JP2006213565A - 水素生成器 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間のCOセンサの使用により、高沸点の有機物等がCOセンサに付着してゼロ点の変動が生じた時のゼロ点補正の精度向上を行うこと。
【解決手段】水素生成器1と、この水素生成器1の加熱用バーナ5と、この加熱用バーナ5の排気ガス34中のCO濃度検知を行うCOセンサ36と、このCOセンサ36のゼロ点補正を加熱用バーナ5の燃焼停止後のポストパージ中またはポストパージ終了後に行うように指示する制御器21を備え、COセンサ36の周囲温度を常に一定の状態を保ちながら、COセンサ36のゼロ点補正を行うことができるので、COセンサ36の温度依存性による検知ばらつきを解消して、燃焼用空気11の変動や燃料ガス8の変動により火炎12が燃焼不良になった時に、COセンサ36により燃焼不良状態を正確に判定し、的確に加熱用バーナ5を停止し、水素生成器1の安全性を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、COセンサにより、排気ガス中のCO濃度を検知して燃焼状態を判定する加熱用バーナを搭載した燃料電池の水素生成器に関するものである。
従来この種の水素生成器の加熱用バーナは、燃焼の検知にフレームロッド方式を用いている。フレームロッド方式による燃焼の検知は、フレームロッドに交流電圧を印加して、火炎の整流作用によって生じた直流電流を取り出して判定を行っている。この整流作用は、燃料中の炭化水素がイオン化されることによるので、燃料中に炭化水素がない場合や燃料中の炭化水素の濃度が低い場合には、判定に必要な電流が流れない場合がある。この時は、燃料電池から排出される低カロリーガス(オフガス(未反応水素ガス))に高カロリーガス(原燃料)を混合させて供給し、火炎中のイオンの作用を増大し整流作用を安定させて、フレームロッド方式の火炎検知を正確に行うようにしているものがある(例えば特許文献1参照)。
また、COセンサは、給湯器等のガス燃焼装置の燃焼状態を監視するために排気ガス中のCO濃度を検知しているが、給湯器のように頻繁に運転のオンオフを繰り返していると長時間COセンサが無通電となり、高沸点の有機物等がCOセンサに付着してゼロ点の変動が生じ、CO濃度が正確に検知できない場合がある。そのため、ゼロ点が変動していれば補正を行い、その動作を無通電時間の積算により定期的に行うようにしている(例えば特許文献2参照)。
特開2001−201046号公報 特開2002−221319号公報
しかしながら、前記従来の構成では、低カロリーガスの主成分である水素ガスの割合が大きい場合は、燃焼用空気の変動により火炎が燃焼不良状態になっても、火炎が失火するような状態にならないと判定が難しく、燃焼不良状態の程度の判定ができずCO発生量の検知ができないという課題を有していた。
また、給湯器は、停止する機会も多く、運転開始時にCOセンサのゼロ点補正を定期的に行うことが可能であるが、水素生成器は、燃料電池システムの構成部品として一度運転を開始すると連続運転され、COセンサとしては、頻繁にゼロ点補正が行えないという課題を有していた。
また、給湯器の場合、運転開始時は多くの場合常温(COセンサ周囲温度)であり、ゼロ点補正動作が常温という一定の温度下で行われる。しかし、燃料電池システムの場合は、水素生成器の停止後の再起動時にCOセンサの周囲温度は、水素生成器がまだ冷えていないことがあり、一定の温度にならず、COセンサの温度依存性による検知データのばらつきから適正なゼロ点補正が行えないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、COセンサのゼロ点補正を行い、COセンサにより燃焼不良検知を正確に行うようにした加熱用バーナを搭載した水素生成器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の水素生成器は、炭化水素系原料の改質反応により水素を含む改質ガスを生成する水素生成器と、この水素生成器の加熱用バーナと、この加熱用バーナの排気ガス中のCO濃度検知を行うCOセンサと、このCOセンサのゼロ点補正を前記加熱用バーナの燃焼停止後のポストパージ中またはポストパージ終了後に行うように指示する制御器を備えたものである。
これによって、COセンサの周囲温度を常に一定の状態を保ちながら、COセンサのゼロ点補正を行うことができるので、COセンサの温度依存性による検知ばらつきを解消して、燃焼用空気の変動や燃料の変動により火炎が燃焼不良になった時に、COセンサにより燃焼不良状態を正確に判定し、精度良く加熱用バーナを停止し、水素生成器の安全性を確保することができる。
