JP2006221865A - 有機el素子およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基板10上に、下部電極としての陽極20、有機EL材料からなる有機膜30、上部電極としての陰極40が積層されてなる複数個の発光画素50を有するとともに、基板10上にて各々の発光画素50の間に配置された絶縁膜60を有し、陽極20と陰極40との間に、順方向バイアス電圧および逆方向バイアス電圧を印加できるようになっている有機EL素子S1において、絶縁膜60と発光画素50との間の領域である発光画素50の外周に、順方向および逆方向のバイアス電圧を印加したとき電流が注入されない領域80が形成されている。
【選択図】 図2
Description
Ya=Vr/Dy … (1)
また、請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の有機EL素子において、前記電流が注入されない領域(80)の幅が、絶縁膜(60)の端部から8μm以上であることを特徴としている。それによれば、発光画素(50)間の短絡防止のためには好ましい。
図1は、本発明の実施形態に係る有機EL素子S1の概略平面図である。ここにおいて、この図1では、陽極20の外形および絶縁膜60のうち隔壁70の下に隠れている部分以外の外形は透過して示してあり、絶縁膜60には斜線ハッチングを施してある。また、図2は、図1中のC−C線に沿った概略断面図である。
Ya=Vr/Dy … (1)
ここで、両電極20、40間に順方向バイアス電圧を印加することにより、発光画素50における有機膜30が発光する、すなわち発光画素50が発光状態となる。一方、非発光の表示を得るには、発光画素50間のクロストークを防止するために両電極20、40間に逆方向バイアス電圧を印加する。
次に、本有機EL素子S1の製造方法について述べる。
次に、本実施形態の効果等についてまとめておく。
ガラス基板からなる基板10の上に、スパッタ法によりITO膜を形成し、これをフォトリソグラフ技術を用いてパターニングすることにより、150nm程度の厚さの透明電極としてストライプ状の陽極20を形成した。
本比較例1は、上記具体例1において、絶縁膜60の表面のRzを40nm以上とするための、絶縁膜60の表面に対して行うUVオゾン処理と酸素プラズマ処理との処理条件を弱くしたものであり、それ以外は、上記具体例1と同様に行った。
本具体例2は、セパレート領域80を形成するために、上記図3に示したような開口部形成用の隔壁91を形成することにより、発光画素50間に位置する陰極40の部分に、部分的に開口部90を設けたものである。
本具体例3では、陰極40まで形成された有機EL素子を上記封止部材としての封止缶を用いて封止する工程の前の処理と、当該封止工程について、以下のような変更を行ったこと以外は、上記具体例1と同様に行った。
なお、上記実施形態では、下方の基板10側から下部電極が陽極、上部電極が陰極であったが、これとは反対に、下部電極が陰極、上部電極が陽極であってる有機EL素子の構成を採用してもよい。
20…下部電極としての陽極、
30…有機膜、
40…上部電極としての陰極、
50…発光画素、
60…絶縁膜、
80…セパレート領域。
Claims (11)
- 基板(10)上に、下部電極(20)、有機EL材料からなる有機膜(30)、上部電極(40)が積層されてなる複数個の発光画素(50)を有するとともに、前記基板(10)上にて各々の前記発光画素(50)の間に配置された絶縁膜(60)を有し、
前記下部電極(20)と前記上部電極(40)との間に、順方向バイアス電圧および逆方向バイアス電圧を印加できるようになっている有機EL素子において、
前記絶縁膜(60)と前記発光画素(50)との間の領域である前記発光画素(50)の外周に、順方向および逆方向のバイアス電圧を印加したとき電流が注入されない領域(80)が形成されていることを特徴とする有機EL素子。 - 前記逆方向バイアス電圧を印加するときの電圧をVr、前記有機膜(30)の厚さをDyとしたとき、次の数式(1)
(数1)
Ya=Vr/Dy … (1)
にて表される電界強度Yaが1.5MV/cm以上となるように前記逆方向バイアス電圧を印加できるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の有機EL素子。 - 前記電流が注入されない領域(80)の幅が、前記絶縁膜(60)の端部から8μm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機EL素子。
- 前記絶縁膜(60)の表面の凹凸は、Rzが40nm以上のものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の有機EL素子。
- 前記発光画素(50)間に位置する前記上部電極(40)の部分に、部分的に開口部(90)が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の有機EL素子。
- 前記発光画素(50)は、1%以上の酸素を含有する封止ガスによって封止されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の有機EL素子。
- 前記上部電極(40)はAlを含有するものであって、その厚さが100nm以下であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の有機EL素子。
- 基板(10)上に、下部電極(20)、有機EL材料からなる有機膜(30)、上部電極(40)が積層されてなる複数個の発光画素(50)を有するとともに、前記基板(10)上にて各々の前記発光画素(50)の間に配置された絶縁膜(60)を有する有機EL素子を製造する製造方法において、
前記絶縁膜(60)を形成した後、前記絶縁膜(60)の表面に、UVオゾン処理もしくは酸素プラズマ処理を施すことにより、絶縁膜(60)の表面の凹凸を、Rzが40nm以上のものにすることを特徴とする有機EL素子の製造方法。 - 前記絶縁膜(60)を形成した後で且つ前記有機膜(30)を形成する前に、前記絶縁膜(60)の表面を、15分以上、UVオゾン処理することを特徴とする請求項8に記載の有機EL素子の製造方法。
- 前記絶縁膜(60)を形成した後で且つ前記有機膜(30)を形成する前に、前記絶縁膜(60)の表面を、0.35W/cm2以上のパワーで且つ酸素を含有するガスを導入した酸素プラズマ処理することを特徴とする請求項8に記載の有機EL素子の製造方法。
- 前記発光画素(50)を、1%以上の酸素を含有する封止ガスによって封止することを特徴とする請求項8ないし10のいずれか1つに記載の有機EL素子の製造方法。
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