JP2006207165A - 湯水混合栓の取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ソケットをなくすことにより、部品点数を減らし、かつ、止水のためのシールも簡単に行える湯水混合栓の取付構造を提供する。
【解決手段】給湯連結管11及び給水管12には、フランジ部11a(12a)を設けた接続端部を形成して、そのフランジ部11a(12a)を袋ナット1のフランジ挿嵌孔1bに遊嵌する一方、給湯管31及び給水管32には、ネジ部31a(32a)を設けた接続端部を形成して、そのネジ部31a(32a)を袋ナット1のネジ溝1aに螺挿させた構造とし、袋ナット1のフランジ挿嵌孔1bは、フランジ部11a(12a)を設けた接続端部の外径よりも大きく、かつフランジ部11a(12a)の外径よりも小さい開口を有するとともに、ネジ溝1aは、フランジ部11a(12a)よりも十分に大きい内口径を有した構造にしている。
【選択図】図1
【解決手段】給湯連結管11及び給水管12には、フランジ部11a(12a)を設けた接続端部を形成して、そのフランジ部11a(12a)を袋ナット1のフランジ挿嵌孔1bに遊嵌する一方、給湯管31及び給水管32には、ネジ部31a(32a)を設けた接続端部を形成して、そのネジ部31a(32a)を袋ナット1のネジ溝1aに螺挿させた構造とし、袋ナット1のフランジ挿嵌孔1bは、フランジ部11a(12a)を設けた接続端部の外径よりも大きく、かつフランジ部11a(12a)の外径よりも小さい開口を有するとともに、ネジ溝1aは、フランジ部11a(12a)よりも十分に大きい内口径を有した構造にしている。
【選択図】図1
Description
本発明は、湯水混合栓の取付構造の改良に関する。
従来、浴室、台所等に設置される、湯と水を混合して適温の混合水を供給する湯水混合栓として、種々の形態のものが存在するが、壁面より突設された給湯管と給水管とを混合栓本体に接続し、混合栓本体内で湯と水とを混合して適当な温度にした後に吐水管より吐水する形態のものがよく使用されている。
図4は、従来の湯水混合栓の本体外観および概略取付構造の一例を示した模式図である。(a)は側面図、(b)は正面図を示している。
この湯水混合栓は、壁Wより室内側に突設された給水管111、給湯管112を、混合栓本体100の給水連結管101、給湯連結管102に接続し、混合栓本体100の前面中央部からは吐水管103が突設されている。混合栓本体100の左、右には、水量調節、温度調節などが可能な操作つまみ104、104が設けられている。
なお、121、122は、壁Wの貫通孔(不図示)に挿通させた給水管111、給湯管112を固定し、かつその貫通孔を塞ぐための固定金具であり、105は、給水連結管101、給湯連結管102と、給水管101、給湯管102とを接続するための袋ナットである。
この湯水混合栓は、壁Wより室内側に突設された給水管111、給湯管112を、混合栓本体100の給水連結管101、給湯連結管102に接続し、混合栓本体100の前面中央部からは吐水管103が突設されている。混合栓本体100の左、右には、水量調節、温度調節などが可能な操作つまみ104、104が設けられている。
なお、121、122は、壁Wの貫通孔(不図示)に挿通させた給水管111、給湯管112を固定し、かつその貫通孔を塞ぐための固定金具であり、105は、給水連結管101、給湯連結管102と、給水管101、給湯管102とを接続するための袋ナットである。
給水管111、給湯管112は、図4(b)に示されるように正面から見た場合には、混合栓本体100に対して斜めに立ち上がっている、ソケットと呼ばれる連結管113、114によって、給水連結管101、給湯連結管102に接続される。
このソケット113、114は、ソケットの壁側の接続端に設けたネジ部(不図示)に止水用のシールテープを巻き付け、固定金具121、122にねじ込んで取り付けられる。そして、ソケット113、114の混合栓側の接続端に取り付けた袋ナット105、105と、湯水混合栓の給水連結管101、給湯連結管102とをネジ止着して混合栓本体100を固定する。
