JP2003214995A - 一酸化炭素濃度測定装置及び燃料改質システム - Google Patents

一酸化炭素濃度測定装置及び燃料改質システム

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JP2003214995A
JP2003214995A JP2002017170A JP2002017170A JP2003214995A JP 2003214995 A JP2003214995 A JP 2003214995A JP 2002017170 A JP2002017170 A JP 2002017170A JP 2002017170 A JP2002017170 A JP 2002017170A JP 2003214995 A JP2003214995 A JP 2003214995A
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carbon monoxide
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monoxide concentration
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Mikiya Shinohara
幹弥 篠原
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Nissan Motor Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時にガスセル内部の結露を防止し、短時
間で測定開始することができる一酸化炭素濃度測定装置
を提供する。 【解決手段】 一酸化炭素濃度測定装置1の起動時に、
起動処理制御部8は、開閉手段6を開き、開閉手段7を
閉じて、高温ガス供給手段4が生成する高温ガスをガス
セル2へ導入する。この高温ガスにより、ガスセル2の
壁面が内面から暖められる。そして、多湿の被測定ガス
がガスセル2へ導入されても結露しない温度を超えてガ
スセル2の壁面温度が上昇すれば、起動処理制御部8
は、開閉手段6を閉じて、開閉手段7を開き、被測定ガ
スをガスセル2へ導入し、測定部3の測定制御部12に
CO濃度測定を始めさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一酸化炭素濃度測
定装置及び燃料改質システムに係り、特に被測定ガス中
に水蒸気成分が含まれる場合の結露による測定誤りを防
止することができる一酸化炭素濃度測定装置及びこれを
用いた燃料改質システムに関する。
【0002】
【従来の技術】メタノールやガソリン等の炭化水素系の
原燃料を改質して水素ガスを主成分とする改質ガスを生
成し、燃料電池に供給するように構成された燃料改質装
置が知られている。この種の燃料改質装置は、原燃料と
水を蒸発器や噴射弁を用いて気化させ、それらの蒸気に
必要に応じて空気等の酸化ガスを混合し、触媒を用いて
水蒸気改質反応または部分酸化反応により、水素ガスを
主成分とする改質ガスを生成するように構成されてい
る。
【0003】これらの改質反応は、Cnmなる炭化水素
燃料を例に示すと、水蒸気改質反応が式(1)と
(3)、部分酸化反応が式(2)と(3)のようであ
り、水素ガスと二酸化炭素ガスが生成される。しかし、
これらの反応は平衡反応なので中間生成物である一酸化
炭素ガスも、改質ガス中に残留している。
【0004】
【化1】 Cnm + nH2O → nCO+(n+m/2)H2 …(1) Cnm +(n/2)O2 → nCO+(m/2)H2 …(2) nCO+nH2O → nCO2+nH2 …(3) これに対して、自動車用燃料電池として有望視されてい
る固体高分子型燃料電池では、反応温度が60〜80
[℃]と低いため、アノード極側に供給される改質ガス
に一酸化炭素ガスが混入すると、一酸化炭素が電極触媒
材料であるPtに吸着され、発電燃料である水素がPt
に吸着できなくなる。このように一酸化炭素によるPt
の被毒により、固体高分子電解質へのプロトン(H+
の供給が妨げられるために、発電性能が低下する。
【0005】そこで、燃料改質装置においては、水蒸気
改質反応や部分酸化反応を行う改質器の下流にCO変成
器を設けて式(3)の反応を行い、一酸化炭素濃度を1
%前後まで低減する。しかしながら、低温で運転される
前記固体高分子型燃料電池のPt電極触媒は、CO選択
吸着性が強く、改質ガス中の一酸化炭素濃度を少なくと
も200[ppm]以下まで除去しないと発電性能が低
下する。
【0006】このためCO変成器の下流にさらに一酸化
炭素を選択的に酸化除去する一酸化炭素選択酸化部が設
けられる。これは、改質ガス中の一酸化炭素濃度を測定
する一酸化炭素濃度測定装置による一酸化炭素濃度に基
づいて酸化ガスを改質ガスに供給し、触媒反応により一
酸化炭素を選択的に酸化除去する装置である。このよう
な燃料ガスの改質から一酸化炭素選択除去までの一連の
燃料改質を行う改質装置としては、例えば特開平11−
102719号公報に開示されており、図8に示すよう
な構成のものがある。
【0007】図8において、燃料改質装置121は、改
質部122、CO選択酸化部123,制御部124等か
ら構成される。また、改質部122の下流には改質ガス
中の一酸化炭素濃度を測定する一酸化炭素濃度測定装置
125が設置され、測定された一酸化炭素濃度に基づい
て制御部124が酸化ガス(一般的には空気)供給量を
決定し、制御部124の指令によりコンプレッサまたは
ブロア131より酸化ガスが供給され、改質ガスととも
にCO選択酸化部123へ送られる。
【0008】燃料電池127にはCO選択酸化部123
から改質ガスが供給されるが、燃料電池127手前には
切換手段128が設けられ、改質ガス中の一酸化炭素の
除去が不十分である場合は、改質ガスを燃料電池127
に供給せず図示しない排ガス浄化装置または、燃焼装置
に送る。改質部122には、炭化水素系の原燃料129
の他に水130とコンプレッサまたはブロア131より
空気が送り込まれ、水蒸気改質反応や部分酸化反応が行
われる。
【0009】改質部122は、メタノールやガソリン等
の炭化水素系原燃料129と水130および酸化ガス
(一般的には空気を使用する)の供給を受けて、水蒸気
改質反応あるいは部分酸化反応により水素ガスを生成す
る改質器と、改質器で生成された改質ガスの供給を受け
て改質ガス中の一酸化炭素と水蒸気を触媒反応により水
素と二酸化炭素に変換するシフト反応(式(3))を行
うCO変成器により構成される。
【0010】改質器に供給される原燃料の種類によって
