami and raise the same in conjunction therewith.
これらの図において、1111は左右一対の支柱で、同支柱1111にガイドローラー1112を複数個介して安定かつ円滑に上昇するように一人あるいは複数人搭乗可能な避難カプセル1113を装備する。このカプセル1113は、FRPや発泡樹脂製あるいは金属や木材質のものなど限定されないもので、その中には搭乗室1114が形成されて適宜の緩衝手段により安全なようにされるとともに、水密式のカバー1115を脱出も自在なるように開閉装備する。 In these figures, reference numeral 1111 denotes a pair of right and left columns, and the column 1111 is provided with an
カバーは、右下図のように軟質ビニールを筒胴状のカバー1116にしてカプセル開口に取り付けその上端開口の締め紐1117を内側から引き締めることで閉止するようにしてもよい。しかし、同カバー1115,1116は必須のものではなく、浮上体に搭乗できるものであればよい。カプセル本体から高く筒胴部を突設したようなものでもよい。ローラーブラケット1118には、水平などの浮力付勢羽根やフロートなどを付して積極的に浮力が発生して左右のローラー1112が良く同調して動くようにすることがある。As shown in the lower right figure, the cover may be made of a
尚、ローラー1112には、浮遊してくるものが噛み込むことがあるので、その外周囲を密閉構造とすることがある。また、支柱1111相互は一定の間隔を維持するため上部に連結材1119を横架することがある。さらに、支柱1111には、牽きワイヤ1120を関連装備してもよい。In addition, since the floating thing may bite into the
また、支柱1111を1本にしてもよく、この場合Aのように片持支持方式にしたり、Bのようにカプセル中央に支柱1111が通るようにガイドローラー1121で案内するようにしてもよい。この場合、左右に搭乗室を配備したり、左下図のようにそれに直交する方向にも2室を備え上からみて十字型のカプセル1122を構成できる。さらに、同図の下側図のように6室以上の放射配置の搭乗室をもつカプセル1123によることもある。In addition, one support 1111 may be used. In this case, a cantilever support method may be used as shown in A, or a guide roller 1121 may guide the support 1111 so as to pass through the center of the capsule as shown in B. In this case, a boarding room may be provided on the left and right, or two rooms may be provided in a direction perpendicular to the left and right rooms as shown in the lower left diagram to form a cross-shaped capsule 1122 when viewed from above. Further, as shown in the lower view of the same figure, a capsule 1123 having six or more radiating cabs may be used.
また、前記実施形態では室が横向きであったが、図の右側にみるように縦型室を備えたカプセル1124を構成してもよい。この場合、1つのカプセルであったり図示のように一対のカプセルであったり、さらには、前記十字型配置や放射配置のカプセルでもよい。縦型の場合にはステップ1125を備えて搭乗しやすくしてもよい。また、避難カプセル1113に示すようにその底部などにはウエイト1126を備えてより安定して浮上運動するようにしてもよい。尚1127は空気採り入れパイプである。In the above-described embodiment, the chamber is in the horizontal direction, but a capsule 1124 having a vertical chamber may be configured as shown on the right side of the figure. In this case, one capsule, a pair of capsules as shown in the figure, or a capsule in the above-mentioned cross-shaped arrangement or radial arrangement may be used. In the case of the vertical type,
図63ないし図64(Fは津波の到来する前方)は、津波(洪水も含む)対策用の避難タワー(商品名:タスカルタワーA)についての他の実施形態を示す。図63はそのタワーの正面図で、手前の方向から津波の到来が想定されるものとして設定されている。図64は図63のL−L線断面図でタワーの1階登り口付近の様子を示すが、津波の到来する方向は図の左方向からとされている。図65は図63のM−M線断面図で避難ステージに登るまでの階段などの昇降手段を示す。図66は図141のN−N線断面図で、避難ステージの平面図と昇降手段を示す。FIGS. 63 to 64 (F is the front where the tsunami arrives) show another embodiment of the evacuation tower (trade name: Tuscal Tower A) for tsunami (including flood) countermeasures. FIG. 63 is a front view of the tower, which is set on the assumption that a tsunami will arrive from a direction in front. FIG. 64 is a cross-sectional view taken along the line LL of FIG. 63, showing a state near the first floor entrance of the tower. The direction in which the tsunami arrives is taken from the left side of the figure. FIG. 65 is a cross-sectional view taken along the line MM of FIG. 63, and shows ascending / descending means such as stairs up to the evacuation stage. FIG. 66 is a sectional view taken along the line NN of FIG. 141, showing a plan view of the evacuation stage and the elevating means.
