JP2006224650A - 意匠性被覆用積層シートおよび積層シート被覆金属板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第一樹脂層10と第二樹脂層20Aとの少なくとも2層を有する意匠性被覆用積層シートにおいて、第一樹脂層を、ガラス転移温度(Tg)が85℃以上であるアクリル系樹脂を主体とし、シート製膜時の流れ方向(MD)およびそれに直交する方向(TD)の両方向についての23℃における引張り破断伸びが、100%以上350%以下であり、着色剤を有する層とし、第二樹脂層を、実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を主体とし、透明で、無配向である層とする。
【選択図】 図1(c)
Description
(1)エンボス付与適性に優れることから、意匠性に富んだ被覆材を得ることができる、
(2)一般的に背反要素である加工性と表面の傷入り性のバランスが比較的良好である、
(3)各種添加剤との相容性に優れること、および長年にわたり添加剤による物性向上検討が行われて来たことから、耐久性に優れた樹脂皮膜を得ることが容易である、等の点を挙げることができる。
本発明の意匠性被覆用積層シートは、第一樹脂層10および第二樹脂層20からなる少なくとも2層を有する。以下に適宜図1(a)〜図1(e)を参照しつつ、本発明の意匠性被覆用積層シート、および積層シート被覆金属板について説明する。
第一樹脂層10は、ガラス転移温度が、85℃以上であるアクリル系樹脂を主体とするものである。ガラス転移温度が、これより低いアクリル系樹脂を用いた場合は、本発明の積層シートで金属板を被覆した場合、その表面硬度が低くなりやすい。また、積層シートで被覆した金属板を沸騰水に浸漬した場合に、第一樹脂層10の弾性率が著しく低下し、積層シートの変形、膨れが発生したり、金属板60からの剥離が生じたりする等のおそれがある。ここで、沸騰水浸漬試験は、ユニットバス壁材等の規格試験として一般的に設けられている項目であり、ユニットバス壁材等の用途に用いる場合には、沸騰水浸漬耐性を有することが必要とされる。
CH2=CR1−COOR2
で示されるアクリル系単量体の単一組成、または複数組成を重合して得られる重合体を主成分として含むものをいう。
第二樹脂層20は、比較的柔軟な第一樹脂層10上に積層することによって、本発明の積層シートに対して耐傷入り性を付与することができ、また、ユニットバス壁材等として用いられる場合において、アルコール系洗浄剤等に対して耐性が低い第一樹脂層10に対して、かかる耐性を付与することができる。さらに、第一樹脂層10がアクリル樹脂系架橋弾性体成分を多量に含有している場合は、エンボス付与適性に劣ることから、第二樹脂層20を積層することによって、本発明の積層シートをエンボス付与適性に優れたものとすることができる。また、以下において説明する印刷層30を保護する効果もある。
本発明の積層シートは、第一樹脂層10と第二樹脂層20との間に、印刷層30を有していてもよい。印刷層30は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷等の公知の印刷方法で施される。印刷層30の絵柄は、石目調、木目調、幾何学模様、または抽象模様等の任意である。また、部分印刷でも全面ベタ印刷でも良く、部分印刷層とベタ印刷層の両方が施されていても良い。
図2は、従来より軟質PVCシートへのエンボス柄の付与に用いられて来たエンボス付与機100である。本発明の第一樹脂層10と第二樹脂層20との積層一体化は、基本的にはこのエンボス付与機での加熱ロール1部分等を用いて熱融着積層により一体化することが可能である。このように、第一樹脂層10と第二樹脂層20とを積層することが、工程増や使用原料の増加を伴わないため、コスト的にも好ましい。第二樹脂層20に芳香族ポリカーボネート系樹脂が含まれる場合、第一樹脂層10と第二樹脂層20との間の熱融着界面の接着強度をより強固なものとすることができる。
積層シートの総厚みは、300μm以下であることが好ましい。その理由は、積層シートの総厚みが厚すぎると、従来より軟質PVC樹脂被覆金属板の折り曲げ加工などの成形加工に用いて来た成形金型の使用が困難になるなど、積層シートの2次加工設備適応性が低下するためである。
本発明の積層シート被覆金属板における金属板60としては、熱延鋼板、冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、スズメッキ鋼板、ステンレス鋼板等の各種鋼板、アルミニウム板、アルミニウム系合金板等を使用することができ、これらは通常の化成処理を施した後に使用することもできる。金属板60の厚さは、積層シート被覆金属板の用途等により異なるが、0.1mm〜10mmの範囲で選ぶことができる。
