JP2006207426A - 直噴式多気筒エンジンの頭上動弁装置 - Google Patents

直噴式多気筒エンジンの頭上動弁装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンの吸気弁側ロッカーアームと排気弁側ロッカーアームのアーム比が異なるときは、吸気弁と排気弁の作動速度の違いにより吸排気の流動に乱れを生じる。
【解決手段】エンジンのシリンダヘッドに設けた吸気弁と排気弁とに各々動弁駆動可能に係合させる吸気弁側ロッカーアームと排気弁側ロッカーアームのアーム比が同一となるよう設定を行う。また、直噴式多気筒エンジンの二つの吸気弁と2つの排気弁の四弁をクランク軸心に対して傾斜位置に設けたものにおいて、この四弁に各々動弁駆動可能に係合させる吸気弁側ロッカーアームと排気弁側ロッカーアームのアーム比が同一となるよう設定を行う。
【選択図】図1

Description

この発明は、直噴式多気筒エンジンの頭上動弁装置に関し、各々吸気弁を設けた二つの吸気弁口と、各々排気弁を設けた二つの排気弁口を有するシリンダヘッドに用いるロッカーアーム及び吸気ポート等における分野に属し、主としてトラクタやコンバイン及び運搬車両等のエンジンに利用できる。
直噴式多気筒エンジンの頭上動弁装置としては、従来、四弁エンジンのシリンダヘッドに、シリンダの内周縁に沿う状態で各々吸気弁を設けた二つの吸気弁口と、各々排気弁を設けた二つの排気弁口とを並列させて開口し、この並列開口位置をクランク軸心に対し傾斜して配置させ、該各吸気弁同士と各排気弁同士を連携する吸気弁側連桿と排気弁側連桿とに各々係合して動弁作用させる両ロッカーアームのうち、アーム部が長い方を吸気弁用としアーム部が短い方を排気弁用とすると共に、これらアーム部の長いロッカーアーム側の吸気弁用カムのリフト量を、アーム部の短いロッカーアーム側の排気弁用カムのリフト量より低く形成するもの等が開示されている。(例えば、特許文献1参照)
特開平11ー210419号
しかし、このように、アーム部の長い吸気弁用ロッカーアームとアーム部の短い排気弁用ロッカーアームとではアーム比が異なるため、吸気弁と排気弁の作動速度の違いにより吸排気の流動に乱れを生じる等の不具合を解決しようとするものである。
請求項1の発明は、シリンダヘッド(1)に、吸気弁(2)を設けた吸気弁口(3)と、排気弁(4)を設けた排気弁口(5)とを開口すると共に、吸気弁(2)と排気弁(4)とに各々動弁駆動可能に係合させる吸気弁側ロッカーアーム(6a)と排気弁側ロッカーアーム(6b)をロッカーアーム軸(7)に支承するエンジンにおいて、該吸気及び排気弁側ロッカーアーム(6a),(6b)のアーム比が同一となるよう設定したことを特徴とする頭上動弁装置の構成とする。
このような構成により、吸気弁側ロッカーアーム(6a)と排気弁側ロッカーアーム(6b)のアーム比を同一とすることによって、吸気弁(2)と排気弁(4)の作動速度が同一となり、作動速度の違いによる吸排気の流動の乱れを抑制することができる。
請求項2の発明は、シリンダヘッド(1)に設けた四弁を、クランク軸心(x)に対する傾斜位置にシリンダ(8)の内周縁に沿う状態で、各々吸気弁(2a),(2b)を設けた二つの吸気弁口(3a),(3b)と、排気弁(4a),(4b)を設けた二つの排気弁口(5a),(5b)とを並列状に開口すると共に、各吸気弁(2a),(2b)を吸気弁側連桿(9a)で、各排気弁(4a),(4b)を排気弁側連桿(9b)で連携させ、この吸気及び排気弁側連桿(9a),(9b)に各々動弁駆動可能に係合させる吸気弁側ロッカーアーム(6a)と排気弁側ロッカーアーム(6b)を、該クランク軸心(x)に対し並行方向のロッカーアーム軸(7)に支承する直噴式多気筒エンジンにおいて、このロッカーアーム軸(7)を支点として、該吸気弁側ロッカーアーム(6a)における吸気弁側連桿(9a)に延出係合して動弁作用させる長い側のアーム部(s)に対応してプッシュロッド受部(Pa)まで延出させるアーム部(u)の長さと、該排気弁側ロッカーアーム(6b)における排気弁側連桿(9b)に延出係合して動弁作用させる短い側のアーム部(t)に対応してプッシュロッド受部(Pb)まで延出させるアーム部(v)の長さとを、該吸気及び排気弁側ロッカーアーム(6a),(6b)のアーム比が同一となるよう設定したことを特徴とする頭上動弁装置の構成とする。
このような構成により、長いアーム部(s)を有する吸気弁側ロッカーアーム(6a)においてプッシュロッド受部(Pa)までのアーム部(u)を長くし、短いアーム部(t)を有する排気弁側ロッカーアーム(6b)においてプッシュロッド受部(Pb)までのアーム部(v)を短くして、吸気弁側ロッカーアーム(6a)と排気弁側ロッカーアーム(6b)のアーム比を同一とすることにより、各吸気弁(2a),(2b)と各排気弁(4a),(4b)の作動速度を同一とすることが可能となり、作動速度の違いによる吸排気の流動の乱れを抑制することができる。