このタワーは、正四角形の頂点にくるように互いに離間して平行に配した4本の支柱1170…を備える。この支柱1170は、図64のように角パイプで長いものでなるが、丸パイプやアングル材、溝形鋼などその他の部材を使用することもできる。これらの支柱1170は、図63において図示しない地中から図示の上端まで突き通り、地上からの高さは略16mであるが、設置場所によっては高くすることもある。This tower is provided with four
これらの支柱1170間には、四角の各辺に対応するようにして横連結材1171…が連結され、これら横連結材1170は上下に複数段配備されて一体化されている。この横連結材171と支柱1170とは現場で連結一体化されるようにしてもよい。1172はコンクリート基盤で、立設したタワーの安定化を図るとともにその後側部分には誘導スロープ1173を備えて例えば、老人の方や車椅子などがタワーに乗り込みやすいように配慮してある。Horizontal connecting
支柱1170の上部には、避難ステージ1174が数十人の避難が可能なように四角形の広い面を提供できるように形成されている。このステージ1174は図示しないが縦横の梁で内部が構築され、その上下面に板面を張ったものでなって、地上から略12m前後の高さに上面があるように設定されている。そして、同ステージ1174のぐるり外周には、手摺1175が高さ1.5m程度に立設されている。同手摺1175の内側にやや低い手摺を配備してもよい。手摺1175は恐怖心を与えないように2m程度の高いものでもよい。尚、ステージ1174内の空間を各種の収納空間としてもよい。An
また、ステージ1174の外周回りには、一体あるいは別体物の収納部を立設In addition, an integrated or separate storage section is set up around the outer circumference of the
4本の支柱1170で形成される内部空間には、支柱1170および横連結材1171で形成される4面の内側に添うように手摺1177付きの階段1178が設けられている。これら階段1178は、支柱1170および横連結材1171に可及的に連結一体化して強度を高めるものとする。階段1178のステージ1174への登り口は、図66に示すようになっている。In an internal space formed by the four
これら階段1178を備えた支柱1170回りには、縦桟(縦ルーバー)1180が4面を形成するように配備されている。この縦桟1180は、避難する者が津波を直接受けないようにするためと、補強機能を果たすために設けられている他、目隠しとなって階段1178を登る避難者に高所での恐怖感を与えないようにする機能もある。同縦桟1180は、四角パイプ状のものであるが、アングル材や溝形材、丸パイプなどでもよい。また、縦桟1180に代えて斜桟や横桟でもよい。尚、タワーは、支柱1170の1つが津波の到来する側に先行して配置されるように斜め向きに配置することもある。この場合、津波が左右に切り分けられる作用がある。この斜め向き配置のタワーにおいては、縦桟でなく斜め桟が津波を左右に切りながら開拡飛散させるので好ましい。Around a
尚、他の実施形態でも同様であるが、津波避難タワーを近接して複数基立設する場合は、それぞれが独立する方式の他に、タワー相互をワイヤーロープやパイプなどの継ぎにより連結することができる。Note that the same applies to other embodiments, but when a plurality of tsunami evacuation towers are installed in close proximity to each other, the towers must be connected to each other by a joint such as a wire rope or a pipe, in addition to the independent systems. Can be.
図64に示すように、縦桟1180の背面の下部は四角な切り欠き状に形成され、その個所には開閉自在な扉1181が同じくルーバー状のものとして取り付けられている。この扉1181は引き戸式にして緊急時の開閉を早急化できるようにしてもよい。As shown in FIG. 64, the lower part of the back surface of the
1183は昇降ガイド胴で、同ガイド胴1183は、タワーの中央に位置して地上からステージ1174を貫通してそれより上方まで臨むもので、図64のように、4本の内支柱1184とこれらを連結する内連結材1185および内縦桟1186とで四角な高い筒胴体として形成されているとともに、その下部には背面に位置するようにして登り口(開閉扉付き)1187が形成され、また上部には図144のように避難出口1188が形成されている。そして、その内部には、電動あるいは手動による簡易リフター1189が装備される。この簡易リフターには、津波到来に伴う水面上昇に合わせて追従浮上するタイプのものも含む。尚、この昇降ガイド胴1183は、ステージ1174と一体化されるとともに、階段1178との間では受材1190で連結されている。尚、1191は落下防止ネットで、昇降ガイド胴1183と階段1178との間に張られている。また、1192はソーラーパネルで支柱1170の上端を介して設備される。風力発電装
な方向に複数のワイヤーロープを張ることで構成する。このタワーにもその前方などにガード手段を配備してもよい。It is constructed by stretching multiple wire ropes in various directions. Guard means may be provided in front of the tower, for example.
