JP2006214372A - 軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン - Google Patents
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Abstract
【課題】 汚れの度合いが進行した燃料の噴射系への供給をできるだけ回避することができ、さらに、エンジン各部で異なる潤滑剤への要求を満たすことができる軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンを提供することを課題とする。
【解決手段】 エンジン(1)は、オイルパン(3)からエンジン潤滑系(7)へ燃料を供給する潤滑系燃料供給経路(8)、この潤滑系燃料供給経路(8)に供給した燃料をオイルパン(3)へ戻す第一潤滑系燃料リターン経路(11)、オイルパン(3)から噴射系(12)へ燃料を供給する噴射系燃料供給経路(13)、燃料タンク(2)からヘッド(17)へ燃料を供給する第二燃料供給経路(18)、この第二燃料供給経路(18)に供給した燃料を燃料タンク(2)へ戻す第二潤滑系燃料リターン経路(21)とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 エンジン(1)は、オイルパン(3)からエンジン潤滑系(7)へ燃料を供給する潤滑系燃料供給経路(8)、この潤滑系燃料供給経路(8)に供給した燃料をオイルパン(3)へ戻す第一潤滑系燃料リターン経路(11)、オイルパン(3)から噴射系(12)へ燃料を供給する噴射系燃料供給経路(13)、燃料タンク(2)からヘッド(17)へ燃料を供給する第二燃料供給経路(18)、この第二燃料供給経路(18)に供給した燃料を燃料タンク(2)へ戻す第二潤滑系燃料リターン経路(21)とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、軽油等の燃料を潤滑油として兼用する軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンに関するものである。
従来、燃料タンクとディーゼルエンジンとの間に気泡分離を行うリザーバを配設し、そのリザーバとエンジンとの間に潤滑系燃料循環回路と、燃焼系燃料循環回路とを構成した軽油潤滑式ディーゼルエンジンが開示されている(特許文献1)。このような軽油潤滑式ディーゼルエンジンでは、燃料となる軽油がエンジン各部(エンジン潤滑部)の潤滑剤としても用いられ、エンジン各部を循環する。このため、潤滑専用のオイルは不要であり、オイル交換の手間も省くことができる。
図3は、特許文献1に記載された燃料潤滑式ディーゼルエンジン100の主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、燃料タンク101、気泡分離器の機能を兼ねたリザーバタンク102、オイルパン103を備えている。燃料タンク101とリザーバタンク102とは、セジメンタ(油水分離器)104、供給ポンプ(送油ポンプ)105を備えた油路106により連通している。
燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、潤滑剤の供給を必要とするエンジン各部107へ潤滑剤としての燃料を供給する潤滑系燃料循環回路108を有している。この潤滑系燃料供循環回路108には、冷却器112、フィルタ109、潤滑ポンプ110が配設されており、潤滑ポンプ110を駆動することにより燃料をリザーバタンク102から吸い上げてエンジン各部107へ供給している。エンジン各部107へ供給された後の燃料は、オイルパン103内へ流下し、スカベンジポンプ111により吸い上げられて再びリザーバタンク102へ戻されるようになっている。
また、燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、筒内へ燃料を噴射する噴射系114へ燃料を供給する燃焼系燃料循環回路113を有している。この燃焼系燃料循環回路113には、前記潤滑系燃料循環回路108と共通の冷却器112、フィルタ115、噴射ポンプ116が配設されており、噴射ポンプ116を駆動することにより燃料をリザーバタンク102から吸い上げて噴射系114へ供給している。噴射系114に供給された燃料のうち、燃焼に供されなかった燃料は再びリザーバタンク102へ戻される。
このように特許文献1に記載された燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、潤滑系燃料循環回路108と燃焼系燃料循環回路113の二系統の燃料循環回路を有している。