本発明の積層シート被覆金属板は、上記の積層シートを金属板60にラミネートすることによって製造することができる。ラミネートする際に用いる接着剤50としては、例えば、アクリル系接着剤、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤等の一般的に使用される熱硬化型接着剤を挙げることができる。第一樹脂層10がアクリル系樹脂を主体とする層であることから、上記の接着剤の中でも、アクリル系接着剤を用いることが良好な密着性を得る点から好ましい。
第一樹脂層10(a−1〜a−10)としては、表1に種類および配合量を記載した各種市販アクリル原料を配合し、樹脂組成の合計を100質量部として、滑剤である「メタブレンL−1000」(三菱レイヨン社製)を0.5質量部、および酸化チタンと有機系緑色顔料が混合された淡緑色系顔料を18質量部添加した。これらの樹脂混合物に対して、前工程に予備混練ロールを有する、金属ロール4本から成るカレンダー製膜装置を用いて、ロール温度170℃〜185℃の条件下でシート圧延を行い、厚み150μm、幅1200mmの淡緑色シートを製膜した。いずれの配合に関しても、カレンダー製膜性には特別な問題はなかった。
・PETG6763(イーストマンケミカル社製):ポリエチレンテレフタレートのジオール成分であるエチレングリコールの約31mol.%を1.4−シクロヘキサンジメタノールで置換した構造の非晶性ポリエステル樹脂(イースターPETG 6763)。ガラス転移温度:78.9℃、融点:観察されず。
ガラス転移温度:149.5℃、融点:観察されず。
実施例1〜21、比較例1〜5、比較例8および比較例11
表3に示した第一樹脂層10および第二樹脂層20の組み合わせにおいて、図2に示す軟質PVC系シートへのエンボス付与に一般的に使用されている連続法によるエンボス付与機100にて第一樹脂層10と第二樹脂層20(あるいは、印刷柄30が施された第一樹脂層10と第二樹脂層20)との熱融着積層一体化、およびエンボス柄の転写を行った。加熱ロール1は140℃に設定し、第一樹脂層10、および第二樹脂層20を図2に示すように2本の巻き出し軸から供給し、加熱ロール1への接触部分で熱融着積層により一体化した。引き続き、積層一体化されたシートを非接触式の赤外ヒーター3でシート表面温度が180℃になるまで加熱し、エンボスロール5により梨地のエンボス柄を付与した。エンボスロールは、その温度が温水循環機により100℃に保持されており、梨地柄でRmax=50μmのものである。得られた積層シートについて、以下に示す方法によってエンボス付与適性(耐粘着性、耐溶断性および転写性)を評価した。結果を表3に示す。
なお、比較例6、比較例7および比較例9においては、これらの積層一体化、およびエンボス付与というエンボス付与機での一連の操作に問題を生じ、良好なエンボス意匠の積層シートを得られなかった。よって、別途、蒸気加熱式のプレス機を用いて第一樹脂層10と第二樹脂層20との積層一体化を行い、以降の評価に供している。なお、これらのサンプルに関しては表面にエンボス柄は付与されていない。
第二樹脂層20は積層せずに、表3に示した第一樹脂層10のみを用いて、以下に示す方法によってエンボス付与適性(耐粘着性、耐溶断性および転写性)を評価した。また、次工程の金属板への被覆に付した。
次にポリ塩化ビニル被覆金属板用として一般的に用いられているアクリル系熱硬化型接着剤(三菱レイヨン社製)を、金属面に乾燥後の接着剤膜厚が2〜4μm程度になるように塗布し、次いで熱風加熱炉および赤外線ヒーターにより塗布面の乾燥および加熱を行い、厚み0.45mmの亜鉛めっき鋼板の表面温度を225℃に設定し、直ちにロ−ルラミネ−タ−を用いて、上記で作製した積層シート(一部、単層シート)を被覆し、水冷にて冷却することにより積層シート被覆鋼板を作製した。すべての実施例、および比較例について同一の条件にてラミネートした。得られた積層シート被覆金属板について、以下に示す方法によって評価した。結果を表3および表4に示す。
実施例および比較例に示した積層シートおよび積層シート被覆金属板の物性の測定規格、試験法は以下の通りである。
パーキンエルマー社製DSC−7を用いて、試料10mgをJIS K7121「プラスチックの転移温度測定方法」に準じて、加熱速度10℃/分で−40℃から250℃まで昇温し、250℃で1分間保持した後、冷却速度10℃/分で−40℃まで降温、同温度で1分間保持した後、再度10℃/分で昇温した際のサーモグラムからガラス転移温度(Tg)を求めた。なお、アクリル樹脂系架橋弾性体成分を核にして、アクリル系樹脂をグラフト重合して得られるコア・シェル型の共重合組成物を含むアクリル系樹脂では、架橋ゴム成分とマトリクスを形成する非架橋のアクリル系樹脂の双方のガラス転移温度が観察されるが、50℃〜150℃の温度範囲にあるものをマトリクスのガラス転移温度とした。また、比較例の第一樹脂層に用いた市販のPP(ポリプロピレン)系カレンダーシートに関しては、その結晶性によって耐熱性(耐沸騰水性)を維持している性質のものであり、ガラス転移温度が耐沸騰水性に対して重要な因子とならないため、測定は省略している。
