JP2016004701A - リヤホルダ嵌合治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】リヤホルダをコネクタハウジングに嵌合する際の作業性を向上することができるリヤホルダ嵌合治具を提供する。
【解決手段】リヤホルダ嵌合治具1は、リヤホルダ200を構成する第1分割体210がコネクタハウジング100に嵌合された状態でコネクタハウジング100を保持するハウジング保持機構20と、第1分割体210と一体となってリヤホルダ200を構成する第2分割体220を、ホルダ側係止部224が嵌合方向に沿ってハウジング側係止部104と対向する位置に保持するホルダ保持機構30と、レバー41の回動運動をハウジング保持機構20とホルダ保持機構30とを接近移動させる直線運動に変換する変換機構40と、第2分割体220のホルダ側係止部224と当接し第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させ係止させる嵌合力の反力を受ける反力受け部材50とを備える。
【選択図】図11

Description

本発明は、リヤホルダ嵌合治具に関する。
従来のリヤホルダとして、例えば、特許文献1には、電線の端子金具が収容される端子収容室を有するコネクタ本体の電線引出側に嵌合されるリヤホルダが開示されている。このリヤホルダは、当該リヤホルダを構成する分割体として、第1ホルダ本体と第2ホルダ本体とを備え、これら第1ホルダ本体と第2ホルダ本体とがコネクタ本体の電線引出側に個々に装着されて一体とされる。
WO2010/110278号公報
ところで、このようなリヤホルダは、例えば、当該リヤホルダをコネクタ本体(コネクタハウジング)に嵌合する際の作業性の向上が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、リヤホルダをコネクタハウジングに嵌合する際の作業性を向上することができるリヤホルダ嵌合治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るリヤホルダ嵌合治具は、電線の端子が挿入されるコネクタハウジングの前記電線の引出側に嵌合されるリヤホルダを構成する第1分割体が当該コネクタハウジングに嵌合され係止された状態で、前記コネクタハウジングを保持するハウジング保持機構と、前記電線を挟んで前記第1分割体と対向し当該第1分割体に対して嵌合方向に沿ってスライド係合することで当該第1分割体と一体となって前記リヤホルダを構成すると共に前記コネクタハウジングに嵌合された状態で前記コネクタハウジングに形成されたハウジング側係止部に係止されるホルダ側係止部を有する第2分割体を、前記ホルダ側係止部が前記嵌合方向に沿って前記ハウジング側係止部と対向する位置に保持するホルダ保持機構と、レバーの回動運動を前記ハウジング保持機構と前記ホルダ保持機構とを前記嵌合方向に沿って相対的に接近移動させる直線運動に変換する変換機構と、前記ホルダ保持機構に保持された前記第2分割体の前記ホルダ側係止部と当接し、前記第2分割体を前記コネクタハウジングに嵌合させ係止させる嵌合力であって前記ハウジング保持機構と前記ホルダ保持機構との接近移動に伴って発生する嵌合力の反力を受ける反力受け部材とを備えることを特徴とする。
また、上記リヤホルダ嵌合治具では、前記反力受け部材を、前記嵌合方向と直交する方向に対して当該反力受け部材と前記ホルダ保持機構との間に前記第2分割体を挟持する押え位置と、前記ホルダ保持機構に保持された状態の前記第2分割体から離間した離間位置とに移動可能である可動機構を備えるものとすることができる。
本発明に係るリヤホルダ嵌合治具は、リヤホルダの第1分割体が嵌合され係止されたコネクタハウジングをハウジング保持機構に保持し、リヤホルダの第2分割体をホルダ保持機構に保持した状態で、レバーが回動操作されることで、変換機構によってハウジング保持機構とホルダ保持機構とを嵌合方向に沿って接近移動させることができる。これにより、リヤホルダ嵌合治具は、当該ハウジング保持機構と当該ホルダ保持機構との接近移動に伴って第2分割体をコネクタハウジングに嵌合させ係止させる嵌合力を発生させることができる。このとき、リヤホルダ嵌合治具は、反力受け部材がホルダ保持機構に保持された第2分割体のホルダ側係止部と当接し、上記嵌合力の反力を受けるので、第2分割体をコネクタハウジングに嵌合させホルダ側係止部をハウジング側係止部に係止させることができる。この結果、リヤホルダ嵌合治具は、リヤホルダをコネクタハウジングに嵌合する際の作業性を向上することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具の概略構成を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具の概略構成を示す斜視図である。 図3は、実施形態に係るコネクタハウジングの概略構成を示す正面図である。 図4は、実施形態に係るリヤホルダの概略構成を示す分解斜視図である。 図5は、実施形態に係るコネクタハウジングに第1分割体を組み付けた状態を表す正面図である。 図6は、実施形態に係るコネクタハウジングに第2分割体を組み付けた状態を表す正面図である。 図7は、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具を用いたリヤホルダ嵌合方法について説明する斜視図である。 図8Aは、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具を用いたリヤホルダ嵌合方法について説明する斜視図である。 図8Bは、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具を用いたリヤホルダ嵌合方法について説明する斜視図である。 図9は、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具を用いたリヤホルダ嵌合方法について説明する斜視図である。 図10は、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具を用いたリヤホルダ嵌合方法について説明する斜視図である。 図11は、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具を用いたリヤホルダ嵌合方法について説明する斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1、図2は、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具の概略構成を示す斜視図である。図3は、実施形態に係るコネクタハウジングの概略構成を示す正面図である。図4は、実施形態に係るリヤホルダの概略構成を示す分解斜視図である。図5は、実施形態に係るコネクタハウジングに第1分割体を組み付けた状態を表す正面図である。図6は、実施形態に係るコネクタハウジングに第2分割体を組み付けた状態を表す正面図である。図7、図8A、図8B、図9、図10、図11は、実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具を用いたリヤホルダ嵌合方法について説明する斜視図である。
