JP2006207091A - 裏地機能を有するミドラーウエア - Google Patents

裏地機能を有するミドラーウエア Download PDF

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政則 中川
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Abstract

【課題】裏地機能を有するミドラーウエアを提供する。
【解決手段】本発明は、静的ドレープ係数が45%以下、動的ドレープ係数が1.0以下、動摩擦係数が、0.20〜0.45を満足することを特徴とする裏地機能を有するミドラーウエアであり、好ましくは少なくとも50質量%以上のセルロース繊維を含有するものであり、更に好ましくはセルロース系繊維が再生セルロース系繊維である。
【選択図】なし

Description

本発明は、裏地機能を有するミドラーウエアに関する。
裏地の定義として、非特許文献1には「縫製の際に衣服の裏に表地と重なるように用いる布地であり、その目的は(1)着脱しやすいよう滑りを良くする、(2)衣服のシルエットを良くするため、表地の張りを保持する、(3)表地が透ける場合は透けるのを防ぐか、裏地との調和で美しく見せる、(4)衣服の保温性を増す、(5)表地の補強、などである。従って、裏地は薄く、軽く、表面が滑らかで、張りがある。」と記されている。
従来、「裏地」は表地を保護する機能として、人体から発汗する汗の表地へのにじみによる汚れや変色を防止する役割もあり、又、着用での表地による人体皮膚への刺激防止、防風機能なども上述に加えて目的としている。
そのため、紳士用、婦人用問わず裏地は表地と一体化して供されている。
これによる弊害として、表地が洗濯できないと裏地のみ洗濯することができない、裏地が破れても簡単に交換できない、シームの向きが規制される、縫製の仕方によっては着用時にゴワゴワして着心地が悪いなどの点が挙げられる。
対策として、ウォッシャブルスーツなどが提案されているが、洗濯によるシワの発生、表地の収縮による風合いの硬化やゴワツキが発生し、見栄えの低下や着心地の低下を誘発するため、実用的に問題が多い。更に、一体型はどうしても厚く、重く、嵩張ったものが多いため、動きにくい、肩がこる等の着用快適性に欠けるものが多い。
一方、ウール等に代表される保温性のベスト、セーターを下着と外衣との間にミドラーウエアとして着込む方法も知られているが、防風性がないために保温性に乏しいのが現状である。防風性に優れ、保温性を有するミドラーウエアが提案されており、所定のストレッチ性を有し、風合いも改良されているが、上述した裏地機能については示唆されておらず、裏地の代わりとして着用することは想定されていなかった(特許文献1参照)。
特開2003−166103号公報 本宮等編、「繊維の百科事典」、丸善、平成14年3月25日、p.388
本発明の目的は、裏地機能を有するミドラーウエアを提供することである。
本発明者らは、上記の課題を解決するために種々検討した結果、裏地機能、即ち、防風性、汚れ防止、皮膚刺激防止及び着脱性(滑り性)を兼ね備えたミドラーウエアを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、以下のとおりである。
(1)下記の特性を満足することを特徴とする裏地機能を有するミドラーウエア。
(i)静的ドレープ係数が45%以下、動的ドレープ係数が1.0以下
(ii)動摩擦係数が、0.20〜0.45
(2)少なくとも50質量%以上のセルロース系繊維を含有することを特徴とする上記(1)記載の裏地機能を有するミドラーウエア。
(3)セルロース系繊維が再生セルロース系繊維であることを特徴とする上記(2)記載の裏地機能を有するミドラーウエア。