また、燃焼不良検知のために余分な燃料を追加しないで、燃料電池から排出されるオフガス(未反応水素ガス)のみの燃焼で水素生成器を加熱できるので、水素生成器の改質効率の低下を防止することができる。
本発明の水素生成器は、水素ガスを得るための改質効率を低下させないで、水素生成器の加熱用バーナの燃焼不良検知を正確に行うことができる。
第1の発明は、炭化水素系原料の改質反応により水素を含む改質ガスを生成する水素生成器と、この水素生成器の加熱用バーナと、この加熱用バーナの排気ガス中のCO濃度検知を行うCOセンサと、このCOセンサのゼロ点補正を前記加熱用バーナの燃焼停止後のポストパージ中またはポストパージ終了後に行うように指示する制御器を備えたことにより、COセンサの周囲温度を常に一定の状態を保ちながら、COセンサのゼロ点補正を行うことができるので、COセンサの温度依存性による検知データのばらつきを解消して、燃焼用空気の変動や燃料の変動により火炎が燃焼不良になった時に、COセンサにより燃焼不良状態を正確に判定し、精度良く加熱用バーナを停止し、水素生成器の安全性を確保することができる。
また、燃焼不良検知のために余分な燃料を追加しないで、燃料電池から排出されるオフガス(未反応水素ガス)のみの燃焼で水素生成器を加熱できるので、水素生成器の改質効率の低下を防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御器は、水素生成器の改質触媒層の改質触媒層温度検知部が所定の温度に低下した時にCOセンサのゼロ点補正を行うように指示することにより、COセンサの周囲温度を想定することができ、ゼロ点補正時の温度を常に一定に保ち、ゼロ点の精度を向上することができる。
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明の制御器は、改質触媒層の改質触媒層温度検知部が所定の温度に達した時に、送風手段の送風量を低下させるか送風を停止させてからCOセンサのゼロ点補正を行うように指示することにより、COセンサの風速依存性による検知データのばらつきを解消して、ゼロ点の精度を向上することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3の発明のいずれかの発明の制御器は、ポストパージ中またはポストパージ終了後にCOセンサで検知する出力値をそれ以後のゼロ点として採用することにより、COセンサの長期間使用によるゼロ点の変動をCOセンサの作動ソフト上で修正し、ゼロ点の精度を向上することができる。
第5の発明は、特に、第1〜4の発明のいずれかの発明の制御器は、加熱用バーナ停止後から所定時間経過後にゼロ点補正を行うように指示するためのタイマーを備えたことにより、ゼロ点補正の時期を指示するための特別な構成を必要としないで、コストの低減を図ることができる。
第6の発明は、特に、第1〜5の発明のいずれかの発明の制御器は、ゼロ点補正を行う前にCOセンサのヒートアップによるクリーニング動作を行うように指示することにより、COセンサの長時間の使用により、COセンサの検知部分の表面にゴミが付着することによるCOセンサの検知感度の低下やゼロ点の変動を改善して元の状態に戻し、COセンサの寿命を向上できる。
第7の発明は、特に、第1〜6の発明のいずれかの発明の制御器は、ゼロ点補正時に計測したCOセンサの出力値が所定の正常な範囲を越えた時にCOセンサの故障と判定することにより、COセンサの故障をCOセンサの作動ソフト上で判定することができる。
第8の発明は、特に、第1〜7の発明のいずれかの発明の制御器は、COセンサと加熱用バーナに設ける炎検知手段とを併用して、加熱用バーナの燃焼状態を評価することにより、加熱用バーナの状態を短時間で判定し、水素生成器および燃料電池システムの安全性を確保することができる。
第9の発明は、特に、第1〜8の発明のいずれかの発明において、水素生成器を燃料電池システムに搭載するようにしたことにより、COセンサの周囲温度を常に一定の状態を保ちながら、COセンサのゼロ点補正を行うことができるので、COセンサの温度依存性による検知ばらつきを解消して、燃焼用空気の変動や燃料の変動により火炎が燃焼不良になった時に、COセンサにより燃焼不良状態を正確に判定し、精度良く加熱用バーナを停止し、水素生成器および燃料電池システムの安全性を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における水素生成器の全体構成図である。
図1において、1は、都市ガス(またはLPGまたは炭化水素系燃料)を原料として燃料電池発電装置に供給する水素を生成する水素生成器であり、2は、脱硫装置(図示なし)で処理を行った後の都市ガス(または、LPGまたは炭化水素系燃料)と水蒸気とからなる原料ガス、3は、ニッケルもしくはルテニウムを主成分とする触媒を充填した改質触媒層で、この改質触媒層3で原料ガス2を反応させることにより、水素と二酸化炭素および一酸化炭素からなる生成ガス4を生成する。この生成反応は700℃程度の高温で生じる吸熱反応であるため、加熱用バーナ5により高温の燃焼熱を供給して原料ガス2と改質触媒層3を加熱している。
