JP2006207120A - ドアハンドル装置とそれを備えたドア部材およびそれを備えたキーレスエントリー装置 - Google Patents

ドアハンドル装置とそれを備えたドア部材およびそれを備えたキーレスエントリー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ドアハンドルの操作を検出するスイッチとして、接点接合式や静電容量式等があるが、経年変化による接点不良や、雨による誤作動といった課題があり、また他の用途に使う多機能性に優れなかった。
【解決手段】圧電センサ4が可撓性を有してドアハンドル3に付設可能となり、ドアハンドル3の微小変位を高感度に検出可能となる。また、判別部171を設けたので出力信号に基づき振動のモード判別が可能となる。従って、ドアハンドル3に単に触れただけでも十分な信号出力が得られ、ドアハンドル3に対するタッチが検出可能となる。また、各種の振動を検出して、ドア開時の操作による振動か、あるいは別の振動かの判別を行うことができ、それに対応した所定動作を行うことで、高機能で利便性の優れたドアハンドル装置を実現できる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ドアハンドルを備えたハンドル装置にセンサを設けて、該ハンドル装置の操作を感知するハンドル装置に関するものである。
車両のドアハンドルを操作してドアのロック解除を行うに際し、ドアハンドルへの接触や操作を検知するセンサを設けて、このセンサから検知信号が出力されたときに、所定の条件の下でドアロックを解除する機能を持たせたものがある。
例えば、センサにメンブレンスイッチ等の接点接合式スイッチを用いてドアロックの解除を行う車両用ドアハンドル装置が特許文献1に開示されている。このメンブレンスイッチは、周知の構造であって、スペーサを介して対向配置される対のフレキシブルフィルム状ハンドルレートの対向内面に、所定の間隔をもって配置される対の電極部を印刷したものである。このメンブレンスイッチは、常時は、オフ状態にあり、電極部上に位置するよう一方ハンドルレートに載置されるシリコンゴム等の弾性体がトリガーによって押圧されることで電極部同士が接触し、これにより、オン状態となる。
また、センサに静電容量形のセンサを用いてドアロックの解除を行う自動車用人体接近検出センサが特許文献2に開示されている。自動車用人体接近検出センサを用いたアウタハンドルは、中空形状に形成されており、その中空部分には非接触センサとしての静電容量形センサを構成する平行ケーブルがアウタハンドルの把持部の長手方向に沿って延在するように受容されている。平行ケーブルは、基端部がアウタハンドルの枢支部の近傍に設けられた開口を介して外部に延出するように設けられたシールド線と連結され、そのシールド線の他端が回路基板に接続される。
ところで、近年、ドアハンドルのキー孔にキーを挿入してドアのロック解除する一般的なドアロックの解除方法に対して、キー孔にキーを差し込むことなく、個人認識用のカードや送信機等を用いてドアロックを解除させる、所謂キーレスエントリー装置が、自動車や住宅等のドアに適用されるようになってきた。この種の車両用電波錠装置が特許文献3に開示されている。この車両用電波錠装置は、車両のドアハンドルが引かれることにより制御部が作動される一方、車両側の送受信器からの送受信コードを受信することにより携帯送受信器が送信状態となり、携帯送受信器からの固有コードに基づいて制御部が解錠処理を行う。そして、ドアハンドルが引かれたことを検出する検出手段を設け、この検出手段からの検出信号に基づいて車両側の送受信器から送受信コードを発信するようにしている。
特開2002−322834号公報 特開平10−308149号公報 特開平8−53964号公報
ところが、上記した従来のドアハンドル装置に用いられる接点接合式スイッチは、経年変化による接点不良や、接触のみ等の軽いタッチでは動作しない不具合がある。また、接点接合までのストロークが存在するため、タッチした瞬間からスイッチが動作するまでの時間差がどうしても生じ、これがレスポンスを悪化させる要因となる。例えば、ドアハンドルを掴んで引くときに、急峻にドアを引くと、ロック手段の解除が間に合わずにロック状態のままとなったり、がたつきを生じることになる。そのため、ドアハンドルを掴んで所定時間待ってから引き出さねばならないというような操作フィーリングに悪い影響を与える。
一方、静電容量形のセンサでは、降雨や洗車によりドアハンドルが濡れると誤作動するといった課題や、手袋を装着しているとドアハンドルに触れても作動しないといった課題があった。また、人により静電容量が異なり、履いている靴によっても変化するため、感度の調整が極めて難しいという課題があった。
検出感度を高めてかつノイズ成分との分離が行え、わずかに触っただけでも反応するタッチ感をもってオンオフ切り換え可能な接触スイッチとしては、圧電センサを用いることが好ましい。
しかし、一般的な圧電センサは、セラミックス等からなる圧電素子を配列してなる剛体であり、センサの配置領域に制約のある場合には、所望の場所に圧電センサを配置して組込みできない課題がある。
また、非接触方式である光学式センサを用いることも考えられるが、センサに付着する塵埃や雨や雪等の気象条件等により誤動作が多く、実用的なものではない。
このような事情から、接点接合式スイッチ、静電容量形センサ、一般的な圧電センサ或いは光学式センサを用いたドアハンドル装置や、これらドアハンドル装置を備えたキーレスエントリー装置では、良好な操作フィーリング、動作信頼性、及び組込み性を実現することが困難となっていた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、柔軟な構造を有し低圧力で接触するのみでも十分な検出感度の得られる変位検出手段を用いて、開閉動作を検出するドアハンドル装置を提供することに加えて、変位検出手段により振動を検出し判別することで、振動の種類に対応した所定動作を行うことができるドアハンドル装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドアハンドル装置は、ドアの開閉操作のためのドアハンドルと、前記ドアハンドルに一体または連動して動く可動部と、前記可動部の変位を検出する変位検出手段と、前記変位検出手段の出力信号に基づき前記ドアハンドルへの人や物体の接触または前記ドアハンドルによる開動作の少なくとも1つを判別する判別手段と、前記判別手段により前記ドアハンドルへの接触または開動作を判別すると前記ドアのロックを解錠する解錠手段とを備え、前記判別手段は前記ドアハンドルへの接触や開動作とは異なる別の判別モードを有して複数のモードに判別を行うことを特徴とするものである。
