JP2006220836A - 光学装置 - Google Patents

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Keisuke Mitani
圭輔 三谷
Shuichi Yoshinaka
秀一 吉中
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Abstract

【課題】 光変調素子と、開口を有する遮光板であるアパチャーとを有し、プロジェクタなどに備えられる光学ユニットにおいて、光変調素子から輻射されるノイズを抑制し、ノイズによる周辺回路の誤動作及び映像の乱れ等をなくすことができる光学装置を提供することにある。
【解決手段】 導電性を有するアパチャー10を、導電性を有するネジ30、30を介して筐体21に固定し、光変調デバイスであるDMD1をアパチャー10に当接させて配設し、DMD1がアパチャー10及びネジ30、30を介して筐体21と電気的に接続できるようにする。更に、筐体21を接地電位に固定しておくことで、DMD1のパッケージを接地電位に固定し、DMD1から輻射されるノイズを抑制する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、DMD(Digital Micromirror Device)又は液晶パネル等の光変調デバイス、レンズ又はプリズム等の光学部材及び開口部分が形成された遮光板等を有し、光変調デバイスにより変調された映像をスクリーンに投影するプロジェクタに備えられる光学装置に関する。
光源からの照射光を光変調する光変調デバイスを有し、光変調デバイスにより変調された映像をスクリーンに投影するプロジェクタが実用化されている。プロジェクタは液晶ディスプレイ又はPDP等の大型テレビジョンと比較して、低コストでの製造が可能であり、小型であるため可搬性に優れているという利点がある。特に近年ではDMDを利用したDLP(Digital Light Processing)システムが注目されている。
このプロジェクタにおいて、光源、光変調デバイス、レンズ及びプリズム等からなる光学系に、アパチャー(aperture)と呼ばれる開口部分が形成された遮光板が配される。アパチャーは、光源からの照射光のうちスクリーンに投影させたい映像に必要な光のみ開口部分を通過させ、必要のない光を遮光するために用いられる。
例えば、特許文献1においては、開口部の周縁に、開口面に対して所定の角度をもたせて反射部材を取り付け、光源からの照射光のうち不必要な光を遮光するとともに、反射した不必要な光が光変調デバイスに入射することがないように、光変調デバイスの入射領域外に反射することで、スクリーン上に投影する所望の映像以外の象を映し出すことのないアパチャーが提案されている。この場合、反射部材でより確実に不必要な光をレンズ又はプリズム等の入射領域外に反射することができるため、より美しい映像を投影することができる。
一方、プロジェクタに備えられた光変調デバイスは、スクリーン上に投影する映像の映像信号を基にした制御信号に応じて動作しており、投影する映像の画質を向上させるために、より高速な動作が求められる。しかし、光変調デバイスの動作を高速化させた場合には、光変調デバイスが周波数のより高い信号で制御され、動作するため、光変調デバイスから輻射されるノイズの量が増大するという問題がある。
図6は、プロジェクタにおける従来のDMD取付構造を示す模式断面図であり、図7は、従来のアパチャーの正面図であり、図8は、従来のアパチャーの裏面図である。図6において1はDMDであり、DMD1が略長方形状で金属製の遮光板であるアパチャー50上に載置されている。アパチャー50は、筐体61(一部のみ図示している)に形成された開口部61aを被い、開口部61aの周縁部と当接するように載置される。筐体61にアパチャー50を載置し、アパチャー50にDMD1を載置した状態で、DMDソケットと呼ばれる蓋体(図示せず)でDMD1を被い、蓋体をバネ(図示せず)によりDMD1に押しつけた状態で固定することで、DMD1及びアパチャー50を筐体61に固定している。この状態では、アパチャー50はバネの押圧力により若干湾曲した状態でDMD1を支持している。
