JP2006205961A - エアガイド - Google Patents
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Abstract
【課題】 寸法精度を高めることなしに、寸法バラツキを吸収して取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるエアガイドの提供。
【解決手段】 ダクト開口部16cの下方でバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部31と、オイルクーラ取付部15dの上方でバンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部32と、上側水平壁部31と下側水平壁部32との間を内側縁部において接続する接続壁部33と、上側水平壁部31の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部34と、下側水平壁部32の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部35とで正面視でクランク状に形成され、全体が合成樹脂により一体に形成され、接続壁部33は上下方向に伸縮可能なジグザグ波板状に形成されている。
【選択図】 図5
【解決手段】 ダクト開口部16cの下方でバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部31と、オイルクーラ取付部15dの上方でバンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部32と、上側水平壁部31と下側水平壁部32との間を内側縁部において接続する接続壁部33と、上側水平壁部31の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部34と、下側水平壁部32の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部35とで正面視でクランク状に形成され、全体が合成樹脂により一体に形成され、接続壁部33は上下方向に伸縮可能なジグザグ波板状に形成されている。
【選択図】 図5
Description
本発明は、ラジエータコアサポートにおける左右両サイドステー取付プレートの前面側に車両前方に向けて立設されるエアガイドに関する。
従来、ラジエータコアサポートの両サイドに車両前方へ向けて立設されるエアガイドとしては、例えば図10に示すように、平板状のエアガイド101を左右両ラジエータコアサイド102の車両前面側に向けて突出させた状態で取り付けが行なわれていた(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、エアガイドが従来例に示したように平板状であれば、特に問題はないが、例えば、図2に示すように、サイドメンバ取付プレート16には、その略中央部にサイドメンバ取付プレート16を介してサイドメンバ4の先端取り付け面における中央部分にバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔16aが形成され、上部にエアクリーナ吸気用ダクト開口部16cが形成され、下部前面にオイルクーラ取付部16dが設けられていて、エアガイド3が、ダクト開口部16cの下方でバンパフェイシャに固定されるバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部31と、オイルクーラ取付部16dの上方でバンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部32と、上側水平壁部31と下側水平壁部32との間をサイドステー取付プレート16とバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部33と、上側水平壁部31の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部34と、下側水平壁部32の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部35とで正面視でクランク状に形成された立体的な構造のものにおいては、サイドメンバ取付プレート16に対する取り付け手段を上側水平壁部31、下側水平壁部32、上側側壁部34および下側側壁部35の全ての箇所に設ける必要があるため、別体に製造されるサイドメンバ取付プレート16とエアガイド4の寸法バラツキにより、サイドメンバ取付プレート16側の取付手段とエアガイド4側の取付手段との位置にずれが生じ易く、このため、寸法精度を高めておかないとサイドメンバ取付プレート16に対するエアガイド4の取り付け作業が困難になるという問題があった。
本発明の解決しようとする課題は、寸法精度を高めることなしに、寸法バラツキを吸収して取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるエアガイドを提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載のエアガイドは、ラジエータコアサポートにおける左右両サイドステー取付プレートの前面側に車両前方に向けて立設されるエアガイドであって、前記サイドメンバ取付プレートには、その略中央部に該サイドメンバ取付プレートを介してサイドメンバの先端取り付け面における中央部分にバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔が形成され、上部にエアクリーナ吸気用ダクト開口部が形成され、下部前面にオイルクーラ取付部が設けられ、前記エアガイドが、前記ダクト開口部の下方で前記バンパフェイシャに固定されるバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部と、前記オイルクーラ取付部の上方で前記バンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部と、前記上側水平壁部と下側水平壁部との間を前記サイドステー取付プレートとバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部と、