これによって、変位検出手段が可動部の変位を検出することで、ドアハンドルへの人または物体の接触の際のドアハンドルの微小変位を高感度に検出可能となる。従って、ドアハンドルに単に触れただけでも十分な信号出力が得られ、ドアハンドルに対する接触、ドアハンドルによる開動作の少なくとも1つが検出可能となる。さらに、微小変位を検出することで各種の振動を検出して、判別手段によりドア開時の操作による振動か、あるいは意図的なパターンの振動や過失による振動や外乱振動などの別の振動かの判別を行うことができ、それに対応した所定動作を行うことができる。
本発明のドアハンドル装置は、ドアハンドルの開閉操作による変位を検出する変位検出手段と、変位検出手段の出力信号に基づきドアハンドルへの接触や開動作と他の原因による振動とに判別する判別手段とを備えているので、ドアハンドルの微小変位を高感度に検出し、ドアハンドルに単に触れただけでも十分な信号出力が得られ、ドアハンドルに対する接触や開動作が検出可能となる。また、電極を表出させる必要がないので、外乱や、付着する塵埃や雨や雪等の影響を受けにくい。さらに、ドアハンドルへの接触や開動作の時はドアロックを解錠し、別の振動による出力信号の時はそれに対応した所定動作を行うことができ、高機能で利便性の優れたドアハンドル装置を実現できる。
第1の発明は、ドアの開閉操作のためのドアハンドルと、ドアハンドルの開閉操作時に一体または連動して動く可動部と、可動部の変位を検出する変位検出手段と、変位検出手段の出力信号に基づきドアハンドルへの人や物体の接触またはドアハンドルによる開動作の少なくとも1つを判別する判別手段と、判別手段によりドアハンドルへの接触または開動作を判別するとドアのロックを解錠する解錠手段とを備え、判別手段はドアハンドルへの接触や開動作とは異なる別の判別モードを有して複数のモードに判別を行うことを特徴としたことにより、変位検出手段が可動部の変位を検出することで、ドアハンドルへの人または物体の接触の際のドアハンドルの微小変位を高感度に検出可能となる。従って、ドアハンドルに単に触れただけでも十分な信号出力が得られ、ドアハンドルに対する接触、ドアハンドルによる開動作の少なくとも1つが検出可能となり、軽く触っただけで反応するタッチ感と、ドア開時の良好な操作感が得られる。また、電極を表出させる必要がないので、外乱や、付着する塵埃や雨や雪等の影響を受けにくい。さらに、微小変位を検出することで各種の振動を検出して、判別手段によりドア開時の操作による振動か、あるいは意図的なパターンの振動や過失による振動や外乱振動などの別の振動かの判別を行うことができ、それに対応した所定動作を行うことができ、多機能で利便性の優れたドアハンドル装置を実現できる。
第2の発明は、特に、第1の発明の変位検出手段を、可撓性を有したケーブル状の圧電センサを備えたものとしたことにより、圧電センサは微小変位を高感度に検出でき、柔軟な変形が可能なことから設置場所の制約条件が少なく、かつ配置スペースも少なくなる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、判別手段はパターン信号判別のモードを有し、前記パターン信号判別のモードは変位検出手段で検出される振動が使用者によってドアまたはドアハンドルに与えた所定パターンの信号振動であると判別すると、所定の使用者要求動作を行うようにしたものである。
すなわち、判別手段の複数の判別モードのうち、人や物体の接触または開動作とは異なるモードの一つは、変位検出手段で検出される振動が、使用者がドア叩きやドアハンドル操作によって所定パターンのピーク回数や時間間隔を有する信号振動であると判別し、前記所定パターンの信号を判別すると所定の使用者要求動作を行うようにしたことにより、使用者が所定回数と所定間隔を有する所定パターンで、ドア叩きやドアハンドル操作をすると、変位検出手段でこの振動波形が検出されて解読され、この打ち叩きなどの動作(リズム)が所定の動作であれば、所定の使用者要求動作を行うこととなる。即ち、使用者のみが知る固有の打ち叩きリズムが暗証信号となり、所定動作を行うことができ、多機能で利便性の優れたドアハンドル装置を実現できる。
第4の発明は、特に、第1〜3の発明のいずれか1つの発明において、防犯手段を備え、判別手段は犯罪振動判別のモードを有し、前記犯罪振動判別モードは変位検出手段で検出された変位または振動が犯罪による錠破り時の振動などの犯罪振動と判別すると、前記防犯手段を作動して所定の防犯動作を行うようにした。
すなわち、判別手段の複数の判別モードのうち、人や物体の接触または開動作とは異なるモードの一つは、変位検出手段で検出される振動が、施錠時に犯罪による錠破り時の振動など通常の外乱振動と異なる振動であると判別し、これを犯罪振動と判別すると防犯手段を作動して所定の防犯動作を行うようにしたことにより、変位検出手段で振動波形を検出し、施錠中に外乱振動と異なり、侵入や車両盗や車上荒らしなどを狙った錠破りによる犯罪振動に特有の振動であると判別すると、防犯手段を作動して所定の防犯動作を行うことができ、多機能で利便性がよく防犯性に優れたドアハンドル装置を実現できる。
第5の発明は、特に、第4の発明において、判別手段の犯罪振動のモード判別に基づき報知を行う報知手段を備えたことにより、犯罪を検知してすぐに報知を行うことにより、例えば報知を音や光などで行う場合は、車両犯罪者や侵入者を威嚇する効果もあり、侵入を抑制することができる。
第6の発明は、特に、第4または第5の発明において、判別手段の犯罪振動のモード判別情報を外部機器へ通信可能な通信手段を備えたことにより、車両犯罪者や侵入者があったことを屋内の警報端末や外部電話、警備会社、警察等へ通報することができ、侵入発生時の迅速な対応が可能となる。
第7の発明は、特に、第4〜6の発明のいずれか1つの発明において、判別手段の犯罪振動のモード判別に基づき施錠空間の施錠を強化する施錠強化手段を備えたことにより、車両犯罪者や侵入者を検出すると、施錠を強化することでさらなる侵入を防ぐことができる。特に、既に施錠されている箇所の施錠を自動で複数個施錠に強化することにより、さらなる侵入の際に、より時間がかかるなど侵入者のリスクが増大するので侵入を断念させることができる。また車両の場合は、グローブボックスなどの収納庫を施錠したり、車載AV機器に蓋をして施錠してしまうことなどができる。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明におけるドアハンドル装置を備えたドア部材である。これにより、建物や玄関ドアなどのドアでのキーレスエントリー装置やスマートエントリー装置に適用して、キーレスエントリー装置のドアハンドル部の操作性が向上し、多機能で利便性の優れたドア部材を実現できる。