23℃の恒温室内に設置した万能材料試験機(インテスコ社製)を用いて、旧JIS K 7127−2に準拠した試験片形状により引張り試験を行い、破断伸びを測定した。試験速度(引張り速度200mm/分)で、積層一体化シートを作成する前の第一樹脂層10単体に対して実施した。測定方向は、製膜時の流れ方向(MD)、およびそれに直交する方向(TD)である。それぞれの方向において、各5回測定を行い、その平均値により評価した。
図2に示すエンボス付与機100でエンボスを付与した際に、加熱ロールにシートが粘着したものは「×」、粘着しなかったものは「○」で示した。
図2に示すエンボス付与機100でエンボスを付与した際に、ヒーターによるシート加熱中にシートが溶断したものは「×」、溶断には至らなかったもののシートの顕著な伸びや皺入り等を発生したものは「△」、これらの問題を生じなかったものは「○」で示した。この評価で「×」となったものに関しては、転写性、エンボス耐熱性の評価を実施していない。
図2に示すエンボス付与機100でエンボスを付与したシートを、目視で観察し、綺麗にエンボス柄が転写しているものを「○」、これに比べてやや転写が浅い場合を「△」、転写が悪く、浅いエンボス柄になっているもの、あるいはエンボス柄に無関係に単に表面が荒れているものを「×」で示した。この評価で「×」となったものに関しては、エンボス耐熱性の評価を実施していない。
樹脂シートを金属板60にラミネートした樹脂被覆金属板について実施した。60mm×60mmの積層シート被覆金属板を沸騰水中に3時間浸漬した後、取り出し、その状態を目視で観察、樹脂層の金属板からの剥離、膨れ等の異常が認められたものを「×」、これらが認められなかったものを「○」とした。この評価で「×」となったものに関しては、エンボス耐熱性の評価は実施していない。
図2に示すエンボス付与機100でエンボスを付与したシートをラミネートした金属板60を105℃の熱風循環式オーブン中に3時間静置した後目視で観察し、オーブンに投入する前と比較してエンボスの形状がほとんど変化していないものを「○」、これに比べてややエンボス戻りが発生している場合を「△」、エンボス戻りが顕著な場合、あるいはエンボス柄が完全に消失し単に表面が荒れているものを「×」で示した。
図2に示すエンボス付与機100でエンボスを付与したシートをラミネートした金属板を沸騰水中に3時間浸漬した後目視で観察し、沸騰水に投入する前と比較してエンボスの形状がほとんど変化していないものを「○」、これに比べてややエンボス戻りが発生している場合を「△」、エンボス戻りが顕著な場合、あるいはエンボス柄が完全に消失し単に表面が荒れているものを「×」で示した。
積層シートを金属板60にラミネートした積層シート被覆金属板について実施した。積層シート被覆金属板を60mm×60mmに切り出し、「JIS K−6744」で規定されるエリクセン試験装置を用いて、積層シート被覆側が凸になるように6mmの張り出し加工を行った後、65℃×98%RHの恒温恒湿槽中に2ヶ月間静置した。樹脂層の状態を目視で観察、外観変化のなかったものを「○」、面状態の荒れ、樹脂層の金属板からの剥離、第一樹脂層10と第二樹脂層20との界面剥離、膨れ等の異常が認められたものを「×」とした。
積層シート被覆金属板に衝撃密着曲げ試験を行い、曲げ加工部の積層シートの面状態を目視で判定し、ほとんど変化がないものを「○」、若干クラックが発生したものを「△」、割れが発生したものを「×」として評価した。なお、衝撃密着曲げ試験は次のようにして行った。積層シート被覆金属板の長さ方向および幅方向からそれぞれ50mm×150mmの試料を作製し、23℃で1時間以上保った後、折り曲げ試験機を用いて180°(内曲げ半径2mm)に折り曲げ、その試料に直径75mm、質量5Kgの円柱形の錘を50cmの高さから落下させた。なお、金属板60の加熱温度225℃でラミネートしたものに関して加工性の評価を行った。
積層シートを金属板60にラミネートした積層シート被覆金属板について、JIS S1005 9.8(2)鉛筆引っ掻き試験に従い実施した。23℃の恒温室内で、80mm×60mmに切り出した樹脂被覆金属板の樹脂シート面に対し45°の角度を保ちつつ9.8Nの荷重を掛けた状態で線引きをできる治具を使用して線引きを行い、該部分の樹脂シートの面状態を目視で判定し、2Bの鉛筆で全く傷が付かなかったものを「○」、2Bでは傷が入るが、3Bの鉛筆では全く傷が付かなかったものを「△」、3Bの鉛筆でも傷が付いたものを「×」として表示した。