このソケット113、114は、ソケットの壁側の接続端に設けたネジ部(不図示)に止水用のシールテープを巻き付け、固定金具121、122にねじ込んで取り付けられる。そして、ソケット113、114の混合栓側の接続端に取り付けた袋ナット105、105と、湯水混合栓の給水連結管101、給湯連結管102とをネジ止着して混合栓本体100を固定する。
このようなソケット113、114を混合栓本体100までの配管として用いるのは、混合栓本体100の水平調整を行うためである。すなわち、給水管111、給湯管112と混合栓本体100との間にソケット113、114を介在させて、混合栓本体100との接続角度を調整することにより、混合栓本体100の水平調整を行っている。
水平調整は、ねじ込んだソケット113、114のいずれか、または両方を順、逆に回転させることによって行われる。
水平調整は、ねじ込んだソケット113、114のいずれか、または両方を順、逆に回転させることによって行われる。
この種のソケットは湯水混合栓の接続配管として多く利用されており、たとえば次の特許文献には、ソケットを利用した湯水混合栓が記載されている。
特開平6−201069号公報
このように、ソケットを利用すれば混合栓本体の水平調整は容易に行えるが、水平調整時にソケットの順、逆回転を何度も繰り返してしまうと、巻き付けたシールテープが損傷してしまい、止水が十分に効かなくなることがあり、その場合には、再度シールテープを巻き付けてやり直さなければならない。
また、図4(a)の側面図からもわかるように、このようなソケット113、114を介在させると、混合栓全体100が前面に必要以上に突出してしまい、混合栓周辺空間が狭くなってしまう。さらに、混合栓とその取付構造が複雑であるため、美観も悪くなっている。
また、図4(a)の側面図からもわかるように、このようなソケット113、114を介在させると、混合栓全体100が前面に必要以上に突出してしまい、混合栓周辺空間が狭くなってしまう。さらに、混合栓とその取付構造が複雑であるため、美観も悪くなっている。
本発明は、このような問題を解決すべく提案されたもので、その目的は、ソケットをなくすことにより、混合栓とその取付構造を簡単にし、部品点数を減らし、かつ、止水のためのシールも簡単に行える湯水混合栓の取付構造を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために2つの発明を提案している。
第1、第2の本発明である請求項1、2に記載の湯水混合栓の取付構造は、湯水混合栓側に形成した給湯連結管、給水連結管を、ネジ溝とフランジ挿嵌孔とを有した袋ナットを用いて、給湯管、給水管に接続するようにした混合栓の取付構造であって、次の構造を有している。
すなわち、第1の本発明である請求項1では、湯水混合栓側の給湯連結管及び給水連結管には、フランジ部を設けた接続端部を形成して、そのフランジ部を袋ナットのフランジ挿嵌孔に遊嵌する一方、給湯管及び給水管には、ネジ部を設けた接続端部を形成して、そのネジ部を袋ナットのネジ溝に螺挿させる構造とし、袋ナットのフランジ挿嵌孔は、フランジ部を設けた接続端部の外径よりも大きく、かつフランジ部の外径よりも小さい開口を有するとともに、ネジ溝は、フランジ部よりも十分に大きい内口径を有した構造にしている。
また、第2の本発明である請求項2では、給湯管及び給水管には、フランジ部を設けた接続端部を形成して、そのフランジ部を袋ナットのフランジ挿嵌孔に遊嵌する一方、給湯連結管及び給水連結管には、ネジ部を設けた接続端部を形成して、そのネジ部を袋ナットのネジ溝に螺挿させる構造とし、袋ナットのフランジ挿嵌孔は、フランジ部を設けた接続端部の外径よりも大きく、かつフランジ部の外径よりも小さい開口を有するとともに、ネジ溝は、フランジ部よりも十分に大きい内口径を有した構造にしている。
請求項3では、袋ナットは、フランジ挿嵌孔に遊嵌された接続端部のフランジ部と、フランジ挿嵌孔の上記開口との間に、シール部材が介装されるようにしている。
請求項4では、シール部材は、接続端部のフランジ部の外周縁に固着されていることを特徴とする。
請求項5では、シール部材は、フランジ挿嵌孔の内周縁に固着されていることを特徴とする。