前記上側水平壁部の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部と、前記下側水平壁部の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部とで正面視でクランク状に形成され、前記エアガイドにおける前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部および下側側壁部と、前記サイドメンバ取付プレートとの間にそれぞれ取付手段が設けられ、前記接続壁部が上下方向に伸縮自在なジグザグ波板状に形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項2記載のエアガイドは、ラジエータコアサポートにおける左右両サイドステー取付プレートの前面側に車両前方に向けて立設されるエアガイドであって、前記サイドメンバ取付プレートには、その略中央部に該サイドメンバ取付プレートを介してサイドメンバの先端取り付け面における中央部分にバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔が形成され、上部にエアクリーナ吸気用ダクト開口部が形成され、下部前面にオイルクーラ取付部が設けられ、前記エアガイドが、前記ダクト開口部の下方で前記バンパフェイシャに固定されるバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部と、前記オイルクーラ取付部の上方で前記バンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部と、前記上側水平壁部と下側水平壁部との間を前記サイドステー取付プレートとバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部と、前記上側水平壁部の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部と、前記下側水平壁部の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部とで正面視でクランク状に形成され、前記エアガイドにおける前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部および下側側壁部と、前記サイドメンバ取付プレートとの間にそれぞれ取付手段が設けられ、前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部および下側側壁部の互いに隣接するコーナ部分に断面切欠円状の伸縮部が形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項3記載のエアガイドは、ラジエータコアサポートにおける左右両サイドステー取付プレートの前面側に車両前方に向けて立設されるエアガイドであって、前記サイドメンバ取付プレートには、その略中央部に該サイドメンバ取付プレートを介してサイドメンバの先端取り付け面における中央部分にバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔が形成され、上部にエアクリーナ吸気用ダクト開口部が形成され、下部前面にオイルクーラ取付部が設けられ、前記エアガイドが、前記ダクト開口部の下方で前記バンパフェイシャに固定されるバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部と、前記オイルクーラ取付部の上方で前記バンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部と、前記上側水平壁部と下側水平壁部との間を前記サイドステー取付プレートとバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部と、前記上側水平壁部の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部と、前記下側水平壁部の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部とで正面視でクランク状に形成され、前記エアガイドにおける前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部及び下側側壁部と、前記サイドメンバ取付プレートとの間にそれぞれ取付手段が設けられ、前記上側水平壁部と下側水平壁部における取付手段の両側近傍にそれぞれ車両前方に向かうスリットが形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項4記載のエアガイドは、ラジエータコアサポートにおける左右両サイドステー取付プレートの前面側に車両前方に向けて立設されるエアガイドであって、前記サイドメンバ取付プレートには、その略中央部に該サイドメンバ取付プレートを介してサイドメンバの先端取り付け面における中央部分にバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔が形成され、上部にエアクリーナ吸気用ダクト開口部が形成され、下部前面にオイルクーラ取付部が設けられ、前記エアガイドが、前記ダクト開口部の下方で前記バンパフェイシャに固定されるバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部と、前記オイルクーラ取付部の上方で前記バンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部と、前記上側水平壁部と下側水平壁部との間を前記サイドステー取付プレートとバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部と、前記上側水平壁部の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部と、前記下側水平壁部の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部とで正面視でクランク状に形成され、前記エアガイドにおける前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部および下側側壁部と、前記サイドメンバ取付プレートとの間にそれぞれ取付手段が設けられ、前記上側側壁部と上側水平壁部との接続コーナ部および前記下側水平壁部と下側側壁部との接続コーナ部における車両後方端部から車両前方へ向かうスリットが形成されていることを特徴とする手段とした。
