JP2006212974A - 複合連結長尺物の成形金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結箇所がフレキシブルな長尺物の製造方法を提供する。
【解決手段】複数個の単位構成部材を形成する分割可能な一次成形金型と、該一次成形金型で成形された単位構成部材を収容して連結する分割可能な二次成形金型を並設し、一次成形金型及び二次成形金型を貫通する中子12を設け、該中子と一次成形金型における形成空間19、19a …により単位構成部材の成形キャビティ22、22a …を形成すると共に、中子と収容空間29内の直列状態の単位構成部材間に連結材の成形キャビティを形成する。一次成形金型により成形した、中子に外嵌状態の複数個の単位構成部材を二次成形金型側に移行させ、直列状態にして二次成形金型における収容空間内に収容した後、単位構成部材とは異質な軟質樹脂を充填して連結材を成形することによって、複数個の単位構成部材が連結一体化されたフレキシブルな複合連結長尺物を成形する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複数個の単位構成部材、具体的には断面形状が門形状又はロ字形状の複数の
単位構成部材部材を連結して成形した長尺物の製造方法に関する。
従来、長尺物を成形する方法としては、該長尺物を構成する単位構成部材を連設して成
型する際に、先に成型された単位構成部材の被溶融部である後方端部を溶融材料の余熱に
よって溶融しながら次の単位構成部材を成型し、単位構成部材間の連設部を熱融合により
一体的に形成することにより、その連設部の強度を増大させる方法が見受けられる(例え
ば、特許文献1参照)。
特公昭59−23550号公報(特許請求の範囲、第4図)
しかし、上記成形方法にあっては、先に成型された単位構成部材を移動させた後、次の
単位構成部材を成型することから、単位構成部材の連結箇所に柔軟性がないため、材質自
体の柔軟性により屈曲させねばならず、その結果保護筒自体の強度が低くなってしまう可
能性を否定できないなど、解決せねばならない課題があった。
本発明は、上記従来技術に基づく、連結箇所に柔軟性がないためフレキシブルな長尺物
の製造には適さない課題に鑑み、複数個の単位構成部材を形成する分割可能な一次成形金
型と、該一次成形金型で成形された単位構成部材を直列状態で収容して連結する分割可能
な二次成形金型を並設し、一次成形金型における単位構成部材の形成空間及び二次成形金
型における直列状態の単位構成部材の収容空間を貫通する中子を設け、該中子と一次成形
金型における形成空間により単位構成部材の成形キャビティを形成すると共に、中子と収
容空間内の直列状態の単位構成部材間に連結材の成形キャビティを形成し、一次成形金型
により成形した、中子に外嵌状態の複数個の単位構成部材を二次成形金型側に移行させ、
複数個の単位構成部材を直列状態にして二次成形金型における収容空間内に収容した後、
直列状態の複数個の単位構成部材と中子間の成形キャビティ内に単位構成部材とは異質な
軟質樹脂を充填して形成される連結材により複数個の単位構成部材を連結してフレキシブ
ルな複合連結長尺物を成形可能にして、上記課題を解決する。
要するに本発明は、複数個の単位構成部材を形成する分割可能な一次成形金型と、該一
次成形金型で成形された単位構成部材を直列状態で収容して連結する分割可能な二次成形
金型を並設し、一次成形金型における単位構成部材の形成空間及び二次成形金型における
直列状態の単位構成部材の収容空間を貫通する中子を設け、該中子と一次成形金型におけ
る形成空間により単位構成部材の成形キャビティを形成すると共に、中子と収容空間内の
直列状態の単位構成部材間に連結材の成形キャビティを形成したので、同じ中子が一次成
形金型及び二次成形金型の両方に貫通状態であることから、一次成形金型で成形された複
数個の単位構成部材を中子の長手方向にして二次成形金型側に所定ストローク押し出せば
、複数個の単位構成部材が順次当接し直列状態になって二次成形金型側に移行させること
が出来るため、一連の工程で複合連結長尺物を成形することが出来、而も単位構成部材を