請求項3の発明は、前記直噴式多気筒エンジンにおいて、二つの吸気弁口(3a),(3b)の開口部に対し、各々吸気を行う入口を横長形状とした吸気ポート(10a),(10b)をシリンダヘッド(1)の吸気側の上下位置に分離重接して配置すると共に、該シリンダヘッド(1)を締め付けるヘッドボルト(11)を一気筒当たり6本とし、そのうちの1本を該吸気ポート(10a),(10b)の内部に貫挿配置したことを特徴とする請求項2記載の頭上動弁装置の構成とする。
このような構成により、二つの吸気弁口(3a),(3b)の開口部に対し、吸気側の上下位置に各々分離重接し吸気の入口を横長形状とした吸気ポート(10a),(10b)によって吸気を行うことにより、吸気ポート(10a),(10b)の幅広の入口から緩やかに流入した吸気は、各々該シリンダ(8)の円周方向に沿って送気縮流されるため、燃焼室内での空気と燃料の混合を促進させることができる。
なお、該ヘッドボルト(11)の1本を、吸気ポート(10a),(10b)の内部に貫挿配置させることにより、シリンダヘッド(1)をシリンダ(8)に6本のヘッドボルト(11)によって充分に締め付けることができる。
請求項4の発明は、前記直噴式多気筒エンジンにおいて、二つの吸気弁口(3a),(3b)の開口部のうち、ヘリカル状の吸気ポート(12b)による吸気弁口(3b)からの吸気によってシリンダ(8)内に発生するスワールが、ストレート状の吸気ポート(12a)による吸気弁口(3a)からの吸気によって阻害されないよう、吸気弁口(3a)開口部の吸気流入側に湾曲状態の吸気流入ガイド(w)を設けたことを特徴とする請求項2記載の頭上動弁装置の構成とする。
このような構成により、ストレート状の吸気ポート(12a)を介して吸気を行う吸気弁口(3a)の吸気流入側に湾曲状態の吸気流入ガイド(w)設けていることにより、この吸気流入ガイド(w)による吸気弁口(3a)からの吸気の流れによって、ヘリカル状の吸気ポート(12b)による吸気弁口(3b)からの吸気によって発生するシリンダ(8)内のスワールを阻害することなく旋回させることができる。
請求項1の発明では、上記作用の如く、吸気弁側ロッカーアーム(6a)と排気弁側ロッカーアーム(6b)のアーム比を同一とすることによって、吸気弁(2)と排気弁(4)の作動速度が同一となり、作動速度の違いによる吸排気の流動の乱れを抑制することができるから、吸気効率及び排気効率を高めることができる。
請求項2の発明では、上記作用の如く、吸気弁側ロッカーアーム(6a)におけるプッシュロッド受部(Pa)までのアーム部(u)を長くし、排気弁側ロッカーアーム(6b)におけるプッシュロッド受部(Pb)までのアーム部(v)を短くして、吸気弁側ロッカーアーム(6a)及び排気弁側ロッカーアーム(6b)のアーム比を同一とすることにより、各吸気弁(2a),(2b)と各排気弁(4a),(4b)の作動速度を同一とすることが可能となり、作動速度の違いによる吸排気の流れの乱れを抑制することができるから、吸気効率及び排気効率を高めることができると共に、アーム比が異なる場合の如く、カムのリフト量を変える必要がなくリフト圧が均一化されるため、カムの性能耐久面にバラツキを生じることもない。
請求項3の発明では、上記作用の如く、二つの吸気弁口(3a),(3b)の開口部に対し、吸気側の上下位置に分離して設けた吸気ポート(10a),(10b)の横長形状で幅広の吸気入口から緩やかに流入した吸気によって、各々該シリンダ(8)の円周方向に沿って送気縮流され燃焼室内での空気と燃料の混合を促進させることができるから、特に、低速側での空気と燃料の混合が不十分となる状態が改善され、エンジン性能の向上を図ることができる。
なお、該ヘッドボルト(11)の1本を、吸気ポート(10a),(10b)の内部に貫挿配置させることにより、シリンダヘッド(1)をシリンダ(8)に6本のヘッドボルト(11)によって充分に締め付けることができると共に、吸気ポート(10a),(10b)の吸気入口を幅広にしているためヘッドボルト(11)により吸気を阻害されることがない。
請求項4の発明では、上記作用の如く、ストレート状の吸気ポート(12a)の吸気流入側に吸気流入ガイド(w)を設けていることにより、この吸気流入ガイド(w)による吸気弁口(3a)からの吸気の流れによって、ヘリカル状の吸気ポート(12b)による吸気弁口(3b)からの吸気によって発生するシリンダ(8)内のスワール比の制御が可能となるから、シリンダ(8)内でのスワールが阻害されることなく旋回でき空気過流を安定させることができる。