第9の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明におけるドアハンドル装置を備えたキーレスエントリー装置であり、該ドアハンドル装置をサイドドアやテールゲート等のドアでのキーレスエントリー装置に適用して、キーレスエントリー装置のドアハンドル部の操作性を向上でき、多機能で利便性の優れたキーレスエントリー装置を実現できる。
第10の発明は、特に、第4〜7のいずれか1つの発明におけるドアハンドル装置と、車両側に搭載した車両側送受信機と、使用者が携帯する携帯側送受信機と、車両側送受信機が送信したID要求信号を携帯側送受信機が受信した後に携帯側送受信機が送信したID信号を車両側送受信機で受信することによりドアのロックを解除する制御部とを具備したキーレスエントリー装置であって、前記制御部は、車両側送受信機で携帯側送受信機が送信したID信号を受信していないときにのみ、判別手段で犯罪振動と判別すると所定の防犯動作を行うようにしたキーレスエントリー装置である。これにより、施錠中の検出振動に対して、使用者による意図的な振動と区別して、より明確に犯罪振動と判別することができるので誤作動を防止でき、防犯手段を作動して所定の防犯動作行って、高機能で利便性がよく防犯性に優れたキーレスエントリー装置を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるドアハンドル装置を備えた自動車ドアの外観図である。図中、ドア1にはアウタパネル(ドアパネル)2にドアハンドル3が装着されている。図2は図1のAA断面におけるドアハンドル装置の断面図(車体上部側から見たもの)で、図中、左側が車体前方、右側が車体後方である。図3はドアハンドル装置を図2のB方向、すなわち、車室内側から見た外観図である。
図2および図3において、可撓性を有したケーブル状の圧電センサ4が検出ユニット5と共にフレーム部6に装着されている。検出ユニット5には電源供給用と検出信号出力用のケーブル7a、コネクタ7bが接続されている。検出ユニット5は取り付け金具5a、5bと接続され、ビス5cでフレーム部6に固定されている。圧電センサ4は板バネでできた弾性体8の端部(図中の支持部8a)と圧電センサ4先端近傍の弾性体8部分(図中の支持部8b)で弾性体8に支持・固定されている。また、圧電センサ4は弾性体8の端部側(図中の支持部8a)から延出する方向において屈曲部4aを備えている。弾性体8はフレーム部6との固定部8c方向の他端を検出ユニット5の取り付け金具5aと溶接で接合されており、圧電センサ4と弾性体8は取り付け金具5aを介して検出ユニット5と一体として成型されている。
弾性体8は固定部8cで片持ち梁状に固定されている。また、弾性体8はドアハンドル3と連動して作動する可動部であるアーム部9と端部9aで接触している。ここで、弾性体8はもともと固定部8c近傍で車室外側に所定角度、屈曲した形状を有しているが、ドアハンドル3の非使用時(人や物体の接触や、ドアハンドルによる開動作、閉動作が無い状態)には、弾性体8が端部9aにより車室内側へ所定の押圧を付勢されて押し込まれるため、ドアハンドル3の非使用時には弾性体8の固定部8c近傍での屈曲がほぼ無くなり、弾性体8が端部9aを押していて押圧がある状態になっている。アーム部9にはベルクランクアーム10の一部が当接し、ベルクランクアーム10にはバランスウエイト11の一部が当接している。そして、コイル状のバネ12が所定のバネ圧でバランスウエイト11を付勢しているので、バネ12のバネ圧がバランスウエイト11とベルクランクアーム10を介してアーム部9に印加されて、常時、ドアハンドル3が閉止方向(車室内側)に押圧されるようになっている。また、上述した端部9aによる弾性体8への押圧付勢は、バネ12のバネ圧がアーム部9を介して端部9aに作用したものであり、バネ12のバネ圧により端部9aが弾性体8へ付勢する押圧が、弾性体8の板バネとしての反発力よりも大きくなるよう弾性体8のバネ特性が設定されている。ドアハンドル3にはアーム部9とは反対側に作動中心アーム部13が備えられており、ドアハンドル3を車室外側に引いたとき、作動中心アーム部13を略回転中心としてドアハンドル3が回転・変位する。アーム部9には隣接してキーシリンダー14が配設されている。
図3において、ドアハンドル3の上方には一般的なドア1の窓15が設けられて、窓15の室内側には窓15とともに二重窓状になる防御窓16が設けられている。この図では窓15は閉まっている状態にあり、防御窓16は完全に開いている状態にあって、どちらも開いた状態ではドアハンドル3の室内側に位置する。防御窓16は、完全開の状態にあるのが通常である。
図4は圧電センサ4の断面図である。圧電センサ4は、中心電極4b、圧電体4c、外側電極4d、被覆層4eとを同軸状に成形したもので、全体として可撓性に優れた構成を有している。中心電極4bは通常の金属単線導線を用いてもよいが、ここでは絶縁性高分子繊維の周囲に金属コイルを巻いた電極を用いている。絶縁性高分子繊維と金属コイルとしては、電気毛布において商業的に用いられているポリエステル繊維と銀を5wt%含む銅合金がそれぞれ好ましい。
圧電体4cはポリエチレン系樹脂と圧電セラミック(ここでは、チタン酸ジルコン酸鉛)粉末とを混錬したもので、中心電極4bと共に連続的に押し出されて可撓性のある圧電体4cを形成する。なお、圧電セラミックとしては、環境面への配慮から非鉛系の材料、たとえば、チタン酸ビスマスナトリウム系やニオブ酸アルカリ系の圧電セラミック材料を用いることが好ましい。
中心電極4bの周囲に圧電体4cを押し出し加工した後、中心電極4bと圧電体4cの表面に接触させた擬似電極との間に数kVの直流電圧を印加して圧電体4cの分極を行う。これにより圧電体4cが圧電効果を備える。外側電極4dは高分子層の上に金属膜の接着された帯状電極を用い、これを圧電体4cの周囲に巻きつけるようにして構成する。高分子層としてはポリエチレン・テレフタレート(PET)を用い、この両面にアルミニウム膜を接着した電極は、120℃で高い熱的安定性を有するとともに商業的にも量産されているので、外側電極4dとして好ましい。なお、外部環境の電気的雑音からシールドするために、外側電極4dは部分的に重なるようにして圧電体4cの周囲に巻きつけることが好ましい。被覆層4eは信頼性面で塩化ビニールを使用するのがよいが、環境面への配慮から熱可塑性エラストマー等の非塩ビ系材料を用いることが好ましい。
このような構成により、圧電センサ4は優れた可撓性を有し、変形時の変形加速度に応じた出力信号を発生する。
