JP2006218969A - 車載電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザが例えば地点登録などのデータを更新する指示を行ったことによりRAMに保存されているデータが更新された場合に、そのユーザの指示により更新されたデータを不揮発性メモリに適切にコピーして保存させる。
【解決手段】 車載電子制御装置1において、エンジンが停止状態にあるときにユーザが例えば地点登録などのデータを更新する指示を行うと、その直後に、その時点でSRAM6に保存されているデータ、つまり、更新されたデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させる。ユーザがスタータを駆動させたことに伴ってクランキングが発生したとしても、SRAM6に保存されているデータは既にフラッシュメモリ7にコピーされて保存されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載される車載電子制御装置に関する。
車両に搭載される車載電子制御装置においては、ACC信号がオンからオフへ切替えられ、電源電圧供給回路からRAMへの電源電圧の供給が停止された場合であっても、RAMに保存されている例えば故障診断データや制御学習データなどの特定のデータが保持されるように(消失されないように)、RAMに保存されているデータを不揮発性メモリにコピーして保存させる構成が採用されている。このような構成により、車載バッテリが取外されたり車載バッテリのバッテリ電圧が枯渇したりした場合であっても、車両として特定のデータを保持させておくことが可能になる。
この場合、RAMから不揮発性メモリへのデータの書込み回数に制限があるという事情から、RAMに保存されているデータと不揮発性メモリに保存されているデータとを定期的に照合して両者が異なっている場合に限ってRAMに保存されているデータを不揮発性メモリにコピーして保存させる構成や(例えば特許文献1参照)、電源電圧供給回路からRAMへの電源電圧の供給が停止される直前に、RAMに保存されているデータと不揮発性メモリに保存されているデータとを照合して両者が異なっている場合に限ってRAMに保存されているデータを不揮発性メモリにコピーして保存させる構成もある(例えば特許文献2参照)。
特開平4−336351号公報 特開平4−217053号公報
ところで、エンジンが停止状態にあるときには、ユーザがスタータを駆動させると、クランキングが発生する可能性があるが、クランキングが発生すると、車載バッテリからのバッテリ電圧の出力が低下すると共にACC信号がオンからオフへ切替えられ、電源電圧供給回路からRAMへの電源電圧の供給が正常に行われなくなる。そのため、ユーザが例えば地点登録や電話帳転送などのデータを更新する指示を行ったことによりRAMに保存されているデータが更新された後に、ユーザがスタータを駆動させたことに伴ってクランキングが発生すると、その時点でRAMに保存されているデータ、つまり、更新されたデータを不揮発性メモリにコピーして保存させることが困難となる。そして、RAMの動作電圧が所定電圧以上から所定電圧未満へ低下すると、RAMに保存されているデータが不揮発性メモリにコピーして保存されることなく消失されてしまい、不揮発性メモリのデータを適切に更新することができないという問題がある。
一方、エンジンが回転状態にあるときには、上記したエンジンが停止状態にあるときとは異なってクランキングが発生する可能性はないものであるが、ユーザが例えば地点登録や電話帳転送などのデータを更新する指示を行ったことによりRAMに保存されているデータが更新された場合に、その都度、その時点でRAMに保存されているデータ、つまり、更新されたデータを不揮発性メモリにコピーして保存させてしまうと、RAMから不揮発性メモリへのデータの書込み回数が不必要に増大するという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが例えば地点登録や電話帳転送などのデータを更新する指示を行ったことによりRAMに保存されているデータが更新された場合に、そのユーザの指示により更新されたデータを不揮発性メモリに適切にコピーして保存させることができ、不揮発性メモリのデータを適切に更新することができる車載電子制御装置を提供することにある。
請求項1に記載した車載電子制御装置によれば、RAMは、電源電圧供給手段から供給された電源電圧に基づいてデータを保存可能であって動作電圧が所定電圧以上であるときにデータを保持すると共に動作電圧が所定電圧以上から所定電圧未満へ低下したときにデータを消失する特性を有している。制御手段は、電源電圧供給手段から電源電圧が供給されている状態でACC信号がオンからオフへ切替えられると、RAMに保存されているデータと不揮発性メモリに保存されているデータとを照合し、両者が異なっていると、RAMに保存されているデータを不揮発性メモリにコピーして保存させる。