図69および図70は、他のタワーについての実施形態を示す。同タワーは、3本(本数は限定されない)の支柱1220…とそれらの間を上下複数段にわたって継ぐ連結材1221…とで三角柱状の本体を形成している。そして、上部には上下2階層の避難ステージ1222が形成されるとともに、地上からは2連の階段1223がステージ1222に至るように配備されている。さらに、タワーの上部には、支柱1220を利用して風力発電装置1224とソーラーパネル1225とが装備されている。尚、避難ステージ1222は、図70のように、六角形で広い避難スペースを提供するものになっている。69 and 70 show embodiments for other towers. The tower forms a triangular prism-shaped main body by three (the number of columns is not limited)
図71および図72は他の実施形態を示し、梯子体1230を2本組み合わせてその上部に避難部1231を設置したもので、特に、津波のエネルギーを直接受ける場所でなく、やや緩徐な流れによる増水で水位上昇が生じる場所、例えば、海岸線から少し陸上に入った公園とか広場、各戸の庭などを設置対象とするものであるが、海岸線などに設置することもできる。 FIG. 71 and FIG. 72 show another embodiment, in which two
この避難装置は、「簡易型津波避難塔組立セット」としても販売提供でき得るもので、同セットは、中央に主柱1232を備える。同主柱1232は、丸あるいは角パイプからなり、下部が太く下部が細くなって上下を連結するものになっているとともに下部のものには止め着けあるいは一体溶接により脚板1233と水平な基板1234とでなる脚台が取り付けられている。主柱1232は、基板1234の孔を通じて地盤に打ち込まれたアンカー1235により垂直に固定される。This evacuation device can be sold and provided as a "simple tsunami evacuation tower assembly set", and the set includes a
この主柱1232の上端には、天板1236が取り付けられていて、その上側に図71のような略四角形(あるいは丸型など)をした避難ベース1238が止め付けられているとともに、このベース1238には、前記梯子体1230の一対がその上端で軸1237により連結されている。これら梯子体1230は、左右に少し開いたハの字状にセットされるもので、それ自体はアルミ製などの金属であるほか木質や樹脂製であってもよい(このことは他の実施形態でも同様に適用することがある)。尚、ベース1238の底面には補強リブ1239が固定されている。A
梯子体1230は、手摺1240を左右に有するほか、その下端に備えた角度調節可能な座板1241を介してアンカー1235…により地盤に固定される。尚、梯子体1230は2連、3連などの伸縮型でもよい(このことは他の実施形態でも同様に適用することがある)。The
前記ベース1238上には、パイプ製の縦枠材1242…と上周材1243…とで事後的に組み立てられる避難部1231が形成されてその外周あるいは内周にぐるりに沿って仮想線のような囲い材1243が取り付けられいている。囲い材1243は、樹脂シートや薄木板、薄樹脂板などの軽量なものが適切であるがこれに限定されずアルミ板などの金属でもよい。On the
上記セットは、例えば、次のように組み立てられる。ベース1238に一対の梯子体1230と上部の主柱1232を連結したものを開いた状態の梯子体1230を次第に立ち上がるようにしてのちアンカー1235により梯子体1230を固定する。そののち、主柱1232の下部のものを連結しアンカー1235により固定する。こうして脚組が出来上がると、梯子体1230を利用して縦枠材1242…や上周材1243、囲い材1244などを組み付けておくことで全体が完成する。尚、主柱1232は省略することがある。前記避難部1231は、梯子体1230を立ち上げる前に組み立てておくことちできる。前記ベース1238の高さは5乃至6m前後とされるが、それより低く4m前後のこともある。The set is assembled, for example, as follows. The
前記ベース1238には、図72のように避難する者が避難部1231内に登るための通口1245が一対設けられている。尚、基板1234は、図71に示すように、図の上下方向に長く伸びて装置の安定性を高めている。As shown in FIG. 72, the
前記実施形態の他、主柱1232と1本の梯子体1230とで構成することもできる。前記梯子体1230相互を連結することもできる。In addition to the above-described embodiment, it may be configured by a
図73は他の実施形態を示す。1247は脚立型の梯子体で、同梯子体1247は、上端に天枠1248が設けられるととちに下端の座板1249はアンカー1250でそれぞれ固定される。そして、仮想線のようにブレース1251でより安全に引張固定されることもある。FIG. 73 shows another embodiment.