図5は本発明の実施の形態1におけるドアハンドル装置を備えた自動車の関連部の制御ブロック図である。図5において、検出ユニット5は複数のフィルタ部51(51a、51b、・・・)と複数の比較部52(52a、52b、・・・)とを備えている。フィルタ部51は、圧電センサ4からの出力信号を所定の濾波特性で濾波し、かつ、所定の増幅度で増幅を行うため、図示しないが例えばオペアンプと周辺部品で構成される少なくとも1つのバンドパスフィルタと、必要であればオペアンプと周辺部品で構成され、ドア1の固有振動周波数を含む信号成分を除去するバンドエリミネーションフィルタまたはローパスフィルタとを有する。比較部52は、フィルタ部51の出力信号を予め設定された設定値と比較して判定を行う。すなわち、フィルタ部51の出力信号に基づきドアハンドル3への人や物体の接触、ドアハンドル3による開動作の少なくとも1つを検出することができる。比較部52としてはコンパレータを使用する。上記フィルタ部51や比較部52は、それぞれ1mA以下の低消費電流型の素子を使用している。
前記フィルタ部51aにおいて、バンドパスフィルタの特性としては、実験的にドアハンドル3を操作した際の圧電センサ4からの出力信号を周波数解析することにより、特徴的な周波数帯として例えば、3Hz〜8Hzの周波数領域を通過するような特性となるように設定する。バンドエリミネーションフィルタまたはローパスフィルタの設定については、例えば、ドア1を故意に叩いたりした際の圧電センサ4からの出力信号を周波数解析することにより、特徴的な周波数帯を確認して行う。例えば、ドア1を故意に叩くと圧電センサ4の出力信号から主に10Hz以上の周波数領域でピークを有する信号が確認できるので、この場合はローパスフィルタが、10Hz以上の周波数領域を除去するような特性となるように設定すると、ドアハンドル3への接触や開動作のみ判定できる。なお、固有振動の強度が小さく、圧電センサ4の出力信号への影響が小さい場合は、バンドエリミネーションフィルタまたはローパスフィルタを設けなくてもよい。車種やドアのサイズ、重量等によりドアの固有振動特性が異なることが想定されるため、上記のような実験的な解析に基づき、バンドパスフィルタやバンドエリミネーションフィルタ、ローパスフィルタの設定の最適化を行うことが好ましい。
また、フィルタ部51bはフィルタ部51aとは異なる周波数領域を通過するようなバンドパスフィルタを有している。例えば実験的周波数解析に基づき10Hz〜30Hzの周波数領域を通過するような特性となるように設定し、ドア1のアウタパネル2やドアハンドル3を叩いたり、窓16を叩き割ろうとしたときに出力される特徴的な信号を比較部52bで判定できるようにしている。
外来の電気的ノイズを除去するため検出ユニット5はシールド部材で全体を覆って電気的にシールドすることが好ましい。また、検出ユニット5の入出力部に貫通コンデンサやEMIフィルタ等を付加して強電界対策を行ってもよい。
そして、検出ユニット5の複数の比較部52は、検出信号出力用のケーブル7aを経て制御装置17につながる。制御装置17には、判別部171が設けられており、比較部52からの信号に基づき判別部171が、ドア開時解錠モード171a、パターン信号モード171b、犯罪振動モード171bにモード判別する。さらに判別部171は、ドア1の施解錠手段18、窓15の開閉手段19、室内灯の入切手段20、防犯手段21などとつながり、防犯手段21は報知手段211、通信手段212、施錠強化手段213で構成されている。
次に作用について説明する。ドア開動作のため、ドアハンドル3を把手して車室外側に引くか、または、軽くドアハンドル3の車室内側壁面に手を触れると、ドアハンドル3が車室外側に変位するとともに、ドアハンドル3と連動してアーム部9が変位する。図6(a)および(b)はこの時のドアハンドル3、圧電センサ4、弾性体8、アーム部9の変位の様子を示した概略図である。ここで、図6(a)は図1のAA断面に対応し、ドアハンドル3を車室外側(図中、S方向)に引いた際に弾性体8が変位して、弾性体8がまだアーム部9に接している状態の概略図、図6(b)は図6(a)の状態からドアハンドル3を車室外側(図中、S方向)にさらに引いて、弾性体8が変位し終えてアーム部9から離れた状態の概略図である。
まず、図6(a)に示したように、ドアハンドル3が車室外側に変位すると、アーム部9の端部9aが車室外側に変位し、端部9aによって所定の押圧で付勢されていた弾性体8も端部9aと接しながら固定部8c付近を中心として支持部8a側が車室外側へ変位する。弾性体8が変位すると、弾性体8に支持されていた圧電センサ4も図6(a)中のK点で屈曲変形するとともに、屈曲部4aで車室外側への引張り力が作用するので屈曲部4aの曲率半径が大きくなる方向に変形する。そして、圧電センサ4は、K点での屈曲変形により圧電効果によって生じる電圧信号と、屈曲部4aの変形により圧電効果によって生じる電圧信号とを重畳した出力信号を発生する。上記弾性体8の変位は、ドアハンドル3がさらに車室外側へ引かれてアーム部9の端部9aが車室外側へ変位して、端部9aによる弾性体8への押圧付勢が無くなるまで継続し、図6(b)に示したように、端部9aによる弾性体8への押圧付勢が無くなると、弾性体8はそれ以上変位しないので、圧電センサ4も変形しない。なお、ドアハンドル3を車室外側から押してもアーム部9が車室内側にわずかに変位し、弾性体8が車室内側に押されて圧電センサ4が変形するので、この際も同様に検出可能である。
図7はこの際、検出ユニット5内で増幅、濾波されたフィルタ部51aの出力信号Va、比較部52aの判定出力Jaを示す特性図である。図中、縦軸は上から順にVa、Ja、横軸は時刻tである。上述したようなドアハンドル3の操作により圧電センサ4が変形すると、圧電センサ4からは圧電効果により圧電センサ4の変形の加速度に応じた信号が出力される。この時、出力信号には約3〜8Hzの周波数を有した信号が現れ、その信号は検出ユニット5内で増幅、濾波され、図7のVaに示すような信号が得られる。
比較部52aはVaの基準電位V0からの振幅の絶対値|Va−V0|がD0以上ならばドアハンドル3への人または物体の接触、ドアハンドル3による開動作の少なくとも1つが生じたと判定し、時刻t0で判定出力としてLo→Hi→Loのパルス信号を出力する。振幅の絶対値を使うのは、圧電センサ4の位置や変形状態により、図7の信号の極性が反対になる場合があるためで、具体的には比較部52としてウィンドウコンパレータを使えばよい。
上記作用により、このドアハンドル装置では、圧電センサ4が可撓性を有してドアハンドル3に付設可能となり、ドアハンドル3の微小変位を高感度に検出可能となる。従って、ドアハンドル3に単に触れただけでも十分な信号出力が得られ、ドアハンドル3に対する接触、ドアハンドルによる開動作の少なくとも1つが検出可能となる。また、電極を表出させる必要がないので、外乱や、付着する塵埃や雨や雪等の影響を受けにくい。さらに、圧電センサ4は、柔軟な変形が可能なことから設置場所の制約条件が少なく、かつ配置スペースも少なくなる。