ここで、制御手段は、エンジンが停止状態にあるときにRAMに保存されているデータがユーザの指示により更新されると、その直後に、その時点でRAMに保存されているデータを不揮発性メモリにコピーして保存させる。
したがって、エンジンが停止状態にあるときにユーザが例えば地点登録や電話帳転送などのデータを更新する指示を行うと、その直後に、その時点でRAMに保存されているデータ、つまり、更新されたデータが不揮発性メモリにコピーされて保存されることになるので、ユーザがスタータを駆動させたことに伴ってクランキングが発生したとしても、RAMに保存されているデータは既に不揮発性メモリにコピーされて保存されている。これにより、エンジンが停止状態にあるときにユーザの指示によりRAMに保存されているデータが更新された場合に、そのユーザの指示により更新されたデータを不揮発性メモリに適切にコピーして保存させることができ、不揮発性メモリのデータを適切に更新することができる。
請求項2に記載した車載電子制御装置によれば、RAMは、電源電圧供給手段から供給された電源電圧に基づいてデータを保存可能であって動作電圧が所定電圧以上であるときにデータを保持すると共に動作電圧が所定電圧以上から所定電圧未満へ低下したときにデータを消失する特性を有している。制御手段は、電源電圧供給手段から電源電圧が供給されている状態でACC信号がオンからオフへ切替えられると、RAMに保存されているデータと不揮発性メモリに保存されているデータとを照合し、両者が異なっていると、RAMに保存されているデータを不揮発性メモリにコピーして保存させる。
ここで、制御手段は、エンジンが回転状態にあるときにRAMに保存されているデータがユーザの指示により更新されると、エンジンが回転状態を継続している限りは、その時点でRAMに保存されているデータを不揮発性メモリにコピーして保存させることがなく、エンジンが回転状態から停止状態へ移行した直後に、その時点でRAMに保存されているデータを不揮発性メモリにコピーして保存させる。
したがって、エンジンが回転状態にあるときにユーザが例えば地点登録や電話帳転送などのデータを更新する指示を行うと、エンジンが回転状態を継続している限りは、その時点でRAMに保存されているデータ、つまり、更新されたデータが不揮発性メモリにコピーされて保存されることはなく、エンジンが回転状態から停止状態へ移行した直後に、その時点でRAMに保存されているデータ、つまり、更新されたデータが不揮発性メモリにコピーされて保存されることになり、RAMから不揮発性メモリへのデータの書込み回数が不必要に増大することが回避される。これにより、エンジンが回転状態にあるときにユーザの指示によりRAMに保存されているデータが更新された場合にも、そのユーザの指示により更新されたデータを不揮発性メモリに適切にコピーして保存させることができ、不揮発性メモリのデータを適切に更新することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、車載電子制御装置の全体構成を概略的に示している。車載電子制御装置1は、CPU2(本発明でいう制御手段)、スイッチ回路3、電源電圧供給回路4(本発明でいう電源電圧供給手段)、入出力回路5、SRAM6(本発明でいうRAM)及びフラッシュメモリ7(本発明でいう不揮発性メモリ)を備えて構成されている。
電源電圧供給回路4は、車載バッテリからのバッテリ電圧がスイッチ回路3を介して供給されると、そのバッテリ電圧から所定の動作電圧(例えば5ボルト)を生成してCPU2、入出力回路5、SRAM6及びフラッシュメモリ7へ供給する。SRAM6は、電源電圧供給回路4から電源電圧が供給されることによりデータを保存可能に構成されており、動作電圧が所定電圧以上であるときにデータを保持すると共に動作電圧が所定電圧以上から所定電圧未満へ低下したときにデータを消失する特性を有している。フラッシュメモリ7は、SRAM6に保存されているデータのコピーを保存することが可能に構成されている。
入出力回路5は、電源電圧供給回路4から動作電圧が供給されている状態で、IG(イグニッション)スイッチからのACC(アクセサリ)信号の入力を監視しており、IGスイッチからのACC信号の入力がオンからオフへ切替えられると、起動信号のCPU2への出力をオンからオフへ切替え、一方、IGスイッチからのACC信号の入力がオフからオンへ切替えられると、起動信号のCPU2への出力をオフからオンへ切替える。
