JP4414877B2 - 軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン - Google Patents

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Description

本発明は、軽油等の燃料を潤滑油として兼用する軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンに関するものである。
従来、燃料タンクとディーゼルエンジンとの間に気泡分離を行うリザーバを配設し、そのリザーバとエンジンとの間に潤滑系燃料循環回路と、燃焼系燃料循環回路とを構成した軽油潤滑式ディーゼルエンジンが開示されている(特許文献1)。このような軽油潤滑式ディーゼルエンジンでは、燃料となる軽油がエンジン各部の潤滑剤としても用いられ、エンジン各部を循環する。このため、潤滑専用のオイルは不要であり、オイル交換の手間も省くことができる。
図6は、特許文献1に記載された燃料潤滑式ディーゼルエンジン100の主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、燃料タンク101、気泡分離器の機能を兼ねたリザーバタンク102、オイルパン103を備えている。燃料タンク101とリザーバタンク102とは、セジメンタ(油水分離器)104、供給ポンプ(送油ポンプ)105を備えた油路106により連通している。
燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、潤滑剤の供給を必要とするエンジン各部107へ潤滑剤としての燃料を供給する潤滑系燃料循環回路108を有している。この潤滑系燃料供循環回路108には、冷却器112、フィルタ109、潤滑ポンプ110が配設されており、潤滑ポンプ110を駆動することにより燃料をリザーバタンク102から吸い上げてエンジン各部107へ供給している。エンジン各部107へ供給された後の燃料は、オイルパン103内へ流下し、スカベンジポンプ111により吸い上げられて再びリザーバタンク102へ戻されるようになっている。
また、燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、筒内へ燃料を噴射する噴射系114へ燃料を供給する燃焼系燃料循環回路113を有している。この燃焼系燃料循環回路113には、前記潤滑系燃料循環回路108と共通の冷却器112、フィルタ115、噴射ポンプ116が配設されており、噴射ポンプ116を駆動することにより燃料をリザーバタンク102から吸い上げて噴射系114へ供給している。噴射系114に供給された燃料のうち、燃焼に供されなかった燃料は再びリザーバタンク102へ戻される。
このように特許文献1に記載された燃料潤滑式ディーゼルエンジン100は、潤滑系燃料循環回路108と燃焼系燃料循環回路113の二系統の燃料循環回路を有している。
実開昭60−194112号公報
しかしながら、前記のような軽油潤滑式ディーゼルエンジン100では、燃料タンク101、リザーバタンク102、オイルパン103というように3つのタンクを具備している。さらに、供給ポンプ105、潤滑ポンプ110、噴射ポンプ107、スカベンジポンプ111というように4つのポンプを具備している。このため、軽油潤滑式ディーゼルエンジン100の構造は複雑なものとなっていた。
このような複雑な構成は大幅なコストアップにも繋がり、車両への搭載性の面でも不利となる。
そこで、本発明は、部品点数が削減された軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンを提供することを課題とする。
かかる課題を達成するための、本発明の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンは、軽油等の燃料を潤滑油として兼用する軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンであって、低圧ポンプにより当該低圧ポンプの下流側に配設したレギュレータを経由して燃料タンクからエンジン潤滑系へ燃料を供給する潤滑系燃料供給経路と、前記レギュレータの上流側で前記潤滑系燃料供給経路と分岐する経路であって、前記低圧ポンプにより送油された燃料を高圧ポンプにより噴射系へ供給する噴射系燃料供給経路と、を備えたことを特徴とする。
このような軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンでは、前記潤滑系燃料供給経路に供給した燃料をオイルパンへ送油し、当該オイルパン内の燃料を前記燃料タンクへ戻す潤滑系燃料リターン経路を備えた構成とすることができ、また、前記潤滑系燃料供給経路に供給した燃料をオイルパンへ送油し、当該オイルパン内の燃料を前記潤滑系燃料供給経路における前記低圧ポンプの上流側へ戻す潤滑系燃料リターン経路を備えた構成とすることもできる。
さらに、前記ような軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンでは、前記噴射系燃料供給経路に供給した後の噴射系リターン燃料を前記オイルパンへ戻す噴射系燃料リターン経路を備えた構成とすることができ、また、前記噴射系燃料供給経路に供給した後の噴射系リターン燃料を前記燃料タンクへ戻す噴射系燃料リターン経路を備えた構成とすることもできる。
