JP2006205690A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】多機能装置1においては、加圧ポンプ111などの加圧部を一つ使用するとともに、記録ヘッド10にはサブタンク101aの大気連通孔105aを開閉させるスライダ106aを設け、さらに、スライダ106aを移動させることによって大気連通孔105aの大気との連通状態を切り替える切換部材153aをインク供給機構151aと一体化している。このことにより、記録ヘッド10のサブタンク101aとインク供給機構151aとの相対位置に応じて、記録モード、インク供給モード(待機モード)、吐出能力回復モードの3モードを容易に切り替えるよう構成した。したがって、従来構成を有するインクジェット記録装置に比べてより少ない部品点数で済み、且つ簡単に制御することができる。
【選択図】図4
Description
[第一実施形態]
本実施形態は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、電話機能等を備えた多機能装置に本発明を適用した場合の一例であり、図1に多機能装置1の斜視図を示す。
図1に示すように、多機能装置1には、後端部に給紙装置2が設けられ、給紙装置2の下部前側にインクジェット式のプリンタ3が設けられ、プリンタ3の上側にコピー機能とファクシミリ機能の為の読み取り装置4が設けられている。また、プリンタ3の前側には、排紙トレー5が設けられ、読み取り装置4の前端上面部には、操作パネル6が設けられている。
次に、プリンタ3について説明する。なお、図2に、プリンタ3の内部構造の概略構成を示す説明図を示す。
図1参照)に排出される。また、フレーム16の底面部には、複数のリブを有する黒色のプラテン17が装着され、フレーム16の内部において、プラテン17の上を移動する用紙に対して記録ヘッド10による記録(画像形成)が実行される。
ーの前端部に取り付けられている。
次に、プリンタ3が備える記録ヘッド10について説明する。なお、図4および図5に、記録ヘッド10およびインク供給機構151aの概略構成を示す説明図を示す。
次に、プリンタ3が備えるインク供給機構151aについて説明する。
図4に示すように、インク供給部材としてのインク供給機構151aは、サブタンク101aのタンク本体102aへインクを供給するためのインク供給ノズル152a、および記録ヘッド10が備える排気部103aのスライダ106aを押圧するための開閉状態切換部材としての切換部材153aを備えている。インク供給ノズル152aは、サブタンク101aのインク被供給口109aと対向するよう配置されており、キャリッジ11の移動によってサブタンク101aのインク被供給口109aと接離可能である。なお、インク供給ノズル152aには、シール用のオーリング等のパッキン154aが2個取り付けられている。また、切換部材153aは、記録ヘッド10が備える排気部103aのスライダ106aと対向するよう配置されており、キャリッジ11の移動によってそのスライダ106aと接離可能である。
(1−2)記録ヘッド10のスライダ106aがインク供給機構151aの切換部材153aによって押圧されて左方向へ移動するが大気連通孔105aおよび連通孔107aを介してサブタンク101aのタンク本体102aと大気とが連通するとともに、記録ヘッド10のインク被供給口109aへインク供給機構151aのインク供給ノズル152aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク101aへのインク供給が可能な状態(図5(a)参照)
(1−3)記録ヘッド10のスライダ106aがインク供給機構151aの切換部材153aによって押圧されてさらに左方向へ移動してサブタンク101aのタンク本体10
2aと大気とが連通しておらず、記録ヘッド10のインク被供給口109aへインク供給機構151aのインク供給ノズル152aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク101aへのインク供給が可能な状態(図5(b)参照)
[制御処理装置70(プリンタ3の制御系)の構成の説明]
次に、制御処理装置70について説明する。図3に、制御処理装置70の概略構成を表すブロック図を示す。
次に、制御処理装置70が実行するキャリッジ機構の動作について図4および図5を参照して説明する。
9aから離間するとともに切換部材153aがスライダ106aから離間する状態とする(記録位置、図4参照。図4および図5では記録位置にある記録ヘッド10を記号「A」で図示。)このとき、インク被供給口109aについては内蔵する弁によって閉鎖され、一方、大気連通孔105aについては引き続き大気と連通した状態となる(記録(印字)モード、図4および図5(c)参照)。そして、キャリッジモータ30を駆動することによってキャリッジ11をさらに左方へ移動させ、上述の紙端検出処理および記録処理を実行する。
このように第一実施形態の多機能装置1によれば、次のような効果を奏する。すなわち、多機能装置1においては、加圧ポンプ111などの加圧部を一つ使用するとともに、記録ヘッド10にはサブタンク101aの大気連通孔105aを開閉させるスライダ106aを設け、さらに、スライダ106aを移動させることによって大気連通孔105aの大気との連通状態を切り替える切換部材153aをインク供給機構151aと一体化している。このことにより、記録ヘッド10のサブタンク101aとインク供給機構151aとの相対位置に応じて、少なくとも(イ)用紙への画像記録を可能とする「記録モード」、(ロ)サブタンク101aへのインクを供給する「インク供給モード(待機モード)」、(ハ)記録ヘッド10のインクノズル群10aの吐出能力を回復する「吐出能力回復モード」の3モードを容易に切り替えるよう構成されているので、従来構成を有するインクジェット記録装置に比べてより少ない部品点数で済み、且つ簡単に制御することができる。