CPU2は、電源電圧供給回路4から動作電圧が供給されている状態で、入出力回路5からの起動信号の入力を監視しており、入出力回路5からの起動信号の入力がオンからオフへ切替えられると、その時点でSRAM6に保存されているデータとフラッシュメモリ7に保存されているデータとを照合し、両者が異なっている場合であれば、SRAM6に保存されているデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させることにより、フラッシュメモリ7のデータを更新し、電源制御信号のスイッチ回路3への出力をオンからオフへ切替える。尚、データの照合方法としては、例えばデータの「0」、「1」を反転し、反転する前後のデータ列が一致しているか否かを検出する方法などがある。
また、CPU2は、入出力回路5からの起動信号の入力がオフからオンへ切替えられると、電源制御信号のスイッチ回路3への出力をオフからオンへ切替え、その時点でSRAM6に正常な使用可能なデータが保存されているか否かを判定し、その時点でSRAM6に正常な使用可能なデータが保存されていなければ、フラッシュメモリ7に保存されているデータをSRAM6にコピーして保存させることにより、SRAM6のデータを更新する。
スイッチ回路3は、IGスイッチからのACC信号の入力を監視すると共にCPU2からの電源制御信号の入力を監視しており、IGスイッチからのACC信号の入力がオフからオンへ切替えられるか、または、CPU2からの電源制御信号の入力がオフからオンへ切替えられると、車載バッテリからのバッテリ電圧の電源電圧供給回路4への供給を開始し、一方、IGスイッチからのACC信号の入力がオンからオフへ切替えられ、且つ、CPU2からの電源制御信号の入力がオンからオフへ切替えられると、車載バッテリからのバッテリ電圧の電源電圧供給回路4への供給を停止する。
すなわち、スイッチ回路3は、ユーザがイグニッションキーをキーシリンダのACC位置からオフ位置へ移動させたことにより、ACC信号がオンからオフへ切替えられたとしても、電源電圧供給回路4から各ブロックへの動作電圧の供給が直ぐには停止されないように構成されており、上記したようにフラッシュメモリ7のデータが更新された後に電源電圧供給回路4から各ブロックへの動作電圧の供給が停止されるように構成されている。
また、上記した構成において、エンジンECUは、エンジンが回転状態にあるときにはエンジン状態信号をオンにして入出力回路5へ出力し、エンジンが停止状態にあるときにはエンジン状態信号をオフにして入出力回路5へ出力する。入出力回路5は、電源電圧供給回路4から動作電圧が供給されている状態で、エンジンECUからのエンジン状態信号の入力を監視しており、エンジンECUからのエンジン状態信号の入力がオンからオフへ切替えられると、エンジン検出信号のCPU2への出力をオンからオフへ切替え、一方、エンジンECUからのエンジン状態信号の入力がオフからオンへ切替えられると、エンジン検出信号のCPU2への出力をオフからオンへ切替える。
CPU2は、電源電圧供給回路4から動作電圧が供給されている状態で、入出力回路5からのエンジン検出信号の入力を監視しており、入出力回路5からのエンジン検出信号の入力がオンからオフへ切替えられると、エンジンが回転状態から停止状態へ移行した旨を検出し、一方、入出力回路5からのエンジン検出信号の入力がオフからオンへ切替えられると、エンジンが停止状態から回転状態へ移行した旨を検出する。
次に、上記した構成の作用について、図2ないし図6を参照して説明する。ここで、図2は、エンジンが回転状態にあるときにユーザがデータを更新する指示を行った後にACCをオンからオフへ切替えた場合のタイムチャートを示しており、図3は、エンジンが停止状態にあるときにユーザがデータを更新する指示を行った後にスタータの駆動を開始させた場合のタイムチャートを示しており、図4は、エンジンが回転状態にあるときにユーザがデータを更新する指示を行った後にエンジンが回転状態から停止状態へ移行した場合のタイムチャートを示している。
まず、エンジンが回転状態にあるときにユーザがデータを更新する指示を行った後にACCをオンからオフへ切替えた場合について、図2を参照して説明する。この場合、ユーザがデータを更新する指示を行うと(図2中「t1」参照)、CPU2は、図5(a)に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、CPU2は、新データをSRAM6に保存させ(ステップS1)、次の処理へ移行する。尚、ユーザがデータを更新する場合としては、例えばナビゲーションシステムであれば、ユーザが地点登録を行った場合などであり、ハンズフリーシステムであれば、ユーザが電話帳転送を行った場合などである。