また、前記のような軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンでは、前記潤滑系燃料供給経路にフィルタを有し、前記低圧ポンプに供給される燃料は当該フィルタを通過する構成とすることが望ましい。
さらに、本発明の他の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンは、軽油等の燃料を潤滑油として兼用する軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンであって、低圧ポンプにより燃料タンクからエンジン潤滑系へ燃料を供給する第一潤滑系燃料供給経路と、低圧ポンプによりオイルパンからエンジン潤滑系へ燃料を供給する第二潤滑系燃料供給経路と、前記第一潤滑系燃料供給経路を通じて前記エンジン潤滑系に供給される燃料の量と前記第二潤滑系燃料供給経路を通じて前記エンジン潤滑系に供給される燃料の量を調整する流量調整手段と、前記第一及び第二潤滑系燃料供給経路に供給した燃料を前記オイルパンへ戻す潤滑系燃料リターン経路と、高圧ポンプにより前記オイルパンから噴射系へ燃料を供給する噴射系燃料供給経路と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、燃料タンクから低圧ポンプで吸い上げた燃料を分岐させてエンジン潤滑系と噴射系とに供給するようにしたので、高圧の燃料を噴射系へ送り込む高圧ポンプへ燃料を供給する専用のフィードポンプが不要となり、部品点数の削減を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、実施例1の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン(以下、「エンジン」という)1の主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。エンジン1は、燃料タンク2、オイルパン3を備えている。このオイルパン3は、燃料を一旦リザーブし、燃料の気泡分離の機能も果たすものである。オイルパン3は、シリンダブロックの下部に一体的に設けられたものを指すが、別置きのオイルタンクであってもよい。
エンジン1は、潤滑剤の供給を必要とするエンジン潤滑系4へ潤滑剤としての燃料を供給する潤滑系燃料供給経路5を有している。この潤滑系燃料供給経路5には図1に示すように燃料タンク2側、すなわち上流側から順にセジメンタ6、フィルタ7、潤滑ポンプの機能を果たす低圧ポンプ8、さらにレギュレータ9が配設されている。ここで、低圧ポンプ8が駆動されることにより、この低圧ポンプ8の下流側に配設したレギュレータ9を経由して燃料タンク2内の燃料がエンジン潤滑系4へ供給されることになる。このとき、エンジン潤滑系4に供給される燃料はレギュレータ9の働きによって適度な圧力に調整されている。通常、低圧ポンプ8により供給される燃料の圧力をレギュレータ9によって減圧後エンジン潤滑系4に供給する。より具体的には、低圧ポンプ8は、後述するように高圧ポンプ11へのフィードポンプの役割も有することからその吐出圧力は1000kPa程度である。しかし、これではエンジン潤滑系4に供給する圧力として高すぎる。そこで本実施例のエンジン1では、低圧ポンプ8とエンジン潤滑系4との間に備えたレギュレータ9により、低圧ポンプ8による吐出圧力を300kPa程度にまで低下させ、その後、エンジン潤滑系4に供給するようにしている。
なお、エンジン潤滑系4はエンジン1のシリンダヘッド周りやクランク軸周りなど、従来のエンジンにおいてエンジンオイルの供給を受ける箇所を指す。
エンジン1は、レギュレータ9の上流側で潤滑系燃料供給経路5と分岐する経路であって、噴射ポンプの機能を果たす高圧ポンプ11により噴射系12へ燃料を供給する噴射系燃料供給経路10を有している。すなわち、低圧ポンプ8は高圧ポンプ11へのフィードポンプとしての機能を果たしており、低圧ポンプ8により供給された燃料が高圧ポンプ11により噴射系12へ供給されるようになっている。ここで、噴射系12は、筒内へ燃料を噴射するものであり、高圧ポンプ11から燃料の供給を受ける図示しないコモンレール及びインジェクタ等が含まれる。
また、エンジン1は、潤滑系燃料供給経路5に供給した燃料をオイルパン3へ送油し、さらにオイルパン3内の燃料を燃料タンク2へ戻す潤滑系燃料リターン経路13を有している。ここで、オイルパン3から燃料タンク2への送油はスカベンジポンプ14により行うようになっている。
さらに、エンジン1は、噴射系燃料供給経路10に供給した後の噴射系リターン燃料をオイルパン3へ戻す噴射系燃料リターン経路15を有している。
以上のように構成されるエンジン1は、低圧ポンプ8が循環ポンプの機能と高圧ポンプ11へのフィードポンプの機能を担っている。このため、エンジン1はフィードポンプそのものを装備する必要がなく、これに付随する部品を削減することができる。この結果、エンジン1の車両への搭載性を向上させることができる。
また、エンジン1はフィルタ7を備えており、低圧ポンプ8に供給される燃料からは異物が取り除かれるので、噴射系12に供給される燃料に異物が混入することを抑制することができる。さらに、フィルタ7を通過した燃料を噴射系12に供給することによって噴射系12におけるエアレーションの発生を回避することができる。
