JP2006210015A - ヒンジ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ヒンジが切れるのを防止する。
【解決手段】 二つの分割体20と両分割体20を回動可能に連結する可撓性のヒンジ25とを備える。ヒンジ25の撓み動作を伴いながら両分割体20が開閉可能とされる。ヒンジ25はその撓み方向と直交する方向に平坦な帯状に形成されている。両分割体20のうちのいずれか一方には、ヒンジ25の幅方向両側外方にこのヒンジ25を挟んで配置されてヒンジ25の撓み動作を案内する左右一対のガイド片26が設けられている。ガイド片26は両分割体20が閉止状態にあるときにヒンジ25の幅方向両側面を覆い隠す形態とされる。
【選択図】 図4
Description
本発明は、可撓性のヒンジにより二つの分割体を回動可能に連結する場合に適用可能なヒンジ構造に関する。
従来、この種のヒンジ構造の一例として、コネクタの電線カバーに適用される場合が知られている(例えば、特許文献1を参照)。このものは、ヒンジが帯状をなしてその幅方向と直交する方向に両分割体が回動可能とされ、両分割体が閉じ合わされたときにコネクタハウジングの後面から導出された電線を包囲するようになっている。
実開平6−36240号公報
ところで、両分割体が閉じられる過程で互いの相対位置をずらしてねじるような力が作用すると、ヒンジがねじれ変形して切れるおそれがある。また、上記の場合は、両分割体が閉止状態にあるときに、ヒンジの回曲部分が露出することになるから、そこに側方から異物が引っ掛ってヒンジが損傷する懸念もある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的とするところは、ヒンジが切れるのを防止することにある。また、他の目的は、異物からヒンジを保護することにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、二つの分割体と両分割体を回動可能に連結する可撓性のヒンジとを備え、このヒンジの撓み動作を伴いながら前記両分割体が開閉可能とされ、かつ、前記ヒンジがその撓み方向と直交する方向に平坦な帯状をなすヒンジ構造において、前記両分割体のうちのいずれか一方には、前記ヒンジの幅方向両側外方にこのヒンジを挟んで配置されて前記ヒンジの撓み動作を案内するガイド片が設けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ガイド片は、前記両分割体が閉止状態にあるときに、前記ヒンジの幅方向両側面を覆い隠す形態とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両分割体が閉じられる過程で互いの相対位置をずらしてねじるような力が作用しても、ヒンジは、ガイド片によって姿勢矯正されるから、ねじり変形して切れる事態を回避できる。
両分割体が閉じられる過程で互いの相対位置をずらしてねじるような力が作用しても、ヒンジは、ガイド片によって姿勢矯正されるから、ねじり変形して切れる事態を回避できる。
<請求項2の発明>
両分割体が閉止状態にあるときに、ガイド片がヒンジの幅方向両側面を覆い隠すようになっているから、ヒンジの回曲部分に異物が引っ掛ることがなく、ヒンジが保護される。
両分割体が閉止状態にあるときに、ガイド片がヒンジの幅方向両側面を覆い隠すようになっているから、ヒンジの回曲部分に異物が引っ掛ることがなく、ヒンジが保護される。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。本実施形態は、電線保持部材10に適用した場合の一例であり、この電線保持部材10は、コネクタハウジング11の後面から導出される電線50を保持してその電線50の振動や変形を防止する役割を果たす。本発明は、ヒンジ25及びその周辺構造(以下、ヒンジ構造部Hという)について特徴を有するものであるが、まずは全体構造について説明する。
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。本実施形態は、電線保持部材10に適用した場合の一例であり、この電線保持部材10は、コネクタハウジング11の後面から導出される電線50を保持してその電線50の振動や変形を防止する役割を果たす。本発明は、ヒンジ25及びその周辺構造(以下、ヒンジ構造部Hという)について特徴を有するものであるが、まずは全体構造について説明する。
