JP2006207505A - 可変圧縮比内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランクケースとシリンダブロックとを相対的に近接または離反させることにより、圧縮比を可変とする可変圧縮比内燃機関において、クランクケースに働く周期的な力をより確実に相殺し、クランクケースの振動をより確実に抑制できる技術を提供する。
【解決手段】クランクケースに、クランク軸の回転と連動してバランスウェイトを回転駆動させて、クランクケースに周期的な慣性力を作用させるバランサ装置を備えるようにし、このバランサ装置の作動によってクランクケースに作用する慣性力F4の振幅と位相は、内燃機関における燃焼圧に起因する力F2及び、クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する機構慣性力F3の合力を打ち消すように設定される。
【選択図】図5

Description

本発明は、クランクケースとシリンダブロックとを相対的に近接または離反させることにより、圧縮比を可変とする可変圧縮比内燃機関に関する。
近年、内燃機関の燃費性能や出力性能などを向上させることを目的とした、内燃機関の圧縮比を可変にする技術が提案されている。この種の技術としては、シリンダブロックとクランクケースとを相対移動可能に連結するとともにその連結部分にカム軸を設け、前記カム軸を回動させてシリンダブロックとクランクケースとを、気筒の軸線方向に相対移動させることで燃焼室の容積を変更し、以て内燃機関の圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関が提案されている(例えば、特許文献1及び2を参照。)。
ところで内燃機関においては、燃焼室内での燃料の燃焼圧によって、前記クランクケースをシリンダブロックから離反させる力が周期的に働いている。ここで、内燃機関のクランクケースとシリンダブロックが一体である場合は、この燃焼圧に起因する力は互いに打ち消されて振動の原因となる可能性は少ない。それに対し、上記の可変圧縮比内燃機関においては、クランクケースとシリンダブロックとが別体となっているため、前記燃焼圧に起因する力によってクランクケースに振動が生じるおそれがあった。加えて、ピストンやコンロッドなどクランク軸を回転させるための機構部品の運動に起因する慣性力によっても、クランクケースに振動が生じるおそれがあった。その結果、上記の可変圧縮比内燃機関において騒音が発生したり機関性能が悪化したりするおそれがあった。
一方、前記クランク軸の回転に連動してバランスウェイトを回転駆動させ、その慣性力によって、ピストンやコンロッドなどの運動に起因する慣性力を相殺させる技術が提案されているが、これらの技術は、前記燃焼室内での燃料の燃焼圧を考慮したものではなく、前記燃焼室内での燃料の燃焼圧を含めた形で、振動を抑制することは困難な場合があった。
特開平7−26981号公報 特開2003−206771号公報 特開2004−239182号公報 特開平6−94079号公報 特開昭60−4384号公報 特開昭61−31332号公報 特開昭61−54975号公報 特開平3−84246号公報 実開昭63−9796号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、クランクケースとシリンダブロックとを相対的に近接または離反させることにより、圧縮比を可変とする可変圧縮比内燃機関において、クランクケースに働く周期的な力をより確実に相殺し、クランクケースの振動をより確実に抑制できる技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、クランクケースとシリンダブロックとを相対的に接近または離反させることにより、圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関において、クラ
ンクケースに備えられたバランサ装置によって、前記クランクケースに働く周期的な力を打ち消す際に、前記バランサ装置が作用させる力によって、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力及び、前記クランク軸を回転させる機構の運動に起因する力(以下、「機構慣性力」という。)の両方を打ち消すことを最大の特徴とする。
より詳しくは、内燃機関におけるクランク軸が組み付けられたクランクケースと、
前記内燃機関におけるシリンダが形成されるとともに、前記クランクケースに相対移動可能に取り付けられたシリンダブロックと、
前記クランクケースと前記シリンダブロックとを、相対的に接近または離反させることにより、前記内燃機関の圧縮比を変更する圧縮比変更手段と、を備えた可変圧縮比内燃機関であって、
前記クランクケースに備えられるとともに、前記クランク軸の回転と連動してバランスウェイトを回転駆動させて、前記クランクケースに周期的な慣性力を作用させるバランサ装置を更に備え、