本発明のミドラーウエアは、表地が洗濯できなくても裏地のみ洗濯することができ、裏地が破れても簡単に交換できる。又、シームの向きが規制されず、着用快適性に優れている。
本発明において、ミドラーウエアとは、アウター(外衣)とインナー(下着、肌着)の中間に着用することができる衣料をいう。具体的にはシャツ、ブラウス、セーター、ベストなどが挙げられ、本発明の目的を満足させるためにはシャツやブラウスが好ましい。
本発明の裏地機能を有するミドラーウエアは、動きやすさ等の着用快適性の点から薄地の織編地である必要がある。従って、ミドラーウエアが、織物やポリウレタン樹脂等をコーティング又はラミネートした透湿性防水布等の場合、ミドラーウエアとしての着用快適性が劣る。
以下、本発明の最適例について説明する。
本発明において、静的ドレープ係数、動的ドレープ係数、動摩擦係数はミドラーウエアに供する布帛の柔軟性を示す指標として極めて重要なパラメーターであり、静的ドレープ係数が45%以下、動的ドレープ係数が1.0以下、動摩擦係数が0.20〜0.45を満足することが必要である。
静的ドレープ係数はJIS L1096 ドレープ法に準拠して算出されたドレープ係数である。45%を越えると布帛が硬くゴワゴワして好ましくない。下限は特に限定されない。
動的ドレープ係数はカトーテック(株)製のKES−FB1のせん断試験機を用いて、2HG(せん断角0.5°におけるヒステリシス:gf/cm)とG(せん断剛性:gf/cm・degree)を測定し、下記式1によって算出された振動減衰率を動的ドレープ係数とした。
動的ドレープ係数(振動減衰率)=2HG/G0.5 (1)
動的ドレープ係数は着用時のシルエットへの寄与が大きく、1.0以下であると表地との馴染みが良く、着用時のシルエットが美しくなる。下限は特に限定されない。
動摩擦係数はカトーテック(株)製のKES−SEを用いて、摩擦面寸法が1cm×1cmで重量が25gの摩擦子に、金布3号精練上がりの綿布を取り付けて、5cm/minの速度で固定したミドラーウエアを構成する布帛の表面上を滑らせ、その時の摩擦抵抗力から、下記式2によって動摩擦係数(μ)を求めた。式中、Aは摩擦抵抗力の平均値(g)、Bは摩擦子の重量(g)を表す。
動摩擦係数(μ)=A/B (2)
本発明ではミドラーウエアを構成する布帛の経糸方向に滑らせたときの摩擦係数と、緯糸方向に滑らせたときの摩擦係数の平均値を動摩擦係数とした。動摩擦係数が、0.20〜0.45であると、着脱時の袖通しが良く、かつ、着用時の違和感がない。
本発明に用いる繊維は吸水性に富んだ繊維を含有すればよく、セルロース系繊維、吸水性ポリエステル系繊維、吸水性アクリル系繊維、吸水性ポリアミド系繊維等が用いられる。セルロース系繊維としては、キュプラアンモニウムレーヨン、ビスコースレーヨンなどの再生セルロース系繊維、アセテート鹸化繊維、リヨセルに代表される精製セルロース系繊維等が挙げられ、また、綿、麻に代表される天然繊維も包含する。
ポリエステル系合成繊維は着用時に「かさかさ」とした音がするため、本発明のミドラーウエアにおいて少なくとも50質量%以上のセルロース系繊維を含有することが好ましい態様であり、更に好ましくはセルロース系繊維が再生セルロース系繊維である。
本発明に用いる繊維の単糸繊度は0.5〜5.5dtex、フィラメント数は20〜100本、トータル繊度は30〜167dtex程度のものが好ましく用いられる。紡績糸の場合は40〜100綿番手のものを用いることができる。場合によっては吸湿性の高い絹やウールをセルロース繊維に混紡して用いても構わない。
本発明に用いる繊維の形態は、長繊維でも短繊維でもよく、長さ方向に均一なものや太細のあるものでもよい。断面形状は、丸型、三角、L型、T型、Y型、W型、八葉型、偏平、ドッグボーン型等の多角形型、多葉型、中空型や不定形なもの等、任意の形状のものが用いられる。