硬質樹脂とし、連結材を軟質樹脂とすれば、フレキシブルな複合連結長尺物を成形するこ
とが出来る。
そして、単位構成部材と連結材の成形樹脂を、二次成形時に物理的又は化学的に一体化
可能なものを選択すれば、一次成形時に単位構成部材側に連結材との一体化のための構成
を設けなくても、単位構成部材と連結材を一体化して複数個の単位構成部材を連結した複
合連結長尺物を成形することが出来る。
貫通状態における中子の一次成形金型の形成空間内の部位に、単位構成部材の内側面に
凹部を形成する凸部を形成したり、貫通状態における中子の二次成形金型の収容空間内の
部位に連結材の形成凹部を形成し、該形成凹部を中子の先端に至るまで形成したので、前
者にあっては直列状態の単位構成部材の凹部が直列状に並んで形成された溝状部により、
後者にあっては中子の形成凹部により、収容状態の単位構成部材と中子間に連結材の成形
キャビティを簡単且つ確実に形成することが出来る。
一次成形金型の形成空間の内側面に、中子に当接する突起を設けたので、単位構成部材
に貫通孔を形成することが出来ることから、この貫通孔が二次成形金型における連結材の
キャビティ内で開口可能な様に突起の位置を設定すれば、上記貫通孔を二次成形樹脂の充
填孔にすることが出来るため、連結材のキャビティ内に二次成形樹脂を確実に充填するこ
とが出来、而も充填孔内に二次成形樹脂が残存するため、連結材と単位構成部材の一体性
の向上を図ることが出来る。
一次成形金型と二次成形金型を同期駆動させるので、一次成形金型及び二次成形金型の
夫々を別々に動かさずに、型締め、一次及び二次成形樹脂の充填及び型開きを同時に行え
ば、複合連結長尺物の成形時に単位構成部材を同時に成形出来るため、成形工程の効率化
を図ることが出来、而も一次成形金型及び二次成形金型における一方の金型ブロックを固
定基板に、他方の金型ブロックを同じ可動基板に設置したので、簡単な構成で一次成形金
型と二次成形金型を同期駆動させることが出来る等その実用的効果甚だ大である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る複合連結長尺物の一例である工作機械本体および移動体に取付け
られる配線保護筒をU字状に屈曲した状態を示す側面図、図2は、図1の配線保護筒の縦
断面の部分拡大図、図3は、図1の配線保護筒の横断面の拡大図である。
尚、「配線保護筒」とは、工作機械本体に移動体が設けられた各種装置、例えば、工作
機械、搬送装置、製造装置等の各種産業装置に使用され、特に、粉塵問題を有するクリー
ンルームに設置したIC組込装置、製造装置等の各種装置に使用され、或いは、スライド
ドアを有する車両に使用される。
工作機械本体と移動体への取付例としては、図1に示す様に、2辺の直線部と中間の円
弧状屈曲部で全体的にU字状にした保護筒の両端に取付金具(図示せず)を取付けて本体
と移動体に接続し、移動体の移動により円弧状屈曲部が移動して走行する様に取付ける様
に成っている。
図1〜3に示す様に、複合連結長尺物の代表例としての配線保護筒1は、複数個の単位
構成部材2、2a…を隙間なく直列配置すると共に、該単位構成部材2、2a…をフレキシブ
ルな連結材3で連結一体化している。
具体的には、図1、2に示す様に、少なくとも一対の側板部材4、4a及び該側板部材4
、4aの一端部間に一体形成した連結部材5により各単位構成部材2、2a…を構成し、かか
る単位構成部材2、2a…内に挿通状態の長い連結材3を各単位構成部材2、2a…の連結部
材5に固定して配線保護筒1と成している。
つまり、各単位構成部材2、2a…は断面門形状又は断面ロ字形状に形成されたもので、
硬質樹脂製とし、連結材3は帯板形状に形成されたもので、軟質樹脂製としている。
単位構成部材2、2a…の少なくとも1個の連結部材5に充填孔6、6a…を形成し、該充
填孔6、6a…には連結材3を成形する二次成形樹脂が充填されているため、単位構成部材
2、2a…と連結材3の一体性が向上する。
而も、充填孔6、6a…を、図2、3に示す様な、外端側が大径の段付孔とすれば、単位
構成部材2、2a…と連結材3の一体性が更に向上する。
尚、単位構成部材2、2a…及び連結材3の成形樹脂は、後述する二次成形工程において
、単位構成部材2、2a…及び連結材3が、例えば熱融着の様に物理的又は化学的に一体化
可能なものに適宜選択することで、図18に示す配線保護筒1の様に、連結材3との一体
化を目的とした充填孔6、6a…を単位構成部材2、2a…に形成しなくても良いが、後述す
る二次成形キャビティ33内に二次成形樹脂を射出することを目的とした充填孔6、6a…で
あれば形成するのが好ましい。
配線保護筒1の他の実施例にあっては、図15に示す様に、各単位構成部材2、2a…に
おける連結部材5の内側面に凹部7を形成し、全ての単位構成部材2、2a…の凹部7が直
列状に並んで形成された溝状部8内に連結材3を収容一体化している。
又、図18に示す様に、各単位構成部材2、2a…における側板部材4、4aを平行四辺形
にすることで、直列状態における配線保護筒1の剛性を向上させて、直線部位における撓
みを抑止する様にしている。
単位構成部材2、2a…を成形すると共に、直列状態の単位構成部材2、2a…を連結材3
で連結一体化して、上記配線保護筒1を成形する金型にあっては、複数個の単位構成部材
2、2a…を同時成形する分割可能な一次成形金型10と、該一次成形金型で成形された単位
構成部材2、2a…を収容して連結する分割可能な二次成形金型11と、一次成形金型10及び
二次成形金型11を貫通する中子12により構成され、該中子12は外嵌状態の単位構成部材2
、2a…及び配線保護筒1を移動可能に形成されている。
一次成形金型10は一対の金型ブロック13、14により構成され、一次成形金型10の分割面
、即ち金型ブロック13、14の対向面15、16に複数個の凹部17、17a …、18、18a …を所定
間隔毎に形成すると共に、該凹部17、17a …、18、18a …により単位構成部材2、2a…の
形成空間19、19a …を形成している。
又、金型ブロック13、14の対向面15、16に、上記凹部17、17a …、18、18a …より浅い
上記中子12の挿通溝20、21を形成して、上記形成空間19、19a …を中子12が貫通状態とし
、型締め状態における凹部17、17a …、18、18a …及び中子12により単位構成部材2、2a
…の一次成形キャビティ22、22a …を形成する様にしている。
つまり、一次成形金型10の凹部17、17a …、18、18a …により形成される形成空間19、
19a …は単位構成部材2、2a…の外形と一致しており、中子12により単位構成部材2、2a
…が中空状に形成される様に成っている。
二次成形金型11は一対の金型ブロック23、24により構成され、二次成形金型11の分割面
、即ち金型ブロック23、24の対向面25、26に、上記凹部17、17a …、18、18a …を隙間な
く連続形成した形状の凹部27、28を形成すると共に、該凹部27、28により単位構成部材2
、2a…の収容空間29を形成している。
又、金型ブロック13、14の対向面25、26に、上記凹部27、28より浅い上記中子12の挿通
溝30、31を形成して、上記形成空間29を中子12が貫通状態とし、又中子12における凹部27
側部位に連結材3の形成凹部32を形成し、該形成凹部32は中子12の先端に至るまで形成さ
れている。
そして、凹部27、28内に収容状態の単位構成部材2、2a…と、中子12における形成凹部
32により連結材3の二次成形キャビティ33を形成する様にし、形成凹部32が中子12の先端
に至るまで形成されていることで、二次成形品(配線保護筒1)が中子12の先端まで移動
可能に成っている。
一次成形金型10及び二次成形金型11における一方の金型ブロック13、23を固定型とする
と共に、他方の金型ブロック14、24を可動型とし、一方の金型ブロック13、23に対し中子
12及び他方の金型ブロック14、24を接離自在と成すと共に、中子12に対し他方の金型ブロ
ック14、24を接離自在と成している。
即ち、一方の金型ブロック13、23に対するストローク量は、中子12より他方の金型ブロ
ック14、24が多く成る様に設定されている。
而も、一次成形金型10における他方の金型ブロック14と、二次成形金型11における他方
の金型ブロック24を同期駆動させる様にし、具体的には、上記2個の他方の金型ブロック
14、24を同じ可動基板35に並設している。
同様に、一次成形金型10及び二次成形金型11における一方の金型ブロック13、23を同じ
固定基板34に並設し、一次成形金型10及び二次成形金型11に、一次成形金型10の金型ブロ
ック13における凹部17、17a …(一次成形キャビティ22、22a …)で開口する一次成形樹
脂充填口36、36a …と、二次成形金型11の金型ブロック23における凹部27で開口する二次
成形樹脂充填口37、37a …を形成している。
一次成形金型10側の一次成形樹脂充填口36、36a …により一次成形キャビティ22、22a
…内に一次成形樹脂を射出する様にし、二次成形金型11側の二次成形樹脂充填口37、37a
…により二次成形キャビティ33内に二次成形樹脂を射出する様にしている。
中子12にあっては、固定基板34及び可動基板35間に位置する中間枠38に水平配置され、
該中間枠38の略中央で一次成形金型10及び二次成形金型11を型締め可能にすると共に、該
一次成形金型10及び二次成形金型11に中子12が貫通状態になる様にしている。
尚、中間枠38における一側部の外側に、型開き時に成形品を押し出すプッシヤー39を配
設し、他側部を、二次成形品(配線保護筒1)を挿通可能に形成すると共に、中子12の他
端部を突出させている。
一次成形金型10の一方の金型ブロック13における、充填孔6、6a…を有する単位構成部
材2、2a…を形成する凹部17、17a …の内底面に、型締め状態における中子12に当接する
突起40、40a …を形成し、他方二次成形金型11における一方の金型ブロック23の凹部27の
内底面にして、収容状態の単位構成部材2、2a…における充填孔6、6a…に相当する位置
に二次成形樹脂充填口37、37a …を形成して、該二次成形樹脂充填口37、37a …より充填
孔6、6a…を介して二次成形キャビティ33内に二次成形樹脂を射出する様にしている。
図15に示す配線保護筒1を成形する金型にあっては、図16、17に示す様に、中子
12の一側面(一方の金型ブロック13側の側面)における一次成形金型10の形成空間19、19
a …内の部位に、単位構成部材の内側面に凹部7を形成する凸部41を形成し、中子12にお
ける凹部27側部位には連結材3の形成凹部32を形成せずに、直列状態の単位構成部材2、
2a…における溝状部8と中子12における凹部27側の側面により連結材3の二次成形キャビ
ティ33を形成する様にしている。尚、充填孔6、6a…を形成する突起40、40a …は、中子
12の凸部41に当接する様に形成されている。
次に、上記配線保護筒1の製造過程について説明する。
(1)図4、5に示す様に、一次成形金型10及び二次成形金型11を型締め後、一次成形樹
脂充填口36、36a …より一次成形キャビティ22、22a …内へ一次成形樹脂を射出すると、
該一次成形キャビティ22、22a …内に一次成形樹脂が充填される。
(2)一次成形樹脂を所定量射出完了し若干時間が経過すると、図7に示す様に、先ず可
動基板35及び中間枠38が離間して、固定基板34の一方の金型ブロック13、23に対し可動基
板35の他方の金型ブロック14、24、中間枠38の中子12及び一次成形品(単位構成部材2、
2a…)が離型し、次に図8に示す様に、中間枠38が停止後可動基板35が更に移動して、該
可動基板35の他方の金型ブロック14、24に対し中間枠38の中子12及び一次成形品(単位構
成部材2、2a…)が離型する。
(3)図9に示す様に、中間枠38のプッシヤー39により一次成形品(単位構成部材2、2a
…)を所定ストローク下流側へ移動させ次工程へ移行させた後、図10に示す様に、プッ
シヤー39を後退させ元の位置に戻す。
(4)図11、12に示す様に、一次成形金型10及び二次成形金型11を型締めして、直列
状態の一次成形品(単位構成部材2、2a…)を二次成形金型11における収容空間29内に収
容する。
(5)図13に示す様に、一次成形樹脂充填口36、36a …より一次成形キャビティ22、22
a …内へ一次成形樹脂を、二次成形樹脂充填口37、37a …より一次成形品(単位構成部材
2、2a…)の充填孔6、6a…を介して二次成形キャビティ33内へ二次成形樹脂を夫々射出
すると、一次成形キャビティ22、22a …内に一次成形樹脂が充填されて一次成形品(単位
構成部材2、2a…)が成形されると共に、二次成形キャビティ33内に二次成形樹脂が充填
されて、連結材3が成形され一次成形品(単位構成部材2、2a…)が連結された二次成形
品(配線保護筒1)が成形される。
(6)一次及び二次成形樹脂を所定量射出完了し若干時間が経過すると、上記(2)工程
と同様に、先ず可動基板35及び中間枠38が離間して、固定基板34の一方の金型ブロック13
、23に対し可動基板35の他方の金型ブロック14、24、中間枠38の中子12、一次成形品(単
位構成部材2、2a…)及び二次成形品(配線保護筒1)が離型し、中間枠38が停止後可動
基板35が更に移動して、該可動基板35の他方の金型ブロック14、24に対し中間枠38の中子
12、一次成形品(単位構成部材2、2a…)及び二次成形品(配線保護筒1)が離型した後
、図14に示す様に、中間枠38のプッシヤー39により一次成形品(単位構成部材2、2a…
)を所定ストローク下流側へ移動させると共に、直列状態の一次成形品(単位構成部材2
、2a…)が二次成形品(配線保護筒1)に当接して該二次成形品(配線保護筒1)を排出
する。
(7)プッシヤー39を後退させ元の位置に戻した後、上記(4)〜(6)工程を繰り返し
行って、二次成形品(配線保護筒1)を連続形成する。
尚、一次成形樹脂充填口36、36a …及び二次成形樹脂充填口37、37a …内の残存樹脂に
あっては、従来の射出成形金型と同様に、一次成形金型10及び二次成形金型11側に加熱手
段(図示せず)を設けて、上記残存樹脂が硬化しない様にしたり、或いは一次成形金型10
及び二次成形金型11側に、硬化した残存樹脂の除去手段(図示せず)を設ける等、一次及
び二次成形時における一次成形樹脂及び二次成形樹脂の射出工程の妨げになる要因を排除
する手段が講じられている。
又、二次成形金型11における一方の金型ブロック23の二次成形樹脂充填口37、37a …に
あっては、単位構成部材2、2a…に充填孔6、6a…が無い場合、二次成形キャビティ33に
内に二次成形樹脂を直接射出可能に形成すれば良いが、二次成形金型11の構造上、単位構
成部材2、2a…に充填孔6、6a…を形成して、該充填孔6、6a…を介して二次成形キャビ
ティ33内に二次成形樹脂を射出する構成が好ましい。
又、図18に示す配線保護筒1を成形する方法としては、可動基板35(他方の金型ブロ
ック14、24)及び中間枠38(中子12)の型締め・型開き方向を、単位構成部材2、2a…の
斜辺方向に平行にしたり、或いは一次成形金型10及び二次成形金型11を、上記型締め・型
開き方向に対し平行な分割面でも分割可能にするなどして、単位構成部材2、2a…及び配
線保護筒1を離型可能にする手段を講じる必要がある。
本発明に係る複合連結長尺物の一例である工作機械本体および移動体に取付けられる配線保護筒をU字状に屈曲した状態を示す側面図である。 図1の配線保護筒の縦断面の部分拡大図である。 図1の配線保護筒の横断面の拡大図である。 型締め時の断面図である。 図4のX−X断面図である。 図4のY−Y断面図である。 単位構成部材の成形後の離型工程の第1段階を示す断面図である。 単位構成部材の成形後の離型工程の第2段階を示す断面図である。 プッシャーにより単位構成部材を次工程へ移行させた状態を示す断面図である。 プッシャーを後退させた状態を示す断面図である。 単位構成部材を二次成形金型にセットした型締め時の断面図である。 図11のZ−Z断面図である。 一次及び二次成形金型に一次及び二次成形樹脂を充填した状態を示す断面図である。 プッシャーにより単位構成部材を次工程へ、配線保護筒を排出させた状態を示す断面図である。 他の実施例の配線保護筒の横断面の部分拡大図である。 図15の配線保護筒の金型における一次成形金型の型締め時の断面図である。 図15の配線保護筒の金型における二次成形金型の型締め時の断面図である。 他の実施例の配線保護筒の要部側面図である。
符号の説明
2、2a… 単位構成部材
3 連結材
6、6a… 充填孔
7 凹部
10 一次成形金型
11 二次成形金型
12 中子
13、14 一次成形金型の金型ブロック
19、19a … 形成空間
23、24 二次成形金型の金型ブロック
29 収容空間
32 形成凹部
34 固定基板
35 可動基板
40、40a … 突起
41 凸部

Claims (9)

  1. 複数個の単位構成部材を直列配置すると共に、該単位構成部材を連結材により連結一体
    化した複合連結長尺物の成形金型において、複数個の単位構成部材を形成する分割可能な
    一次成形金型と、該一次成形金型で成形された単位構成部材を直列状態で収容して連結す
    る分割可能な二次成形金型を並設し、一次成形金型における単位構成部材の形成空間及び
    二次成形金型における直列状態の単位構成部材の収容空間を貫通する中子を設け、該中子
    と一次成形金型における形成空間により単位構成部材の成形キャビティを形成すると共に
    、中子と収容空間内の直列状態の単位構成部材間に連結材の成形キャビティを形成したこ
    とを特徴とする複合連結長尺物の成形金型。
  2. 貫通状態における中子の一次成形金型の形成空間内の部位に、単位構成部材の内側面に
    凹部を形成する凸部を形成したことを特徴とする請求項1記載の複合連結長尺物の成形金
    型。
  3. 貫通状態における中子の二次成形金型の収容空間内の部位に連結材の形成凹部を形成し
    、該形成凹部を中子の先端に至るまで形成したことを特徴とする請求項1記載の複合連結
    長尺物の成形金型。
  4. 一次成形金型の形成空間の内側面に、中子に当接する突起を設けたことを特徴とする請
    求項1、2又は3記載の複合連結長尺物の成形金型。
  5. 一次成形金型と二次成形金型を同期駆動させることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載の複合連結長尺物の成形金型。
  6. 一次成形金型及び二次成形金型における一方の金型ブロックを固定基板に、他方の金型
    ブロックを同じ可動基板に設置したことを特徴とする請求項5記載の複合連結長尺物の成
    形金型。
  7. 複数個の単位構成部材を直列配置すると共に、該単位構成部材を連結材により連結一体
    化した複合連結長尺物の成形方法であって、複数個の単位構成部材を形成する分割可能な
    一次成形金型と、該一次成形金型で成形された単位構成部材を収容して連結する分割可能
    な二次成形金型を並設し、一次成形金型及び二次成形金型に中子を貫通させて、該中子と
    一次成形金型における形成空間により単位構成部材の成形キャビティを形成すると共に、
    中子と二次成形金型の収容空間内の直列状態の単位構成部材間に連結材の成形キャビティ
    を形成した成形金型による成形方法において、
    型締め状態の一次成形金型の成形キャビティに一次成形樹脂を充填して複数個の単位構
    成部材を成形した後、上記一次成形金型を型開き状態して、中子に外嵌状態の複数個の単
    位構成部材を型開き状態の二次成形金型側へ移行させ、次に二次成形金型を型締め状態と
    して、該二次成形金型の収容空間内に複数個の単位構成部材を直列状態で収容した後、連
    結材の成形キャビティに二次成形樹脂を充填して、直列状態の単位構成部材を連結材で連
    結一体化する様にしたことを特徴とする複合連結長尺物の成形方法。
  8. 一次成形金型の形成空間の内側面に設けた、中子に当接する突起により単位構成部材に
    充填孔を形成し、二次成形樹脂を、充填孔を介して連結材の成形キャビティに充填する様
    にしたことを特徴とする請求項7記載の複合連結長尺物の成形方法。
  9. 一次成形金型と二次成形金型を同期駆動させる様にしたことを特徴とする請求項7又は
    8記載の複合連結長尺物の成形方法。
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