JP2006205957A - 車両暗電流低減方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コストを低減しつつ、暗電流の低減を行うことができる車両暗電流低減方法を提供すること。
【解決手段】 各ECU1a〜1dが使用するデータを記憶しておくデータ管理ユニット2を設けて共通の通信線5に接続し、各ECU1a〜1dはIGN電源ライン3a又はACC電源ライン3bから電源を供給するようにし、データ管理ユニット2は、バッテリ電源ライン3cから電源を供給して、IGN電源ライン3a又はACC電源ライン3bのOFF時もデータの記憶を維持し、各ECU1a〜1dは、起動時に管理ユニットからデータを取得するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 各ECU1a〜1dが使用するデータを記憶しておくデータ管理ユニット2を設けて共通の通信線5に接続し、各ECU1a〜1dはIGN電源ライン3a又はACC電源ライン3bから電源を供給するようにし、データ管理ユニット2は、バッテリ電源ライン3cから電源を供給して、IGN電源ライン3a又はACC電源ライン3bのOFF時もデータの記憶を維持し、各ECU1a〜1dは、起動時に管理ユニットからデータを取得するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数のコントロールユニットが共通の通信線に接続された車両通信システムにおいて、エンジンOFFの際に消費される暗電流を低減する技術に関する。
従来の技術においては、イグニッションスイッチOFF後に、情報を記憶する記憶媒体として、電源を必要としない記憶媒体を優先的に活用することにより、マイクロコンピュータのバックアップ電源をOFFするようにして、イグニッションOFF後の消費電流を軽減している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−67834号公報(第2−11頁、全図)
しかしながら、従来では、暗電流低減が充分ではなかった。また、データをバックアップする必要があるユニットが増加するとバッテリに接続されるユニットが増加し、車両停止時(駐車)の消費電流である暗電流が増加する。この暗電流の増加に対応するために、バッテリの容量を大きくすると重量が増加してしまう。
さらに、従来において、各ユニットにEEPROMを搭載すると、大きなコストアップとなり、また書き込み速度が遅いため、電源ON-OFFの煩雑な動作時、制御に不整合を生じる可能性がある。
さらに、従来において、各ユニットにEEPROMを搭載すると、大きなコストアップとなり、また書き込み速度が遅いため、電源ON-OFFの煩雑な動作時、制御に不整合を生じる可能性がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、コストを低減しつつ、暗電流の低減を行うことができる車両暗電流低減方法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明では、車両に搭載される複数のコントロールユニットを共通の通信線に接続し、複数のコントロールユニット間の通信を行う車内通信システムにおいて、各コントロールユニットが使用するデータを記憶しておく管理ユニットを設けて共通の通信線に接続し、各コントロールユニットは、IGN電源又はACC電源から電源を供給するようにし、前記管理ユニットは、バッテリ電源から電源を供給して、IGN電源又はACC電源のOFF時もデータの記憶を維持し、各コントロールユニットは、起動時に管理ユニットからデータを取得するようにしたことを特徴とする。
よって、本発明では、イグニッションOFFの際の暗電流を低減させることができる。
以下に、本発明の車両暗電流低減方法を実現する実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
まず構造を説明する。
図1は車両の通信システムの概略図である。図2はユニットの説明図である。
図1は車両の通信システムの概略図である。図2はユニットの説明図である。
実施例1では、複数のECU1a〜1dと、データ管理ユニット2を、図1に示すように、共通の通信線5及びGND4に接続する。
さらに、ECU1aやECU1cはIGN電源ライン3aに接続し、ECU1bはACC電源ライン3bに接続し、ECU1dはIGN電源ライン3a、ACC電源ライン3bに接続する。データ管理ユニット2は、IGN電源ライン3a、ACC電源ライン3b、バッテリ電源ライン3cに接続する。なお、バッテリ電源ライン3cには複数のECU1a〜1dは接続しないようにする。
さらに、ECU1aやECU1cはIGN電源ライン3aに接続し、ECU1bはACC電源ライン3bに接続し、ECU1dはIGN電源ライン3a、ACC電源ライン3bに接続する。データ管理ユニット2は、IGN電源ライン3a、ACC電源ライン3b、バッテリ電源ライン3cに接続する。なお、バッテリ電源ライン3cには複数のECU1a〜1dは接続しないようにする。
次に、図2を参照して各ECU1a〜1dの構成を説明する。各ECU1a〜1dは、接続された電源ラインから電源を内部に供給する電源回路11と、制御演算を行うCPU13と、CPU13の内部に設けられ一時的にデータやアドレスを一時的に記憶するRAM12から構成される。