加熱用バーナ5は、都市ガス6(またはLPG)や燃料電池から排出されるオフガス7(未反応水素ガス)、または都市ガス6(またはLPG)とオフガス7を混合して、燃料ガス8としてディストリビュータ9から噴出し、空気噴出部10の周囲から空気11を供給することにより、火炎12を形成し燃焼を行う。円管状のディストリビュータ9の先端には、燃料ガス8を噴出する複数個のノズル13がディストリビュータ9の円周方向に設けられ、燃料ガス8を放射状に噴出する構成としている。空気噴出部10は、複数個の空気噴出孔14を空気噴出部10の側面に略直角に設けている。空気噴出部10は、ディストリビュータ9を中心として、火炎12の出口方向に徐々に拡大するようにカップ状に燃焼室15を形成し、燃焼用の空気11を燃焼室15内に供給する構成としている。空気噴出孔14は、上下方向の配列を千鳥状に設けている。ディストリビュータ9のノズル13は、空気噴出部10の空気噴出孔14の最下段に設ける空気噴出孔16とほぼ対向する位置になるように配置している。また、空気噴出部10の底部には複数個の下部空気噴出孔17を設け、ディストリビュータ9の軸方向と平行方向に空気11の一部を噴出する構成としている。
18は、空気11を供給する空気室で、空気噴出部10の周囲を囲む形で通路を構成している。 空気室18の上流には、送風ダクト19を介して送風手段20が設けられている。送風手段20は、空気11を供給する送風機で構成され、羽根車には高圧を出せるターボファンやラジアルファン等を用い、それをモータで回転させるようにしている。制御部21により送風手段20のコントロールを行うようにしている。
22は、加熱用バーナ5によって生じる火炎12が触媒容器23に直接触れることを避け、さらに燃焼ガス24の流路を規定するための燃焼筒である。燃焼ガス24は、触媒容器23の周囲に沿って流れ、水素生成器1の外部に排出される。
25は、ディストリビュータ9の中央に、ディストリビュータ9を貫通するように設ける挿入通路で、挿入通路25は、ディストリビュータ9とは、隔離して構成され、燃料ガス8が進入することはない。26は、挿入通路25内に挿入する着火用の電極で、耐熱性のカンタル線やエスイット線で構成している。電極26の周囲は、絶縁用の絶縁碍子27で被覆されている。絶縁碍子27は、耐熱性のアルミナ、シリカ等のセラミック材で形成し、その表面は、ガラス成分からなる釉薬が塗布されている。電極26の先端は、燃焼室15に臨み、ディストリビュータ9の天板28に火花放電が飛ぶように、位置決めを行っている。
29は、炎検知手段で、耐熱性のカンタル線やエスイット線でフレームロッドを構成し、火炎12の有無を検知している。炎検知手段29の周囲は、絶縁用の絶縁碍子30で被覆されている。絶縁碍子30は、耐熱性のアルミナ、シリカ等のセラミック材で形成し、その表面は、ガラス成分からなる釉薬が塗布されている。炎検知手段29の先端は、燃焼室15に臨み、曲率をもって屈曲し、空気噴出部10の内壁に沿って、所定の間隙を有しながら、火炎12中に臨むように位置を決められている。炎検知手段29の装着は、空気噴出部10の上部に設ける燃焼筒22の下部の一部を拡管して設ける空間31から炎検知手段29の先端を延長して、空気噴出部10の内壁に沿って臨ませている。制御部21の指示により、炎検知手段29に交流もしくは直流の電圧を印加して、火炎12中のイオン電流を検知している。炎検知手段29のデータは、電圧値または電流値として判定を行っている。
32は、触媒容器23の周囲に設けられた排ガス通路で、燃焼ガス24が触媒容器23に沿って流れるように水素生成器1の上方に出口33を設け、燃焼ガス24を水素生成器1の外部に排気ガス34として排出している。出口33には、筒状の排気ダクト35が連接されている。この排気ダクト35の他方は、排熱回収及び凝縮水回収のための熱交換器(図示無し)に連結し、排気ガス34の熱を回収し、熱効率の低下を防止している。