上記第一実施形態では、制御処理装置70が、キャリッジモータ30を制御することによりキャリッジ11(記録ヘッド10)を左右方向へ移動させ、記録ヘッド10のサブタンク101aとインク供給機構151aとの相対位置に応じて、(イ)「記録モード」、(ロ)「インク供給モード(待機モード)」、(ハ)「吐出能力回復モード」の3モードを容易に切り替えるよう構成されているが、これに対して第二実施形態では、図6および図7に示すように、上述の3つモードに加えて、(ニ)記録ヘッド210のサブタンク221a内のインクを長期保存する「長期保存モード」の4モードを容易に切り替えるよう構成されている。
図6に示すように、記録ヘッド210は、4色のインクをそれぞれ貯蔵するサブタンク221a〜221dを内蔵している。なお、サブタンク221a〜221dについては同様の構成を有しているので、以下の説明では、特定色のサブタンク221aについてのみ説明して他の色のサブタンク221b〜221dについての説明は適宜省略する。また、インク供給機構251a〜251dについても同様とする。上述のサブタンク221aには、インクを貯蓄するためのタンク本体222a、タンク本体222a内の空気を外部へ排気するための排気部223aが設けられている。この排気部223aは、記録ヘッド210の上部に形成され、右向きに開口する空洞部224a、空洞部224aを介してタンク本体222aと大気とを連通する大気連通孔225a、空洞部224a内に少なくともその一部が配置され、大気連通孔225aを開閉させる大気連通孔開閉部材としてのスライダ226a、およびばね手段228aを備えている。
一方、図6に示すように、インク供給部材としてのインク供給機構251aは、サブタンク221aのタンク本体222aへインクを供給するためのインク供給ノズル252a、および記録ヘッド210が備える排気部223aのスライダ226aを押圧するための開閉状態切換部材としての切換部材253aを備えている。インク供給ノズル252aは、サブタンク221aのインク被供給口229aと対向するよう配置されており、キャリッジ211の移動によってサブタンク221aのインク被供給口229aと接離可能である。なお、インク供給ノズル252aには、シール用のオーリング等のパッキン254aが2個取り付けられている。また、切換部材253aは、記録ヘッド210が備える排気部223aのスライダ226aと対向するよう配置されており、キャリッジ211の移動によってそのスライダ226aと接離可能である。
(2−2)記録ヘッド210のスライダ226aがインク供給機構251aの切換部材253aによって押圧されて左方向へ移動してサブタンク221aのタンク本体222aと大気とが連通しておらず、記録ヘッド210のインク被供給口229aへインク供給機構251aのインク供給ノズル252aが接続していない状態(図7(a)参照)
(2−3)記録ヘッド210のスライダ226aがインク供給機構251aの切換部材253aによって押圧されてさらに左方向へ移動して大気連通孔225aおよび空洞部側連通孔230aを介してサブタンク221aのタンク本体222aと大気とが連通するとともに、記録ヘッド210のインク被供給口229aへインク供給機構251aのインク供給ノズル252aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク221aへのインク供給が可能な状態(図7(b)参照)
(2−4)記録ヘッド210のスライダ226aがインク供給機構251aの切換部材253aによって押圧されてさらに左方向へ移動してサブタンク221aのタンク本体222aと大気とが連通しておらず、記録ヘッド210のインク被供給口229aへインク供給機構251aのインク供給ノズル252aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク221aへのインク供給が可能な状態(図7(c)参照)
[制御処理装置70の構成の説明]
また、制御処理装置70は、キャリッジモータ30を制御することによりキャリッジ211(記録ヘッド210)を左右方向へ移動させ、記録ヘッド210とインク供給機構251a〜251dとの相対位置を変更することにより、記録ヘッド210とインク供給機構251a〜251dとを上述の(2−1)〜(2−4)のような状態とすることが可能である。
以上のように構成された第二実施形態では、制御処理装置70がキャリッジ機構を次のように動作させる。
このように第二実施形態によれば、上記第一実施形態が奏する作用効果に加えて、当該多機能装置1を長期保存する場合にはスライダ226aで大気連通孔225aを閉鎖することによってサブタンク221aを密閉することができ、当該多機能装置1の輸送時等の長期保存時にも対応することができる。
上記第一実施形態では、記録ヘッド10にはサブタンク101aの大気連通孔105aを開閉させるスライダ106aを左右方向へ移動可能に設け、さらに、スライダ106aを移動させることによって大気連通孔105aの大気との連通状態を切り替える切換部材153aをインク供給機構151aと一体化しているが、これに対して第三実施形態では、図8および図9に示すように、サブタンク321aの大気連通孔325aの開閉状態を切り替えるための切換部材側連通孔355aをインク供給機構351aの切換部材353aに設けたことを特徴とする。