前記バランサ装置によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅および/または位相は、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消すべく設定されたことを特徴とする。
ここで、前述のように、クランクケースとシリンダブロックとを相対的に接近または離反させることにより、圧縮比を変更する可変圧縮比内燃機関においては、クランクケースとシリンダブロックとが一体化した内燃機関とは異なり、燃焼室における燃焼圧に起因する力が前記クランクケースに働く。この燃焼圧に起因する周期的な力は、前記ピストンやコンロッドなどの運動に起因する周期的な機構慣性力とは反対の方向に発生し、位相も異なっている。
従って、前記バランサ装置によって、可変圧縮比内燃機関におけるクランクケースの振動を抑制するためには、バランスウェイトの回転に起因する慣性力によって、前記ピストンやコンロッドなどの運動に起因する周期的な機構慣性力のみならず、前記燃焼圧に起因する周期的な力を打ち消す必要がある。
そこで、本発明においては、前記バランサ装置によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅および/または位相は、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消すべく設定することとした。
そうすれば、燃焼室における燃焼圧に起因する周期的な力と、前記ピストンやコンロッドなどの運動に起因する周期的な機構慣性力との両方を打ち消すことができ、前記クランクケースの振動をより確実に抑制することができる。
具体的には、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の、前記機構慣性力に対する位相差と、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力の、前記機構慣性力に対する位相差とは、正負の符号が逆となるようにしてもよい。
ここで、前記内燃機関の気筒が上死点にある場合には、最大の前記機構慣性力が前記クランクケースを前記シリンダブロックに接近させる方向に働く。一方、前記内燃機関の気筒が下死点にある場合には、最大の前記機構慣性力が前記クランクケースを前記シリンダブロックから離反させる方向に働く。従って、前記機構慣性力は180°の周期を有し、上死点及び下死点において、上下のピークを有する。このことは、例えば4つの気筒における前記機構慣性力を加え合わせても同様である。
すなわち、4つの気筒の前記機構慣性力を加え合わせたとしても、前記ピストンの動きは完全な正弦波ではないために、それらが互いに完全に打ち消しあうことなく、前記機構慣性力を加え合わせた力は180°の周期を有し、上死点及び下死点において、上下のピークを有する。
これに対し、前記内燃機関の各気筒においては、通常は圧縮上死点に対して所定角度進角した時点において点火されるが、燃焼圧は時間遅れを有するため、圧縮上死点に対して所定角度遅角した時点において最大となる。そして、4つの気筒における燃焼圧に起因する力を加え合わせると、やはり180°の周期を有し、上死点及び下死点から所定角度遅角した時点において、上下のピークを有する。換言すると、内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力は、前記機構慣性力と同周期を有し、前記所定角度の位相ずれを有する。
従って、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力と、前記機構慣性力との合力を打ち消すためには、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の、前記機構慣性力に対する位相差を、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力の、前記機構慣性力に対する位相差とは正負の符号が逆となるようにすればよい。そうすれば、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力によって、より容易に、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消すことができる。
さらに、本発明においては、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の、前記機構慣性力に対する位相差と、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力の、前記機構慣性力に対する位相差とは、絶対値が略同一となるようにしてもよい。
ここで、特に前記内燃機関の常用の運転状態におけるエンジン負荷が比較的高い状態では、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の、前記機構慣性力に対する位相差と、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力の、前記機構慣性力に対する位相差とは、絶対値が略同一であって、正負の符号が逆であるようにすれば、前記慣性力の振幅を適宜決定することにより、容易に前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消せることが実験を用いて求められた。