シリンダヘッド1のクランク軸心xに対する傾斜位置に、各々吸気弁2a,2bと排気弁4a,4bの四弁を設けた直噴式多気筒エンジンの頭上動弁装置において、吸気弁側ロッカーアーム6aと排気弁側ロッカーアーム6bのアーム比が同一となるよう設定する。また、二つの吸気弁口3a,3bの開口部に対し、吸気側の上下方向位置に各々分離重接して吸気の入口を横長形状とした吸気ポート10a,10bを設ける。また、シリンダ8内でのスワールが阻害されないようストレート状の吸気ポート12aの吸気流入側に吸気流入ガイドw設ける。
以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図8,図9,図10,図11に示す如く、エンジン13は多気筒形態で、エンジンボデー14の上部にはシリンダヘッド1やヘッドカバー15を有し、下部にはオイルパン16を有する。17は前部のギヤケース、18はラジエータファン、19は後部のフライホイルである。20はクランクケース21内のクランク軸で、この上部にシリンダ8が配置されピストン22が上下動自在に設けられる。23はコンロッドである。
該エンジンボディ14の前部一側には、ポンプカム軸24や、燃料噴射ポンプ25を内装のポンプケース26が設けられ、他側には、吸気弁2や排気弁4を駆動するためのタペット27に連動する動弁カム軸28が設けられている。
該吸気弁2や排気弁4はシリンダヘッド1に設けられ、これら吸気弁2を介してシリンダヘッド1内に連通の吸気マニホールド29や、排気弁4を介してシリンダ8内に連通の排気マニホールド30や、燃料噴射ポンプ25から送られる燃料をシリンダヘッド1の燃焼室(渦流室)8a内へ噴射する噴射ノズル31や、グロープラグ32等が配置される。
該シリンダ8やシリンダヘッド1の外周部にはラジエータ(図示なし)から循環される冷却水を通すウォータジャケット33が設けられ、更に、このウォータジャケット33の外周部にクランクケース21からシリンダヘッド1へ亘って連通のブローバイガス通路34が形成されている。
該シリンダ8内に連通の排気マニホールド30の上方には、この排気マニホールド30に連通のターボチャージャー35の駆動ファン36が位置しており、駆動ファン36は軸37を介して従動ファン38と連結されると共に、従動ファン38は吸気マニホールド29側へ連通している。
該駆動ファン36と従動ファン38は各々ケース体で覆われており、排気マニホールド30内を通過する排出ガスの流れにより駆動ファン36が駆動され、駆動ファン36の駆動により軸37が回転し、軸37を介して従動ファン38が回転して外気を吸入し、この吸入した外気を吸気マニホールド29を介して燃焼室8aへ送気させる。
頭上動弁装置は、図1に示す如く、該シリンダヘッド1に設けた四弁を、クランク軸心xに対する傾斜位置にシリンダ8の内周縁に沿う状態で、各々二つの吸気弁口3a,3bと二つの排気弁口5a,5bを並列状に開口し、この吸気弁口3a,3bに設けた吸気弁2a,2b同士を吸気弁側連桿9aで、排気弁口5a,5bに設けた排気弁4a,4b同士を排気弁側連桿9bで各々連携させる。
該吸気及び排気弁側連桿9a,9bは、各々その中央部をシリンダヘッド1に固定したガイドピン39により昇降自在に支持させると共に、この吸気及び排気弁側連桿9a,9bに対し、該クランク軸心xに対し並行方向に配置する単一のロッカーアーム軸7に支承させた吸気弁側ロッカーアーム6aと排気弁側ロッカーアーム6bとを各々動弁駆動可能に係合させる。
該吸気及び排気弁側ロッカーアーム6a,6bは、ロッカーアーム軸7を支点として、吸気弁側ロッカーアーム6aにおいて吸気弁側連桿9aに延出係合して動弁駆動させる長い側のアーム部sに対応してプッシュロッド受部Paまで延出させるアーム部uの長さと、排気弁側ロッカーアーム6bにおいて排気弁側連桿9bに延出係合して動弁駆動させる短い側のアーム部tに対応してプッシュロッド受部Pbまで延出させるアーム部vの長さとを、吸気及び排気弁側ロッカーアーム6a,6bのアーム比が同一となるよう設定させる。
前記動弁カム軸28の作用によりタペット27に連結するプッシュロッド27aを介して、吸気弁側ロッカーアーム6aのプッシュロッド受部Paと排気弁側ロッカーアーム6bのプッシュロッド受部Pbとを突き上げ、この突き上げ作用により吸気及び排気弁側連桿9a,9bを押し下げることにより、吸気弁2a,2b及び排気弁4a,4bを動弁駆動するよう構成している。7aは弁張圧用スプリングである。
以上の如く、該吸気弁側ロッカーアーム6aと排気弁側ロッカーアーム6bのアーム比を同一とすることにより、各吸気弁2a,2bと排気弁4a,4bの作動速度を同一とすることが可能となり、作動速度の違いによる吸排気の流動の乱れを抑制することができるから、吸気効率及び排気効率を高めることができる。
なお、アーム比が異なる場合の如く、該動弁カム軸28のリフト量を変える必要がないから加工が容易になると共に、リフト圧も均一化されるからカム軸28の摩耗により性能耐久面にバラツキを生じることがない。