アパチャー50の中心には、光源からの光を通過させるための、長方形状の開口部51が形成されている。また、アパチャー50の両方の長辺部分及び一方の短辺部分の中央には、矩形状の舌片52、52、52が形成されており、舌片52、52、52によりアパチャー50は筐体61に支持されている。アパチャー50の裏面は、舌片52、52、52を除く部分が黒色に塗装してあり、表面をDMD1側に配し、裏面を図示しない光源側となるように配することで、光源からの照射光の遮光効果を高めている。
また、筐体61の開口部61aは、アパチャー50の開口部51より大きく開けられており、開口部61aの周縁部にてアパチャー50の舌片52、52、52を支持する。筐体61は導電性を有する金属で製作されているが、表面が防錆処理してあるため、表面部分は導電性を有さない。このため、筐体61の開口部61aの縁の角部分において、湾曲したアパチャー50の舌片52、52、52と接触する接触部61bでは、防錆処理を剥離することで、アパチャー50及び筐体61を電気的に導通させ、アパチャー50に当接するDMD1及び筐体61を導通させる。筐体61を接地電位に接続することで、DMD1のパッケージをアパチャー50を介して接地電位に接続することができ、DMD1から輻射されるノイズを抑えることができる。また、DMD1のアパチャー50と当接する面の表面に、金メッキ処理を施したものもあり、この場合には更にノイズ抑制効果が大きい。
特開2002−131688号公報
しかしながら、従来の取付構造においてはアパチャー50と筐体61との電気的な導通部分が、筐体61の開口部61aの縁の角部分のみであるため、アパチャー50の湾曲具合及び防錆処理の剥離具合等によっては、電気的な導通が不十分となり、DMD1のパッケージから輻射されるノイズを十分に抑制することができないという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、プロジェクタなどに備えられる光学装置において、遮光板であるアパチャーを、導電性を有する固定部材を用いて、アパチャーを支持する筐体に固定することで、光変調デバイスを固定部材及びアパチャーを介して筐体と電気的に接続し、光変調デバイスから輻射されるノイズを抑制することができる光学装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、アパチャーを固定するための固定部材をネジとし、筐体にネジ穴を形成して、アパチャーに形成した挿通孔にネジを挿通して筐体に固定することで、簡単にアパチャーを固定することができ、確実にアパチャーと筐体とを電気的に接続することができる光学装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、アパチャーと筐体との電気的な接続を固定部材を介して行うことで、従来のアパチャーでは電気的な接続を確保するために塗装を行うことができなかった筐体との当接部分を塗装することができ、塗装工程で非塗装領域のマスキングをする必要がなく、塗装工程を簡略化できる光学装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、アパチャーの筐体と当接する側の面に、光源からの照射光の反射を防止するための塗装を行うことで、スクリーンに投影する映像に不必要な光を確実に遮光することができる光学装置を提供することにある。
また本発明の他の目的とするところは、光変調デバイスと対向する位置に配設されたレンズ又はプリズム等の光学部材とアパチャーとにそれぞれ当接し、光変調デバイス及び光学部材の間の空間を包囲して閉塞する閉塞部材を用いて、光変調デバイス及び光学部材の間の光路における防塵性を高めることができる光学装置を提供することにある。