請求項1〜5の湯水混合栓の取付構造は、給湯連結管及び給水連結管と、給湯管及び給水管とのいずれか一方には、フランジ部を設けた接続端部を形成して、そのフランジ部を袋ナットのフランジ挿嵌孔に遊嵌する一方、他方には、ネジ部を設けた接続端部を形成して、そのネジ部を袋ナットのネジ溝に螺挿させた構造とし、特に、袋ナットのフランジ挿嵌孔は、フランジ部を設けた接続端部の外径よりも大きく、かつフランジ部の外径よりも小さい開口を有するとともに、ネジ溝は、フランジ部よりも十分に大きい内口径を有した構造にしているため、このような径差を利用した隙間の範囲で、袋ナットのフランジ挿嵌孔に遊嵌した管を任意の方向にずらしながら取付位置を調整することができる。
すなわち、請求項1の本発明では、従来のソケットを使用する必要はなく、給水連結管、給湯連結管のいずれかの、袋ナットに対する取付位置を、袋ナットの開口の中心より左右上下など任意の方向にずらすことによって、湯水混合栓の水平度の誤差調整を行うことができる。また請求項2では、給水管、給湯管のいずれかの取付位置を袋ナットの開口の中心より同様にずらすことによって、湯水混合栓の水平度の誤差調整を行うことができる。
また、ソケットを使用しないため、混合栓とその取付構造が簡単になり、周辺空間が広がり、かつ部品点数も減らすことができる。また、それらにともない美観もよくなる。
また、ソケットを使用しないため、混合栓とその取付構造が簡単になり、周辺空間が広がり、かつ部品点数も減らすことができる。また、それらにともない美観もよくなる。
請求項3では、袋ナットは、フランジ挿嵌孔に遊嵌された接続端部のフランジ部と、フランジ挿嵌孔の開口との間にシール部材が介装されるようにしているので、止水も確実に行える。また、フランジ挿嵌孔にはネジ部が形成されていないため、遊嵌した管との間で接続位置の調整を繰り返し行ってもシール部材が磨耗したり、損傷させることもない。
請求項4では、シール部材が接続端部のフランジ部の外周縁に固着されているため、また、請求項5では、シール部材がフランジ挿嵌孔の内周縁に固着されているため、施工がきわめて簡単である。
以下に、本発明の実施形態について、添付図面とともに説明する。
図1は、第1の本発明の湯水混合栓取付構造の一例を示した説明図である。(a)は要部を断面とした取付時の側面図、(b)は袋ナットの断面図である。なお、(a)は左側面を示しているため、給水管側のみを図示しており、図面、明細書においては、給湯管側をカッコ書きで示している。また、(b)の左図は縦断面図、右図はX−X横断面である。
湯水混合栓10は、図に見るように、給水管31(給湯管32)に対して、袋ナット1を介して取り付けられる。なお、給水管31(給湯管32)は、一対の固定金具33によって壁Wの貫通孔Whに固定されて、室外から室内へと施設される。
給水管31(給湯管32)の接続端部には、ネジ部31a(32a)が形成されている一方、湯水混合栓10の給水連結管11(給湯連結管12)の接続端部には、フランジ部11a(12a)が形成されている。また、袋ナット1は、給水管31(給湯管32)側にネジ溝1aを形成し、給水連結管11(給湯連結管12)側にフランジ挿嵌孔1bを形成し、シール部材3を内装している(部分断面参照)。
このような構造によって、袋ナット1のフランジ挿嵌孔1bに給水連結管11(給湯連結管12)を遊嵌させた状態で、止水用にシールテープ(不図示)を巻き付けた給水管31(給湯管32)のネジ部31a(32a)を、袋ナット1のネジ溝1aに螺挿させて、湯水混合栓10を接続し取り付けることができる。
すなわち、給水管31(給湯管32)のネジ部31a(32a)を袋ナット1に螺挿することにより、給水連結管11(給湯連結管12)のフランジ部11a(12a)は、給水連結管11(給湯連結管12)の端部により押圧され、遊嵌状態のまま袋ナット1に固定され、湯水混合栓10は壁W側に固定される。
すなわち、給水管31(給湯管32)のネジ部31a(32a)を袋ナット1に螺挿することにより、給水連結管11(給湯連結管12)のフランジ部11a(12a)は、給水連結管11(給湯連結管12)の端部により押圧され、遊嵌状態のまま袋ナット1に固定され、湯水混合栓10は壁W側に固定される。
