JP2007327447A - ブローバイガス処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料を潤滑油として利用するエンジンにおけるブローバイガスを適切に処理することができるブローバイガス処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】ブローバイガス処理装置(1)は、ブローバイガス中から潤滑油を分離する潤滑油分離装置(2)と、潤滑油分離装置(2)によって分離された潤滑油を燃料として噴射系に供給する燃料供給装置(3)とを備える。潤滑油分離装置(2)は、ブローバイガスを導入し、潤滑油の分離を行う潤滑油分離室(5)と、この潤滑油分離室(5)の周囲に冷却水を流通させる冷却媒体通路(6)と、ブローバイガスから冷却分離した潤滑油を貯留する潤滑油貯留部(7)とを備える。潤滑油貯留部(7)にはサプライポンプ(9)が接続されている。サプライポンプ(9)は、潤滑油貯留部(7)及び燃料タンク(10)内の燃料を高圧でコモンレール(12)へ供給する。
【選択図】図1
【解決手段】ブローバイガス処理装置(1)は、ブローバイガス中から潤滑油を分離する潤滑油分離装置(2)と、潤滑油分離装置(2)によって分離された潤滑油を燃料として噴射系に供給する燃料供給装置(3)とを備える。潤滑油分離装置(2)は、ブローバイガスを導入し、潤滑油の分離を行う潤滑油分離室(5)と、この潤滑油分離室(5)の周囲に冷却水を流通させる冷却媒体通路(6)と、ブローバイガスから冷却分離した潤滑油を貯留する潤滑油貯留部(7)とを備える。潤滑油貯留部(7)にはサプライポンプ(9)が接続されている。サプライポンプ(9)は、潤滑油貯留部(7)及び燃料タンク(10)内の燃料を高圧でコモンレール(12)へ供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、軽油等の燃料を潤滑油として利用するエンジンにおけるブローバイガスを処理するブローバイガス処理装置に関するものである。
従来、燃料タンクとディーゼルエンジンとの間に気泡分離を行うリザーバを配設し、そのリザーバとエンジンとの間に潤滑系燃料循環回路と、燃焼系燃料循環回路とを構成した軽油潤滑式ディーゼルエンジンが開示されている(特許文献1)。このような軽油潤滑式ディーゼルエンジンでは、燃料となる軽油がエンジン各部の潤滑剤としても用いられ、エンジン各部を循環する。このため、潤滑専用のオイルは不要であり、オイル交換の手間も省くことができる。
図4は、特許文献1に記載された燃料潤滑式ディーゼルエンジン100の主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、燃料タンク101、リザーバタンク102、オイルパン103を備えている。燃料タンク101とリザーバタンク102とは、セジメンタ(油水分離器)104、供給ポンプ(送油ポンプ)105を備えた油路106により連通している。
燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、潤滑剤の供給を必要とするエンジン各部107へ潤滑剤としての燃料を供給する潤滑系燃料循環回路108を有している。この潤滑系燃料供循環回路108には、冷却器112、フィルタ109、潤滑ポンプ110が配設されており、潤滑ポンプ110を駆動することにより燃料をリザーバタンク102から吸い上げてエンジン各部107へ供給している。エンジン各部107へ供給された後の燃料は、オイルパン103内へ流下し、スカベンジポンプ111により吸い上げられて再びリザーバタンク102へ戻されるようになっている。
また、燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、筒内へ燃料を噴射する噴射系114へ燃料を供給する燃焼系燃料循環回路113を有している。この燃焼系燃料循環回路113には、前記潤滑系燃料循環回路108と共通の冷却器112、フィルタ115、噴射ポンプ116が配設されており、噴射ポンプ116を駆動することにより燃料をリザーバタンク102から吸い上げて噴射系114へ供給している。噴射系114に供給された燃料のうち、燃焼に供されなかった燃料は再びリザーバタンク102へ戻される。