次に作用を説明する。
[データ管理ユニットでのデータ管理処理]
図3は、実施例1のデータ管理ユニット2で実行されるデータ管理処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
図3は、実施例1のデータ管理ユニット2で実行されるデータ管理処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS11では、データ管理ユニット2がECU1a〜1dいずれかのデータを有しているかどうか判断し、データを有しているならばステップS12へ進み、データを有していないならば処理を終了する。
ステップS12では、バックアップデータEが確定しているかどうかを判断し、確定しているならばステップS13へ進み、確定していないならばステップS15へ進む。
ステップS13では、バックアップデータEを読み込む。
ステップS14では、バックアップデータDを記憶する。
ステップS15では、バックアップデータDを送信する。
[各ECUでのデータ管理処理]
図4は、実施例1の各ECU1a〜1dで実行されるデータ管理処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
図4は、実施例1の各ECU1a〜1dで実行されるデータ管理処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS20では、バックアップデータEが確定したかどうかを判断し、確定したならばステップS23へ進み、確定しないならばステップS21へ進む。
ステップS21では、バックアップデータDを受信したかどうかを判断し、受信したならばステップS22へ進み、受信しないならば処理を終了する。
ステップS22では、バックアップデータEを確定させる。
ステップS23では、バックアップデータEを送信する。
[データ管理処理]
実施例1のデータ管理処理について、図5を参照して説明する。
実施例1では、データ管理ユニット2は、電源ON後、記憶していたバックアップデータDを通信線5に送信する。複数のECU1a〜1dのうち、該当するECUは、バックアップデータDを受信すると、ステップS21,S22の処理により、バックアップデータEとして確定(フラグ=1)し、自機の処理に使用する。
制御等により、バックアップすべきデータが変化したならば、そのデータにより、バックアップデータEを確定させ、通信線5へ送信する。
実施例1のデータ管理処理について、図5を参照して説明する。
実施例1では、データ管理ユニット2は、電源ON後、記憶していたバックアップデータDを通信線5に送信する。複数のECU1a〜1dのうち、該当するECUは、バックアップデータDを受信すると、ステップS21,S22の処理により、バックアップデータEとして確定(フラグ=1)し、自機の処理に使用する。
制御等により、バックアップすべきデータが変化したならば、そのデータにより、バックアップデータEを確定させ、通信線5へ送信する。
送信されたバックアップデータEは、データ管理ユニット2により、バックアップデータDとして記憶される。
これによれば、各ECU1a〜1dは、バックアップすべきデータを確定ごとに送信すれば、自機で記憶、保存しておく必要がなくなる。よって、記憶、保存のための暗電流供給の必要がなく、そのため、バッテリ電源への接続の必要性がなくなる。よって、暗電流が低減される。
これによれば、各ECU1a〜1dは、バックアップすべきデータを確定ごとに送信すれば、自機で記憶、保存しておく必要がなくなる。よって、記憶、保存のための暗電流供給の必要がなく、そのため、バッテリ電源への接続の必要性がなくなる。よって、暗電流が低減される。
次に効果を説明する。
本実施の形態の車両暗電流低減方法にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)車両に搭載される複数のECU1a〜1dを共通の通信線5に接続し、複数のECU1a〜1d間の通信を行う車内通信システムにおいて、各ECU1a〜1dが使用するデータを記憶しておくデータ管理ユニット2を設けて共通の通信線5に接続し、各ECU1a〜1dはIGN電源ライン3a又はACC電源ライン3bから電源を供給するようにし、データ管理ユニット2は、バッテリ電源ライン3cから電源を供給して、IGN電源ライン3a又はACC電源ライン3bのOFF時もデータの記憶を維持し、各ECU1a〜1dは、起動時に管理ユニットからデータを取得するようにしたため、車両の暗電流の低減ができる。また、バッテリの軽量・小型化ができる。
本実施の形態の車両暗電流低減方法にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)車両に搭載される複数のECU1a〜1dを共通の通信線5に接続し、複数のECU1a〜1d間の通信を行う車内通信システムにおいて、各ECU1a〜1dが使用するデータを記憶しておくデータ管理ユニット2を設けて共通の通信線5に接続し、各ECU1a〜1dはIGN電源ライン3a又はACC電源ライン3bから電源を供給するようにし、データ管理ユニット2は、バッテリ電源ライン3cから電源を供給して、IGN電源ライン3a又はACC電源ライン3bのOFF時もデータの記憶を維持し、各ECU1a〜1dは、起動時に管理ユニットからデータを取得するようにしたため、車両の暗電流の低減ができる。また、バッテリの軽量・小型化ができる。
