JP2003032042A - リアルタイムクロックモジュール及び電子機器 - Google Patents
リアルタイムクロックモジュール及び電子機器Info
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- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
ケージ11は、セラミックス薄板16a〜16eを積層
した概ね矩形箱状をなし、第1空所17と第2空所18
とを互いに分離してかつ平面的に隣接して設けたベース
14を有する。音叉型水晶振動片12とその駆動用IC
チップ13とは、それぞれ第1空所17及び第2空所1
8に別個に実装され、かつベースの上端に接合される透
明ガラス薄板からなる共通の蓋15により個別に気密封
止される。水晶振動片を実装した第1空所を透明ガラス
薄板の蓋33により真空封止し、ICチップを実装した
第2空所をポッティングで樹脂封止することもできる。 【効果】 モジュール全体の小型薄型化を実現できると
同時に、音叉型水晶振動片の周波数特性を高精度に維持
して、高い信頼性及びエージング特性を実現できる。
Description
動子とその駆動用半導体集積回路素子(以下、ICチッ
プという)とをパッケージに封止したリアルタイムクロ
ックモジュール、及びそれを備える例えば携帯電話等の
情報・通信機器を含む様々な電子機器に関する。
等のOA機器、民生機器等の様々な電子機器に例えば電
子回路のクロック源としての圧電振動子や圧電発振器、
リアルタイムクロックモジュール等の圧電デバイスが広
く使用されている。特に最近は、HDD(ハード・ディ
スク・ドライブ)、モバイルコンピュータ又はICカー
ド等の小型情報機器、携帯電話や自動車電話等の移動体
通信機器において装置の小型薄型化が著しく、それらに
用いられる圧電デバイスについてもより一層の小型薄型
化が要求されている。更にこれに加えて、装置の回路基
板に両面実装可能な表面実装型のものが求められてい
る。
を有するリアルタイムクロックモジュールの構成を概略
的に示している。発振回路を有するリアルタイムクロッ
ク用のICチップ1は、リードフレーム2の一部である
アイランド部3に導電性接着剤等で接着固定され、かつ
その上面に設けられた各電極パッド4がAu等のボンデ
ィングワイヤ5により、パッケージの外周部に配置され
た入出力用リード端子6と電気的に接続されている。所
定周波数で発振する水晶振動子7は、ハーメチック端子
と呼ばれるプラグに音叉型水晶振動片を実装し、かつシ
リンダ状のケース内に気密に封止したシリンダタイプで
ある。水晶振動子7は平面的にICチップ1と平行に配
置され、前記プラグから突出するリード8が、導電性接
着剤等でリードフレーム2の接続パッド9に電気的に接
続されかつ固定されている。そして、ICチップ1、リ
ードフレーム2及び水晶振動子7は、全体が樹脂10で
一体成形されている。
ド構造のモジュールでは、これに使用するシリンダタイ
プの水晶振動子の外径及び長さが構造上、内蔵する水晶
振動片に比して相当大きくなり、それ自体小型化に限界
がある。しかも、リアルタイムクロック用のICチップ
は外部に出力する端子数が比較的多いことに加え、シー
ト状のリードフレームにICチップ及び水晶振動子を平
面的に配置しかつ配線するので、必然的にモジュールの
平面寸法が大きくなる。従って、モジュール全体の外形
・寸法が大きくなり、小型化・薄型化を実現することが
困難である。
2268号公報に開示されるように、半導体集積回路と
圧電振動子とをパッケージに内蔵し、半導体集積回路は
積層セラミックのベースにフリップチップボンディング
で搭載し、かつ該半導体集積回路上のバンプをベース上
の電極パターンと電気的に接続し、圧電振動子はベース
と半導体集積回路との間に配置し、かつ半導体集積回路
上の圧電振動子接続用のバンプと電気的に接続したリア
ルタイムクロックモジュール等の圧電デバイスを提案し
ている。これにより、デバイス全体の厚みを1mm以下
に薄くして小型薄型化を可能にしたリアルタイムクロッ
クモジュールを安価に提供することができる。
開平11−112268号公報記載のリアルタイムクロ
ックモジュールは、ICチップのバンプに水晶振動子の
支持部が直接に接着固定され、かつパッケージ内部に画
定される共通のスペース内に収容されかつ封止されるた
め、使用中に例えばICチップの表面に塗布された樹脂
等から発生するガスにより水晶振動子の周波数が変動す
るなど、信頼性、エージング特性を低下させる虞があ
る。これは、特に高精度な周波数特性が要求される携帯
電話等の高性能な情報・通信機器に使用する場合、大き
な問題となる。
鑑みてなされたものであり、その目的は、音叉型圧電振
動片及びその駆動用ICチップをパッケージに搭載した
リアルタイムクロックモジュールにおいて、その小型薄
型化を図ると同時に、特に高精度な周波数特性が要求さ
れる使用条件下においても、高い信頼性及びエージング
特性を実現することにある。
で高い信頼性及びエージング特性を達成するリアルタイ
ムクロックモジュールを備えることにより、装置全体の
小型薄型化を図ることができ、かつ高精度な周波数特性
を発揮し得る高性能かつ高信頼性の電子機器を提供する
ことにある。
的を達成するために、音叉型圧電振動片と、その駆動用
ICチップと、これらを搭載するパッケージとを備え、
該パッケージが、音叉型圧電振動片を実装するための第
1空所と、該第1空所から分離してかつ平面的に隣接し
てICチップを実装するための第2空所とを設けたベー
スを有し、第1空所及び第2空所が、ベースの上端に接
合される共通の蓋によりそれぞれかつ個別に気密封止さ
れることを特徴とするリアルタイムクロックモジュール
が提供される。
離してかつ平面的に隣接するように設けた第1空所及び
第2空所にそれぞれ音叉型圧電振動片及びICチップを
実装することにより、パッケージの平面寸法及び厚みを
減少させ得ることに加えて、音叉型圧電振動片とICチ
ップとが個別に気密封止されることにより、ICチップ
に使用した樹脂等から発生するガスが音叉型圧電振動片
に及ぼす悪影響を完全に排除することができる。
料からなり、かつその第2空所に対応する表面部分が遮
光処理されている。これにより、音叉型圧電振動片につ
いては、蓋をベースに接合した後に外側からレーザ光を
照射して振動腕先端の重り部を部分的に除去し、その周
波数を高精度に調整できると共に、ICチップについて
は、使用時に外側から紫外線等が当たってその動作に影
響を及ぼす虞を事前に解消することができる。前記表面
部分は、例えば金属材料の蒸着膜により遮光処理され、
又は有機材料からなる厚膜の印刷により遮光処理するこ
とができる。
底部に外部に通じる封止用孔を有し、該封止用孔がベー
スと蓋との接合後に閉塞されて、第1空所内部を真空封
止することができる。これにより、音叉型圧電振動片の
動作について高い信頼性及びエージング特性を確保する
ことができる。
範囲内に音叉型圧電振動片の振動腕に設けられた重り部
を外部から臨むことができる位置に配設されていると、
蓋が透明なガラス材料以外のものであっても、封止用孔
を介して外側からレーザビームを照射して、前記重り部
をトリミング加工することにより、同様に高精度な周波
数調整が可能であると同時に、第1空所内部を真空封止
することができるので、好都合である。
型圧電振動片及びICチップを電気的に接続するための
配線パターンを形成した、複数のセラミック薄板を積層
した多層構造である。従来のリードフレームを用いた構
造と異なり、多層構造を利用して配線パターンを立体的
に構成できるので、高い設計自由度が得られると共に、
パッケージの平面寸法を小さくすることができる。
と、その駆動用ICチップと、これらを搭載するパッケ
ージとを備え、該パッケージが、音叉型圧電振動片を実
装するための第1空所と、該第1空所から分離してかつ
平面的に隣接して、ICチップを実装するための第2空
所とを設けたベースを有し、第1空所がベースの上端に
接合される蓋により気密封止され、第2空所がポッティ
ングにより、その上面が蓋の上面と同一平面をなすよう
に樹脂封止されることを特徴とするリアルタイムクロッ
クモジュールが提供される。
してかつ平面的に隣接するように設けた第1空所及び第
2空所にそれぞれ音叉型圧電振動片及びICチップを実
装することによって、パッケージの平面寸法及び厚みを
減少させ得ることに加えて、音叉型圧電振動片とICチ
ップとが個別に気密封止されることにより、ICチップ
に使用した樹脂等から発生するガスが音叉型圧電振動片
に及ぼす悪影響を完全に排除することができる。また、
第2空所がポッティングで樹脂封止されるので、使用時
に外側から紫外線等がICチップに当たってその動作に
影響を及ぼす虞を事前に解消でき、かつ第1空所の蓋と
同一平面をなすように樹脂封止されるので、パッケージ
の上面が実質的に段差のない平坦面になり、モジュール
を搬送又は実装する際に、通常の治具又は吸着手段等で
保持することができ、取扱いが容易である。
料からなることにより、音叉型圧電振動片について、蓋
をベースに接合した後に外側からレーザビームを照射し
て振動腕先端の重り部を部分的に除去し、その周波数を
高精度に調整することができる。
底部に外部に通じる封止用孔を有し、該封止用孔がベー
スと蓋との接合後に閉塞されて、第1空所内部を真空封
止することができる。これにより、音叉型圧電振動片の
動作について高い信頼性及びエージング特性を確保する
ことができる。
囲内に音叉型圧電振動片の振動腕に設けられた重り部を
外部から臨むことができる位置に配設されていると、同
様に蓋が透明なガラス材料以外のものであっても、封止
用孔を介して外側からレーザビームを照射して、前記重
り部をトリミング加工することにより、高精度な周波数
調整が可能であると同時に、第1空所内部を真空封止す
ることができる。
びICチップを電気的に接続するための配線パターンを
形成した、複数のセラミック薄板を積層した多層構造で
あると、従来のリードフレームを用いた構造と異なり、
多層構造を利用して配線パターンを立体的に構成できる
ので、高い設計自由度が得られると共に、パッケージの
平面寸法を小さくすることができる。
た本発明のリアルタイムクロックモジュールを備える、
例えば携帯電話等の情報・通信機器を含む様々な電子機
器が提供される。
ムクロックモジュールの好適実施例について添付図面を
用いて詳細に説明する。図1(A)及び(B)は、本発
明によるリアルタイムクロックモジュールの第1実施例
の構成を概略的に示している。このリアルタイムクロッ
クモジュールは、絶縁材料からなるパッケージ11に音
叉型水晶振動片12とこれを駆動するための発振回路を
構成するICチップ13とが搭載されている。パッケー
ジ11は、上面を開放した矩形箱状の絶縁材料からなる
ベース14と、その上端に接合された透明なガラス薄板
からなる蓋15とを有する。
数の(本実施例では5枚の)セラミックス薄板16a〜
16eを積層して概ね矩形の箱状に形成され、かつその
内部に水晶振動片12を実装するための第1空所17と
ICチップ13を実装するための第2空所18とが、互
いに分離してかつ平面的に隣接するように画定されてい
る。このような積層構造において、第1空所17及び第
2空所18は、それぞれ前記各空所に対応する形状の開
口を有する上側3枚のセラミックス薄板16c〜16e
を重ね合わせて、外周の側壁部14aと幅方向の隔壁部
14bとを設けることにより、比較的簡単に形成するこ
とができる。
一方の端部近傍に1対の接続端子19が形成され、かつ
その上に水晶振動片12が基端部12aにおいて導電性
接着剤20で固着することにより、該基端部に設けられ
た1対の接続電極を対応する接続端子19と電気的に接
続して、片持ちにかつ略水平に支持されている。第1空
所17底面の略中央には、ベース11を貫通する小径円
形の封止用孔21が設けられ、例えばAu−Snはんだ
系又は9:1はんだ等の高融点Pb−Snはんだ系材料
等の適当なシール材22で気密に閉塞されている。更
に、第1空所17底面の接続端子19とは反対側の端部
付近には、水晶振動片12の振動腕の先端位置に対応し
て凹み23が設けられている。凹み23は、パッケージ
11の落下や外部からの衝撃により水晶振動片12の振
動腕先端が揺動したときに、第1空所17底面に衝突し
て破損しないように設けられたものである。
が表面実装されている。第2空所18の周辺にはセラミ
ックス薄板16cによる段差が設けられ、かつその上面
に電極パターン24が形成されている。ICチップ13
の上面に形成された電極パッド25は、それぞれ対応す
る電極パターン24と、例えばAu線26を用いたワイ
ヤボンディングで電気的に接続されている。別の実施例
では、第2空所18底面に形成した電極パターンにIC
チップ13をフェイスダウンボンディングすることもで
きる。
所18の電極パターン24及びこれらを接続する配線パ
ターン等は、例えばW、Mo等の金属配線材料を前記セ
ラミック薄板表面にスクリーン印刷後焼成しかつその上
にNi、Auをめっきすることにより形成される。ま
た、ベース14の異なる層のセラミック薄板表面に形成
された配線パターンは、例えば前記セラミック薄板を上
下に貫通して設けられるビアホールにより互いに接続さ
れる。
13をそれぞれ第1空所17及び第2空所18に実装し
た後、従来と同様にして低融点ガラス27でベース14
の上端面に気密に接合される。この後、パッケージ11
を真空雰囲気内に配置し、上述したはんだ系材料で形成
された金属ボール22´を封止用孔21の外面側の段差
に載置し、かつバッチ式の真空封止装置やレーザ装置又
は電子ビーム装置等で溶着させて封止用孔21を閉塞す
ることにより、第1空所17を真空に封止することがで
きる。他方、第2空所18は真空封止する必要がない。
に対応する部分が、例えばインキ等の有機材料からなる
厚膜を印刷して遮光膜28を形成することにより遮光処
理されている。この遮光処理は、蓋15をベース14に
接合した後に行われるが、図1(B)に示すように予め
遮光処理した蓋をベース14に接合することもできる。
これにより、使用時に透明な蓋15を通して外側から紫
外線等がICチップ13に当たっても、その動作に影響
を及ぼす虞を事前に解消することができる。別の実施例
では、蓋15の上面の第2空所18に対応する部分に、
例えばCr、Al等の金属材料を蒸着又はスパッタ処理
して遮光膜28を形成することにより、同様に遮光処理
することができる。
面に遮光性を有する樹脂材料等を直接塗布することによ
り、同様の遮光効果が得られる。この場合、リアルタイ
ムクロックモジュールの使用中に樹脂材料に含まれる有
機成分等が揮発してガスを発生する虞がある。第1空所
17が第2空所18から分離して気密に設けられている
ので、このガスが水晶振動片12の周波数特性に悪影響
を及ぼす虞は無い。
2の周波数を微調整することができる。これは、パッケ
ージ11外面に露出する入出力用の電極を介して周波数
を測定しつつ、蓋15を通して外側からレーザビーム2
9を照射して、水晶振動片12の両振動腕の先端付近に
設けられた周波数調整領域の金属重り部30をトリミン
グ加工することにより行う。これにより、水晶振動片1
2の周波数を高精度に調整でき、かつ第1空所17が第
2空所18から分離して真空封止されているので、使用
中の周波数変動が非常に少なく、高い信頼性及びエージ
ング特性が得られる。
施例によるリアルタイムクロックモジュールの変形例を
部分的に示している。この変形例では、第1空所17底
面の中央ではなく、水晶振動片12の両振動腕先端付近
の金属重り部30に対応する位置に、図1の封止用孔2
1と同様のベース11を貫通する封止用孔31が設けら
れている。封止用孔31は、その中心が両振動腕の中間
に位置し、かつベース14底面から封止用孔31を覗く
と、その中に両金属重り部30が見える寸法に形成され
ている。
ージ11の底面側から封止用孔31を利用して行う。図
2(B)に断面示するように、レーザビーム32を封止
用孔31を介して照射することにより、金属重り部30
をトリミング加工する。最後に、図1に関連して上述し
たように真空雰囲気内で封止用孔31を閉塞することに
より、第1空所17を真空封止することにより、本実施
例のリアルタイムクロックモジュールが完成する。
アルタイムクロックモジュールの第2実施例の構成を概
略的に示している。このリアルタイムクロックモジュー
ルは、第1空所17及び第2空所18がそれぞれ別個に
封止されている点で、図1に示す第1実施例と異なる。
第1空所17は、第1実施例の場合と同様に、水晶振動
片12を実装した後に、透明なガラス薄板からなる蓋3
3を低融点ガラス27でベース14の上端面に気密に接
合することにより封止される。更に第1空所17は、同
様にシール材22で封止用孔21を閉塞することにより
真空に封止される。
ティング材を充填することにより樹脂34で封止されて
いる。樹脂34は、その上面が隣接する蓋33の上面と
同一平面をなすように成形される。このようにパッケー
ジ11の上面を、第1実施例の蓋15と同様に実質的に
段差の無い平坦な面に形成することにより、完成したリ
アルタイムクロックモジュールを搬送又は実装する際
に、治具又は吸着手段等で保持するための取扱いが容易
になる。
(B)に示す方法に従って行う。先ず、水晶振動片12
及びICチップ13をそれぞれ第1空所17及び第2空
所18に実装し、蓋33をベース14に接合しかつ封止
用孔21を閉塞して第1空所17を真空封止した後、こ
のベース14を図4(A)に示すようにテーブル35上
に載置する。ベース14の上に、パッケージ11の上面
を形成する蓋33及び所望の樹脂34の外形に対応する
形状の開口部36を有するマスク37を配置する。マス
ク37は、開口部36の一方の内縁を蓋33の外縁に整
合させかつマスク上面を蓋33の上面に一致させて、位
置決めする。
とは反対側の側方にスキージ38が、その尖端部38a
をマスク上面に摺接させて配置されている。ノズル39
をスキージ38の直ぐ内側に配置し、開口部36の縁端
付近から第2空所18に向けて所定量のポッティング材
40を供給する。図4(B)に示すようにスキージ38
を、尖端部38aをマスク上面に摺接させながら蓋33
の方向に水平に移動させ、第2空所18内のポッティン
グ材40をならして、その上面が全面に亘って蓋33と
同じ高さの平坦な面となるように成形する。前記ポッテ
ィング材が完全に固化した後、第1実施例と同様に、蓋
33を通して外側からレーザビーム29を照射すること
により、水晶振動片12の両振動腕先端付近の金属重り
部30をトリミング加工して、水晶振動片12の周波数
を微調整する。
説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技
術的範囲内において上記各実施例に様々な変更・変形を
加えて実施することができる。例えば、水晶以外の圧電
材料からなる圧電振動片を用いた場合にも、同様に適用
できる。また、図3の第2実施例において第2空所に充
填されるポッティング材の成形は、図4の方法以外の様
々な公知の方法で行うことができる。
ルは、上述したようにパッケージのベースに平面的に隣
接するように設けた第1空所及び第2空所にそれぞれ音
叉型圧電振動片及びICチップを実装することにより、
パッケージの平面寸法及び厚みを減少させることに加
え、音叉型圧電振動片とICチップとが個別に気密封止
されることにより、ICチップに使用した樹脂等から発
生するガスが音叉型圧電振動片に及ぼす悪影響を排除さ
れるので、これを使用する装置の要求に対応してモジュ
ール全体の小型薄型化を実現できると同時に、高い信頼
性及びエージング特性を実現でき、特に携帯電話等の情
報・通信機器において要求される高精度な周波数特性を
得ることができる。
クロックモジュールを備えることにより、最近の情報・
通信機器における要求に対応して装置全体の小型薄型化
を図ることができ、かつ高精度な周波数特性を発揮する
高性能で高信頼性の電子機器を提供することができる。
ュールの第1実施例を示す平面図、B図はその縦断面
図。
図、B図はそのII−II線における断面図。
ュールの第2実施例を示す平面図、B図はその縦断面
図。
材を充填する過程を概略的に示す工程図。
の構造を示す平面図、B図はそのV−V線における断面
図。
Claims (13)
- 【請求項1】 音叉型圧電振動片と、その駆動用半導
体集積回路素子と、これらを搭載するパッケージとを備
え、 前記パッケージが、前記音叉型圧電振動片を実装するた
めの第1空所と、前記第1空所から分離してかつ平面的
に隣接して前記半導体集積回路素子を実装するための第
2空所とを設けたベースを有し、 前記第1空所及び前記第2空所が、前記ベースの上端に
接合される共通の蓋によりそれぞれかつ個別に気密封止
されることを特徴とするリアルタイムクロックモジュー
ル。 - 【請求項2】 前記蓋が透明なガラス材料からなり、
かつその前記第2空所に対応する表面部分が遮光処理さ
れていることを特徴とする請求項1に記載のリアルタイ
ムクロックモジュール。 - 【請求項3】 前記表面部分が、金属材料の蒸着膜に
より遮光処理されていることを特徴とする請求項2に記
載のリアルタイムクロックモジュール。 - 【請求項4】 前記表面部分が、有機材料からなる厚
膜の印刷により遮光処理されていることを特徴とする請
求項2に記載のリアルタイムクロックモジュール。 - 【請求項5】 前記ベースが前記第1空所の底部に外
部に通じる封止用孔を有し、前記封止用孔が前記ベース
と前記蓋との接合後に閉塞されて、前記第1空所内部を
真空封止していることを特徴とする請求項1乃至4のい
ずれかに記載のリアルタイムクロックモジュール。 - 【請求項6】 前記封止用孔が、その開口の範囲内に
前記音叉型圧電振動片の振動腕に設けられた重り部を外
部から臨むことができる位置に配設されていることを特
徴とする請求項5に記載のリアルタイムクロックモジュ
ール。 - 【請求項7】 前記ベースが、前記音叉型圧電振動片
及び前記半導体集積回路素子を電気的に接続するための
配線パターンを形成した、複数のセラミック薄板を積層
した多層構造であることを特徴とする請求項1乃至6の
いずれかに記載のリアルタイムクロックモジュール。 - 【請求項8】 音叉型圧電振動片と、その駆動用半導
体集積回路素子と、これらを搭載するパッケージとを備
え、 前記パッケージが、前記音叉型圧電振動片を実装するた
めの第1空所と、前記第1空所から分離してかつ平面的
に隣接して前記半導体集積回路素子を実装するための第
2空所とを設けたベースを有し、 前記第1空所が、前記ベースの上端に接合される蓋によ
り気密封止され、前記第2空所が、ポッティングによ
り、その上面が前記蓋の上面と同一平面をなすように樹
脂封止されることを特徴とするリアルタイムクロックモ
ジュール。 - 【請求項9】 前記蓋が透明なガラス材料からなるこ
とを特徴とする請求項8に記載のリアルタイムクロック
モジュール。 - 【請求項10】 前記ベースが前記第1空所の底部に
外部に通じる封止用孔を有し、前記封止用孔が前記ベー
スと前記蓋との接合後に閉塞されて、前記第1空所内部
を真空封止していることを特徴とする請求項8又は9に
記載のリアルタイムクロックモジュール。 - 【請求項11】 前記封止用孔が、その開口の範囲内
に前記音叉型圧電振動片の振動腕に設けられた重り部を
外部から臨むことができる位置に配設されていることを
特徴とする請求項10に記載のリアルタイムクロックモ
ジュール。 - 【請求項12】 前記ベースが、前記音叉型圧電振動
片及び前記半導体集積回路素子を電気的に接続するため
の配線パターンを形成した、複数のセラミック薄板を積
層した多層構造であることを特徴とする請求項8乃至1
1のいずれかに記載のリアルタイムクロックモジュー
ル。 - 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれかに記載
のリアルタイムクロックモジュールを備えることを特徴
とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217068A JP2003032042A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | リアルタイムクロックモジュール及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001217068A JP2003032042A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | リアルタイムクロックモジュール及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003032042A true JP2003032042A (ja) | 2003-01-31 |
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ID=19051458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001217068A Withdrawn JP2003032042A (ja) | 2001-07-17 | 2001-07-17 | リアルタイムクロックモジュール及び電子機器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2003032042A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2001
- 2001-07-17 JP JP2001217068A patent/JP2003032042A/ja not_active Withdrawn
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