各種洗浄剤の溶剤成分として用いられるエタノールに対して評価を行った。積層シート被覆金属板を60mm×60mmに切り出し、切断端部をアクリルシリコーン系接着剤「セメダイン・スーパーX」(セメダイン社製)で封止処理した後、23℃の雰囲気温度下で、エタノールの50%水溶液中に5時間浸漬して取り出し、その樹脂層の面状態を目視で観察、外観変化のなかったものを「○」、変色、面状態の荒れ、樹脂層の金属板60からの剥離、膨れ等の異常が認められたものを「×」とした。
比較例1および比較例2は、第一樹脂層に本発明の好ましい範囲より大きい引張り破断伸びを有するアクリル系樹脂を用いた例である。これらの例においては、第一樹脂層の柔軟性が高過ぎることにより、樹脂層を被覆した場合も充分な表面硬度が得られない結果となった。さらに第二樹脂層の厚みを増せば表面硬度は改善するはずであるが、第一樹脂層に本発明の好ましい破断伸びを有するアクリル樹脂を用いることのほうがより効率的に、表面硬度を改善することができる。
2 テイクオフロール
3 赤外ヒーター
4 ニップロール
5 エンボスロール
6 冷却ロール
7 シート材料
10 第一樹脂層
20 第二樹脂層
30 印刷柄
40 接着剤層
50 接着剤層
60 金属板
100 エンボス付与機
110、120、130、140 積層シート
150 積層シート被覆金属板
Claims (13)
- ガラス転移温度(Tg)が85℃以上であるアクリル系樹脂を主体とし、シート製膜時の流れ方向(MD)およびそれに直交する方向(TD)の両方向についての23℃における引張り破断伸びが、100%以上350%以下であり、着色剤を有する第一樹脂層、および
実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂を主体とし、透明で、無配向である第二樹脂層からなる少なくとも2層を有する意匠性被覆用積層シート。 - ガラス転移温度(Tg)が85℃以上であるアクリル系樹脂を主体とし、シート製膜時の流れ方向(MD)、およびそれに直交する方向(TD)の両方向についての23℃における引張り破断伸びが、100%以上350%以下であり、着色剤を有する第一樹脂層、および
実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂と、芳香族ポリカーボネート系樹脂とのブレンド組成物を主体とし、透明で無配向である第二樹脂層からなる少なくとも2層を有する意匠性被覆用積層シート。 - 前記ブレンド組成物について、示差走査熱量計により加熱速度10℃/分で測定したガラス転移温度(Tg)が、単一であり、かつ100℃以上150℃以下である請求項2に記載の意匠性被覆用積層シート。
- ガラス転移温度(Tg)が85℃以上であるアクリル系樹脂を主体とし、シート製膜時の流れ方向(MD)、およびそれに直交する方向(TD)の両方向についての23℃における引張り破断伸びが、100%以上350%以下であり、着色剤を有する第一樹脂層、および
実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂60〜80質量%と、ポリブチレンテレフタレート(PBT)系樹脂40〜20質量%とのブレンド組成物を主体とし、透明で無配向である第二樹脂層からなる少なくとも2層を有する意匠性被覆用積層シート。 - 前記第一樹脂層におけるアクリル系樹脂が、アクリル樹脂系架橋弾性体成分を核にして、アクリル系樹脂をグラフト重合して得られるコア・シェル型の共重合組成物を含み、前記第一樹脂層がカレンダー製膜法によって製膜されたものである、請求項1〜4のいずれかに記載の意匠性被覆用積層シート。
- 前記実質的に非晶性であるポリエステル系樹脂が、テレフタル酸、またはジメチルテレフタル酸をジカルボン酸成分の主体とし、ジオール成分の20〜80mol.%が1.4−シクロヘキサンジメタノールで、残りの80〜20mol.%がエチレングリコールである共重合ポリエステル系樹脂である、請求項1〜5のいずれかに記載の意匠性被覆用積層シート。
- 前記第一樹脂層と前記第二樹脂層との間に印刷層を有する、請求項1〜6のいずれかに記載の意匠性被覆用積層シート。
- 前記第二樹脂層側表面にエンボス版により形成された凹凸形状を有する、請求項1〜7のいずれかに記載の意匠性被覆用積層シート。
- 請求項8に記載の意匠性被覆用積層シートの第一樹脂層側を接着面として、接着剤によって金属板の上に積層した積層シート被覆金属板。
- 請求項9に記載の積層シート被覆金属板を用いた建築内装材。
- 請求項9に記載の積層シート被覆金属板を用いた、鋼製家具部材。
- 請求項9に記載の積層シート被覆金属板を用いた、家電製品筐体部材。
- 請求項9に記載の積層シート被覆金属板を用いた、エレベーター壁面材。
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