36は、排気ダクト35の途中に設けたCOセンサで、排気ダクト35に臨まされた検知部分に排気ガス34の一部を取り込んで、成分を直接測定している。COセンサ36は、接触燃焼式のCOセンサで構成し、高温の排気ガス34中のCO濃度を測定して、その信号を制御器21に送る。制御器21では、信号の大きさにより火炎12から発生するCO量を換算して燃焼状態を評価し、CO量が所定の閾値超えて燃焼状態が不良と判定できた時に燃料ガス8の供給を停止し、加熱用バーナ5を停止させる指示を行うようにしている。COセンサ36は、検知部分の材質が酸化錫等で形成され、高温での使用が可能であり燃料電池システムが作動している間は、連続通電で作動している。また、COセンサ36は、排気ダクト35に装着するときにその先端の検知部分を排気ダクト35に挿入し、信号や電源の接続部分は、外部に露出し放熱を促進して温度上昇を防止している。また、接触燃焼式では、排気ガス34中のCOを検知部分で触媒燃焼させその温度上昇を電気抵抗に変換して電圧出力として取り出すようにしている。この電圧出力値が、COセンサ36の長期間の使用により、COセンサ36の検知部分に高沸点の有機物やゴミ等が付着すると、所定の電圧出力から変動することによりCO濃度がずれた値になりCOセンサ36が正確な検知を行えなくなる。また、COセンサ36は、温度依存性があり、周囲の温度によりその閾値のばらつき範囲が変化するので、COセンサ36の検知部分の周囲温度が一定の時に温度補正を行うようにしている。
そこで、制御器21には、水素生成器1の運転が終了し、加熱用バーナ5への燃料ガス8の供給が停止され、送風手段20によりポストパージが開始され、触媒容器23内の改質触媒層3の温度を検知する改質触媒層温度検知部37の温度が所定の温度に低下した時に、COセンサ36のゼロ点補正を行うようにして、常にゼロ点の修正を行って、CO濃度の検知値が正確に得られるように作動ソフト上でプログラミングされている。
改質触媒層温度検知部37は、改質触媒層3で原料ガス2を良好に反応させるために、改質触媒層3の温度を所定の温度(600〜700℃)に保つための検知を行い、制御器21では、この改質触媒層温度検知部37の値を受けて、加熱用バーナ5への燃料ガス8供給量や送風手段20の送風量や改質触媒層3への水分供給量等を調節して改質触媒層3の温度を安定に保つようにしている。
以上のように構成された水素生成器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、起動時は、制御部21により送風手段20を作動し、燃焼用の空気11を送風する。空気11は、送風ダクト19を通り空気室18に流入し、空気噴出部10の空気噴出孔14から燃焼室15に供給される。ここで、ディストリビュータ9のノズル13から燃焼速度や流量の異なる都市ガス6(またはLPGまたは炭化水素系燃料)の燃料ガス8を噴出すると、このディストリビュータ9から放射状に噴出された燃料ガス8と略対向する最下段の空気噴出孔16から供給された空気11とが衝突し混合する。この時、ディストリビュータ9の中央に、ディストリビュータ9を貫通するように設ける挿入通路25から燃焼室15に臨ませた電極26により、火花放電が行なわれ、燃料ガス8に着火が行なわれる。燃料ガス8は空気噴出部10の開口部方向へ流れて行くが、空気噴出部10の形状を図示したようにカップ状としているため、燃料ガス8の流路断面積が連続的に拡大し、それによって燃料ガス8の流速が減少し、その流速が都市ガス6の燃焼速度と同等またはそれ以下となった場所で、部分的な予混合の火炎12を生じて燃焼する。この燃焼により水素生成器1の改質触媒層3を加熱し、改質反応を促進し水素ガスを発生させる。制御器21は、改質触媒層温度検知部37の値を受けて、加熱用のバーナ5の燃料ガス8と空気11をコントロールして改質触媒層3の温度を所定の値に維持していく。
また、発電時は、水素生成器1から燃料電池(図示なし)に供給された水素ガスの残りとして排出されるオフガス7(未反応水素ガス)を燃料ガス8として使用し、水素生成器1の改質触媒層3を加熱し、改質反応を促進していく。
このとき、COセンサ36で排気ガス34中のCO濃度を連続測定し、火炎12の状態を評価する。例えば、送風手段20が排気閉塞や給気閉塞により火炎12が空気不足になりCOを発生すると、COセンサ36で検知してその信号を制御器21に送る。制御器21では、その信号が所定の値(例えばJIS等で規定されるCOの最大排出量に相当する信号による閾値)を超える時は、加熱用バーナ5の燃焼状態を不良と判定し、燃焼装置5を停止させる指示を行う。また、制御器21は、水素生成器1や燃料電池システムに対しても停止動作の指示を行うようにしている。また、気温の低下や燃料ガス8の供給不良による供給量の減少により、火炎12が空気過剰になりCOを発生しても、同じようにCOセンサ36の信号の評価を行い、燃焼状態の判定を行うようにしている。
このとき、炎検知手段29では、火炎12のイオン電流を測定し、電圧値または電流値として制御部21により所定のデータ信号が得られているかを判定し、異常があれば加熱用バーナ5を停止させ安全を確保するようにしている。都市ガス6は、燃料中に炭化水素が多いので、イオン電流が多く流れ、電圧値または電流値が大きく測定できる。しかし、水素生成器1が充分に加熱され、原料ガス2からオフガス7が発生すると燃料電池により発電を開始し、発電に使用されないオフガス7の残りを燃料ガス8として供給し燃焼を行うようになる。オフガス7は、その成分の主体が水素のため炭化水素の濃度が少ないので、イオン電流が減少し、火炎12の変化を出力として得ることが困難になる。そこで、炎検知手段29は、火炎12の有無だけを判定し、失火、消火等の確認を行い、COセンサ36を補完するような動作を行うようにしている。