なお、図1において、Aは水栓固定ユニットであり、31(32)は、室外に施設された給水管(給湯管)(不図示)に連結される、ネジ部を設けた接続短管として示している。また、このユニットAは、接続短管31(32)と、左右一対の固定金具33とを備えている。この水栓固定ユニットAを使用すれば、湯水混合栓10の取付作業をより簡易に行うことができる。
次に、湯水混合栓10の水平調整について説明する。
給水管31と給湯管32とは、床面に対して略平行に突設しているが、これに対して湯水混合栓10は、適切な湯水混合を実施するため、完全に水平保持して設置しなければならない。
そのため本発明では、湯水混合栓10の水平調整を、給水連結管11、給湯連結管12と、袋ナット1、1のフランジ挿嵌孔1b、1bとの接続位置調整により行えるようにしている。
給水管31と給湯管32とは、床面に対して略平行に突設しているが、これに対して湯水混合栓10は、適切な湯水混合を実施するため、完全に水平保持して設置しなければならない。
そのため本発明では、湯水混合栓10の水平調整を、給水連結管11、給湯連結管12と、袋ナット1、1のフランジ挿嵌孔1b、1bとの接続位置調整により行えるようにしている。
図1(b)には、管の接続端部の接続位置調整が説明されている。なお、この図では、給水連結管11を調整する場合を示している。
この図において、関連各部の径について着目すると、r1はフランジ部11aを設けた給水連結管11の接続端部の外径、r2はフランジ挿嵌孔1bの口径、r3はフランジ部11aの外径、r4は袋ナット1の内口径(ネジ溝径)であり、これらの径は次の大小関係が成り立っている。
すなわち、袋ナット1のフランジ挿嵌孔1bの口径r2は、フランジ部11aを設けた接続端部の外径r1よりも大きく、かつフランジ部11aの外径r3よりも小さく(r1<r2<r3の関係)、さらに
袋ナット1の内口径r4は、フランジ部11aの外径r3よりも十分に大きい(r3<r4)。
すなわち、袋ナット1のフランジ挿嵌孔1bの口径r2は、フランジ部11aを設けた接続端部の外径r1よりも大きく、かつフランジ部11aの外径r3よりも小さく(r1<r2<r3の関係)、さらに
袋ナット1の内口径r4は、フランジ部11aの外径r3よりも十分に大きい(r3<r4)。
したがって、このような径の大小関係があれば、接続端部の外径r1とフランジ挿嵌孔1bの口径r2との差(r2−r1)と、フランジ部11aの外径r3と袋ナットの内口径r4との差(r4−r3)のいずれか小さい差分を限度として、管を上下、左右等にずらすことができる。
すなわち、フランジ挿嵌孔1bに遊嵌した管は、接続端部の外径r1とフランジ挿嵌孔1bの開口部との間に形成される隙間と、フランジ部11aの外径r3とネジ溝r4の内径との間に形成される隙間とのうち、いずれか小さい方の隙間によって移動量は規制されるが、その規制された側の隙間の範囲では自由に移動することができる。
すなわち、フランジ挿嵌孔1bに遊嵌した管は、接続端部の外径r1とフランジ挿嵌孔1bの開口部との間に形成される隙間と、フランジ部11aの外径r3とネジ溝r4の内径との間に形成される隙間とのうち、いずれか小さい方の隙間によって移動量は規制されるが、その規制された側の隙間の範囲では自由に移動することができる。
したがって、給水連結管11、給湯連結管12のいずれかの、袋ナット1、1に対する接続位置を開口1bの中心よりずらすことによって、湯水混合栓1の水平度の誤差調整を行うことができる。つまり、湯水混合栓10を水平に保持した状態で、袋ナット1のネジ溝1aに給水管31及び給湯管32のネジ部31a、32aを螺挿すれば、湯水混合栓1は水平を保持した状態で壁Wに取付固着されるが、そのように水平に固着された結果、給水連結管11、給湯連結管12のいずれか、または両方は、フランジ挿嵌孔1bの中心からずれた位置で結合された状態となる。
また、フランジ部11a(12a)とフランジ挿嵌孔1bとの間にはゴムパッキン等のシール部材3が介装されており、これにより給水連結管11(給湯連結管12)側の止水を図っている。