図8に示すように、記録ヘッド310は、4色のインクをそれぞれ貯蔵するサブタンク321a〜321dを内蔵している。なお、サブタンク321a〜321dについては同様の構成を有しているので、以下の説明では、特定色のサブタンク321aについてのみ説明して他の色のサブタンク321b〜321dについての説明は適宜省略する。また、インク供給機構351a〜351dについても同様とする。上述のサブタンク321aには、インクを貯蓄するためのタンク本体322a、タンク本体322a内の空気を外部へ排気するための排気部323aが設けられている。この排気部323aは、記録ヘッド310の上部に形成され、右向きに開口する空洞部324a、および空洞部324aを介してタンク本体322aと大気とを連通する大気連通孔325aを備えている。
一方、図8に示すように、インク供給部材としてのインク供給機構351aは、サブタンク321aのタンク本体322aへインクを供給するためのインク供給ノズル352a、および記録ヘッド310が備える排気部323aの大気連通孔325aの連通状態を切り替えるための開閉状態切換部材としての切換部材353aを備えている。インク供給ノズル352aは、サブタンク321aのインク被供給口329aと対向するよう配置されており、キャリッジ311の移動によってサブタンク321aのインク被供給口329aと接離可能である。なお、インク供給ノズル352aには、シール用のオーリング等のパッキン354aが2個取り付けられている。また、切換部材353aは、記録ヘッド310が備える排気部323aの空洞部324aと対向するよう配置されており、キャリッジ311の移動によってその空洞部324a内へ移動可能である。また、切換部材353aは、切換部材側連通孔355aを有している。この切換部材側連通孔355aは、迷路状
に形成され、次のように構成されている。すなわち、切換部材側連通孔355aは、キャリッジ311の移動によって切換部材353aが空洞部324aから離間した際には大気連通孔325aと大気とが連通する状態(連通位置、図8参照)とし、キャリッジ311の移動によって切換部材353aが空洞部324a内へ挿入された際には大気連通孔325aと大気とを連通させた状態(連通位置、図9(a)参照)とし、キャリッジ311の移動によって切換部材353aが空洞部324a内へさらに挿入された際には大気連通孔325aと大気とを連通させない状態(非連通位置、図9(b)参照)とするよう構成されている。
(3−2)切換部材353aが空洞部324a内へ挿入されて切換部材353aの切換部材側連通孔355aを介して大気連通孔325aと大気とが連通するとともに、記録ヘッド310のインク被供給口329aへインク供給機構351aのインク供給ノズル352aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク321aへのインク供給が可能な状態(連通位置、図9(a)参照)
(3−3)切換部材353aが空洞部324a内へさらに挿入されて大気連通孔325aと大気とが連通しておらず、記録ヘッド310のインク被供給口329aへインク供給機構351aのインク供給ノズル352aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク321aへのインク供給が可能な状態(非連通位置、図9(b)参照)
[制御処理装置70の構成の説明]
また、制御処理装置70は、キャリッジモータ30を制御することによりキャリッジ311(記録ヘッド310)を左右方向へ移動させ、記録ヘッド310とインク供給機構351a〜351dとの相対位置を変更することにより、記録ヘッド310とインク供給機構351a〜351dとを上述の(3−1)〜(3−3)のような状態とすることが可能である。
以上のように構成された第三実施形態では、制御処理装置70がキャリッジ機構を次のように動作させる。
このように第三実施形態によれば、上記第一実施形態と同様の作用効果を奏する。
[第四実施形態]
上記第三実施形態では、サブタンク321aの大気連通孔325aの開閉状態を切り替えるための切換部材側連通孔355aをインク供給機構351aの切換部材353aに設けるとともに、制御処理装置70が、キャリッジモータ30を制御することによりキャリッジ311(記録ヘッド310)を左右方向へ移動させ、記録ヘッド310のサブタンク321aとインク供給機構351aとの相対位置に応じて、(イ)「記録モード」、(ロ)「インク供給モード(待機モード)」、(ハ)「吐出能力回復モード」の3モードを容易に切り替えるよう構成されているが、これに対して第四実施形態では、図10および図11に示すように、上述の3つモードに加えて、(ニ)記録ヘッド310のサブタンク321a内のインクを長期保存する「長期保存モード」の4モードを容易に切り替えるよう構成されている。