本発明に係る光学装置は、導電性を有する遮光板と、開口を有し、該開口を被うように前記開口の周縁部に前記遮光板を当接させて前記遮光板を支持する支持体と、前記遮光板を介して前記支持体に支持される光変調デバイスとを備える光学装置において、前記遮光板は、導電性を有する固定部材で前記支持体に固定してあり、前記固定部材を介して前記支持体と電気的に接続するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、導電性を有するアパチャーを、導電性を有する固定部材を介して、アパチャーを支持する筐体に固定し、光変調デバイスをアパチャーに当接させて配設して、光変調デバイスがアパチャー及び固定部材を介して筐体と電気的に接続できるようにする。更に、筐体を接地電位に固定しておくことで、光変調デバイスのパッケージを接地電位に固定し、光変調デバイスから輻射されるノイズを抑制する。
また本発明に係る光学装置は、前記固定部材がネジであり、前記遮光板には前記ネジの軸部が挿通する挿通孔が形成してあり、前記支持体には前記ネジと螺合するネジ穴が形成してあることを特徴とする。
この発明においては、アパチャーと筐体とを固定するための固定部材として導電性を有するネジを用い、アパチャーにはネジの軸部が挿通するための挿通孔を形成し、筐体にはネジ穴を形成し、ネジにより簡単にアパチャーと筐体とを固定し、アパチャーと筐体とを強固に電気的に接続する。
また本発明に係る光学装置は、前記遮光板が、前記固定部材により固定される箇所の、前記支持体との当接部分が塗装してあることを特徴とする。
この発明においては、従来のアパチャーでは筐体との電気的接続を確保するために塗装できなかった筐体との当接部分に塗装を行い、塗装工程でのマスキングを廃し、塗装工程を簡略化する。
また本発明に係る光学装置は、前記遮光板が、前記支持体と当接する側の面の一部又は全部に、光の反射を防ぐ塗装がしてあることを特徴とする。
この発明においては、アパチャーの筐体と当接する側の一面に、例えば黒色の塗装を施し、光源からの照射光の反射を防止し、スクリーンに投影する映像に不必要な光を遮光する遮光効果を高める。
また本発明に係る光学装置は、前記遮光板には光を通過させるための貫通孔が形成してあり、前記支持体の前記開口及び前記遮光板の前記貫通孔を間にして、前記光変調デバイスと対向して配設される光学部材と、前記遮光板及び前記光学部材にそれぞれ当接し、前記光変調デバイス及び前記光学部材の間の空間を包囲して閉塞する閉塞部材とを備えることを特徴とする。
この発明においては、閉塞部材として例えば筒状の緩衝材を用い、閉塞部材の一端をアパチャーに当接させ、他端をレンズ又はプリズム等の光学部材に当接させて、光変調デバイスと光学部材の間の空間を閉塞し、防塵性を高める。
本発明による場合は、導電性を有する固定部材を用いてアパチャーを筐体に固定し、固定部材を介してアパチャー及び筐体を電気的に接続することで、筐体に固定したときのアパチャーの湾曲具合及び筐体の防錆処理の剥離具合等に影響されることなく、光変調デバイスを固定部材及びアパチャーを介して接地電位に固定された筐体と電気的に接続することができるため、光変調デバイスから輻射されるノイズを抑制することができ、ノイズによる周辺回路の誤動作及び映像の乱れ等をなくすことができる。
また、本発明による場合は、アパチャーを固定するための固定部材をネジとし、筐体にネジ穴を形成し、アパチャーに形成した挿通孔にネジを挿通して筐体に固定する構成とすることで、アパチャーを簡単に強固に筐体と固定することができ、また、アパチャーと筐体との電気的接続を強固にすることができるため、より確実に光変調デバイスを接地電位に固定でき、より確実に光変調デバイスから輻射されるノイズを抑制することができる。
また、本発明による場合は、アパチャーと筐体との電気的な接続を固定部材を介して行い、従来のアパチャーにおいて電気的な接続を確保するために塗装を行うことができなかった筐体との当接部分に塗装を行うことで、塗装工程で必要であった非塗装領域のマスキングを廃することができるため、塗装工程を簡略化することができる。
また、本発明による場合は、アパチャーの筐体と当接する側の面に、光源からの照射光の反射を防止するための塗装を行うことで、スクリーンに投影する映像に不必要な光を確実に遮光することができるため、投影する映像を高品質なものにすることができる。
また、本発明による場合は、光変調デバイスとレンズ又はプリズム等の光学部材との間の空間を閉塞部材により包囲して閉塞することで、光変調デバイスと光学部材との間の光路における防塵性を高めることができるため、より高品質な映像をスクリーンに投影することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1は、本発明に係るプロジェクタの構成を示す模式図である。図において1はDMDであり、DMD1はCMOS半導体上に数十万〜数百万個の微小な可動ミラーを敷き詰めたもので、ミラーを略+10度又は略−10度の2種類の傾斜状態の間をスイッチングさせ、光源2からの光をミラーにあて、ミラーに反射した光をレンズを通して投射することにより、光をディジタル変調する。
光源2から発せられる光は、放物面鏡であるリフレクタ3によって反射されて平行光となる。この平行光の出射先にはレンズ4が配設してあり、平行光はレンズ4によってカラーホイール5へ集光される。カラーホイール5は、赤色、緑色及び青色の光をそれぞれ透過する扇状のカラーフィルタを3つ等配した円盤であり、中心には図示しないモータの回転軸が接続されている。モータによりカラーホイール5を回転させることで、レンズ4からの光を、一定の期間に例えば赤色、緑色そして青色の順番に表示するようにして、光の3原色に分離することができる。
カラーホイール5にて3原色に分離された光は、ロッドインテグレータ6へ入射する。ロッドインテグレータ6は、入射した光を内部で多重反射させることで照度分布を平均化して出射する。ロッドインテグレータ6と並んでリレー用のレンズ7が配設してあり、ロッドインテグレータ6から出射した光はレンズ7によってプリズム40に入射する。プリズム40を間にしてレンズ7と対向する位置にはミラー8が配設してあり、レンズ7からの光はプリズム40を通してミラー8を照射する。ミラー8は照射された光を反射してプリズム40に入射させ、入射した光はプリズム40によりDMD1へ導かれる。このとき、プリズム40とDMD1との間に配設されたアパチャー10により、プリズム40から出射された光のうちスクリーン100に投影させたい映像に必要な光のみを通過させてDMD1に照射させる。
DMD1に照射された光は、DMD1に備えられた数十万個〜数百万個のミラーにより、投影する映像の映像信号に基づいて選択的に反射され、選択された一方の反射光が、プリズム40を間にしてDMD1と対向する位置に配設された投射用のレンズ9へ導かれ、レンズ9により拡大された映像がスクリーン100へ投影される。
図2は、本発明に係るプロジェクタのDMD取付構造を示す断面模式図であり、図3は、本発明に係るアパチャーを筐体に固定した状態を示す斜視図である。また、図4は、本発明に係るアパチャーの正面図であり、図5は、本発明に係るアパチャーの裏面図である。
プロジェクタに備えられる光学装置の筐体21は、光変調素子であるDMD1を配設するための空間と、レンズ、プリズム及びミラー等を配設するための空間とを壁を隔てて備えており、2つの空間を隔てる壁に開口部21aを形成し、開口部21aを通してプリズム40からDMD1へ光を照射するようにしてある。
光変調デバイスであるDMD1は、導電性を有する遮光板であるアパチャー10上に載置されている。アパチャー10には略中央に長方形状の開口部11が形成してあり、DMD1は開口部11を被うように開口部11の周縁部に当接して配設される。DMD1のパッケージは、パッケージとアパチャー10との当接部分及びその近傍に金メッキ処理が施されており、アパチャー10と電気的に接続し易くしてある。
アパチャー10は、略長方形状の板状部材であり、厚さが0.10mm〜0.15mm程度の導電性を有する金属製である。アパチャー10の略中央には長方形状の開口部11が形成され、対向する2つの角部分には略矩形状の舌片12、12が形成されており、舌片12、12の形成されていない側の角部分は角を落としてある。また、舌片12、12には挿通孔13、13がそれぞれ穿設してあり、後述のネジ30の軸部分が挿通できるようにしてある。アパチャー10の一方の面(表面)にはDMD1が載置されて電気的に接続され、他方の面(裏面)には光の反射を防止するための黒色塗装が全面に施され、光源2からの照射光の遮光効果を高めている。