次いで、ユーザがイグニッションキーをキーシリンダのACC位置からオフ位置へ移動させてACCをオンからオフへ切替えると(図2中「t2」参照)、CPU2は、図5(b)に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、CPU2は、SRAM6に保存されているデータがユーザの指示により更新されたデータであるか否かを判定する(ステップS11)。この場合は、CPU2は、SRAM6に保存されているデータがユーザの指示により更新されたデータである旨を検出し(ステップS11にて「YES」)、SRAM6に保存されているデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させ(ステップS12)、フラッシュメモリ7のデータを更新する。そして、CPU2は、電源制御信号をオンからオフへ切替え、電源電圧供給回路4から各ブロックへの電源電圧の供給を停止させ(ステップS13)、次の処理へ移行する。
一方、CPU2は、SRAM6に保存されているデータがユーザの指示により更新されたデータでない旨を検出すると(ステップS11にて「NO」)、SRAM6に保存されているデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させることなく、フラッシュメモリ7のデータを更新することなく、電源制御信号をオンからオフへ切替え、電源電圧供給回路4から各ブロックへの電源電圧の供給を停止させ(ステップS13)、次の処理へ移行する。
次いで、ユーザがイグニッションキーをキーシリンダのオフ位置からACC位置へ移動させてACCをオフからオンへ切替えると(図2中「t3」参照)、CPU2は、図5(c)に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、CPU2は、電源制御信号をオフからオンへ切替え(ステップS21)、SRAM6に正常な使用可能なデータが保存されているか否かを判定する(ステップS22)。この場合は、CPU2は、SRAM6に正常な使用可能なデータが保存されていない旨を検出し(ステップS22にて「NO」)、フラッシュメモリ7に保存されているデータをSRAM6にコピーして保存させ(ステップS23)、SRAM6のデータを更新し、次の処理へ移行する。
一方、CPU2は、SRAM6に正常な使用可能なデータが保存されている旨を検出すると(ステップS22にて「YES」)、フラッシュメモリ7に保存されているデータをSRAM6にコピーして保存させることなく、SRAM6のデータを更新することなく、次の処理へ移行する。
次に、これに対して、エンジンが停止状態にあるときにユーザがデータを更新する指示を行った後にスタータの駆動を開始させた場合について、図3を参照して説明する。この場合は、ユーザがデータを更新する指示を行うと(図3中「t11」参照)、CPU2は、図6(a)に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、CPU2は、新データをSRAM6に保存させ(ステップS31)、SRAM6に保存されているデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させ(ステップS32)、フラッシュメモリ7のデータを更新する。
さて、ここで、ユーザがスタータの駆動を開始させた場合を想定する。ユーザがスタータの駆動を開始させると(図3中「t12」参照))、クランキングが発生する可能性があり、クランキングが発生すると、車載バッテリからのバッテリ電圧の出力が低下すると共にACC信号がオンからオフへ切替えられ、電源電圧供給回路4からSRAM6への電源電圧の供給が正常に行われなくなる。しかしながら、この場合は、上記したように、新データがSRAM6に保存されると、その直後に、その時点でSRAM6に保存されているデータ、つまり、更新されたデータがフラッシュメモリ7にコピーされて保存されているので、SRAM6に保存されているデータが消滅したとしても、SRAM6に保存されていたデータは既にフラッシュメモリ7に保存されていることになる。
次いで、ユーザがスタータの駆動を終了させると(図3中「t13」参照))、車載バッテリからのバッテリ電圧の出力が復帰すると共にACC信号がオフからオンへ切替えられることを受けて、CPU2は、図5(c)に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、CPU2は、電源制御信号をオフからオンへ切替え(ステップS21)、SRAM6に正常な使用可能なデータが保存されているか否かを判定し(ステップS22)、SRAM6に正常な使用可能なデータが保存されていない旨を検出すると(ステップS22にて「NO」)、フラッシュメモリ7に保存されているデータをSRAM6にコピーして保存させ(ステップS23)、SRAM6のデータを更新し、次の処理へ移行する。