図10に示すように、インク供給部材としてのインク供給機構451aは、サブタンク321aのタンク本体322aへインクを供給するためのインク供給ノズル452a、および記録ヘッド310が備える排気部323aの大気連通孔325aの連通状態を切り替えるための開閉状態切換部材としての切換部材453aを備えている。インク供給ノズル452aは、サブタンク321aのインク被供給口329aと対向するよう配置されており、キャリッジ311の移動によってサブタンク321aのインク被供給口329aと接離可能である。なお、インク供給ノズル452aには、シール用のオーリング等のパッキン454aが2個取り付けられている。また、切換部材453aは、記録ヘッド310が備える排気部323aの空洞部324aと対向するよう配置されており、キャリッジ311の移動によってその空洞部324a内へ移動可能である。また、切換部材453aは、切換部材側連通孔455aを有している。この切換部材側連通孔455aは、迷路状に形成され、次のように構成されている。すなわち、切換部材側連通孔455aは、キャリッジ311の移動によって切換部材453aが空洞部324aから離間した際には大気連通孔325aと大気とが連通する状態(連通位置、図10参照)とし、キャリッジ311の移動によって切換部材353aが空洞部324a内へ挿入された際には切換部材側連通孔455aと大気連通孔325aとが連通せずに大気連通孔325aと大気とを連通させない状態(非連通位置、図11(a)参照)とし、キャリッジ311の移動によって切換部材353aが空洞部324a内へさらに挿入された際には切換部材側連通孔455aと大気連通孔325aとが連通して大気連通孔325aと大気とを連通させた状態(連通位置、図11(b)参照)とし、キャリッジ311の移動によって上述の連通状態から切換部材453aが空洞部324a内へさらに挿入された際には切換部材側連通孔455aと大気連通孔325aとが連通せずに大気連通孔325aと大気とを再び連通させない状態(非連通位置、図11(c)参照)とするよう構成されている。
(4−2)切換部材453aが空洞部324a内へさらに挿入されて切換部材側連通孔455aと大気連通孔325aとが連通せずに大気連通孔325aと大気とが連通しておらず、記録ヘッド310のインク被供給口329aへインク供給機構451aのインク供給ノズル452aが接続しておらずインクカートリッジ21aからサブタンク321aへのインク供給ができない状態(非連通位置、図11(a)参照)
(4−3)切換部材453aが上述の非連通状態から空洞部324a内へさらに挿入されて切換部材453aの切換部材側連通孔455aを介して大気連通孔325aと大気とが連通するとともに、記録ヘッド310のインク被供給口329aへインク供給機構451aのインク供給ノズル452aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク321aへのインク供給が可能な状態(連通位置、図11(b)参照)
(4−4)切換部材453aが上述の連通状態から空洞部324a内へさらに挿入されて切換部材側連通孔455aと大気連通孔325aとが連通せずに大気連通孔325aと大気とが連通しておらず、記録ヘッド310のインク被供給口329aへインク供給機構451aのインク供給ノズル452aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク321aへのインク供給が可能な状態(非連通位置、図11(c)参照)
[制御処理装置70の構成の説明]
また、制御処理装置70は、キャリッジモータ30を制御することによりキャリッジ311(記録ヘッド310)を左右方向へ移動させ、記録ヘッド310とインク供給機構451a〜451dとの相対位置を変更することにより、記録ヘッド310とインク供給機構451a〜451dとを上述の(4−1)〜(4−4)のような状態とすることが可能である。
以上のように構成された第四実施形態では、制御処理装置70がキャリッジ機構を次のように動作させる。
このように第四実施形態によれば、上記第三実施形態が奏する作用効果に加えて、当該多機能装置1を長期保存する場合には切換部材453aで大気連通孔325aを閉鎖することによってサブタンク321aを密閉することができ、当該多機能装置1の輸送時等の長期保存時にも対応することができる。
上記第一実施形態では、制御処理装置70が、キャリッジモータ30を制御することによりキャリッジ11(記録ヘッド10)を左右方向へ移動させ、記録ヘッド10のサブタンク101aとインク供給機構151aとの相対位置を変更する構成されているが、これに対して第五実施形態では、図12および図13に示すように、インク供給機構551aを移動させるための駆動機構を別途備えたことにより、制御処理装置70がインク供給機構駆動モータ112を制御することによってインク供給機構551aを前後方向へ移動させ、記録ヘッド510のサブタンク521aとインク供給機構551aとの相対位置を変更するよう構成されている。
図12に示すように、記録ヘッド510は、4色のインクをそれぞれ貯蔵するサブタンク521a〜521dを内蔵している。なお、サブタンク521a〜521dについては同様の構成を有しているので、以下の説明では、特定色のサブタンク521aについてのみ説明して他の色のサブタンク521b〜521dについての説明は適宜省略する。また、インク供給機構551a〜551dについても同様とする。上述のサブタンク521aには、インクを貯蓄するためのタンク本体522a、タンク本体522a内の空気を外部へ排気するための排気部523aが設けられている。この排気部523aは、記録ヘッド210の上部に形成され、前向きに開口する空洞部524a、空洞部524aを介してタンク本体522aと大気とを連通する大気連通孔525a、空洞部524a内に少なくともその一部が配置され、大気連通孔525aを開閉させる大気連通孔開閉部材としてのスライダ526a、およびばね手段528aを備えている。