請求項1記載のエアガイドでは、上述のように、上側水平壁部と下側水平壁部との間をサイドステー取付プレートとバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部が上下方向に伸縮自在なジグザグ波板状に形成されることにより、ジグザグ波板状の接続壁部の伸縮で寸法バラツキを吸収することができるため、寸法精度を高めることなしに、エアガイドの取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
請求項2記載のエアガイドでは、上述のように、上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部および下側側壁部の互いに隣接するコーナ部分に断面切欠円状の伸縮部が形成されることにより、断面切欠円状の伸縮部の伸縮で寸法バラツキを吸収することができるため、寸法精度を高めることなしに、エアガイドの取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
請求項3記載のエアガイドでは、上述のように、上側水平壁部と下側水平壁部における取付手段の両側近傍にそれぞれ車両前方に向かうスリットが形成されることにより、上側水平壁部および下側水平壁部に対し取付手段が上下移動することで寸法バラツキを吸収することができるため、寸法精度を高めることなしに、エアガイドの取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
請求項4記載のエアガイドでは、上述のように、上側側壁部と上側水平壁部との接続コーナ部および下側水平壁部と下側側壁部との接続コーナ部における車両後方端部から車両前方へ向かうスリットが形成されることにより、上側側壁部と上側水平壁部との間および下側水平壁部と下側側壁部との間がスリット部分を中心として、互いに相対移動することで寸法バラツキを吸収することができるため、寸法精度を高めることなしに、エアガイドの取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1のエアガイドは、請求項1に記載の発明に対応する。
まず、この実施例1のエアガイドを図面に基づいて説明する。
まず、この実施例1のエアガイドを図面に基づいて説明する。
図1はこの実施例1のエアガイドが適用された車両前部構造を示す車両前方からの斜視図、図2は同要部の拡大斜視図、図3は図2のA−A線における縦断面図、図4はエアガイドを示す模式的正面図、図5はエアガイドを示す斜視図である。
この実施例1は、ラジエータコアサポート1と、左右一対のエアガイド2、3とを備えている。
この実施例1は、ラジエータコアサポート1と、左右一対のエアガイド2、3とを備えている。
さらに詳述すると、上記ラジエータコアサポート1は、図外のコンデンサやラジエータ等の熱交換器を搭載支持する役目をなすもので、図1、2に示すように、車幅方向に伸びるラジエータコアアッパ11と、このラジエータコアアッパ11に並設するラジエータコアロア12と、ラジエータコアアッパ11とラジエータコアロア12の略中央部を上下方向に結合するフードロックステイ13と、ラジエータコアアッパ11とラジエータコアロア12の両側部同士を上下方向に結合するラジエータコアサイド14、14と、両ラジエータコアサイド14、14の両側面から車幅方向に向けてそれぞれ延設されるサイドメンバ取付プレート15、16と、両サイドメンバ取付プレート15、16の両外側面中央部から車両後方へ向けて略円弧状に延設されるヘッドランプステイ17、17と、ファンシュラウド18と、を備え、上記部材の全体が樹脂で一体に形成されている。
上記サイドメンバ取付プレート15、16には、その略中央部にサイドメンバ3、3の先端取り付け面31、31における中央部分に図外のバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔15a、16aが形成され、該貫通孔15a、16aの上下両側縁部には、両サイドメンバ4、4の先端取り付け面41、41に対し両各サイドメンバ取付プレート15、16を固定するためのボルト挿通孔15b、16bが形成されている。そして、このボルト挿通孔15b、16bに対応する両サイドメンバ4、4の先端取り付け面41、41には、ボルト挿通孔41a、41aが形成されている。
また、両サイドメンバ4、4の先端取り付け面41、41の中央部分には、貫通孔15a、16aを介して図外のバンパフェイシャを取り付け固定するためのボルト孔41b、41bが形成されている。なお、バンパフェイシャは図外のバンパアーマチュアをその両端部においてサイドメンバ4、4の先端取り付け面41、41にそれぞれ固定するための部材である。
また、右側のサイドメンバ取付プレート16の上部には図外のエアクリーナの吸気ダクトの吸気口へ空気を導くためのダクト開口部16cが形成され、また、サイドメンバ取付プレート16の下部前面は、図外のオイルクーラが取り付けられるオイルクーラ取付部16dとなっている。
上記左側サイドメンバ取付プレート15に取り付けられる左側のエアガイド2は本発明が適用されていないため、その説明を省略する。
上記右側のサイドメンバ取付プレート16に取り付けられる右側のエアガイド3は、サイドメンバ取付プレート16の側方から車両前方へ回り込んだエンジンルーム内の熱気が、ダクト開口部16cからエアクリーナの吸気ダクト吸気口に吸い込まれるのを防止すると共に、オイルクーラの冷却効果を低減させることを防止するために、両サイドメンバ取付プレート16の前面側に取り付けられるものである。
上記右側のサイドメンバ取付プレート16に取り付けられる右側のエアガイド3は、サイドメンバ取付プレート16の側方から車両前方へ回り込んだエンジンルーム内の熱気が、ダクト開口部16cからエアクリーナの吸気ダクト吸気口に吸い込まれるのを防止すると共に、オイルクーラの冷却効果を低減させることを防止するために、両サイドメンバ取付プレート16の前面側に取り付けられるものである。