ここで、燃料電池システムが停止される(正常な停止)時や例えば、COセンサ36や炎検知手段29の判定により、加熱用バーナ5が停止される(異常な停止)時に、加熱用バーナ5への燃料ガス8の供給が停止され、送風手段20によりポストパージが開始される。制御器21は、触媒容器23内の改質触媒層3の温度を検知する改質触媒層温度検知部37の温度が所定の温度(100〜200℃)に低下した時に、COセンサ36のゼロ点補正を行うようにしている。ゼロ点補正のタイミングは、ポストパージ中に改質触媒層温度検知部37の温度が所定の温度に低下した場合、または、ポストパージのために送風手段20により空気11を通常の燃焼時よりも増加させているときは、ポストパージが終了した後に送風手段20の送風量を低下させるか停止した時に、行うようにしている。COセンサ36の周囲は、ポストパージにより排気ガス34が置換され清浄な空気11に満たされている。このときのCOセンサ36の検知した値をゼロ点として再設定し、以後このゼロ点を基準にCO濃度検知を行うようにし、以後は、燃料電池システムが停止されるごとにCOセンサのゼロ点補正を行うようにしている。また、COセンサの周囲温度については、加熱用バーナ5の通常の運転時の排気ガス43の温度(例えば、オフガス7の定格やTDR側の燃焼中の排気ガス34の温度)を考慮して、近似の温度でゼロ点補正を行い、COセンサ36の温度依存性による検知データのばらつきを解消するようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、COセンサ36の周囲温度を常に一定の状態を保ちながら、COセンサ36のゼロ点補正を行うことができるので、COセンサ36の温度依存性による検知ばらつきを解消して、燃焼用空気11の変動や燃料ガス8の変動により火炎12が燃焼不良になった時に、COセンサ36により燃焼不良状態を正確に判定し、精度良く加熱用バーナ5を停止し、水素生成器1の安全性を確保することができる。
また、燃焼不良検知のために余分な燃料ガス8を追加しないで、燃料電池から排出されるオフガス7(未反応水素ガス)のみの燃焼で水素生成器1を加熱できるので、水素生成器1の改質効率の低下を防止することができる。
また、COセンサ36は、接触燃焼式を採用しているので、高温の排ガス34中のCO濃度を測定できるので、加熱用バーナ5がどのような燃料ガス8で燃焼しても、また燃料ガス8の流量が変化して排気ガス34の温度が高低しても燃焼状態の評価を行うことができる。
また、COセンサ36は、作動温度が380〜400℃と高く、連続作動しているので、水蒸気量の多いオフガス7の排気ガス34中でも水蒸気の影響を受けないでCO濃度の測定を行うことができる。
また、COセンサ36は、作動温度が380〜400℃と高く、連続作動しているので、高沸点の有機物がCOセンサに付着しても作動温度が高いために、燃焼させることができ、COセンサのゼロ点のずれを防止して測定精度の低下を防止することができる。
また、火炎12の有無を炎検知手段29で判定しているので、急激な燃焼状態の変化による失火を評価でき、排ガスセンサ36の測定の時間遅れを補完して燃焼状態の急変にも対応することができる。
また、COセンサ36は、接触燃焼式を採用しているので、排気ガス34中の水素成分にも感度があるので、オフガス7の燃焼状態が変化して、燃料ガス8中の水素が多量にスリップしても加熱用バーナ5の燃焼不良として判定し、安全性を確保することができる。
また、燃料ガス8を周囲方向に噴出するディストリビュータ9と、このディストリビュータ9を囲むように周囲から中央方向に空気11を噴出する空気噴出部10を設けたことにより、燃料ガス8と空気11の混合を促進し、火炎12を短炎化し、水素生成器1の小型化を行うことができる。
また、燃料ガス8と空気11が混合を促進するためにノズル13と最下段の空気噴出孔16を略対向して配置しているため、この部分では燃焼速度が速く燃焼しやすい水素が空気と十分に混合し、火炎12は常に安定して存在することができる。
また、下部空気噴出孔17を介して空気11を燃料ガス8に対して下方から交差する位置から噴出するので、燃料ガス8と空気11の混合をより良好にすることができる。この空気11は、単にガスの混合を良くするのみではなく、燃焼ガス8の流量に対して空気11の流量が相対的に過剰に供給した場合でも火炎12を保つ作用が認められ、燃焼の安定化に大きな効果を有している。