こうした梯子体1247の上には、実線で示す避難部1252が簡易クレーンなどにより載せ付け設置され、梯子体1247との間の止め着けでマウントされる。尚、この避難部1252は、軽量に仕上げた場合には梯子体1247を利用して持ち上げることもあるし、この場合、上部にローラーを設けておいてロープを引っ張ることで持ち上げることもできる。ウインチを使ってもよい。梯子体1247の側枠をガイドレールとして軽快に底ローラーにより持ち上げることもできる。On such a
尚、仮想線のように避難部1252と梯子体1247とは連結材1253で連結支持する。また、仮想線のように梯子体1247の幅間に別途手摺1254を備えてもよい。さらに、同実施形態では梯子体1247が脚立式であったが、仮In addition, the
避難部1252は、極く軽量なトラス組になっている。登り口1255を有するベース1256とその外周から立ち上がる手摺枠1257および周囲い1258、それに上張り材1259よりなる。The
図74は他の実施形態を示し、梯子体1262の上端の部分に広いスペースのベース1263を設けて天枠を兼ねたものにしたものである。このベース1263は登り口1264を備えたもので、梯子体1262とともに立ち上がり、あとは、手摺材1265…などを組み立てることで完成する。同図の右欄のものは、梯子体1262の全幅にステップを設けるのでなく、幅中央にのみステップ1266を配して手摺1267を付したものである。FIG. 74 shows another embodiment, in which a
図75は他の実施形態を示し、同津波避難装置(他の実施形態でも同様に洪水対策装置としても利用可能)は、梯子体1268を3面組み合わせたものである。これらの梯子体1268は、アンカー1269により地盤に固定された座板1270により下端が固定されて上からみて三角形をなすように開閉自在なヒンジ型連結具1271…により相互連結される。そして、梯子体1268の下部には、出入り口1272が形成されるととちに、内側に添って登ることができ、登ったあとは、登り口1273を通じて上部の避難ベース1274上に避難することができる。避難ベース1274は、下が見え難い膜シート付きのワイヤメッシュなどで形成できる。尚、外部から登ることもできる。FIG. 75 shows another embodiment, in which the tsunami evacuation device (which can also be used as a flood countermeasure device in other embodiments as well) is a combination of three
図76は他の実施形態を示す。同実施形態は、3面の梯子体1277…に避難部1278を備えたものであるが、特に、その外部にもアンカー1279で固定した補助梯子体1280を斜めに立て掛けて連結したものである。この実施形態では、梯子体1277内を利用して登ることもでき、補助梯子体1280を利用しても登ることができる。なお、避難部1278は、立設したあとの梯子体1277を利用してその上端外周に三角形などの補助パイプ1281…を組み立てたあと、ベースや囲いなどを追加することで全体を簡易に仕上げることができる。FIG. 76 shows another embodiment. In this embodiment, an
図77および図78は他の実施形態を示す。同じく3本の梯子体1284…を使用したものであるが、この場合は、裾広がり状に設置したものである。これら梯子体1284は、連結孔を有する天板1285で相互連結されるとともに下端は座板1286にアンカー1287を打ち込むことで固定されるようになっている。相互をブレース1288で連結してもよい。避難部1289は、図77のような1/3割形のベース板1290…の複数枚を天板1285上に固定したり相互連結してしっかりしたベース1291として形成し、それに手摺1292や囲いなどを付して構成され、これらの作業は立設した梯子体1284を利用し77 and 78 show another embodiment. Similarly, three
図79は他の実施形態を示す。この装置は、梯子体1296が1本でなり、その下部は架台1297で固定される。架台1297は、右拡大図のように、やや広目でアンカー1298で固定される座板1299と、同座板1299上に一体化した前後一対の角パイプ状の挿通受筒1300、および同受筒1300間の補強を兼ねるステップ1301とでなる。FIG. 79 shows another embodiment. This device has one
そして、この架台1297の挿通受筒1300に梯子体1296を差し込み止着具で固定する。梯子体1296の上部外周には、例えば、樹脂で軽量なカナパイプ(商品名)を塗装するなどして形成した囲い1302装着して登る際の恐怖感をなくすようにしてある。梯子体1296の上端はステップのない左右枠材のちの部分とし、その外周に避難部1303を同じく太径サイズのパイプを使用して形成してある。これら囲い1302、避難部1303などは後付けしてもよい。Then, the
図80は他の実施形態を示す。同実施形態も1本タイプの梯子体1305でなり、この梯子体1305の下端には、左右にブラケット1306が設けられて水平な一対の座梯子体1307の一対が連結固定されるようになっている。座梯子体1307の固定は、仮想線で示す張り出し板1308やウエイト1309…を入れるケース1310などによりなされる。尚、1311は固定軸、1312は止着具である。FIG. 80 shows another embodiment. This embodiment also includes a single type of ladder body 1305. At the lower end of the ladder body 1305,
図81は他の実施形態を示す。同実施形態は、1本タイプの梯子体1314を架台1315に回転自在に支持しておき、それに浮力体1316…を適数個備えて浮き上がりやすくしておくとともに、梯子体1314の先端には、地上から乗り込むことのできる避難部1317をぶら下げておいて固定式や垂下式のウエイト1318を備えてバランス良く浮上するようにしておく。したがって、津波や洪水により水面が上昇してくると、梯子体1314には浮力体1316で浮上するだけでなく避難部1317それ自体も浮上してゆく。仮想線は浮上した様子である。FIG. 81 shows another embodiment. In this embodiment, a single type of
尚、仮想線のように梯子体1314を平行リンクとなるように配して避難部1317が常に同じ姿勢で浮上するようにしてもよい。また、別の仮想線のように梯子体1314は折り畳み式で上方へ展開して浮上するようにしてもよい。Note that the
図82は他の実施形態を示す。同実施形態は、梯子体や1本のバーによるガイドレール1321を架台1322で垂直あるいは右欄のように傾斜させて立設し、このガイドレール1321に添って避難部1323をローラー1324をガFIG. 82 shows another embodiment. In this embodiment, a
図83および図84は他の実施形態を示すもので、津波(あるいは洪水)発生時の避難装置(避難タワー)についてのもので、1329は基盤で、同基盤1329からは四角断面で太径の支柱1330が津波到来想定方向Xを基準にして前後に一対平行に離間して立設してある。83 and 84 show another embodiment, which relates to an evacuation device (evacuation tower) at the time of occurrence of a tsunami (or flood). A
後側の支柱1330は、地上から8乃至12m前後の高さの前側の支柱1330よりも更に2m弱高くなっている。これは後側の支柱1330の上端を介して天蓋1336を取着するためである。前後の支柱1330を同じく高くして天蓋1336をより安定に取り付けるようにしてもよい。The
前後の支柱1330は2乃至3m前後離間させるが、それ以上、例えば、5乃至7m前後離間させて安定化を図るようにすることもある。また、支柱1330は、前後一対のみでなく、3〜5本組にすることがある。さらに、支柱1330間は、水平あるいは斜めの継ぎ材で連結補強することもある。The front and