一方、図12に示すように、インク供給部材としてのインク供給機構551aは、サブタンク521aのタンク本体522aへインクを供給するためのインク供給ノズル552a、および記録ヘッド510が備える排気部523aのスライダ526aを押圧するための開閉状態切換部材としての切換部材553aを備えており、メンテナンス機構のワイパやキャップの上方(所定位置)にある際のキャリッジ511(記録ヘッド510)の前方に配置されている。また、インク供給機構551aは、制御処理装置70の制御によるインク供給機構駆動モータ112の駆動力によって前後方向に移動可能に構成されている。このうちインク供給ノズル552aは、サブタンク521aのインク被供給口529aと対向するよう配置されており、インク供給機構551aの移動によってサブタンク521aのインク被供給口529aと接離可能である。なお、インク供給ノズル552aには、シール用のオーリング等のパッキン554aが2個取り付けられている。また、切換部材553aは、記録ヘッド510が備える排気部523aのスライダ526aと対向するよう配置されており、インク供給機構551aの移動によってそのスライダ526aと接離可能である。
(5−2)記録ヘッド510のスライダ526aがインク供給機構551aの切換部材553aによって押圧されて後方へ移動するが大気連通孔525aおよび連通孔527aを介してサブタンク521aのタンク本体522aと大気とが連通するとともに、記録ヘッド510のインク被供給口529aへインク供給機構551aのインク供給ノズル552aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク521aへのインク供給が可能な状態(連通位置、図13(a)参照)
(5−3)記録ヘッド510のスライダ526aがインク供給機構551aの切換部材553aによって押圧されてさらに後方へ移動してサブタンク521aのタンク本体522aと大気とが連通しておらず、記録ヘッド510のインク被供給口529aへインク供給機構551aのインク供給ノズル552aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク521aへのインク供給が可能な状態(非連通位置、図13(b)参照)
[制御処理装置70の構成の説明]
また、制御処理装置70は、駆動回路(図示省略)を介してインク供給機構駆動モータ112を制御することによりインク供給機構551a〜551aを前後方向へ移動させ、記録ヘッド510とインク供給機構551a〜551dとの相対位置を変更することにより、記録ヘッド510とインク供給機構551a〜551dとを上述の(5−1)〜(5−3)のような状態とすることが可能である。
以上のように構成された第五実施形態では、制御処理装置70がインク供給機構551aを次のように動作させる。
このように第五実施形態によれば、上記第一実施形態が奏する作用効果に加えて、インク供給機構551aを移動させるための駆動機構を別途備えたことにより、キャリッジモータ30への負担が軽減され、キャリッジモータ30の小型化および長寿命化を図ることができる。
上記第五実施形態では、記録ヘッド510にはサブタンク521aの大気連通孔525aを開閉させるスライダ526aを前後方向へ移動可能に設け、さらに、スライダ526aを移動させることによって大気連通孔525aの大気との連通状態を切り替える切換部材553aをインク供給機構551aと一体化するとともに、インク供給機構551aを移動させるための駆動機構を別途備えたことにより、制御処理装置70がインク供給機構駆動モータ112を制御することによってインク供給機構551aを前後方向へ移動させ、記録ヘッド510のサブタンク521aとインク供給機構551aとの相対位置を変更するよう構成されているが、これに対して第六実施形態では、図14および図15に示すように、サブタンク621aの大気連通孔625aの開閉状態を切り替えるための切換部材側連通孔655aをインク供給機構651aの切換部材653aに設けたことを特徴とする。
図14に示すように、記録ヘッド610は、4色のインクをそれぞれ貯蔵するサブタンク621a〜621dを内蔵している。なお、サブタンク621a〜621dについては同様の構成を有しているので、以下の説明では、特定色のサブタンク621aについてのみ説明して他の色のサブタンク621b〜621dについての説明は適宜省略する。また、インク供給機構651a〜651dについても同様とする。上述のサブタンク621aには、インクを貯蓄するためのタンク本体622a、タンク本体622a内の空気を外部へ排気するための排気部623aが設けられている。この排気部623aは、記録ヘッド610の上部に形成され、前向きに開口する空洞部624a、空洞部624aを介してタンク本体622aと大気とを連通する大気連通孔625aを備えている。
一方、図14に示すように、インク供給部材としてのインク供給機構651aは、サブタンク621aのタンク本体622aへインクを供給するためのインク供給ノズル652a、および記録ヘッド610が備える排気部623aの大気連通孔625aの連通状態を切り替えるための開閉状態切換部材としての切換部材653aを備えており、メンテナンス機構のワイパやキャップの上方(所定位置)にある際のキャリッジ611(記録ヘッド610)の前方に配置されている。また、インク供給機構651aは、制御処理装置70の制御によるインク供給機構駆動モータ112の駆動力によって前後方向に移動可能に構成されている。このうちインク供給ノズル652aは、サブタンク621aのインク被供給口629aと対向するよう配置されており、インク供給機構651aの移動によってサブタンク621aのインク被供給口629aと接離可能である。なお、インク供給ノズル652aには、シール用のオーリング等のパッキン654aが2個取り付けられている。また、切換部材653aは、記録ヘッド610が備える排気部623aの空洞部624aと対向するよう配置されており、インク供給機構651aの移動によってその空洞部624a内へ移動可能である。また、切換部材653aは、切換部材側連通孔655aを有している。この切換部材側連通孔655aは、迷路状に形成され、次のように構成されている。すなわち、切換部材側連通孔655aは、インク供給機構651aの移動によって切換部材653aが空洞部624aから離間した際には大気連通孔625aと大気とが連通する状態(連通位置、図14参照)とし、インク供給機構651aの移動によって切換部材653aが空洞部624a内へ挿入された際には大気連通孔625aと大気とを連通させた状態(連通位置、図15(a)参照)とし、インク供給機構651aの移動によって切換部材653aが空洞部624a内へさらに挿入された際には大気連通孔625aと大気とを連通させない状態(非連通位置、図15(b)参照)とするよう構成されている。