そして、これ以降は、上記した図2に示した処理と同様の処理を行う。つまり、ユーザがイグニッションキーをキーシリンダのACC位置からオフ位置へ移動させてACCをオンからオフへ切替えると(図3中「t14」参照)、CPU2は、SRAM6に保存されているデータがユーザの指示により更新されたデータであるか否かを判定する(ステップS11)。この場合は、CPU2は、SRAM6に保存されているデータがユーザの指示により更新されたデータでない旨を検出し(ステップS11にて「NO」)、SRAM6に保存されているデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させることなく、フラッシュメモリ7のデータを更新することなく、電源制御信号をオンからオフへ切替え、電源電圧供給回路4から各ブロックへの電源電圧の供給を停止させ(ステップS13)、次の処理へ移行する。
また、ユーザがイグニッションキーをキーシリンダのオフ位置からACC位置へ移動させてACCをオフからオンへ切替えると(図3中「t15」参照)、CPU2は、電源制御信号をオフからオンへ切替え(ステップS21)、SRAM6に正常な使用可能なデータが保存されているか否かを判定する(ステップS22)。この場合も、CPU2は、SRAM6に正常な使用可能なデータが保存されていない旨を検出すると(ステップS22にて「NO」)、フラッシュメモリ7に保存されているデータをSRAM6にコピーして保存させ(ステップS23)、SRAM6のデータを更新し、次の処理へ移行する。
次に、エンジンが回転状態にあるときにユーザがデータを更新する指示を行った後にエンジンが回転状態から停止状態へ移行した場合について、図4を参照して説明する。この場合も、ユーザがデータを更新する指示を行うと(図4中「t21」参照)、CPU2は、図5(a)に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、CPU2は、新データをSRAM6に保存させ(ステップS11)、次の処理へ移行する。つまり、CPU2は、上記した図3に示した場合とは異なって、エンジンが停止状態ではなく回転状態であることから、新データをSRAM6に保存させた直後に、SRAM6に保存されているデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させることはなく、フラッシュメモリ7のデータを更新することはない。
さて、ここで、エンジンが回転状態から停止状態へ移行した場合を想定する。エンジンが回転状態から停止状態へ移行すると(図4中「t22」参照)、CPU2は、図6(b)に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、CPU2は、SRAM6に保存されているデータがユーザの指示により更新されたデータであるか否かを判定する(ステップS41)。この場合は、CPU2は、SRAM6に保存されているデータがユーザの指示により更新されたデータである旨を検出し(ステップS41にて「YES」)、SRAM6に保存されているデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させ(ステップS42)、フラッシュメモリ7のデータを更新し、次の処理へ移行する。
一方、CPU2は、SRAM6に保存されているデータがユーザの指示により更新されたデータでない旨を検出すると(ステップS41にて「NO」)、SRAM6に保存されているデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させることなく、フラッシュメモリ7のデータを更新することなく、次の処理へ移行する。
そして、これ以降は、上記した図3に示した処理と同様の処理を行う。つまり、ユーザがスタータの駆動を開始させると(図4中「t23」参照))、この場合も、クランキングが発生する可能性があるが、更新されたデータがフラッシュメモリ7にコピーされて保存されているので、SRAM6に保存されているデータが消滅したとしても、SRAM6に保存されていたデータは既にフラッシュメモリ7に保存されている。
次いで、ユーザがスタータの駆動を終了させると(図4中「t24」参照))、車載バッテリからのバッテリ電圧の出力が復帰すると共にACC信号がオフからオンへ切替えられることを受けて、CPU2は、図5(c)に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、CPU2は、電源制御信号をオフからオンへ切替え(ステップS21)、SRAM6に正常な使用可能なデータが保存されているか否かを判定する(ステップS22)。この場合も、CPU2は、SRAM6に正常な使用可能なデータが保存されていない旨を検出すると(ステップS22にて「NO」)、フラッシュメモリ7に保存されているデータをSRAM6にコピーして保存させ(ステップS23)、SRAM6のデータを更新し、次の処理へ移行する。