改質器において生成される改質ガス中の一酸化炭素ガス
濃度は異なるが、改質部122から供給される改質ガス
中の一酸化炭素濃度は、その下流に設置されるCO選択
酸化部123の処理能力の点から2%以下であることが
望ましい。従って、改質器の下流には、燃料に応じて改
質ガスの一酸化炭素濃度を2%以下に削減するのに必要
な個数のCO変成器が設置されている。CO選択酸化部
123は、水素雰囲気中にある一酸化炭素を140〜2
00[℃]の温度に維持したルテニウム等のCO選択酸
化触媒により、式(4)に示す選択酸化反応によりCO
を除去する反応器である。
【0011】
【化2】 CO+(1/2)O2 →CO2 …(4) CO選択酸化部123に供給される段階では、改質ガス
中に酸素はほとんど存在しないので、式(4)のCO選
択酸化反応を行うのに必要な酸素を、CO選択酸化部1
23の手前で供給する必要がある。
【0012】改質部122から供給される改質ガス中の
一酸化炭素濃度を一酸化炭素濃度測定装置125で測定
し、必要な空気量を供給してCO選択酸化部123へ送
る。供給される空気量は、少なすぎるとCO選択酸化に
必要な酸素量が不足し、CO選択酸化部より供給される
改質ガス中のCO濃度が200[ppm]以上となり、
燃料電池127のPt電極触媒を被毒して発電性能が低
下する。
【0013】また、供給される空気量が多すぎると、C
O選択酸化部123から燃料電池127に供給される改
質ガス中に酸素が存在し、燃料電池127の水素極側の
触媒作用により、改質ガス中の水素が高分子型固体電解
質膜に取り込まれる前に酸化消費してしまい、その分の
水素ガスが発電に寄与せず無駄になり燃費が低下する。
【0014】そこで、予め、改質部122から供給され
る改質ガス中の一酸化炭素濃度を一酸化炭素濃度測定装
置125で測定し、制御部124において必要な空気量
を計算し、コンプレッサまたはブロア126の空気供給
量が制御される。
【0015】CO選択酸化部123により改質ガス中の
一酸化炭素濃度を200[ppm]以下まで低減するた
めには、前述したようにCO選択酸化部123に供給さ
れる改質ガス中の一酸化炭素濃度が2%以下であること
が望ましく、これよりも一酸化炭素濃度が高い場合や、
CO選択酸化部の温度が140[℃]未満の場合には改
質ガス中に200[ppm]以上の一酸化炭素ガスが残
留する懸念がある。
【0016】そこで、改質部122から供給される改質
ガス中の一酸化炭素濃度が2%を超える場合や、改質装
置の起動時にCO選択酸化部の温度が140[℃]に達
せず、十分な一酸化炭素除去性能を発揮できない場合
は、切換手段128により改質ガスを燃料電池以外へ導
き、燃料電池の発電性能低下を防止する。
【0017】燃料改質装置121は、前記したように改
質器やCO変成器およびCO選択酸化部等の触媒反応容
器を直列に接続した構成であり、改質ガスを流すには、
これら容器の圧力損失をクリアする必要がある。また、
燃料改質装置121の下流に接続される燃料電池127
も圧力損失を有するので、燃料改質装置121に改質ガ
スを流すためには、コンプレッサまたはブロア131に
より、大気圧から3気圧程度の空気を送り込む必要があ
る。コンプレッサとブロアは送入空気圧により適宜選択
される。
【0018】一酸化炭素濃度測定装置125は、図9に
示すように、赤外線ランプ112、ガスセル113、光
学フィルタ114、および受光素子115を備えてい
る。CO分子は赤外波長域(波長4.5〜5[μm])
に吸収スペクトルを持っている。このため、改質ガス
(被測定ガス)をガスセル113へ導入して赤外線ラン
プ112により赤外線を照射し、透過光のうちCO分子
の赤外吸収波長帯のみを透過する光学フィルタ114を
透して、受光素子115で該当吸収波長帯の赤外光強度
を検知することで、CO濃度を測定することができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の一酸化炭素濃度測定装置を用いた燃料改質装置にお
いては、以下のような問題点があった。
【0020】すなわち、燃料改質装置は数個の触媒反応
容器が接続されて構成されており、特に起動時において
は、触媒温度が反応温度(改質器やCO変成器は200
[℃]以上)にないため、まず反応容器を反応温度まで
加熱してやる必要がある。加熱手段としては、電気ヒー
ターも考えられるが、自動車の場合は搭載量に制限のあ
るバッテリー電力を消費するという問題点がある。
【0021】そこで、改質型燃料電池システムにおいて
は、メタノールやガソリン等の炭化水素系原燃料を搭載
しているので、原燃料をバーナーで燃焼させ起動時に反
応容器を加熱する。この場合、燃料改質装置は複数の反
応容器が接続された構成になっているので、バーナーで
原燃料を燃焼させ、燃焼ガスを改質部上流から反応容器
内部に導入して加熱することが効率の点から好ましい。
【0022】しかしながら、反応容器は熱容量があるの
で上流の改質器をバーナーで加熱しても、下流側に接続
されたCO変成器や一酸化炭素濃度測定装置は直ぐには
暖まらない。加えて、炭化水素燃料の燃焼では水蒸気が
発生するため、起動初期には下流側で結露する場合があ
る。
【0023】一酸化炭素濃度測定装置は、図9に示した
ように改質ガスをガスセル113に導入して赤外域の吸
収特性を測定する構造になっており、ガスセル113内
部で結露が発生すると赤外光が散乱されるため、受光素
子115に到達する光量が減少する上に、凝集した水は
一酸化炭素の赤外吸収波長の赤外光を吸収してしまうた
め、一酸化炭素濃度の測定ができない。
【0024】起動時にはガスセルは冷えているので、高
湿度の改質ガスが導入されると結露しやすく、一旦結露
すると高温の改質ガスにより凝集水が再蒸発するまで数
分間要する。このため、この間にCO変成器が稼働温度
に達しても、改質ガス中の一酸化炭素濃度がわからず、
CO選択酸化部に供給する空気量がわからないために、
燃料電池に改質ガスを供給しないで外部に排気するか、
あるいは必要以上の空気を導入して、無駄に改質ガス中
の水素が酸化消費するという問題点があった。
【0025】一酸化炭素濃度測定装置の結露を防止する
ためには、外部からガスセルを加温する電気ヒータによ
りガスセルを予熱してから、改質ガスを導入することが
考えられるが、外部からの加温ではガスセルの内壁が暖
まるのに時間を要する上に、ヒータ線の組み付け上ガス
導入口や出口の加温が難しいという問題点があった。
【0026】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、起動時にガスセル内部の
結露を防止し、短時間で測定開始することができる一酸
化炭素濃度測定装置を提供することである。