また、前記直噴式多気筒4弁エンジンの頭上動弁装置において、図2(a),(b)に示す如く、該シリンダヘッド1に配置した二つの吸気弁口3a,3bの開口部に対し、弁柄部rを有する二つの吸気弁2a,2bを摺動により弁口を開閉可能に装填すると共に、この吸気弁2a,2bの弁柄部r上端部を、該ガイドピン39に昇降自在に支持させる吸気弁側連桿9aにより各々連携させ、この吸気弁側連桿9aの中央部を吸気弁側ロッカーアーム6aにより押し下げ構成させる。
該吸気弁口3a,3bにストレート状に吸気を行う吸気ポート10aと、ヘリカル状に吸気を行う吸気ポート10bとを、吸気の入口側を同じ横長形状としてシリンダヘッド1の吸気側上下位置に分離重接して配置すると共に、該シリンダヘッド1を締め付けるヘッドボルト11を一気筒当たり6本とし、そのうちの1本を吸気ポート10a,10bの内部に貫挿配置して構成させる。
このような構成により、該吸気弁口3a,3bの開口部に対し吸気ポート10a,10bによって吸気を行うことにより、吸気ポート10a,10bの幅広の入口から緩やかに流入した吸気は、各々該シリンダ8の円周方向に沿って送気縮流されるため、燃焼室8a内での空気と燃料の混合を促進させることができるから、特に、低速側での空気と燃料の混合が不十分となる状態が改善され、エンジン性能の向上を図ることができる。
なお、該ヘッドボルト11の1本を、該吸気ポート10a,10bの内部に貫挿配置させることにより、シリンダヘッド1をシリンダ8に6本のヘッドボルト11によって充分に締め付けることができると共に、吸気ポート10a,10bの吸気入口を幅広にしているためヘッドボルト11により吸気を阻害されることもない。
また、前記直噴式多気筒4弁エンジンの頭上動弁装置において、図3(a),(b)に示す如く、該シリンダヘッド1に配置した二つの吸気弁口3a,3bの開口部に対し、弁柄部rを有する二つの吸気弁2a,2bを摺動により弁口を開閉可能に設けたものにおいて、吸気弁口3bに対するヘリカル状の吸気ポート12bからの吸気によってシリンダ8内に発生するスワールが、吸気弁口3aに対するストレート状の吸気ポート12aからの吸気によって阻害されないよう、吸気ポート12aによる吸気弁口3aの吸気流入側に湾曲状態の吸気流入ガイドwを設けて構成させる。
このような構成により、ストレート状の吸気ポート12aによる吸気弁口3aの吸気流入側に湾曲状態の吸気流入ガイドw設けていることにより、この吸気流入ガイドwによる吸気弁口3aからの吸気の流れによって、ヘリカル状の吸気ポート12bによる吸気弁口3bからの吸気によって発生するシリンダ8内のスワール比の制御が可能となるから、シリンダ8内でのスワールが阻害されることなく旋回でき空気過流を安定させることができる。
また、前記直噴式多気筒4弁エンジンの頭上動弁装置において、図4に示す如く、該シリンダヘッド1におけるストレート状の吸気ポート12aによる吸気弁口3aの吸気流入側に、湾曲状態の吸気流入ガイドwを設けている後側周縁部分に対し、シリンダ8内に形成されるスワールの旋回方向に鑑み前側周縁部分の複数箇所に分散して山形の小さな切欠きyを設けて構成することにより、後側周縁部分の吸気流入ガイドwと前側周縁部分の複数箇所の切欠きyによって、シリンダ8内に形成されるスワールに乱れを生じさせ、このスワールの乱れにより空気と燃料との混合性能が向上し、燃焼性能を良好にすることができる。
また、前記直噴式多気筒4弁エンジンの頭上動弁装置において、図5(a),(b)に示す如く、該シリンダヘッド1に設けたストレート状の吸気ポート12aとヘリカル状の吸気ポート12bのうち、スワールの強いヘリカル状の吸気ポート12bにスワール制御用のサブポートpを設け、このサブポートpのマニホールドに配置した開閉弁fを開閉して、エンジン回転数及び負荷に応じたスワールの強さの制御を行わせることにより、簡単な機構によってエンジン回転数及び負荷に応じたスワール制御が可能となるため、最適な燃焼が行われると共に、特に、スモーク,NOx等の排ガス成分を低減することができる。
また、前記の如きストレート状の吸気ポート12aとは異なる吸気ポート40として、図6(a),(b)に示す如く、前記吸気弁2の弁柄部rを支持する弁支持部gをポート40の中心線から偏心させポート40の側壁hに滑らかに接続させることによりポート40を螺旋状に形成して、吸気の流れを阻害せずスワールを発生させながらシリンダ8へと導くことができるから、従来の、吸気弁2が吸気ポート12aの中心線に配置されているときの如く、吸気の流れを乱すことなく燃焼の改善を行うことができる。
また、前記直噴式多気筒4弁エンジンの頭上動弁装置において、該吸気弁2及び排気弁4系統の潤滑経路として、吸気弁2a,2bと排気弁4a,4bにおいて、図11に示す如く、該吸排気弁側ロッカーアーム6a,6bにロッカーアーム軸7から上方へ向け各々油孔jを設けると共に、該吸排気弁側連桿9a,9bの中央上部に、吸気弁2a,2bと排気弁4a,4bの各弁柄部r上端部に向け各々油を流す油孔kに連通する油溜めkを設けて構成させる。