また、ドアハンドル3への人または物体の接触によりドアハンドル3が微小変位すると、アーム部9がドアハンドル3と連動して変位し、付勢された押圧がなくなるまで弾性体8の一部はアーム部9の端部9aに接触して変位する。弾性体8が変位すると、弾性体8に支持されていた圧電センサ4もその一部が弾性体8とともに変形し、変形に応じた出力信号を発生する。そして、圧電センサ8の出力信号に基づき、ドアハンドル3の微小変位を高感度に検出可能となる。圧電センサ4は弾性体8を介してアーム部9の変位を受けるので、たとえば、圧電センサ4がアーム部9と接触して磨耗したり、ドアハンドル3の急な操作による衝撃を直接受けたりするといったことがなく、信頼性が向上する。また、ドアハンドル3の開動作に伴い、弾性体8に付勢された押圧が解除されると、弾性体8はそれ以上変位しないので、圧電センサ4も変形しない。これにより圧電センサ4に過剰な変形が印加されて断線したりすることがない。そして、弾性体8が略板状に成型され、一端を固定されて片持ち梁状としたもので、極めてシンプルな形状でアーム部9から所定の押圧を付勢される構成が実現できる。
圧電センサ4は弾性体8の支持部8aから延出する方向において屈曲部4aを備えたもので、弾性体8の変位に伴い圧電センサ4の屈曲部4aも変形して、屈曲部4aの変形に応じた出力信号が発声する。従って、弾性体8の変形に伴う出力信号に重畳して、屈曲部4aの変形に応じた出力信号も出力されるので、圧電センサ4の感度が向上する。また、圧電センサ4と弾性体8が検出手段5と一体として成型されたもので、ドアハンドル装置の組み立てが効率的にできる。
一方、近傍の工事や車体に物がぶつかったなど外乱の影響により振動が発生した場合、図1および図5に示すように、ドア1のヒンジ側に外乱検出手段22として圧電センサ4と略同特性のセンサを設けてあり、この出力信号が検出ユニット5に入り、信号濾波と信号変換機能を有する変換部53を経て比較部52aに入るように構成され、例えば変換部53は、51aと同特性のフィルターを経た信号Vが基準電位V0を基準に振幅(V−V0)が正負逆転するように変換されるように構成されているので、圧電センサ4と外乱検出手段22との両方に同様に伝わる振動は、両方の振動を比較することで外乱振動として除去することが可能となっている。また、自動車の車体には複数のドアがあり、各ドアに本発明のドアハンドル装置を設けることで、複数の圧電センサ4が設けられることになるので、これら複数の圧電センサ4を連動させ、これらの出力信号を比較することで外乱検出手段22を設けずに外乱振動を除去することも可能である。
次に、使用者がドア1やドアハンドル3を叩いた場合、あるいは犯罪者が錠破りの目的で窓16を叩いたような場合の出力を図8に示す。図8はこの場合の、検出ユニット5内で増幅、濾波されたフィルタ部51bの出力信号Vb、比較部52bの判定出力Jbを示す特性図である。上述したような叩き動作により、ドアハンドル3に設けた圧電センサ4に振動が伝わることで圧電センサ4が変形すると、変形の加速度に応じた信号が出力される。この時、フィルタ部51bのバンドパスフィルタの特性により、出力信号には約10〜30Hzの周波数を有した信号が現れ、その信号は検出ユニット5内で増幅、濾波され、図8のVbに示すような図7のVaよりも波長の短い信号が得られる。比較部52bは振幅の絶対値|Vb−V0|がD1以上ならば、叩き動作などによる振動が生じたと判定し、時刻t1で判定出力としてLo→Hi→Loのパルス信号を出力する。
そして、使用者がドア1やドアハンドル3を予め決めておいた所定パターン(例えばタ・タ・タンと続けざまに3回叩いたり、あるいはタ・タン・タ・タンと続けて2回叩き一呼吸おいて再び2回叩くようなパターン)を用いて叩いた場合、所定パターンのピーク回数や時間間隔を有する信号振動となり、これが圧電センサ4で検出されると、比較部52bから出力されるパルス信号が特有の回数と時間間隔で判別部171に伝送される。判別部171ではこのパルス信号が入力されると、パルス信号の所定の回数と、誤差を含んで設定された所定の時間間隔とを有する予め記憶されていた設定値と比較され、この設定値に合致するとパターン信号モードと判別する。使用者が上述したような所定パターンでドアハンドル3を操作した場合でも、可動部であるアーム部9の変位または微小変位や振動が圧電センサ4で検出されると、比較部52aから出力されるパルス信号が特有の回数と時間間隔で判別部171に伝送される。判別部171ではこのパルス信号が入力されると、パルス信号の所定の回数と所定の時間間隔とを有する設定値と比較され、この設定値に合致するとパターン信号モードと判別することができる。
また、前述の比較部52aから出力されるパルス信号が、単一の回数であるなど、パターン信号の設定値と合致しない場合は判別部171でドア開時解錠モードと判別させることができる。なお、ドア開時解錠モードの場合は施解錠手段18を作動させてロックを解錠する動作などを行うが、自動でロック解錠を行う場合はドア操作開始後瞬時に行う方が利便性が向上するので、ドアハンドル操作を用いたパターン信号モードは設定せずに、叩き操作に因るものだけにする方が好ましい。パターン信号モードをドア1やドアハンドル3の叩き操作だけに設定すると、比較部52aから出力されるパルス信号はすべて、判別部171でドア開時解錠モードと判別させてよい。
そして、判別部171でドア開時解錠モードと判別した場合は、後述するキーレスエントリー装置のように所定の条件を満たしてドアロックを解除しても良い場合に、制御装置17が施解錠手段18を作動させてドアロックを解錠する。一方、判別部171でパターン信号モードと判別した場合、すなわち使用者のみが知る固有の打ち叩きリズムを暗証信号として、使用者が夏場に降車してドアを施錠後に閉じている窓を換気のため少し開けたいと考えたときは所定のある暗証信号(例えばタ・タ・タン)で操作すると、制御装置17が開閉手段19を作動させて窓15を人の手が入らないような少しの所定量だけ開動作を行う。あるいは、使用者が降車してドアを施錠後に車室内ランプの消し忘れに気づいたときに所定の別の暗証信号(例えばタ・タン・タ・タン)で操作すると、制御装置17が入切手段20を作動させて車室内ランプを消灯させる。
このように、変位検出手段が可動部の変位を検出することで、ドアハンドルへの人または物体の接触の際のドアハンドルの微小変位を高感度に検出可能となる。従って、ドアハンドルに単に触れただけでも十分な信号出力が得られ、ドアハンドルに対する接触、ドアハンドルによる開動作の少なくとも1つが検出可能となり、軽く触っただけで反応するタッチ感と、ドア開時の良好な操作感が得られる。そして、微小変位を検出することで各種の振動を検出して、判別手段によりドア開時の操作による振動か、あるいは意図的なパターンの振動や過失による振動や外乱振動などの別の振動かの判別を行うことができ、それに対応した所定動作を行うことができ、多機能で利便性の優れたドアハンドル装置を実現できる。