電線保持部材10は、合成樹脂材により単一部品として形成され、図1に示すように、一対の分割体20をヒンジ25で連結した構造とされる。各分割体20は、軸線を前後方向でかつ互いに平行に向けた左右一対の半円筒部21と、両半円筒部21の後端同士を連結する連結板22とを備える。両半円筒部21の内周には、周方向に延びる突条部23が前後方向に複数並ぶように形成されている。両半円筒部21の内周後端部には、突条部23に対して段差状に径が大きくなった切欠部24が形成されている。また、連結板22には、図5に示すように、前方へ片持ち状に延出した形態であって係止孔28を有する係止片29が形成されている。
両分割体20は、ヒンジ25を撓ませつつ、合体させることができる。合体した状態では、連結板22の外面のうち係止片29とは反対側に位置する突当面同士が面接触状態で当接するとともに、2つの半円筒部21の合体により、図3に示すように、円筒部31が形成される。
そして、電線保持部材10は、コネクタハウジング11に形成されたキャビティ12に端子金具60を挿入したあと分割体20に組み付けられる。すなわち、コネクタハウジング11の後端面から後方へ導出されている2本の電線50に対し、2つの分割体20を上下に挟むように組み付けるとともに、両分割体20を合体させる。この合体状態では、突条部23が絶縁被覆51に食い込むようになる。
合体した電線保持部材10を突条部23と絶縁被覆51との間の摩擦抵抗に抗して電線50に沿って前方へスライドさせ、2つの円筒部31をキャビティ12の後端部内に嵌入させる。嵌入する過程では、両半円筒部21の外周面とキャビティ12の内壁との当接によって、絶縁被覆51に対する突条部23の食い込み力を得る。
そして、図5に示すように、連結板22が分割体20の後端面に突き当たる位置まで円筒部31がキャビティ12内に挿入されると、電線保持部材10が正規の組付け状態となる。この状態では、電線保持部材10の係止孔28がコネクタハウジング11に設けられた係止突起13に係止することにより、電線保持部材10がコネクタハウジング11に対して後方への離脱を規制された状態でロックされる。このとき、ヒンジ構造部Hは、図6に示すように、コネクタハウジング11の外部に位置する。
次に、ヒンジ構造部Hについて説明する。ヒンジ25は、図4に示すように、分割体20の回動方向と直交する方向に平坦な帯状をなし、全長に亘って同幅をもって形成されるとともに、長さ方向の両端面を対応する連結板22の一側面に一体的に接続した構造とされる。両分割体20が合体して閉止されたときに、ヒンジ25は略半円弧状に回曲するようになっている。
さて、両分割体20のうちの一方には、ヒンジ25の幅方向両側にこのヒンジ25との間に僅かな間隔をあけた左右一対のガイド片26が設けられている。各ガイド片26は、略長方形の平板状をなし、その板厚面のうち長辺側の略下半領域を前記連結板22の一側面に接続させるとともに、その板厚面のうち長辺側の略上半領域を露出状態で突き出させた形態とされる。各ガイド片26のうち連結板22の一側面からその長辺方向に突き出る突出部の突出寸法は、両分割体20のうちの他方が回動動作中であっても、その他方と非干渉となる寸法に設定されている。また、各ガイド片26の角部には、両分割体20のうちの他方との干渉を回避するべくその他方の回動軌跡に沿うように丸みを帯びたカーブ面26Aが設けられている。
そして、各ガイド片26は、連結板22の一側面に接続された接続位置からヒンジ25の幅方向両側面に沿って延出する形態とされ、その突出端の位置が非屈曲状態にあるヒンジ25の長さ方向中央位置に揃うように設定されている。ヒンジ25は、各ガイド片26に案内されつつ撓み変形されることになる。
次に、本実施形態に係るヒンジ構造の作用効果について説明する。図2及び図4に示すように、両分割体20が約180度の角度差をもって開放状態にあるときには、ヒンジ25はその中央部が緩く撓んだ状態となる。この状態から両分割体20が両者共あるいは両分割体20のうちのいずれか一方が他方に向けてヒンジ25を回動中心として閉止方向に回動すると、その回動に伴いヒンジ25が互いの両端を近づけるように少しずつ屈曲変形する。
回動途中では、ヒンジ25の両脇に位置する各ガイド片26によりヒンジ25の撓み姿勢が正規姿勢に矯正され、ヒンジ25がその軸周りにねじり変形する事態を回避できる。また、回動途中では、各ガイド片26の案内により両分割体20の回動姿勢も正規の回動姿勢となる一方、回動する分割体20が各ガイド片26と非干渉な状態を保つ。そして、図3に示すように、両分割体20が合体して円筒部31を形成する閉止位置に至ると、ヒンジ25が全体として略半円弧状に回曲した状態となる。このとき、ヒンジ25がその幅方向両側面で露出開口しているという事情があっても、かかるヒンジ25の幅方向両側面をすっぽりと覆い隠して遮蔽する形態で各ガイド片26が設けられているから、ここに外部から異物が進入して引っ掛る事態を回避できる。したがって、異物の引っ掛りによるヒンジ25の損傷を防止できる。
以上のように本実施形態によれば、両分割体20が閉じられる過程で互いの相対位置を幅方向にずらしてねじるような力が作用しても、ヒンジ25が各ガイド片26により案内されつつ撓み変形するから、ねじり変形して切れる事態を回避できる。
また、両分割体20が閉止状態にあるときに、各ガイド片26がヒンジ25の幅方向両側面を覆い隠すようになっているから、ヒンジ25が保護される。
また、両分割体20が閉止状態にあるときに、各ガイド片26がヒンジ25の幅方向両側面を覆い隠すようになっているから、ヒンジ25が保護される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、両分割体が互いに同形同大で設けられていたが、本発明においては、両分割体の一方が蓋として構成され、他方が被覆蓋体として構成されても構わない。
(2)上記実施形態では、ヒンジ構造を電線保持部材に適用した場合を例示したが、本発明においては、ヒンジ構造をハウジングの電線導出面から導出される電線群を包囲する電線カバーやバッテリー端子の保護カバーに適用してもよい。要は、帯状の樹脂ヒンジを有する物品に広く適用することができる。
H…ヒンジ構造部
20…分割体
22…連結板
25…ヒンジ
26…ガイド片
20…分割体
22…連結板
25…ヒンジ
26…ガイド片
Claims (2)
- 二つの分割体と両分割体を回動可能に連結する可撓性のヒンジとを備え、このヒンジの撓み動作を伴いながら前記両分割体が開閉可能とされ、かつ、前記ヒンジがその撓み方向と直交する方向に平坦な帯状をなすヒンジ構造において、
前記両分割体のうちのいずれか一方には、前記ヒンジの幅方向両側外方にこのヒンジを挟んで配置されて前記ヒンジの撓み動作を案内するガイド片が設けられていることを特徴とするヒンジ構造。 - 前記ガイド片は、前記両分割体が閉止状態にあるときに、前記ヒンジの幅方向両側面を覆い隠す形態とされていることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005017240A JP2006210015A (ja) | 2005-01-25 | 2005-01-25 | ヒンジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006210015A true JP2006210015A (ja) | 2006-08-10 |
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JP (1) | JP2006210015A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015194403A1 (ja) * | 2014-06-18 | 2015-12-23 | 矢崎総業株式会社 | リヤホルダ嵌合治具 |
-
2005
- 2005-01-25 JP JP2005017240A patent/JP2006210015A/ja active Pending
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WO2015194403A1 (ja) * | 2014-06-18 | 2015-12-23 | 矢崎総業株式会社 | リヤホルダ嵌合治具 |
JP2016004701A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 矢崎総業株式会社 | リヤホルダ嵌合治具 |
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Legal Events
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