このシール部材3は、調整を繰り返し行っても磨耗したり、損傷することはほとんどない。つまり、位置調整を行う給水連結管11(給湯連結管12)側はネジ着する構造ではないため、フランジ挿嵌孔1bに介装されたシール部材3は、給水連結管11(給湯連結管12)の接続位置調整を行っても傷つけられることはない。
なお図1(b)では、給水連結管11を上方にずらした場合を示しており、c1は袋ナットの中心線、c2は給水連結管11の中心線を示している。
このような取付構造によれば、ソケットを使用することなく湯水混合栓10の水平調整を容易に行うことができるとともに、ソケットを使用しないため、混合栓とその取付構造が簡単になり、かつ部品点数を減らすことができる。また、それらにともない外観もシンプルになり、美観もよくなる。
次に、袋ナットに使用されるシール部材について説明する。
図2は、シール部材の固着位置の他の態様を示した断面図である。(a)はリング状のシール部材3Aがフランジ部11aの外周縁に嵌着されて固着されたもの、(b)はリング状のシール部材3Bがフランジ挿嵌孔1bの内周縁に嵌着されて固着されたものを示している。
図2は、シール部材の固着位置の他の態様を示した断面図である。(a)はリング状のシール部材3Aがフランジ部11aの外周縁に嵌着されて固着されたもの、(b)はリング状のシール部材3Bがフランジ挿嵌孔1bの内周縁に嵌着されて固着されたものを示している。
このような構成によれば、あらかじめシール部材3が管のフランジ部11a(12a)あるいは袋ナット1のいずれかに装着されているため、シール部材3を隙間に装着させる作業の必要もなく、フランジ部11a(12a)を図のように袋ナット1に遊嵌させるだけで、フランジ部2とフランジ挿嵌孔1bの開口との間にシール部材3を確実に介装させることができる。
図3は、第2の本発明の湯水混合栓取付構造の他例を示した説明図であり、取付時の要部の断面を示した側面図である。
この態様では、湯水混合栓10は、壁Wに固定金具33によって取り付けた給水管31(給湯管32)に対して、袋ナット1を介して取り付けられる。実施例1と同様、給湯管側はカッコ書きで示している。
この態様では、湯水混合栓10は、壁Wに固定金具33によって取り付けた給水管31(給湯管32)に対して、袋ナット1を介して取り付けられる。実施例1と同様、給湯管側はカッコ書きで示している。
給水管31(給湯管32)の接続端部にはフランジ部31b(32b)が形成され、湯水混合栓10の給水連結管11(給湯連結管12)の接続端部にはネジ部11b(12b)が形成されている。また、袋ナット1は、前述した第1の発明と同様に、一方にフランジ挿嵌孔1bを形成し、他方にはネジ溝1aを形成している(部分断面参照)。
このような構造によって、袋ナット1のフランジ挿嵌孔1bに給水管31(給湯管32)を遊嵌させた状態で、止水用にシールテープ(不図示)を巻き付けた給水連結管11(給湯連結管1)のネジ部11b(12b)を、袋ナット1のネジ溝1aに螺挿させて、湯水混合栓10を接続し取り付けることができる。
すなわち、ネジ部11b(12b)を袋ナット2に螺挿することにより、給水管31(給湯管32)のフランジ部31b(32b)はネジにより押圧され、湯水混合栓10は壁W側に固着される。
すなわち、ネジ部11b(12b)を袋ナット2に螺挿することにより、給水管31(給湯管32)のフランジ部31b(32b)はネジにより押圧され、湯水混合栓10は壁W側に固着される。
なお、図3において、31(32)は、室外に施設された給水管(給湯管)(不図示)に連結される、室外側端にネジ部31c(32c)を設け室内側端にフランジ部31b(32b)を設けた接続短管として示している。また、この接続短管31(32)と、一対の固定金具33とにより水栓固定ユニットBを構成している。このような水栓固定ユニットBを使用すれば、湯水混合栓10の取付作業をより簡易に行うことができる。
本実施例は、実施例1とは逆に、連結管11(12)側にネジ部11a(12b)を、給水管31(給湯管32)側にフランジ部31a(31b)を設けたものであるが、フランジ挿嵌孔1bへの接続位置の調整は実施例1と同様であるため、その詳細内容については記述を省略する。
10 湯水混合栓
11 給水連結管
12 給湯連結管
11a、12a フランジ部
11b、12b ネジ部
1 袋ナット
1a ネジ溝
1b フランジ挿嵌孔
3、3A、3B シール部材
31 給水管
32 給湯管
33 固定金具
31a、32a ネジ部
31b、32b フランジ部
r1 給水連結管の外径
r2 袋ナットのフランジ挿嵌孔の口径
r3 フランジ部の外径
r4 袋ナット(ネジ溝)の内口径
11 給水連結管
12 給湯連結管
11a、12a フランジ部
11b、12b ネジ部
1 袋ナット
1a ネジ溝
1b フランジ挿嵌孔
3、3A、3B シール部材
31 給水管
32 給湯管
33 固定金具
31a、32a ネジ部
31b、32b フランジ部
r1 給水連結管の外径
r2 袋ナットのフランジ挿嵌孔の口径
r3 フランジ部の外径
r4 袋ナット(ネジ溝)の内口径
Claims (5)
- 湯水混合栓側に形成した給湯連結管、給水連結管を、ネジ溝とフランジ挿嵌孔とを有した袋ナットを用いて、給湯管、給水管に接続するようにした混合栓の取付構造であって、
上記湯水混合栓側の給湯連結管及び給水連結管には、フランジ部を設けた接続端部を形成して、そのフランジ部を上記袋ナットのフランジ挿嵌孔に遊嵌する一方、上記給湯管及び給水管には、ネジ部を設けた接続端部を形成して、そのネジ部を上記袋ナットのネジ溝に螺挿させる構造とし、
上記袋ナットのフランジ挿嵌孔は、上記フランジ部を設けた接続端部の外径よりも大きく、かつ上記フランジ部の外径よりも小さい開口を有するとともに、上記ネジ溝は、上記フランジ部よりも十分に大きい内口径を有した構造にしていることを特徴とする湯水混合栓の取付構造。 - 湯水混合栓側に形成した給湯連結管、給水連結管を、ネジ溝とフランジ挿嵌孔とを有した袋ナットを用いて、給湯管、給水管に接続するようにした混合栓の取付構造であって、
上記給湯管及び給水管には、フランジ部を設けた接続端部を形成して、そのフランジ部を上記袋ナットのフランジ挿嵌孔に遊嵌する一方、上記給湯連結管及び給水連結管には、ネジ部を設けた接続端部を形成して、そのネジ部を上記袋ナットのネジ溝に螺挿させる構造とし、
上記袋ナットのフランジ挿嵌孔は、上記フランジ部を設けた接続端部の外径よりも大きく、かつ上記フランジ部の外径よりも小さい開口を有するとともに、上記ネジ溝は、上記フランジ部よりも十分に大きい内口径を有した構造にしていることを特徴とする湯水混合栓の取付構造。 - 請求項1または2において、
上記袋ナットは、上記フランジ挿嵌孔に遊嵌された接続端部のフランジ部と、フランジ挿嵌孔の上記開口との隙間を塞ぐためのシール部材が介装されていることを特徴とする湯水混合栓の取付構造。 - 請求項3において、
上記シール部材は、上記接続端部の上記フランジ部の外周縁に固着されていることを特徴とする湯水混合栓の取付構造。 - 請求項3において、
上記シール部材は、上記フランジ挿嵌孔の内周縁に固着されていることを特徴とする湯水混合栓の取付構造。
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---|---|---|---|---|
CN104088335A (zh) * | 2014-06-20 | 2014-10-08 | 温州沐昕洁具设计有限公司 | 一种台盆以及与其配合的水龙头 |
JP2016023506A (ja) * | 2014-07-23 | 2016-02-08 | 株式会社ケーブイケー | 湯水混合水栓の取付構造 |
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2005
- 2005-01-26 JP JP2005017665A patent/JP2006207165A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104088335A (zh) * | 2014-06-20 | 2014-10-08 | 温州沐昕洁具设计有限公司 | 一种台盆以及与其配合的水龙头 |
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