(6−2)切換部材653aが空洞部624a内へ挿入されて切換部材653aの切換部材側連通孔655aを介して大気連通孔625aと大気とが連通するとともに、記録ヘッド610のインク被供給口629aへインク供給機構651aのインク供給ノズル652aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク621aへのインク供給が可能な状態(連通位置、図15(a)参照)
(6−3)切換部材653aが空洞部624a内へさらに挿入されて大気連通孔625aと大気とが連通しておらず、記録ヘッド610のインク被供給口629aへインク供給機構651aのインク供給ノズル652aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク621aへのインク供給が可能な状態(非連通位置、図15(b)参照)
[制御処理装置70の構成の説明]
また、制御処理装置70は、駆動回路(図示省略)を介してインク供給機構駆動モータ112を制御することによりインク供給機構651a〜651aを前後方向へ移動させ、記録ヘッド610とインク供給機構651a〜651dとの相対位置を変更することにより、記録ヘッド610とインク供給機構651a〜651dとを上述の(6−1)〜(6−3)のような状態とすることが可能である。
以上のように構成された第六実施形態では、制御処理装置70がインク供給機構651aを次のように動作させる。
、図15(a)および図15(c)参照)。
このように第六実施形態によれば、上記第五実施形態と同様の作用効果を奏する。
[第七実施形態]
上記第六実施形態では、メンテナンス機構のワイパやキャップの上方(所定位置)にある際のキャリッジ611(記録ヘッド610)の前方に配置されたインク供給機構651aを、制御処理装置70がインク供給機構駆動モータ112を制御することによって前後方向へ移動させ、記録ヘッド610のサブタンク621aとインク供給機構651aとの相対位置を変更するよう構成されているが、これに対して第七実施形態では、図16〜図18に示すように、メンテナンス機構のワイパやキャップの上方(所定位置)にある際のキャリッジ711(記録ヘッド710)の上方に配置されたインク供給機構751aを、制御処理装置70がインク供給機構駆動モータ113を制御することによって上下方向へ移動させ、記録ヘッド710のサブタンク721aとインク供給機構751aとの相対位置を変更するよう構成されている。
図16に示すように、記録ヘッド710は、4色のインクをそれぞれ貯蔵するサブタンク721a〜721dを内蔵している。なお、サブタンク721a〜721dについては同様の構成を有しているので、以下の説明では、特定色のサブタンク721aについてのみ説明して他の色のサブタンク721b〜721dについての説明は適宜省略する。また、インク供給機構751a〜751dについても同様とする。上述のサブタンク721aには、インクを貯蓄するためのタンク本体722a、タンク本体722a内の空気を外部へ排気するための排気部723aが設けられている。この排気部723aは、記録ヘッド710の上部に形成され、前向きに開口する空洞部724a、空洞部724aを介してタンク本体722aと大気とを連通する長孔形状の大気連通孔725a、空洞部724a内に少なくともその一部が配置され、大気連通孔725aを開閉させる大気連通孔開閉部材としてのスライダ726a、およびばね手段728aを備えている。
一方、図16に示すように、インク供給部材としてのインク供給機構751aは、サブタンク721aのタンク本体722aへインクを供給するためのインク供給ノズル752a、および記録ヘッド710が備える排気部723aのスライダ726aを押圧するための開閉状態切換部材としての切換部材753aを備えており、メンテナンス機構のワイパやキャップの上方(所定位置)にある際のキャリッジ711(記録ヘッド710)の上方に配置されている。また、インク供給機構751aは、制御処理装置70の制御によるインク供給機構駆動モータ113の駆動力によって上下方向に移動可能に構成されている。このうちインク供給ノズル752aは、サブタンク721aのインク被供給口729aと対向するよう配置されており、インク供給機構751aの移動によってサブタンク721aのインク被供給口729aと接離可能である。なお、インク供給ノズル752aには、シール用のオーリング等のパッキン754aが2個取り付けられている。また、切換部材753aは、記録ヘッド710が備える排気部723aのスライダ726aと対向するよう配置されており、インク供給機構751aの移動によってそのスライダ726aと接離可能である。また、切換部材753aには、スライダ726aの移動方向に対して異なる傾斜角度を有する2つのカム面755a,756aが形成されている。これらカム面755a,756aについては、インク供給機構751aの移動に伴って切換部材753aが上下方向へ移動した際に、スライダ726aに対して当接した場合におけるスライダ726aの移動量がインク供給機構751aの移動位置に応じて異なる形状に形成されている。なお、本実施形態では、切換部材753aには二つのカム面755a,756aが形成されているが、切換部材753aに一つのカム面や三つ以上のカム面を形成してもよい。
(7−2)記録ヘッド710のスライダ726aとインク供給機構751aの切換部材753aとが離間して大気連通孔725aおよび連通孔727aを介してサブタンク721aのタンク本体722aと大気とが連通するとともに、記録ヘッド710のインク被供給口729aへインク供給機構751aのインク供給ノズル752aが接続していないが、閉鎖部材757aがスライダ726aに当接して連通孔727aを閉鎖している状態(非連通位置、図17(a)参照)
(7−3)記録ヘッド710のスライダ726aがインク供給機構751aの切換部材753a(カム面755a)によって押圧されて後方へ移動するが大気連通孔725aおよび連通孔727aを介してサブタンク721aのタンク本体722aと大気とが連通するとともに、スライダ726aの貫通孔730aと連通したインク被供給口729aへインク供給機構751aのインク供給ノズル752aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク721aへのインク供給が可能な状態(連通位置、図17(b)参照)
(7−4)記録ヘッド710のスライダ726aがインク供給機構751aの切換部材753a(カム面756a)によって押圧されてさらに後方へ移動してサブタンク721aのタンク本体722aと大気とが連通しておらず、記録ヘッド710のインク被供給口729aへインク供給機構751aのインク供給ノズル752aが接続してインクカートリッジ21aからサブタンク721aへのインク供給が可能な状態(非連通位置、図18(a)参照)
[制御処理装置70の構成の説明]
また、制御処理装置70は、駆動回路(図示省略)を介してインク供給機構駆動モータ113を制御することによりインク供給機構751a〜751aを上下方向へ移動させ、記録ヘッド710とインク供給機構751a〜751dとの相対位置を変更することにより、記録ヘッド710とインク供給機構751a〜751dとを上述の(7−1)〜(7−4)のような状態とすることが可能である。
以上のように構成された第七実施形態では、制御処理装置70がインク供給機構751aを次のように動作させる。
このように第七実施形態によれば、上記第六実施形態が奏する作用効果に加えて、当該多機能装置1を長期保存する場合には切換部材753aのカム面755a,756aによってスライダ726aを移動させて大気連通孔725aを閉鎖することによってサブタンク721aを密閉することができ、当該多機能装置1の輸送時等の長期保存時にも対応することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
Claims (8)
- インクを貯蔵するサブタンクを内蔵するとともに噴射ノズルから前記サブタンク内のインクを選択的に噴射して被記録媒体に画像記録を行う記録ヘッドと、この記録ヘッドを搭載し被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動可能なキャリッジと、前記サブタンク内に供給されるインクを貯蔵するメインタンクと、このメインタンク内のインクを前記サブタンクへと供給するインク供給部材と、このインク供給部材と前記サブタンクとの相対位置を変更可能な相対位置変更部と、を備え、前記サブタンクには、前記インク供給部材と接離可能であるとともに前記メインタンク内のインクを供給されるインク被供給口と、前記サブタンク内を大気と連通する大気連通孔とが設けられているインクジェット記録装置であって、
前記インク供給部材は、
前記インク被供給口と接離可能なインク供給ノズルと、
前記大気連通孔の開閉状態を切り替える開閉状態切換部材と、
を備えており、
更に、
前記メインタンク内のインクを加圧することによりこのメインタンク内のインクを前記インク供給部材に送出する加圧部と、
前記相対位置変更部を制御することにより、前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを離間状態にするとともに前記大気連通孔を開放状態として被記録媒体への画像記録を可能とする記録モードと、前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを接続状態とするとともに前記大気連通孔を開放状態として前記加圧部の加圧により前記サブタンクへインクを供給するインク供給モードと、前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを密着接続状態にするとともに前記大気連通孔を閉塞状態として前記加圧部の加圧により前記記録ヘッドの吐出能力を回復する吐出能力回復モードの少なくとも3モードを切り替える相対位置制御部と、
を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記キャリッジは、被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動することにより、被記録媒体への画像記録を可能とする記録位置と、前記加圧部の加圧により前記サブタンクへインクを供給するインク供給位置と、前記記録ヘッドの吐出能力を回復する吐出能力回復位置とへ少なくとも移動可能であり、
