JP2006213112A - プリテンショナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クラッチプレートの回転体に対する位置ズレを防止できるプリテンショナ装置を得る。
【解決手段】 プリテンショナ装置56では、ピニオン(回転体)58の係合歯114は、カム部62の周方向他側(矢印F方向側)へ突出する第1突起118を有している。また、クラッチプレート64の噛合爪128は、カム部62の周方向一側(矢印E方向側)へ突出し、ギヤ部60側(矢印A方向側)の端面が上記第1突起118に対向する第2突起130を有しており、プリテンショナ装置56の作動前の状態では、クラッチプレート64は、第2突起130が第1突起118に係合することでピニオン58に対する軸線方向一側(矢印A方向側)への移動を制限されている。したがって、このプリテンショナ装置56では、作動前の状態において、クラッチプレート64に何らかの外力が作用した場合でも、クラッチプレート64がピニオン58に対して軸線方向一側へ位置ズレすることを防止できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、乗員拘束用のウエビングを巻取軸に層状に巻き取るウエビング巻取装置に設けられ、車両急減速時等にガス発生手段が作動することで瞬時に巻取軸をウエビング巻取方向へ所定量回転させるプリテンショナ装置に関する。
ウエビング巻取装置としては、ウエビングが層状に巻き取られるスプール(巻取軸)と、車両急減速時にスプールをウエビング巻取方向へ強制的に回転させるプリテンショナ装置と、を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
この種のプリテンショナ装置では、通常時にはスプールとの接続を遮断し、車両急減速時にのみスプールとの接続がなされるようにクラッチ機構が設定されている。このクラッチ機構には種々のタイプがあるが、以下においては、前記特許文献1に開示されたクラッチ機構について解説及び検討する。
特許文献1に開示されたプリテンショナ装置では、スプールの軸心部にフォースリミッタとして機能するトーションバーが挿入状態で配置されている。トーションバーの軸線方向一端部には、スリーブ、ピニオン(回転体)、クラッチプレートによって構成されたクラッチ機構が同軸上に配設されている。スリーブは略円筒状に形成されており、トーションバーの軸線方向一端部に相対回転不能に嵌合している。したがって、スプールが回転すると、トーションバーを介してスリーブも一体に回転する。
また、スリーブの内周面にはローレット加工が施されており、当該ローレット面にはクラッチプレートの軸心側に切り起こしにより形成された複数の噛合爪が対向状態で配置されている。これら複数の噛合爪は、ピニオンに形成された風車状の係合歯の谷の部分に嵌合しており、ピニオンは、ラックバーを有するピストンに噛合っている。ピストンは車両急減速時にガス発生手段が作動することで移動するようになっており、ピストンの移動によりピニオンが急激に回転されると、クラッチプレートの複数の噛合爪が変形してピニオンの係合歯の山の部分に乗り上げスリーブのローレット面に係合するようになっている。これにより、ピニオンの回転がクラッチプレートを介してスリーブに伝達され、スプールがトーションバー及びスリーブと一体でウエビング巻取方向へ回転される。
ところで、上記構成のプリテンショナ装置(クラッチ機構)では、作動する前には、クラッチプレートは複数の噛合爪がピニオンの係合歯の谷の部分に嵌合することでピニオンに支持された構成となっており、何らかの外力がクラッチプレートに作用すると、クラッチプレートがピニオンに対して位置ズレを起こす可能性がある。
特開2004−175279号公報
本発明は上記事実を考慮し、クラッチプレートの回転体に対する位置ズレを防止できるプリテンショナ装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明のプリテンショナ装置は、乗員拘束用のウエビングが巻取り引出しされる巻取軸の軸線方向一側に同軸的かつ一体的に設けられ、外側へ向けて開口した筒状部と、前記筒状部の軸線方向一側に設けられ、所定時にガス発生手段が作動することにより移動するピストンと、前記筒状部の内側に相対回転可能に配置され、前記ピストンが移動することで前記ウエビング巻取方向へ回転されると共に、外周部に複数の係合歯が形成された回転体と、互いに一体的に連結されると共にそれぞれが前記回転体の前記複数の係合歯の谷の部分に嵌合する複数の噛合爪を有し、前記回転体が前記ウエビング巻取方向へ相対的に回転した際には前記複数の噛合爪が前記複数の係合歯に案内されて外側へ変形し前記筒状部の内周面に係合するクラッチプレートと、を備えたプリテンショナ装置において、前記回転体の前記係合歯は、前記回転体の周方向に突出する第1突起を有し、前記クラッチプレートの前記噛合爪は、前記回転体の周方向に突出し前記回転体の軸線方向における片側の端面が前記第1突起に対向する第2突起を有し、かつ、前記クラッチプレートは、前記第2突起が前記第1突起に係合することで前記回転体に対する軸線方向移動を制限される、ことを特徴としている。
請求項1記載のプリテンショナ装置では、所定時にガス発生手段が作動すると、ピストンが移動し、回転体がウエビング巻取方向へ回転される。すると、クラッチプレートの複数の噛合爪が回転体の複数の係合歯に案内されて外側へ変形し筒状部の内周面に係合する。これにより、クラッチプレートを介して筒状部と回転体とが一体的に連結される。筒状部は巻取軸に一体的に設けられているため、回転体のウエビング巻取方向への回転がクラッチプレート及び筒状部を介して巻取軸に伝達され、巻取軸がウエビング巻取方向へ回転され、ウエビングが巻取軸に巻き取られる。
ここで、このプリテンショナ装置では、回転体の係合歯は、回転体の周方向に突出する第1突起を有している。また、クラッチプレートの噛合爪は、回転体の周方向に突出し回転体の軸線方向における片側の端面が上記第1突起に対向する第2突起を有しており、クラッチプレートは、第2突起が第1突起に係合することで回転体に対する軸線方向移動を制限されている。したがって、このプリテンショナ装置では、クラッチプレートに何らかの外力が作用した場合でも、クラッチプレートが回転体に対して軸線方向に位置ズレすることを防止できる。
請求項2に係る発明のプリテンショナ装置は、請求項1記載のプリテンショナ装置において、前記ピストンは、前記移動方向へ突出するラックバーを有し、前記回転体は、前記複数の係合歯の軸線方向一側に一体的に形成されて前記筒状部の外側に配置されると共に前記ピストンの移動時に前記ラックバーが噛合する複数のピニオン歯を有し、前記回転体の前記第1突起は、前記係合歯の前記ピニオン歯側に形成され、前記クラッチプレートは、前記回転体に対する前記ピニオン歯側への軸線方向移動を制限される、ことを特徴としている。
請求項2記載のプリテンショナ装置では、ガス発生手段の作動によりピストンが移動すると、ピストンのラックバーが回転体のピニオン歯に噛合し、回転体がウエビング巻取方向へ回転される。また、回転体に形成された第1突起は、係合歯のピニオン歯側に形成されており、クラッチプレートは、噛合爪に形成された第2突起が回転体の第1突起に係合することで、回転体に対するピニオン歯側への軸線方向移動を制限されている。したがって、ピストンが移動してラックバーが回転体のピニオン歯に噛み合う際に、クラッチプレートがラックバーに干渉することを防止できる。
請求項3に係る発明のプリテンショナ装置は、請求項1記載又は請求項2記載のプリテンショナ装置において、前記回転体の前記第1突起は、前記回転体の周方向における前記係合歯の片側だけに形成されると共に、前記クラッチプレートの前記第2突起は、前記回転体の周方向における前記噛合爪の片側だけに形成される、ことを特徴としている。
請求項3記載のプリテンショナ装置では、回転体の第1突起は、回転体の周方向における係合歯の片側だけに形成されており、クラッチプレートの第2突起は、回転体の周方向における噛合爪の片側だけに形成されている。したがって、第1突起が回転体の周方向における係合歯の両側に形成され、第2突起が回転体の周方向における噛合爪の両側に形成されている場合に比べて、形状が簡単であると共に、第1突起と第2突起との係合面積(すなわち第1突起と第2突起との係合強度)を容易に確保できる。
請求項4に係る発明のプリテンショナ装置は、乗員拘束用のウエビングが巻取り引出しされる巻取軸の軸線方向一側に同軸的かつ一体的に設けられ、外側へ向けて開口した筒状部と、前記筒状部の軸線方向一側に設けられ、所定時にガス発生手段が作動することにより移動するピストンと、前記筒状部の内側に相対回転可能に配置され、前記ピストンが移動することで前記ウエビング巻取方向へ回転されると共に、外周部に複数の係合歯が形成された回転体と、互いに一体的に連結されると共にそれぞれが前記回転体の前記複数の係合歯の谷の部分に嵌合する複数の噛合爪を有し、前記回転体が前記ウエビング巻取方向へ相対的に回転した際には前記複数の噛合爪が前記複数の係合歯に案内されて外側へ変形し前記筒状部の内周面に係合するクラッチプレートと、を備えたプリテンショナ装置において、前記回転体の前記係合歯は、前記クラッチプレートの前記噛合爪の前記ウエビング巻取方向側の端面に対向する回転制限壁を有し、前記クラッチプレートは、前記噛合爪の前記端面が前記回転制限壁に係合することで前記回転体に対する前記ウエビング巻取方向への相対回転を制限される、ことを特徴としている。
請求項4記載のプリテンショナ装置では、所定時にガス発生手段が作動すると、ピストンが移動し、回転体がウエビング巻取方向へ回転される。すると、クラッチプレートの複数の噛合爪が回転体の複数の係合歯に案内されて外側へ変形し筒状部の内周面に係合する。これにより、クラッチプレートを介して筒状部と回転体とが一体的に連結される。筒状部は巻取軸に一体的に設けられているため、回転体のウエビング巻取方向への回転がクラッチプレート及び筒状部を介して巻取軸に伝達され、巻取軸がウエビング巻取方向へ回転され、ウエビングが巻取軸に巻き取られる。
ここで、このプリテンショナ装置では、回転体の係合歯は、クラッチプレートの噛合爪のウエビング巻取方向側の端面に対向する回転制限壁を有しており、クラッチプレートは噛合爪の前記端面が回転体の回転制限壁に係合することで回転体に対するウエビング巻取方向への相対回転を制限されている。したがって、このプリテンショナ装置では、クラッチプレートに何らかの外力が作用した場合でも、クラッチプレートが回転体に対してウエビング巻取方向に位置ズレすることを防止できる。
以上説明した如く、本発明に係るプリテンショナ装置では、クラッチプレートの回転体に対する位置ズレを防止できる。
図1には、本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置56が適用されて構成されたウエビング巻取装置10の構成が分解斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るウエビング巻取装置10は、上面視コ字形板状のフレーム12を備えており、フレーム12は、車室内に固定されている。フレーム12の一側壁12A上端と他側壁12B上端との間には連結片14が架け渡されており、連結片14は、車室内に固定されると共に、挿通孔16が形成されている。また、フレーム12の一側壁12Aには、略円形の貫通孔15が形成されており、他側壁12Bには、円形の貫通孔13が形成されている。
フレーム12の一側壁12Aと他側壁12Bとの間には、巻取軸としての円筒状のスプール18が回転自在に支持されている。スプール18には、長尺帯状の乗員拘束用ウエビング20の基端部が、円柱状のシャフト22によって係止されており、スプール18をその軸線周り一方(以下、この方向を「巻取方向」と称する)へ回転させると、ウエビング20がその基端側からスプール18の外周部に巻き取られる。一方、ウエビング20をその先端側から引っ張れば、これに伴いスプール18が回転しながらウエビング20が引き出される(以下、ウエビング20を引き出す際のスプール18の回転方向を「引出方向」と称する)。
スプール18の軸心部には、フォースリミッタ機構を構成するトーションシャフト24(エネルギー吸収部材)が配置されている。トーションシャフト24は、所定値以上の捩れ荷重を付与されることで捩れ変形可能な捩れ変形部23と、捩れ変形部23の軸線方向一端部(矢印A方向側の端部)に同軸的かつ一体的に設けられた支軸部25とを備えている。この支軸部25は、一側壁12Aの貫通孔15を貫通してフレーム12の外側(矢印A方向側)へ突出している。
また、捩れ変形部23の軸線方向他端部(矢印B方向側の端部)には、ネジ部材26が螺合されており、このネジ部材26によって、捩れ変形部23の軸線方向他端部とスプール18の軸線方向他端部(矢印B方向側の端部)とが一体的に連結されている。これにより、トーションシャフト24はスプール18と一体に回転する。
スプール18の軸線方向一側(矢印A方向側)には、フォースリミッタ機構及びプリテンショナ装置56を構成する筒状部としてのロックギヤ28がスプール18に対して同軸的に設けられている。ロックギヤ28は、一側壁12Aの貫通孔15内に配置されて、捩れ変形部23の軸線方向一端部(矢印A方向側の端部)に相対回転不能に係止されており、捩れ変形部23が捩れ変形された際以外には、ロックギヤ28はトーションシャフト24及びスプール18と一体に回転する。ロックギヤ28の外周には、ラチェット歯30が形成されている。さらに、ロックギヤ28の中心部には、外側(スプール18と反対側、矢印A方向側)へ向けて開口しかつスプール18に対して同軸的な円孔32が形成されており、円孔32の内周面全体にはローレット加工が施されてローレット面34が形成されている。
フレーム12の他側(矢印B方向側)には、付勢機構36が設けられている。付勢機構36はスプリングシート38を有しており、スプリングシート38はフレーム12の他側壁12Bの外側に取り付けられている。スプリングシート38は、ネジ部材26をフレーム12の他側へ突出させた状態で、スプール18の他側面を被覆している。スプリングシート38の他側(矢印B方向側)はスプリングカバー40に被覆されており、スプリングカバー40はフレーム12の他側壁12Bの外側に取り付けられている。スプリングカバー40には略円柱状の凹部42が形成されており、凹部42は一側(矢印A方向側)へ開口している。
スプリングカバー40の凹部42内には、渦巻きスプリング44が設けられており、渦巻きスプリング44の外側端は凹部42の内周面に固定されている。渦巻きスプリング44の内側端はネジ部材26に固定されており、渦巻きスプリング44は、ネジ部材26を介して、トーションシャフト24、スプール18及びロックギヤ28を巻取方向へ付勢している。
フレーム12の一側壁12Aの外側(矢印A方向側)には、樹脂製のギヤケース52が設けられている。ギヤケース52はロックギヤ28の軸線方向一側(矢印A方向側)を被覆しており、ロックギヤ28すなわちスプール18の軸線方向位置を所定位置で保持している。ギヤケース52の中央部には円形の貫通孔54が形成されており、貫通孔54は、ロックギヤ28の円孔32を露出させている。また、ギヤケース52の斜め下部には、円状の支持孔55が貫通形成されている。この支持孔55は、ロック部材46に対応している。
ロック部材46は、フレーム12の一側壁12Aと他側壁12Bとの間に架け渡されており、他側端(矢印B方向側の端部)がフレーム12の他側壁12Bに直接又は間接的に回動可能に支持されている。ロック部材46の一側端(矢印A方向側の端部)にはロックプレート48が設けられている。ロックプレート48はロックギヤ28の斜め下方に配置されている。ロックプレート48の下端(矢印D方向側の端部)には円軸状の回動軸49が一体に形成されており、回動軸49がギヤケース52の支持孔55に挿通されることで、ロック部材46の一側端が回動軸49においてギヤケース52に回動可能に支持されている。ロックプレート48の上端(矢印C方向側の端部)にはロック歯50が形成されており、ロックプレート48は、反ロックギヤ28側に配置されて、ロック歯50がロックギヤ28のラチェット歯30に噛合できない状態にされている。
一方、ロックギヤ28を介してスプール18とは反対側には、プリテンショナ装置56を構成する回転体としてのピニオン58がロックギヤ28に対して同軸的に配置されている。
図2乃至図4に示す如く、ピニオン58は、軸線方向寸法が短い円筒状に形成されたカム部62を備えている。カム部62の外周部には、その周方向に沿って等間隔に複数の係合歯114が形成されている。各係合歯114は、カム部62の周方向における一側(巻取方向側、矢印E方向側)の側壁がカム部62の周方向に対して傾斜した傾斜面115とされ、カム部62の周方向における他側(引出方向側、矢印F方向側)の側壁がカム部62の径方向に対して平行な回転制限壁116とされている。また、各係合歯114には、各回転制限壁116のギヤ部60側(矢印A方向側)の端部からカム部62の周方向他側(引出方向側、矢印F方向側)へ向けて突出する第1突起118が形成されている。
このカム部62は、ギヤケース52の貫通孔54を介してロックギヤ28の円孔32内に挿入されると共に、ローレット面34に接触しておらず、ピニオン58はロックギヤ28に対して相対回転可能とされている。
カム部62の軸線方向一側(矢印A方向側)には、外周部に複数のピニオン歯が形成されたギヤ部60が同軸的かつ一体的に設けられている。このギヤ部60は、ロックギヤ28の円孔32及びギヤケース52の貫通孔54の外側(矢印A方向側)に突出して配置されており、後述するピストン74のラックバー78に対応している。
また、ギヤ部60の軸線方向一側(矢印A方向側)には、円筒状の回転支軸部120が同軸的かつ一体的に設けられている。回転支軸部120は、後述するカバープレート80に形成された円孔81を貫通すると共に図示しないスナップリングによって係止されており、ピニオン58はカバープレート80によって回転可能に支持されている。
さらに、ピニオン58(カム部62、ギヤ部60、及び回転支軸部120)の軸心部には、軸線方向に沿って貫通する円形の孔部122が形成されており、トーションシャフト24の支軸部25が同軸的に貫通している。なお、孔部122の内径寸法は、トーションシャフト24の支軸部25の外径寸法に比べて、充分に大きく形成されており、支軸部25は、孔部122を非接触状態で貫通している。
一方、ピニオン58とギヤケース52との間には、プリテンショナ装置56を構成するクラッチプレート64が配置されている。クラッチプレート64は、リング状に形成されてピニオン58のギヤ部60とギヤケース52との間に配置される基板部124を備えている。基板部124の内周には、その周方向に沿って等間隔に複数のアーム部126が設けられている。複数のアーム部126は、各基端側が基板部124に一体に形成されており(基板部124によって互いに一体的に連結されており)、各先端側(自由端側)がそれぞれ巻取方向(矢印E方向)へ向けて延出されている。なお、複数のアーム部126と基板部124との間には所定の空隙が形成されている。
また、複数のアーム部126の各先端からは、ロックギヤ28側(矢印B方向側)へ向けて噛合爪128が延出されている。これら複数の噛合爪128は、ロックギヤ28の円孔32内に挿入されており、それぞれがカム部62の係合歯114の谷の部分に嵌合している。これにより、クラッチプレート64がピニオン58に同軸的に支持されている。また、各噛合爪128は、ローレット面34に接触しておらず、クラッチプレート64はロックギヤ28に対して相対回転可能とされている。
さらに、複数の噛合爪128には、カム部62の周方向における片側(巻取方向側、矢印E方向側)へ向けて突出する第2突起130が形成されている。各第2突起130は、巻取方向側(矢印E方向側)の端面がカム部62の回転制限壁116に対向しており、また、ギヤ部60側(矢印F方向側)の端面がカム部62の第1突起118に対向している。
一方、図1に示す如く、ピニオン58の下側(矢印D方向側)には、プリテンショナ装置56を構成する作動源67が配置されている。作動源67は略L字形円筒状のシリンダ68を有しており、シリンダ68はピニオン58の下方においてフレーム12の一側壁12Aの外側(矢印A方向側)に固定されている。シリンダ68の下側端(矢印D方向側の端部)には、ガス発生器70が設けられると共に、有底円筒状のジェネレータキャップ72が固定されており、ガス発生器70は、ジェネレータキャップ72が被せられた状態でシリンダ68の下側端を閉塞している。
また、作動源67は、ピストン74を有している。ピストン74は、シリンダ68の内面に移動可能に嵌合する鍔状のフランジ部75と、該フランジ部75の上側(矢印C方向側)へ延設されたラックバー78とを有している。フランジ部75の下側(矢印D方向側)にはOリング76が取り付けられており、Oリング76はピストン74の下端とシリンダ68との間をシールしている。
さらに、プリテンショナ装置56は、略三角柱容器状に形成されたカバープレート80を有しており、カバープレート80は一側壁12Aの外側(矢印A方向側)に固定されている。前述の如く、カバープレート80の円孔81には、ピニオン58が回転可能に支持されており、ピニオン58の孔部122を貫通した支軸部25が、カバープレート80の一側(矢印A方向側)へ突出している。このカバープレート80の他側(矢印B方向側)及び下側(矢印D方向側)は開口されており、カバープレート80は、内部にピニオン58、クラッチプレート64、及び、ピストン74の上部を収容すると共に、フレーム12の一側壁12Aとの間で、ギヤケース52を挟持している。
カバープレート80の一側(矢印A方向側)には、加速度検出機構82が設けられている。加速度検出機構82は、他側(矢印B方向側)が開口された箱状のセンサホルダ84を有している。センサホルダ84は、樹脂材料によって形成されており、一側壁12Aのスプール18とは反対側に取り付けられている。センサホルダ84の底壁には、円形の軸受孔85が形成されており、ピニオン58の孔部122を貫通した支軸部25(トーションシャフト24)の一端部(矢印A方向側の端部)が、この軸受孔85によって回転自在に支持されている。
センサホルダ84の一側(矢印A方向側)は、他側(矢印B方向側)が開口された箱状のセンサカバー86に被覆されており、センサカバー86は、センサホルダ84及びフレーム12の一側壁12Aに固定されている。
センサホルダ84の下部(矢印D方向側の端部)には加速度センサ88が保持されている。この加速度センサ88は、載置部90を有している。載置部90の上面には略逆円錐状の凹部が形成されており、載置部90の凹部には球体92が載置されている。球体92の上方には可動爪94が回動自在に支持されており、可動爪94は球体92上に載置されている。
センサホルダ84とセンサカバー86との間の隙間内には、Vギヤ96が設けられており、Vギヤ96は、支軸部25の軸線方向一端部(矢印A方向側の端部)に一体的に連結されて、トーションシャフト24と一体に回転する。また、Vギヤ96の外周にはラチェット歯98が形成されている。
Vギヤ96にはWパウル100が回動可能に支持されており、Wパウル100にはWマス102が固定されている。Vギヤ96とWパウル100との間にはセンサスプリング104が架け渡されており、センサスプリング104はWパウル100に対してVギヤ96を巻取方向へ付勢している。
センサホルダ84とセンサカバー86との間の隙間内には、Vギヤ96の一側(矢印A方向側)において、略円盤状のギヤセンサ106が設けられており、ギヤセンサ106は、支軸部25の軸線方向一端部に回転可能に支持されている。ギヤセンサ106には、センサカバー86の内面との間でコイルスプリング108が架け渡されており、コイルスプリング108はギヤセンサ106を巻取方向へ付勢している。
ギヤセンサ106の下部(矢印D方向側の端部)には、一側(矢印A方向側)において係合爪110が回転可能に支持されており、係合爪110は、回転中心軸がトーションシャフト24の軸方向に平行にされると共に、Vギヤ96のラチェット歯98に噛合可能とされている。さらに、ギヤセンサ106の下部には、他側(矢印B方向側)において押圧片112が形成された構成である。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
上記構成のウエビング巻取装置10では、付勢機構36の渦巻きスプリング44が、ネジ部材26を介して、トーションシャフト24、スプール18及びロックギヤ28を巻取方向へ付勢することで、ウエビング20がスプール18へ巻き取られる方向へ付勢されている。
加速度検出機構82の加速度センサ88は、車両の加速度(ウエビング巻取装置10の移動加速度)が所定加速度以上であることを検出する。すなわち、車両の加速度が所定加速度以上である際(例えば車両の急減速時)には、加速度センサ88の球体92が載置部90の凹部を反加速度方向側へ移動して上昇し可動爪94を押し上げる。これにより、可動爪94がギヤセンサ106の係合爪110を回転させてVギヤ96のラチェット歯98に噛合させることで、ギヤセンサ106がVギヤ96と連結された状態となる。
加速度検出機構82のWパウル100、Wマス102及びセンサスプリング104は、ウエビング20の引出加速度(スプール18の引出方向への回転加速度)が特定加速度以上であることを検出する。すなわち、ウエビング20の引出加速度が特定加速度以上である際には、スプール18及びトーションシャフト24を介して引出方向へ回転されるVギヤ96に対してWパウル100及びWマス102が慣性により引出方向への回転を抑制されることで、Wパウル100及びWマス102がVギヤ96に対して回動される。これにより、Wパウル100がギヤセンサ106の係合爪110を回転させてVギヤ96のラチェット歯98に噛合させることで、ギヤセンサ106がVギヤ96と連結された状態となる。
以上の如くギヤセンサ106がVギヤ96と連結された状態となった際には、乗員からウエビング20への引出荷重によって、スプール18及びトーションシャフト24を介してVギヤ96及びギヤセンサ106が引出方向へ幾分回転する。なお、この場合、Wパウル100及びWマス102の慣性により増加したセンサスプリング104の付勢力によってVギヤ96及びギヤセンサ106の回転力が低減される。
このようにギヤセンサ106が引出方向へ幾分回転されることで、ギヤセンサ106の押圧片112がロック部材46のロックプレート48をロックギヤ28側へ回動させる。これにより、乗員からウエビング20へ引出荷重が付与されて、スプール18、トーションシャフト24及びロックギヤ28に引出方向へ回転力が付与されることで、ロックプレート48のロック歯50がロックギヤ28のラチェット歯30に噛合して、ロックギヤ28の引出方向への回転が阻止され、ウエビング20の引き出しが阻止される。
さらに、このようにウエビング20の引き出しが阻止された状態において、乗員からウエビング20及びスプール18を介してトーションシャフト24へ付与される捩れ荷重が所定値以上である際には、フォースリミッタ機構が作動されて、トーションシャフト24の捩れ変形部23が捩れ変形されることで、スプール18がロックギヤ28と独立して引出方向へ回転される。これにより、ウエビング20が引き出されて、ウエビング20から乗員へ作用する荷重(エネルギ)が吸収される。
また、車両の緊急時(例えば急減速時等の所定時)には、プリテンショナ装置56のガス発生器70が、シリンダ68内にガスを供給することで、ピストン74が上方(矢印C方向)へ移動する。ピストン74が上方へ移動すると、ピストン74のラックバー78がピニオン58のギヤ部60(ピニオン歯)に噛合し、ラックバー78の移動ストロークに応じた量だけピニオン58が巻取方向へ回転される。その結果、係合歯114の傾斜面115がクラッチプレート64の噛合爪128に干渉して、当該噛合爪128を径方向内側から径方向外側へ押圧する。
噛合爪128がその裏面側から係合歯114の傾斜面115による押圧力(変形力)を受けると、アーム部126が固定端(基端)側周りに径方向外側へ揺動することで、先端(自由端)側にある噛合爪128が傾斜面115に案内されてロックギヤ28のローレット面34側へ移動される(噛合爪128の径方向外側への変形はアーム部126の径方向外側への変形として得られる)。これにより、噛合爪128の表面がローレット面に係合し(食い付き)、クラッチが結合状態となる。この状態では、ピニオン58の回転力がクラッチプレート64を介してロックギヤ28に伝達されるので、ピニオン58が巻取方向へ回転することにより、ロックギヤ28もウエビング巻取方向へ回転する。その結果、スプール18が瞬時に巻取方向へ回転され、ウエビング20が乗員の上体に密着される。
ここで、本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置56では、ピニオン58の係合歯114は、カム部62の周方向他側(引出方向側、矢印F方向側)へ突出する第1突起118を有している。また、クラッチプレート64の噛合爪128は、カム部62の周方向一側(巻取方向側、矢印E方向側)へ突出し、ギヤ部60側(矢印A方向側)の端面が上記第1突起118に対向する第2突起130を有しており、プリテンショナ装置56の作動前の状態では、クラッチプレート64は、第2突起130が第1突起118に係合することでピニオン58に対する軸線方向一側(ギヤ部60側、矢印A方向側)への移動を制限されている。したがって、このプリテンショナ装置56では、作動前の状態において、クラッチプレート64に何らかの外力が作用した場合でも、クラッチプレート64がピニオン58に対して軸線方向一側(ギヤ部60側)へ位置ズレすることを防止できる。これにより、ピニオン58の係合歯114とクラッチプレート64の噛合爪128との掛り代を初期の設定どおりに維持できるので、プリテンショナ装置56が作動した際に、確実にクラッチを結合させることができる。
しかも、本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置56では、上述の如く、クラッチプレート64のピニオン58に対する軸線方向一側(ギヤ部60側)への位置ズレを防止できるので、ピストン74が移動してラックバー78がピニオン58のギヤ部60に噛み合う際に、クラッチプレート64がラックバー78に干渉することを防止できる。
さらに、本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置56では、ピニオン58の第1突起118は、カム部62の周方向における係合歯114の片側(引出方向側、矢印F方向側)だけに形成されており、クラッチプレート64の第2突起130は、カム部62の周方向における噛合爪128の片側(巻取方向側、矢印E方向側)だけに形成されている。したがって、第1突起118がカム部62の周方向における係合歯114の両側に形成され、第2突起130がカム部62の周方向における噛合爪128の両側に形成されている場合に比べて、形状が簡単であると共に、第1突起118と第2突起130との係合面積(すなわち第1突起118と第2突起130との係合強度)を容易に確保できる。
またさらに、本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置56では、ピニオン58の係合歯114は、クラッチプレート64の噛合爪128の巻取方向側の端面に対向する回転制限壁116を有しており、プリテンショナ装置の作動前の状態では、クラッチプレート64は、噛合爪128の前記端面がピニオン58の回転制限壁116に係合することでピニオン58に対する巻取方向(矢印E方向)への相対回転を制限されている。したがって、このプリテンショナ装置56では、作動前の状態において、クラッチプレート64に何らかの外力が作用した場合でも、クラッチプレート64がピニオン58に対して巻取方向に位置ズレすることを防止できる。
以上説明した如く、本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置56では、クラッチプレート64のピニオン58に対する位置ズレを防止できる。
なお、上記実施の形態では、ラックアンドピニオン方式のプリテンショナ装置56を採用したが、これに限らず、ワイヤ巻き掛け方式等のプリテンショナ装置に対して本発明を適用することも可能である。
本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置が適用されて構成されたウエビング巻取装置の全体構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置の構成部材である回転体及びクラッチプレートの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置の構成部材である回転体及びクラッチプレートの構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るプリテンショナ装置の構成部材である回転体及びクラッチプレートの構成を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 ウエビング巻取装置
18 スプール(巻取軸)
20 ウエビング
28 ロックギヤ(筒状部)
56 プリテンショナ装置
58 ピニオン(回転体)
60 ギヤ部(複数のピニオン歯)
64 クラッチプレート
74 ピストン
78 ラックバー
114 係合歯
116 回転制限壁
118 第1突起
128 噛合爪
130 第2突起

Claims (4)

  1. 乗員拘束用のウエビングが巻取り引出しされる巻取軸の軸線方向一側に同軸的かつ一体的に設けられ、外側へ向けて開口した筒状部と、
    前記筒状部の軸線方向一側に設けられ、所定時にガス発生手段が作動することにより移動するピストンと、
    前記筒状部の内側に相対回転可能に配置され、前記ピストンが移動することで前記ウエビング巻取方向へ回転されると共に、外周部に複数の係合歯が形成された回転体と、
    互いに一体的に連結されると共にそれぞれが前記回転体の前記複数の係合歯の谷の部分に嵌合する複数の噛合爪を有し、前記回転体が前記ウエビング巻取方向へ相対的に回転した際には前記複数の噛合爪が前記複数の係合歯に案内されて外側へ変形し前記筒状部の内周面に係合するクラッチプレートと、
    を備えたプリテンショナ装置において、
    前記回転体の前記係合歯は、前記回転体の周方向に突出する第1突起を有し、
    前記クラッチプレートの前記噛合爪は、前記回転体の周方向に突出し前記回転体の軸線方向における片側の端面が前記第1突起に対向する第2突起を有し、
    かつ、前記クラッチプレートは、前記第2突起が前記第1突起に係合することで前記回転体に対する軸線方向移動を制限される、
    ことを特徴とするプリテンショナ装置。
  2. 前記ピストンは、前記移動方向へ突出するラックバーを有し、
    前記回転体は、前記複数の係合歯の軸線方向一側に一体的に形成されて前記筒状部の外側に配置されると共に前記ピストンの移動時に前記ラックバーが噛合する複数のピニオン歯を有し、
    前記回転体の前記第1突起は、前記係合歯の前記ピニオン歯側に形成され、
    前記クラッチプレートは、前記回転体に対する前記ピニオン歯側への軸線方向移動を制限される、
    ことを特徴とする請求項1記載のプリテンショナ装置。
  3. 前記回転体の前記第1突起は、前記回転体の周方向における前記係合歯の片側だけに形成されると共に、
    前記クラッチプレートの前記第2突起は、前記回転体の周方向における前記噛合爪の片側だけに形成される、
    ことを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載のプリテンショナ装置。
  4. 乗員拘束用のウエビングが巻取り引出しされる巻取軸の軸線方向一側に同軸的かつ一体的に設けられ、外側へ向けて開口した筒状部と、
    前記筒状部の軸線方向一側に設けられ、所定時にガス発生手段が作動することにより移動するピストンと、
    前記筒状部の内側に相対回転可能に配置され、前記ピストンが移動することで前記ウエビング巻取方向へ回転されると共に、外周部に複数の係合歯が形成された回転体と、
    互いに一体的に連結されると共にそれぞれが前記回転体の前記複数の係合歯の谷の部分に嵌合する複数の噛合爪を有し、前記回転体が前記ウエビング巻取方向へ相対的に回転した際には前記複数の噛合爪が前記複数の係合歯に案内されて外側へ変形し前記筒状部の内周面に係合するクラッチプレートと、
    を備えたプリテンショナ装置において、
    前記回転体の前記係合歯は、前記クラッチプレートの前記噛合爪の前記ウエビング巻取方向側の端面に対向する回転制限壁を有し、
    前記クラッチプレートは、前記噛合爪の前記端面が前記回転制限壁に係合することで前記回転体に対する前記ウエビング巻取方向への相対回転を制限される、
    ことを特徴とするプリテンショナ装置。
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