以上に説明したように本実施形態によれば、車載電子制御装置1において、エンジンが停止状態にあるときにユーザが例えば地点登録や電話帳転送などのデータを更新する指示を行うと、その直後に、その時点でSRAM6に保存されているデータ、つまり、更新されたデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させるように構成したので、ユーザがスタータを駆動させたことに伴ってクランキングが発生したとしても、SRAM6に保存されているデータは既にフラッシュメモリ7にコピーされて保存されていることになり、これにより、エンジンが停止状態にあるときにユーザの指示により更新されたデータをフラッシュメモリ7に適切にコピーして保存させることができ、フラッシュメモリ7のデータを適切に更新することができる。
また、車載電子制御装置1において、エンジンが回転状態にあるときにユーザが例えば地点登録や電話帳転送などのデータを更新する指示を行うと、エンジンが回転状態を継続している限りは、その時点でSRAM6に保存されているデータ、つまり、更新されたデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させることはなく、エンジンが回転状態から停止状態へ移行した直後に、その時点でSRAM6に保存されているデータ、つまり、更新されたデータをフラッシュメモリ7にコピーして保存させるように構成したので、SRAM6からフラッシュメモリ7へのデータの書込み回数が不必要に増大することが回避されることになり、これにより、エンジンが回転状態にあるときにユーザの指示により更新されたデータをフラッシュメモリ7に適切にコピーして保存させることができ、フラッシュメモリ7のデータを適切に更新することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
RAMは、SRAMに限らず、DRAMであっても良い。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 タイムチャート 図2相当図 図2相当図 フローチャート 図5相当図
符号の説明
図面中、1は車載電子制御装置、2はCPU(制御手段)、4は電源電圧供給回路(電源電圧供給手段)、6はSRAM6(RAM)、7はフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)である。

Claims (2)

  1. 車載バッテリのバッテリ電圧を電源電圧として供給する電源電圧供給手段と、
    前記電源電圧供給手段から供給された電源電圧に基づいてデータを保存可能であって動作電圧が所定電圧以上であるときにデータを保持すると共に動作電圧が所定電圧以上から所定電圧未満へ低下したときにデータを消失する特性を有するRAMと、
    前記RAMに保存されているデータのコピーを保存可能な不揮発性メモリと、
    前記電源電圧供給手段から電源電圧が供給されている状態でACC信号がオンからオフへ切替えられた場合に、前記RAMに保存されているデータと前記不揮発性メモリに保存されているデータとを照合して両者が異なっていることを条件として前記RAMに保存されているデータを前記不揮発性メモリにコピーして保存させる制御手段とを備えた車載電子制御装置であって、
    前記制御手段は、エンジンが停止状態にあるときに前記RAMに保存されているデータがユーザの指示により更新された場合には、その直後に、その時点で前記RAMに保存されているデータを前記不揮発性メモリにコピーして保存させることを特徴とする車載電子制御装置。
  2. 車載バッテリのバッテリ電圧を電源電圧として供給する電源電圧供給手段と、
    前記電源電圧供給手段から供給された電源電圧に基づいてデータを保存可能であって動作電圧が所定電圧以上であるときにデータを保持すると共に動作電圧が所定電圧以上から所定電圧未満へ低下したときにデータを消失する特性を有するRAMと、
    前記RAMに保存されているデータのコピーを保存可能な不揮発性メモリと、
    前記電源電圧供給手段から電源電圧が供給されている状態でACC信号がオンからオフへ切替えられた場合に、前記RAMに保存されているデータと前記不揮発性メモリに保存されているデータとを照合して両者が異なっていることを条件として前記RAMに保存されているデータを前記不揮発性メモリにコピーして保存させる制御手段とを備えた車載電子制御装置であって、
    前記制御手段は、エンジンが回転状態にあるときに前記RAMに保存されているデータがユーザの指示により更新された場合には、エンジンが回転状態を継続している限りは、その時点で前記RAMに保存されているデータを前記不揮発性メモリにコピーして保存させることがなく、エンジンが回転状態から停止状態へ移行した直後に、その時点で前記RAMに保存されているデータを前記不揮発性メモリにコピーして保存させることを特徴とする車載電子制御装置。

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