次に、本発明の実施例2について図2を参照しつつ説明する。実施例2のエンジン20が、実施例1のエンジン1と異なる点は、実施例1のエンジン1では、噴射系燃料供給経路10に供給した後の噴射系リターン燃料をオイルパン3へ戻す噴射系燃料リターン経路15を有しているのに対し、実施例2のエンジン20では、噴射系燃料供給経路10に供給した後の噴射系リターン燃料を燃料タンク2へ戻す噴射系燃料リターン経路21を有する構成としている点である。
多くの車両では、前側に搭載されるエンジン本体に対し、燃料タンク2は車両の後側に搭載されるが、本実施例のエンジン2のような構成とすれば、高温となる噴射系リターン燃料を噴射系燃料リターン経路15に流通させることにより冷却できる。
なお、他の構成については実施例1のエンジン1と同様であるので、共通する構成要素については図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明の実施例3について図3を参照しつつ説明する。実施例3のエンジン25が、実施例1のエンジン1と異なる点は、実施例1のエンジン1では、潤滑系燃料供給経路5に供給した燃料をオイルパン3へ送油し、さらにオイルパン3内の燃料を燃料タンク2へ戻す潤滑系燃料リターン経路13を有する構成としているのに対し、実施例3のエンジン25では、潤滑系燃料供給経路5に供給した燃料をオイルパン3へ送油し、さらにオイルパン3内の燃料を潤滑系燃料供給経路5における低圧ポンプ8の上流側へ戻す潤滑系燃料リターン経路26を有する構成としている点である。
このような構成とすることにより、潤滑系燃料リターン経路26を実施例1のエンジン1における潤滑系燃料リターン経路13と比較して短縮できる効果がある。この結果、エンジン25を車両に搭載する際の自由度が向上する。
なお、他の構成については実施例1のエンジン1と同様であるので、共通する構成要素については図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、本発明の実施例4について図4を参照しつつ説明する。実施例4のエンジン30が、実施例2のエンジン20と異なる点は、実施例2のエンジン20では、潤滑系燃料供給経路5に供給した燃料をオイルパン3へ送油し、さらにオイルパン3内の燃料を燃料タンク2へ戻す潤滑系燃料リターン経路13を有しているのに対し、実施例4のエンジン30では、潤滑系燃料供給経路5に供給した燃料をオイルパン3へ送油し、さらにオイルパン3内の燃料を潤滑系燃料供給経路5における低圧ポンプ8の上流側へ戻す潤滑系燃料リターン経路31を有する構成としている点である。
また、実施例2のエンジン20では、オイルパン3内の燃料を吸い上げる手段としてスカベンジポンプ14を用いていたのに対し、実施例4のエンジン30ではスカベンジポンプを廃止している点も異なる。
このような構成とすることにより、さらに部品点数を削減することができる。 なお、他の構成については実施例1のエンジン1、実施例2のエンジン20と同様であるので、共通する構成要素については図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。また、図4に示したエンジン30では、噴射系リターン燃料を燃料タンク2へ戻す噴射系燃料リターン経路21としているが、噴射系リターン燃料をオイルパン3に戻す構成とすることもできる。
図5は、実施例5のエンジン50の主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。エンジン50は、燃料タンク51、オイルパン52を備えている。このオイルパン52は、燃料を一旦リザーブし、燃料の気泡分離の機能も果たすものである。また、オイルパン52にはオイルレベルセンサ63が装着されている。
エンジン50は、低圧ポンプ53により燃料タンク51からセジメンタ56を経てエンジン潤滑系54へ燃料を供給する第一潤滑系燃料供給経路55を有している。また、エンジン50は、共通の低圧ポンプ53によりオイルパン52から共通のセジメンタ56を経てエンジン潤滑系54へ燃料を供給する第二潤滑系燃料供給経路57を有している。
さらに、エンジン50は、これらの第一潤滑系燃料供給経路55を通じてエンジン潤滑系54に供給される燃料の量と、第二潤滑系燃料供給経路57を通じてエンジン潤滑系54に供給される燃料の量を調整する三方弁58を有している。この三方弁58は、本発明における流量調整手段に相当するものである。この三方弁58は図示しないECUが取得したオイルレベルセンサ63からの情報に基づいて開度調整がなされる。
また、エンジン50は、第一潤滑系燃料供給経路55、第二潤滑系燃料供給経路57に供給した燃料をオイルパン52へ戻す潤滑系燃料リターン経路58を有している。
さらに、エンジン50は、高圧ポンプ59によりオイルパン52からフィルタ64を経て噴射系60へ燃料を供給する噴射系燃料供給経路61と、噴射系60からの噴射系リターン燃料を燃料タンク51に戻す噴射系燃料リターン経路62を有している。
以上のように構成されるエンジン50は、オイルパン52内の燃料の量が減少してきたときに、三方弁58の開度調整を行い、燃料タンク51から直接エンジン潤滑系54に燃料を供給することができる。これにより、エンジン潤滑系54における潤滑不良を回避することができる。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