このような構成により、該油孔jから流出した油は吸排気弁側ロッカーアーム6a,6bの上部を伝って吸排気弁側連桿9a,9bの油溜めkに流入し、この油溜めkから油孔kを経由して吸気弁2a,2bと排気弁4a,4bの各弁柄部r上端部への注油が可能となることにより、吸気弁2a,2bと排気弁4a,4bの各弁柄部r及び吸排気弁側ロッカーアーム6a,6bのパット面(吸排気弁側連桿9a,9bへの作用面)の摩耗を低減させることができる。
また、前記直噴式多気筒4弁エンジンの頭上動弁装置において、図12に示す如く、該シリンダヘッド1に装着するヘッドカバー15を吸排気弁側連桿9a,9bを覆う程度に低く形成して取付け、このヘッドカバー15を貫通させたシリンダ8の中央位置に、燃料噴射ポンプ25から送られる燃料を燃焼室8a内へ噴射する噴射ノズル31を配置すると共に、ヘッドカバー15の噴射ノズル31貫通位置にシール15aを設け、噴射ノズル31をヘッドカバー15の外側で支持するクランプ41を、シリンダヘッド1から上方に向け延出固設したクランプ固定台41aに固定して組付け構成させる。
このように構成することにより、該噴射ノズル31をシリンダヘッド1から脱着する際には、クランプ固定台41aからクランプ41を取り除いた後、ヘッドカバー15は組付けたままでシール15a部を介して噴射ノズル31を容易に取り外すことができるから、従来の如く、ヘッドカバー15を高く形成しているため、燃料配管や電気配線等をヘッドカバー15を貫通して接続するためシール箇所が複雑となり構成や仕様変更等を必要とすると共に、噴射ノズル31の取り外しにも大変手間が掛かるということがない。
また、前記ヘッドカバー15の如く噴射ノズル31の貫通位置にシール15aを設ける代わりに、図13に示す如く、ヘッドカバー15に、噴射ノズル31の貫通部分に沿うボス部15bをシリンダヘッド1の上面部まで設け、このボス部15bの下端部にもシリンダヘッド1とのシールを行うシール15cを取り付けることにより、噴射ノズル31をシリンダヘッド1から脱着する際には、クランプ固定台41aからクランプ41を取り除いた後、ヘッドカバー15は組付けたままでボス部15bを介して噴射ノズル31を容易に取り外すことができる。
また、前記ピストン22において、ピストン摺動面とシリンダ8内壁との潤滑は、従来では、冷却用のオイルジェット42やクランク軸20等により撥ね上げられた潤滑油の飛沫が、ピストン22の下方向より飛来することにより保たれていたが、高負荷になった場合、時として潤滑不良による焼き付きが発生するという不具合があった。
このため、図14(a),(b)に示す如く、該ピストン22の底面22aとピストン外周面とを連通する油孔22bを複数箇所に設けると共に、更に、この油孔22bとピストン外周面に適宜長さに亘って設けた油溝22cとを連通して構成することにより、オイルジェット42から噴射された潤滑油がピストン底面22aに当たり、油孔22bを通ってピストン外周面へと滲みだし油溝22cに溜められ、この油溝22cに溜められた潤滑油によりピストン外周面を良好に潤滑させることができる。
また、該ピストン22において、図15(a),(b)に示す如く、ピストン22の上面に設けられた燃焼室8aの上端部周縁の複数箇所にスリットmを配設して構成させることにより、圧縮行程時にスキッシュエリアn(図16参照)近傍にある空気は燃焼室8a内に追いやられるが、このとき、スキッシュエリアnにある空気はスリットmに誘導されスリットmに集中的にスキッシュ流が発生し、この発生したスキッシュ流が噴射ノズル31より噴射された燃料噴霧と衝突することによって、燃料の霧化が促進され燃焼が改善される。
その結果として、従来のスリットmがない場合の如く、スキッシュ流が一様に燃焼室8a中心に向かって流れるため、燃料の霧化が不十分となりNOx,SOOT等の排出量が増加し、燃料消費率も悪化するということがなく、NOx,SOOT等の有害な排気ガス成分が低減され、燃料消費率も改善される。
また、前記燃料噴射ポンプ25は、図17に示す如く、該ポンプ25を駆動する燃料カム軸43の一端にガバナウェイト44が回動し、その遠心力によってスライドピース45を介してガバナレバー46に伝達され、このレバー46が受けるガバナウェイト44の遠心力とスロットルアーム47とを、ガバナスプリング48を介して釣合いさせ、エンジン13の定格点出力をセットするフルロードボルト49により該レバー46のストロークを規制することにより、エンジン回転数及び負荷の制御を行わせる。
このような燃料噴射ポンプ25のガバナ装置において、従来では、出力をアップさせるためにエンジン回転数を上げようとすると、この状態のガバナ制御力に相当するスプリングの設定が必要であり、強いスプリングにすればこのスプリング定数の影響で速度変動率が増大してしまうという難点が生じていた。
この難点を改善するため、エンジン13の高速運転時に速度変動率を低減させるべく、電磁ソレノイド50をガバナレバー46に連結してガバナ制御力を増大させるアシスト構成とすることにより、定格運転時にフルロードボルト49とガバナレバー46の接触が離れる状態を検出して、該レバー46に連結している電磁ソレノイド50の作用により、該レバー46を噴射量減の方向へ作動させて速度変動率を低減させることにより、エンジン13の無負荷最高回転数を抑えられ騒音低減に効果がある。
また、前記燃料噴射ポンプ25において、図18(a)に示す如く、スロットルアーム47を連結するラックピン51を制動用スプリング52で下向きに引っ張ることにより、ラックピン51が該ポンプ25のボデーとの間に生じる摩擦抵抗で該ピン51の作動が適度に抑えられ、ガバナレバー46のハンチングを抑制できると共に、急激なガバナ作用時においても制動用スプリング52により該ピン51の作動が適度に抑えられ、急激な燃料噴射量の増加を抑制して黒煙の発生を低減させることができる。
このように、該燃料噴射ポンプ25のガバナ装置において制動用スプリング52を用いているものでは、エンジン13の停止後における摺動抵抗が大きくラックピン51がスタートスプリング53の作用だけでは燃料減側に戻り難く、始動不良が発生するため、この始動不良の改善を行うべく、図18(b)に示す如く、電磁ソレノイド54の作用軸端の磁石54aでラック55を引き付け、該ソレノイド54に設けたストッパ54bにより磁石54aとラック55を切り離すよう構成することにより、ラック55がフリー状態となるから、エンジン13停止後、ラック55を元の位置に戻すことができ、始動不良が発生しない。
また、図19(a),(b)に示す如く、前記ターボチャージャー35の従動ファン38と燃焼室8aに連通する吸気マニホールド29との間に、その内周面に適宜高さの複数条の螺旋状突起dを配置して設けた吸気中間パイプ56を接続して構成させる。
このような構成により、該従動ファン38から送風される空気を吸気中間パイプ56の内周面に配置した複数条の螺旋状突起dにより渦流状とし素速く吸気マニホールド29側へ送気することが可能となり、空気の流れを誘導する手段によるエンジン性能を、従来の如く、エンジン13の脈動を抑制するためのサージタンクを有するものと同等の性能を確保することができるから、サージタンクによるコスト高,形状が大きい,重量が重い等の難点を改善できると共に、配管等の配策が容易となった。
なお、該複数条の螺旋状突起dは吸気中間パイプ56の入口となる一部の部分に設けるようにしてもよい。
また、前記吸気中間パイプ56を、図20(a),(b)に示す如く、蓄圧用パイプ56aと吸気用パイプ56bとに分割接続させ、ターボチャージャー35側に蓄圧用パイプ56aを、吸気マニホールド29側に吸気用パイプ56bを各々接続して構成させることにより、ターボチャージャー35によって送られる空気を蓄圧用パイプ56aによって蓄圧すると共に、この蓄圧された空気を、入口側を小径に絞ってラッパ状に形成した吸気用パイプ56bの送気により、空気の流速を速くしてサージタンクを有するものと同等の性能を確保することができるから、空気の流れを改善して性能の向上を図ることができる。
また、図21(a),(b)に示す如く、該吸気中間パイプ56の吸気用パイプ56b側を適宜の形状(球状)とし自由度を持たせた構成とすることにより、空気の流速を速くしてサージタンクを有するものと同等の性能を確保することができると共に、該吸気用パイプ56bを吸気マニホールド29の前側部又は中間部に自由度を持たせて接続させることにより、ターボチャージャー35より送風するターボ機能を多気筒に同等に分配することができるから、ターボ特性を充分に活かすことができる。
また、図22に示す如く、エンジン13内部で発生したブローバイガスを、エンジン13外部に配設したブローバイガス処理装置57へ配管57aにより送り、該ガス処理装置57によってガスと油とに分離処理を行い、この分離処理されたガスを配管57bによりターボチャージャー35へ送ると共に、油のみを配管57cにより前記オイルパン16へ還元するよう構成させる。
このような構成において、該ブローバイガス処理装置57からオイルパン16へ油を戻す配管57cに逆止弁58及びタンク59を設けて、オイルパン16から該ガス処理装置57へのガス及び油の逆流を防止することにより、従来発生していた、前記ヘッドカバー15内が比較的低圧であるため油及びガスが油戻し配管57cより逆流し、最悪の場合は油が吸気に吸入されてしまうという弊害を防止することができるから、オイルパン16と該ガス処理装置57の圧力バランス用の配管57dが不要となり、配管が簡略化できると共に、省スペース,コスト低減につながるものである。
また、前記ターボチャージャー35の潤滑を行った潤滑油をクランクケース21へ返還する際の油戻り経路は、ターボチャージャー35から配管21aによってクランクケース21へ返還するようにしているが(前記図8参照)、この配管21aのクランクケース21への接続部60を、図23(a)に示す如く、配管21aの接続端部を配管口金60aによる一体形成としてクランクケース21へ圧入させる構成とする。
このような構成とすることにより、該ターボチャージャー35の潤滑を行った潤滑油をクランクケース21へ返還する際の配管21aを、図23(b)に示す如き、従来の、銅パッキン60bを両面に挟んでアイボルト60cにて配管口金60dを締め付けるという複雑なものから、配管口金60aの一体形成により圧入させることにより、配策組付けを容易化できると共に、部品点数の削減によるコスト低減を図ることができる。
また、図24(a)に示す如く、従来では、燃料タンク61から、油と水を比重の違いにより分離する油水分離器62a,水抜きドレン62b,空気抜きポンプ62c,空気抜きボルト62dを装備した燃料フィルター62を配管63にて経由し、更に、多気筒エンジンの各気筒に1本のプランジャーが回転して燃料を分配供給する分配型噴射ポンプ64へ配管65により接続すると共に、該噴射ポンプ64から燃料リターン配管66により燃料タンク61へ接続して構成させている。
このような構成の燃料供給装置において、エンジン13が燃料切れでガス欠となったときは、まず、燃料タンク61に燃料を注入し、燃料フィルター62の空気抜きボルト62dを弛めて空気抜きポンプ62cにより該フィルター62を燃料で満たした後、空気抜きボルト62dを締めて空気抜きポンプ62cを更に押して該噴射ポンプ64内を燃料で満たすことにより、該リターン配管66内も空気抜きができ、初めて再始動が可能となる。
しかし、以上の如き、エンジン13のガス欠時の再始動では大変な手間と労力を必要とするため、これらの手間と労力を省力化する手段として、図24(b)に示す如く、該燃料フィルター62と分配型噴射ポンプ64とを接続する配管65に逆止弁67を設置することにより、ガス欠の際に、該噴射ポンプ64内の燃料は燃料タンク61へ戻らないで残るため、ガス欠後に燃料を補給し、空気抜きポンプ62cで空気抜きを行えば再始動が可能となり、該リターン配管66側の空気抜きはエンジン始動後、該噴射ポンプ64により完了させることができ、ガス欠後の再始動の作業が容易となる。
また、作業車等におけるエンジン13の始動を行う際の補助システムとして、座席のシートに圧力を検出する圧力スイッチ等を設け、ドライバーが着座したことを検出したときは、前記グロープラグ32へ通電するよう構成させるものにおいて、このグロープラグ32への通電を行う際の条件として、クラッチやブレーキ等による始動操作の検出装置、外気温やエンジン水温等による雰囲気温度の検出装置、通電の時間やサイクル等による安全上の装置、その他誤作動を防止するために必要な装置等々を組合わせて用いることにより、寒期や寒冷地等でのエンジン13の始動を、安全に且つ速やかに行わせることができる。
トラクタやコンバイン及び運搬車両等を始め一般車両にも利用可能である。
吸気2弁と排気2弁のロッカーアームのアーム比が同一状態を示す平面図。 (a)二つの吸気ポートを上下位置に分離し重接して配置した状態を示す平面図。 (b)二つの吸気ポートを上下位置に分離し重接して配置した状態を示す側面図。 (a)片側吸気ポートの吸気流入側に吸気流入ガイドを設けた状態を示す平面図。 (b)片側吸気ポートの吸気流入側に吸気流入ガイドを設けた状態を示す平面図。 吸気ポートの吸気流入ガイドに相対して切欠きを設けた状態を示す平面図。 (a)片側吸気ポートにスワール制御用のサブポートを設けた状態を示す平面図。 (b)片側吸気ポートにスワール制御用のサブポートを設けた状態を示す側面図。 (a)吸気弁の弁支持部を吸気ポートの中心線から偏心させた状態を示す平面図。 (b)吸気弁の弁支持部を吸気ポートの中心線から偏心させた状態を示す側面図。 多気筒形態におけるエンジンの全体構成を示す側断面図。 多気筒形態におけるエンジンの全体構成を示す正面図。 多気筒形態におけるエンジンの全体構成を示す側面図。 多気筒形態におけるエンジンの全体構成を示す背面図。 吸排気4弁のロッカーアーム及び弁柄部の潤滑を行う状態を示す側面図。 噴射ノズルの取付け部に対するヘッドカバーの組付け状態を示す側面図。 噴射ノズルの取付け部に対するヘッドカバーの組付け状態を示す側面図。 (a)ピストン外周面の潤滑を行うため油孔と油溝を設けた状態を示す側面図。 (b)ピストン外周面の潤滑を行うため油孔と油溝を設けた状態を示す側面図。 (a)ピストン上面の燃焼室の上端周縁にスリットを設けた状態を示す平面図。 (b)ピストン上面の燃焼室の上端周縁にスリットを設けた状態を示す側面図。 ピストン上面のスキッシュエリアにおけるスリットの状態を示す平面図。 燃料噴射ポンプのガバナに電磁ソレノイドを連結した状態を示す側面図。 (a)燃料噴射ポンプのラックピンにスプリングを取付けた状態を示す側面図。 (b)燃料噴射ポンプのラックと電磁ソレノイドの磁石との作用を示す側面図。 (a)ターボにおける吸気中間パイプの内面に突起を設けた状態を示す側面図。 (b)ターボにおける吸気中間パイプの内面に突起を設けた状態を示す平面図。 (a)ターボの吸気中間パイプの分割片側をラッパ状とした状態を示す側面図。 (b)ターボの吸気中間パイプの分割片側をラッパ状とした状態を示す平面図。 (a)ターボの吸気中間パイプの分割片側を自由形状とした状態を示す側面図。 (b)ターボの吸気中間パイプの分割片側を自由形状とした状態を示す平面図。 ブローバイガスの油戻し配管に逆止弁とタンクの配設状態を示す側面図。 (a)ターボの潤滑油を戻す油戻し配管口金を一体形成した状態を示す側面図。 (b)銅パッキンとアイボルトで形成した従来の油戻し配管口金を示す側面図。 (a)燃料タンクから燃料フィルターを経て噴射ポンプに接続するブロック図。 (b)燃料フィルターと噴射ポンプの間に逆止弁を設けて接続したブロック図。
符号の説明
1. シリンダヘッド
2a,2b. 吸気弁
3a,3b. 吸気弁口
4a,4b. 排気弁
5a.5b. 排気弁口
6a. 吸気弁側ロッカーアーム
6b. 排気弁側ロッカーアーム
7. ロッカーアーム軸
8. シリンダ
9a. 吸気弁側連桿
9b. 排気弁側連桿
10a,10b.吸気ポート
11. ヘッドボルト
12a,12b.吸気ポート
x. クランク軸心
s. 長い側のアーム部
t. 短い側のアーム部
u. 延出させるアーム部
v. 延出させるアーム部
w. 吸気流入ガイド

Claims (4)

  1. シリンダヘッド(1)に、吸気弁(2)を設けた吸気弁口(3)と、排気弁(4)を設けた排気弁口(5)とを開口すると共に、吸気弁(2)と排気弁(4)とに各々動弁駆動可能に係合させる吸気弁側ロッカーアーム(6a)と排気弁側ロッカーアーム(6b)をロッカーアーム軸(7)に支承するエンジンにおいて、該吸気及び排気弁側ロッカーアーム(6a),(6b)のアーム比が同一となるよう設定したことを特徴とする頭上動弁装置。
  2. シリンダヘッド(1)に設けた四弁を、クランク軸心(x)に対する傾斜位置にシリンダ(8)の内周縁に沿う状態で、各々吸気弁(2a),(2b)を設けた二つの吸気弁口(3a),(3b)と、排気弁(4a),(4b)を設けた二つの排気弁口(5a),(5b)とを並列状に開口すると共に、各吸気弁(2a),(2b)を吸気弁側連桿(9a)で、各排気弁(4a),(4b)を排気弁側連桿(9b)で連携させ、この吸気及び排気弁側連桿(9a),(9b)に各々動弁駆動可能に係合させる吸気弁側ロッカーアーム(6a)と排気弁側ロッカーアーム(6b)を、該クランク軸心(x)に対し並行方向のロッカーアーム軸(7)に支承する直噴式多気筒エンジンにおいて、このロッカーアーム軸(7)を支点として、該吸気弁側ロッカーアーム(6a)における吸気弁側連桿(9a)に延出係合して動弁作用させる長い側のアーム部(s)に対応してプッシュロッド受部(Pa)まで延出させるアーム部(u)の長さと、該排気弁側ロッカーアーム(6b)における排気弁側連桿(9b)に延出係合して動弁作用させる短い側のアーム部(t)に対応してプッシュロッド受部(Pb)まで延出させるアーム部(v)の長さとを、該吸気及び排気弁側ロッカーアーム(6a),(6b)のアーム比が同一となるよう設定したことを特徴とする頭上動弁装置。
  3. 前記直噴式多気筒エンジンにおいて、二つの吸気弁口(3a),(3b)の開口部に対し、各々吸気を行う入口を横長形状とした吸気ポート(10a),(10b)をシリンダヘッド(1)の吸気側の上下位置に分離重接して配置すると共に、該シリンダヘッド(1)を締め付けるヘッドボルト(11)を一気筒当たり6本とし、そのうちの1本を該吸気ポート(10a),(10b)の内部に貫挿配置したことを特徴とする請求項2記載の頭上動弁装置。
  4. 前記直噴式多気筒エンジンにおいて、二つの吸気弁口(3a),(3b)の開口部のうち、ヘリカル状の吸気ポート(12b)による吸気弁口(3b)からの吸気によってシリンダ(8)内に発生するスワールが、ストレート状の吸気ポート(12a)による吸気弁口(3a)からの吸気によって阻害されないよう、吸気弁口(3a)開口部の吸気流入側に湾曲状態の吸気流入ガイド(w)を設けたことを特徴とする請求項2記載の頭上動弁装置。
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