従って、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の、前記機構慣性力に対する位相差と、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力の、前記機構慣性力に対する位相差とは、絶対値が略同一であって、符号が逆であるようにすれば、より容易に前記クランクケースの振動を抑制することができる。
また、本発明においては、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の位相は、前記機構慣性力に対して進角しているようにしてもよい。
ここで、前述のように、内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力は、前記機構慣性力と同周期を有し、前記所定角度の位相遅れを有する。従って、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の位相は、前記機構慣性力に対して進角するようにすれば、必然的に、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の前記機構慣性力に対する位相差と、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力の前記機構慣性力に対する位相差の正負の符号を逆とすることができる。その結果、
前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力によって、より容易に、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消すことができる。
また、本発明においては、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の位相の、前記機構慣性力に対する進角の量は、10°以上20°以下の範囲としてもよい。
ここで、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力の、前記機構慣性力に対する位相遅れは、15°程度であることが多い。そして、その場合に、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の、前記機構慣性力に対する進角の量を10°以上20°以下の範囲とすることによって、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力の振幅を効果的に打ち消すことができることが実験を用いて求められた。
このように、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の、前記機構慣性力に対する進角の量を10°以上20°以下の範囲とすることで、より確実に、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消すことができる。
また、本発明においては、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅は、前記機構慣性力の振幅より小さく設定してもよい。
ここで、前述のように、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力は、前記機構慣性力とは反対の方向に発生する。従って、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記機構慣性力の合力の振幅は、前記機構慣性力の振幅より小さくなる可能性が高い。従って、前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅を、前記機構慣性力の振幅より小さく設定することにより、容易に前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消すことができる。
さらに、前記バランサ装置によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅は、前記機構慣性力の振幅の60%以上70%以下の大きさとしてもよい。ここで、クランクケースの振動を最も効率よく抑制すべき運転状態を、一般的に使用頻度が高い1600rpm、1/4負荷の領域と仮定し、最も実用的なピストン及びコンロッドの仕様を想定すると、前記バランサ装置によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅を、前記機構慣性力の振幅の60%以上70%以下の大きさとした場合に、最も効率よく、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消せることが実験を用いて求められた。
従って、前記バランサ装置によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅を、前記機構慣性力の振幅の60%以上70%以下の大きさとすることにより、より確実に、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消すことができる。
なお、上記した本発明の課題を解決する手段については、可能なかぎり組み合わせて用いることができる。
本発明にあっては、クランクケースとシリンダブロックとを相対的に近接または離反さ
せることにより、圧縮比を可変とする可変圧縮比内燃機関において、クランクケースに働く周期的な力をより確実に相殺し、クランクケースの振動をより確実に抑制することができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
以下に説明する内燃機関1は、可変圧縮比内燃機関であり、シリンダ2を有するシリンダブロック3を、ピストン16が連結されたクランクケース4に対してシリンダ2の中心軸方向に移動させることによって圧縮比を変更するものである。
先ず、図1を用いて、本実施例に係る可変圧縮比内燃機関の構成について説明する。図1に示されるように、シリンダブロック3の両側下部に複数の隆起部が形成されており、この各隆起部に軸受収納孔5が形成されている。軸受収納孔5は、円形をしており、シリンダ2の軸方向に対して直角に、かつ複数のシリンダ2の配列方向に平行になるようにそれぞれ形成されている。軸受収納孔5はすべて同一軸線上に位置している。そして、シリンダブロック3の両側の軸受収納孔5の一対の軸線は平行である。
クランクケース4には、上述した軸受収納孔5が形成された複数の隆起部の間に位置するように、立壁部が形成されている。各立壁部のクランクケース4外側に向けられた表面には、半円形の凹部が形成されている。また、各立壁部には、ボルト6によって取り付けられるキャップ7が用意されており、キャップ7も半円形の凹部を有している。また、各立壁部にキャップ7を取り付けると、円形のカム収納孔8が形成される。カム収納孔8の形状は、上述した軸受収納孔5と同一である。
複数のカム収納孔8は、軸受収納孔5と同様に、シリンダブロック3をクランクケース4に取り付けたときにシリンダ2の軸方向に対して直角に、且つ、複数のシリンダ2の配列方向に平行になるようにそれぞれ形成されている。これらの複数のカム収納孔8も、シリンダブロック3の両側に形成されることとなり、片側の複数のカム収納孔8はすべて同一軸線上に位置している。そして、シリンダブロック3の両側のカム収納孔8の一対の軸線は平行である。また、両側の軸受収納孔5の間の距離と、両側のカム収納孔8との間の距離は同一である。
交互に配置される二列の軸受収納孔5とカム収納孔8には、それぞれカム軸9が挿通される。カム軸9は、図1に示されるように、軸部9aと、軸部9aの中心軸に対して偏心された状態で軸部9aに固定された正円形のカムプロフィールを有するカム部9bと、カム部9bと同一外形を有し軸部9aに対して回転可能に取り付けられた可動軸受部9cとが交互に配置されている。一対のカム軸9は鏡像の関係を有している。また、カム軸9の端部には、後述するギア10の取り付け部9dが形成されている。軸部9aの中心軸と取り付け部9dの中心とは偏心しており、カム部9bの中心と取り付け部9dの中心とは一致している。
可動軸受部9cも、軸部9aに対して偏心されておりその偏心量はカム部9bと同一である。また、各カム軸9において、複数のカム部9bの偏心方向は同一である。また、可動軸受部9cの外形は、カム部9bと同一直径の正円であるので、可動軸受部9cを回転させることで、複数のカム部9bの外表面と複数の可動軸受部9cの外側面とを一致させることができる。
各カム軸9の一端にはギア10が取り付けられている。一対のカム軸9の端部に固定された一対のギア10には、それぞれをウォームギア11a、11bがかみ合っている。ウォームギア11a、11bは単一のモータ12の一本の出力軸にとりつけられている。ウォームギア11a、11bは、互いに逆方向に回転する螺旋溝を有している。このため、モータ12を回転させると、一対のカム軸9は、ギア10を介して互いに逆方向に回転する。モータ12は、シリンダブロック3に固定されており、シリンダブロック3と一体的に移動する。
次に、上述した構成の内燃機関1において圧縮比を制御する方法について詳しく説明する。図2(a)から図2(c)にシリンダブロック3と、クランクケース4と、これら両者の間に構築されたカム軸9との関係を示した断面図を示す。図2(a)から図2(c)において、軸部9aの中心軸をa、カム部9bの中心をb、可動軸受部9cの中心をcとして示す。図2(a)は、軸部9aの延長線上から見て全てのカム部9b及び可動軸受部9cの外周が一致した状態である。このとき、ここでは一対の軸部9aは、軸受収納孔5及びカム収納孔8の中で外側に位置している。
図2(a)の状態から、モータ12を駆動して軸部9a矢印方向に回転させると、図2(b)の状態となる。このとき、軸部9aに対して、カム部9bと可動軸受部9cの偏心方向にずれが生じるので、クランクケース4に対してシリンダブロック3を上死点側にスライドさせることができる。そして、そのスライド量は図2(c)のような状態となるまでカム軸9を回転させたときが最大となり、カム部9bや可動軸受部9cの偏心量の2倍となる。カム部9b及び可動軸受部9cは、それぞれカム収納孔8及び軸受収納孔5の内部で回転し、それぞれカム収納孔8及び軸受収納孔5の内部で軸部9aの位置が移動するのを許容している。
上述したような機構を用いることによって、シリンダブロック3をクランクケース4に対して、シリンダ2の軸線方向に相対移動させることが可能となり、圧縮比を可変制御することができる。
次に、上述した内燃機関1の詳細について説明する。図3は、内燃機関1の詳細を表す断面図であり、気筒2内において燃焼が生じた瞬間について示している。図3におけるクランクケース4には、バランサ装置15が備えられている。このバランサ装置15は、クランク軸18の回転と同期してバランスウェイト15aを回転させ、クランクケース4に周期的な慣性力を作用させる。
このバランサ装置15には、一対のバランスウェイト15a、15bが備えられている。このバランスウェイト15a、15bは、略半円状をなしており、重心を固定軸15c、15dに対して偏心させている。また、バランスウェイト15a、15bには、被動ギア15e、15fが一体に設けられている。そして、被動ギア15eと被動ギア15fは互いに噛み合っており、一方が回転すれば、他方が逆方向に回転するようになっている。
また、クランク軸18には、クランク軸18と同軸に設けられ、クランク軸18と一体に回転する駆動ギア18aが設けられている。そして、駆動ギア18aは、被動ギア15eまたは15fの一方と噛み合っている。
ここで、クランク軸18が回転するとその回転は、駆動ギア18a及び、被動ギア15e、15fを介して伝えられ、バランスウェイト15a、15bを各々逆側に回転させる。そして、バランスウェイト15a、15bの回転によって、クランクケース4に周期的な慣性力が作用する。ここにおいて、内燃機関1のシリンダ軸方向に垂直な方向(図3中水平方向)については、バランスウェイト15a、15bの各々による慣性力が相殺する
ので、クランクケース4には、内燃機関1のシリンダ軸方向(図3中垂直方向)についてのみ慣性力が作用する。
この構成によれば、バランスウェイト15a、15bの重量を変更することにより、クランクケース4に作用する慣性力の振幅を変更することができる。また、被動ギア15e、15fと、駆動ギア18aの噛み合い時における相対的な角度位置(以下、単に「バランスウェイトの位置」という)を変更することにより、クランクケース4に作用する慣性力の位相を変更することができる。
ここで、図3の左図において、F1及びF2は、気筒2内における燃焼圧に起因する力を示している。F1はシリンダブロック3を上方に押し上げる力、F2はクランクケース4を下方に押し下げる力である。シリンダブロック3とクランクケース4が一体となっている内燃機関においては、この力は打ち消しあう。しかし、本実施例における可変圧縮比内燃機関1のように、シリンダブロック3とクランクケース4とが別体となっている場合には、F2は打ち消し合わずにクランクケース4に作用する。
また、F3は、ピストン16及びコンロッド17が上死点付近に位置することによる、ピストン16及びコンロッド17の機構慣性力である。なお、ピストン16及びコンロッド17の運動による慣性力は、厳密には内燃機関1のシリンダ軸方向の他、シリンダ軸に垂直方向にも作用する。しかし、本実施例においては、問題となり易いシリンダ軸方向の慣性力のみを機構慣性力としている。また、機構慣性力を生じる、クランク軸18を回転させるための機構は、ピストン16及びコンロッド17以外に、図示しないピストンピンや、ピストンリングなども含むが、ここでは、これらを代表してピストン15及びコンロッド17と記載する。さらに、F4は、バランサ装置15のバランスウェイト15a、15bの、固定軸15c、15d回りの回転に起因する周期的な慣性力である。
次に、図4を用いて、従来のように、F4によってF3のみを打ち消すべく、バランスウェイト15a、15bの重量及び位置を設定した場合において、クランクケース4に働く力について説明する。図4は、F1、F2、F3及びF4のクランク角に伴う変化を表すグラフである。図4において、横軸はクランク角、縦軸は各々の力の大きさを示している。ここで、F´は、1つの気筒2に着目した場合の、燃焼圧に起因するシリンダヘッド3側への力である。F1は4つの気筒における燃焼圧を加え合わせた場合にシリンダヘッド3側に働く力であり、180°周期で周期的な変化をする。また、点火タイミングは気筒における上死点より進んだ点であるが、燃焼圧は時間遅れを有することから、F1は上死点及び下死点に対して遅れた点において上側のピークを有する。F2はF1と逆方向の力、すなわちクランクケース4に働く、4つの気筒2における燃焼圧を加え合わせた力であり、180°の周期を有するとともに、上死点及び下死点に対して遅れた位相を有する。
F3は、ピストン16やコンロッド17などの運動に起因する周期的な機構慣性力を4つの気筒2に対して加え合わせた値を表しており、180°の周期を有するとともに、上死点及び下死点においてピークを有する。ここで、1つの気筒2だけに着目した場合、機構慣性力は360°の周期を有しており、それを4つの気筒2に対して加え合わせると、理想的には互いに打ち消しあって0となる。しかし、実際には、ピストン16の往復運動は正確な正弦波ではないので、4つの気筒2に対して加え合わせると上述のような特性を示す。
F4は、バランサ装置15におけるバランスウェイト15a、15bの回転に伴って発生する慣性力を示す。ここでは、F4によってF3のみを打ち消すために、F4の振幅はF3の振幅と略同一とされており、F4とF3の間に位相差はないように設定されている
そして、図4における一番下には、F2とF3とF4を加えた周期的な力を表している。ここでは、F4の大きさ及び位相は、F3のみを打ち消すために設定された値を使用しているため、F2による成分を打ち消すことができず、また、F3とF4の波形が異なることから、大きな力が残存してしまっていることが判る(振幅A)。
このように、バランサ装置15におけるバランスウェイト15a、15bの回転に伴って発生する力の大きさ及び位相を、従来のように単にF3のみを打ち消すように設定したのでは、シリンダブロック3とクランクケース4とが別体とされた内燃機関1においては、クランクケース4に大きな周期的な力が働き、振動を抑制することが困難である。
そこで、本発明においては、F4の大きさ及び位相を、F2及びF3の合力を打ち消すべく、バランサ装置15におけるバランスウェイト15a、15bの重量及び位置を最適化することとした。
ここで、本実施例においては、F2、F3及びF4の合計を最小とすることを目的とするので、これを数式で表すと以下のように書くことができる。
F2+F3+F4=Fmin (1)
さらに、F2、F3及びF4を、関係するパラメータの関数と考えると、(1)は
F2(f2、φ2)+F3(m3、φ3)+F4(m4、φ4)=Fmin (2)
と書くことができる。
ここで各パラメータの意味は、
f2:常用する運転状態(例えば、最も制振効果を期待すべき1600rpm、1/4負荷の運転状態)における燃焼圧に起因する力
φ2:F2の下側ピークの、上死点及び下死点に対する位相差
m3:ピストン、コンロッドなど機構慣性力を発生させる部品のモデル重量
φ3:上死点におけるクランク角
m4:バランスウェイト重量
φ4:F4の下側ピークの、上死点及び下死点に対する位相差
である。
また、(2)式をさらに詳細に分析すると、
j・f2+k・a・m3+r・ω・m4=Fmin (3)
q・φ2+i・φ3+φ4=0 (4)
と書くことができる。これは、F2、F3及びF4の合力の振幅が最小となり、位相差の合計が0の状態が望ましいからである。
ここで、
k:通常1とする(搭載スペース、エンジン全体の質量の制約から1以下としてもよい。)。
j:0〜1の間で設定される(内燃機関の種類、燃焼圧力パターンより適合を要する。)。
i:−1とする(F3とF4は逆向きであることによる。)。
q:0〜1の間で設定される(遅角側の位相差をプラスとする。常用される内燃機関の負荷が比較的高い場合は1に近い値を、常用される内燃機関の負荷が比較的低い場合は0に近い値をとる。)。
a:常用回転数におけるピストン、コンロッドなど機構慣性力を発生させる部品のモデル加速度。
r:バランスウエイト回転半径
ω:バランスウエイト回転速度
(4)式において、比較的負荷の高い運転状態でF2、F3及びF4の合力を最小にする場合、q=1、φ2=15°を代入し、さらにF3のピークは、上死点及び下死点に対して位相差がないので、φ3=0を代入することにより、φ4=-15°なる値を導出することができる。従って、φ4=-15°なる値を用いることにより、F2、F3及びF4の位相差の合計を0近傍にできる可能性がある。
また、m3として実用的な値を代入し、クランクケース4に作用する周期的な力を最小に釣り合わせる目的からjに1を代入し、その他のパラメータにも実験的、設計的に求めた数値を代入することにより、m4として、m3の2/3程度の値を採用すれば、Fminを充分小さくできることを導出することができる。
なお、上記の理論式(1)〜(4)を用いて上記結果を得る過程において、k、j、q,aなどとしてどのような値を使用するかは、実験的に最適化する必要があり、理論から一義的に導出されるものではない。
図5には、上記の式(3)、(4)の各パラメータに実験的、設計的に求められた数値を代入することにより得られたφ4=-15°、m4=2/3・m3という条件の下に、バランサ装置15におけるバランスウェイト15a、15bの重量及び位置を最適化した場合のF1、F2、F3及びF4の変化を表すグラフを示す。
図5におけるF4の下側のピークは、上死点及び下死点に対して約15°進角しており、F4の振幅はF3の振幅Bの約2/3となっている。このことにより、図5の最も下のグラフに示すように、F2+F3+F4の合力の振幅を、図3の約50%に抑えることができる。
実際には、F4の振幅は、F3の60%以上70%以下の範囲、上死点及び下死点に対する進角の量は、10°以上20°以下の範囲であれば、F2+F3+F4の振幅を充分に小さくできることが実験的に導出されている。
以上、説明したとおり、本実施例においては、クランクケース4とシリンダブロック3とを相対的に近接または離反させることにより、圧縮比を可変とする内燃機関1において、バランサ装置15におけるバランスウェイト15a、15bの重量及び、取り付け位置を、F2及びF3の合力を打ち消すべく、理論式を用いつつ実験的に求められた最適値とした。このことにより、バランサ装置15の作動によってクランクケース4に作用する慣性力の振幅及び位相を、F2及びF3の合力を打ち消すべく設定することができる。その結果、クランクケース4に働く周期的な力をより確実に打ち消し、クランクケース4の振動をより確実に抑制することができる。
本発明の実施例に係る内燃機関の概略構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施例に係る内燃機関におけるシリンダブロックがクランクケースに対して相対移動する経過を示す断面図である。 本発明の実施例に係る可変圧縮比内燃機関の詳細な構成を示す断面図である。 従来の方法でバランスウェイトの重量及び位置を決定した場合に、クランクケースに働く力を表した図である。 内燃機関における燃焼圧に起因する力及び、機構慣性力の合力を打ち消すべく、バランスウェイトの重量及び取り付け位置を設定した場合に、クランクケースに働く力を表した図である。
符号の説明
1・・・内燃機関
2・・・シリンダ
3・・・シリンダブロック
4・・・クランクケース
5・・・軸受収納孔
6・・・ボルト
7・・・キャップ
8・・・カム収納孔
9・・・カム軸
9a・・・軸部
9b・・・カム部
9c・・・可動軸受部
10・・・ギア
11a、11b・・・ウォームギア
12・・・モータ
15・・・バランサ装置
15a、15b・・・バランスウェイト
15c、15d・・・固定軸
15e,15f・・・被動ギア
16・・・ピストン
17・・・コンロッド
18・・・クランク軸
18a・・・駆動ギア

Claims (7)

  1. 内燃機関におけるクランク軸が組み付けられたクランクケースと、
    前記内燃機関におけるシリンダが形成されるとともに、前記クランクケースに相対移動可能に取り付けられたシリンダブロックと、
    前記クランクケースと前記シリンダブロックとを、相対的に接近または離反させることにより、前記内燃機関の圧縮比を変更する圧縮比変更手段と、を備えた可変圧縮比内燃機関であって、
    前記クランクケースに備えられるとともに、前記クランク軸の回転と連動してバランスウェイトを回転駆動させて、前記クランクケースに周期的な慣性力を作用させるバランサ装置を更に備え、
    前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅および/または位相は、前記内燃機関における燃焼圧に起因する周期的な力及び、前記クランク軸を回転させる機構部品の運動に起因する周期的な機構慣性力の合力を打ち消すべく設定されたことを特徴とする可変圧縮比内燃機関。
  2. 前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の、前記機構慣性力に対する位相差と、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力の、前記機構慣性力に対する位相差とは、正負の符合が逆であることを特徴とする請求項1に記載の可変圧縮比内燃機関。
  3. 前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の、前記機構慣性力に対する位相差と、前記内燃機関における燃焼圧に起因する力の、前記機構慣性力に対する位相差とは、絶対値が略同一であることを特徴とする請求項2に記載の可変圧縮比内燃機関。
  4. 前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の位相は、前記機構慣性力に対して進角していることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
  5. 前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の位相は、前記機構慣性力に対して10°以上20°以下の範囲で進角していることを特徴とする請求項4に記載の可変圧縮比内燃機関。
  6. 前記バランサ装置の作動によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅は、前記機構慣性力の振幅より小さいことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の可変圧縮比内燃機関。
  7. 前記バランサ装置によって前記クランクケースに作用する慣性力の振幅は、前記機構慣性力の振幅の60%以上70%以下の大きさであることを特徴とする請求項6に記載の可変圧縮比内燃機関。
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