実施例1の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンの主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。 実施例2の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンの主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。 実施例3の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンの主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。 実施例4の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンの主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。 実施例5の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンの主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。 従来の燃料潤滑式ディーゼルエンジンの主として燃料供給部分の概略構成を示した説明図である。
符号の説明
1、20、25、30、50 エンジン
2、51 燃料タンク
3、52 オイルパン
4、54 エンジン潤滑系
5 潤滑系燃料供給経路
6、56 セジメンタ
7、64 フィルタ
8、53 低圧ポンプ
9 レギュレータ
10、61 噴射系燃料供給経路
11、59 高圧ポンプ
12、60 噴射系
13、26、31、58 潤滑系燃料リターン経路
14 スカベンジポンプ
15、21、62 噴射系燃料リターン経路
55 第一潤滑系燃料供給経路
57 第二潤滑系燃料供給経路
58 三方弁

Claims (5)

  1. 軽油等の燃料を潤滑油として兼用する軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンであって、
    低圧ポンプにより当該低圧ポンプの下流側に配設したレギュレータを経由して燃料タンクからエンジン潤滑系へ燃料を供給する潤滑系燃料供給経路と、
    前記レギュレータの上流側で前記潤滑系燃料供給経路と分岐する経路であって、前記低圧ポンプにより送油された燃料を高圧ポンプにより噴射系へ供給する噴射系燃料供給経路と、を備え、
    前記潤滑系燃料供給経路に供給した燃料をオイルパンへ送油し、当該オイルパン内の燃料を前記潤滑系燃料供給経路における前記低圧ポンプの上流側へ戻す潤滑系燃料リターン経路を備えたことを特徴とする軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン。
  2. 請求項1記載の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンにおいて、
    前記噴射系燃料供給経路に供給した後の噴射系リターン燃料を前記オイルパンへ戻す噴射系燃料リターン経路を備えたことを特徴とする軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン。
  3. 請求項1記載の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンにおいて、
    前記噴射系燃料供給経路に供給した後の噴射系リターン燃料を前記燃料タンクへ戻す噴射系燃料リターン経路を備えたことを特徴とする軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項記載の軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンにおいて、
    前記潤滑系燃料供給経路にフィルタを有し、前記低圧ポンプに供給される燃料は当該フィルタを通過することを特徴とした軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン。
  5. 軽油等の燃料を潤滑油として兼用する軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジンであって、
    低圧ポンプにより燃料タンクからエンジン潤滑系へ燃料を供給する第一潤滑系燃料供給経路と、
    低圧ポンプによりオイルパンからエンジン潤滑系へ燃料を供給する第二潤滑系燃料供給経路と、
    前記第一潤滑系燃料供給経路を通じて前記エンジン潤滑系に供給される燃料の量と前記第二潤滑系燃料供給経路を通じて前記エンジン潤滑系に供給される燃料の量を調整する流量調整手段と、
    前記第一及び第二潤滑系燃料供給経路に供給した燃料を前記オイルパンへ戻す潤滑系燃料リターン経路と、
    高圧ポンプにより前記オイルパンから噴射系へ燃料を供給する噴射系燃料供給経路と、
    を備えたことを特徴とする軽油等燃料潤滑ディーゼルエンジン。
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