ところで、ピストンが上下動するエンジンでは、ピストンが上下する際にクランクケース内にブローバイガスが充満する。このようなブローバイガスには潤滑油が混入することがある。このような現象は、燃料とは別に潤滑油を準備する形式の一般的なエンジンで起こるのみならず、特許文献1に開示されたような燃料潤滑式ディーゼルエンジン100においても発生し得る。潤滑油が混入したブローバイガスから潤滑油を分離回収しない場合は大気中に放出されたり、燃焼室内で燃焼され、消費されたりする。
このような現象に対し、燃料とは別に潤滑油を準備する一般的なエンジンでは、ブローバイガス中に混入した潤滑油を分離回収する提案が種々なされている。例えば、特許文献2や特許文献3では、潤滑油を含んだブローバイガスを冷却することによってブローバイガス中から潤滑油を分離することが行われている。
このような現象に対し、燃料とは別に潤滑油を準備する一般的なエンジンでは、ブローバイガス中に混入した潤滑油を分離回収する提案が種々なされている。例えば、特許文献2や特許文献3では、潤滑油を含んだブローバイガスを冷却することによってブローバイガス中から潤滑油を分離することが行われている。
潤滑油が混入したブローバイガスの処理として、前記のように種々の対策が考えられている。
しかし、特許文献2や特許文献3の提案は、いずれも、燃料とは異なる潤滑油をブローバイガス中から分離するものである。すなわち、燃料を潤滑油として利用する形式のエンジンに適用することは考慮されていない。
また、燃料を潤滑油として利用する場合に、ブローバイガス中に潤滑油が混入することは、燃料がブローバイガス中に混入することとなる。このため、燃費の悪化ともなる。また、潤滑油が混入したブローバイガスを処理する手法としてブローバイガスを燃焼室に導入し、燃焼させることも行われているが、潤滑油が燃料である場合には混入している潤滑油の正確な量、すなわち燃料の正確な量を把握することは困難でありエンジンのオーバーランにつながるおそれがある。
しかし、特許文献2や特許文献3の提案は、いずれも、燃料とは異なる潤滑油をブローバイガス中から分離するものである。すなわち、燃料を潤滑油として利用する形式のエンジンに適用することは考慮されていない。
また、燃料を潤滑油として利用する場合に、ブローバイガス中に潤滑油が混入することは、燃料がブローバイガス中に混入することとなる。このため、燃費の悪化ともなる。また、潤滑油が混入したブローバイガスを処理する手法としてブローバイガスを燃焼室に導入し、燃焼させることも行われているが、潤滑油が燃料である場合には混入している潤滑油の正確な量、すなわち燃料の正確な量を把握することは困難でありエンジンのオーバーランにつながるおそれがある。
そこで、本発明は、燃料を潤滑油として利用するエンジンにおけるブローバイガスを適切に処理することができるブローバイガス処理装置を提供することを課題とする。
かかる課題を達成するための、本発明のブローバイガス処理装置は、燃料を潤滑油として利用するエンジンのブローバイガス中から潤滑油を分離する潤滑油分離装置と、当該潤滑油分離装置によって分離された潤滑油を燃料として噴射系に供給する燃料供給装置と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。本発明は、ブローバイガス中に混入した潤滑油を分離し、この分離した潤滑油を燃料として噴射系で消費する構成としている。ブローバイガスから分離した状態の潤滑油を一旦分離して燃料として用いることにより、インジェクタから噴射される燃料量の緻密な制御を行うことができる。
ブローバイガス中の潤滑油は、ブローバイガスを冷却することにより分離することができる。そこで、前記潤滑油分離装置は、ブローバイガスを導入し、潤滑油の分離を行う潤滑油分離室と、当該潤滑油分離室の周囲に冷却媒体を流通させる冷却媒体通路と、ブローバイガスから冷却分離した潤滑油を貯留する潤滑油貯留部と、を備えた構成とすることができる(請求項2)。
また、クランクケース内に漏れ出た後、クランクケース内をシリンダヘッドまで上昇したブローバイガスを処理すべく、前記潤滑油分離装置は、シリンダヘッドカバー内に設置した構成とすることができる(請求項3)。
