JP2006220223A - 油圧式チェーンテンショナ - Google Patents

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    • F16H7/00Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
    • F16H7/08Means for varying tension of belts, ropes, or chains
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    • F16H2007/0855Ratchets comprising a clip member engaging with the rack teeth

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Abstract

【課題】シリンダの外部からプランジャの初期セットを解除することができる油圧式チェーンテンショナを提供する。
【解決手段】ハウジング11内にプランジャ14とリターンスプリング15とを組込む。プランジャ14の後端部外周にセット溝23、ハウジング11の内周にリング溝24、リング溝24を横切るピン孔26とを設け、リング溝24内にロックリング25を組込む。ピン孔26内にセットピン27を挿入し、保持部30によりロックリング25を径方向内方に弾性変形させ、そのロックリング25の一部とセット溝23のプランジャ後端側の側面23aとの係合によりプランジャ14の外方向への移動を阻止してプランジャ14の初期セットを維持し、セットピン27の回転により保持部30から周方向に位置ずれする溝状の保持解除部31をロックリング25に対向し、ロックリング25の形状復元によりプランジャ14の初期セットを解除する。
【選択図】図2

Description

この発明は、カム軸駆動用のチェーンの張力を一定に保持する油圧式チェーンテンショナに関するものである。
一般に、クランク軸の回転をカム軸に伝達するチェーン伝動装置においては、チェーンの弛み側にチェーンテンショナを設け、そのチェーンテンショナの調整力をチェーンに付与してチェーン張力を一定に保つようにしている。
そのチェーンテンショナとして特許文献1および特許文献2に記載されたものが従来から知られている。この特許文献1および2に記載されたチェーンテンショナは、特に二輪車用に採用される。二輪車用のエンジンでは、空冷のため、シリンダには空冷用のフィンが設けられるという理由から、カム軸を駆動するチェーンは四輪車用エンジンと異なり、シリンダの中央に配置されている場合が多い。そのため、チェーンテンショナもシリンダの中央に配置される。
そのような理由から、チェーンテンショナの取付け後、シリンダの外部からそのチェーンテンショナの初期セットを解除する方法がとられている。
ここで、特許文献1に記載されたチェーンテンショナにおいては、テンショナ本体のプランジャ室にプランジャとリターンスプリングを組込み、上記プランジャ室の閉塞端にリターンスプリングの内径より小径のボルト挿通孔を設け、そのボルト挿通孔からリターンスプリング内に挿通されたボルトの一端にプランジャ閉塞端との間でリターンスプリングを挾圧するばね受を設け、上記ボルト挿通孔から外部に位置するボルトの他端に上記ばね受がリターンスプリングを圧縮状態と開放状態とに変位させるばね受ロック部材を取付け、そのばね受ロック部材の操作によりばね受を開放状態とし、リターンスプリングの押圧によりプランジャを外方向に移動させてセット状態としている。
一方、特許文献2の従来例に記載されたチェーンテンショナにおいては、プッシュロッドが摺動自在に組込まれたテンショナ本体をシリンダにボルト止めしたのち、そのテンショナ本体の後部から内部にリターンスプリングを組込み、上記テンショナ本体にねじ係合されるキャップの取付けによりリターンスプリングを収縮させ、そのリターンスプリングの押圧によりプッシュロッドを外方向に移動させてセット状態としている。
実開昭58−6034号公報 実用新案登録第2569258号公報
ところで、特許文献1および特許文献2に記載されたチェーンテンショナはいずれも機械式のチェーンテンショナであるため、シリンダに対する取付け後においてチェーンテンショナの初期セットを解除することができるが、チェックバルブを有する油圧式チェーンテンショナの場合、テンショナ本体の後端部にプランジャ背部の圧力室に連通する給油通路を設け、その給油通路の油出口にチェックバルブを設け、上記給油通路から圧力室内に供給される作動油によってプランジャに負荷される押し込み力を緩衝する構成であるため、特許文献1および2に示されるようなプランジャの初期セットの解除手段を採用することができず、プランジャの初期セットをシリンダの外部から解除することができるようにした油圧式チェーンテンショナは未だ提案されていない。
この発明の課題は、シリンダの外部からプランジャの初期セットを簡単に解除することができるようにした油圧式チェーンテンショナを提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、閉塞端を有する筒状のハウジング内にプランジャと、そのプランジャに外方向への突出性を付与するリターンスプリングとを組込み、ハウジングの閉塞端部には前記プランジャの背部に形成された圧力室に連通する給油通路を設け、その給油通路から圧力室に供給される作動油によってプランジャに負荷される押し込み力を緩衝するようにした油圧式チェーンテンショナにおいて、前記プランジャのハウジング内に位置する後端部の外周に環状のセット溝を設け、前記ハウジングの内周にはプランジャの押し込み状態で前記セット溝と対向するリング溝を設け、そのリング溝内に弾性変形可能なロックリングを縮径した状態で組込み、前記ハウジングには後端面から軸方向に延びて前記リング溝の一部を横切るピン孔を設け、そのピン孔内に挿入したセットピンの外周にはロックリングの一部がセット溝に嵌る弾性変形状態にロックリングを保持する保持部を設けた構成を採用したのである。
ここで、ロックリングとして、周方向の一部に切り離し部を有するC形リングを採用することができる。
上記の構成から成る油圧式チェーンテンショナにおいて、セットピンの保持部によってロックリングの一部がハウジング内に押し込まれたプランジャのセット溝内に嵌る弾性変形状態に保持することにより、そのロックリングの一部とセット溝のプランジャ後端側の側面との係合によりプランジャの外方向への移動を防止することができ、プランジャをハウジング内に押し込んだ初期セット状態とすることができる。
プランジャの初期セット状態でシリンダに形成されたテンショナ取付孔にハウジングを挿入し、そのハウジングの固定後、シリンダの外部からセットピンを操作してロックリングの一部の保持を解除すると、ロックリングの一部が形状復元して係合解除状態となり、リターンスプリングの押圧によりプランジャが外方に移動し、油圧式チェーンテンショナをセット状態とすることができる。
ここで、セットピンは回転自在の支持であってもよく、あるいは抜き差し自在の支持であってもよい。セットピンを回転自在に支持する場合は、保持部から周方向にずれた位置にロックリングの一部が嵌合可能な溝状の保持解除部を設け、上記セットピンの回転により上記保持解除部をロックリングの一部に対向させてロックリングの保持を解除する。
一方、セットピンが抜き差し自在の支持の場合、そのセットピンの引き抜きによってロックリングの保持を解除する。
ここで、セットピンの先端部にテーパ状の加圧部を設けると、ピン孔に対するセットピンの挿入時に、上記加圧部によってロックリングの一部を径方向内方に弾性変形させることができる。
また、セットピンのハウジング外部に位置する後端部を折曲げて操作片を設けると、セットピンの回転操作や抜き差しを容易に行なうことができる。
さらに、操作片を有するセットピンを回転自在に支持する場合において、ハウジングの端面にプランジャの初期セットおよびセット解除を表示するマークを設け、上記初期セットマークに前記操作片を位置合わせすることによってセットピンの保持部がロックリングの一部に対向し、セット解除マークに操作片を位置合わせすることによってセットピンの保持解除部がロックリングの一部に対向するようにしておくことにより、プランジャが初期セット状態にあるかチェーンを押圧するセット状態にあるのかを外部から容易に判別することができると共に、プランジャの初期セットを解除する際にセットピンが誤操作されるのを防止することができる。
上記のように、セットピンにロックリングの一部を径方向内方に弾性変形させると共に、その変形状態に保持する保持部を設けたことにより、上記ロックリングの一部とプランジャの後端部外周に設けられたセット溝のプランジャ後端側の側面の係合によってプランジャがハウジング内に押し込まれた初期セット状態に保持することができ、シリンダに対して油圧式チェーンテンショナを簡単に組付けることができる。
また、セットピンをシリンダ外部から操作することによってロックリングの一部の保持を解除することができ、その保持解除によってロックリングとセット溝の側面との係合を解除することができるため、シリンダの外部からプランジャの初期セットを簡単に解除することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、エンジンのシリンダ1にはテンショナ取付孔2が形成され、そのテンショナ取付孔2に油圧式チェーンテンショナ10が組込まれている。油圧式チェーンテンショナ10はシリンダ1内に設けられた揺動可能なチェーンガイド3に調整力を負荷し、上記チェーンガイド3を介して図示省略したチェーンを押圧するようになっている。
油圧式チェーンテンショナ10は、シリンダ1の外部からテンショナ取付孔2に挿入されるハウジング11を有している。ハウジング11は閉塞端を有する筒状をなし、その後端部の外周にはフランジ12が設けられている。フランジ12はシリンダ1の外周に衝合され、上記シリンダ1にねじ込まれるボルト13の締付けによって固定される。
ハウジング11の内部には摺動可能なプランジャ14と、リターンスプリング15とが組込まれ、上記リターンスプリング15によってプランジャ14は外方向に向けて付勢されている。
また、ハウジング11の閉塞端部には、シリンダ1に形成された通油孔4とプランジャ14の背部に形成された圧力室16とを連通する給油通路17が形成され、その給油通路17の油出口に圧力室16内の作動油が給油通路17を逆流するのを防止するチェックバルブ18が設けられている。
ハウジング11の開口端部の内周にはリング収容溝19が形成され、そのリング収容溝19内にレジスタリング20が収容されている。レジスタリング20はリング部20aと、そのリング部20aの拡径操作用の操作部20bとを有し、上記操作部20bはハウジング11の先端部に設けられた切欠部21から外部に臨んでいる。
プランジャ14の外周には、複数の係合溝22が軸方向に等間隔に設けられている。また、複数の係合溝22からプランジャ後端側に片寄った位置に環状のセット溝23が形成されている。
図8に示すように、複数の係合溝22のそれぞれ内周にはプランジャ先端側を小径端とするテーパ面22aと、そのテーパ面22aの小径端に連続する係合面22bとが形成され、上記テーパ面22aはリターンスプリング15の押圧によるプランジャ14の移動時にレジスタリング20のリング部20aを拡径させるようになっている。
係合面22bはプランジャ14に押し込み力が負荷されると、図9に示すようにレジスタリング20のリング部20aに係合すると共に、リング部20aはリング収容溝19の後側の第1ストッパ面19aに係合する。その係合によってプランジャ14は後退動するのが防止される。
ここで、レジスタリング20のリング部20aはプランジャ14がリターンスプリング15の押圧により外方向に大きく移動した際、図10に示すように、リング収容溝19の前側の第2ストッパ面19bに係合すると共に、セット溝23のプランジャ後端側の側面23aに係合する。その係合によってプランジャ14は抜け止めされる。
図1に示すように、ハウジング11の閉塞端部の内周にはリング溝24が形成され、そのリング溝24内にロックリング25が組込まれている。図4に示すように、ロックリング25は周方向の一部が切り離されたC形リングから成っている。このロックリング25は径方向に弾性変形可能とされ、縮径された状態でリング溝24内に組込まれてリング溝24の内周面と弾性接触している。その組込み状態における内径はプランジャ14の外径より大きく、プランジャ14の後退動を阻止することのないようにされている。
また、ハウジング11には後端面から軸方向に延びて上記リング溝24の一部を横切るピン孔26が形成され、そのピン孔26内にセットピン27が挿入されている。
ピン孔26の開口端部には段付きの凹部26aが形成され、その凹部26a内にOリング28と、そのOリング28を抜け止めするリング状のシール押え29が組込まれている。Oリング28はセットピン27の外周および凹部26aの内周に弾性接触して圧力室16内の作動油がリング溝24およびピン孔26から外部に漏洩するのを防止している。
セットピン27には、その軸心を中心とする回転時にロックリング25の一部を径方向内方に弾性変形させてハウジング11の内径面より内方に突出させると共に、その弾性変形状態に保持する保持部30と、ロックリング25の一部が嵌合可能な溝状の保持解除部31とが周方向に位置をずらして設けられている。
また、セットピン27のハウジング11外部に位置する後端部には折曲げによって操作片32が設けられている。
図5に示すように、ハウジング11の後端面には初期セットマーク33とセット解除マーク34とがセットピン27を中心とする一つの円上に間隔をおいて設けられ、初期セットマーク33にセットピン27の操作片32を位置合わせすると、セットピン27の保持部30がロックリング25の一部に対向し、セット解除マーク34に操作片32を位置合わせすると保持解除部31がロックリング25の一部と対向するようになっている。
実施の形態で示す油圧式チェーンテンショナは上記の構造から成り、その油圧式チェーンテンショナの組付けに際しては、油圧式チェーンテンショナのプランジャ14をハウジング11内に押し込んだ初期セット状態で組付け作業を行ない、組付け作業後にプランジャ14の初期セットを解除する。
初期セットする場合、ハウジング11内にプランジャ14を押し込み、セット溝23がリング溝24に対向する状態で操作片32を回転し、その操作片32を初期セットマーク33に位置合わせすると、セットピン27の保持部30がロックリング25の一部を径方向内方に押圧し、その押圧によりロックリング25の一部が内方に弾性変形してセット溝23に嵌合すると共に、嵌合状態に保持される。
そこで、プランジャ14の押し込みを解除すると、リターンスプリング15の押圧によりプランジャ14が外方向に移動し、図3および図4に示すように、セット溝23のプランジャ後端側の側面23aがロックリング25の一部に係合することになり、図2および図3に示すように、油圧式チェーンテンショナ10はプランジャ14が押し込まれた初期セット状態とされる。
プランジャ14の初期セット状態において、シリンダ1の外部からテンショナ取付孔2にハウジング11を挿入し、フランジ12がシリンダ1の外周に当接する状態でシリンダ1にボルト13をねじ込んで締付けることによりハウジング11が固定される。
ハウジング11の固定後、セットピン27の操作片32を回転して図7に示すようにセット解除マーク34に位置合わせすると、溝状の保持解除部31がロックリング25の一部に対向し、ロックリング25は自己の復元弾性により形状復元して図6に示すように、ロックリング25の一部が保持解除部31に嵌り込み、ロックリング25の一部とセット溝23の側面の係合が解除される。その係合解除により、リターンスプリング15の押圧によってプランジャ14が外方に移動し、図1に示すように、チェーンガイド3を押圧するセット状態とされる。
このように、セットピン27の保持部30によってロックリング25の一部を径方向内方に弾性変形させることにより、そのロックリング25の一部とセット溝23のプランジャ後端側の側面23aとの係合によってプランジャ14を押し込んだ初期セット状態に保持することができるため、シリンダ1に対して油圧式チェーンテンショナ10を簡単に組付けることができる。
また、セットピン27の操作片32を回動することにより、ロックリング25の一部の保持を解除することができ、その保持解除によってロックリング25の一部とセット溝23の側面23aとの係合が解除してプランジャ14が外方向に移動するため、プランジャ14の初期セットをシリンダ1の外部から簡単に解除することができる。
図11乃至図14は、この発明に係る油圧式チェーンテンショナの他の例を示している。この例では、セットピン27を抜き差し自在に支持し、そのセットピン27のロックリング25と対向する位置に、そのロックリング25の一部を径方向内方に弾性変形させると共にその変形状態に保持する保持部30を設け、上記セットピン27の先端部にテーパ状の加圧部35を設けている。
また、ハウジング11の後端面に位置合わせマーク36を設け、その位置合わせマーク36にセットピン27の操作片32を位置合わせしてピン孔26にセットピン27を差し込むことにより、ロックリング25の一部が加圧部35で押圧されるようにしている。
さらに、ピン孔26の開口端部にねじ孔26bを形成し、そのねじ孔26bにねじ係合可能な栓体37を用意している。
他の構成は図1乃至図3に示す油圧式チェーンテンショナと同一であるため、同一部品には同一の符号を付して説明を省略する。
上記のように、セットピン27に保持部30とテーパ状の加圧部35とを設けたことにより、プランジャ14を押し込んでセット溝23をロックリング25に対向し、位置合わせマーク36に操作片32を位置合わせしてピン孔26にセットピン27を挿入することにより、加圧部35によってロックリング25の一部を径方向内方に弾性変形させることができると共に、保持部30によって変形状態に保持することができる。このため、プランジャ14を簡単に初期セットすることができる。
図11および図12はプランジャ14の初期セットを示し、その状態でセットピン27を引き抜くと、ロックリング25は自己の復元弾性により形状復元して係合解除状態となり、リターンスプリング15の押圧によりプランジャ14が外方向に移動して、図14に示すように、チェーンガイド3を押圧するセット状態となる。このため、プランジャ14の初期セットを簡単に解除することができる。
なお、図12では、セットピン27の先端部にテーパ面から成る加圧部35を設けたが、円錐形のテーパ状加圧部を設けるようにしてもよい。この場合、セットピン27の差し込み時、操作片32の向きがどのような向きであっても加圧部35でロックリング25の一部を径方向内方に弾性変形させることができ、図13に示す位置合わせマーク36を不要とすることができる。上記の加圧部35は図1に示すセットピン27にも設けるようにしてもよい。
この発明に係る油圧式チェーンテンショナのセット状態を示す縦断正面図 図1に示す油圧式チェーンテンショナの初期セット状態を示す縦断正面図 図2の一部分を示す拡大断面図 図2のIV−IV線に沿った断面図 図2の左側面図 図1のVI−VI線に沿った断面図 図1の左側面図 図1のレジスタリング部を拡大して示す断面図 プランジャの後退動の規制状態を示す断面図 プランジャの抜け止め状態を示す断面図 この発明に係る油圧式チェーンテンショナの他の例を示す一部切欠正面図 図11の一部分を示す拡大断面図 図11の左側面図 図11に示す油圧式チェーンテンショナのセット状態を示す一部切欠正面図
符号の説明
11 ハウジング
14 プランジャ
15 リターンスプリング
16 圧力室
17 給油通路
23 セット溝
24 リング溝
25 ロックリング
26 ピン孔
27 セットピン
30 保持部
31 保持解除部
32 操作片
33 初期セットマーク
34 セット解除マーク
35 加圧部

Claims (6)

  1. 閉塞端を有する筒状のハウジング内にプランジャと、そのプランジャに外方向への突出性を付与するリターンスプリングとを組込み、ハウジングの閉塞端部には前記プランジャの背部に形成された圧力室に連通する給油通路を設け、その給油通路から圧力室に供給される作動油によってプランジャに負荷される押し込み力を緩衝するようにした油圧式チェーンテンショナにおいて、前記プランジャのハウジング内に位置する後端部の外周に環状のセット溝を設け、前記ハウジングの内周にはプランジャの押し込み状態で前記セット溝と対向するリング溝を設け、そのリング溝内に弾性変形可能なロックリングを縮径した状態で組込み、前記ハウジングには後端面から軸方向に延びて前記リング溝の一部を横切るピン孔を設け、そのピン孔内に挿入したセットピンの外周にはロックリングの一部がセット溝に嵌る弾性変形状態にロックリングを保持する保持部を設けたことを特徴とする油圧式チェーンテンショナ。
  2. 前記ロックリングが周方向一部に切り離し部を有するC形リングから成る請求項1に記載の油圧式チェーンテンショナ。
  3. 前記セットピンを回転自在とし、そのセットピンには保持部から周方向にずれた位置にロックリングの一部が嵌合可能な溝状の保持解除部を設けた請求項1又は2に記載の油圧式チェーンテンショナ。
  4. 前記セットピンのハウジング外部に位置する後端部に操作片を設けた請求項1乃至3のいずれかに記載の油圧式チェーンテンショナ。
  5. 前記ハウジングの端面にプランジャの初期セットおよびセット解除を表示するマークを設け、上記初期セットマークに前記操作片を位置合わせすることによってセットピンの保持部がロックリングの一部に対向し、セット解除マークに操作片を位置合わせすることによってセットピンの保持解除部がロックリングの一部に対向するようにした請求項4に記載の油圧式チェーンテンショナ。
  6. 前記セットピンを抜き差し自在とし、そのセットピンの先端部にロックリングの一部を半径方向内方に弾性変形させるテーパ状の加圧部を設けた請求項1乃至4のいずれかに記載の油圧式チェーンテンショナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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