即ち、この右側のエアガイド3は、図2〜5にその詳細を示すように、ダクト開口部16cの下方でバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部31と、オイルクーラ取付部15dの上方でバンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部32と、上側水平壁部31と下側水平壁部32との間を内側縁部において接続する接続壁部33と、上側水平壁部31の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部34と、下側水平壁部32の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部35とで正面視でクランク状に形成され、全体が合成樹脂により一体に形成されている。
そして、上記接続壁部33は、サイドメンバ取付プレート16とバンパアーマチュアとの間に形成される隙間を塞ぐようにサイドメンバ取付プレート16側に幅狭に設けられるもので、この実施例1では、上下方向に伸縮可能なジグザグ波板状に形成されている。
また、上記上側水平壁部31と下側水平壁部32の後端縁部には、断面コ字状の雌側係合クリップ(取付手段)31a、32aが車両後方へ向けて突出形成され、この雌側係合クリップ31a、32aと対向するサイドメンバ取付プレート16側には、平板状の雄側係合部(取付手段)16eが車両前方へ向けて突出形成されていて、互いに車両前後方向に係合することにより、サイドメンバ取付プレート16に対する上側水平壁部31と下側水平壁部32の取り付けが行なわれるようになっている。なお、断面コ字状の雌側係合クリップ31a、32aは平板状の雄側係合部16eに対し車幅方向の相対移動は可能になっている。
また、上記上側側壁部34と下側側壁部35における後端縁部の内面側には、内向きに断面矢印状係合ピン(取付手段)34a、35aが突出形成され、これと車幅方向において対向するサイドメンバ取付プレート16には、矢印状係合ピン34a、35aを嵌合係止可能な係合孔16fを有する係合プレート(取付手段)16gが車両前方へ向けて突出形成されていて、互いに係合することにより、サイドメンバ取付プレート16に対する上側側壁部34と下側側壁部35の取り付けが行なわれるようになっている。
次に、この実施例1の作用・効果を説明する。
この実施例1では上述のように構成されるため、エアガイド3をサイドメンバ取付プレート16の車両前面側に取り付けるには、まず、上側側壁部34と下側側壁部35における後端縁部の内面側には、内向きに突出形成された矢印状係合ピン34a、35aを、サイドメンバ取付プレート16における係合プレート16gに形成された係合孔16f内に対し内向きに圧入係合させた後、上側水平壁部31と下側水平壁部32の後端縁部に車両後方へ向けて突出形成された断面コ字状の雌側係合クリップ31a、32aを、サイドメンバ取付プレート16における平板状の雄側係合部16eに対し車両後方へ向けて押圧係合させることにより、エアガイド4を4点において取り付け固定することができる。
この実施例1では上述のように構成されるため、エアガイド3をサイドメンバ取付プレート16の車両前面側に取り付けるには、まず、上側側壁部34と下側側壁部35における後端縁部の内面側には、内向きに突出形成された矢印状係合ピン34a、35aを、サイドメンバ取付プレート16における係合プレート16gに形成された係合孔16f内に対し内向きに圧入係合させた後、上側水平壁部31と下側水平壁部32の後端縁部に車両後方へ向けて突出形成された断面コ字状の雌側係合クリップ31a、32aを、サイドメンバ取付プレート16における平板状の雄側係合部16eに対し車両後方へ向けて押圧係合させることにより、エアガイド4を4点において取り付け固定することができる。
なお、その後、サイドメンバ4の取り付け面41に対し、バンパフェイシャを介してバンパアーマチュアを取り付けることにより、エアガイド3の前方への移動が阻止され、これにより、平板状の雄側係合部16eに対する断面コ字状の雌側係合クリップ31a、32aの係合状態を維持させることができる。
以上詳細に説明してきたように、この実施例1のエアガイド4では、上述のように、上側水平壁部31と下側水平壁部32との間をサイドステー取付プレート16とバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部33が上下方向に伸縮自在なジグザグ波板状に形成されることにより、ジグザグ波板状の接続壁部33の伸縮で寸法バラツキを吸収することができるため、寸法精度を高めることなしに、エアガイド3の取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2のエアガイドは、図6(エアガイドの模式的正面図)および図7(エアガイドの斜視図)に示すように、上側側壁部34、上側水平壁部31、下側水平壁部32および下側側壁部35の互いに隣接するコーナ部分に断面切欠円状の伸縮部5が形成されている点が前記実施例1とは相違したものである。
従って、この実施例2では、断面切欠円状の伸縮部5の伸縮で寸法バラツキを吸収することができるため、実施例1と同様に、寸法精度を高めることなしに、エアガイド3の取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
従って、この実施例2では、断面切欠円状の伸縮部5の伸縮で寸法バラツキを吸収することができるため、実施例1と同様に、寸法精度を高めることなしに、エアガイド3の取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
この実施例3のエアガイドは、図8(エアガイドの斜視図)に示すように、上側水平壁部31と下側水平壁部32における断面コ字状の雌側係合クリップ(取付手段)31a、32aの両側にそれぞれ車両前方に向かうスリット6、6が形成されている点が前記実施例1、2とは相違したものである。
従って、この実施例3では、上側水平壁部31および下側水平壁部32に対し断面コ字状の雌側係合クリップ31a、32a部分が両スリット6、6を中心として上下移動することで寸法バラツキを吸収することができるため、寸法精度を高めることなしに、エアガイドの取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