(2)データ管理ユニット2は、IGN電源ライン3a又はACC電源ライン3bのON時にバックアップデータを送信し、各ECU1a〜1dはバックアップデータを用いて起動を行い、各ECU1a〜1dはバックアップデータが変化し確定すると、データ管理ユニット2へデータを送信するようにしたため、リセットがいつ発生しても最新のデータを用いて各ECU1a〜1dが起動できる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態を実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
以上、本発明の実施の形態を実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
データ管理ユニットは、他のユニットに内蔵することが可能であり、その場合には、コストの増加が抑制されることになる。
一部のECUがノイズ等によりリセットがかかったとしても、データの移行がスムーズに行える。
ユニットは、コントローラ(ECU)として通信ラインに接続されてもよいし、車載装置に内蔵されて通信ラインに接続されてもよい。
一部のECUがノイズ等によりリセットがかかったとしても、データの移行がスムーズに行える。
ユニットは、コントローラ(ECU)として通信ラインに接続されてもよいし、車載装置に内蔵されて通信ラインに接続されてもよい。
1a〜1d ECU
11 電源回路
12 RAM
13 CPU
2 データ管理ユニット
21 EEPROM
3a IGN電源ライン
3b ACC電源ライン
3c バッテリ電源ライン
4 GND
5 通信線
11 電源回路
12 RAM
13 CPU
2 データ管理ユニット
21 EEPROM
3a IGN電源ライン
3b ACC電源ライン
3c バッテリ電源ライン
4 GND
5 通信線
Claims (1)
- 車両に搭載される複数のコントロールユニットを共通の通信線に接続し、複数のコントロールユニット間の通信を行う車内通信システムにおいて、
各コントロールユニットが使用するデータを記憶しておく管理ユニットを設けて共通の通信線に接続し、
各コントロールユニットは、IGN電源又はACC電源から電源を供給するようにし、
前記管理ユニットは、バッテリ電源から電源を供給して、IGN電源又はACC電源のOFF時もデータの記憶をRAMに維持し、
各コントロールユニットは、起動時に管理ユニットからデータを取得するようにした、
ことを特徴とする車両暗電流低減方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005022571A JP2006205957A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 車両暗電流低減方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005022571A JP2006205957A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 車両暗電流低減方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006205957A true JP2006205957A (ja) | 2006-08-10 |
Family
ID=36963247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005022571A Pending JP2006205957A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | 車両暗電流低減方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006205957A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100887641B1 (ko) | 2007-10-30 | 2009-03-11 | 현대자동차주식회사 | 알케이이 트랜스미터 배터리의 암전류 최소화방법 |
US7750497B2 (en) | 2007-03-28 | 2010-07-06 | Mitsubishi Electric Corporation | Power feed control circuit for on-vehicle electronic control apparatuses |
-
2005
- 2005-01-31 JP JP2005022571A patent/JP2006205957A/ja active Pending
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KR100887641B1 (ko) | 2007-10-30 | 2009-03-11 | 현대자동차주식회사 | 알케이이 트랜스미터 배터리의 암전류 최소화방법 |
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