これらの支柱1330は、破線のように地盤内に深く埋め込み固定することもあり、また、図示では1本通しであるが上下分割のものを連結合体式にしてもよい。両支柱1330の一側には、手摺1331付きの階段1332が固定されるとともに、同階段1332を登ったところには、次の他側の階段1332が続くのではなく一時的に休息を与えるための水平な踊り場1333が半円状に形成されている。そして、前記他側の階段1332を登ったところにも踊り場1333が形成されている。こうした階段・踊り場の組み合わせ構造を数回繰り返して最も上段の階段1332が最上階の避難ベース1334の開口1335まで臨むようになっている。These
階段1332は、1・2階までは45度の登り角であるが、3階以上はそれより緩く登りやすい30度に設定してある。この方式は、登るに従って息切れすることも想定されることに対処して登り易くしたもので、こうした登り易くしたもの、例えば、1階が45度、2階が40度、3階が30度というように昇階するに連れて次第に登り角が緩くなるものも含むものである。The
階段1332および踊り場1333は、両支柱1330に結合されて支柱1330の補強メンバーとなっている。また、支柱1330は、図示では一般的な簡The
1337は縦桟であり、同縦桟1337は、図84に示すように階段1332・踊り場1333・基盤1329・避難ベース1334の外周に添って長円形をなすようにして互いに離間して配列されている。これら縦桟1337は、この実施形態では、丸パイプ製の長いものであるが、角パイプ、フラントバー、アングル材などを使用することができる。また、縦桟1337は、主に安全を図るためであるが、登る人が下を見て恐怖感を持たないように互いの間隔を充分に狭めておくことが重要である。そのためには、縦桟1337の内面や外面に添って目隠しを張り付けることもある。
尚、1338は後部の開閉式扉で、出入り口1339をつくる。また、1340はプリガードで、津波と共に到来することが想定される小型船舶や材木などの浮遊物が装置に直接当らないように前段階で対処するための抵抗手段である。ここでは、同ガード1340は、丸パイプで複数本が上からみて円弧状にして配列してあるが、例えば、角を前に向けた角パイプであったり、その外周に緩衝手段を取り付けたちのであってもよい。また、ガード1340の前側には、材木などの浮遊物を積極的に破壊する手段、例えば、フラットバー、アングル、歯付き部材などを突設してもよい。さらに、図84に示すように、支柱1330間には、前後間空間Sが形成されているが、この空間S(あるいは支柱1330の内部空間)に簡易エレベータを備えたり、階段1332を登る途中の人が緊急に避難する部屋を設けてもよい。また、踊り場1333の特に前側は、前向きに突出する山形状に形成してもよい。
さらに、図84の下側左欄に示すように、支柱1330の津波到来想定側(前側)に前向きに突出する例えば、三角断面の制御材1390を付設してもよい。この制御材1390は、発泡樹脂やゴムなどの弾性質として支柱1330の脚部付近に縦設すれば漂流物の衝突から支柱1330を防護するだけでなく、制御材1390が後向きに拡がる形状になっていると、津波Xが支柱1330の前面に激しく当ることがなく矢印のように左右に拡開するように制御する。制御材1390は、半丸状にしたり、仮想線のように古タイヤ1391…を積層したものでもよく、津波の制御のみを目的とする場合には、弾性質以外のものにすることもある。Further, as shown in the lower left column of FIG. 84, for example, a
また、図84の下側左右間の欄に記載のものは、支柱1330をHやI形鋼としその溝を前後に向けるとともに、その前面の溝内に、津波の流れを斜め上向きの流れとし溝底(ウエッブ)前面に添って昇流に制御する制御プレート1392…を上下多層に配備してもよい。同プレート1392は、その斜め上端が溝底(ウエッブ)に対し上昇隙間1393を残して固定されている。上昇する津波流は、図示のように上方に斜め前向きとされた逆流制御プレート1394により矢印In the column shown in the lower left and right column of FIG. 84, the
さらに、下側の右欄に示すように、支柱1330の脚部両側から斜め下向きにサイドリガー1395を伸ばしてその下端の基盤1396を地盤に埋め込んだりアンカー固定してもよい。前側の支柱1330も同様に構成できる。Further, as shown in the lower right column, the
図85は他の実施形態を示し、装置の外周に縦桟を設けず、前後の支柱1343と階段1344および手摺1345、踊り場1346などを同様に構成したものであって、特に、階段1344に添って側面隠しカバー1347を張り付けるとともに、踊り場1346の回りにも周面隠しカバー1348を張り付けたものであり、これにより、安全で恐怖感なく避難することができる。FIG. 85 shows another embodiment, in which a vertical bar is not provided on the outer periphery of the device, and front and
尚、この実施形態において、低い階での階段1344は蹴込み板なしの踏み板1350のみとして津波が矢印Wのように通り抜けるようにしてもよい(このことは他の実施形態でも同様に適用することがある)。一方、3階のように高い階段1344においては蹴込み板1351を備えて恐怖感を感じないようにする。この場合、右図のように、蹴込み板1351をマグネットなどの脱着手段1352により津波でのみ外れるようにすれば津波が通り抜けやすく、装置の安定性をより確保することができる(このことは他の実施形態でも同様に適用することがある)。Note that in this embodiment, the
また、支柱1343間には補強部材1353を仮想線のように渡してもよい。さらに、津波Xに対しては、周面隠しカバー1348を網状部材やパンチングメタルなどの多孔材にしておけば津波が通り抜けて装置の安定性が向上する。この場合、カバー1348が津波の到来により取り外れるようにしてもよい。Further, a reinforcing
図86は他の実施形態を示す。同実施形態は、支柱1354・階段1355・踊り場1356などを同様に構成するもので、これらの外周を全て覆い隠して安全かつ安心に登ることができるように横断面長円形状の外装カバー1357を張り付けたものである。1358は扉である。FIG. 86 shows another embodiment. In the same embodiment, the
外装カバー1357の特に下部は、通水質のものにしたり津波で取り外れたり破壊されたりするようにしてもよい。同カバー1357は、例えば、幅が50cmの帯長状の樹脂薄膜を短冊状にぶら下げて上下に引っ張って周方向に配列し、津波が到来したときに同津波で振れ回るようにしてもよい。In particular, the lower portion of the
尚、図85の構造を下部とし図86のカバー付きの構造を上部として1つの装置を構成してもよい。この場合、下部は津波が通り抜けやすく上部の津波に当らない部分はカバーで恐怖感なく登れるという機能をもたせることができる。One device may be configured with the structure in FIG. 85 as the lower part and the structure with the cover in FIG. 86 as the upper part. In this case, the lower part can easily pass through the tsunami, and the upper part that does not hit the tsunami can be covered with a function of climbing without fear.
図87の実施形態は、支柱1361に階段1362と踊り場1363を備えたもので、特に、前後に縦軸1364を備えるとともに、この軸1364回りに、The embodiment of FIG. 87 includes a
尚、支柱1361は、仮想線で示すように、実線のものを45度位相をずらせた斜め向きに立設してもよく、この場合、津波Xが到来しても左右に拡散して装置に負荷が大きく掛かることがない(このことは他の実施形態でも同様に適用することがある)。また、図87に仮想線で示すように、踊り場1363の周面隠しカバー1365は、強風などではその凸面形状を保持して作用せず津波の際にのみ仮想線のように弾性凹み形状に変形自在なように構成すれば、矢印X−1のように凹み面に添って津波流が逃げ得るのであり、仮に、同カバー1365が壊れても津波流の抵抗体となることはない。カバー1365はパンチングプレートや網状材などの通水質材により形成することもできる。この構造は、図86に示すように、踊り場の上下にも半円状の周カバーを備えるものに対しても適用することができる。In addition, as shown by the imaginary line, the