また、圧電センサは微小変位を高感度に検出でき、柔軟な変形が可能なことから設置場所の制約条件が少なく、かつ配置スペースも少なくなる。
また、使用者が所定回数と所定間隔を有する所定パターンで、ドア叩きやドアハンドル操作をすると、変位検出手段でこの振動波形が検出されて解読され、この打ち叩きなどの動作(リズム)が所定の動作であれば、所定の使用者要求動作を行うこととなる。即ち、使用者のみが知る固有の打ち叩きリズムが暗証信号となり、例えば使用者が車室内ランプの消し忘れに気づいたときに消灯を行ったり、夏場の換気のためにドア窓の上部を少しだけ開けるような所定動作を行うことができ、多機能で利便性の優れたドアハンドル装置を実現できる。
なお、本実施の形態1では、圧電センサ4はドアハンドル3と連動して作動するアーム部9に弾性体8を介して間接的に接触する構成としたが、ドアハンドル3と連動して作動する他の構成要素、例えば、ベルクランクアーム10やバランスウエイト11の一部に圧電センサ4が直接または間接的に接触することでドアハンドル3の変位により圧電センサ4が変形可能となる構成としてもよい。
また、上記実施の形態1で、弾性体8を屈曲させず、弾性体8にねじり変形をさせる構成としてもよい。
また、上記実施の形態1では、弾性体8として板バネを使用したが、他の弾性体、例えば、コイルバネやトーションバー等を使用してもよい。
また、上記実施の形態1では、弾性体8を使用したが、アーム部9の内部に圧電センサ4を挿入してアーム部9の動きにより変形する構成を用いてもよく、あるいは、アーム部9の一部に圧電センサ4を直接当接させる構成など他の構成としてもよく、この場合アーム部9の変位が直接圧電センサ4に伝わるので感度が向上する。
また、弾性体8の代わりに、圧電センサ4の被覆層4eを所定の弾性率を有した弾性体で構成したり、被覆層4eの形状を変えることにより所定の弾性率を持たせた構成として、ドアハンドル非使用時において圧電センサ4の一部が所定の押圧を付勢してアーム部の一部に接触する構成としてもよい。このように、ケーブル状の可撓性圧電センサを用いることで、他の構成のドアであっても、それぞれの構成に応じて容易に取り付け可能であるので、省スペースの取り付けが可能である。
また、上記実施の形態1では可撓性圧電センサを用いたが、ドアハンドルの変位に基づく変形に応じた出力信号を発生する他のセンサ、例えば、変形により静電容量が変化する静電容量型のケーブル状または帯状のセンサや、変形により透過光量が変化する光ファイバー型のセンサ等を用いてもよい。
また、上記実施の形態1のドアハンドル装置をサイドドアやテールゲート等のドアでのスマートエントリーシステムに適用した自動車や、玄関ドアなどのドアでのスマートエントリーシステムに適用した建物を提供できる。
(実施の形態2)
図9は本発明の実施の形態2におけるドアハンドル装置を有するキーレスエントリー装置を備えた自動車の外観図、図10は同実施の形態2におけるキーレスエントリー装置の概略構成をa、その要部詳細構成をbに表したブロック図である。なお、実施の形態1のドアハンドル装置と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。図9および図10において、車両31の左右両側の前後の計4枚のドア1には、それぞれ圧電センサ4を備えたドアハンドル3が設けられているとともに、アウタパネル2の内部には車両側送受信機32が搭載されている。そして、使用者が携帯する携帯側送受信機33が車両側送受信機32に近づき送受信可能距離(例えば約1m)以内にはいると、車両側送受信機32が送信したID要求信号を携帯側送受信機33が受信した後に携帯側送受信機33が送信したID信号を車両側送受信機32で受信することにより、制御回路34はドア1のロックを解除するよう基本動作することになっている。
携帯側送受信機33は、車両側送受信機32と同一周波数の電波を送受信する携帯側送受信回路35と、この携帯側送受信回路35を制御する携帯側制御回路36及び図示しない電源回路を装備して構成される。携帯側制御回路36は、図示しないCPU及びこのCPUを制御するためのプログラムと暗証コードとが書き込まれた不揮発性メモリを有して構成され、後述する車両側送受信機32からのID要求コードが携帯側送受信回路35で受信されると、不揮発性メモリに書き込まれている暗証コードを携帯側送受信回路35から送信させる。なお、携帯側送受信回路35には図示しないアンテナコイルが設けられている。また、携帯側送受信機33の電源としては、ボタン電池等の一次電池を用いても良いし、車両側送受信機32からの搬送波信号により、携帯側送受信機33のアンテナコイルに誘起するエネルギーを利用するように構成してもよい。
車両側送受信機32は、携帯側送受信機33と同一周波数の電波を送受信する送受信回路37を有して構成され、車両31に設けた制御部である制御回路34によって、この送受信回路37を制御する。なお、送受信回路37には図示しないアンテナコイルが設けられている。制御回路34にはドアハンドル3に設けた圧電センサ4、施解錠手段18、窓15の開閉手段19、入切手段20、防犯手段21(報知手段211、通信手段212、施錠強化手段213で構成されている)、外乱検出手段22および施錠状態認識手段38が接続される。制御回路34は、ドアハンドル3に使用者が接触することによる振動を圧電センサ15によって監視して、この変化値が所定値以上になるとオンする。制御回路34がオンすると、図示しないリレーボックスを介してバッテリーから車両側送受信機32へ電源が供給される。
車両側送受信機32の制御回路34は、基本的にCPU及びこのCPUを制御するためのプログラムと暗証コードとが書き込まれた不揮発性メモリを有して構成される。具体的には、図10bに示すように、圧電センサ4からの検出信号を受けてドア開時解錠モード、パターン信号モード、犯罪振動モードにモード判別する判別部341と、車両側送受信機32からID要求信号を送信させるID信号要求手段39と、車両側送受信機32によって受信したID信号を解読する解読手段40と、解読したID信号が予めメモリ41に格納された正規信号か否かを判定するID信号判定手段42と、ID信号が正規信号であった場合に施解錠手段18によるロックの解除を指示するロック解除指示手段43とを備えている。さらに制御回路34は要求動作指示手段44とを備えてなり、判定部341において、圧電センサ4からの検出信号に基づいて使用者のみが知る固有の打ち叩きリズムを暗証信号として解読し、解読した暗証信号が予め記憶された正規信号か否かを判定して使用者の要求動作を指示する。