従って、この実施例3では、上側水平壁部31および下側水平壁部32に対し断面コ字状の雌側係合クリップ31a、32a部分が両スリット6、6を中心として上下移動することで寸法バラツキを吸収することができるため、寸法精度を高めることなしに、エアガイドの取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
この実施例4のエアガイドは、図9(エアガイドの斜視図)に示すように、上側側壁部34と上側水平壁部31との接続コーナ部および下側水平壁部32と下側側壁部35との接続コーナ部における車両後方端部から車両前方へ向かうスリット7、7が形成されることにより、上側側壁部34と上側水平壁部31との間および下側水平壁部32と下側側壁部35との間がスリット部分7、7を中心として、互いに相対移動することで寸法バラツキを吸収することができるため、寸法精度を高めることなしに、エアガイドの取り付け作業を容易に行なうことができ、これにより、製造コストの低減化と取り付け作業性の向上を図ることができるようになるという効果が得られる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、取付手段は実施例に例示の構造だけでなく、その他公知の取付手段を適用することができる。
例えば、取付手段は実施例に例示の構造だけでなく、その他公知の取付手段を適用することができる。
また、実施例では、ラジエータコアサポートを合成樹脂により一体に形成した物を例に採ったが、金属製や金属と合成樹脂を組み合わせた構造のものにも本発明を適用することができる。
1 ラジエータコアサポート
11 ラジエータコアアッパ
12 ラジエータコアロア
13 フードロックステイ
14 ラジエータコアサイド
15 サイドメンバ取付プレート
15a 貫通孔
15b ボルト挿通孔
16 サイドメンバ取付プレート
16a 貫通孔
16b ボルト挿通孔
16c ダクト開口部
16d オイルクーラ取付部
16e 雄側係合部
16f 係合孔
16g 係合プレート
17 ヘッドランプステイ
18 ファンシュラウド
2 エアガイド
3 エアガイド
31 上側水平壁部
31a 雌側係合クリップ
32 下側水平壁部
32a 雌側係合クリップ
33 接続壁部
34 上側側壁部
34a 矢印状係合ピン
35 下側側壁部
35a 矢印状係合ピン
4 サイドメンバ
41 先端取り付け面
41a ボルト挿通孔
41b ボルト挿通孔
5 断面切欠円状の伸縮部
6 スリット
7 スリット
11 ラジエータコアアッパ
12 ラジエータコアロア
13 フードロックステイ
14 ラジエータコアサイド
15 サイドメンバ取付プレート
15a 貫通孔
15b ボルト挿通孔
16 サイドメンバ取付プレート
16a 貫通孔
16b ボルト挿通孔
16c ダクト開口部
16d オイルクーラ取付部
16e 雄側係合部
16f 係合孔
16g 係合プレート
17 ヘッドランプステイ
18 ファンシュラウド
2 エアガイド
3 エアガイド
31 上側水平壁部
31a 雌側係合クリップ
32 下側水平壁部
32a 雌側係合クリップ
33 接続壁部
34 上側側壁部
34a 矢印状係合ピン
35 下側側壁部
35a 矢印状係合ピン
4 サイドメンバ
41 先端取り付け面
41a ボルト挿通孔
41b ボルト挿通孔
5 断面切欠円状の伸縮部
6 スリット
7 スリット
Claims (4)
- ラジエータコアサポートにおける左右両サイドステー取付プレートの前面側に車両前方に向けて立設されるエアガイドであって、
前記サイドメンバ取付プレートには、その略中央部に該サイドメンバ取付プレートを介してサイドメンバの先端取り付け面における中央部分にバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔が形成され、上部にエアクリーナ吸気用ダクト開口部が形成され、下部前面にオイルクーラ取付部が設けられ、
前記エアガイドが、前記ダクト開口部の下方で前記バンパフェイシャに固定されるバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部と、前記オイルクーラ取付部の上方で前記バンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部と、前記上側水平壁部と下側水平壁部との間を前記サイドステー取付プレートとバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部と、前記上側水平壁部の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部と、前記下側水平壁部の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部とで正面視でクランク状に形成され、
前記エアガイドにおける前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部および下側側壁部と、前記サイドメンバ取付プレートとの間にそれぞれ取付手段が設けられ、
前記接続壁部が上下方向に伸縮自在なジグザグ波板状に形成されていることを特徴とするエアガイド。 - ラジエータコアサポートにおける左右両サイドステー取付プレートの前面側に車両前方に向けて立設されるエアガイドであって、
前記サイドメンバ取付プレートには、その略中央部に該サイドメンバ取付プレートを介してサイドメンバの先端取り付け面における中央部分にバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔が形成され、上部にエアクリーナ吸気用ダクト開口部が形成され、下部前面にオイルクーラ取付部が設けられ、
前記エアガイドが、前記ダクト開口部の下方で前記バンパフェイシャに固定されるバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部と、前記オイルクーラ取付部の上方で前記バンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部と、前記上側水平壁部と下側水平壁部との間を前記サイドステー取付プレートとバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部と、前記上側水平壁部の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部と、前記下側水平壁部の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部とで正面視でクランク状に形成され、