また、シリンダヘッドカバーに潤滑油分離装置を設置する場合、設置スペースに制限があることを考慮して、前記潤滑油分離装置は、シリンダヘッド外部に設置した構成とすることもできる(請求項4)。このように潤滑油分離装置をシリンダヘッド外部に設置した構成とすると、各構成要素の容量を大きく設定することができることからブローバイガスの回収量を増加させることができ、処理能力を向上させることができる。
また、潤滑油分離室は、ブローバイガスが流通する管体とすることができるが、この経路を長くすれば潤滑油の分離量を増加させることができる。そこで、前記潤滑油分離室は、螺旋状に形成した螺旋管体とすることができる(請求項5)。
ブローバイガス中の潤滑油は、冷却することにより分離することができる。そこで、前記冷却媒体通路に冷却水を流通させる構成とすることができる(請求項6)。なお、空冷式とすることもできる。
本発明は、ブローバイガスから分離した潤滑油を燃料として用いる。そこで、前記潤滑油供給手段は、噴射系へ燃料を供給するサプライポンプを含む構成とすることができる(請求項7)。このような構成とすることにより、ブローバイガスから分離した潤滑油を燃料タンク内の燃料と共に噴射系に供給することができる。また、噴射する燃料量の緻密な制御を行うことができる。
前記のようにブローバイガス中の潤滑油は、冷却することにより分離することができる。そこで、前記潤滑油分離装置は、インタークーラーとした構成とすることができる(請求項8)。インタークーラーは、本発明における潤滑油分離装置が備える、潤滑油分離室、冷却媒体通路、潤滑油貯留部に相当する構成要素を備えていることからインタークーラーを潤滑油分離装置として利用した構成とすることができる。
本発明は、ブローバイガス中の潤滑油を分離するものであるが、潤滑油分離後のブローバイガスは、インテークマニホールドへ供給して燃焼処理する構成とすることができる(請求項9)。このような構成することにより有害物質の大気放出を抑制することができる。
本発明によれば、ブローバイガスから分離した潤滑油を燃料として噴射系に導入するようにしたので、噴射される燃料量の緻密な制御を行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、本発明のブローバイガス処理装置1の概略構成を示した模式図である。ブローバイガス処理装置1は、燃料を潤滑油として利用するエンジンのブローバイガスを処理するものである。ブローバイガス処理装置1は、ブローバイガス中から潤滑油を分離する潤滑油分離装置2と、潤滑油分離装置2によって分離された潤滑油を燃料として噴射系に供給する燃料供給装置3とを備えている。
潤滑油分離装置2は、シリンダヘッドカバー4内に設置されている。このような潤滑油分離装置2は、ブローバイガスを導入し、潤滑油の分離を行う潤滑油分離室5と、この潤滑油分離室5の周囲に冷却媒体を流通させる冷却媒体通路6と、ブローバイガスから冷却分離した潤滑油を貯留する潤滑油貯留部7とを備えている。潤滑油分離室5には、図示しないクランクケース内を上昇してきたブローバイガスを矢示15で示すように導入するブローバイガス導入口5aが形成されている。また、本実施例では、冷却媒体として冷却水を用いている。このため、冷却媒体通路6には、冷却水を導入する冷却水入口6aと冷却水を排出する冷却水出口6bが設けられている。
一方、燃料供給装置3は、潤滑油貯留部7と接続された第一供給パイプ8と、この第一供給パイプ8と接続されたサプライポンプ9を備えている。サプライポンプ9は、第二供給パイプ11を介して燃料タンク10とも接続されている。このようなサプライポンプ9は、コモンレール12と接続されており、潤滑油貯留部7及び燃料タンク10内の燃料を高圧でコモンレール12へ供給する。コモンレール12内に一旦貯留された燃料はインジェクタ13から図示しない筒内へ噴射される。コモンレール12、インジェクタ13は、本発明における噴射系を構成するものである。
潤滑油分離室5には、潤滑油を分離した後のブローバイガスを図示しないインテークマニホールドへ供給するブローバイガスホース14が接続されている。