本発明に用いる糸条の形態は、リング紡績糸、オープンエンド紡績糸等の紡績糸、マルチフィラメント原糸(極細糸を含む)、甘撚糸〜強撚糸、混繊糸、仮撚糸(POYの延伸仮撚糸を含む)、空気噴射加工糸等がある。
本発明に用いる織編物の組織は商品目的に応じて、適宜選択すればよいが、着用快適性の観点から織物では、平織物、綾織物、朱子織物及びそれらの変化組織などであり、編地では、経編物のトリコットが好ましい態様である。
本発明に用いる織編物を製造するには、通常の製編織条件で製編織することができる。織編物の目付は、特に制限はないが40〜120g/mの範囲であれば特に問題はない。裏地機能を十分満足させるには40〜90g/mの範囲が特に好ましい。
本発明の交織織物を製造する方法は、普通織機、レピア織機、エアージェットルーム、ウォータージェットルーム、グリッパー織機、多相織機等が代表的に挙げられる。
本発明の織編物は、製編織された生機を常法の精練、染色、仕上加工を施すことで得られる。例えば、精練はオープンソーパー型連続精練機、ソフサー精練機、浴中懸垂型連続精練機などの連続式精練機や液流型染色機、ビーム染色機、ロータリーワッシャー染色機、ウィンス染色機、ジッガー染色機などのバッチ式精練機などを用いて行うことができる。
また、染色はパッド・バッチ法、パッド・スチーム染色法、パッド・ロール法などのパッド染色法、ジッガー染色法、液流染色法、ウインス染色法、ビーム染色法、ロータリーワッシャー染色機などのバッチ式染色機など織編物の組織及び素材構成に合わせて染料選択と共に適宜選択すればよい。
仕上加工は、柔軟仕上加工や樹脂加工を施せばよい。必要に応じて帯電防止剤、撥水剤、柔軟剤、スリップ防止剤、吸汗剤、紫外線吸収剤、光触媒等を付与しても構わない。また、織編物表面の光沢、平滑性、風合い等を改善するために、カレンダー処理を施してもよい。
以下、本発明を実施例で具体的に説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものではない。
尚、測定方法、評価方法等は下記の通りである。
(1)静的ドレープ評価
JIS法L1096法ドレープ法に準拠して、ドレープ係数を算出した。
(2)動的ドレープ評価
カトーテック(株)製のKES−FB1のせん断試験機を用いて、2HGとGを測定し、下記式3によって算出された振動減衰率を動的ドレープ係数とした。
動的ドレープ係数(振動減衰率)=2HG/G0.5 (3)
(3)動摩擦係数の測定
カトーテック(株)製のKES−SEを用いて、摩擦面寸法が1cm×1cmで重量が25gの摩擦子に、金布3号精錬上がりの綿布を取り付けて、5cm/minの速度で固定した裏地の表面上を滑らせ、その時の摩擦抵抗力から、下記式4によって動摩擦係数(μ)を求めた。
μ=A/B (4)
式中、Aは摩擦抵抗力の平均値(g)、Bは摩擦子の重量(g)を表す。
本発明ではミドラーウエアまたは裏地を構成する布帛の経糸方向に滑らせたときの摩擦係数と、緯糸方向に滑らせたときの摩擦係数の平均値を、ミドラーウエアまたは裏地の動摩擦係数とした。
(4)着用快適性評価
モニター10名による着用試験を10日間実施し、着用快適性の評価を実施し、評価結果をA.B.Cの3段階評価として、モニター10名のうち6名以上の評価結果を持って表示した。
・着用条件
実施例1.2.3及び比較例1の半袖シャツは下着を着用した上で、ウール100%ジャケット(裏地なし)の表地の下に着用した。
比較例2.3はウール100%ジャケットに裏地として、一体型に縫製したものを下着を着用した上に着用した。
・着用評価基準
A:着用時に違和感がなく快適である。
B:やや不快である。
C:ゴワゴワして不快に感じる。
[生地試作]
(1)ベンベルグ織物