1…地盤 4…埋込杭 10…避難タワー 12…支柱 13…横連結材 21…階段(登る手段) 24…内避難場所 27…アンカー 28…牽張ワイヤ。DESCRIPTION OF
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003436996A JP3702391B2 (en) | 2002-12-30 | 2003-12-26 | Evacuation device from emergency such as tsunami and flood |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002383764 | 2002-12-30 | ||
JP2003436996A JP3702391B2 (en) | 2002-12-30 | 2003-12-26 | Evacuation device from emergency such as tsunami and flood |
Related Child Applications (6)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004106996A Division JP2004305737A (en) | 2002-12-30 | 2004-03-04 | Evacuation system for emergencies, such as tsunami, flood, and the like |
JP2004106997A Division JP2004351198A (en) | 2002-12-30 | 2004-03-04 | Simple life buoy |
JP2004280582A Division JP2005030206A (en) | 2002-12-30 | 2004-08-28 | The tsunami damping method |
JP2005147276A Division JP3911615B2 (en) | 2002-12-30 | 2005-04-18 | Evacuation device from emergency such as tsunami and flood |
JP2005147275A Division JP2005315069A (en) | 2002-12-30 | 2005-04-18 | Evacuation apparatus from emergencies such as tsunami and flood |
JP2005147277A Division JP2005264721A (en) | 2002-12-30 | 2005-04-18 | Evacuation apparatus to be used in the case of emergency such as tsunami and flood |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004339920A true JP2004339920A (en) | 2004-12-02 |
JP3702391B2 JP3702391B2 (en) | 2005-10-05 |
Family
ID=33542926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003436996A Expired - Fee Related JP3702391B2 (en) | 2002-12-30 | 2003-12-26 | Evacuation device from emergency such as tsunami and flood |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3702391B2 (en) |
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005021623A (en) * | 2003-07-04 | 2005-01-27 | Yoshinori Maeda | Tsunami evacuation procedure and moving body device used in this procedure |
JP2006226098A (en) * | 2005-01-18 | 2006-08-31 | Fujika:Kk | Refuge cage and its work execution method |
DE102005003283A1 (en) * | 2005-01-25 | 2006-09-07 | Franz Butschek | Tsunami rescue tower, includes hydraulically-elevated platform with extending staircase, helipad, communications-, warning- and lighting systems |
JP2006342648A (en) * | 2005-05-07 | 2006-12-21 | Fujika:Kk | Facility for evacuation from tsunami etc. and its construction method |
JP2007082978A (en) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Yujiro Totsuka | Safe evacuation device rope net in case of tsunami |
JP2007126862A (en) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Fuji Shoji Kk | Flood damage, snow damage and sediment disaster countermeasure structure for building |
JP2007211559A (en) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Tokyu Construction Co Ltd | Structure for capturing drifts due to tsunami |
JP2007297909A (en) * | 2005-05-07 | 2007-11-15 | Fujika:Kk | Facility for evacuation from tsunami or the like and construction method used for the same |
JP2008014112A (en) * | 2006-06-08 | 2008-01-24 | Fujika:Kk | Seismic sea wave evacuation device |
JP2008208635A (en) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | Structure and structure assembly for catching drifting articles due to tsunami |
JP2011122424A (en) * | 2006-12-28 | 2011-06-23 | Fujika:Kk | Evacuating device from emergencies such as tsunami, flood or the like |
JP2012140842A (en) * | 2006-06-08 | 2012-07-26 | Fujika:Kk | Tsunami evacuation device |
JP5020416B1 (en) * | 2012-03-05 | 2012-09-05 | 有限会社 野田商事 | Disaster prevention shelter using marine containers |
JP2013001407A (en) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Kabuki Construction Co Ltd | Tunami-proof tank |
JP2013163961A (en) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Fujiwara Sangyo Kk | Evacuation device for emergency such as tsunami/flood |