次に作用について説明する。本発明の実施の形態2におけるキーレスエントリー装置では、まず使用者がドアハンドル3に接触すると制御回路34によって接触が検出され、圧電センサ4の約3〜8Hzの振動信号に基づきドアハンドル3への接触や開操作による開時解錠モードと判別部341が判別すると、ID信号要求手段39からID要求信号が送信される。携帯側送受信機33の携帯側制御回路36はID要求信号を受信すると、ID信号を携帯側送受信回路35から送信する。制御回路34は、ID信号を受信すると解読手段40によってID信号の解読を行った後、ID信号判定手段42によってID信号の判定を行い、ID信号がメモリ41に格納されたID信号と一致すると、ロック解除指示手段43によって施解錠手段18へロック解除信号を送出し、ドア1のロックが解錠される。
次に使用者が降車してドアを施錠後に車室内ランプの消し忘れに気づいたときに、固有の打ち叩きリズムを暗証信号として、例えばタ・タン・タ・タンというリズムでドアハンドル3を叩いて操作すると、制御回路34によって振動が検出され、施錠状態認識手段38によって施錠状態であることが認識され、圧電センサ4の約10〜30Hzの振動信号に基づき所定パターンのピーク回数や時間間隔を有する暗証信号としてパターン信号モードと判別部341が判別すると、制御回路34は、要求動作指示手段44によって入切手段20へ消灯信号を送出し、車室内ランプが消灯される。
このように、使用者が所定回数と所定間隔を有する所定パターンで、ドア叩きをすると、変位検出手段でこの振動波形が検出されて解読され、この打ち叩きのリズムが所定の動作であれば、所定の使用者要求動作を行うこととなる。即ち、使用者のみが知る固有の打ち叩きリズムが暗証信号となり、所定動作を行うことができ、多機能で利便性の優れたドアハンドル装置を実現でき、該ドアハンドル装置を車両ドアでのキーレスエントリー装置に適用して、キーレスエントリー装置のドアハンドル部の操作性を向上でき、多機能で利便性の優れたキーレスエントリー装置を実現できる。
さらに、犯罪者が侵入や車両盗や車上荒らしなどを狙った錠破りの目的で窓16を叩いたり、衝撃を加えてドアハンドル3に伝わったりすると、制御回路34によって振動が検出され、施錠状態認識手段38によって施錠状態であることが認識されている場合に、圧電センサ4の約10〜30Hzの振動信号に基づき開時解錠モードやパターン信号モード以外のモード(犯罪振動モードの可能性がある)と判別部341が判別すると、ID信号要求手段39からID要求信号が送信される。携帯側送受信機33はID要求信号を受信してID信号を送信する。制御回路34は、ID信号を受信すると解読手段40によってID信号の解読を行った後、ID信号判定手段42によってID信号が予めメモリ41に格納された正規信号か否かを判定する。ID信号が正規信号か否かの判定結果を判別部341に戻し、正規信号であった場合は外乱によるものであったとして新たな処理は行わない。一方、ID信号が正規信号でなかった場合は判別部341で犯罪振動モードとして確定する。このようにして、約10〜30Hzの振動信号を犯罪モードとして判別部341が判別すると、報知手段211から一定時間アラーム音が発生されたり、通報手段212により犯罪者の存在を使用者や外部電話、警備会社、警察等へ通報したりするとともに、施錠強化手段213を動作させて、図示しないグローブボックスなどの収納庫を施錠したり、車室内のイグニッションキー穴や車載AV機器の収納装置を作動させて防御壁で覆蓋したり、一般のドア窓15の内側に二重窓状になるガラス製(または金属製)の防御窓16を急速に閉めるような動作を行う。なお、ここでは波長の比較的短い振動に絞って犯罪振動と判別する例を示して説明を行ったが、侵入を狙ってドアの鍵穴をこじったりドアハンドルを操作するような約3〜8Hzの振動信号も含めて犯罪振動を判定部341で判別できるように、プログラムしてもよい。
このように、変位検出手段で振動波形を検出し、施錠中に外乱振動と異なり、侵入や車両盗や車上荒らしなどを狙った錠破りによる犯罪振動に特有の振動であると判別すると、防犯手段を作動して所定の防犯動作、例えば車両の場合は、グローブボックスなどの収納庫を施錠したり、車室内のイグニッションキー穴や車載AV機器の収納装置を作動させて防御壁で覆蓋したり、一般のドア窓の内側に二重窓状になる防御窓や金属製窓を急速に閉めるような動作を行うことができ、多機能で利便性がよく防犯性に優れたドアハンドル装置を実現できる。
また、判別部の犯罪振動モードの判別に基づき報知を行う報知手段を備えており、警報発生により近くの使用者や他の人へ通報することができる。また、警報の形態が例えばアラーム音などであると、近くの人への通報とともに、車両犯罪者や侵入者に対する威嚇にもなり、車両犯罪や侵入を抑制することができる。そして、判別部の犯罪振動モードの判別に基づき外部機器へ通信可能な通信手段を備えたもので、車両犯罪者や侵入者があったことを屋内の警報端末や外部電話、警備会社、警察等へ通報することができ、侵入発生時の迅速な対応が可能となる。
なお、上記実施の形態2では、ドアハンドル装置を車両用ドアに適用した場合を例に説明したが、本発明におけるドアハンドル装置を有するキーレスエントリー装置は、事務所、住宅或いはマンション等の玄関扉に用いてもよく、住居用ドアに適用した場合は、自動車用と同様に振動信号を犯罪モードとして判別部341が判別すると、報知手段211から一定時間アラーム音が発生されたり、通報手段212により犯罪者の存在を使用者や外部電話、警備会社、警察等へ通報したりするとともに、施錠強化手段213を動作させて、住居の施錠を強化し住居へのさらなる侵入を防ぐ。特に、既に施錠されている箇所(例えば通常時に一個手動施錠されたバルコニー窓)の施錠を自動で複数個施錠に強化することにより、住居へのさらなる侵入の際に、より時間がかかるなど侵入者のリスクが増大するので侵入を断念させることができる。
このように、車両犯罪者や侵入者を検出すると、判別部の犯罪振動モードの判別に基づき施錠を強化することでさらなる侵入を防ぐことができる。特に、既に施錠されている箇所の施錠を自動で複数個施錠に強化することにより、さらなる侵入の際に、より時間がかかるなど侵入者のリスクが増大するので侵入を断念させることができる。また車両の場合は、グローブボックスなどの収納庫を施錠したり、車載AV機器に蓋をして施錠してしまうことなどができる。そして、建物や玄関ドアなどのドアでのキーレスエントリー装置やスマートエントリー装置に適用して、キーレスエントリー装置のドアハンドル部の操作性が向上し、多機能で利便性の優れたドア部材を実現できる。