前記エアガイドにおける前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部および下側側壁部と、前記サイドメンバ取付プレートとの間にそれぞれ取付手段が設けられ、
前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部および下側側壁部の互いに隣接するコーナ部分に断面切欠円状の伸縮部が形成されていることを特徴とするエアガイド。 - ラジエータコアサポートにおける左右両サイドステー取付プレートの前面側に車両前方に向けて立設されるエアガイドであって、
前記サイドメンバ取付プレートには、その略中央部に該サイドメンバ取付プレートを介してサイドメンバの先端取り付け面における中央部分にバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔が形成され、上部にエアクリーナ吸気用ダクト開口部が形成され、下部前面にオイルクーラ取付部が設けられ、
前記エアガイドが、前記ダクト開口部の下方で前記バンパフェイシャに固定されるバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部と、前記オイルクーラ取付部の上方で前記バンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部と、前記上側水平壁部と下側水平壁部との間を前記サイドステー取付プレートとバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部と、前記上側水平壁部の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部と、前記下側水平壁部の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部とで正面視でクランク状に形成され、
前記エアガイドにおける前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部及び下側側壁部と、前記サイドメンバ取付プレートとの間にそれぞれ取付手段が設けられ、
前記上側水平壁部と下側水平壁部における取付手段の両側近傍にそれぞれ車両前方に向かうスリットが形成されていることを特徴とするエアガイド。 - ラジエータコアサポートにおける左右両サイドステー取付プレートの前面側に車両前方に向けて立設されるエアガイドであって、
前記サイドメンバ取付プレートには、その略中央部に該サイドメンバ取付プレートを介してサイドメンバの先端取り付け面における中央部分にバンパフェイシャを取り付け固定するための貫通孔が形成され、上部にエアクリーナ吸気用ダクト開口部が形成され、下部前面にオイルクーラ取付部が設けられ、
前記エアガイドが、前記ダクト開口部の下方で前記バンパフェイシャに固定されるバンパアーマチュアの上面に沿った上側水平壁部と、前記オイルクーラ取付部の上方で前記バンパアーマチュアの下面に沿った下側水平壁部と、前記上側水平壁部と下側水平壁部との間を前記サイドステー取付プレートとバンパアーマチュアとの間において接続する接続壁部と、前記上側水平壁部の外側縁部を上方へ延設する上側側壁部と、前記下側水平壁部の外側縁部を下方へ延設する下側側壁部とで正面視でクランク状に形成され、
前記エアガイドにおける前記上側側壁部、上側水平壁部、下側水平壁部および下側側壁部と、前記サイドメンバ取付プレートとの間にそれぞれ取付手段が設けられ、
前記上側側壁部と上側水平壁部との接続コーナ部および前記下側水平壁部と下側側壁部との接続コーナ部における車両後方端部から車両前方へ向かうスリットが形成されていることを特徴とするエアガイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005022742A JP2006205961A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | エアガイド |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005022742A JP2006205961A (ja) | 2005-01-31 | 2005-01-31 | エアガイド |
Publications (1)
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ID=36963251
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2933340A1 (fr) * | 2008-07-07 | 2010-01-08 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Cloison anti-recyclage d'air |
US8267209B2 (en) | 2007-12-25 | 2012-09-18 | Nissan Motor Co., Ltd. | Vehicle front structure |
US11046171B2 (en) | 2018-06-11 | 2021-06-29 | Volvo Car Corporation | Air guide seal arrangement |
-
2005
- 2005-01-31 JP JP2005022742A patent/JP2006205961A/ja active Pending
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FR2933340A1 (fr) * | 2008-07-07 | 2010-01-08 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Cloison anti-recyclage d'air |
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