アパチャー10は、筐体21に形成された開口部21aを被い、舌片12、12を開口部21aの周縁部と当接させた状態で、ネジ30、30を挿通孔13、13を挿通させて筐体21に形成されたネジ穴21b、21bに螺合させて、筐体21に固定してある。
筐体21は導電性を有する金属、例えばアルミニウムなどで作成されているが、表面が防錆処理してあるため、表面部分は導電性を有さず、また、アパチャー10の筐体21との当接部分には光の反射を防止するための塗装が施してあるため、アパチャー10及び筐体21は、図6に示した従来構造のように、互いの当接部分で電気的に接続されない。これに代えて、導電性を有するネジ30、30を用いて、アパチャー10に穿設された挿通孔13、13を挿通し、筐体21に形成されたネジ穴21b、21bに螺合して固定することで、ネジ30、30を介してアパチャー10及び筐体21を電気的に接続する。ネジ30、30の頭部分が接するアパチャー10の表面は反射防止用の塗装が施されておらず、また、筐体21のネジ穴21b、21bの内周の側面部分は防錆処理をしていないため、これらを電気的に接続することが可能である。
DMD1をアパチャー10に当接させて載置し、アパチャー10を筐体21にネジ30、30を用いて固定した状態で、筐体21を接地電位に接続することで、DMD1はアパチャー10、ネジ30、30及び筐体21を介して接地電位に接続されるため、DMD1の高速動作に伴ってDMD1のパッケージから外部へ輻射されるノイズを抑制することができる。
また、図8に示した従来のアパチャー50の裏面は、筐体61との電気的接続を確保するために、舌片52、52、52には光の反射防止用の塗装を施すことができず、塗装工程において舌片52、52、52をマスキングしてから塗装を行わなければならなかったが、本発明のアパチャー10はネジ30、30を介して筐体21と電気的に接続するため、アパチャー10の裏面をマスキングする必要がなく、裏面の全てに光の反射防止用の塗装を施すことができるため、塗装工程を簡略化することができる。
また、DMD1の固定は、筐体21にアパチャー10を固定し、アパチャー10にDMD1を載置した状態で、DMDソケット(図示せず)と呼ばれる蓋体でDMD1を被い、DMDソケットをバネによりDMD1に押しつけることで行っている。DMDソケットを押圧するバネは、DMD1が配設される筐体21の空間を密閉するための外蓋(図示せず)とDMDソケットとの間に配され、外蓋はDMD1が配設される空間の周壁21cに形成された外蓋取付部21d、21d…のネジ穴にネジ止めされて固定してある。この状態では、アパチャー10はバネの押圧力により若干湾曲した状態でDMD1を支持しており、DMD1がアパチャー10が湾曲しすぎないように、DMD1の端部の3カ所で筐体21の一部分であるDMD支持部21e、21e、21eによってもDMD1は支持されている。
また、筐体21の開口部21aを挟んでDMD1及びアパチャー10と対向する位置には、プリズム40が配設してあり、アパチャー10及びプリズム40の間には、四角筒形の閉塞部材35が配設してある。閉塞部材35は、アパチャー10の開口部11より大きく、筐体21の開口部21aより小さい長方形の断面を有しており、閉塞部材35が筐体21の開口部21aを挿通した状態で、閉塞部材35の一端をアパチャー10の裏面に当接させ、他端をプリズムの表面に当接させ、DMD1及びアパチャー10とプリズム40と閉塞部材35とで囲まれた空間を外部と遮断して密閉している。また、閉塞部材35は弾性のクッション材であり、例えばシリコンフォームなどで製造する。
閉塞部材35を用いることにより、DMD1及びプリズム40の間の空間を簡単に密閉することができ、この空間に塵埃が入ることを防ぐことができるため、塵埃による影がスクリーン100上に投射される虞をなくすことができ、投射される映像の品質を高品質に保つことができる。また、閉塞部材35はクッション材であるので、プリズム40の表面を傷つける虞はない。
以上の構成によりDMD1を筐体21に配設することで、DMD1を筐体21内で確実に固定することができ、アパチャー10の開口部11から照射された光を反射して、投影用のレンズ9からスクリーン100上に映像を投影することができる。また、DMD1の動作に伴いパッケージから外部へ輻射されるノイズは、DMD1のパッケージをアパチャー10、ネジ30、30及び筐体21を介して接地電位に接続することで抑えることができる。
なお、本実施の形態においては、光変調デバイスとしてDMDを用いる構成を示したが、これに限らず、液晶パネルを用いてもよい。また、光変調デバイスを1つ備えてカラーホイールにより赤色、緑色及び青色を分割する構成を示したが、これに限らず、各色用に光変調デバイスを3つ備える構成でもよい。また、図1に示したプロジェクタの構成も一例であってこれに限るものではなく、レンズ、プリズム及びミラー等の配置が異なるものであってもよく、更には、プロジェクタ以外の機器であっても、光変調素子をアパチャーに当接させて配設する場合には同様の構成を適用することができる。また、アパチャーの裏面を光の反射を防止するために塗装する構成としたが、必ずしも塗装する必要はない。また、閉塞部材35も必ずしも必要ではなく、塵埃が光変調素子とレンズ又はプリズムとの間の航路上に入ることを他の方法で防止してもよい。また、筐体に開口を形成し、アパチャーを筐体に直接固定する構成を示したが、これに限らず、アパチャーを支持して固定するための支持体を別に用意し、支持体を筐体に更に固定する構成でもよい。この場合は、支持体を接地電位に接続する、又は接地電位に接続された筐体と支持体が電気的に接続できるようにすることで、光変調素子から輻射されるノイズを抑制する。
本発明に係るプロジェクタの構成を示す模式図である。 本発明に係るプロジェクタのDMD取付構造を示す断面模式図である。 本発明に係るアパチャーを筐体に固定した状態を示す斜視図である。 本発明に係るアパチャーの正面図である。 本発明に係るアパチャーの裏面図である。 プロジェクタにおける従来のDMD取付構造を示す模式断面図である。 従来のアパチャーの正面図である。 従来のアパチャーの裏面図である。
符号の説明
1 DMD(光変調素子)
10 アパチャー(遮光板)
11 開口部(貫通孔)
12 舌片
13 挿通孔
21 筐体(支持体)
21a 開口部(開口)
21b ネジ穴
30 ネジ
35 閉塞部材
40 プリズム(光学部材)

Claims (5)

  1. 導電性を有する遮光板と、開口を有し、該開口を被うように前記開口の周縁部に前記遮光板を当接させて前記遮光板を支持する支持体と、前記遮光板を介して前記支持体に支持される光変調デバイスとを備える光学装置において、
    前記遮光板は、導電性を有する固定部材で前記支持体に固定してあり、前記固定部材を介して前記支持体と電気的に接続するようにしてあることを特徴とする光学装置。
  2. 前記固定部材はネジであり、
    前記遮光板には前記ネジの軸部が挿通する挿通孔が形成してあり、
    前記支持体には前記ネジと螺合するネジ穴が形成してある請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記遮光板は、前記固定部材により固定される箇所の、前記支持体との当接部分が塗装してある請求項1又は請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記遮光板は、前記支持体と当接する側の面の一部又は全部に、光の反射を防ぐ塗装がしてある請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の光学装置。
  5. 前記遮光板には光を通過させるための貫通孔が形成してあり、
    前記支持体の前記開口及び前記遮光板の前記貫通孔を間にして、前記光変調デバイスと対向して配設される光学部材と、
    前記遮光板及び前記光学部材にそれぞれ当接し、前記光変調デバイス及び前記光学部材の間の空間を包囲して閉塞する閉塞部材とを備える請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の光学装置。
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