JP2006222522A - 圧電振動子、発振器、及び電子機器 - Google Patents

圧電振動子、発振器、及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006222522A
JP2006222522A JP2005031636A JP2005031636A JP2006222522A JP 2006222522 A JP2006222522 A JP 2006222522A JP 2005031636 A JP2005031636 A JP 2005031636A JP 2005031636 A JP2005031636 A JP 2005031636A JP 2006222522 A JP2006222522 A JP 2006222522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrating
piezoelectric vibrator
base metal
layer
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005031636A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4751074B2 (ja
Inventor
Hiroaki Uetake
宏明 植竹
Takeshi Sugiyama
剛 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2005031636A priority Critical patent/JP4751074B2/ja
Publication of JP2006222522A publication Critical patent/JP2006222522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4751074B2 publication Critical patent/JP4751074B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 重り材料のAgと下地金属のAuとの金属間拡散の影響を受けにくい重りの構造を有する圧電振動子を提供すること。
【解決手段】 励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、
前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、前記振動部分の両側の面の下地金属上に同一の膜構造を有するように形成された周波数調整用重り部と、前記圧電振動片を封入する密閉容器と、前記励振電極と接続し前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、を具備した圧電振動子とし、重り材料と下地金属との間に金属間拡散が生じても、振動部分の表裏面で重心移動がキャンセルされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電振動子、発振器、及び電子機器に関し、例えば、水晶片に周波数調整用の重り部を備えた音叉型水晶振動子などに関する。
水晶振動子は工業製品の製造に不可欠な電子素子であり、発振器、情報通信装置や携帯機器などの電子機器、家電などに、時計機能や周波数制御機構として広く用いられている。
水晶振動子の種類は各種あるが、この中に水晶片を音叉型に加工した音叉型の水晶振動子がある。
音叉型の水晶振動子(以下、単に水晶振動子と記す)は、1対の振動部分(腕)を備えた水晶振動片を真空ケースに密封して構成されており、圧電効果にてこの振動部分を対称に振動させることにより発振する。
音叉型の場合、水晶振動子の周波数調整は、製造工程において振動部分に予め重り材料を付着して重り部を形成しておき、これをレーザビームで除去することにより行っている。
ここで、図9を用いて従来の重り部の構成について説明する。
図9(a)は、水晶振動片の振動部分を音叉の腕方向に見た断面を示しており、図9(b)のB−B断面図である。一方、図9(b)は、図9(a)におけるA−A断面図である。
水晶振動片の振動部分は水晶92で構成されており、その表面にCr(クロム)薄膜であるCr層93が形成され、更にCr層93の表面にAu(金)薄膜であるAu層94が形成されている。Cr層93とAu層94は、重り部を形成するための下地金属を構成している。
下地金属は、水晶92の表面に励振電極(図示せず)を形成する際に共に形成される。
Crは水晶との付着性が良いが半田との合金を形成せず、一方、Auは半田との合金は形成するが水晶との付着性が良くないという性質がある。
このため、下地金属をこのようにCrとAuの2層構造とすることにより、水晶との付着性を確保し、かつ、良好な半田付けを行うことが可能となる。
水晶振動片は振動片を気密容器に固定するための基部(図示せず)と、前記基部から連続して形成される振動部分よりなる。振動部分の先端には、下地金属の表面にAg層95で構成された重り部が形成されており、Ag層95の質量により、振動部分の周波数が調整される。
Ag層95をレーザビームなどにより部分的に削除すると、周波数の微調整を行うことができる。
重り部をAuで構成することも可能であるが、Auは高価であるため、このように化学的な安定性、耐酸化に欠けるが安価な物質であるAgによって構成することが一般に行われている。
なお、図示しないが、Ag層95の表面をAuの薄膜で覆うことにより酸化やガス吸着によるAg層95の劣化を防ぐことも行われている。
このような水晶振動子の重り部に関する技術としては、次の文献がある。
特開2003−133885号公報 この技術は、複数の重り部を予め振動部分上に形成しておき、これら重り部を除去することにより周波数の微調整を容易にするものである。
ここで、本発明が解決しようとする課題について図10を参照して説明する。図10は、重り部を構成する成分が、下地の電極膜に拡散する現象を模式的に示したものである。
重り部を構成する元素(図10では、膜95のAg元素を示す)と下地金属材料(表面がAu層94であり、下層の面がCr層93である)間で界面85を通して時間の経過と共に金属間拡散が生じる。これについて簡潔に説明する。
重り部を構成するAg元素は、周波数調整用重り部の直下の領域、即ち、重り部と直接対向して界面を形成する領域(以後、直接対向界面形成領域と称し、符号86で示した)に拡散する。符号88で示す矢印はこの拡散を表している。拡散は、該当領域の温度の関数であり、温度が高いとより活発に起こる。また、拡散を引き起こす原動力は、注目している元素の濃度差に基づいている。従って、重り部を構成するAg元素は、時間の経過に従って、Ag濃度の薄い直接界面形成領域86に向かって長期に渡って拡散し続ける。時間とともに、直接対向界面形成領域のAg元素の濃度は高くなり、そのAgは更に基部側の領域に符号89で示すようにAg濃度差に基づいて拡散していく。これにより、重り部近傍領域87のAu層94もAg元素の濃度が徐々に高くなる。
一方、図10には省略されているが、界面85を通して、直接界面形成領域のAu元素も、Au元素の濃度差に基づいて重り部の方向へ拡散していく。
これにより、重り部と重り部近傍領域での重心の移動や変形などが生じ、周波数の長期安定性を確保するのが困難な場合がある。
また、Ag層95の表面を図示しないAuの薄膜で覆った場合、Ag層95と前記Au薄膜との間でも金属間拡散が生じる。
そこで、本発明の目的は、重り材料のAgと下地金属のAuとの金属間拡散の影響を受けにくい周波数調整用の重り部の構造及び重り部周辺の下地金属の構造を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、前記振動部分の両側の面の下地金属上に同一の膜構造を有するように形成された周波数調整用重り部と、前記圧電振動片を封入する密閉容器と、前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、を具備したことを特徴とする圧電振動子とした。
また、前記目的を達成するために、励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、前記振動部分の片側の面の下地金属上に形成された周波数調整用の重り部と、前記周波数調整重り部に隣接した基部側の前記下地金属に形成された拡散防止部と、前記圧電振動片を封入する密閉容器と、前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、を具備したことを特徴とする圧電振動子とした。
更に、前記目的を達成するために、上記2つの発明を同時に組み合わせたものも有効である。即ち、励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、前記振動部分の両側の面の下地金属上に同一の膜構造を有するように形成された周波数調整用重り部と、前記周波数調整重り部に隣接した基部側の前記下地金属に形成された拡散防止部と、前記圧電振動片を封入する密閉容器と、前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、を具備したことを特徴とする圧電振動子とした。
また、前記拡散防止部が主面に金属膜を有しない無金属膜領域からなることを特徴とする圧電振動子とした。ここで、主面とは重り部が構成される面のことである。
また、上述の圧電振動子を発振子として集積回路に接続して用いることを特徴とする発振器とした。
更に、上述の圧電振動子を計時部に接続して用いることを特徴とする電子機器とした。
本発明によると、低コストで音叉型水晶振動子の周波数の長期安定を図ることができる。
従来、振動腕部の片側のみに周波数調整用の重り部を形成していた。この重りの部を構成するAgと下地金属Auの間で金属間の拡散が発生して、重り部の重心位置が、振動腕部の振動する方向と垂直を成す方向に僅かに変化して周波数の変動を引き起こしている。従って、周波数変動を引き起こす要因である重心移動の影響をキャンセルできる構造とした。即ち、振動腕部の両側に同一構造の重り部を配置した。これにより、水晶の振動腕部を挟んで配置された2つの重り部は略同じ熱的影響を受けるから、2つに重り部では略同じ拡散が発生する。これにより、片面の重りの重心の移動は、もう片面の重心の逆方向への移動によってキャンセルされ、2つの重り全体としてみれば、重心の移動は無いのと同じと見なせる。結果として、周波数の変動が抑制される。
更に、重り部のAgとその表面を覆うAuの薄膜との間に発生する拡散に基づく重心位置の移動でも、振動腕部の両面に同一構造の重り部を配置することで、重心の移動の影響を同じ理由でキャンセルできる。
また、振動腕部の両側に同一構造の重り部を作成することは、大きな工程変更や新たな設備の導入を図らずに可能である。
図1(a)は、本発明に係る第1の実施形態の水晶振動片の外形を示した斜視図である。
水晶振動片1は、音叉形状を有する平板状の水晶の単結晶からできた圧電振動片であり、一対の腕状に伸び、振動部分を構成する振動腕部20と、これら振動腕部20の一端と連続する基部30から構成されている。振動腕部20の他端側は開放端となっている。
振動腕部20の外寸は略、長さ1700[μm]、幅320[μm]、厚さ130[μm]程度である。
図示しないが、振動腕部20には、振動腕部20に電圧を印可して振動させるための励振電極が形成されている。
励振電極は、水晶の表面に蒸着したCr層と、このCr層の表面に更に蒸着したAu層の2層構造を有している。
振動腕部20の開放端側の両側の表面に、周波数を調節するための重り部3が形成されている。
図1(b)、及び図1(c)は、振動腕部20の断面を示した図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面を示しており、図1(c)は、図1(a)のB−Bにおける振動腕部20の片側のみの断面を示している。もう一方の振動腕部20の構造も同じであるため図示を省略した。
図に示したように、水晶5の表面にはCr層6とAu層7の2層構造を有する下地金属4が形成されている。Cr層6は、水晶5の表面に形成されており、Au層7はCr層6の表面に形成されている。
下地金属4は、スパッタリングや蒸着などによって成膜することにより励振電極と共に形成される。
重り部3は、図1(c)に示す様にAu層7の表面に形成されたAg層9から成る。図1(d)と図1(e)は、重り部3の変形例を示す図であり、図1(c)と同様に、図1(a)のB−Bにおける振動腕部20の片側のみの断面を示している。もう一方の振動腕部20の構造も同じであるため図示を省略した。図1(c)、図1(d)、図1(e)に示す断面図において、上下の面を主面と称し、左右の面を側面と称する。
図1(d)は、Ag層9の表面をCrの薄膜10で覆った場合を示しており、Ag層9の酸化やガスの吸着を防止したものである。Cr薄膜10は、これをAuで形成しても良い。また、図1(e)は、Ag層9をCr薄膜8とCr薄膜10で挟み込んだ構造を有するものである。Cr薄膜8の役割は、後述するようにCr膜中をAgやAuが拡散する速度が極めて小さいことを利用したものである。
重り部3の長さ(腕方向)の長さは600μm程度であり、Ag層9の厚さは3乃至4μm程度である。
〔水晶振動子製造工程〕
次に、水晶振動片1を用いた水晶振動子の製造工程を図2のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、水晶の単結晶から水晶振動片1の外形を形成する(ステップ5)。この外形形成は、水晶の単結晶から切り出して研磨したウエハを、音叉形状にエッチングすることにより行う。
次に、外形が形成された水晶片に励振電極を形成する(ステップ10)。この電極形成は、水晶振動片1の表面にCrとAuをスパッタリングや蒸着にて成膜して下地金属4を形成し、これを電極形状にエッチングすることにより行われる。
次に、水晶振動片1の先端部分の両側に同一構造を有する重り部3を形成する(ステップ15)。この工程は、水晶振動片1の振動腕部20の表裏面にAgを例えば蒸着法により形成する。蒸着法においては、蒸着治具にセットした水晶ウエハを、成膜室の中で、自転及び公転をさせながら膜を形成するので、振動片の表裏で重り部を成すAg層の厚さを略一致させることが可能である。また、図1(e)のようなCr層でAg層を挟み込む場合も、CrとAgの原材料を準備したそれぞれの蒸着ポート切替えればよく容易に形成可能である。
次に、水晶振動片1の周波数を調整する(ステップ20)。この周波数調整は、水晶振動片1を駆動して周波数を計測しながら、周波数が設計値の範囲に入るように重り部3の一部をレーザにて除去することにより行われる。重り部は、振動片の両面に形成されているが、レーザによって2つの重りともに略同じ形状に加工されるので、重りの形状は対称性を維持している。
このようにして製造された水晶振動片1は、水晶振動子の基底部を構成する部材(プラグ)に半田付けされた後、真空状態で密封容器に封入されてキャッピングされる(ステップ25)。密閉容器にはリード端子や表面実装端子などの外部電極が設けられており、水晶振動片1に形成された励振電極と接続している。
キャッピングされて外形ができた水晶振動子は、スクリーニングを経た後(ステップ30)、電気特性の検査を受けて(ステップ35)完成品となる。
スクリーニング(熱枯らし)とは、水晶振動子を一定時間加熱し、水晶振動子に生じる変化を予め出してしまう処理である。
以上の工程により本実施の形態の水晶振動子が製造される。
次に、拡散による周波数変動を低減する第2の実施形態について述べる。本実施形態は、水晶振動片の重り部に隣接する重り部近傍領域に拡散を防止する構造を設定したものである。図10を参照して説明した様に、重り部のAg元素は直接界面形成領域86に拡散し、更に、Au層94の中を基部側に向かって拡散する(符号89に示す)。第2の実施形態はこの拡散を防止する方法を提供するものである。
図3は、第2の実施形態を説明する図である。図3は、重り部近傍領域15に配置した拡散防止部14の具体的構造を示している。図3においては、下地金属をなすCr層6とAu層7の膜構造において、上層のAu層7を所定の幅W1だけ取り去った構造を示す。この構造により、重り部のAg層と直接対向して界面を形成する領域12の励振電極のAu層7と連続する重り部近傍領域15の方向にAu層中を拡散するAgの影響を無くすことが可能となる。
尚、ここで、図10を参照して下地金属4の下層の膜であるCr層93とAg元素との拡散について簡潔に述べる。
直接対向界面形成領域86から下層のCr層93の方向へ、Ag元素の拡散が濃度差に基づいて符号90に示すように起こる。しかしながら、Cr層中をAgが拡散する現象は、Au層中にAg元素が拡散する場合に比較してその速度が極めて遅い。同様に、Cr層中をAg元素が基部側に拡散する現象(符号91に示す)もその速度が極めて遅い。従って、実用上、Cr層93中にAgが拡散することの影響は無視して考えてよい場合がある。本実施例は、このような場合に特に有効である。
上述の構造を持つ拡散防止部14を備えた水晶振動子の製造は、前述した水晶振動子の製造フローチャートに従って製造できるが、次の2点を補足する。
製造フローチャートのステップ10の電極形成において、重り部近傍領域15に前記拡散防止部14を配置する。Au層7をW1の幅で取り去る構造は、例えば、リソグラフィ等の手段により容易に実現できる。尚、W1の数値は、次工程で形成される重り部の形成位置の誤差を勘案して、数十μmから100μmの幅が好適である。
また、本実施形態は、重り部は、図3が示すように従来のように片側のみに配置された場合に有効であるほか、重り部が両側にある場合も有効である。
また、重り部の構成は、実施例1に示した図1(d)、図1(e)も当然適用される。他の工程は、前記第1の実施形態と同一であり、従って説明を省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態で示された拡散防止部14の構造の変形例として、重り部3が構成される主面に金属膜を有しない無金属膜領域16を配置した圧電振動子を提供する。
図4は、第3の実施形態を説明する模式図である。図4において、重り部近傍領域15に配置された拡散防止部14は、重り部3が構成される上下の主面上に、W2の幅でCr層6及びAu層7を有しない構造である。ここでは、これを無金属膜領域とし、符号16で表す。これにより、重り部のAg層と直接対向して界面を形成する領域12から重り部近郊領域15の方向に主面上を拡散する経路がないために金属間拡散は発生せず、従って安定した周波数を維持できる。
拡散防止部として上記の無金属膜領域を有する圧電振動子の製造は、第2の実施形態で説明したものと基本的に同一であり、重り部は第2の実施例のように水晶振動片の両面に配置されても、片側に配置されても良い。また、重り部の構成も、実施例1に示した図1(d)、図1(e)も当然適用される。
無金属膜領域16の形成方法は、前記リソグラフィ等の手段のほか、レーザを利用できる。図2の製造工程のフローチャートのステップ15において重り部が形成された後にステップ20で周波数調整(粗調)が実施されるが、粗調の工程において、粗調の作業を開始する前に拡散防止部にレーザを照射し、照射面である主面の金属膜を蒸発させて、無金属膜領域16を形成できる。無金属膜領域を形成後に引き続き従来の粗調作業を実行すれば良い。粗調作業は、水晶振動片がウエハに連結された段階で実施するので、無金属膜形成を行う場合も新たに位置決めをする必要はなく、又、レーザビームの軌跡の制御も容易である。従って、新たな設備の準備も必要なく、かつ製造のサイクルタイムが大きく増加することもなく、容易に実施可能である。
前述した製造工程により製造された圧電振動子の実施形態の1例として、音叉型の水晶振動片を有底円筒状のケースで密閉したシリンダータイプの圧電振動子の構成について、図面を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係る圧電振動子の1例を示す概略構成図である。図5において、この圧電振動子は、音叉型の水晶振動片1を有している。この水晶振動片1の表面には、図示しない励振電極が形成されている。この励振電極は、CrとAuとで構成されている。さらに水晶振動片1の2本の振動腕部20の表面と裏面に、図示しない同一の膜構造を有する重りが備えられている。
水晶振動片1のマウント部1aは、プラグと呼ばれる略円筒状の気密端子40を貫通する2本のリード42に半田付けされ固定されている。水晶振動片1を覆うように想像線(一点鎖線)で示すケース44が被せられており、このケース44は気密端子40の外周と嵌合されている。ケース44と気密端子40の外周との嵌合は、真空雰囲気下で行われているため、ケース44内の水晶振動片1を囲む空間は、真空状態に保たれて密閉されている。
そして、水晶振動片1の表面に形成された図示しない励振電極は、マウント部1aを通して2本のリード42に接続されている。該リード42は密閉容器の外へ延長されて外部電極42aを形成している。
図6は、本実施形態に係る圧電振動子を別の密閉容器を用いて構成した概略構成図である。図6(a)は、構成を示す概略平面図であり、図6(b)は、(a)のAA断面を示す図である。圧電振動子は、音叉型の水晶振動片1を有している。この水晶振動片1の表面には、図示しない励振電極が形成されている。この励振電極は、CrとAuとで構成されている。さらに水晶振動片1の2本の振動腕部20の片側表面には、図示しない同一の膜構造を有する重りが備えられている。
水晶振動片1は、箱型のセラミックパッケージのベース45の接合部46に、導電性接着剤47で固着されて固定している。ベース45は、金属製のリッド48により真空中で、電子ビーム溶接や真空シーム溶接などの手段を用いて真空気密封止されている。水晶振動片1の表面に形成された図示しない励振電極は、接合部46を通して内部接続(図示せず)によりベースの外側の外部電極49と接続されている。
次に、本発明に係る第4の実施形態として、前述した実施形態1から3のいずれかに係る圧電振動子を発振子として用い、集積回路に接続した発振器の例について説明する。
図7は、圧電振動子として音叉型の水晶振動子を用いた音叉型水晶発振器の構成の1例を示す平面図であり、音叉型水晶振動子を利用した表面実装型圧電発振器を示している。
図7において、音叉型水晶振動子51は、基板52の所定の位置に設定され、発振器用の集積回路(IC)53が該水晶振動子に隣接されて設置されている。またコンデンサなどの電子部品54も実装される。これらの各部品は、図示しない配線パターンで電気的に接続されている。
音叉型水晶振動子51の振動片の機械的振動は、水晶の持つ圧電特性により電気信号に変換されて集積回路53に入力される。集積回路53内では、信号処理が行われ、周波数信号が出力され発振器として機能する。これらの各構成部品は図示しない樹脂でモールドされている。
集積回路53を適切に選択することにより、時計用単機能発振器の他、当該機器や外部機器の動作日や時刻を制御したり、使用者に時刻やカレンダー情報を提供したりする機能を有する。
本実施形態に係る圧電振動子を発振子として集積回路53に接続して発振器を構成したことにより、本発振器が厳しい環境下で長期間使用されても、圧電振動子の周波数特性が変化しにくいため、発振器を高精度に維持することができる。
次に、本発明に係る第5の実施形態として、前述した実施形態1から3のいずれかに係る圧電振動子を計時部に接続した電子機器の例について説明する。ここでは、電子機器の例として、携帯電話に代表される携帯情報機器での好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず前提として、本実施の形態にかかる携帯情報機器は、従来技術における腕時計を発展・改良したものである。外観は腕時計に類似し、文字盤に相当する部分に液晶ディスプレイを配し、この画面上に現在時刻等を表示させることができる。
通信機として使用する時は、手首から外し、バンド部内側に内蔵されたスピーカおよびマイクロフォンによって、従来技術の携帯電話と同様の通信をおこなうことができる。しかし、従来の携帯電話と比較して、格段に小型化・軽量化されている。
次に、本実施形態に係る携帯情報機器の機能的構成について図面を参照して説明する。
図8は、本実施形態に係る携帯情報機器の構成の1例を機能的に示すブロック図である。
図8において、電源部101は後述する各機能部に対して電力を供給する電源部であり、具体的にはリチウムイオン二次電池によって実現される。
電源部101には後述する制御部102、計時部103、通信部104、電圧検出部105および表示部108が並列に接続され、各々の機能部に対して電源部101から電力が供給される。
制御部102は、後述する各機能部を制御して、音声データの送信や受信、現在時刻の計測や表示等、システム全体の動作制御をおこなう。制御部102は、具体的にはROMにあらかじめ書き込まれたプログラムと、当該プログラムを読み出して実行するCPU、および当該CPUのワークエリアとして使用されるRAM等によって実現される。
計時部103は、発振回路、レジスタ回路、カウンタ回路、インターフェイス回路等を内蔵する集積回路、及び図2に示した製造工程で製造された音叉型水晶振動子より構成される。
音叉型水晶振動子の機械的な振動は、水晶の持つ圧電特性により電気信号に変換され、トランジスタとコンデンサで形成される発振回路に入力される。発振回路の出力は2値化され、レジスタ回路とカウンタ回路により計数される。インターフェイス回路を介して制御部と信号の送受信が行われ、表示部107に、現在時刻や現在日付あるいはカレンダー情報が表示される。
通信部104は、従来技術の携帯電話と同様の機能を有し、無線部104a、音声処理部104b、増幅部104c、音声入出力部104d、着信音発生部104e、切替部104f、呼制御メモリ部104gおよび電話番号入力部104hから構成される。
無線部104aは、アンテナを介して基地局と音声データ等の各種データを送受信する。音声処理部104bは無線部104aまたは後述する増幅部104cから入力した音声信号を符号化/復号化する。増幅部104cは音声処理部104bまたは後述する音声入出力部104dから入力した信号を所定のレベルまで増幅する。音声入出力部104dは具体的にはスピーカおよびマイクロフォンであり、着信音や受話音声を拡声したり、話者音声を集音したりする。
また、着信音発生部104eは、基地局からの呼び出しに応じて着信音を生成する。切替部104fは着信時に限って、音声処理部104bに接続されている増幅部104cを着信音発生部104eにつなぎかえることで、生成された着信音が増幅部104cを介して音声入出力部104dに出力されるようにする。
なお呼制御メモリ104gは、通信の発着呼制御にかかわるプログラムを格納する。また、電話番号入力部104hは、具体的には0から9の番号キーおよびその他の若干のキーからなり、通話先の電話番号等を入力する。
電圧検出部105は、電源部101により制御部102をはじめとする各機能部に対して加えられている電圧が、所定の値を下回った場合に当該電圧降下を検出して制御部102に通知する。
この所定の電圧値は、通信部104を安定して動作させるために必要な最低限の電圧としてあらかじめ設定されている値であり、例えば3V程度の電圧である。電圧検出部105から電圧降下の通知を受けた制御部102は、無線部104a、音声処理部104b、切替部104f、着信音発生部104eの動作を禁止する。特に、消費電力の大きな無線部104aの動作停止は必須である。と同時に表示部107には、通信部104が電池残量の不足により使用不能になった旨が表示される。
電圧検出部105と制御部102の働きにより通信部104の動作を禁止し、更にその旨を表示部107へ表示する事が可能である。
本実施の形態として、通信部の機能に係る部分の電源を選択的に遮断可能な電源遮断部106を設ける事で、より完全な形で通信部の機能を停止させる事が出来る。
なお、通信部104が使用不能になった旨の表示は、文字メッセージによりおこなってもよいが、より直感的に、表示部107上の電話アイコンに×(バツ)印を付ける等の方法によってもよい。
上記のような携帯情報機器をはじめとする電子機器に、本実施形態に係る圧電振動子を使用することにより、その電子機器が厳しい環境下で長期間使用されても、圧電振動子の周波数特性が変化しにくいため、電子機器を高精度に維持することができる。
第1の実施形態を説明する図である。 本実施形態に係る水晶振動子の製造工程を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態を説明する図である。 第3の実施形態を説明する図である。 本実施形態に係る圧電振動子の1例を示す概略構成図である。 本実施形態に係る圧電振動子の別の例を示す概略構成図である。 第4の実施形態に係る発振器の構成の1例を示す平面図である。 第5の実施形態に係る電子機器の構成の1例を機能的に示すブロック図である。 従来の重り部について説明する図である。 重り部構成元素の拡散を説明する図である。
符号の説明
1 水晶振動片
1a マウント部
3 重り部
4 下地金属
5 水晶
6 Cr層
7 Au層
8 Cr薄膜
9 Ag層
10 Cr薄膜
12 直接対向界面形成領域
14 拡散防止部
15 重り部近傍領域
16 無金属膜領域
20 振動腕部(振動部分)
30 基部
40 気密端子(プラグ)
42 リード
42a 外部電極
44 ケース
45 ベース
46 接合部
47 導電性接着剤
48 リッド
49 外部電極
51 音叉型水晶振動子
52 基板
53 集積回路
54 電子部品
85 重り部と下地金属の表面との界面
86 直接対向界面形成領域
87 重り部近傍領域
88 重り部から直接界面形成領域への拡散
89 界面形成領域から基部側への拡散
90 直接界面形成領域から下地金属の下層膜への重り部構成元素の拡散
91 下地金属の下層膜の基部側への重り部構成元素の拡散
92 水晶
93 Cr層
94 Au層
95 Ag層
101 電源部
102 制御部
103 計時部
104 通信部
104a 無線部
104b 音声処理部
104c 増幅部
104d 音声入力部
104e 着信音発生部
104f 切替部
104g 呼制御メモリ部
104h 電話番号入力部
105 電圧検出部
106 電源遮断部
107 表示部

Claims (6)

  1. 励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、
    前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、
    前記振動部分の両側の面の下地金属上に同一の膜構造を有するように形成された周波数調整用重り部と、
    前記圧電振動片を封入する密閉容器と、
    前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、
    を具備したことを特徴とする圧電振動子。
  2. 励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、
    前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、
    前記振動部分の片側の面の下地金属上に形成された周波数調整用重り部と、
    前記周波数調整用重り部に隣接した基部側の前記下地金属に形成された拡散防止部と、
    前記圧電振動片を封入する密閉容器と、
    前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、
    を具備したことを特徴とする圧電振動子。
  3. 励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、
    前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、
    前記振動部分の両側の面の下地金属上に同一の膜構造を有するように形成された周波数調整用重り部と、
    前記周波数調整用重り部に隣接した基部側の前記下地金属に形成された拡散防止部と、
    前記圧電振動片を封入する密閉容器と、
    前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、
    を具備したことを特徴とする圧電振動子。
  4. 前記拡散防止部が、主面に金属膜を有しない無金属膜領域からなることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の圧電振動子。
  5. 請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の圧電振動子を発振子として集積回路に接続して用いることを特徴とする発振器。
  6. 請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の圧電振動子を計時部に接続して用いることを特徴とする電子機器。
JP2005031636A 2005-02-08 2005-02-08 圧電振動子、発振器、及び電子機器 Expired - Fee Related JP4751074B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005031636A JP4751074B2 (ja) 2005-02-08 2005-02-08 圧電振動子、発振器、及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005031636A JP4751074B2 (ja) 2005-02-08 2005-02-08 圧電振動子、発振器、及び電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006222522A true JP2006222522A (ja) 2006-08-24
JP4751074B2 JP4751074B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=36984568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005031636A Expired - Fee Related JP4751074B2 (ja) 2005-02-08 2005-02-08 圧電振動子、発振器、及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4751074B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007329879A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Kyocera Kinseki Hertz Corp 音叉型屈曲水晶振動片とその製造方法
JP2009060478A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電振動片の製造方法及び音叉型圧電振動片
JP2009182873A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Daishinku Corp 圧電振動デバイスの製造方法および圧電振動デバイス
JP2010135973A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイスの製造方法