表1に記載するベンベルグ織物生機をオープンソーパータイプの精練機を用いて下記の条件で精練・乾燥した。続いて、反応性染料を用いてパッドバッチ染色し、洗浄・乾燥した。更に樹脂加工剤を付与した後、乾燥・熱処理した後、カレンダー加工を施した。
(a)精練条件
6槽式オープンソーパー式連続精練機を用いて、下記の条件にて精練を実施した。
・精練槽(第1〜2槽) 60℃
精練剤:スコアロールFC−250(北広ケミカル社製非イオン系活性剤)1g/l
・湯洗槽(第3〜4槽) 80℃
・湯洗槽(第5〜6槽) 60℃
処理速度 50m/分
(b)乾燥条件
縦型6本シリンダー乾燥機にて蒸気圧0.4MPaで処理速度50m/分にて乾燥し、ロールに巻き上げた。
(c)染色条件
反応性染料を用いて、下記の条件にて染色した。
染料液組成
染料:レマゾール ブラック B
(ダイスター社製 CI Reactive Black 5) 50g/l
尿素 20g/l
水酸化ナトリウム(38度ボーメ) 6cc/l
炭酸ナトリウム 20g/l
ピックアップ率60%、処理速度40m/分にて染料水溶液を含浸・絞液後、ロールに巻き取り、ポリエチレンシートでラッピングした後、ローリングしながら、25℃で16時間エージングを行った。
(d)洗浄条件
6槽式オープンソーパー式連続精練機を用いて、下記の条件にて精練を実施した。
・ソーピング槽(第1〜2槽) 80℃
精練剤:スコアロールFC−250(北広ケミカル社製非イオン系活性剤)1g/l
・湯洗槽(第3〜4槽) 80℃
・湯洗槽(第5〜6槽) 60℃
処理速度 50m/分
(e)乾燥条件
縦型6本シリンダー乾燥機にて蒸気圧0.4MPaで処理速度50m/分にて乾燥し、ロールに巻き上げた。
(f)樹脂加工条件
グリオキザール系非ホルマリン樹脂加工剤を用いて、樹脂加工を行った。
樹脂加工液組成
ユニレジン 168N
(ユニオン化学社製 ジメチルグリオキザール尿素系樹脂) 8.0質量%
ユニカタリスト MS−8
(ユニオン化学社製 複合金属塩系触媒) 2.4質量%
ニッカMS−1F
(日華化学社製 脂肪酸アミド系柔軟剤) 1.0質量%
ピックアップ率70%、処理速度50m/分にて樹脂加工液組成を含浸・絞液後、ピンテンター式乾燥機にて130℃で1分間乾燥した。続いて、ピンテンター式乾燥機にて165℃で2分間熱処理した。
(g)カレンダー条件
ペーパーカレンダーロールにて、室温にて、32トンの加圧下で処理速度40m/分のカレンダー加工を施した。
(2)ポリエステル織物
表1に記載するポリエステル織物生機をピンテンター式乾燥機を用いて190℃で30秒のプレセットを行い、オープンソーパー式連続精練機を用いて、下記の条件で精練を行った。更にアルカリ減量を行う布帛はパッド・スチーム法にて下記に示す条件で実施した。精練及びアルカリ減量した後乾燥を行った。続いて、分散染料を用いて液流染色・還元洗浄・乾燥した。更に仕上加工剤を付与した後、乾燥・熱処理した後、カレンダー加工を施した。
(a)精練条件
6槽式オープンソーパー式連続精練機を用いて、下記の条件にて精練を実施した。
・精練槽(第1〜2槽) 60℃
精練剤:スコアロールFC−250(北広ケミカル社製非イオン系活性剤)1g/l
・湯洗槽(第3〜4槽) 80℃
・湯洗槽(第5〜6槽) 60℃
処理速度 50m/分
(b)アルカリ減量条件(パッド・スチーム法)
水酸化ナトリウム250g/l水溶液をピックアップ率40%、処理速度40m/分にて含浸・絞液後、105℃で10分のスチーム処理を行った。
(c)洗浄条件
6槽式オープンソーパーを用いて、下記の条件にて精練を実施した。
・ソーピング槽(第1〜2槽) 80℃
精練剤:スコアロールFC−250(北広ケミカル社製非イオン系活性剤)1g/l
・湯洗槽(第3〜4槽) 80℃
・湯洗槽(第5〜6槽) 60℃
処理速度 50m/分
なお、精練のみの場合は(a).(d)の工程となり、アルカリ減量を行う場合は(a).(b).(c).(d)の工程となる。