次に、以上のように構成されるブローバイガス処理装置1の動作について説明する。エンジンが稼働状態となると、図示しないクランクケース内に漏れ出たブローバイガスがシリンダヘッドカバー4まで上昇する。このブローバイガスは燃料と共通の潤滑油が含まれている。このようにシリンダヘッドカバー4内にまで上昇したブローバイガスは、ブローバイガス導入口5aから矢示15で示すように潤滑油分離室5内へ浸入する。一方、冷却媒体通路6内にはエンジン始動と同時に冷却水が流通し始める。
潤滑油分離室5内に浸入したブローバイガスは冷却媒体通路6を流通する冷却水により冷却される。ブローバイガスが冷却されることによりブローバイガスから潤滑油が分離される。分離された潤滑油は潤滑油貯留部7に一旦貯留される。一方、潤滑油が分離された後のブローバイガスは、ブローバイガスホース14を通じてインテークマニホールドへ供給され、筒内で燃料され、処理される。
潤滑油貯留部7内の潤滑油は、燃料タンク10内の燃料と共に、サプライポンプ9により吸い上げられ、高圧でコモンレール12へ供給される。コモンレール12内の燃料はインジェクタ13から筒内へ噴射される。このとき、インジェクタ13から噴射される燃料量はエンジンの運転状況等に応じて制御されることになる。ここで、潤滑油貯留部7内の潤滑油は、ブローバイガスから分離され、その性状は燃料タンク10内の燃料とほぼ等しい状態なっている。このため、インジェクタ13から噴射される燃料量を緻密に制御することができる。すなわち、潤滑油貯留部7内の潤滑油をコモンレール12へ供給し、燃料として消費する場合に、不都合が生じることはない。
なお、本実施例のブローバイガス処理装置1は、燃料を潤滑油として利用するエンジンに装着されるものである。ここで、エンジンの配管や燃料タンク10の配置は、エンジンを稼働することができるものであればどのようなものであってもよい。ブローバイガス処理装置1は、例えば、燃料タンク10の他にオイルパン又はオイルパンに相当する他のタンク、さらに他の構成要素を含むエンジンに装着することができる。
また、ブローバイガスから分離した潤滑油を再び潤滑油として潤滑部に供給することも考えられる。しかし、一旦ブローバイガスに混入した潤滑油は燃料タンク10内のフレッシュな燃料と比較して多少汚れが混入しているおそれがある。そこで、ブローバイガスから分離された潤滑油は燃料として即座に消費してしまうことが望ましい。
次に、本発明の実施例2について、図2を参照しつつ説明する。図2に示したブローバイガス処理装置20は、潤滑油分離装置21が図示しないシリンダヘッドの外部に設置されている。潤滑油分離装置21は、ブローバイガスを導入し、潤滑油の分離を行う潤滑油分離室22と、この潤滑油分離室22の周囲に冷却媒体を流通させる冷却媒体通路23と、ブローバイガスから冷却分離した潤滑油を貯留する潤滑油貯留部24とを備えている。潤滑油分離室22は、図に示すように螺旋状に形成した螺旋管体によって形成されており、この螺旋管体の下部がそれぞれ潤滑油貯留部24を形成している。
螺旋管体からなる潤滑油分離室22は、シリンダヘッドカバー25からブローバイガスを導入する導管26と接続されている。また、冷却媒体通路23には、冷却水を導入する冷却水入口23aと冷却水を排出する冷却水出口23bが設けられている。
潤滑油分離装置21は、実施例1の潤滑油分離装置1と同様の燃料供給装置3を備えている。この燃料供給装置3は、潤滑油貯留部24と接続された第一供給パイプ8a、8b、8cと、これらの第一供給パイプ8a、8b、8cと接続されたサプライポンプ9を備えている。サプライポンプ9は、第二供給パイプ11を介して燃料タンク10とも接続されている。このようなサプライポンプ9は、コモンレール12と接続されており、潤滑油貯留部24及び燃料タンク10内の燃料を高圧でコモンレール12へ供給する。コモンレール12内に一旦貯留された燃料はインジェクタ13から図示しない筒内へ噴射される。この点は、実施例1と同様である。
このような構成とすることにより、実施例1のブローバイガス処理装置1と同様の効果をさらに効率よく得ることができる。すなわち、潤滑油分離室22を螺旋管体により形成することによって経路を長く取り、ブローバイガスの冷却効率を高めることができる。また、潤滑油分離装置21をシリンダヘッド外部に設置するようにしているので、各構成要素の容量を大きく設定することが可能となる。