JP2013230771A (en) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Kouchi Marutaka:Kk | Shelter for evacuation from tsunami |
JP2013256754A (en) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Fumio Inui | Tsunami shelter |
JP2014029086A (en) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Ohbayashi Corp | Evacuation structure and evacuation facility |
JP2014047563A (en) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Jfe Civil Engineering & Construction Corp | Tsunami evacuation structure |
JP2014058830A (en) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Taisei Corp | Hangar |
JP2014105454A (en) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Kouchi Marutaka:Kk | Manually-hoisted gondola |
JP2014108340A (en) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Fujika:Kk | Evacuation device from emergency such as tsunami and flood |
KR101414055B1 (en) | 2013-02-12 | 2014-07-02 | 김형식 | Tent with auto-alarm facility |
JP2018115540A (en) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 有限会社フジカ | Tsunami evacuation device |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015004235A (en) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | 小林 正幸 | Flood damage evacuation structure and building having the same |
-
2003
- 2003-12-26 JP JP2003436996A patent/JP3702391B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005021623A (en) * | 2003-07-04 | 2005-01-27 | Yoshinori Maeda | Tsunami evacuation procedure and moving body device used in this procedure |
JP2006226098A (en) * | 2005-01-18 | 2006-08-31 | Fujika:Kk | Refuge cage and its work execution method |
DE102005003283B4 (en) * | 2005-01-25 | 2008-01-31 | Franz Butschek | Tsunami Rettungsturm |
DE102005003283A1 (en) * | 2005-01-25 | 2006-09-07 | Franz Butschek | Tsunami rescue tower, includes hydraulically-elevated platform with extending staircase, helipad, communications-, warning- and lighting systems |
JP2006342648A (en) * | 2005-05-07 | 2006-12-21 | Fujika:Kk | Facility for evacuation from tsunami etc. and its construction method |
JP2007297909A (en) * | 2005-05-07 | 2007-11-15 | Fujika:Kk | Facility for evacuation from tsunami or the like and construction method used for the same |
JP2007082978A (en) * | 2005-09-20 | 2007-04-05 | Yujiro Totsuka | Safe evacuation device rope net in case of tsunami |
JP2007126862A (en) * | 2005-11-02 | 2007-05-24 | Fuji Shoji Kk | Flood damage, snow damage and sediment disaster countermeasure structure for building |
JP4726646B2 (en) * | 2006-02-13 | 2011-07-20 | 東急建設株式会社 | Structures that capture tsunami drifting objects |
JP2007211559A (en) * | 2006-02-13 | 2007-08-23 | Tokyu Construction Co Ltd | Structure for capturing drifts due to tsunami |
JP2008014112A (en) * | 2006-06-08 | 2008-01-24 | Fujika:Kk | Seismic sea wave evacuation device |
JP2012140842A (en) * | 2006-06-08 | 2012-07-26 | Fujika:Kk | Tsunami evacuation device |
JP2011122424A (en) * | 2006-12-28 | 2011-06-23 | Fujika:Kk | Evacuating device from emergencies such as tsunami, flood or the like |
JP2008208635A (en) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Jfe Metal Products & Engineering Inc | Structure and structure assembly for catching drifting articles due to tsunami |
JP2013001407A (en) * | 2011-06-14 | 2013-01-07 | Kabuki Construction Co Ltd | Tunami-proof tank |
JP2013163961A (en) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Fujiwara Sangyo Kk | Evacuation device for emergency such as tsunami/flood |
JP5020416B1 (en) * | 2012-03-05 | 2012-09-05 | 有限会社 野田商事 | Disaster prevention shelter using marine containers |
JP2013230771A (en) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Kouchi Marutaka:Kk | Shelter for evacuation from tsunami |
JP2013256754A (en) * | 2012-06-11 | 2013-12-26 | Fumio Inui | Tsunami shelter |