【0027】また本発明の目的は、改質部の反応容器が
稼動温度になり、改質ガス中の一酸化炭素濃度がCO選
択酸化部で除去可能な濃度になり次第、速やかに空気供
給量が判定でき、CO選択酸化部で一酸化炭素を除去
し、起動時の改質ガスを無駄無く燃料電池に供給して、
発電を開始することができる燃料改質システムを提供す
ることである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、被測定ガスが導入されるガス
セルと、前記ガスセルに高温ガスを供給する高温ガス供
給手段と、起動時に前記高温ガス供給手段からの高温ガ
スを前記ガスセルへ導入する起動処理手段と、を備えた
ことを要旨とする一酸化炭素濃度測定装置である。
【0029】上記目的を達成するために請求項2記載の
発明は、請求項1記載の一酸化炭素濃度測定装置におい
て、前記起動処理手段は、高温ガスを前記ガスセルへ導
入した後、被測定ガスを前記ガスセルへ導入することを
要旨とする。
【0030】上記目的を達成するために請求項3記載の
発明は、請求項1または請求項2記載の一酸化炭素濃度
測定装置において、前記高温ガス供給手段は、空気を圧
縮して昇温する圧縮機であることを要旨とする。
【0031】上記目的を達成するために請求項4記載の
発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の
一酸化炭素濃度測定装置において、前記ガスセルから排
出されるガス温度を検出する温度検出手段を備え、前記
起動処理手段は、前記温度検出手段が検出するガス温度
が所定の温度に達した後に、被測定ガスを前記ガスセル
へ導入することを要旨とする。
【0032】上記目的を達成するために請求項5記載の
発明は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の
一酸化炭素濃度測定装置において、前記起動処理手段
は、被測定ガスの温度が所定の温度に達した後に、被測
定ガスを前記ガスセルへ導入することを要旨とする。
【0033】上記目的を達成するために請求項6記載の
発明は、請求項1記載の一酸化炭素濃度測定装置におい
て、前記起動処理手段は、起動時に高温ガスにより被測
定ガスを希釈して前記ガスセルへ導入することを要旨と
する。
【0034】上記目的を達成するために請求項7記載の
発明は、請求項6記載の一酸化炭素濃度測定装置におい
て、前記起動処理手段は、起動時に高温ガスにより被測
定ガスを希釈して前記ガスセルへ導入し、前記測定部で
測定した一酸化炭素濃度が所定の濃度に達した後に、希
釈しない被測定ガスを前記ガスセルへ導入することを要
旨とする。
【0035】上記目的を達成するために請求項8記載の
発明は、請求項7記載の一酸化炭素濃度測定装置におい
て、前記高温ガスの温度は70[℃]以上、且つ希釈倍
率は10倍以上であることを要旨とする。
【0036】上記目的を達成するために請求項9記載の
発明は、請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載の
一酸化炭素濃度測定装置と、原燃料を改質して水素ガス
を主成分とする改質ガスを生成する改質部と、該改質部
から供給される改質ガス中の一酸化炭素を選択酸化する
一酸化炭素選択酸化部と、を備え、前記改質部により生
成された改質ガスを被測定ガスとして前記一酸化炭素濃
度測定装置で測定することを要旨とする燃料改質システ
ムである。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、起動時に
ガスセルの内壁が高温になっているため、高湿度の被測
定ガスを導入しても、被測定ガスがガスセル内壁で冷却
されて飽和蒸気圧が下がり、結露が発生することがなく
なり、速やかに被測定ガス中の一酸化炭素濃度を測定す
ることができるという効果がある。
【0038】請求項2記載の発明によれば、被測定ガス
が導入される際には、既にガスセルの予熱が終了してい
るので、高湿度の被測定ガスを導入しても、被測定ガス
がガスセル内壁で冷却されて飽和蒸気圧が下がり、結露
が発生することがなくなり、速やかに被測定ガス中の一
酸化炭素濃度を測定することができるという効果があ
る。
【0039】請求項3記載の発明によれば、圧縮機を備
えるシステムにおいて一酸化炭素濃度を測定する場合、
圧縮機によって圧縮昇温した空気を高温ガスとして利用
できるので、一酸化炭素濃度測定装置用に新たに高温ガ
ス供給手段を設ける必要がなくなり、一酸化炭素濃度検
出装置を安価に構成することができるという効果があ
る。
【0040】請求項4記載の発明によれば、ガスセル内
壁が結露しないだけの温度に加温されたかどうかを判断
することができ、必要最小限の時間で一酸化炭素濃度測
定を開始することができるという効果がある。
【0041】請求項5記載の発明によれば、被測定ガス
が結露しない温度に達した後に、一酸化炭素濃度測定装
置へ導入することができるという効果がある。
【0042】請求項6記載の発明によれば、高温ガスで
希釈された被測定ガスの一酸化炭素濃度を測定するの
で、ガスセルの結露を防止することができるという効果
がある。
【0043】請求項7記載の発明によれば、燃料改質シ
ステムに適用した場合、一酸化炭素濃度測定装置を加温
しながら改質ガス中の一酸化炭素濃度を測定することが
可能となり、起動直後から改質部の状態を監視すること
ができるという効果がある。
【0044】請求項8記載の発明によれば、燃料改質シ
ステムに適用した場合、多く用いられる0.2〜5%の
測定範囲を有する一酸化炭素濃度測定部を用いて、改質
部で生成された改質ガスの一酸化炭素濃度が2%以下に
低下したことを検出するとともに、ガスセル内部の結露
を防止することができるという効果がある。
【0045】請求項9記載の発明によれば、改質部が稼
働温度になり改質部より供給される改質ガス中の一酸化
炭素が、その下流のCO選択酸化部で除去可能な濃度に
なるまでに、一酸化炭素濃度測定装置が起動して改質ガ
ス中の一酸化炭素濃度を測定できる状態にあるため、速
やかに空気供給量が判定でき、CO選択酸化部で一酸化
炭素を除去し、燃料電池で利用可能な改質ガスを短時間
で供給することができる燃料改質システムを提供するこ
とができるという効果がある。
【0046】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0047】図1は、本発明に係る一酸化炭素濃度測定
装置の構成を説明する基本構成図である。同図におい
て、一酸化炭素濃度測定装置1は、赤外光を透過する部
材で形成され、被測定ガスが導入されるガスセル2と、
ガスセル2が吸収する赤外光を測定することにより一酸