次に、本発明の実施例3について、図3を参照しつつ説明する。図3に示したブローバイガス処理装置30は、潤滑油分離装置としてインタークーラー31を用いている。インタークーラー31の上流にはターボチャージャー32が配置されている。このターボチャージャー32のコンプレッサホイール32aの上流にはブローバイガスを導入する導管33が接続されており、図示しないエアークリーナを通過した空気にブローバイガスが合流するようになっている。ブローバイガスと合流した空気はコンプレッサホイール32aによって加圧されインタークーラー31に送られる。インタークーラー31内でブローバイガスを含んだ空気が冷却されると、ブローバイガスに含まれていた潤滑油が分離される。すなわち、インタークーラー31において冷媒が通過する通路が本発明における冷却媒体通路として機能し、また、圧縮された空気が通過する通路が本発明における潤滑油分離室として機能する。分離された潤滑油は、インタークーラー31のロアタンク31a内に貯留される。すなわち、ロアタンク31aが本発明における潤滑油貯留部として機能する。
ロアタンク31aには、実施例1の潤滑油分離装置1と同様の燃料供給装置3を構成する第一供給パイプ8が接続されている。第一供給パイプ8はサプライポンプ9と接続され、このサプライポンプ9は、第二供給パイプ11を介して燃料タンク10とも接続されている。このようなサプライポンプ9は、コモンレール12と接続されており、潤滑油貯留部、すなわち、ロアタンク31a及び燃料タンク10内の燃料を高圧でコモンレール12へ供給する。コモンレール12内に一旦貯留された燃料はインジェクタ13から図示しない筒内へ噴射される。この点は、実施例1と同様である。また、インタークーラー31を通過し、潤滑油が分離された空気は、インテークマニホールドへ送られ、燃焼に供される。
このような構成とすることにより、実施例1のブローバイガス処理装置1と同様の効果を得ることができる。また、潤滑油分離装置としてインタークーラー31をそのまま用いている。このため、別途潤滑油分離装置を準備する必要がなく、コスト面や、設置スペースの面で有利となる。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
1、20、30 ブローバイガス処理装置
2、21 潤滑油分離装置
3 燃料供給装置
4、25 シリンダヘッドカバー
5、22 潤滑油分離室
5a ブローバイガス導入口
6、23 冷却媒体通路
6a、23a 冷却水入口
6b、23b 冷却水出口
7、24 潤滑油貯留部
8、8a、8b、8c 第一供給パイプ
9 サプライポンプ
10 燃料タンク
11 第二供給パイプ
12 コモンレール
13 インジェクタ
14 ブローバイガスホース
26、33 導管
31 インタークーラー
31a ロアタンク
32 ターボチャージャー
32a コンプレッサホイール
2、21 潤滑油分離装置
3 燃料供給装置
4、25 シリンダヘッドカバー
5、22 潤滑油分離室
5a ブローバイガス導入口
6、23 冷却媒体通路
6a、23a 冷却水入口
6b、23b 冷却水出口
7、24 潤滑油貯留部
8、8a、8b、8c 第一供給パイプ
9 サプライポンプ
10 燃料タンク
11 第二供給パイプ
12 コモンレール
13 インジェクタ
14 ブローバイガスホース
26、33 導管
31 インタークーラー
31a ロアタンク
32 ターボチャージャー
32a コンプレッサホイール
Claims (9)
- 燃料を潤滑油として利用するエンジンのブローバイガス中から潤滑油を分離する潤滑油分離装置と、
当該潤滑油分離装置によって分離された潤滑油を燃料として噴射系に供給する燃料供給装置と、
を備えたことを特徴とするブローバイガス処理装置。 - 請求項1記載のブローバイガス処理装置において、
前記潤滑油分離装置は、
ブローバイガスを導入し、潤滑油の分離を行う潤滑油分離室と、
当該潤滑油分離室の周囲に冷却媒体を流通させる冷却媒体通路と、
ブローバイガスから冷却分離した潤滑油を貯留する潤滑油貯留部と、
を備えたことを特徴とするブローバイガス処理装置。 - 請求項1記載のブローバイガス処理装置において、
前記潤滑油分離装置は、シリンダヘッドカバー内に設置したことを特徴とするブローバイガス処理装置。 - 請求項1記載のブローバイガス処理装置において、
前記潤滑油分離装置は、シリンダヘッド外部に設置したことを特徴とするブローバイガス処理装置。 - 請求項1記載のブローバイガス処理装置において、
前記潤滑油分離装置は、
ブローバイガスを導入し、潤滑油の分離を行う潤滑油分離室と、
当該潤滑油分離室の周囲に冷却媒体を流通させる冷却媒体通路と、
ブローバイガスから冷却分離した潤滑油を貯留する潤滑油貯留部と、
を備え、
前記潤滑油分離室は、螺旋状に形成した螺旋管体であることを特徴としたブローバイガス処理装置。 - 請求項1記載のブローバイガス処理装置において、
前記潤滑油分離装置は、
ブローバイガスを導入し、潤滑油の分離を行う潤滑油分離室と、
当該潤滑油分離室の周囲に冷却媒体を流通させる冷却媒体通路と、
ブローバイガスから冷却分離した潤滑油を貯留する潤滑油貯留部と、
を備え、
前記冷却媒体通路に冷却水を流通させることを特徴としたブローバイガス処理装置。 - 請求項1記載のブローバイガス処理装置において、
前記潤滑油供給手段は、噴射系へ燃料を供給するサプライポンプを含むことを特徴としたブローバイガス処理装置。 - 請求項1記載のブローバイガス処理装置において、
前記潤滑油分離装置は、インタークーラーとしたことを特徴とするブローバイガス処理装置。 - 請求項1乃至8のいずれか一項記載のブローバイガス処理装置において、
潤滑油が分離された後のブローバイガスをインテークマニホールドへ供給することを特徴としたブローバイガス処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006160380A JP2007327447A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | ブローバイガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006160380A JP2007327447A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | ブローバイガス処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007327447A true JP2007327447A (ja) | 2007-12-20 |
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ID=38928061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006160380A Pending JP2007327447A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | ブローバイガス処理装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101872748A (zh) * | 2009-04-24 | 2010-10-27 | 罗姆股份有限公司 | 半导体装置以及半导体装置的制造方法 |
JP2017180335A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関のヘッドカバー |
-
2006
- 2006-06-09 JP JP2006160380A patent/JP2007327447A/ja active Pending
Cited By (3)
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CN101872748B (zh) * | 2009-04-24 | 2015-10-07 | 罗姆股份有限公司 | 半导体装置以及半导体装置的制造方法 |
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