実開昭60−194112号公報
しかしながら、前記のような軽油潤滑式ディーゼルエンジン100では、潤滑系燃料循環回路108を流通した燃料と、燃焼系燃料循環回路113を流通した燃料とが同一のリザーバタンク102へ戻され、燃料タンク101から新たに供給された燃料と混合されて、再び潤滑系燃料循環回路108、燃焼系燃料循環回路113へ供給される構成となっていることから、以下のような不都合が生じると考えられる。
潤滑系燃料循環回路108を流通した燃料、燃焼系燃料循環回路113を流通した燃料は一旦リザーバタンク102内に戻されることから、早期のうちに噴射系114で消費されず何度も循環することが考えられる。また、潤滑系燃料循環回路108を流通した燃料、燃焼系燃料循環回路113を流通した燃料は程度の差こそあれ各回路を流通しているうちに汚れが生じるため、時間が経つにつれ汚れの度合いが進行した燃料が噴射系114に供給されるおそれが高まる。あまりに汚れた燃料を噴射系114に供給することは噴射弁の噴射性能等に悪影響を及ぼすことが懸念される。
また、エンジン各部107は、シリンダブロックやシリンダヘッドの動弁系とでは潤滑剤に求められる性質が異なっているところ、潤滑系燃料循環回路108は、シリンダブロック、シリンダヘッドの動弁系を潤滑する単一の回路となっていることから、この点でも改良の余地を有していた。
そこで、本発明は、汚れの度合いが進行した燃料の噴射系への供給をできるだけ回避することができ、さらに、エンジン各部で異なる潤滑剤への要求を満たすことができる軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンを提供することを課題とする。
かかる課題を達成するための、本発明の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンは、軽油等の燃料を潤滑油として兼用する軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンであって、第一供給ポンプにより燃料タンクからオイルパンへ燃料を供給する第一燃料供給経路と、潤滑ポンプによりオイルパンからエンジン潤滑系へ燃料を供給する潤滑系燃料供給経路と、当該潤滑系燃料供給経路に供給した燃料をオイルパンへ戻す第一潤滑系燃料リターン経路と、噴射ポンプによりオイルパンから噴射系へ燃料を供給する噴射系燃料供給経路と、第二供給ポンプにより燃料タンクからシリンダヘッドの動弁系へ燃料を供給する第二燃料供給経路と、当該第二燃料供給経路に供給した燃料を、燃料タンク、又は、前記噴射系燃料供給経路における噴射ポンプの上流側へ戻す第二潤滑系燃料リターン経路とを備えたことを特徴とする(請求項1)。
このように、潤滑系をシリンダブロック等へ潤滑剤としての燃料を供給する系と、シリンダヘッドの動弁系へ潤滑剤としての燃料を供給する系との二系統とすることにより、比較的きれいな状態で潤滑する燃料と、汚れ易い燃料とを分けることができ、汚れ易い燃料を早めに消費することができる。すなわち、潤滑剤を必要とするエンジン各部の中でも、燃料(潤滑剤)の汚れが進行し易いシリンダブロック側へ供給した燃料を早期に消費することができる。
また、前記第二潤滑系燃料リターン経路を前記噴射系燃料供給経路における噴射ポンプの上流側へ接続し、前記第二燃料供給経路によりシリンダヘッドの動弁系に供給した燃料も即座に噴射系で消費するようにすれば、燃料タンク内の燃料が汚れるのを回避することができる。
さらに、潤滑剤を必要とするエンジン各部の中でもシリンダヘッドの動弁系、特にカムノーズは、他の箇所と比較して面圧が高く、高温の燃料で潤滑させると摩擦や磨耗が増加することが考えられる(境界潤滑)。そこで、このように面圧が高い箇所には比較的低温の状態が保たれている燃料タンクからの燃料を直接供給することにより、磨耗低減効果を期待できる。
このような軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンでは、前記燃料タンクと前記第一供給ポンプとの間及び/又は前記燃料タンクと前記第二供給ポンプとの間にそれぞれセジメンタを配設した構成とすることができる(請求項2)。このようにセジメンタを配設した構成とすれば、水分を分離し、不純物を除去した燃料を各供給先へ供給することができる。
本発明によれば、特に、潤滑ポンプによりオイルパンからエンジン潤滑系へ燃料を供給する潤滑系燃料供給経路に供給した燃料を、オイルパンへ戻す第一潤滑系燃料リターン経路と、第二供給ポンプにより燃料タンクからシリンダヘッドの動弁系へ燃料を供給する第二燃料供給経路に供給した燃料を、燃料タンク、又は、噴射ポンプの上流側へ戻す第二潤滑系燃料リターン経路とを備えた構成とし、潤滑系を二系統としたので汚れた燃料を早期に消費することができる。また、潤滑剤を必要とする箇所毎に適切な燃料を供給し、摩擦の低減を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、実施例1の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン(以下、「エンジン」という)1の主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。エンジン1は、燃料タンク2、オイルパン3を備えている。燃料タンク2とオイルパン3とは第一燃料供給経路4によって連通している。この第一燃料供給経路4にはセジメンタ5、本発明の第一供給ポンプに相当する第一電動供給ポンプ6が配設されており、この第一電動供給ポンプ6により燃料タンク2からオイルパン3へ燃料が供給されるようになっている。
また、第一電動供給ポンプ6は図示しないECUが接続されている。このECUには、オイルレベルセンサ17やエンジン1の各所のセンサが接続されており、このECUにより処理されたエンジン1のエンジン運転条件に基づく指令に基づいて第一電動供給ポンプ6の吐出量の制御がされている。
さらに、エンジン1は潤滑剤の供給を必要とするエンジン潤滑系7へ潤滑剤としての燃料を供給する潤滑系燃料供給経路8を有している。この潤滑系燃料供給経路8にはフィルタ9、50〜400kPa程度の圧力で燃料を圧送可能な潤滑ポンプ10が配設されており、潤滑ポンプ10を駆動することにより燃料をオイルパン3から吸い上げてエンジン潤滑系7へ供給している。ここで、エンジン潤滑系7はエンジン1の主としてシリンダブロックや、クランク軸回り等、摩擦における面圧がそれ程高くない箇所で、供給される潤滑剤は、摩擦低減の観点から、高温で粘度が低い方が望ましい箇所を指す。このようなエンジン潤滑系7に供給される潤滑剤、すなわち燃料は汚れ易い。
また、エンジン1は、潤滑系燃料供給経路8を通じてエンジン潤滑系7へ供給された燃料をオイルパン3へ戻す第一潤滑系燃料リターン経路11を有している。
さらに、エンジン1は、筒内へ燃料を噴射する噴射系12へ燃料を供給する噴射系燃料供給経路13を有している。この噴射系燃料供給経路13には、フィルタ14、10MPa以上の高圧で燃料を圧送可能な噴射ポンプ15が配設されており、噴射ポンプ15を駆動することにより燃料をオイルパン3から吸い上げて噴射系12へ供給している。
また、エンジン1は噴射系燃料供給経路13を通じて噴射系12へ供給された後の噴射系リターン燃料をオイルパン3へ戻す噴射系燃料リターン経路16を有している。
ここで、オイルパン3内に位置する噴射系燃料供給経路13の吸込口13aの位置は、潤滑系燃料供給経路8の吸込口8aの位置よりも高い位置に設定してある。また、オイルパン3にはオイルレベルセンサ17が装着されている。
さらに、エンジン1は、潤滑剤の供給を必要とする、図1中、ヘッド17と称したシリンダヘッドの動弁系へ潤滑剤としての燃料を供給する第二燃料供給経路18を有している。この第二燃料供給経路18にはセジメンタ19、50〜400kPa程度の圧力で燃料を圧送可能な第二供給ポンプ20が配設されており、第二供給ポンプ20を駆動することにより燃料を燃料タンク2から吸い上げヘッド17へ供給している。ここで、このヘッド17は、主としてカムノーズを含む部分を指す。このカムノーズは、面圧が高く、供給される潤滑剤は適度な粘度を有している方が摩擦、磨耗の低減という点で好ましい。従って、このヘッド17にはあまり高温の燃料を供給することは望ましくない。このようなヘッド17に供給される燃料は汚れにくい。
また、エンジン1は第二燃料経路18を通じてヘッド17へ供給された燃料を燃料タンク2へ戻す第二潤滑系燃料リターン経路21を有している。
以上のように構成されるエンジン1は、潤滑系を、潤滑系燃料供給経路8を通り、第一潤滑系燃料リターン経路11を通じて潤滑する系と、第二供給経路18を通り、第二潤滑系燃料リターン燃料経路21を通じて潤滑する系とに分けたので、比較的きれいな燃料と、汚れ易い燃料とを混合することなく循環させることができる。
すなわち、潤滑系燃料供給経路8を通り、第一潤滑系燃料リターン経路11を通じて潤滑する系では、オイルパン3から吸い上げた燃料を再びオイルパン3へ戻すことになる。ここで、エンジン潤滑系7に供給される燃料は前記のように比較的汚れ易いので、オイルパン3内の燃料は徐々に汚れるおそれがある。しかし、オイルパン3内の燃料は噴射系燃料供給経路13を通じて噴射系12で順次消費されることから、オイルパン3内の燃料の汚れはさほど進行しないものと考えられる。
さらに、ヘッド17に供給される燃料が第二燃料供給経路18を通じて供給されることから、その分、潤滑系燃料供給経路8により供給される燃料の量は少なくて済むことになる。このように汚れ易い燃料の量自体を少なく抑えることができる。
さらに、ヘッド17に供給される燃料が第二燃料供給経路18を通じて供給されることから、その分、潤滑系燃料供給経路8により供給される燃料の量は少なくて済むことになる。このように汚れ易い燃料の量自体を少なく抑えることができる。
また、このようなエンジン1では、ヘッド17へは燃料タンク2内の燃料が直接供給されることになるが、これは面圧が高く、境界潤滑となるヘッド17に温度の低い燃料を供給することができ好都合である。これは、オイルパン3には、高圧に加圧されて高温となる噴射系12からのリターン燃料、ヘッド17における潤滑と比較して高温になり易いエンジン潤滑系7からのリターン燃料が貯留されるのに対し、燃料タンク2ではそのようなことはない。このため、ヘッド17へは、温度が低く、粘度が比較的高い状態の燃料を供給することができる。これにより、ヘッド17における摩擦、摩耗を低減することができる。
さらに、ヘッド17に供給される燃料は燃料タンク2内のもののみであり、エンジン潤滑系7で汚れた燃料が供給されることがない。このため、ヘッド17の動弁系における異物の噛み込み、これに伴う摩耗を回避することができ、機関の信頼性を向上させることができる。
さらに、ヘッド17に供給される燃料は燃料タンク2内のもののみであり、エンジン潤滑系7で汚れた燃料が供給されることがない。このため、ヘッド17の動弁系における異物の噛み込み、これに伴う摩耗を回避することができ、機関の信頼性を向上させることができる。
また、第一燃料供給経路4、第二燃料供給経路18にはそれぞれセジメンタ5、19を装着しているので、燃料タンク2から吸い上げられる燃料から水分、異物を除去し、各部へ供給することができる。
なお、エンジン1は、潤滑系を二系統とすると共に、これらとは別個に噴射燃料供給経路13を設けて別系統としたので、吐出容量や吐出圧力が大きく異なる潤滑ポンプ10と噴射ポンプ15とが相互に影響を及ぼすことがなく、エンジン運転条件に応じた所望の潤滑性能、噴射性能を得ることができる。すなわち、潤滑ポンプ10は、50〜400kPaの圧力で連続的に噴射するのに対し、噴射ポンプ6は、10MPa以上の圧力で噴射するものであり、またその駆動パターンも噴射行程と圧送行程を繰り返すものであり、両者の性質は異なっている。そこで、本発明のエンジン1のような構成とすれば、エンジン運転条件に応じた所望の潤滑性能、噴射性能を得ることができる。
また、本実施例のエンジン1では、オイルパン3内の燃料は、噴射系12で噴射され、また、エンジン各部に供給された燃料もブローバイガスによるオイルの持ち去りや、オイル上がり、オイル下がりに相当する現象によって消費される。そこで、オイルレベルセンサ17や他のセンサ検出値に基づき判定するエンジン運転条件に応じて電動供給ポンプ6を駆動し、燃料ポンプ2からオイルパン3へ燃料を供給することにより、オイルパン3内には常に適正量の燃料を貯留しておくことができる。
しかし、燃料タンク2内の燃料がエンプティ状態となると、これに伴ってオイルパン3もエンプティ状態となる。そこで、本実施例のエンジン1では、オイルパン3内に位置する噴射系燃料供給経路13の吸込口13aを、潤滑系燃料供給経路8の吸込口8aの位置よりも高い位置に設定しておくことにより、噴射燃料供給経路13への燃料の供給が、潤滑系燃料供給経路8への燃料供給よりも早期に停止させることができる。すなわち、エンジン1が停止した後も潤滑系燃料供給経路8には燃料が吸い上げられエンジン潤滑系7には燃料が供給されるのでエンジン1の焼き付きを防止することができる。
なお、オイルレベルセンサ17により、オイルパン3のエンプティ状態を検知し、これに基づいて潤滑ポンプ10よりも先に噴射ポンプ15を停止する構成としてもよい。
なお、オイルレベルセンサ17により、オイルパン3のエンプティ状態を検知し、これに基づいて潤滑ポンプ10よりも先に噴射ポンプ15を停止する構成としてもよい。
次に、本発明の実施例2について図2を参照しつつ説明する。実施例2のエンジン30が、実施例1のエンジン1と異なる点は、以下の点である。すなわち、実施例1のエンジン1では、ヘッド17を潤滑したリターン燃料を燃料タンク2に戻す第二潤滑系燃料リターン経路21としているのに対し、実施例2のエンジン30は、ヘッド17を潤滑したリターン燃料を噴射系燃料供給経路13における噴射ポンプ15の上流側に戻す第二潤滑系燃料リターン経路31としている点である。
本実施例では、噴射系燃料供給経路13が備えるフィルタ14上流にヘッド17を潤滑したリターン燃料を戻している。このような構成とすることにより、ヘッド17に供給され、わずかではあるが汚れることが懸念される燃料を即座に
噴射系12で消費することができる。これにより、燃料タンク2内の燃料の汚れを極力抑えることができる。
噴射系12で消費することができる。これにより、燃料タンク2内の燃料の汚れを極力抑えることができる。
なお、他の構成については実施例1のエンジン1と同様であるので、共通する構成要素については図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
1、30 エンジン
2 燃料タンク
3 オイルパン
4 第一燃料供給経路
5、19 セジメンタ
6 第一電動供給ポンプ
7 エンジン潤滑系
8 潤滑系燃料供給経路
9、14 フィルタ
10 潤滑ポンプ
11 第一潤滑系リターン経路
12 噴射系
13 噴射系燃料供給経路
15 噴射ポンプ
16 噴射系リターン燃料
17 ヘッド
18 第二燃料供給経路
20 第二電動供給ポンプ
21、31 第二潤滑系リターン経路
2 燃料タンク
3 オイルパン
4 第一燃料供給経路
5、19 セジメンタ
6 第一電動供給ポンプ
7 エンジン潤滑系
8 潤滑系燃料供給経路
9、14 フィルタ
10 潤滑ポンプ
11 第一潤滑系リターン経路
12 噴射系
13 噴射系燃料供給経路
15 噴射ポンプ
16 噴射系リターン燃料
17 ヘッド
18 第二燃料供給経路
20 第二電動供給ポンプ
21、31 第二潤滑系リターン経路
Claims (2)
- 軽油等の燃料を潤滑油として兼用する軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンであって、
第一供給ポンプにより燃料タンクからオイルパンへ燃料を供給する第一燃料供給経路と、
潤滑ポンプによりオイルパンからエンジン潤滑系へ燃料を供給する潤滑系燃料供給経路と、
当該潤滑系燃料供給経路に供給した燃料をオイルパンへ戻す第一潤滑系燃料リターン経路と、
噴射ポンプによりオイルパンから噴射系へ燃料を供給する噴射系燃料供給経路と、
第二供給ポンプにより燃料タンクからシリンダヘッドの動弁系へ燃料を供給する第二燃料供給経路と、
当該第二燃料供給経路に供給した燃料を、燃料タンク、又は、前記噴射系燃料供給経路における噴射ポンプの上流側へ戻す第二潤滑系燃料リターン経路と
を備えたことを特徴とする軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン。 - 請求項1記載の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンにおいて、
前記燃料タンクと前記第一供給ポンプとの間及び/又は前記燃料タンクと前記第二供給ポンプとの間にそれぞれセジメンタを配設したことを特徴とする軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005028783A JP2006214372A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005028783A JP2006214372A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006214372A true JP2006214372A (ja) | 2006-08-17 |
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ID=36977795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005028783A Pending JP2006214372A (ja) | 2005-02-04 | 2005-02-04 | 軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン |
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Country | Link |
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2005
- 2005-02-04 JP JP2005028783A patent/JP2006214372A/ja active Pending
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