化炭素濃度を測定する測定部3と、高温ガスを供給する
高温ガス供給手段4と、起動時に高温ガス供給手段4か
らの高温ガスをガスセル2へ導入する起動処理手段5と
を備えている。
【0048】ガスセル2は、例えば石英ガラス等の波長
4.5〜5[μm]の赤外光を透過する耐熱性の材質で
形成され、ガス入口とガス出口とを有する。またガスセ
ル2の両端部には、対向して赤外線ランプ9と受光素子
11とが配設され、受光素子11の前面には、前記波長
帯域を選択的に透過させる光学フィルタ10が設けられ
ている。
【0049】測定部3の赤外線ランプ9と受光素子11
とは、測定制御部12に接続され、赤外線ランプ9,光
学フィルタ10,受光素子11,測定制御部12は、測
定部3を構成している。赤外線ランプ9が発する赤外線
は、ガスセル2の内部の被測定ガス中の一酸化炭素濃度
に応じて吸収され、減衰した赤外線が受光素子11に入
射して光電流に変換される。測定制御部12は、受光素
子11が出力する光電流に基づいて一酸化炭素濃度を算
出するようになっている。
【0050】起動処理手段5は、高温ガス供給手段4と
ガスセル2との間を開閉する電磁バルブ等の開閉手段6
と、被測定ガス入口とガスセル2との間を開閉する電磁
バルブ等の開閉手段7と、開閉手段6,7の開閉を制御
する起動処理制御部8とを備えている。
【0051】高温ガス供給手段4は、起動処理時にガス
セル2へ高温ガスを供給するもので、送風機と電気ヒー
タとの組み合わせや、空気を圧縮して昇温する圧縮機等
が利用できる。
【0052】次に、上記構成による一酸化炭素濃度測定
装置1の作用を説明する。一酸化炭素濃度測定装置1の
起動時に、起動処理制御部8は、開閉手段6を開き、開
閉手段7を閉じて、高温ガス供給手段4が生成する高温
ガスをガスセル2へ導入する。この高温ガスにより、ガ
スセル2の壁面が内面から暖められる。そして、高温多
湿の被測定ガスがガスセル2へ導入されても結露しない
温度を超えてガスセル2の壁面温度が上昇すれば、起動
処理制御部8は、開閉手段6を閉じて、開閉手段7を開
き、被測定ガスをガスセル2へ導入し、測定部3の測定
制御部12にCO濃度測定を始めさせる。
【0053】このような一酸化炭素濃度測定装置は、燃
焼器で生成される燃焼ガス中の一酸化炭素濃度測定に用
いることができる。特に、燃焼器の燃料が炭化水素系の
燃料の場合には、燃焼により主として水蒸気と二酸化炭
素とが発生し、燃焼ガス中には多量の水蒸気が含まれる
ことになる。このような燃焼ガス中の一酸化炭素濃度を
測定する場合、燃焼開始後しばらくの間は、燃焼器の温
度が低いので、燃焼ガス温度が上昇しない。そして、従
来の一酸化炭素濃度測定装置では、このような高温多湿
の燃焼ガスを常温(または低温)の一酸化炭素濃度測定
装置へ被測定ガスとして導入すると、ガスセル内で結露
し、CO濃度測定が妨げられていた。
【0054】しかしながら、本発明の一酸化炭素濃度測
定装置では、起動処理手段により高温ガス供給手段から
高温ガスがガスセルに導入された後、被測定ガスをガス
セルに導入するようになっているので、燃焼ガス中の水
蒸気がガスセル内に結露して、CO濃度測定を妨げるこ
とはなくなるという効果がある。
【0055】図2は、本発明に係る燃料改質システムの
第1実施形態の構成を説明する構成図である。同図にお
いて、燃料改質装置21は、一酸化炭素濃度測定装置
1、改質部22、CO選択酸化部23、改質部22から
CO選択酸化部23へ改質ガスを供給する配管13、制
御部24、改質部22及び一酸化炭素測定装置1へ空気
を供給するコンプレッサ31,及びCO選択酸化部23
へ空気を供給するコンプレッサ26を備えている。
【0056】この燃料改質システムは、起動時に改質部
の上流から図示しない起動燃焼器により燃焼ガスを供給
して暖機を行うように構成されており、燃焼ガス中には
水蒸気が含まれるため(あるいは改質部の触媒で燃焼す
るため)、暖機中の改質部を出た改質ガス中には水蒸気
が含まれている。
【0057】燃料改質装置21のCO選択酸化部23の
下流には、切換手段28を介して燃料電池27が設けら
れ、燃料改質装置21から改質ガスの供給を受けて発電
するようになっている。切換手段28は、制御部24か
ら制御を受ける3方切換弁であり、改質ガスの一酸化炭
素濃度が燃料電池27へ供給可能な濃度になったとき
に、改質ガスを燃料電池27へ供給し、それ以外は図外
の排気浄化装置や燃焼装置へ改質ガスを導くように切り
換えられる。
【0058】改質部22の下流には、改質部22から供
給される改質ガス中の一酸化炭素濃度を測定するするた
めの一酸化炭素濃度測定装置1が設置され、測定された
一酸化炭素濃度は図示しない信号線により、制御部24
へ送られる。
【0059】図2における一酸化炭素濃度測定装置1
は、基本的に図1に示した一酸化炭素濃度測定装置1と
同様であるが、起動時に高温ガスを供給する高温ガス供
給手段は、図1とは異なり、改質部22へ空気を供給す
るコンプレッサ31が兼ねている。また起動処理手段5
のうち、開閉手段6,7が図示されているが、図1の起
動処理制御部8は、燃料改質装置21の制御部24に一
体化されている。また一酸化炭素濃度測定装置1には、
ガスセル2から排出されるガスの温度を測定する温度測
定手段14と、配管13中の改質ガスの温度を測定する
温度測定手段15が設けられている。
【0060】ガスセル2と、ガスセル2が吸収する赤外
光を測定することにより一酸化炭素濃度を測定する測定
部3は、図1と同様である。
【0061】制御部24は、測定した一酸化炭素濃度に
基づいて、内蔵された演算装置によりCO選択酸化部2
3へ供給する空気量を計算し、コンプレッサ26を運転
して必要空気量を改質ガスとともにCO選択酸化部23
へ供給する。
【0062】改質部22には、エタノールやガソリン等
の炭化水素系の原燃料29と水30がコンプレッサ31
からの空気とともに送り込まれ、水蒸気改質反応や部分
酸化反応により水素ガスを主成分とする改質ガスを生成
する。
【0063】一酸化炭素濃度測定装置1は、改質部22
からCO選択酸化部23へ改質ガスを供給する配管13
から開閉手段7を介して改質ガスの一部をガスセル2へ
導入し、一酸化炭素濃度を測定した後再び配管13へ戻
している。改質ガスを一酸化炭素濃度測定装置1から配
管13へ戻す途中には、ガスセル2から排出されるガス
の温度T1 を測定するために、温度測定手段14が設置
されている。
【0064】一方、改質部22に供給するためにコンプ
レッサ31で昇圧された空気の一部も開閉手段6を介し
て一酸化炭素濃度測定装置1に供給されている。コンプ
レッサ31にて圧縮昇圧された空気が高温になることを
利用して、開閉手段6と7による切り替えで、燃料改質
装置21の起動時にコンプレッサ31から高温の空気を
ガスセル2へ導入してガスセル2を加熱し、温度測定手
段14によりガスセル2が暖まったことを判定して、改
質部22より改質ガスをガスセル2へ導入し、結露する
ことなく一酸化炭素濃度を測定できる。
【0065】改質部22は図示しない改質器とCO変成
器から構成され、改質器は炭化水素系燃料29と水30
およびコンプレッサ31から空気等の酸化ガスの供給を
受けて、水蒸気改質反応あるいは部分酸化反応により水
素ガス主成分とする改質ガスを生成し、CO変成器は、
改質器で生成された改質ガスの供給を受けて、改質ガス
中の一酸化炭素と水蒸気を触媒反応により二酸化炭素と
水素に変換するシフト反応(前記 式(3))を行う。
【0066】CO変成器で行うシフト反応は平衡反応で
あり、この段階では一酸化炭素は完全には除去されず、
残留一酸化炭素は下流側のCO選択酸化部で除去され
る。しかしながら、改質器において生成される改質ガス
中の一酸化炭素濃度は、使用する燃料の種類にもよるが
10〜20%程度と高い。このため、これをすべてCO
選択酸化反応(前記 式(4))で除去しようとする
と、CO選択酸化部の触媒反応容器が大型化し、自動車
への搭載性の点において非現実的であることと、CO濃
度が高い場合はシフト反応により水素ガスを生成した方
が、燃料の利用効率が高くなる。
【0067】従って、CO変成器を設置してシフト反応
により一酸化炭素を消費させてから、CO選択酸化部へ
供給する。CO変成器から供給される改質ガス中の一酸
化炭素濃度は、前記シフト反応のCO除去能力とCO選
択酸化部が大型化しない範囲でのCO除去能力のバラン
スから決められるが、2%以下に設定されることが多
い。
【0068】燃料改質装置21から改質ガスの供給をう
けて発電をおこなう燃料電池27は、電極触媒にPt系
の材料を使用しており、一酸化炭素分子を吸着しやす
く、一酸化炭素により被毒すると発電能力が低下する。
従って、燃料電池27に供給する改質ガス中の一酸化炭
素は200[ppm]であることが望ましく、CO選択
酸化部23では改質部22から改質ガスの供給を受け
て、この濃度以下に一酸化炭素濃度を低減する。ただ
し、燃料改質装置21の起動時においては、反応が安定
せず改質部22から供給される改質ガス中の一酸化炭素
濃度が2%を超えることも起こり得る。そこで、改質ガ
ス中の一酸化炭素濃度を一酸化炭素濃度測定装置1で検
知し、一酸化炭素濃度が所定の値(2%前後であること
が多い)を超えたら、切換手段28により改質ガスを燃
料電池27以外へ導き、燃料電池27の発電性能低下を
防止する。
【0069】燃料改質装置21と燃料電池27からなる
システムは、複数の反応容器が連結接続され、流路抵抗
が大きいため、改質部22に供給される空気の酸化ガス
はコンプレッサ31により、大気圧以上に昇圧されて送
られる。改質部22に供給される空気の圧力は、小型の
コンプレッサで供給可能な範囲であることと、各反応容
器の耐圧から0.3[MPa](約3気圧)以下である
ことが多い。気体はコンプレッサにより昇圧されると温
度が上昇するが、例えば空気の場合は、吐出圧力と吐出
温度の間に図3のような関係がある。コンプレッサで昇
圧され高温になった空気を利用して、一酸化炭素濃度測
定装置1を加温する場合、一酸化炭素濃度測定装置の内
部温度が0.3[MPa]の圧力下でも水が蒸発する温
度であることが望ましい。水の蒸気圧が0.3[MP
a]以上になるのは、134[℃]以上であり、この範
囲の温度をコンプレッサにより供給するためには、図3
より、コンプレッサの吐出圧力を0.28[MPa]以
上で運転することが望ましい。
【0070】一酸化炭素濃度測定装置1の測定部3は、
図1に示したように赤外線ランプ9、光学フィルタ1
0、受光素子11、測定制御部12を備えて構成されて
いる。CO分子は赤外波長域(波長4.5〜5[μ
m])に吸収スペクトルを持つので、改質ガスをガスセ
ル2へ導入して赤外線ランプ9により赤外線を照射し、
透過光のうちCO分子の赤外吸収波長帯のみを透過する
光学フィルタ10を透して、受光素子11で該当吸収波
長帯の赤外光強度を検知することで、CO濃度が測定で
きる。
【0071】一酸化炭素濃度測定装置1は、光学式のセ
ンサのため、配管13と直列に接続する前提で設計する
とガスセル2の断面積が大きくなり、セル内に点光源で
ある赤外線ランプから赤外線照射分布が生じて、ランプ
の光軸調整等、製造上の理由から現実的でないので、図
1に示したように配管13に並列に接続して、容積を少
なく設計される。この場合、流路抵抗の関係で、一酸化
炭素濃度検出手段に流れる改質ガス流量は、配管13の
数十分の1以下になる。この流量で配管を流れる改質ガ
スに対して遅れなく一酸化炭素濃度を測定するため、ガ
スセル2の容積は、配管の数十分の1以下、改質部の反
応容器に対しては数百分の1以下と、なるべく小さく設
計されている。
【0072】本実施形態の構成において、燃料改質装置
の起動時に一酸化炭素濃度測定装置1を加温させる起動
制御の例を図4のフローチャートに示す。
【0073】図4において、燃料改質装置が起動され、
一酸化炭素濃度測定装置の加温が必要になると、まずス
テップS11において、ガスセル2内部に、高湿度の改
質ガスが入るのを防ぐために、開閉手段7と6を閉じ
る。次いでステップS12で、コンプレッサ31が定常
回転に達したかどうか等の情報に基づいて、コンプレッ
サ31の起動が完了したか否かを判定する。コンプレッ
サが起動完了していなければ、ステップS12をセルフ
ループして待機する。
【0074】ステップS12で、コンプレッサが起動完
了と判定されれば、ステップS13に進み、開閉手段6
を開きコンプレッサ31から高温の空気を一酸化炭素濃
度測定装置1のガスセル2内部の導入する。導入された
空気はガスセル2の内壁を加温した後、配管13に排出
される。ガスセル2の加温速度は、その容積に依存する
が、前記のようにガスセル2は改質部22の反応容器の
数百分の1以下の容積であり、コンプレッサ31からの
高温の空気を数十分の1程度分流して導入すれば、改質
部22に必要な空気量を確保しながら、改質部22より
も早く加温することが可能である。
【0075】次いで、ステップS14で、ガスセル2か
らの排気温度T1 を温度測定手段14で測定し、この温
度T1 が第1設定値を超えたか否かを判定する。温度T
1 が第1設定値を超えていなければ、ステップS14を
セルフループして待機する。ステップS14の判定で、
温度T1 が第1設定値を超えれば、ガスセル2の内部温
度が結露の発生しない温度に加温されたと判断してステ
ップS15へ進む。一酸化炭素濃度測定装置1内部の結
露を防止するためには、ガスセル2内部の温度が、燃料
改質装置の運転圧力における水の蒸発温度を超えていれ
ば良い。
【0076】図3に示したように、運転圧力が0.27
[MPa]以上で水の蒸発温度は130[℃]である。
従って、図4のステップS14における温度の判断に用
いる設定値としては、130[℃]以上とすることが望
ましい。改質部の熱容量はガスセルのそれに比べてとて
も大きいため、改質部から供給される改質ガスの温度は
まだ低く、直ぐに改質ガスを導入すると一酸化炭素濃度
測定装置のガスセルが冷却され、結露可能な状態に戻っ
てしまう。
【0077】このため、ステップS15において、温度
測定手段15により改質ガスの温度T2 を測定し、この
温度T2 が第2設定値を超えたか否かを判定する。温度
2が第2設定値を超えていなければ、ステップS15
をセルフループして待機する。温度T2 が第2設定値を
超えれば、ステップS16へ進み、開閉手段6を閉じて
開閉手段7を開き、改質ガスをガスセル2へ導入して、
一酸化炭素濃度測定を開始する。
【0078】このような起動制御により、一酸化炭素濃
度測定装置1のガスセル2は、燃料改質装置21の起動
時に結露が発生することなく、改質ガスの一酸化炭素濃
度を測定可能な状態となる。改質部22より供給される
改質ガス中の一酸化炭素濃度が下流のCO選択酸化部2
3にて除去可能な濃度まで低下するためには、改質部2
2の構成や使用燃料の種類にもよるが、反応容器の触媒
温度が200[℃]を超えている必要があるが、本発明
によれば、改質ガス温度が200[℃]未満の状態から
改質ガス中の一酸化炭素濃度がCO選択酸化部23で除
去可能な状態になったことをリアルタイムで検出でき、
CO選択酸化部23で一酸化炭素を除去され、燃料電池
27に供給可能になった改質ガスを、時間遅れなく切換
手段28を切り換えて改質ガスを無駄なく燃料電池27
へ供給できる。
【0079】次に、本発明に係る燃料改質システムの第
2の実施形態を説明する。
【0080】図5は、燃料改質システムの第2の実施形
態を説明する構成図である。同図において、燃料改質装
置21は、改質部22,CO選択酸化部23、制御部2
4、一酸化炭素濃度測定装置1,改質部22及び一酸化
炭素濃度測定装置1に空気を供給するコンプレッサ3
1,CO選択酸化部23に空気を供給するコンプレッサ
26、改質部22とCO選択酸化部23を接続する配管
13、を備えて構成される。
【0081】燃料改質装置21のCO選択酸化部23の
下流には、切換手段28を介して燃料電池27が設けら
れ、燃料改質装置21から改質ガスの供給を受けて発電
するようになっている。切換手段28は、制御部24か
ら制御を受ける3方切換弁であり、改質ガスの一酸化炭
素濃度が燃料電池27へ供給可能な濃度になったとき
に、改質ガスを燃料電池27へ供給し、それ以外は図外
の排気浄化装置や燃焼装置へ改質ガスを導くように切り
換えられる。
【0082】改質部22の下流には、改質部から供給さ
れる改質ガス中の一酸化炭素濃度を測定する一酸化炭素
濃度測定装置1が設置され、測定された一酸化炭素濃度
は図示しない信号線により、制御部24へ送られる。
【0083】一酸化炭素濃度測定装置1は、改質部22
が生成した改質ガスをコンプレッサ31から送られる高
温空気で希釈することができる希釈手段16を備えてい
る。希釈手段16からのガスは、ガスセル2へ導入さ
れ、測定部3により一酸化炭素濃度が測定されるように
なっている。ガスセル2と測定部3とは、図1に示した
ガスセル2と測定部3と同様のものである。
【0084】制御部24は、測定した一酸化炭素濃度を
もとに内蔵された演算装置によりCO選択酸化部へ供給
する空気量を計算し、コンプレッサ26を運転して必要
空気量を改質ガスとともにCO選択酸化部23へ供給す
る。また制御部24は、測定した一酸化炭素濃度が所定
値以下となったときに、切換手段28を切り換えて改質
ガスを燃料電池27へ供給する。
【0085】改質部22には、エタノールやガソリン等
の炭化水素系燃料29と水30がコンプレッサ31から
の空気とともに送り込まれ、水蒸気改質反応や部分酸化
反応により水素ガスを主成分とする改質ガスを生成す
る。
【0086】一酸化炭素濃度測定装置1には、コンプレ
ッサ31からの高温空気と配管13から改質ガスが希釈
手段16を経由して導入される。希釈手段16は配管1
3から導入される改質ガスをコンプレッサ31から導入
される高温空気で希釈してガスセル2へ送る機能を有し
ており、制御部24からの指令により、一定の希釈率で
改質ガスと高温空気を混合するモードと、高温空気によ
る希釈なしに改質ガスを導入するモードの少なくとも2
種類を有している。
【0087】希釈手段16は、図2に示した開閉手段
6,7のような、コンプレッサからの配管と配管13か
らの導入配管に設けたそれぞれの開閉手段を、所定の希
釈率に応じた時間比率をもって開閉作動させることによ
り構成してもよいし、開閉手段の代わりに絞り弁を設置
して、所定の希釈率に応じた流路抵抗を設定して構成し
てもよい。
【0088】希釈手段16は燃料改質装置の起動時に、
改質部22からの高湿度の改質ガスを、コンプレッサ3
1からの高温空気により、所定の希釈倍率で希釈して一
酸化炭素濃度測定装置1のガスセル2に導入することに
より、ガスセル2に導入されるガスの水蒸気分圧を下
げ、結露を防止する。そして、一酸化炭素濃度測定装置
1により測定される一酸化炭素濃度と希釈倍率から改質
ガス中の一酸化炭素濃度を求め、所定の値以下になった
ことをもって(前記のように2%前後を採用する場合が
多い)改質部の起動が終了したことを判断した後、配管
13からの改質ガスのみを一酸化炭素濃度測定装置1に
導入して、起動制御から通常運転へ移行する。
【0089】改質ガスの希釈に使用するコンプレッサ3
1からの空気の温度は、結露を防止するために以下のよ
うに設定される。改質部22の起動運転により配管13
より導入される改質ガスの温度が上昇すると、それに伴
い改質ガスが含むことができる水蒸気圧の上限である飽
和水蒸気圧も上昇する。この飽和水蒸気圧は、改質ガス
の温度により決まるが、通常は燃料改質装置は前記のよ
うに0.3[MPa]以下で運転されるため、飽和水蒸
気圧が0.3[MPa]以上となる改質ガス温度であれ
ば、仮に改質ガスが水分だけであっても結露が発生する
ことはない。
【0090】飽和水蒸気圧が0.3[MPa]に達する
のは、改質ガスの温度が134[℃]の時であり、従っ
てこのとき希釈に用いられるコンプレッサからの高温空
気も134[℃]以上であれば、ガスセル2に結露が発
生することを防止できる。ここで常温では、大気中の水
蒸気量は改質器出口に比べて少ないため、希釈によりガ
スセル2に導入される水蒸気の分圧が下がるので、実際
はより温度の低い空気で希釈することが可能である。
【0091】134[℃]よりも低い温度の空気を希釈
に使用する場合、もっとも結露の可能性が高いのは、改
質ガス中の飽和水蒸気圧が最大(0.3[MPa])に
なる(改質ガスの)温度域中、最低温度である134
[℃]の時である。この温度の改質ガスが希釈される
と、希釈により温度が低下した状態での飽和水蒸気圧と
希釈前の水蒸気圧の差が最も大きくなり得る。結露しな
いためには、改質ガスは希釈により温度が低下し、希釈
後の飽和水蒸気圧が134[℃]の場合の0.3[MP
a]よりも低下するため、希釈後の気体温度における飽
和水蒸気圧が気体に含まれる水蒸気分圧を上回っている
ことが必要である。
【0092】改質ガスが134[℃]、0.3[MP
a]の時、仮に改質ガスが全て水分であったとしても、
改質ガス中の水蒸気圧は0.3[MPa]を超えること
はないので、水蒸気圧を0.3[MPa]と仮定する
と、空気で改質ガスをx1 倍に希釈したとすると、希釈
後の水蒸気分圧は0.3/x1 [MPa]である。希釈
後の改質ガス温度Tは、希釈前に温度tの空気と改質ガ
スが持っていた熱量が保存されるとすると、式(5)が
成り立つので、これより希釈後の改質ガス温度は式
(7)のようになる。ここで、改質ガスと空気の定圧モ
ル比熱比(CR/CAIR)を1.1とした。従って結露を
防ぐには、式(7)で示される温度における飽和水蒸気
圧P{(1.1×134+t(x1−1))/(x1
0.1)}が式(8)を満たすような希釈倍率を用いる
ことが望ましい。
【0093】
【数1】 図6に希釈率と希釈後の水蒸気分圧、および飽和水蒸気
圧の関係を、希釈に用いる空気温度をパラメータとして
示す。図中の波線が希釈後の水蒸気分圧であり、各実線
がそれぞれの温度の空気を使用して希釈した後の気体の
飽和水蒸気圧である。したがって、一酸化炭素濃度測定
装置内部の結露を防止するためには、各空気温度につい
て、実線が破線より上にある希釈率であることが望まし
い。各空気温度における希釈倍率の下限値を表1にまと
めて示す。
【0094】
【表1】 なお;本実施形態では、改質ガスの温度が134
[℃]、水蒸気分圧が0.3[MPa]の場合を想定し
たが、改質ガス成分を、改質反応式から推定し、改質部
の全圧から水蒸気分圧を算出してPH2Oとし、希釈後
の水蒸気分圧PH2O/x1
【数2】 式(9)より結露が発生しないための希釈倍率x1 とし
て求めると、より少ない希釈倍率とすることができ、コ
ンプレッサの消費電力を小さくできる(式中のtRは改
質ガス温度である)。
【0095】一酸化炭素濃度測定装置1は、前述のよう
に改質部22から供給される改質ガス中の一酸化炭素濃
度を測定し、CO選択酸化部23から燃料電池27に改
質ガスを供給するかどうかの判断や、CO選択酸化部2
3に供給する空気量を算出するのに用いられる。したが
って、その測定範囲は一般に一酸化炭素濃度2%以下で
あるが、改質ガスのスタックへの供給判断のためには、
2%以上の濃度も測定することが求められるので、4〜
5%の測定レンジのものを使用することが多い。一酸化
炭素濃度測定装置1の最低濃度測定可能範囲は、現実的
な価格・構成のセンサを使用すると最大測定値の1/2
0程度のものが多く、測定範囲は0.2〜5%ものがよ
く使用される。
【0096】これまで説明したとおり、改質部22の起
動運転中は一酸化炭素濃度測定装置1には、空気で希釈
された改質ガスを導入して、その一酸化炭素濃度を測定
し、改質部22が可動状態になったかを判断する。改質
部22が可動状態になったことを判断するためには、改
質部22から供給される改質ガス中の一酸化炭素濃度が
2%以下に低下したことを検出できることが望ましい。
したがって、希釈倍率x1 は、一酸化炭素濃度測定装置
1が(2/x1)%となった希釈後の改質ガス中の一酸
化炭素濃度を測定できることが望ましく、測定範囲が
0.2〜5%の一酸化炭素濃度測定装置が多く用いられ
ることを考慮すると、希釈倍率は10倍以下であること
が望ましい。改質部22が可動状態になったことを検出
した後は、改質ガスを空気で希釈せずに直接改質ガス中
の一酸化炭素濃度を測定する方が、測定精度の点で好ま
しい。従って、改質ガス中の一酸化炭素濃度が所定値を
下回ったら、空気で希釈せずに改質ガスを直接、一酸化
炭素濃度測定装置1に導入して測定を行う。
【0097】また、10倍以下の希釈倍率で式(8)が
成立するためには、図6および表1から、希釈用の空気
温度が70[℃]以上であることが望ましい。すなわ
ち、図5に示す構成の一酸化炭素濃度測定装置1を用い
て、燃料改質装置21の起動運転時に、改質ガスを高温
空気で希釈して、結露を防止し、定常運転に移行して改
質ガスの希釈を停止して改質ガスのみを導入して一酸化
炭素濃度測定装置の結露が発生しないように運転するた
めには、希釈する高温空気の温度は70[℃]以上であ
ることが望ましく、希釈倍率は希釈に使用する空気温度
に応じて式(8)を満足する範囲に設定することが望ま
しい。
【0098】図5に示す実施形態の構成において、燃料
改質装置21の起動時に一酸化炭素濃度測定装置1へ導
入する改質ガスを希釈して、一酸化炭素濃度を測定しな
がら起動させる、起動制御の例を図7のフローチャート
に示す。
【0099】図7において、燃料改質装置が起動される
と、まずステップS21において、一酸化炭素濃度測定
装置1に高湿度の改質ガスが直接流れ込まないように、
希釈手段16を所定値の希釈倍率に設定し、コンプレッ
サ31の高温空気を使用して改質ガスを希釈する状態に
設定する。次いで、ステップS22で、コンプレッサ3
1の起動が完了したか否かを判定し、起動完了していな
ければ、ステップS22をセルフループして待機する。
【0100】ステップS22の判定で、起動完了してい
れば、ステップS23で、一酸化炭素濃度を測定して希
釈倍率から制御部において改質ガス中の一酸化炭素濃度
を計算し、一酸化炭素濃度が所定値より低下したか否か
を判定する。一酸化炭素濃度が所定値より低下していな
ければ、ステップS23をセルフループして待機する。
ステップS23の判定で、一酸化炭素濃度が所定値未満
となっていれば、改質部が起動されたと判断し、ステッ
プS24で、希釈手段を希釈倍率1倍、すなわち改質ガ
スのみを、一酸化炭素濃度測定装置に導入する状態に設
定し、定常運転に移行する。
【0101】このような起動制御により、一酸化炭素濃
度測定装置を結露させることなく起動できる。また、本
実施形態の起動制御によれば、改質部の起動段階から改
質ガス中の一酸化炭素濃度を測定でき、改質ガス中の一
酸化炭素濃度がCO選択酸化部で除去可能な状態になっ
たことをリアルタイムで検出でき、CO選択酸化部で一
酸化炭素を除去され、燃料電池に供給可能になった改質
ガスを、時間遅れなく切換手段28を切り替えて、無駄
なく燃料電池27へ供給できる。さらに、起動直後から
一酸化炭素濃度を測定しているので、改質部の起動状態
を監視でき、改質部をより効率的に起動制御する情報が
得られると共に、希釈に使用する空気温度は70[℃]
以上であればよいので、コンプレッサの運転負荷が軽く
なり、温度センサも省略できる。
【0102】なお、ステップS23において、一酸化炭
素濃度が所定値より低下したことをもって、希釈手段の
希釈倍率を1倍としたが、改質ガス中の水蒸気分圧が一
酸化炭素濃度測定装置の温度における飽和水蒸気圧より
も低くなったことで、希釈倍率を1倍としてもよい。
【0103】以上説明したように本発明によれば、起動
時に一酸化炭素濃度測定装置のガスセル内壁が直接暖め
られ、ガスセル内部の結露を防止し、一酸化炭素濃度測
定を可能にする。そして、改質部の反応容器が稼働温度
になり、改質ガス中の一酸化炭素濃度がCO選択酸化部
で除去可能な濃度になり次第、速やかに空気供給量が判
定でき、CO選択酸化部で一酸化炭素を除去し、起動時
の改質ガスを無駄無く燃料電池に供給して、発電を開始
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一酸化炭素濃度測定装置の一実施
形態を示す説明図である。
【図2】本発明に係る燃料改質システムの第1実施形態
を示す説明図である。
【図3】コンプレッサの吐出圧力と吐出空気温度、およ
び水蒸気圧と水蒸気温度の関係を示す図である。
【図4】図2の燃料改質システムの起動制御例を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明に係る燃料改質システムの第2実施形態
を示す説明図である。
【図6】改質ガスの希釈率と、希釈された改質ガス中の
水蒸気分圧および飽和水蒸気圧の関係を示す図である。
【図7】図5の燃料改質システムにより実行される起動
制御例を示すフローチャートである。
【図8】従来例の燃料改質システムの構成図である。
【図9】従来例の一酸化炭素濃度測定装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1…一酸化炭素濃度測定装置 2…ガスセル 3…測定部 4…高温ガス供給手段 5…起動処理手段 6…開閉手段 7…開閉手段 8…起動処理制御部 9…赤外線ランプ 10…光学フィルタ 11…受光素子 12…測定制御部 13…配管 14…温度測定手段 15…温度測定手段 16…希釈手段 21…燃料改質装置 22…改質部 23…CO選択酸化部 24…制御部 26…コンプレッサ 27…燃料電池 28…切換手段 29…原燃料 30…水 31…コンプレッサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01M 8/06 H01M 8/06 G 8/10 8/10 Fターム(参考) 2G052 AA00 AA03 AB05 AC27 AD22 AD42 CA03 CA04 CA11 CA35 FD01 GA11 HA17 JA09 JA11 2G059 AA01 BB01 CC04 DD04 DD16 GG10 HH01 JJ02 KK01 MM01 4G040 EA02 EA03 EA06 EA07 EB31 EB32 EB43 5H026 AA06 5H027 AA06 BA01 BA17 KK31

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定ガスが導入されるガスセルと、 前記ガスセルに高温ガスを供給する高温ガス供給手段
    と、 起動時に前記高温ガス供給手段からの高温ガスを前記ガ
    スセルへ導入する起動処理手段と、 を備えたことを特徴とする一酸化炭素濃度測定装置。
  2. 【請求項2】 前記起動処理手段は、 高温ガスを前記ガスセルへ導入した後、被測定ガスを前
    記ガスセルへ導入することを特徴とする請求項1記載の
    一酸化炭素濃度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記高温ガス供給手段は、 空気を圧縮して昇温する圧縮機であることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の一酸化炭素濃度測定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ガスセルから排出されるガス温度を
    検出する温度検出手段を備え、 前記起動処理手段は、前記温度検出手段が検出するガス
    温度が所定の温度に達した後に、被測定ガスを前記ガス
    セルへ導入することを特徴とする請求項1ないし請求項
    3のいずれか1項記載の一酸化炭素濃度測定装置。
  5. 【請求項5】 前記起動処理手段は、被測定ガスの温度
    が所定の温度に達した後に、被測定ガスを前記ガスセル
    へ導入することを特徴とする請求項1ないし請求項4の
    いずれか1項記載の一酸化炭素濃度測定装置。
  6. 【請求項6】 前記起動処理手段は、起動時に高温ガス
    により被測定ガスを希釈して前記ガスセルへ導入するこ
    とを特徴とする請求項1記載の一酸化炭素濃度測定装
    置。
  7. 【請求項7】 前記起動処理手段は、起動時に高温ガス
    により被測定ガスを希釈して前記ガスセルへ導入し、前
    記測定部で測定した一酸化炭素濃度が所定の濃度に達し
    た後に、希釈しない被測定ガスを前記ガスセルへ導入す
    ることを特徴とする請求項6記載の一酸化炭素濃度測定
    装置。
  8. 【請求項8】 前記高温ガスの温度は70℃以上、且つ
    希釈倍率は10倍以上であることを特徴とする請求項7
    記載の一酸化炭素濃度測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれか1項
    記載の一酸化炭素濃度測定装置と、 原燃料を改質して水素ガスを主成分とする改質ガスを生
    成する改質部と、 該改質部から供給される改質ガス中の一酸化炭素を選択
    酸化する一酸化炭素選択酸化部と、を備え、 前記改質部により生成された改質ガスを被測定ガスとし
    て前記一酸化炭素濃度測定装置で測定することを特徴と
    する燃料改質システム。
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