また、ディストリビュータ9のノズル13から都市ガス6(またはLPGまたは炭化水素系燃料)や燃料電池より戻るオフガス7の異なる燃料を噴出できるので、構成が簡単になりコストを低減することができ、またディストリビュータ9からは常に都市ガス6(またはLPGまたは炭化水素系燃料)またはオフガス7が噴出するので、ディストリビュータ9が冷却され、火炎12で過熱されず、長期間の使用に耐えることができる。
なお、制御器21は、COセンサ36の信号が所定の値を超えるときは、加熱用バーナ5を停止させるようにしているが、所定の値を超える前の値から評価を行い、送風手段20を作動させ、空気11を増加させ、COセンサ36の検知した値が低下するように指示して、燃焼不良状態を改善することも可能である。
また、制御器21では、その信号が所定の値(例えばJIS等で規定されるCOの最大排出量に相当する信号による閾値)を超える時は、加熱用バーナ5を停止させる指示を行うようにしているが、所定の値を超えるごとに送風手段20、例えば送風機の回転数を増加させ、一時的に燃焼不良を改善し、その動作を繰り返してその回転数が所定の値まで到達(例えば回転数の限界等)したときに加熱用バーナ5を停止させることも可能である。
(実施の形態2)
図1は、本発明の第2の実施の形態における水素生成器1を示す断面図である。
図1において、制御器21は、水素生成器1の改質触媒層3の改質触媒層温度検知部37が所定の温度に低下した時にCOセンサ36のゼロ点補正を行うように指示するようにしている。
以上のように構成された水素生成器について、以下その動作、作用について説明する。
制御器21は、加熱用バーナ5を停止したときに、水素生成器1の改質触媒層3と加熱用バーナ5を冷却するために送風手段20の送風量を増加させてポストパージを行うようにしている。そのとき改質触媒層3の温度を検知している改質触媒層温度検知部37の温度が所定の温度(改質触媒層3に炭素析出が起こらないように短時間で低下させる温度)に低下したときにCOセンサ36のゼロ点を補正するようにしている。この改質触媒層温度検知部37により、COセンサ36の周囲温度を想定して、温度補正を行うようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、改質触媒層温度検知部37の検知によりCOセンサ36の周囲温度を想定することができ、ゼロ点補正時の温度を常に一定に保ち、ゼロ点の精度を向上することができる。
また、改質触媒層温度検知部37という水素生成器1の既存のセンサを使用して、COセンサのゼロ点補正の指示が行えるので、コストアップが防止できる。
(実施の形態3)
図1本発明の第3の実施の形態における水素生成器1を示す断面図である。
図1において、制御器21は、改質触媒層3の改質触媒温度検知部37が所定の温度に達した時に、送風手段20の送風量を低下させるか送風を停止させてからCOセンサ36のゼロ点補正を行うようにしている。
以上のように構成された燃焼装置について、以下その動作、作用について説明する。
ポストパージにより、水素生成器1が冷却され、改質触媒層温度検知部37が所定の温度に低下すると、制御器21は、送風手段20に指示を送り、ポストパージ時の送風量よりも低下させるか送風を停止させて、COセンサ36の周囲の空気11の流れを遅くするか静止させて、その後でゼロ点補正を行うようにしている。これにより、COセンサの検知部分の空気11の乱れを解消して、検知データのばらつきの発生を防止するようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、COセンサの風速依存性による検知データのばらつきを解消して、ゼロ点補正の精度を向上することができる。
また、接触燃焼式のCOセンサ36は、検知部分の周囲の風速が2m/s程度でもばらつきが少ないが、風速が遅いほどCOセンサ36の精度が向上するので、風速を考慮して
ゼロ点補正を行うことで、より検知データの精度を向上することができる。
(実施の形態4)
図1は、本発明の第4の実施の形態における水素生成器1を示す断面図である。
図1において、制御器21は、ポストパージ中またはポストパージ終了後にCOセンサ36で検知する出力値をそれ以後のゼロ点として採用するようにしている。
以上のように構成された水素生成器1について、以下その動作、作用について説明する。