また、上記した各実施形態では、ドアハンドル装置を車両のサイドドアやスライドドア等の乗降用ドアに適用した場合を例に説明したが、本発明に係るドアハンドル装置は、この他車両後部を開閉するハッチドアに適用しても同様の効果を奏するものである。よって、該ドアハンドル装置をサイドドアやテールゲート等のドアでのキーレスエントリー装置に適用して、キーレスエントリー装置のドアハンドル部の操作性を向上でき、多機能で利便性の優れたキーレスエントリー装置を実現できる。
また、施錠中の検出振動に対して、使用者による意図的な振動と区別して、より明確に犯罪振動と判別することができるので誤作動を防止でき、防犯手段を作動して所定の防犯動作行って、高機能で利便性がよく防犯性に優れたキーレスエントリー装置を実現できる。
なお、上記した各実施形態では、片側がヒンジとなる把手式のハンドルを例に説明したが、本発明に係るドアハンドル装置は、ハンドル全体を引き上げるプルアップ式のドアハンドルや他の構成のドアハンドルに適用しても同様の作用効果を奏する。
圧電センサが可撓性を有して把手式のドアハンドルに付設可能となり、ドアハンドルの微小変位を高感度に検出可能となる。従って、ドアハンドルに単に触れただけでも十分な信号出力が得られ、ドアハンドルに対するタッチが検出可能となるので、例えば、ドアハンドル以外での多くの分野にわたる高感度なスイッチとしても適用できるので、物の出し入れ、または人体の出入りするドアの開閉制御用スイッチや、移動式の物品収納庫の移動制御用スイッチ等に適用することが可能となる。また、各種の振動を検出して、判別手段によりドア開時の操作による振動か、あるいは意図的なパターンの振動や過失による振動や外乱振動などの別の振動かの判別を行うことができ、それに対応した所定動作を行うことができるので、乗用車や運送車、鉄道などの車両や輸送機などのほか、事務所、住宅或いはマンション等の扉のドアハンドル、ドア部材、キーレスエントリー装置やスマートエントリー装置にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるドアハンドル装置を備えた自動車ドアの外観図 本発明の実施の形態1におけるドアハンドル装置で、図1のAA断面におけるドアハンドル装置の断面図 本発明の実施の形態1におけるドアハンドル装置を図2のB方向、すなわち、車室内側から見た外観図 本発明の実施の形態1における圧電センサ4の断面図 本発明の実施の形態1におけるドアハンドル装置を備えた自動車の関連部の制御ブロック図 (a)ドアハンドル3を車室外側(図中、S方向)に引いた際に弾性体8が変位して、弾性体8がまだアーム部9に接している状態の概略図(b)図6(a)の状態からドアハンドル3を車室外側(図中、S方向)にさらに引いて、弾性体8が変位し終えてアーム部9から離れた状態の概略図 本発明の実施の形態1における検出ユニット5内で増幅、濾波されたフィルタ部51aの出力信号Va、比較部52aの判定出力Jaを示す特性図 本発明の実施の形態1における検出ユニット5内で増幅、濾波されたフィルタ部51bの出力信号Vb、比較部52bの判定出力Jbを示す特性図 本発明の実施の形態2におけるドアハンドル装置を有するキーレスエントリー装置を備えた自動車の外観図 本発明の実施の形態2におけるキーレスエントリー装置の概略構成を表したブロック図 本発明の実施の形態2におけるキーレスエントリー装置の要部詳細構成を表したブロック図
符号の説明
1 ドア
3 ドアハンドル
4 圧電センサ(変位検出手段)
9 アーム部(可動部)
18 解錠手段
21 防犯手段
31 車両
32 車両側送受信機
33 携帯側送受信機
34 制御回路
38 施錠状態認識手段
171 判別部(判別手段)
211 報知手段
212 通信手段
213 施錠強化手段
341 判別部(判別手段)

Claims (10)

  1. ドアの開閉操作のためのドアハンドルと、前記ドアハンドルの開閉操作時に一体または連動して動く可動部と、前記可動部の変位を検出する変位検出手段と、前記変位検出手段の出力信号に基づき前記ドアハンドルへの人や物体の接触または前記ドアハンドルによる開動作の少なくとも1つを判別する判別手段と、前記判別手段により前記ドアハンドルへの接触または開動作を判別すると前記ドアのロックを解錠する解錠手段とを備え、前記判別手段は前記ドアハンドルへの接触や開動作とは異なる別の判別モードを有して複数のモードに判別を行うことを特徴とするドアハンドル装置。
  2. 変位検出手段は可撓性を有したケーブル状の圧電センサを備えた請求項1記載のドアハンドル装置。
  3. 判別手段はパターン信号判別のモードを有し、前記パターン信号判別のモードは変位検出手段で検出される振動が使用者によってドアまたはドアハンドルに与えた所定パターンの信号振動であると判別すると、所定の使用者要求動作を行うようにした請求項1または請求項2に記載のドアハンドル装置。
  4. 防犯手段を備え、判別手段は犯罪振動判別のモードを有し、前記犯罪振動判別モードは変位検出手段で検出された変位または振動が犯罪による錠破り時の振動などの犯罪振動と判別すると、前記防犯手段を作動して所定の防犯動作を行うようにした請求項1〜3のいずれか1項記載のドアハンドル装置。
  5. 判別手段の犯罪振動のモード判別に基づき報知を行う報知手段を備えた請求項4記載のドアハンドル装置。
  6. 判別手段の犯罪振動のモード判別情報を外部機器へ通信可能な通信手段を備えた請求項4または請求項5に記載のドアハンドル装置。
  7. 判別手段の犯罪振動のモード判別に基づき施錠空間の施錠を強化する施錠強化手段を備えた請求項4〜6のいずれか1項記載のドアハンドル装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載のドアハンドル装置を備えたドア部材。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項記載のドアハンドル装置を備えたキーレスエントリー装置。
  10. 請求項4〜7のいずれか1項記載のドアハンドル装置と、車両側に搭載した車両側送受信機と、使用者が携帯する携帯側送受信機と、車両側送受信機が送信したID要求信号を携帯側送受信機が受信した後に携帯側送受信機が送信したID信号を車両側送受信機で受信することによりドアのロックを解除する制御部とを具備したキーレスエントリー装置であって、前記制御部は、車両側送受信機で携帯側送受信機が送信したID信号を受信していないときにのみ、判別手段で犯罪振動と判別すると所定の防犯動作を行うようにしたキーレスエントリー装置。
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