図1、図2に示す本実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具1は、図3、図4、図5、図6に示すようなコネクタハウジング100に対してリヤホルダ200を電線101の引出側から嵌合させるための治具である。
ここでまず、図3、図4、図5、図6を参照して、コネクタハウジング100とリヤホルダ200とを含んで構成されるコネクタ300について説明する。
コネクタ300は、電線101の端末に設けられる端子102と、他の電線の端末に設けられる端子や機器等とを電気的に接続する接続機構である。コネクタ300は、コネクタハウジング100と、リヤホルダ200とを備える。コネクタハウジング100、リヤホルダ200は、全体が絶縁性の合成樹脂等で構成される。コネクタハウジング100、リヤホルダ200は、全体が金型等を用いて一体成形される。
コネクタハウジング100は、電線101の端子102が挿入されるものである。コネクタハウジング100は、内部が中空の部材として形成される。ここでは、コネクタハウジング100は、2本の電線101の端子102が挿入されるものとして図示しているが、これに限らず、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。コネクタハウジング100は、筒状壁部の内部にキャビティ100aが形成されており、当該キャビティ100aに各電線101の端子102を構成する端子金具が挿入され、これを保持する。キャビティ100aは、コネクタハウジング100に挿入される電線101の数に応じて複数、ここでは2つ形成される。キャビティ100aは、略円柱状の空間部として形成され、一方の端部に電線101、及び、端子102を挿入するための開口が形成され、他方の端部に端子102を構成する端子金具の先端部を露出させるための開口が形成される。コネクタハウジング100は、各端子102を構成する端子金具の先端側が露出すると共に、電線101が接続される当該端子金具の基端側がキャビティ100a内に収容される。コネクタハウジング100は、各端子102を構成する端子金具が露出する側とは反対側から電線101が引き出されている。
また、コネクタハウジング100は、外表面に、相手方のコネクタ等と係合するための種々の係合爪やフランジ部等の種々の段付き部と共に、第1ハウジング側係止部103及び第2ハウジング側係止部104が形成される。第1ハウジング側係止部103及び第2ハウジング側係止部104は、リヤホルダ200をコネクタハウジング100に係止するための部分であり、ここでは、コネクタハウジング100の外表面から突出した係止突起部として形成される。第1ハウジング側係止部103は、コネクタハウジング100の外表面に、複数の電線101、端子102の並び方向に沿って間をあけて2つ形成される。第2ハウジング側係止部104は、コネクタハウジング100の外表面に、複数の電線101、端子102の並び方向に沿って間をあけて2つ形成される。ここでは、第2ハウジング側係止部104は、コネクタハウジング100の外表面であって第1ハウジング側係止部103が形成された外表面と対向する外表面、言い換えれば、第1ハウジング側係止部103が形成された外表面の裏側の外表面に形成される。2つの第2ハウジング側係止部104は、複数の電線101、端子102の並び方向に対して、2つの第1ハウジング側係止部103の間に位置して形成される。
リヤホルダ200は、コネクタハウジング100の電線101の引出側、すなわち、各端子102を構成する端子金具が露出する側とは反対側に嵌合される。リヤホルダ200は、第1分割体210と第2分割体220とによって構成される。第1分割体210と第2分割体220は、第1分割体210がコネクタハウジング100に嵌合され係止された状態で、第2分割体220が当該第1分割体210に対して嵌合方向に沿ってスライド係合することで一体となってリヤホルダ200を構成する。ここで、嵌合方向とは、コネクタハウジング100に対してリヤホルダ200が嵌合する方向であり、典型的には、電線101の延在方向に沿った方向となる。第1分割体210と第2分割体220とは、コネクタハウジング100に嵌合された状態で電線101を挟んで対向する。
具体的には、第1分割体210は、コネクタハウジング100に嵌合され係止されるものである。第1分割体210は、電線嵌合部211と、被嵌合部212と、スライド係合部213と、ホルダ側係止部214とを有し、これらが一体で形成される部材である。
電線嵌合部211は、電線101が嵌合する部分である。電線嵌合部211は、電線101の形状に応じた略半円状(略半円筒状)の筒状凹部として形成される。電線嵌合部211は、コネクタハウジング100から引き出される複数の電線101の本数に応じて複数、ここでは、2つ形成される。複数の電線嵌合部211は、コネクタハウジング100から引き出される複数の電線101の間隔に応じて所定の間隔をあけて形成される。ここで、第1分割体210は、複数の電線嵌合部211の並び方向が長辺方向となり、当該長辺方向と直交する方向が短辺方向となる。当該長辺方向は、上述の複数の電線101、端子102の並び方向に相当し、当該短辺方向は、上述したコネクタハウジング100に対するリヤホルダ200の嵌合方向に相当する。各電線嵌合部211は、短辺方向に沿って第1分割体210を貫通している。
被嵌合部212は、コネクタハウジング100の電線101の引出側に嵌合される部分である。被嵌合部212は、各電線嵌合部211の短辺方向の一方側の端部にそれぞれ形成される。各被嵌合部212は、略半円形状の筒状膨出部として形成される。ここでは、各被嵌合部212は、コネクタハウジング100に形成されたキャビティ100aの電線101の引出側、すなわち、各端子102を構成する端子金具が露出する側とは反対側に嵌合される。
スライド係合部213は、当該第1分割体210に対して第2分割体220をスライド係合させる部分である。スライド係合部213は、長辺方向に沿った縁部(長辺)であって被嵌合部212が形成される側とは反対側の縁部に、短辺方向に沿った切り欠き部として形成される。スライド係合部213は、第1分割体210における長辺方向の両端部に1つずつと、2つの電線嵌合部211の間に間隔をあけて2つ、合計4つが形成される。
ホルダ側係止部214は、コネクタハウジング100に当該第1分割体210を係止する部分である。さらに言えば、ホルダ側係止部214は、コネクタハウジング100に形成された第1ハウジング側係止部103に係止される部分である。ここでは、ホルダ側係止部214は、長辺方向に沿った縁部(長辺)であって被嵌合部212が形成される側の縁部(スライド係合部213が形成される側とは反対側の縁部)から短辺方向に沿って突出し、第1ハウジング側係止部103を構成する係止突起部に係止されるロックアームとして形成される。ホルダ側係止部214は、短辺方向に沿って間をあけて2つ形成される。2つのホルダ側係止部214の短辺方向に沿った間隔は、上述の2つの第1ハウジング側係止部103の複数の電線101、端子102の並び方向に沿った間隔と同等に設定される。
第2分割体220は、第1分割体210と同様に、コネクタハウジング100に嵌合され係止されるものである。第2分割体220は、電線嵌合部221と、被嵌合部222と、スライド係合部223と、ホルダ側係止部224とを有し、これらが一体で形成される部材である。