制御器21は、加熱用バーナ5を停止したときに、水素生成器1の改質触媒層3と加熱用バーナ5を冷却するためにポストパージを行うようにしている。そのとき改質触媒層3の温度を検知している改質触媒層温度検知部37の温度が所定の温度に低下したときにCOセンサ36のゼロ点を補正するようにしている。COセンサ36の周囲は、ポストパージにより排気ガス34が置換され清浄な空気11に満たされている。このときのCOセンサ36の検知した値をゼロ点として再設定し、以後このゼロ点を基準にCO濃度検知を行うようにし、以後は、燃料電池システムが停止されるごとにCOセンサのゼロ点補正を行うようにしている。これにより、COセンサ36の長期間使用によるゼロ点の変動をCOセンサの作動ソフト上で修正し、CO濃度検知データのばらつきを低減するようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、COセンサ36のゼロ点の精度を向上することができる。
(実施の形態5)
図2は、本発明の第5の実施の形態における水素生成器1を示す断面図である。
図2において、制御器21は、加熱用バーナ5停止後から所定時間経過後にゼロ点補正を行うように指示するためのタイマー38を備えている。
以上のように構成された水素生成器1について、以下その動作、作用について説明する。
制御器21は、加熱用バーナ5を停止したときに、水素生成器1の改質触媒層3と加熱用バーナ5を冷却するためにポストパージを行うようにしている。そのとき制御器21にタイマー38を設けてあり、ポストパージの開始から所定の時間後にCOセンサ36の周囲温度の低下が想定され、COセンサ36のゼロ点を補正するようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、ゼロ点補正の時期を指示するための特別な構成を必要としないで、コストの低減を図ることができる。
また、改質触媒層温度検知部37の検知データと送風手段20の送風量(例えば送風機の回転数)を把握していればゼロ点補正のタイミングを正確に求めることができる。
(実施の形態6)
図1は、本発明の第6の実施の形態における水素生成器1を示す断面図である。
図1において、制御器21は、ゼロ点補正を行う前にCOセンサ36のヒートアップによるクリーニング動作を行うように指示するようにしている。
以上のように構成された水素生成器1について、以下その動作、作用について説明する。
制御器21は、加熱用バーナ5を停止したときに、水素生成器1の改質触媒層3と加熱用バーナ5を冷却するために送風手段20の送風量を増加させてポストパージを行うようにしている。このポストパージの終了近く、または終了後にCOセンサ36のゼロ点を補正するようにしている。制御器21は、このゼロ点補正の動作を行う前に、COセンサ36の検知部分の温度を上昇させ、クリーニングを行うようにしている。COセンサ36は、通常のCO濃度検知時の作動温度が380〜400℃と高く、しかも連続作動しているが、検知部分の作動電圧を上昇させることで、500℃前後になり、COセンサ36の検知部分の表面に付着したゴミ等を焼却し除去するようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、COセンサ36の長時間の使用により、COセンサ36の検知部分の表面にゴミが付着することによるCOセンサ36の検知感度の低下やゼロ点の変動を改善して元の状態に戻し、COセンサ36の寿命を向上することができる。
(実施の形態7)
図1は、本発明の第7の実施の形態における水素生成器1を示す断面図である。
図1において、制御器21は、ゼロ点補正時に計測したCO36センサの出力値が所定の正常な範囲を越えた時にCOセンサ36の故障と判定するようにしている。
以上のように構成された水素生成器1について、以下その動作、作用について説明する。
COセンサ36のゼロ点補正動作では、COセンサ36の検知した値をゼロ点として再設定し、以後このゼロ点を基準にCO濃度検知を行うようにし、以後は、燃料電池システムが停止されるごとにCOセンサのゼロ点補正を行うようにしている。このゼロ点補正時にCOセンサ36の周囲が清浄な空気11で満たされている時の検知データを常に評価し、初期の検知データ(例えば、COセンサ36の出荷当時のデータや1回目のゼロ点補正時の検知データ等)と比較して所定の変動幅よりも大きくずれていたときにCOセンサ36の出力異常として、故障の判定を行うようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、COセンサ36の故障をCOセンサ36の作動ソフト上で判定することができ、COセンサ36の交換の指示を的確に行うことができる。
(実施の形態8)
図1は、本発明の第8の実施の形態における水素生成器1を示す全体構成図である。
図1において、制御器21は、COセンサ36と加熱用バーナ5に設ける炎検知手段29とを併用して、加熱用バーナ5の燃焼状態を評価するようにしている。
以上のように構成された水素生成器1について、以下その動作、作用について説明する。