前記相対位置変更部は、前記キャリッジを被記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動させることにより前記インク供給部材と前記サブタンクとの相対位置を変更可能であり、
前記インク供給部材は、前記相対位置変更部により前記キャリッジが前記記録位置にある際には前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを離間状態にするとともに前記大気連通孔を開放状態とし、前記相対位置変更部により前記キャリッジが前記インク供給位置にある際には前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを接続状態とするとともに前記大気連通孔を開放状態とし、前記相対位置変更部により前記キャリッジが前記吐出能力回復位置にある際には前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを密着接続状態にするとともに前記大気連通孔を閉塞状態とするよう構成されており、
前記相対位置制御部は、前記相対位置変更部を制御することにより、前記記録モードとする際には前記キャリッジを前記記録位置に移動させ、前記インク供給モードとする際には前記キャリッジを前記インク供給位置に移動させ、前記吐出能力回復記録モードとする際には前記キャリッジを前記吐出能力回復位置に移動させること
を特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1に記載のインクジェット記録装置において、
前記インク供給部材は、所定の位置にある前記キャリッジに対して移動することにより、前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを離間状態にするとともに前記大気連通孔を開放状態として被記録媒体への画像記録を可能とする記録位置と、前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを接続状態とするとともに前記大気連通孔を開放状態として前記加圧部の加圧により前記サブタンクへインクを供給するインク供給位置と、前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを密着接続状態にするとともに前記大気連通孔を閉塞状態として前記記録ヘッドの吐出能力を回復する吐出能力回復位置とへ少なくとも移動可能に構成されており、
前記相対位置変更部は、所定の位置にある前記キャリッジに対して前記インク供給部材を移動させることにより前記インク供給部材と前記サブタンクとの相対位置を変更可能であり、
前記相対位置制御部は、前記相対位置変更部を制御することにより、前記記録モードとする際には前記インク供給部材を前記記録位置に移動させ、前記インク供給モードとする際には前記インク供給部材を前記インク供給位置に移動させ、前記吐出能力回復記録モードとする際には前記インク供給部材を前記吐出能力回復位置に移動させること
を特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載のインクジェット記録装置において、
前記サブタンクは、
前記大気連通孔を大気と連通させる連通位置と連通させない非連通位置との間を移動可能な大気連通孔開閉部材と、
前記大気連通孔開閉部材を前記連通位置へ付勢する付勢手段と、
を備えており、
一方、前記インク供給部材の前記開閉状態切換部材は、前記相対位置変更部による前記インク供給部材と前記サブタンクとの相対位置の変更により、前記大気連通孔開閉部材に対して離間または当接することで前記大気連通孔開閉部材を前記連通位置と前記非連通位置との間で移動可能に構成されていること
を特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項4に記載のインクジェット記録装置において、
前記インク供給部材の前記開閉状態切換部材は、前記大気連通孔開閉部材に対して当接した場合における前記大気連通孔開閉部材の移動量が前記インク供給部材の移動位置に応じて異なる形状に形成されたカム面を有していることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載のインクジェット記録装置において、
前記インク供給部材の前記開閉状態切換部材は、
前記大気連通孔を大気と連通させる切換部材側連通孔を有し、
前記サブタンクとの相対位置により、前記大気連通孔と前記切換部材側連通孔とを連通させることで前記大気連通孔と大気とを連通させる連通位置と、前記大気連通孔と前記切換部材側連通孔とを連通させないことで前記大気連通孔と大気とを連通させない非連通位置との間を移動可能に構成されていること
を特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項1〜請求項6の何れかに記載のインクジェット記録装置において、
前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとが離間状態にあるときに前記インク被供給口を密閉する弁を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 請求項7に記載のインクジェット記録装置において、
前記相対位置制御部は、前記相対位置変更部を制御することにより、前記インク被供給口と前記インク供給ノズルとを離間状態にするととともに前記大気連通孔を閉塞状態として前記サブタンク内のインクを長期保存する長期保存モードに切り替えることが可能であることを特徴とするインクジェット記録装置。
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