(d)乾燥条件
縦型6本シリンダー乾燥機にて蒸気圧0.4MPaで処理速度50m/分にて乾燥し、ロールに巻き上げた。
(e)染色条件
分散染料を用いて、下記の条件にて染色した。
染料液組成
染料:C.I Disperse Blue 291 1%omf
分散剤:デッスパー TL(明成化学社製 タモール型分散剤) 1g/l
酢酸 0.5cc/l
130℃で30分間染色したのち、常法により還元洗浄した。
(f)乾燥条件
縦型6本シリンダー乾燥機にて蒸気圧0.4MPaで処理速度50m/分にて乾燥し、ロールに巻き上げた。
(g)仕上加工条件
ミューロンAS222(ミヨシ油脂社製 制電剤)1.0質量%を用いて、ピックアップ率60%、処理速度50m/分にて樹脂加工液組成を含浸・絞液後、ピンテンター式乾燥機にて130℃で1分間乾燥を行った。続いて、ピンテンター式乾燥機にて170℃で30秒間熱処理した。
(h)カレンダー条件
ペーパーカレンダーロールにて、室温にて、32トンの加圧下で処理速度40m/分のカレンダー加工を施した。
[実施例1]
表1記載のNo.1平織物(経糸にベンベルグ56dt/30f、緯糸にベンベルグ84dt/45f)の生機密度(経130本/吋、緯82本/吋)の仕上加工品を用いて、半袖のシャツを試作した。
[実施例2]
表1記載のNo.2平織物(経糸にスパンベンベルグ60綿番手(Z20t/吋)及び緯糸にスパンベンベルグ60綿番手(Z33t/吋)を用いた)の生機密度(経95本/吋、緯75本/吋)の仕上加工品を用いて、半袖のシャツを試作した。
[実施例3]
表1記載のNo.3平織物(経糸にポリエステル56dt/24f、緯糸にポリエステル84dt/36f)の生機密度(経121本/吋、緯82本/吋)の仕上加工品(アルカリ減量加工品)を用いて、半袖のシャツを試作した。
[比較例1]
表1記載のNo.4平織物(経糸にポリエステル56dt/24f、緯糸にポリエステル84dt/36f)の生機密度(経100本/吋、緯81本/吋)の仕上加工品を用いて、半袖のシャツを試作した。
[比較例2]
表1記載のNo.1織物を用いて、表地と一体型で製品を試作した。
[比較例3]
表1記載のNo.2織物を用いて、表地と一体型で製品を試作した。
得られた結果を表2に記載した。
Figure 2006207091
Figure 2006207091
本発明によれば、裏地機能を有するミドラーウエアが得られる。
表地が洗濯できなくてもミドラーウエアのみ洗濯することができ、ミドラーウエアが破れても簡単に交換できる。又、シームの向きが規制されず、着用快適性に優れている。

Claims (3)

  1. 下記の特性を満足することを特徴とする裏地機能を有するミドラーウエア。
    (1)静的ドレープ係数が45%以下、動的ドレープ係数が1.0以下
    (2)動摩擦係数が、0.20〜0.45
  2. 少なくとも50質量%以上のセルロース系繊維を含有することを特徴とする請求項1記載の裏地機能を有するミドラーウエア。
  3. セルロース系繊維が再生セルロース系繊維であることを特徴とする請求項2記載の裏地機能を有するミドラーウエア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009068128A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Asahi Kasei Fibers Corp 衣料用布帛
JP2009102759A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Asahi Kasei Fibers Corp セルロース系裏地

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