JP2014029086A (en) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Ohbayashi Corp | Evacuation structure and evacuation facility |
JP2014047563A (en) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Jfe Civil Engineering & Construction Corp | Tsunami evacuation structure |
JP2014058830A (en) * | 2012-09-19 | 2014-04-03 | Taisei Corp | Hangar |
JP2014105454A (en) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Kouchi Marutaka:Kk | Manually-hoisted gondola |
JP2014108340A (en) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Fujika:Kk | Evacuation device from emergency such as tsunami and flood |
KR101414055B1 (en) | 2013-02-12 | 2014-07-02 | 김형식 | Tent with auto-alarm facility |
JP2018115540A (en) * | 2017-01-19 | 2018-07-26 | 有限会社フジカ | Tsunami evacuation device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3702391B2 (en) | 2005-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004339920A (en) | Evacuating apparatus for evacuating from emergency such as tsunami or flood | |
JP2005264721A (en) | Evacuation apparatus to be used in the case of emergency such as tsunami and flood | |
JP4031497B2 (en) | Tsunami shelter | |
JP2006226098A (en) | Refuge cage and its work execution method | |
JP2005315058A (en) | Protective equipment for emergency | |
JP2004305737A (en) | Evacuation system for emergencies, such as tsunami, flood, and the like | |
JP2008014112A (en) | Seismic sea wave evacuation device | |
JP2006177138A (en) | Evacuating device and construction method of foundation of evacuating device | |
US11560731B2 (en) | Vertical flood escape structure | |
JP2006219972A (en) | Device for countermeasures against disaster | |
JP2007239451A (en) | Evacuation device | |
JP2006112089A (en) | Float type place of refuge from tsunami | |
JP2016065438A (en) | Disaster prevention shelter | |
JP2012127177A (en) | Protective house building | |
JP3911615B2 (en) | Evacuation device from emergency such as tsunami and flood | |
JP2005325682A5 (en) | ||
JP2013234556A (en) | Evacuation shelter for emergency situation such as tsunami and flood | |
JP5782655B2 (en) | Protective housing | |
JP2013163961A (en) | Evacuation device for emergency such as tsunami/flood | |
JP5962174B2 (en) | Evacuation device in case of emergency such as tsunami and flood | |
JP4844913B2 (en) | Evacuation device from tsunami | |
JP5914919B2 (en) | Wind turbine generator installation structure | |
JP6369708B1 (en) | Escape evacuation device from tsunami and flood | |
JP6085861B2 (en) | Manhole push-up prevention method | |
JP2013002270A (en) | Protection device for building structure including dwelling house |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040304 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040304 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20040304 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040416 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20040617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040629 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040828 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041104 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041104 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050329 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050418 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3702391 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080729 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090729 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100729 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100729 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110729 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110729 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120729 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120729 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130729 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |