JP2006191466A - 圧電振動子、発振器、及び電子機器 - Google Patents

圧電振動子、発振器、及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 重り材料のAgと下地金属のAuとの金属間拡散を防止することにより、周波数の長期安定性を確保すること。
【解決手段】 下地金属のAuと重り部のAgの間にCrの薄膜を介在させる。Crの薄膜がAuとAgの金属間拡散を防止する。更に、Agの表面にCrの被膜を形成し、酸化やガス吸着などを防止する。このように、AgとAuの境界と、Agの表面にCrの薄膜を形成することにより、AgとAuの金属間拡散を防止し、更にAgの酸化やガス吸着を防止することができ、これによって、長期間にわたる周波数の安定性を図ることができる。また、重り部を形成する工程内でCrの層とAgの層を交互に連続して蒸着することができるため、容易に製造することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、圧電振動子、発振器、及び電子機器に関し、例えば、水晶片に周波数調整用の重り部を備えた音叉型水晶振動子などに関する。
水晶振動子は発振器、情報通信装置や携帯機器などの電子機器、家電などに、時計機能や周波数制御機構として広く用いられており、水晶振動子の高品質、高信頼性が高く評価されている。
水晶振動子の種類は各種あるが、この中に水晶片を音叉型に加工した音叉型の水晶振動子がある。
音叉型の水晶振動子(以下、単に水晶振動子と記す)は、1対の振動部分(腕)を備えた水晶振動片を真空ケースに密封して構成されており、圧電効果にてこの振動部分を対称に振動させることにより発振する。
音叉型の場合、水晶振動子の周波数調整は、製造工程において振動部分に予め重り材料を付着して重り部を形成しておき、これをレーザビームで除去することにより行っている。
ここで、図9を用いて従来の重り部の構成について説明する。
図9(a)は、水晶振動片の振動部分を音叉の腕方向に見た断面を示しており、図9(b)のB−B断面図である。一方、図9(b)は、図9(a)におけるA−A断面図である。
水晶振動片の振動部分は水晶102で構成されており、その表面にCr(クロム)薄膜103が形成され、更にCr薄膜103の表面にAu(金)薄膜104が形成されている。Cr薄膜103とAu薄膜104は、重り部を形成するための下地金属を構成している。
下地金属は、水晶102の表面に励振電極(図示せず)を形成する際に共に形成される。
Crは水晶との付着性が良いが半田との合金を形成せず、一方、Auは半田との合金は形成するが水晶との付着性が良くないという性質がある。
このため、下地金属をこのようにCrとAuの2層構造とすることにより、水晶との付着性を確保し、かつ、良好な半田付けを行うことが可能となる。
振動部分の先端には、下地金属の表面にAg105で構成された重り部が形成されており、Ag105の質量により、振動部分の周波数が調整される。
Ag105をレーザビームなどにより部分的に削除すると、周波数の微調整を行うことができる。
重り部をAuで構成することも可能であるが、Auは高価であるため、このように化学的な安定性、耐酸化に欠けるが安価な物質であるAgによって構成することが一般に行われている。
なお、図示しないが、Ag105の表面をAuの薄膜で覆うことにより酸化やガス吸着によるAg105の劣化を防ぐことも行われている。
このような水晶振動子の重り部に関する技術としては、次の文献がある。
特開2003−133885公報 この技術は、複数の重り部を予め振動部分上に形成しておき、これら重り部を除去することにより周波数の微調整を容易にするものである。
Ag105と下地金属のAu104の界面では時間の経過と共に金属間拡散が生じる。
これにより、重り部での重心の移動や変形などが生じ、周波数の長期安定性を確保するのが困難な場合があった。
また、Ag105の表面をAuの薄膜で覆った場合、Ag105とAuの薄膜との間でも金属間拡散が生じてしまう。
そこで、本発明の目的は、重り材料のAgと下地金属のAuとの金属間拡散を防止することにより、周波数の長期安定性を確保することである。
本発明は、前記目的を達成するために、励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、前記下地金属の表面に形成され、金と銀の金属間拡散を防止する拡散防止膜と、前記拡散防止膜の表面に銀で形成された周波数調整重り部と、前記圧電振動片を封入する密閉容器と、前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、を具備したことを特徴とする圧電振動子を提供する(第1の構成)。
また、第1の構成において、前記周波数調整重り部を構成する銀の表面に、銀の酸化を防止する酸化防止膜を形成することも可能である(第2の構成)。
更に、第2の構成において、前記拡散防止膜と前記酸化防止膜は、同一金属により構成することができる(第3の構成)。
加えて、第2の構成、又は第3の構成において、前記酸化防止膜は、クロム、又はニッケルで構成することができる(第4の構成)。
また、次の第5の構成、及び第6の構成のように、上記いずれかの構成の圧電振動子を発振子として集積回路に接続した発振器を提供することができる。
第1の構成から第4の構成までのうちの何れか1の構成の圧電振動子を発振子として集積回路に接続して用いることを特徴とする発振器を提供する(第5の構成)。
圧電振動子を発振子として集積回路に接続した発振器であって、前記圧電振動子は、励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、前記下地金属の表面に形成され、金と銀の金属間拡散を防止する拡散防止膜と、前記拡散防止膜の表面に銀で形成された周波数調整重り部と、前記圧電振動片を封入する密閉容器と、前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、を具備したことを特徴とする発振器を提供する(第6の構成)。
更に、次の第7の構成、及び第8の構成のように、上記いずれかの構成の圧電振動子を計時部に接続して用いる電子機器を提供することができる。
第1の構成から第4の構成までのうちの何れか1の構成の圧電振動子を計時部に接続して用いることを特徴とする電子機器を提供する(第7の構成)。
圧電振動子を計時部に接続した電子機器であって、前記圧電振動子は、励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、前記下地金属の表面に形成され、金と銀の金属間拡散を防止する拡散防止膜と、前記拡散防止膜の表面に銀で形成された周波数調整重り部と、前記圧電振動片を封入する密閉容器と、前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、を具備したことを特徴とする電子機器を提供する(第8の構成)。
本発明によると、低コストで音叉型水晶振動子の周波数の長期安定を図ることができる。
(1)実施の形態の概要
下地金属のAuと重り部のAgの間にCrの薄膜を介在させ、このCrの薄膜によりAuとAgの金属間拡散を防止する。
更に、Agの表面にCrの薄膜を形成し、Agの酸化やガス吸着などを防止する。
このように、重り部のAgをCrによって挟み込む構造(以下、サンドイッチ構造)とすることにより金属間拡散や酸化などを防止し、長期間にわたる周波数の安定性を図ることができる。
更に、このようなサンドイッチ構造は、大きな工程変更や新たな設備の導入を図らずに製造することができる。
従来は、Agを振動部分に蒸着して重り部を形成していたが、この重り部を形成する工程内でCr→Ag→CrというようにCrとAgを交互に蒸着してサンドイッチ構造を形成することができ、蒸着炉などの設備は従来のものを使用することができる。
Ag、Crは何れもAuに比べて安価な金属であり、また、製造工程も従来とほぼ同じであるため、AgをCrの薄膜で挟み込んで重り部を形成することにより、周波数の優れた長期安定性を安価に実現することができる。これにより、高品質、高信頼性の音叉型水晶振動子を低コストで提供することができる。
(2)実施の形態の詳細
図1(a)は、本実施の形態の水晶振動片の外形を示した斜視図である。
水晶振動片1は、音叉形状を有する平板状の水晶の単結晶からできた圧電振動片であり、一対の腕状に伸び、振動部分を構成する振動腕部20と、これら振動腕部20の一端と連続する基部30から構成されている。振動腕部20の他端側は開放端となっている。
振動腕部20の外寸は略、長さ1700[μm]、幅320[μm]、厚さ130[μm]程度である。
図示しないが、振動腕部20には、振動腕部20に電圧を印可して振動させるための励振電極が形成されている。
励振電極は、水晶の表面に蒸着したCr層と、このCr層の表面に更に蒸着したAu層の2層構造を有している。
振動腕部20の開放端側の片側表面には、周波数を調節するための重り部3が形成されている。
図1(b)、及び図1(c)は、振動腕部20の断面を示した図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A断面を示しており、図1(c)は、図1(a)のB−B断面を示している。
図に示したように、水晶5の表面にはCr層6とAu層7の2層構造を有する下地金属4が形成されている。Cr層6は、水晶5の表面に形成されており、Au層7はCr層6の表面に形成されている。
下地金属4は、スパッタリングや蒸着などによって成膜することにより励振電極と共に形成される。
重り部3は、Au層7の表面に形成されたCr薄膜8と、このCr薄膜8の表面に形成されたAg層9と、更にこのAg層9の表面に形成されたCr薄膜10から構成されている。
このように、重り部3は、Ag層9をCr薄膜8とCr薄膜10で挟んだサンドイッチ構造を有している。
このサンドイッチ構造は、振動腕部20の表面に、Cr薄膜8→Ag層9→Cr薄膜10の順序でCrとAgを交互に連続蒸着することにより形成することができる。
重り部3の長さ(腕方向)の長さは600[μm]程度であり、Ag層9の厚さは3〜4[μm]程度であり、Cr薄膜8とCr薄膜10の厚さは略0.1[μm]程度である。
Au層7とAg層9は、Cr薄膜8により隔てられており、これによってAuとAgの金属間拡散を防ぐことができる。このようにCr薄膜8はAu層7とAg層9の金属間拡散を防ぐ拡散防止膜を形成している。
また、Ag層9の表面はCr薄膜10によって外部に露出しないためAg層9の酸化やガス吸着を防ぐことができる。このように、Cr薄膜10はAg層9を酸化から保護する酸化防止膜を形成している。
なお、Cr薄膜10の表面は、大気に触れると安定なCrの酸化膜が形成されるため、内部まで酸化が進行することはない。
なお、以上に説明した実施の形態では、金属間拡散防止膜をCrで形成したが、Ni(ニッケル)で構成することも可能である。
また、酸化防止膜は、Crのほか、Ni、Auなどで構成することも可能である。
また、金属拡散防止膜と酸化防止膜を同一金属により構成すると、異なる金属により構成した場合よりも蒸着の工程が簡易になる。
次に、水晶振動片1を用いた水晶振動子の製造工程を図2のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、水晶の単結晶から水晶振動片1の外形を形成する(ステップ5)。この外形形成は、水晶の単結晶から切り出して研磨したウェハを、音叉形状にエッチングすることにより行う。
次に、外形が形成された水晶片に励振電極を形成する(ステップ10)。この電極形成は、水晶振動片1の表面にCrとAuをスパッタリングや蒸着にて成膜して下地金属4を形成し、これを電極形状にエッチングすることにより行われる。
次に、水晶振動片1の先端部分に重り部3を形成する(ステップ15)。この工程は、水晶振動片1の振動腕部20の片側表面にCrとAgを交互に蒸着してCr薄膜8、Ag層9、Cr薄膜10を形成することにより行われる。
次に、水晶振動片1の周波数を調整する(ステップ20)。この周波数調整は、水晶振動片1を駆動して周波数を計測しながら、周波数が設計値の範囲に入るように重り部3の一部をレーザにて除去することにより行われる。
このようにして製造された水晶振動片1は、水晶振動子の基底部を構成する部材(プラグ)に半田付けされた後、真空状態で密封容器に封入されてキャッピングされる(ステップ25)。密閉容器にはリード端子や表面実装端子などの外部電極が設けられており、水晶振動片1に形成された励振電極と接続している。
キャッピングされて外形ができた水晶振動子は、スクリーニングを経た後(ステップ30)、電気特性の検査を受けて(ステップ35)完成品となる。
スクリーニングとは、水晶振動子を一定時間加熱し、水晶振動子に生じる変化を予め出してしまう処理であり、熱枯らしなどとも呼ばれる。
以上の工程により本実施の形態の水晶振動子が製造される。
次に、水晶振動子の変形例について説明する。実施の形態では、Ag層9をCr薄膜8とCr薄膜10で挟んだが、製造コストを低減するためにCr薄膜10を省略することも可能である。
図3の各図は、変形例に係る水晶振動片の断面図であり、図3(a)は、図1(b)に対応し、図3(b)は、図1(c)に対応している。また、対応する箇所には同じ符号を付してある。
変形例の重り部3は、Au層7の表面に形成されたCr薄膜8と、Cr薄膜8の表面に形成されたAg層9から構成されており、Ag層9の表面は外部に露出している。
当該変形例では、Ag層9の表面が露出しているため、Ag層9の酸化やガスの吸着などの可能性があるが、Cr薄膜10を形成しないため製造コストを低減することができる。
次に、実施の形態と変形例に係る水晶振動子の周波数安定性について実験を行ったので、その結果を図4の各図を用いて説明する。
この実験は、実施の形態、変形例、従来例の各水晶振動子を85[℃]の環境下に1000時間置き、その周波数偏差(周波数の変化)を240時間、500時間、及び1000時間の各時点において調べたものである。
なお、試験開始前の周波数Fの値は、75[kHz]程度であり、水晶振動子の標準的な使用周波数である。
このように水晶振動子を高温下で放置することにより、本来室温で長期に渡って生じる周波数の変化を短時間に加速して生じさせることができる。
つまり、金属間拡散は、拡散係数と時間の積で表されるが、拡散係数は温度の関数であるので(温度が高くなると係数が大きくなる)、温度を高めることにより室温で長時間放置したのと同じ効果を生じさせることができるのである。
図4(a)、(b)、(c)の各グラフは、それぞれ実施の形態に係る水晶振動子、変形例に係る水晶振動子、及び従来例に係る水晶振動子の周波数偏差の時間変化を表したものである。サンプル数は何れも44個である。
各グラフの縦軸は周波数偏差を表しており、実験開始前の周波数Fに対する周波数の変化分ΔFをppmで表している。一方、横軸は経過時間(放置時間)を表している。
図4(a)〜(c)に示されたように、実施の形態と変形例は、ほぼ同じ傾向の周波数偏差を示し、従来例に比べて周波数の安定化が図られていることがわかる。
即ち、実施の形態と変形例に係る水晶振動子は、実験開始後240時間で周波数偏差が0〜2[ppm]程度に拡大するが、その後、1000時間に至るまでの全範囲に渡って周波数偏差の変化が小さく、周波数がほぼ一定している。
一方、従来の水晶振動子は、試験開始後240時間で周波数偏差が0〜3[ppm]程度に拡大し、その後500時間で1〜4[ppm]程度、1000時間で2〜6[ppm]程度に大きくなっている。
即ち、従来の水晶振動子は、時間の経過に伴って周波数偏差が大きくなり、安定しない。
ここで、グラフ作成に用いた実験データをより詳細に検討する。
実施の形態の水晶振動子の周波数偏差の実験値を全てのサンプルに渡って平均すると、240時間で0.5[ppm]程度、500時間で0.6[ppm]程度、1000時間で1.2[ppm]程度であった。
また、変形例の水晶振動子では、240時間までは、0.5[ppm]程度、500時間で0.8[ppm]程度、1000時間で1.3[ppm]程度であった。
更に、従来例の水晶振動子では、240時間で1.5[ppm]程度、500時間で2.3[ppm]程度、1000時間で4.4[ppm]程度であった。
これらの結果より次のことがいえる。
実施の形態と変形例の水晶振動子の周波数偏差は、240時間までは同程度であり、500時間では、実施の形態の方が、0.2[ppm]程度変化が小さく、1000時間では、実施の形態の方が0.1[ppm]程度変化が小さいことがわかる。
これを比率で表すと、実施の形態の水晶振動子の周波数偏差は、変形例の水晶振動子の周波数偏差に対して、240時間では100%程度、500時間では75%程度、1000時間では92%程度である。
即ち、実験開始後240時間までは、両者の周波数安定性はほぼ同程度であるが、それ以後は、実施の形態の水晶振動子の方が安定性が優れている。
両者の構造的な違いは、Ag層9の表面にCr薄膜10があるか否かであるので、この周波数安定性の差はCr薄膜10に起因するものと思われる。
一方、実施の形態と従来例の水晶振動子の周波数偏差は、240時間では実施の形態の方が1.0[ppm]程度変化が小さく、500時間では、実施の形態の方が、1.7[ppm]程度変化が小さく、1000時間では、実施の形態の方が3.2[ppm]程度変化が小さいことがわかる。
これを比率で表すと、実施の形態の水晶振動子の周波数偏差は、従来例の水晶振動子の周波数偏差に対して、240時間では33%程度、500時間では26%程度、1000時間では27%程度である。
即ち、1000時間の時間範囲に渡って、実施の形態の水晶振動子の周波数偏差は、従来の水晶振動子の周波数偏差の概ね30%以内に納まっているといえる。
両者の構造的な違いは、Au層7とAg層9の間にあるCr薄膜8と、Ag層9の表面に形成されたCr薄膜10であるので、この周波数安定性の差はCr薄膜8とCr薄膜10に起因するものと思われる。
また、実施の形態の水晶振動子と変形例の水晶振動子の周波数安定性の差に対し、実施の形態の水晶振動子と従来例の水晶振動子の周波数の安定性の差が非常に大きいため、従来例の水晶振動子に対する実施の形態の水晶振動子の安定性の由来はほとんどCr薄膜8によるものと思われる。
なお、本実験と共に、計算機によってAu層7とAg層9(Cr薄膜8が存在しない場合)の金属間拡散による周波数偏差のシミュレーションも行ったが、金属間拡散が進行するにつれて周波数が高い方にシフトすることが確認された。
より詳細には、比重の重い(密度の高い)AuがAg側に拡散してAg側に重心が移動するというモデルで計算を行ったところ、拡散が進行するにつれて周波数が高い方にシフトすることが計算により示された。
シミュレーション結果を考慮して実験結果を考察すると、Cr薄膜8によりAu層7とAg層9の金属間拡散が抑制されたため、周波数の経時変化が緩和され、周波数の長期安定性が実現されたと考えられる。
AgとAuのCrに対する拡散は、AuのAgに対する拡散よりも小さいため、Cr薄膜8は、Au層7とAg層9の金属間拡散を抑制する防護壁としての機能を果たすことができる。
以上に説明した本実施の形態と変形例により次のような効果を得ることができる。
(1)Ag層9とAu層7の間にCr薄膜8を形成することにより、Ag層9とAu層7の金属間拡散を防止することができる。
(2)Ag層9とAu層7の金属間拡散を防止することにより、周波数の長期安定を実現することができる。
(3)AgとCrは何れも安価な金属であるので、重り部3を安価に製造することができる。
(4)AgとCrを交互に蒸着することにより重り部3を形成することができるため、新たな設備などが必要なく、製造コストを低くすることができる。
(5)Ag層9の表面にCr薄膜10を形成することにより、Ag層9の酸化やガスの吸着を防止することができる。
(6)Ag層9とAu層7の金属間拡散を防ぐことにより、長期に渡る周波数安定性を確保することができる。
(7)Cr薄膜10の有無による周波数安定性の差は小さいため、水晶振動片1を製造してからキャッピングまでの間で大気中に置かれる時間が短い場合は、変形例を採用することにより、より安価な水晶振動子を提供することができる。
前述した製造工程により製造された圧電振動子の実施形態の1例として、音叉型の水晶振動片を有底円筒状のケースで密閉したシリンダータイプの圧電振動子の構成について、図面を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係る圧電振動子の1例を示す概略構成図である。図5において、この圧電振動子は、音叉型の水晶振動片1を有している。この水晶振動片1の表面には、図示しない励振電極が形成されている。この励振電極は、CrとAuとで構成されている。さらに水晶振動片1の2本の振動腕部20の片側表面には、図示しないCr膜とAg層とによる重りが備えられている。
水晶振動片1のマウント部1aは、プラグと呼ばれる略円筒状の気密端子50を貫通する2本のリード52に半田付けされ固定されている。水晶振動片1を覆うように想像線(一点鎖線)で示すケース54が被せられており、このケース54は気密端子50の外周と嵌合されている。ケース54と気密端子50の外周との嵌合は、真空雰囲気下で行われているため、ケース54内の水晶振動片1を囲む空間は、真空状態に保たれて密閉されている。
そして、水晶振動片1の表面に形成された図示しない励振電極は、マウント部1aを通して2本のリード52に接続されている。該リード52は気密端子50とケース54とで構成される密閉容器の外へ延長されて外部電極52aを形成している。
更に、前述した製造工程により製造された圧電振動子の他の実施形態の例として、音叉型の水晶振動片を箱型のセラミックパッケージと金属製のリッドとで密閉したセラミックパッケージタイプの圧電振動子の構成について、図面を参照して説明する。
図6は、本実施形態に係わる圧電振動子を別の方式の密閉容器を用いて構成した概略構成図である。図6(a)は、構成を示す概略平面図であり、図6(b)は、図6(a)のAA断面を示す図である。圧電振動子は、音叉型の水晶振動片1を有している。この水晶振動片1の表面には、図示しない励振電極が形成されている。この励振電極は、CrとAuとで構成されている。さらに水晶振動片1の2本の振動腕部20の片側表面には、図示しないCr膜とAg層とによる重りが備えられている。
水晶振動片1は、箱型のセラミックパッケージのベース65の接合部66に、導電性接着剤67で固着されて固定している。ベース65は、金属製のリッド68により、真空中で電子ビーム溶接や真空シーム溶接などの手段を用いて真空気密封止される。水晶振動片1の表面に形成された図示しない励振電極は、接合部66を通して内部接続(図示せず)によりベースの外側の外部電極69と接続されている。
次に、前述した本実施形態に係る圧電振動子を発振子として用い、集積回路に接続した発振器について説明する。
図7は、圧電振動子として音叉型の水晶振動子を用いた音叉型水晶発振器の構成の1例を示す平面図であり、音叉型水晶振動子を利用した表面実装型圧電発振器を示している。
図7において、音叉型水晶振動子51は、基板52の所定の位置に設定され、発振器用の集積回路(IC)53が該水晶振動子に隣接されて設置されている。またコンデンサなどの電子部品54も実装される。これらの各部品は、図示しない配線パターンで電気的に接続されている。
音叉型水晶振動子51の振動片の機械的振動は、水晶の持つ圧電特性により電気信号に変換されて集積回路53に入力される。集積回路53内では、信号処理が行われ、周波数信号が出力され発振器として機能する。これらの各構成部品は図示しない樹脂でモールドされている。
集積回路53を適切に選択することにより、時計用単機能発振器の他、当該機器や外部機器の動作日や時刻を制御したり、使用者に時刻やカレンダー情報を提供する機能を有する。
本実施形態に係る圧電振動子を発振子として集積回路53に接続して発振器を構成したことにより、本発振器が厳しい環境下で長期間使用されても、圧電振動子の周波数特性が変化しにくいため、発振器を高精度に維持することができる。
次に、本実施形態に係る圧電振動子を計時部に接続した電子機器の例について説明する。ここでは、電子機器の例として、携帯電話に代表される携帯情報機器での好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず前提として、本実施の形態にかかる携帯情報機器は、従来技術における腕時計を発展・改良したものである。外観は腕時計に類似し、文字盤に相当する部分に液晶ディスプレイを配し、この画面上に現在時刻等を表示させることができる。
通信機として使用する時は、手首から外し、バンド部内側に内蔵されたスピーカおよびマイクロフォンによって、従来技術の携帯電話と同様の通信をおこなうことができる。しかし、従来の携帯電話と比較して、格段に小型化・軽量化されている。
次に、本実施形態に係る携帯情報機器の機能的構成について図面を参照して説明する。
図8は、本実施形態に係る携帯情報機器の構成の1例を機能的に示すブロック図である。
図8において、電源部101は後述する各機能部に対して電力を供給する電源部であり、具体的にはリチウムイオン二次電池によって実現される。
電源部101には後述する制御部102、計時部103、通信部104、電圧検出部105および表示部108が並列に接続され、各々の機能部に対して電源部101から電力が供給される。
制御部102は、後述する各機能部を制御して、音声データの送信や受信、現在時刻の計測や表示等、システム全体の動作制御をおこなう。制御部102は、具体的にはROMにあらかじめ書き込まれたプログラムと、当該プログラムを読み出して実行するCPU、および当該CPUのワークエリアとして使用されるRAM等によって実現される。
計時部103は、発振回路、レジスタ回路、カウンタ回路、インターフェイス回路等を内蔵する集積回路、及び図2に示した製造工程で製造された音叉型水晶振動子より構成される。
音叉型水晶振動子の機械的な振動は、水晶の持つ圧電特性により電気信号に変換され、トランジスタとコンデンサで形成される発振回路に入力される。発振回路の出力は2値化され、レジスタ回路とカウンタ回路により計数される。インターフェイス回路を介して制御部と信号の送受信が行われ、表示部107に、現在時刻や現在日付あるいはカレンダー情報が表示される。
通信部104は、従来技術の携帯電話と同様の機能を有し、無線部104a、音声処理部104b、増幅部104c、音声入出力部104d、着信音発生部104e、切替部104f、呼制御メモリ部104gおよび電話番号入力部104hから構成される。
無線部104aは、アンテナを介して基地局と音声データ等の各種データを送受信する。音声処理部104bは無線部104aまたは後述する増幅部104cから入力した音声信号を符号化/復号化する。増幅部104cは音声処理部104bまたは後述する音声入出力部104dから入力した信号を所定のレベルまで増幅する。音声入出力部104dは具体的にはスピーカおよびマイクロフォンであり、着信音や受話音声を拡声したり、話者音声を集音したりする。
また、着信音発生部104eは、基地局からの呼び出しに応じて着信音を生成する。切替部104fは着信時に限って、音声処理部104bに接続されている増幅部104cを着信音発生部104eにつなぎかえることで、生成された着信音が増幅部104cを介して音声入出力部104dに出力されるようにする。
なお呼制御メモリ104gは、通信の発着呼制御にかかわるプログラムを格納する。また、電話番号入力部104hは、具体的には0から9の番号キーおよびその他の若干のキーからなり、通話先の電話番号等を入力する。
電圧検出部105は、電源部101により制御部102をはじめとする各機能部に対して加えられている電圧が、所定の値を下回った場合に当該電圧降下を検出して制御部102に通知する。
この所定の電圧値は、通信部104を安定して動作させるために必要な最低限の電圧としてあらかじめ設定されている値であり、例えば3V程度の電圧である。電圧検出部105から電圧降下の通知を受けた制御部102は、無線部104a、音声処理部104b、切替部104f、着信音発生部104eの動作を禁止する。特に、消費電力の大きな無線部104aの動作停止は必須である。と同時に表示部107には、通信部104が電池残量の不足により使用不能になった旨が表示される。
電圧検出部105と制御部102の働きにより通信部104の動作を禁止し、更にその旨を表示部107へ表示する事が可能である。
本実施の形態として、通信部の機能に係る部分の電源を選択的に遮断可能な電源遮断部106を設ける事で、より完全な形で通信部の機能を停止させる事が出来る。
なお、通信部104が使用不能になった旨の表示は、文字メッセージによりおこなってもよいが、より直感的に、表示部107上の電話アイコンに×(バツ)印を付ける等の方法によってもよい。
上記のような携帯情報機器をはじめとする電子機器に、本実施形態に係る圧電振動子を使用することにより、その電子機器が厳しい環境下で長期間使用されても、圧電振動子の周波数特性が変化しにくいため、電子機器を高精度に維持することができる。
本実施の形態の水晶振動片の外形、及び断面を示した図である。 本実施の形態に係る水晶振動子の製造工程を説明するためのフローチャートである。 変形例に係る水晶振動片の断面を示した図である。 周波数の安定性を確認する実験結果を説明するためのグラフである。 本実施形態に係る圧電振動子の1例を示す概略構成図である。 本実施形態に係る圧電振動子の他の例を示す概略構成図である。 圧電振動子として音叉型の水晶振動子を用いた音叉型水晶発振器の構成の1例を示す平面図である。 本実施形態に係る携帯情報機器の構成の1例を機能的に示すブロック図である。 従来の重り部について説明するための図である。
符号の説明
1 水晶振動片
1a マウント部
3 重り部
4 下地金属
5 水晶
6 Cr層
7 Au層
8 Cr薄膜
9 Ag層
10 Cr薄膜
20 振動腕部
30 基部
50 気密端子(プラグ)
52 リード
52a 外部電極
54 ケース
65 ベース
66 接合部
67 導電性接着剤
68 リッド
69 外部電極
71 音叉型水晶振動子
72 基板
73 集積回路
74 電子部品
101 電源部
102 制御部
103 計時部
104 通信部
104a 無線部
104b 音声処理部
104c 増幅部
104d 音声入力部
104e 着信音発生部
104f 切替部
104g 呼制御メモリ部
104h 電話番号入力部
105 電圧検出部
106 電源遮断部
107 表示部

Claims (8)

  1. 励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、
    前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、
    前記下地金属の表面に形成され、金と銀の金属間拡散を防止する拡散防止膜と、
    前記拡散防止膜の表面に銀で形成された周波数調整重り部と、
    前記圧電振動片を封入する密閉容器と、
    前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、
    を具備したことを特徴とする圧電振動子。
  2. 前記周波数調整重り部を構成する銀の表面に、銀の酸化を防止する酸化防止膜が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子。
  3. 前記拡散防止膜と前記酸化防止膜は、同一金属により構成されていることを特徴とする請求項2に記載の圧電振動子。
  4. 前記酸化防止膜は、クロム、又はニッケルで構成されていることを特徴とする請求項2、又は請求項3に記載の圧電振動子。
  5. 請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の圧電振動子を発振子として集積回路に接続して用いることを特徴とする発振器。
  6. 圧電振動子を発振子として集積回路に接続した発振器であって、
    前記圧電振動子は、
    励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、
    前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、
    前記下地金属の表面に形成され、金と銀の金属間拡散を防止する拡散防止膜と、
    前記拡散防止膜の表面に銀で形成された周波数調整重り部と、
    前記圧電振動片を封入する密閉容器と、
    前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、
    を具備したことを特徴とする発振器。
  7. 請求項1から請求項4までのうちの何れか1の請求項に記載の圧電振動子を計時部に接続して用いることを特徴とする電子機器。
  8. 圧電振動子を計時部に接続した電子機器であって、
    前記圧電振動子は、
    励振電極が形成された一対の振動部分を有する音叉型の圧電振動片と、
    前記振動部分の表面に形成され、表面が金で構成された下地金属と、
    前記下地金属の表面に形成され、金と銀の金属間拡散を防止する拡散防止膜と、
    前記拡散防止膜の表面に銀で形成された周波数調整重り部と、
    前記圧電振動片を封入する密閉容器と、
    前記励振電極と接続し、前記密閉容器の外部に形成された外部電極と、
    を具備したことを特徴とする電子機器。
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