WO2017022504A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
US10641788B2 (en) 2016-09-30 2020-05-05 Seiko Epson Corporation Electronic device, electronic device apparatus, electronic apparatus, and moving object

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52119197A (en) * 1976-03-31 1977-10-06 Seiko Instr & Electronics Ltd Thin board piezo-resonator
JPS53131792A (en) * 1977-04-22 1978-11-16 Seiko Instr & Electronics Ltd Piezoelectric vibrator
JPH02220508A (ja) * 1989-02-21 1990-09-03 Matsushima Kogyo Co Ltd 圧電振動子の周波数調整方法
JPH1051256A (ja) * 1997-05-14 1998-02-20 Seiko Epson Corp 圧電振動片の製造方法
JPH11145758A (ja) * 1997-11-06 1999-05-28 Seiko Epson Corp 圧電素子およびその製造方法
JP2001144581A (ja) * 1998-07-24 2001-05-25 Seiko Epson Corp 圧電振動子およびその製造方法
JP2002094354A (ja) * 2000-09-19 2002-03-29 Seiko Instruments Inc 圧電振動子
JP2003060470A (ja) * 2001-08-14 2003-02-28 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、圧電デバイスの周波数調整方法、圧電デバイスを利用した携帯電話装置及び圧電デバイスを利用した電子機器
JP2003298386A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Seiko Instruments Inc 圧電振動子及びその製造方法
JP2004222053A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、携帯電話装置及び電子機器
JP2004364019A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Seiko Epson Corp 圧電振動片、圧電振動子、圧電発振器、ジャイロスコープセンサ、電子機器、及び製造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52119197A (en) * 1976-03-31 1977-10-06 Seiko Instr & Electronics Ltd Thin board piezo-resonator
JPS53131792A (en) * 1977-04-22 1978-11-16 Seiko Instr & Electronics Ltd Piezoelectric vibrator
JPH02220508A (ja) * 1989-02-21 1990-09-03 Matsushima Kogyo Co Ltd 圧電振動子の周波数調整方法
JPH1051256A (ja) * 1997-05-14 1998-02-20 Seiko Epson Corp 圧電振動片の製造方法
JPH11145758A (ja) * 1997-11-06 1999-05-28 Seiko Epson Corp 圧電素子およびその製造方法
JP2001144581A (ja) * 1998-07-24 2001-05-25 Seiko Epson Corp 圧電振動子およびその製造方法
JP2002094354A (ja) * 2000-09-19 2002-03-29 Seiko Instruments Inc 圧電振動子
JP2003060470A (ja) * 2001-08-14 2003-02-28 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、圧電デバイスの周波数調整方法、圧電デバイスを利用した携帯電話装置及び圧電デバイスを利用した電子機器
JP2003298386A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Seiko Instruments Inc 圧電振動子及びその製造方法
JP2004222053A (ja) * 2003-01-16 2004-08-05 Seiko Epson Corp 圧電デバイス、携帯電話装置及び電子機器
JP2004364019A (ja) * 2003-06-05 2004-12-24 Seiko Epson Corp 圧電振動片、圧電振動子、圧電発振器、ジャイロスコープセンサ、電子機器、及び製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007329879A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Kyocera Kinseki Hertz Corp 音叉型屈曲水晶振動片とその製造方法
JP2009060478A (ja) * 2007-09-03 2009-03-19 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電振動片の製造方法及び音叉型圧電振動片
JP2009182873A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Daishinku Corp 圧電振動デバイスの製造方法および圧電振動デバイス
JP2010135973A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイスの製造方法
WO2017022504A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社村田製作所 電子部品及びその製造方法
US11196405B2 (en) 2015-07-31 2021-12-07 Murata Manufacturing Co., Ltd. Electronic component and method of manufacturing the same
US10641788B2 (en) 2016-09-30 2020-05-05 Seiko Epson Corporation Electronic device, electronic device apparatus, electronic apparatus, and moving object

Also Published As

Publication number Publication date
JP4751074B2 (ja) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI496415B (zh) A piezoelectric vibrator, a piezoelectric vibrator, an oscillator, an electronic device, a radio wave, and a method of manufacturing the piezoelectric vibrating plate
US7358652B2 (en) Surface mount type piezoelectric vibrator, oscillator, electronic device, and radio clock
JP5226791B2 (ja) 圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計並びに圧電振動子の製造方法
JP6013228B2 (ja) 圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP4845478B2 (ja) 圧電振動子、圧電振動子の製造方法、発振器、電子機器及び電波時計
JP5185650B2 (ja) 圧電振動片の製造方法及びウエハ
JP2007228443A (ja) 電子部品及びその製造方法、圧電デバイス及びその製造方法、電波時計並びに電子機器
JP4751074B2 (ja) 圧電振動子、発振器、及び電子機器
JP2009206759A (ja) 圧電振動片、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計並びに圧電振動片の製造方法
JP2006191466A (ja) 圧電振動子、発振器、及び電子機器
JP4588479B2 (ja) 圧電振動子の製造方法
JP2009194629A (ja) 圧電振動片の製造方法、圧電振動片、ウエハ、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP5827088B2 (ja) 電子部品の端子接続構造、パッケージ、圧電振動子、発振器、電子機器および電波時計
JP2011176502A (ja) パッケージの製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器および電波時計
JP4990689B2 (ja) 圧電振動子の製造方法
JP4865350B2 (ja) 圧電発振器とその製造方法及び圧電発振器を備えた電子機器
JP5263779B2 (ja) 圧電振動片、圧電振動子、及び圧電振動子の製造方法、並びに発振器、電子機器及び電波時計
JP4937020B2 (ja) 圧電振動子の製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP4498195B2 (ja) 気密端子、圧電振動片、圧電振動子、発振器、及び電子機器
JP2011172109A (ja) パッケージの製造方法、パッケージ、圧電振動子、発振器、電子機器及び電波時計
JP4865746B2 (ja) 気密端子および圧電振動子の製造方法、気密端子、圧電振動子、発振器、電子機器および電波時計
JP6341966B2 (ja) 圧電振動片および圧電振動子
JP2009206592A (ja) 圧電振動子、発振器、電子機器、電波時計および圧電振動子の製造方法
JP5352775B2 (ja) パッケージ、圧電振動子、発振器、電子機器および電波時計
JP2011193289A (ja) パッケージの製造方法、圧電振動子、発振器、電子機器および電波時計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070906

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091105

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091113

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110517

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110520

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4751074

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees