JP2006211916A - 施肥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】座席後方の空間部から延長される基部側パイプを、横方向のスペースを利用して左右の施肥条止めバルブに対して接続配管することにより、急な曲がりによる肥料詰まりを防止した施肥作業をスムーズに行う施肥機を提供する。
【解決手段】施肥ポンプ8に接続する基部側パイプ23aを、座席13の後方で左右の後側ステップ16,16の間に形成される空間部を通し、上方に延長して左右に振り分けると共に、振り分けた基部側パイプ23aを空間部の両側上方で縦向きに立設した施肥条止めバルブ32に接続した。
【選択図】図6

Description

本発明は、苗の植付けと同時に施肥を行う移植機等に利用可能な施肥機に関する。
従来、走行機体の後方に苗載台から掻き取った苗を圃場面に植え付ける植付装置と、肥料タンクに収容したペースト状の流体肥料を施肥ポンプによって繰り出し、施肥ノズルから地中に吐出施肥する施肥装置を併設し、苗の植付けと同時に施肥を行う乗用型の移植機が施肥機の一例として公知である。(例えば特許文献1)
上記移植機は、操縦部の前側デッキ部に通ずる後側ステップを座席の両側に構成した走行機体に、前方に搭載した肥料タンクから機腹部に設けられる施肥ポンプが有する施肥パイプを、左右の後側ステップの裏側に沿わせて配管支持すると共に、施肥パイプの中途部に有する施肥条止めバルブを後側ステップの後部に前後方向に設け、各施肥ノズルから条止め可能に施肥をする構成となっている。
特開2001−16943号公報
上記特許文献1で示される移植機は、施肥ポンプから延長する複数の施肥パイプを左右の後側ステップの裏側に沿わせて配管支持されるので、施肥パイプが後輪によって持ち回されて飛散する泥土によって汚損される欠点がある。
またフェンダーを兼用した後側ステップの後方で前後方向に設置される施肥条止めバルブは、該施肥条止めバルブの前後方向の設置スペース及び施肥条止めレバーの操作スペースを必要とするため、座席と苗載台とを離間させ両者の間に形成される空間部を大きくするので、機体長さも大きくなり小型化が図り難い等の欠点がある。
また上記移植機は泥土の付着を防止するために、左右の後側ステップに沿わせて配管された左右の施肥パイプを、後側ステップの後部から内側に向けて屈曲させて機体の中心部寄りに束ねて纏めようとすると、前記空間部内で施肥パイプを無理な状態で急に曲げねばならず、急な屈曲部に対して肥料詰まりが生じ易い欠点があると共に、配管及びその支持構造が煩雑になる等の問題がある。
上記課題を解決するために本発明の施肥機は、第1に、座席13両側の後輪3aの上方に前側のデッキ部11に通ずる後側ステップ16,16を形成した走行機体4に、肥料タンク2から機体腹部の施肥ポンプ8によって圧送される肥料を、施肥条止めバルブ32を有する複数の施肥パイプ23によって施肥ノズル22から施肥する施肥装置1aを備えた施肥機1において、前記複数の施肥パイプ23の施肥ポンプ8に接続する基部側パイプ23aを、座席13の後方で左右の後側ステップ16,16の間に形成される空間部を通し、上方に延長して左右に振り分けると共に、振り分けた基部側パイプ23aを空間部の両側上方で縦向きに立設した施肥条止めバルブ32に接続したことを特徴としている。
第2に、施肥条止めバルブ32と施肥ノズル22を接続する施肥パイプ23を、施肥条止めバルブ32から上方に延出し、座席13の背後に立設される門形状のガード部材27に沿って支持することで機体中央に纏めたのち、後方へ延長して施肥ノズル22に接続したことを特徴としている。
第3に、空間部を配管カバー18で覆うと共に、該配管カバー18の側方から左右に振り分け配管された基部側パイプ23aを施肥条止めバルブ32に接続することを特徴としている。
第4に、基部側パイプ23aから施肥条止めバルブ32を介して肥料を肥料タンク2に戻す肥料戻しパイプ25を、後側ステップ16の外側寄りに沿わせて肥料タンク2に接続することを特徴としている。
以上のように本発明によれば、施肥ポンプに接続される複数の基部側パイプを、座席の後方でフェンダー機能を有する左右の後側ステップの間に形成される空間部を通し上方に延長して左右に振り分け、振り分けられた基部側パイプを空間部の両側上方で縦向きに立設した施肥条止めバルブに接続させることにより、後輪との干渉を避けながら機体腹部の施肥ポンプから上方の施肥条止めバルブに簡単に配管することができ、後輪による汚損を防止することができる。
施肥条止めバルブと施肥ノズルを接続する施肥パイプの中途部を、操縦部の背後に立設されるガード部材に支持することにより、各施肥パイプをガード部材内のスペースを利用して、施肥条止めバルブから急な曲がりを発生しないように迂回状に支持し機体中央側に纏めて、走行機体と植付装置との間を広げることなく配管することができる。
空間部を配管カバーによって塞ぐので、座席の後方で後側ステップと後部カバーによって広いステップを形成し、オペレータの左右移動を妨げることなく苗補給等の作業を行い易くすることができる。
基部側パイプから施肥条止めバルブを介して肥料を肥料タンクに戻す肥料戻しを設け、該肥料戻しパイプを後側ステップの外側寄りに沿わせて肥料タンクに接続したことにより、オペレータがステップ上を移動する際の妨げとなることなく、また肥料タンクに戻される肥料の流れ具合等の状況も外観し易くなる等の利点がある。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図面において符号1は、肥料タンク2に収容したペースト状の肥料を繰り出して施肥する施肥機の一例として、苗の植付けと同時に地中施肥を行う乗用型の移植機を示す。
この移植機1は、前輪3,後輪3a及び後輪補助車輪3b,3bを備えた走行機体4に、前部にエンジンをボンネット5で覆って搭載し、その後方に操縦部6を配置し、機腹部にエンジンから駆動されるトランスミッション7と施肥ポンプ8を備え、機体後部に油圧作動型の昇降リンク機構9を介して植付装置10を昇降可能に支持している。
操縦部6は、ボンネット5の後方で走行機体4にフラット状の広巾面で形成されるデッキ部11と、該デッキ部11の前後にハンドル12と座席13を配置してなる。そして、座席13はデッキ部11の後方中央部に立設した座席フレーム15の上部に設置されており、座席13の側方の後輪3a,後輪補助車輪3b,3bの上方には、オペレータが後方に向けて歩行移動することができる後側ステップ16を、デッキ部11の後部に座席フレーム15の両外側に沿って、従来のものと同様な手段によって形成している。
また座席フレーム15の後方で後側ステップ16,16の間は、配管用の空間部を形成する通し孔17aを切欠した後部カバー17によって開閉可能に覆っている。
これにより、オペレータが一方の後側ステップ16から他方の後側ステップ16側へ移動し易くすることができる。また通し孔17aは後述する複数の施肥パイプ23の施肥ポンプ8に接続する基部側パイプ23aを、機腹部から上方に向け纏めた状態で通しながら左右に振り分けて配管することができる。
また空間部としての通し孔17aの上方は配管カバー18によって覆うようにしており、通し孔17aを通して振り分けて配管される基部側パイプ23aは配管カバー18の側方から操作ユニット30,30側に向けて配管することができる。
これにより、配管カバー18は通し孔17a及び基部側パイプ23aの振り分け部位を上方から塞いで簡単に覆うことができ、座席13の背後スペースを利用して行う苗の補給作業や他のメンテナンス作業等を、通し孔17aや基部側パイプ23aに支障されることなく行い易くすることができる。
次に植付装置10について説明する。この植付装置10は、8条分のマット苗を載置する苗載台19と、苗載台19から苗を掻き取って植付ける各植付爪20,20・・と、植付時に接地させる複数のフロート21等から構成される。
各フロート21は後述する施肥パイプ23の先端側パイプ23cと接続する施肥ノズル22を下向きに取付支持している。そして、各施肥ノズル22は対応する各植付爪20の側方において、肥料タンク2から繰り出される肥料を地中の所定深さ位置に施肥する構成となっている。
図2,図5で示されるように植付装置10は、後方に延設する4本の植付伝動ケース10aに対となる左右の植付爪20,20を備え、且つ植付爪20,20は図3,図4で後述する操作ユニット30が備える植付け条止めレバー31の切換操作によって、植付け動力を断続することができるようにしている。
即ち、同図の植付け条止めレバー31は、前側に回動操作すると従来のものと同様なクラッチ連繋構造によって、植付け動力が遮断されて植付け停止状態に切り換えることができ、また復帰操作に基づき再び伝動し植付け作動状態にすることができる。尚、植付装置10に対する動力の入り切りは、操縦部6に設置される図示しない植付クラッチレバーの操作によって行われる。
次に、上記移植機1に併設される施肥装置1aについて説明する。この施肥装置1aは、ボンネット5の両側で走行機体4に取付支持される左右の肥料タンク2,2と、該肥料タンク2,2に通じ収容された肥料を繰り出して圧送する施肥ポンプ8と、該施肥ポンプ8の肥料吐出口に接続される8本の施肥パイプ(肥料分配管)23と、各施肥パイプ23,23・・の先端部に接続されて肥料を吐出し地中に施肥する施肥ノズル22,22・・と、各施肥パイプ23,23・・の中途部で後述する操作ユニット30の施肥条止めバルブ32を介し余剰(溢流)肥料を肥料タンク2側に戻すように接続される肥料戻しパイプ25等から構成される。
そして、図4,図5,図6で示すように、上記施肥ポンプ8から後方に纏めて延長される8本の施肥パイプ23,23・・は、座席13の背後において走行機体4の後部側中央部に設けられる図5で示す取付ブラケット26によって横列に並べて取付支持した状態から、左右の4本づつを前記通し孔17aを通して図5,図6で示すように左右に振り分けて延長し、通し孔17aの左右に立設される操作ユニット30,30にそれぞれ接続される。
さらに、操作ユニット30,30から上方に向けて延長される各4本づつの施肥パイプ23は、操縦部6の背後に立設される門形状のガード部材27に止めバンド等の取付具29によって、中途部が支持される迂回支持手段によって支持したのち、植付装置10の左右に設置される各4本の対応する施肥ノズル22とそれぞれ接続する構成となっている。
このため図示例の各施肥パイプ23は、基部側パイプ23aと中間パイプ23bと先端側パイプ23cとに、それぞれ所定長さを以て分割形成される。そして、以下に述べるように操作ユニット30及び取付ブラケット26aに設けたパイプ継手28,28・・を介して一連に接続配管できる構成となっている。尚、図4に示すようにパイプ継手28は、側面視L型の継手用パイプとなし、前記取付ブラケット26の背後に略平行状に設けられる取付ブラケット26aに沿って8本分の各施肥パイプを接続することができるように設けている。
即ち、基部側パイプ23aは施肥ポンプ8の各肥料吐出口に接続され後端部側を取付ブラケット26によって位置決め支持したのち、通し孔17aを通し左右に振り分けられ、それぞれのパイプ端が操作ユニット30,30に接続される。中間パイプ23bは基部側を操作ユニット30内に設置される施肥条止めバルブ32に接続し、中途部を前記ガード部材27に迂回支持した状態となして、先端部が取付ブラケット26aのパイプ継手28の一端と接続される。
先端側パイプ23cは基部側がパイプ継手28の他端に接続され、先端部に施肥ノズル22が接続される。以上のような配管構造からなる各施肥パイプは急な曲がりを伴うことなく、施肥ポンプ8から操作ユニット30,30を介し植付装置10の施肥ノズル22と接続され、肥料の詰まりを防止した吐出施肥をスムーズに行うことができる。
施肥パイプ23は上記のように複数に分割し接続される構成としたことにより、管路の中途に肥料詰まりや損傷を生じた際には、この部分のパイプのみを取り外すことができるので、清掃或いは交換等のメンテナンス作業を簡単且つ廉価に行うことができる。
また施肥パイプ23及び肥料戻しパイプ25は可撓性を有する透明状のパイプとし、配管施工を行い易くしていると共に、肥料の流れを外観し易くしている。
尚、中間パイプ23bと先端側パイプ23cは、それぞれパイプ継手28を介して接続し取付ブラケット26a側に纏めたが、パイプ継手28を用いない場合は、先端側パイプ23cに中間パイプ23bを一体とした施肥パイプにすることもできる。
次に、前記操作ユニット30について説明する。尚、この実施形態の操作ユニット30,30は取付ブラケット26の左右でガード部材27の略直下において横一列に配置され略同一な構造としているので、図3で示す右方に設置される操作ユニット30についてのみ説明し他を省略する。
同図の操作ユニット30は、箱形の本体枠を形成するカバー33の下部を、走行機体4の後部に横設される取付フレーム4aに支脚35,35を介し着脱可能に立設される。
そして、カバー33の内部には、各基部側パイプ23aと中間パイプ23bとを上下方向の縦向きに接続する、前記施肥条止めバルブ32を横一列に並設したユニット構造として取付固定している。
上記カバー33の上側面には各施肥条止めバルブ32が有する施肥条止めレバー36を上方に向けて突出させて操作可能とするレバー溝37を穿設している。尚、カバー33は前記植付け条止めレバー31を施肥条止めレバー36と同方向に操作可能に取付支持しており、植付け条止めレバー31は最外側のレバー溝37に操作可能に挿入している。
各施肥条止めバルブ32は一本の肥料戻しパイプ25を一連に接続しており、任意の基部側パイプ23aに対応する施肥条止めレバー36が施肥条止め方向の操作によって閉じられたとき、基部側パイプ23a側から供給される肥料(余剰肥料)を外部に溢流させることなく、肥料戻しパイプ25から肥料タンク2内に戻すことができる。
また左右の操作ユニット30に設置される肥料戻しパイプ25,25は、それぞれ左右の後側ステップ16,16の裏側で外側寄りに沿って適所を支持されながら、デッキ部11の外側寄りを通し前側から肥料タンク2,2の上部に接続配管される。
これにより肥料戻しパイプ25を、後側ステップ16及びデッキ部11の表面に露出させることなく、苗補給等の作業時に肥料戻しパイプ25を踏みつける等の憂いを解消することができると共に、機体外側寄りから肥料タンク2に至る肥料戻しパイプ25の肥料の流れを視認し易くなる等の特徴がある。
また図示例の操作ユニット30は、各パイプ内を流れる肥料の詰まりを検出する詰まり検出スイッチ39を、各対応する施肥条止めバルブ32の下部に一体的に接続させたユニット構造によって備えている。
以上のように左右の操作ユニット30,30は、施肥条止めレバー36及び施肥条止めバルブ32と詰まり検出スイッチ39を縦向きに一体化させ、横方向に並列させてコンパクトに纏めて構成して、座席13と植付装置10の苗載台19との間において縦向きに立設されるから、前後方向の設置スペースを大きく占めることなく操縦部6の後方で通し孔17aの両側に横1列状に設置することができる。
従って、左右の操作ユニット30は、施肥条止めレバー36,植付け条止めレバー31等をオペレータが操作し易い前側寄りに設置することができるものであり、且つ縦向き状に設置される操作ユニット30は、座席13の背後でオペレータが左右の後側ステップ16,16間を移動して苗補給等の作業を行うに必要な移動空間を十分に確保することができる等の特徴がある。
さらに、上記操作ユニット30が備える施肥条止めバルブ32は前側寄りで高所に配置されるから、苗載台19の下方と昇降リンク機構9の広い空間部を利用した配管を施肥ノズル22側に向けて行うことができる。このため施肥パイプ23は昇降リンク機構9に沿わせた低い位置にパイプの屈曲率を小さくして配管することなく、空間部を通して配管構造を簡潔にしながら、急な曲がりを防止することができると共に、泥土の飛散付着による汚損等を回避することができる。
次に、走行機体4の後部に立設される前記ガード部材27について説明する。ガード部材27は直杆パイプ等からなる横杆部40の両側に形成される支脚部41を、左右の操作ユニット30,30を上方から跨いだ状態で取付フレーム4aの両端に取付固定し、且つ中央部の支脚部42を通し孔17aを介し取付フレーム4aに取付固定した剛構造で立設される。
これにより、ガード部材27は操縦部6と苗載台19の間において、苗載台19にマット苗を補給する際の保護枠として使用でき、また座席13からオペレータが後方を振り向いて植付作業状態を確認する際、或いは植付け条止めレバー31や施肥条止めレバー36を操作するとき、姿勢を安定させるために把持する把持部材や手摺りとなる。
またガード部材27はその上下及び左右方向のスペース内に、前記中間パイプ23bを前後方向に大きくはみだすことなく配管支持する支持部材として利用する。
即ち、図示例のガード部材27は横杆部40を座乗するオペレータが把持し易い高さで左右に長く形成されており、操作ユニット30,30から上方に向けて延長される各中間パイプ23bの中途部を、取付具29によって安定よく簡単に支持することができる。
このとき、左右に振り分けられる各中間パイプ23bは、互いの適正間隔を設けて適正箇所を横杆部40に取付支持することができ、こののち中央側に向けて下向きに屈曲させて取付ブラケット26aに向けて略平行姿勢で纏めて垂下させることができる。
これにより、中間パイプ23bは無理に屈曲されることなく上方に大きな屈曲率を以て迂回支持することができるから、各中間パイプ23bの端部を取付ブラケット26aに設けた各対応するパイプ継手28に順次接続することができる。
従って、中間パイプ23bは急な曲がりを伴うことなく肥料詰まりの憂いや屈曲部の劣損を防止した、施肥ノズル22側への肥料供給をスムーズに行うことができる。
以上のように構成される移植機1は、座席13の後方でフェンダー機能を有する左右の後側ステップ16の間に形成される空間部を通し上方に延長して左右に振り分ける基部側パイプ23aを、空間部の両側上方で縦向きに立設した施肥条止めバルブ32に接続させるので、後輪3aとの干渉を避けながら機体腹部の施肥ポンプ8から上方の施肥条止めバルブ32に配管でき、後輪3aによる汚損を防止することができる。
また施肥ポンプ8に接続される複数の基部側パイプ23aを、座席13の後方で左右の後側ステップ16,16の間に形成される空間部を通して上方に延長し左右に振り分けて、空間部の両側上方に縦向きに立設した操作ユニット30の施肥条止めバルブ32に接続するので、走行機体4と植付装置10の間を広げることなく施肥パイプ23の急な曲がりを防止して配管をすることができる。
また上記左右の後側ステップ16,16の間は後部カバー17を設けて覆い、該後部カバー17に形成した通し孔17aに基部側パイプ23aを通して振り分け、且つ通し孔17aの上方は配管カバー18によって基部側パイプ23aの振り分けられるパイプ部分と共に覆われるので、座席13の後方で後側ステップ16,16と後部カバー17で形成される機体後部カバーを実質的に広くすることができ、オペレータの左右移動を妨げることなく苗補給等の作業を行い易くすることができる。
さらに、条止め施肥作業時に余剰肥料を肥料タンク2に戻す肥料戻しパイプ25は、後側ステップ16の外側寄りに沿わせ前側の肥料タンク2に接続しているので、オペレータがステップ上を移動する際に踏みつけたり妨げになることなく、また肥料タンク2に戻される肥料状況の目視による確認も容易にできる等の利点がある。
本発明を備えた移植機の側面図である。 図1の移植機の要部の構成を示す平面図である。 操作ユニットの正面図である。 図1の移植機の配管構造を示す側面図である。 図4の平面図である。 配管構造を一部分解をして示す背面図である。
符号の説明
1 移植機(施肥機)
1a 施肥装置
2 肥料タンク
4 走行機体
6 操縦部
8 施肥ポンプ
11 デッキ部
13 座席
16 後側ステップ
17 後部カバー
17a 通し孔
18 配管カバー
23 施肥パイプ
23a 基部側パイプ
23b 中間パイプ
25 肥料戻しパイプ
32 施肥条止めバルブ

Claims (4)

  1. 座席(13)両側の後輪(3a)の上方に前側のデッキ部(11)に通ずる後側ステップ(16),(16)を形成した走行機体(4)に、肥料タンク(2)から機体腹部の施肥ポンプ(8)によって圧送される肥料を、施肥条止めバルブ(32)を有する複数の施肥パイプ(23)によって施肥ノズル(22)から施肥する施肥装置(1a)を備えた施肥機(1)において、前記複数の施肥パイプ(23)の施肥ポンプ(8)に接続する基部側パイプ(23a)を、座席(13)の後方で左右の後側ステップ(16),(16)の間に形成される空間部を通し、上方に延長して左右に振り分けると共に、振り分けた基部側パイプ(23a)を空間部の両側上方で縦向きに立設した施肥条止めバルブ(32)に接続した施肥機。
  2. 施肥条止めバルブ(32)と施肥ノズル(22)を接続する施肥パイプ(23)を、施肥条止めバルブ(32)から上方に延出し、座席(13)の背後に立設される門形状のガード部材(27)に沿って支持することで機体中央に纏めたのち、後方へ延長して施肥ノズル(22)に接続した請求項1記載の施肥機。
  3. 空間部を配管カバー(18)で覆うと共に、該配管カバー(18)の側方から左右に振り分け配管された基部側パイプ(23a)を施肥条止めバルブ(32)に接続する請求項1又は2記載の施肥機。
  4. 基部側パイプ(23a)から施肥条止めバルブ(32)を介して肥料を肥料タンク(2)に戻す肥料戻しパイプ(25)を、後側ステップ(16)の外側寄りに沿わせて肥料タンク(2)に接続する請求項1又は2又は3記載の施肥機。
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