COセンサ36は、送風手段20が排気閉塞や給気閉塞により火炎12が空気不足になりCOを発生すると、その信号を制御器21に送り燃焼不良状態を評価して、加熱用バーナ5の停止操作を行うが、COセンサ36は、急激な燃焼状態の変化、例えば火炎12の吹き飛び等の現象の判定には、対応できない場合がある。燃焼筒22と触媒容器23の間に火炎12が移動して形成されたりすると、異常状態として識別ができなくなる。
そこで、炎検知手段29により、火炎12の有無だけを判定し、失火、消火等の確認を行い、COセンサ36を補完するような動作を行うようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、加熱用バーナ5の状態を短時間で判定し、水素生成器1および燃料電池システムの安全性を確保することができる。
(実施の形態9)
図3は、本発明の第9の実施の形態における水素生成器1を示す全体構成図である。
図3において、水素生成器1を燃料電池システム39に搭載するようにしている。
以上のように構成された水素生成器1について、以下その動作、作用について説明する。
燃料電池システム39を停止させた時やまたは、加熱用バーナ5の燃焼不良によりCOが多量に発生した時は、COセンサ36の信号を受けた制御器21が加熱用バーナ5への燃料ガス8の供給を停止するとともに送風手段20の空気11の供給量を増大させ、ポストパージにより、水素生成器1の冷却を行う。この時、水素生成器1では水蒸気改質反応のための水供給や変成反応や浄化反応のための空気供給が停止される。また、燃料電池システム39では、高分子電解質型発電装置40の発電を停止し、窒素パージ(あるいは、13Aパージ)等の停止処理を行うようにしている。ポストパージの終了近くやポストパージの終了後にCOセンサ36のゼロ点補正を行うようにしている。
以上のように、本実施の形態においては、COセンサ36の周囲温度を常に一定の状態を保ちながら、COセンサ36のゼロ点補正を行うことができるので、COセンサ36の温度依存性による検知ばらつきを解消して、燃焼用空気11の変動や燃料ガス8の変動により、火炎12が燃焼不良になった時に、COセンサ36により燃焼不良状態を正確に判定し、精度良く加熱用バーナ5を停止し、水素生成器1および燃料電池システム39の安全性を確保することができる。
以上のように、本発明にかかる水素生成器は、加熱用バーナの燃焼状態の検知を行う時にCOセンサにより直接測定するので、燃料電池から排出されるオフガス(未反応水素ガス)のような水素を含む燃料ガスの燃焼不良検知が可能となり、炭化水素系の全ての原料を改質する水素生成器に使用できる。
本発明の実施の形態1、2、3、4、6、7、8における燃焼装置の断面図 本発明の実施の形態5における燃焼装置の断面図 本発明の実施の形態9における燃焼装置の動作図
符号の説明
1 水素生成器
3 改質触媒層
5 加熱用バーナ
21 制御器
36 COセンサ
37 改質触媒層温度検知部
39 燃料電池システム

Claims (9)

  1. 炭化水素系原料の改質反応により水素を含む改質ガスを生成する水素生成器と、この水素生成器の加熱用バーナと、この加熱用バーナの排気ガス中のCO濃度検知を行うCOセンサと、このCOセンサのゼロ点補正を前記加熱用バーナの燃焼停止後のポストパージ中またはポストパージ終了後に行うように指示する制御器を備えた水素生成器。
  2. 制御器は、水素生成器の改質触媒層の改質触媒層温度検知部が所定の温度に低下した時にCOセンサのゼロ点補正を行うように指示する請求項1に記載の水素生成器。
    焼装置。
  3. 制御器は、改質触媒層の改質触媒層温度検知部が所定の温度に低下した時に、送風手段の送風量を低下させるか送風を停止させてからCOセンサのゼロ点補正を行うように指示する請求項1または2に記載の水素生成器。
  4. 制御器は、ポストパージ中またはポストパージ終了後にCOセンサで計測する出力値をそれ以後のゼロ点として採用する請求項1〜3のいずれか1項に記載の水素生成器。
  5. 制御器は、加熱用バーナ停止後から所定時間経過後にゼロ点補正を行うように指示するためのタイマーを備えた請求項1〜4のいずれか1項に記載の水素生成器。
  6. 制御器は、ゼロ点補正を行う前にCOセンサのヒートアップによるクリーニング動作を行うように指示する請求項1〜5のいずれか1項に記載の水素生成器。
  7. 制御器は、ゼロ点補正時に計測したCOセンサの出力値が所定の正常な範囲を越えた時にCOセンサの故障と判定する請求項1〜6のいずれか1項に記載の水素生成器。
  8. 制御器は、COセンサと加熱用バーナに設ける炎検知手段とを併用して、加熱用バーナの燃焼状態を評価する請求項1〜7のいずれか1項に記載の水素生成器。
  9. 燃料電池システムに搭載するようにした請求項1〜8のいずれか1項に記載の水素生成器。
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