電線嵌合部221は、電線101が嵌合する部分である。電線嵌合部221は、電線101の形状に応じた略半円状(略半円筒状)の筒状凹部として形成される。電線嵌合部221は、コネクタハウジング100から引き出される複数の電線101の本数に応じて複数、ここでは、2つ形成される。複数の電線嵌合部221は、コネクタハウジング100から引き出される複数の電線101の間隔に応じて所定の間隔をあけて形成される。ここで、第2分割体220は、第1分割体210と同様に、複数の電線嵌合部221の並び方向が長辺方向となり、当該長辺方向と直交する方向が短辺方向となる。各電線嵌合部221は、第1分割体210と第2分割体220とが一体化された状態で、各電線嵌合部211と対向する位置に形成される。
被嵌合部222は、コネクタハウジング100の電線101の引出側に嵌合される部分である。被嵌合部222は、各電線嵌合部221の短辺方向の一方側の端部にそれぞれ形成される。各被嵌合部222は、略半円形状の筒状膨出部として形成される。ここでは、各被嵌合部222は、コネクタハウジング100に形成されたキャビティ100aの電線101の引出側、すなわち、各端子102を構成する端子金具が露出する側とは反対側に嵌合される。
スライド係合部223は、第1分割体210に対して当該第2分割体220をスライド係合させる部分である。スライド係合部223は、長辺方向に沿った縁部(長辺)であって被嵌合部222が形成される側とは反対側の縁部に、短辺方向に沿った突起部として形成される。より詳細には、スライド係合部223は、長辺方向及び短辺方向と直交する方向(図4に示す第1分割体210と第2分割体220との対向方向)に沿って突出する挿入縦壁223aと、挿入縦壁223aの先端部に形成される押え壁223bとを含んで構成される。押え壁223bは、挿入縦壁223aに対し長辺方向に沿って延在している。スライド係合部223は、挿入縦壁223aがスライド係合部213を構成する切り欠き部内にスライド係合されると共に、押え壁223bが切り欠き部の周囲に当接することによって第1分割体210と第2分割体220との対向方向への相対移動を規制する。スライド係合部223は、第2分割体220における長辺方向の両端部に1つずつと、2つの電線嵌合部221の間に間隔をあけて2つ、合計4つが形成される。
ホルダ側係止部224は、コネクタハウジング100に当該第2分割体220を係止する部分である。さらに言えば、ホルダ側係止部224は、コネクタハウジング100に形成された第2ハウジング側係止部104に係止される部分である。ここでは、ホルダ側係止部224は、長辺方向に沿った縁部(長辺)であって被嵌合部222が形成される側の縁部(スライド係合部223が形成される側とは反対側の縁部)から短辺方向に沿って突出し、第2ハウジング側係止部104を構成する係止突起部に係止されるロックアームとして形成される。ホルダ側係止部224は、短辺方向に沿って間をあけて2つ形成される。2つのホルダ側係止部224の短辺方向に沿った間隔は、上述の2つの第2ハウジング側係止部104の複数の電線101、端子102の並び方向に沿った間隔と同等に設定される。
上記のように構成される第1分割体210は、電線嵌合部211内に電線101が嵌合し被嵌合部212がコネクタハウジング100の電線101の引出側に嵌合される位置関係でコネクタハウジング100に嵌合される。第1分割体210は、電線嵌合部211内に電線101が嵌合し被嵌合部212がコネクタハウジング100に嵌合した状態で、ホルダ側係止部214を構成するロックアームが第1ハウジング側係止部103を構成する係止突起部に係止される(図5等参照)。第2分割体220は、コネクタハウジング100から引き出されている電線101を挟んで第1分割体210とは反対側に位置し、かつ、電線嵌合部221内に電線101が嵌合し被嵌合部222がコネクタハウジング100の電線101の引出側に嵌合される位置関係でコネクタハウジング100に嵌合される。この場合、第2分割体220は、スライド係合部223の挿入縦壁223aが第1分割体210のスライド係合部213を構成する切り欠き部内にスライド係合するように嵌合される(図4等参照)。そして、第2分割体220は、電線嵌合部221内に電線101が嵌合し被嵌合部222がコネクタハウジング100に嵌合し挿入縦壁223aがスライド係合部213を構成する切り欠き部内に位置した状態で、ホルダ側係止部224を構成するロックアームが第2ハウジング側係止部104を構成する係止突起部に係止されると共に、押え壁223bによって第1分割体210から離間することが規制され一体化される(図6等参照)。
リヤホルダ200は、上記のようにしてコネクタハウジング100に嵌合され係止される第1分割体210と第2分割体220とが電線101を挟んで一体化される。リヤホルダ200は、第1分割体210と第2分割体220とがコネクタハウジング100に嵌合され一体化された状態で、電線嵌合部211と電線嵌合部221とが対向し円形状の空間部を形成し、当該円形状の空間部にコネクタハウジング100から引き出された電線101を挟み込んで保持する。
そして、本実施形態のリヤホルダ嵌合治具1は、上記のように構成される第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させる治具として構成される。
具体的には、リヤホルダ嵌合治具1は、図1、図2に示すように、フレーム10と、ハウジング保持機構20と、ホルダ保持機構30と、変換機構40と、反力受け部材としての押えブロック50と、可動機構60とを備える。
なお、以下の説明では、上述したように、コネクタハウジング100に対してリヤホルダ200が嵌合する方向を「嵌合方向」という。また、以下の説明では、「嵌合方向」と直交する2つの方向をそれぞれ「幅方向」、「高さ方向」という場合がある。典型的には、第1の方向としての嵌合方向と第2の方向としての高さ方向と第3の方向としての幅方向とは、相互に直交する。典型的には、リヤホルダ嵌合治具1を水平な作業面に載置し嵌合作業を行う状態で、嵌合方向、及び、幅方向が水平方向に沿った方向となり、高さ方向が鉛直方向に沿った方向となる。また、リヤホルダ嵌合治具1を水平な作業面に載置し嵌合作業を行う状態で、鉛直方向下側が高さ方向下側となり、鉛直方向上側が高さ方向上側となる。また、以下の説明では、嵌合方向の一方側、ここでは、後述するホルダ保持機構30が設けられる側とは反対側をレバー側といい、嵌合方向の他方側、ここでは、後述するホルダ保持機構30が設けられる側をホルダ側という場合がある。また、コネクタ300の構成については適宜図3、図4、図5、図6を参照する。
フレーム10は、金属等によって皿状(トレイ状)に形成される基盤部材であり、リヤホルダ嵌合治具1を構成する各部が組み付けられるものである。フレーム10は、略ロの字型に形成された矩形枠状部11と、矩形枠状部11を閉塞する底部12とを含んで構成される。底部12は、嵌合方向が長辺、幅方向が短辺となるような略長方形板状に形成される。矩形枠状部11は、底部12の縁部を囲うように形成される。矩形枠状部11は、4つの壁面に、それぞれ切り欠きやリヤホルダ嵌合治具1の各部を組み付けるための孔が形成される。フレーム10は、矩形枠状部11と底部12とによって囲われた空間部がハウジング保持機構20、ホルダ保持機構30、変換機構40、押えブロック50等のリヤホルダ嵌合治具1の各部を収容する収容空間部として区画される。
ハウジング保持機構20は、第1分割体210がコネクタハウジング100に嵌合され係止された状態で、コネクタハウジング100を保持するものである。本実施形態のハウジング保持機構20は、フレーム10内において嵌合方向に沿って移動可能な構成となっている。
具体的には、ハウジング保持機構20は、コネクタハウジング100を保持するための構成として、第1受けブロック21と、第2受けブロック22と、第3受けブロック23と、第4受けブロック24と、位置決め凹部25と、連結板26とを含んで構成される。さらに、ハウジング保持機構20は、嵌合方向に沿って移動可能とする構成として、シャフトストッパ27と、シャフト28とを含んで構成される。
ハウジング保持機構20は、第1受けブロック21と第2受けブロック22と第3受けブロック23と第4受けブロック24とによって区画される位置決め凹部25内に、第1分割体210が嵌合、係止されたコネクタハウジング100を保持する。位置決め凹部25は、第1受けブロック21と第2受けブロック22と第3受けブロック23と第4受けブロック24とによって、コネクタハウジング100の外形形状に合わせて形成される。第1受けブロック21、第2受けブロック22、第3受けブロック23、第4受けブロック24は、樹脂等によってコネクタハウジング100の外形形状に応じた所定の形状に形成される。
第1受けブロック21は、略矩形板状に形成され、位置決め凹部25の高さ方向下側の面を区画する。第2受けブロック22、第3受けブロック23は、コネクタハウジング100の外形形状に応じた凹部が形成された略矩形板状に形成され、位置決め凹部25の幅方向両側の面を区画する。第2受けブロック22、第3受けブロック23は、第1受けブロック21の高さ方向上側の面における幅方向の両端にそれぞれボルト等を介して締結され固定される。第2受けブロック22と第3受けブロック23とは、幅方向に対して位置決め凹部25を挟んで互いに対向している。第4受けブロック24は、コネクタハウジング100の外形形状に応じた凹部が形成された略凸型状に形成され、位置決め凹部25の嵌合方向レバー側の面を区画する。第4受けブロック24は、第1受けブロック21の高さ方向上側の面における嵌合方向レバー側の端にボルト等を介して締結され固定される。第1受けブロック21、第2受けブロック22、第3受けブロック23、第4受けブロック24は、それぞれ嵌合方向レバー側が連結板26にボルト等を介して締結され固定される。
位置決め凹部25は、第1受けブロック21と第2受けブロック22と第3受けブロック23と第4受けブロック24とによって、第1分割体210が嵌合、係止された状態のコネクタハウジング100の外形形状と対応する輪郭を有する空間部として形成される。位置決め凹部25は、種々の係合爪や種々の段付き部が形成されたコネクタハウジング100の外表面の凹凸に応じて、当該コネクタハウジング100が嵌合可能な輪郭形状に形成される。ここでは、位置決め凹部25は、コネクタハウジング100に嵌合、係止された第1分割体210が第1受けブロック21側(すなわち、高さ方向下側)に位置し、かつ、コネクタハウジング100から引き出された複数の電線101が幅方向に沿って並ぶような位置関係で当該コネクタハウジング100を所定位置に位置決めし保持する(図8B等参照)。言い換えれば、位置決め凹部25は、コネクタハウジング100の各第2ハウジング側係止部104が高さ方向上側に露出(位置)するような位置関係で当該コネクタハウジング100を位置決めし保持する。さらにここでは、位置決め凹部25は、各端子102を構成する端子金具が露出する側が嵌合方向レバー側に位置し、コネクタハウジング100の電線101の引出側が嵌合方向ホルダ側に位置するような位置関係で当該コネクタハウジング100を位置決めし保持する(図8B等参照)。言い換えれば、位置決め凹部25は、上記のような位置関係で、第1受けブロック21上にコネクタハウジング100が載置されると共に、当該コネクタハウジング100の外形に沿って、第2受けブロック22、第3受けブロック23、第4受けブロック24がくり抜かれたような形状となっている。そして、位置決め凹部25は、高さ方向に対して第1受けブロック21上にコネクタハウジング100を載置した状態で、幅方向、及び、嵌合方向の2方向に対して第2受けブロック22、第3受けブロック23、第4受けブロック24によって当該コネクタハウジング100を位置決めする。位置決め凹部25は、高さ方向上側が開口しており、当該開口側からコネクタハウジング100が嵌合される。また、位置決め凹部25は、嵌合方向ホルダ側も開口している。
連結板26は、金属等によって略矩形板状に形成される。連結板26は、第1受けブロック21、第2受けブロック22、第3受けブロック23、第4受けブロック24が締結された状態で、幅方向に延在し、かつ、高さ方向に沿って立設されるような位置関係でフレーム10内に配置される。連結板26は、フレーム10内において幅方向の一方の端部から他方の端部まで延在している。連結板26は、幅方向両端部にそれぞれ嵌合方向レバー側に向かって折り返された折り返し部26aが形成される。連結板26は、当該各折り返し部26aにそれぞれ後述する変換機構40の連結板43が連結される。
シャフトストッパ27は、金属等によって略L字型板状に形成される。シャフトストッパ27は、嵌合方向に対して連結板26のレバー側に設けられる。シャフトストッパ27は、L字型の角部が連結板26側に位置し、かつ、幅方向に沿って延在するような位置関係でフレーム10内に配置される。シャフトストッパ27は、フレーム10内において幅方向の一方の端部から他方の端部まで延在している。シャフトストッパ27は、底部12にボルト等を介して締結され固定される。
シャフト28は、金属等によって略円柱状に形成される。シャフト28は、フレーム10内に嵌合方向に沿って設けられる。ここでは、シャフト28は、幅方向に間をあけて2本設けられる。各シャフト28は、嵌合方向レバー側の端部がシャフトストッパ27にボルト等を介して締結され固定されると共に、嵌合方向ホルダ側の端部が連結板26、第1受けブロック21、後述の第5受けブロック31等を貫通して矩形枠状部11にボルト等を介して締結され固定される。各シャフト28は、連結板26、第1受けブロック21を、これらが当該各シャフト28上を相対移動可能なように貫通し、ガイドレールとして機能する。
したがって、上記のように構成されるハウジング保持機構20は、第1受けブロック21と第2受けブロック22と第3受けブロック23と第4受けブロック24とによって形成される位置決め凹部25内に、第1分割体210がコネクタハウジング100に嵌合され係止された状態で、当該コネクタハウジング100を保持することができる。そして、ハウジング保持機構20は、位置決め凹部25にコネクタハウジング100を保持した状態で、第1受けブロック21、第2受けブロック22、第3受けブロック23、第4受けブロック24、位置決め凹部25、連結板26、及び、コネクタハウジング100が一体となって、各シャフト28に案内されながら、嵌合方向に沿ってフレーム10に対して相対移動することが可能となる。
なお、以上の説明では、ハウジング保持機構20は、例えば、コネクタハウジング100の外形形状等に応じて第1受けブロック21、第2受けブロック22、第3受けブロック23、第4受けブロック24を適宜入れ替えることができる。また、ハウジング保持機構20は、4つのブロックによって位置決め凹部25が形成されるものとして説明したが、これに限らず、より少ない数のブロックによって形成されてもよいし、より多い数のブロックによって形成されてもよい。
ホルダ保持機構30は、リヤホルダ200の第2分割体220を、各ホルダ側係止部224が嵌合方向に沿ってコネクタハウジング100の各第2ハウジング側係止部104と対向する位置に保持するものである。本実施形態のホルダ保持機構30は、フレーム10内において固定されている。
具体的には、ホルダ保持機構30は、第2分割体220を保持するための構成として、第5受けブロック31と、位置決め凹部32とを含んで構成される。ホルダ保持機構30は、第5受けブロック31に形成される位置決め凹部32内に、第2分割体220を保持する。第5受けブロック31は、樹脂等によって第2分割体220の外形形状に応じた位置決め凹部32が形成された略矩形板状に形成される。第5受けブロック31は、フレーム10内の嵌合方向ホルダ側の端部において、底部12にボルト等を介して締結され固定される。第5受けブロック31は、第1受けブロック21に対して嵌合方向ホルダ側で、かつ、当該第1受けブロック21と嵌合方向に対向する位置に設けられる。第5受けブロック31は、フレーム10内において幅方向の一方の端部から他方の端部まで延在している。
より具体的には、位置決め凹部32は、第5受けブロック31に、第2分割体220の外形形状と対応する輪郭を有する空間部として形成される。位置決め凹部32は、電線嵌合部221、被嵌合部222、ホルダ側係止部224等が形成された第2分割体220の外表面の凹凸に応じて、当該第2分割体220が嵌合可能な輪郭形状に形成される。ここでは、位置決め凹部32は、ホルダ側係止部224が高さ方向上側に位置し、かつ、2つ設けられる電線嵌合部221、及び、被嵌合部222が幅方向に沿って並ぶような位置関係で当該コネクタハウジング100を所定位置に位置決めし保持する(図9等参照)。言い換えれば、位置決め凹部32は、各ホルダ側係止部224が高さ方向上側に露出(位置)するような位置関係で当該第2分割体220を位置決めし保持する。さらにここでは、位置決め凹部32は、各ホルダ側係止部224の先端部が嵌合方向レバー側を向くような位置関係、さらに言えば、各ホルダ側係止部224が嵌合方向に沿って各第2ハウジング側係止部104と対向する位置関係で当該第2分割体220を位置決めし保持する(図9等参照)。言い換えれば、位置決め凹部32は、上記のような位置関係で、当該第2分割体220の外形に沿って第5受けブロック31がくり抜かれたような形状となっている。そして、位置決め凹部32は、高さ方向に対して第5受けブロック31上に第2分割体220を載置した状態で、幅方向、及び、嵌合方向の2方向に対して当該第2分割体220を位置決めする。位置決め凹部32は、高さ方向上側が開口しており、当該開口側から第2分割体220が嵌合される。また、位置決め凹部32は、嵌合方向レバー側も開口している。
また、第5受けブロック31は、位置決め凹部32の底部にコネクタハウジング100から引き出される電線101が位置する段付き部、及び、嵌合動作の際に第1分割体210が浸入する段付き部等が形成されている。さらに、第5受けブロック31は、嵌合方向ホルダ側の端部に、電線101をフレーム10の外側に引き出すための電線導出溝33が設けられている。電線導出溝33は、コネクタハウジング100から引き出される電線101の数と同じ数、ここでは2つが設けられる。各電線導出溝33は、幅方向に沿って、コネクタハウジング100から引き出される複数の電線101の間隔に応じて所定の間隔をあけて形成される。各電線導出溝33は、位置決め凹部32に連通している。第5受けブロック31は、ハウジング保持機構20に保持されたコネクタハウジング100から引き出された電線101が、位置決め凹部32の底部の段付き部、各電線導出溝33等を介してフレーム10の外側に向けて導出される(図8B、図9等参照)。
変換機構40は、レバー41の回動運動をハウジング保持機構20とホルダ保持機構30とを嵌合方向に沿って相対的に接近移動させる直線運動に変換するものである。変換機構40は、一対のレバー41と、連結棒42と、一対の連結板43とを含んで構成されるリンク機構である。
一対のレバー41は、それぞれ金属等によって形成される板状の棒状部材である。レバー41は、フレーム10の幅方向両側に一対で設けられる。各レバー41は、フレーム10の嵌合方向レバー側の角部に対してそれぞれ回動自在に支持される。各レバー41は、一方の端部に第1回動軸41aが設けられ、当該第1回動軸41aを介してフレーム10の矩形枠状部11に対して回動自在に支持される。各レバー41は、第1回動軸41aの中心を通り幅方向に沿った第1回動軸線X1を回動中心として回動自在に支持される。各レバー41は、他方の端部に連結棒42が連結され一体化される。
連結棒42は、リヤホルダ200の嵌合作業を行う際に作業員が把持する部分である。連結棒42は、略円柱状に形成される。連結棒42は、幅方向に対して一対のレバー41の間に設けられる。連結棒42は、幅方向に沿って一方のレバー41から他方のレバー41まで延在し、両端部がそれぞれボルト等を介して各レバー41に締結され固定される。
一対の連結板43は、それぞれ一対のレバー41と、上述の連結板26に形成された一対の折り返し部26aとを連結する連結部材である。一対の連結板43は、それぞれ金属等によって形成される板状の棒状部材である。各連結板43は、それぞれ一方の端部に第2回動軸43aが設けられ、当該第2回動軸43aを介して各レバー41の第1回動軸41aが設けられる側の端部に対して回動自在に支持される。第2回動軸43aは、第1回動軸41aに対して偏心した位置に設けられる。各連結板43は、第2回動軸43aの中心を通り幅方向に沿った第2回動軸線X2を回動中心として回動自在に支持される。第2回動軸線X2は、第1回動軸線X1に対して偏心している。また、各連結板43は、それぞれ他方の端部に第3回動軸43bが設けられ、当該第3回動軸43bを介して連結板26に形成された各折り返し部26aに対して回動自在に支持される。各連結板43は、第3回動軸43bの中心を通り幅方向に沿った第3回動軸線X3を回動中心として回動自在に支持される。
上記のように構成される変換機構40は、各レバー41が第1回動軸線X1を回動中心として回動され嵌合方向レバー側に倒されると、各連結板43の第2回動軸43a側の端部が第2回動軸線X2を回動中心として各レバー41に対して相対的に回動しつつ高さ方向上側に引き上げられる。これにより、変換機構40は、各連結板43の第3回動軸43b側の端部が第3回動軸線X3を回動中心として各折り返し部26aに対して相対的に回動しつつ嵌合方向レバー側に引き付けられる。この結果、変換機構40は、この動作に伴って、各連結板43、及び、各折り返し部26aを介して、連結板26と共にハウジング保持機構20の第1受けブロック21、第2受けブロック22、第3受けブロック23、第4受けブロック24、位置決め凹部25の部分を嵌合方向レバー側にスライド移動させることができる(図7等参照)。なお、以下の説明では、各レバー41を嵌合方向レバー側に倒し、ハウジング保持機構20が嵌合方向に沿ってホルダ保持機構30から離間して位置した状態での当該各レバー41の位置を「動作開始位置」という場合がある。
そして、変換機構40は、各レバー41が第1回動軸線X1を回動中心として動作開始位置から回動され嵌合方向ホルダ側に引き上げられると、各連結板43の第2回動軸43a側の端部が第2回動軸線X2を回動中心として各レバー41に対して相対的に回動しつつ高さ方向下側に引き下げられる。これにより、変換機構40は、各連結板43の第3回動軸43b側の端部が第3回動軸線X3を回動中心として各折り返し部26aに対して相対的に回動しつつ嵌合方向ホルダ側に押し付けられる。この結果、変換機構40は、この動作に伴って、各連結板43、及び、各折り返し部26aを介して、連結板26と共にハウジング保持機構20の第1受けブロック21、第2受けブロック22、第3受けブロック23、第4受けブロック24、位置決め凹部25の部分を嵌合方向ホルダ側にスライド移動させることができる(図1、図2、図11等参照)。なお、以下の説明では、各レバー41がほぼ高さ方向に沿って起立し、ハウジング保持機構20がホルダ保持機構30に対して嵌合方向に沿って最も接近して位置した状態での当該各レバー41の位置を「動作完了位置」という場合がある。ここでは、各連結板43は、各レバー41が動作完了位置にある状態では、嵌合方向に沿ってほぼ水平となっている。
以上のようにして、変換機構40は、各レバー41の回動に伴ってハウジング保持機構20をホルダ保持機構30に対して接近離間させることができる。そして、この変換機構40では、各レバー41を動作開始位置から動作完了位置に回動する際に発生する、ハウジング保持機構20をホルダ保持機構30側に押し付ける押し付け力が、嵌合方向に沿って第2分割体220をコネクタハウジング100側に押圧し、嵌合させ係止させる際の嵌合力となる。
押えブロック50は、第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させ係止させる際の嵌合力の反力を受ける部材である。押えブロック50は、樹脂等によって第2分割体220の外形形状に応じた凹部51(図7等も参照)が形成された略矩形板状に形成される。凹部51は、第2分割体220の2つの電線嵌合部221に応じて2つ形成され、各電線嵌合部221の形状に応じた略半円状(略半円筒状)に形成される。押えブロック50は、第5受けブロック31の位置決め凹部32に、各ホルダ側係止部224が高さ方向上側に露出し、かつ、各ホルダ側係止部224の先端部が嵌合方向レバー側を向くような位置関係で保持される第2分割体220に対して、高さ方向上面側から第2分割体220に接触するように設けられる(図10、図11等も参照)。押えブロック50は、ホルダ保持機構30に保持された第2分割体220のホルダ側係止部224と当接する(図10等も参照)。より詳細には、押えブロック50は、各凹部51内に第2分割体220の各電線嵌合部221が位置し、各ホルダ側係止部224を構成する各ロックアームの基端部の嵌合方向ホルダ側に当接する(図10等も参照)。そして、押えブロック50は、第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させ係止させる嵌合力であってハウジング保持機構20とホルダ保持機構30との接近移動に伴って発生する上記嵌合力の反力を受ける。
ここで、本実施形態の押えブロック50は、可動機構60によって、押え位置と離間位置とに移動可能な構成となっている。
可動機構60は、押えブロック50を、押え位置と離間位置とに移動可能とするものである。ここで、押えブロック50の押え位置は、図10、図11等に示すように、嵌合方向と直交する高さ方向に対して当該押えブロック50とホルダ保持機構30との間に第2分割体220を挟持する位置である。押えブロック50は、押え位置では、高さ方向に対して、第2分割体220を挟んでホルダ保持機構30の第5受けブロック31と対向して位置し、第5受けブロック31と協働して第2分割体220を挟持し押圧すると共に、各ホルダ側係止部224を構成する各ロックアームの基端部の嵌合方向ホルダ側に当接する。一方、押えブロック50の離間位置は、図9等に示すように、当該押えブロック50が、ホルダ保持機構30に保持された状態の第2分割体220や第5受けブロック31から離間した位置である。
具体的には、可動機構60は、フレーム固定部61と、支持部62と、クランプステー63と、把持部64と、リンク機構65とを含んで構成される下方圧え型トグルクランプである。
フレーム固定部61は、フレーム10に固定される部分であり、可動機構60の全体をフレーム10の矩形枠状部11に支持するものである。フレーム固定部61は、矩形枠状部11の幅方向一方の壁面の、嵌合方向ホルダ側の端部に形成されたブラケット11aにボルト等を介して締結され固定される。
支持部62は、押えブロック50を支持するものである。支持部62は、支持部材62aと、一対の連結ボルト62bと含んで構成される。支持部材62aは、棒状の部材を曲げ加工することによって形成される。支持部材62aは、一方の端部(屈曲部とは反対側の端部)に第4回動軸62cが設けられ、当該第4回動軸62cを介してフレーム固定部61に対して回動自在に支持される。支持部材62aは、第4回動軸62cの中心を通り嵌合方向に沿った第4回動軸線X4を回動中心として回動自在に支持される。各連結ボルト62bは、一端側に押えブロック50が締結されると共に、他端側がワッシャやナット等を介して支持部材62aに固定される。
クランプステー63は、対向した一対の板状の棒状部材によって構成される。クランプステー63は、一方の端部に第5回動軸63aが設けられ、当該第5回動軸63aを介してフレーム固定部61に対して回動自在に支持される。クランプステー63は、第5回動軸63aの中心を通り嵌合方向に沿った第5回動軸線X5を回動中心として回動自在に支持される。クランプステー63は、他端部に把持部64が装着される。
把持部64は、押えブロック50によって第5受けブロック31との間に第2分割体220を挟持する押え作業の際に作業員が把持する握り手である。
リンク機構65は、フレーム固定部61、支持部62の支持部材62a、及び、クランプステー63の3つの要素を相互に連結するものである。リンク機構65は、連結板65aを含んで構成される。連結板65aは、支持部材62aの屈曲部とは反対側の端部を挟み込むように対向した一対の板状の棒状部材が連結されて構成される。連結板65aは、一方の端部に第6回動軸65bが設けられ、当該第6回動軸65bを介してクランプステー63の把持部64側の部分(把持部64と第5回動軸63aとの間の部分)に対して回動自在に支持される。連結板65aは、第6回動軸65bの中心を通り嵌合方向に沿った第6回動軸線X6を回動中心として回動自在に支持される。連結板65aは、他方の端部に第7回動軸65c(図7等も参照)が設けられ、当該第7回動軸65cを介して支持部材62aの第4回動軸62c側の部分(連結ボルト62bの固定部と第4回動軸62cとの間の部分)に対して回動自在に支持される。連結板65aは、第7回動軸65cの中心を通り嵌合方向に沿った第7回動軸線X7(図7等も参照)を回動中心として回動自在に支持される。
上記のように構成される可動機構60は、クランプステー63、把持部64がほぼ高さ方向に沿って起立した位置にある状態で、押えブロック50が押え位置に位置する(図1、図2、図10、図11等参照)。そして、可動機構60は、押えブロック50が押え位置にある状態から、図9等に示すように、クランプステー63、把持部64が第5回動軸線X5を回動中心として回動され幅方向一方側に倒されると、リンク機構65の作用により、押えブロック50が、ホルダ保持機構30に保持された状態の第2分割体220から離間し離間位置に移動する。
以上のようにして、可動機構60は、押えブロック50を押え位置と離間位置とに移動することができる。そして、この可動機構60では、押えブロック50が押え位置にある状態で、高さ方向に沿って押えブロック50を第2分割体220、及び、第5受けブロック31側に押圧する押圧力が押えブロック50に作用する。
次に、図7、図8A、図8B、図9、図10、図11を参照して、リヤホルダ嵌合治具1を用いてリヤホルダ200の第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させるリヤホルダ嵌合方法について説明する。なお、図10、図11は、図示をわかり易くするため、第5受けブロック31、支持部材62a、押えブロック50等の一部を想像線(二点鎖線)で図示している。
まず、作業員は、設置準備工程として、図7に示すように、変換機構40の連結棒42を把持して、各レバー41を嵌合方向レバー側に倒し第1回動軸線X1を回動中心として動作開始位置まで回動させることで、ホルダ保持機構30に対してハウジング保持機構20を嵌合方向に沿って離間させた位置にスライド移動させる。さらに、作業員は、可動機構60の把持部64を把持して、クランプステー63を幅方向一方側に倒し第5回動軸線X5を回動中心として回動させることで、押えブロック50を離間位置に移動させる。
次に、作業員は、ハウジング設置工程として、図8Aに示すように、手作業にてコネクタハウジング100に対して第1分割体210を嵌合させ係止させる。この場合、作業員は、電線嵌合部211内に電線101が嵌合し、被嵌合部212がコネクタハウジング100の電線101の引出側からキャビティ100aに嵌合される位置関係で、第1分割体210をコネクタハウジング100に嵌合させ係止させる。このとき、作業員は、第1分割体210において、各ホルダ側係止部214を構成するロックアームが第1ハウジング側係止部103(図5等参照)を構成する係止突起部に確実に係止されていることを確認する。そして、作業員は、図8Bに示すように、第1分割体210が組み付けられた状態のコネクタハウジング100を位置決め凹部25に設置する。この場合、作業員は、第1分割体210が高さ方向下側に位置し各第2ハウジング側係止部104が高さ方向上側に露出すると共に、複数の電線101が幅方向に沿って並び、かつ、各電線101の引出側が嵌合方向ホルダ側に位置するような位置関係で、コネクタハウジング100を位置決め凹部25に設置する。また、作業員は、この状態で、コネクタハウジング100から引き出された各電線101を、第5受けブロック31の位置決め凹部32の底部に形成された段付き部等を介して、各電線導出溝33からフレーム10の外側に向けて導出しておく。
次に、作業員は、第2分割体設置工程として、図9に示すように、位置決め凹部25に保持された状態のコネクタハウジング100の高さ方向上側に位置するように第2分割体220を位置決め凹部32に設置する。この場合、作業員は、第2分割体220が電線101を挟んで第1分割体210とは反対側に位置し、2つ設けられる電線嵌合部221、及び、被嵌合部222が幅方向に沿って並び、かつ、各ホルダ側係止部224が高さ方向上側に露出し、各ホルダ側係止部224が嵌合方向に沿って各第2ハウジング側係止部104と対向するような位置関係で、第2分割体220を位置決め凹部32に設置する。この状態で、電線101や第1分割体210の一部は、位置決め凹部32の底部に設けられた段付き部等に位置すると共に、第2分割体220は、各電線嵌合部221内に各電線101が嵌合した状態となっている。
次に、作業員は、押え工程として、図10に示すように、連結棒42を把持して、各レバー41を嵌合方向ホルダ側に引き上げて第1回動軸線X1を回動中心として動作完了位置側に若干回動させることで、ホルダ保持機構30に対してハウジング保持機構20を嵌合方向に沿って若干接近した位置にスライド移動させる。この場合、作業員は、ハウジング保持機構20の位置を、押えブロック50を押え位置に移動させた際に当該押えブロック50が各ホルダ側係止部224を構成する各ロックアームの基端部の嵌合方向ホルダ側に当接する位置に微調整する。そして、作業員は、可動機構60の把持部64を把持して、クランプステー63を幅方向他方側に引き起こし第5回動軸線X5を回動中心として回動させることで、押えブロック50を押え位置に移動させる。この状態で、押えブロック50は、各凹部51に各電線嵌合部221が位置すると共に、上述のように各ホルダ側係止部224を構成する各ロックアームの基端部の嵌合方向ホルダ側に当接し、第2分割体220を第5受けブロック31との間に挟持し第5受けブロック31側に押圧する。
次に、作業員は、嵌合工程として、図11に示すように、連結棒42を把持して、各レバー41を嵌合方向ホルダ側に引き上げて第1回動軸線X1を回動中心として動作完了位置まで回動させることで、位置決め凹部25内にコネクタハウジング100を保持した状態のハウジング保持機構20を、嵌合方向に沿ってホルダ保持機構30側に接近させ押し付ける。このとき、第1分割体210の一部は、位置決め凹部32の底部に設けられた段付き部等に浸入する。これにより、リヤホルダ嵌合治具1は、ハウジング保持機構20とホルダ保持機構30との接近移動に伴って第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させ係止させる嵌合力を発生させることができる。このとき、押えブロック50は、ハウジング保持機構20とホルダ保持機構30との接近移動に伴って発生する上記嵌合力の反力を受ける。この結果、第2分割体220は、被嵌合部222がコネクタハウジング100の電線101の引出側からキャビティ100aに嵌合されると共に、ホルダ側係止部224を構成するロックアームが第2ハウジング側係止部104を構成する係止突起部に係止される。このとき、第2分割体220は、スライド係合部223の挿入縦壁223aが第1分割体210のスライド係合部213を構成する切り欠き部内にスライド係合すると共に、押え壁223bによって第1分割体210から離間することが規制され一体化される。
その後、作業員は、確認工程として、可動機構60の把持部64を把持して、クランプステー63を幅方向一方側に倒し第5回動軸線X5を回動中心として回動させることで、押えブロック50を離間位置に移動させ、第2分割体220が嵌合されたコネクタハウジング100、言い換えれば、コネクタ300を位置決め凹部25から取り出す。そして、作業員は、第2分割体220において、各ホルダ側係止部224を構成するロックアームが第2ハウジング側係止部104を構成する係止突起部に確実に係止されていることを確認する。
以上で説明したリヤホルダ嵌合治具1によれば、電線101の端子102が挿入されるコネクタハウジング100の電線101の引出側に嵌合されるリヤホルダ200を構成する第1分割体210が当該コネクタハウジング100に嵌合され係止された状態で、コネクタハウジング100を保持するハウジング保持機構20と、電線101を挟んで第1分割体210と対向し当該第1分割体210に対して嵌合方向に沿ってスライド係合することで当該第1分割体210と一体となってリヤホルダ200を構成すると共にコネクタハウジング100に嵌合された状態でコネクタハウジング100に形成された第2ハウジング側係止部104に係止されるホルダ側係止部224を有する第2分割体220を、ホルダ側係止部224が嵌合方向に沿って第2ハウジング側係止部104と対向する位置に保持するホルダ保持機構30と、レバー41の回動運動をハウジング保持機構20とホルダ保持機構30とを嵌合方向に沿って相対的に接近移動させる直線運動に変換する変換機構40と、ホルダ保持機構30に保持された第2分割体220のホルダ側係止部224と当接し、第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させ係止させる嵌合力であってハウジング保持機構20とホルダ保持機構30との接近移動に伴って発生する嵌合力の反力を受ける押えブロック50とを備える。
したがって、リヤホルダ嵌合治具1は、リヤホルダ200の第1分割体210が嵌合され係止されたコネクタハウジング100をハウジング保持機構20に保持し、リヤホルダ200の第2分割体220をホルダ保持機構30に保持した状態で、レバー41が回動操作されることで、変換機構40によってハウジング保持機構20とホルダ保持機構30とを嵌合方向に沿って接近移動させることができる。これにより、リヤホルダ嵌合治具1は、当該ハウジング保持機構20と当該ホルダ保持機構30との接近移動に伴って第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させ係止させる嵌合力を発生させることができる。このとき、リヤホルダ嵌合治具1は、押えブロック50がホルダ保持機構30に保持された第2分割体220のホルダ側係止部224と当接し、上記嵌合力の反力を受けるので、第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させホルダ側係止部224を第2ハウジング側係止部104に係止させることができる。この結果、リヤホルダ嵌合治具1は、リヤホルダ200をコネクタハウジング100に嵌合する際の作業性を向上することができる。これにより、リヤホルダ嵌合治具1は、例えば、第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させ係止させる際に必要とされる嵌合力が相対的に大きい場合であっても、容易に第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させ係止させることができるので、作業負荷を抑制することができる。
さらに、以上で説明したリヤホルダ嵌合治具1によれば、押えブロック50を、嵌合方向と直交する方向に対して当該押えブロック50とホルダ保持機構30との間に第2分割体220を挟持する押え位置と、ホルダ保持機構30に保持された状態の第2分割体220から離間した離間位置とに移動可能である可動機構60を備える。したがって、リヤホルダ嵌合治具1は、可動機構60によって押えブロック50を離間位置に移動させることで、第2分割体220をホルダ保持機構30に設置する際の作業性を向上することができる。そして、リヤホルダ嵌合治具1は、実際に第2分割体220をコネクタハウジング100に嵌合させる際には、可動機構60によって押えブロック50を押え位置に移動させることで、第2分割体220を確実に押さえつけることができるので、当該第2分割体220の浮き上がりや位置ズレ等を抑制することができる。この結果、リヤホルダ嵌合治具1は、コネクタハウジング100に対して第2分割体220をほぼ平行に押し付けることができるので、当該第2分割体220を適正な位置関係で確実にコネクタハウジング100に嵌合させ係止させることができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係るリヤホルダ嵌合治具は、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上で説明したリヤホルダ嵌合治具1は、可動機構60を備えるものとして説明したが、当該可動機構60を備えない構成であってもよい。
以上の説明では、第1ハウジング側係止部103及び第2ハウジング側係止部104が係止突起部、ホルダ側係止部214、及び、ホルダ側係止部224がロックアームであるものとして説明したが、これらの関係が逆の関係であってもよい。
以上の説明では、ホルダ保持機構30がフレーム10に固定され、ハウジング保持機構20側がホルダ保持機構30に対して接近離間する構成であるものとして説明したが、これに限らず、ハウジング保持機構20がフレーム10に固定され、ホルダ保持機構30側がハウジング保持機構20に対して接近離間する構成であってもよい。
1 リヤホルダ嵌合治具
10 フレーム
20 ハウジング保持機構
30 ホルダ保持機構
40 変換機構
41 レバー
50 押えブロック(反力受け部材)
60 可動機構
100 コネクタハウジング
101 電線
102 端子
103 第1ハウジング側係止部
104 第2ハウジング側係止部(ハウジング側係止部)
200 リヤホルダ
210 第1分割体
211、221 電線嵌合部
212、222 被嵌合部
213、223 スライド係合部
214、224 ホルダ側係止部
220 第2分割体
300 コネクタ

Claims (2)

  1. 電線の端子が挿入されるコネクタハウジングの前記電線の引出側に嵌合されるリヤホルダを構成する第1分割体が当該コネクタハウジングに嵌合され係止された状態で、前記コネクタハウジングを保持するハウジング保持機構と、
    前記電線を挟んで前記第1分割体と対向し当該第1分割体に対して嵌合方向に沿ってスライド係合することで当該第1分割体と一体となって前記リヤホルダを構成すると共に前記コネクタハウジングに嵌合された状態で前記コネクタハウジングに形成されたハウジング側係止部に係止されるホルダ側係止部を有する第2分割体を、前記ホルダ側係止部が前記嵌合方向に沿って前記ハウジング側係止部と対向する位置に保持するホルダ保持機構と、
    レバーの回動運動を前記ハウジング保持機構と前記ホルダ保持機構とを前記嵌合方向に沿って相対的に接近移動させる直線運動に変換する変換機構と、
    前記ホルダ保持機構に保持された前記第2分割体の前記ホルダ側係止部と当接し、前記第2分割体を前記コネクタハウジングに嵌合させ係止させる嵌合力であって前記ハウジング保持機構と前記ホルダ保持機構との接近移動に伴って発生する嵌合力の反力を受ける反力受け部材とを備えることを特徴とする、
    リヤホルダ嵌合治具。
  2. 前記反力受け部材を、前記嵌合方向と直交する方向に対して当該反力受け部材と前記ホルダ保持機構との間に前記第2分割体を挟持する押え位置と、前記ホルダ保持機構に保持された状態の前記第2分割体から離間した離間位置とに移動可能である可動機構を備える、
    請求項1に記載のリヤホルダ嵌合治具。
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