JPH02188261A - インクジェット記録ヘッド用ポンプ - Google Patents

インクジェット記録ヘッド用ポンプ

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JPH02188261A
JPH02188261A JP807589A JP807589A JPH02188261A JP H02188261 A JPH02188261 A JP H02188261A JP 807589 A JP807589 A JP 807589A JP 807589 A JP807589 A JP 807589A JP H02188261 A JPH02188261 A JP H02188261A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インクジェット記録ヘッドに関し、特にイン
クタンクと一体的にキャリッジに対して着脱自在な形態
のインクジェット記録ヘッドに関する。
(従来の技術〕 従来、インクタンクを一体的に有する型のインクジェッ
ト記録ヘッドはインクの供給系が簡素なことから比較的
低価格の記録装置に好適なものとして使用されてきた。
ところで、一般のインクジェット記録装置では不可欠な
回復系として、そのヘッドのインク吐出口から負圧によ
ってインクを吸引する負圧回復機構や記録ヘッドの吐出
系に内部から加圧する加圧回復機構を具えたものが多い
また、従来のインクタンクと一体型の、記録ヘッド(以
下で一体型記録ヘッドという)としては、例えば第9図
〜第11図に示すような各種の手勅によるインク空吐出
手段が用いられてきた。すなわち、第9図の記録ヘッド
100は、内蔵されたインクタンク部101から液路1
02を介してインクがインク吐出口103に導かれるよ
うに構成されており、インクタンク部101の上部にダ
イヤフラム室104と連通する連通孔105が設けられ
ていて、ダイヤフラム室104上部の通気孔108を指
で閉塞するようにしてダ、イヤフラム107を押下する
ことによりタンク部101内を加圧し、インクを吐出口
103から排出させることができる。
また、第10図に示す記録ヘッド200は、そのケース
201内にインク袋202が収納された形態のもので、
ケース2111上部に設けられた弾性片203をピン2
04でばね205のばね力に抗して押下することにより
インク袋202を変形させ、インクを吐出0103から
吐出させるように構成されている。
更にまた、第11図に示す記録ヘッド300は、そのイ
ンクタンク部101の上部に空気抜弁301 と押下可
能なピストン部材302とを具えており、ピストン部材
302をばね力に抗して押下することにより弁体303
の吸引孔304を介してインクを液路102内に圧久し
、インク吐出口103からインクを排出させることがで
きる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、記録装置自体に独立した回復機構を有す
る場合は、ポンプや連絡チューブ、更には廃インク処理
系が必要で、部品点数が多くなり、高価格となるばかり
でなく、記録装置全体の大型化を招く。また、回復機構
を駆動するのにモータ等を用いた場合は猶更である。
特に、一体型ヘッドの場合は、記録装置の内部に装置さ
れたままの状態でインク排出を行ったのではインクの排
出量が確認できず、多めの排出を行うことになるので無
駄にインクを消費させてしまう傾向がある。また、一体
型ヘッドで第9図に示す形態のものは、排出量が多くな
り勝ちで、また空気を吸引し易い欠点があり、第10図
に示すようにインク袋202を具え、これを押圧する形
態のものは、インク袋でインクの収容力に限界があり、
インクを補給する手だてが無いものであった。
更にまた、第11図に示す形態のものは、弁体303の
大きさやその吸引孔304の設定が難しく、大き過ぎる
と空気が混入し易く、また小さ過ぎたのではインクの液
路102への供給が悪くなる。
また、図には示さないが、例えば第9図に示すような形
態のものでそのインクタンク部101に発泡ウレタン等
の多孔質インク吸収体を収容したものは、同一の行程で
ダイヤフラム107を押下しても、吸収体中の空気が圧
縮されるためインクの排出量が異なってしまうという欠
点がある。
本発明の目的は、上述した従来の課題に看目し、その解
決を図るべく、簡単な構造で、しかもインク排出動作を
手動で行わせることができて、空気をインク吐出系に吸
引するような虞のない、回復手段を具えた一体型のイン
クジェット記録ヘッドを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本発明は、インク吐出機
能を有するインク吐出部と、インク吐出部に供給するイ
ンクを収容するためのインクタンクと、インクをインク
タンクからインク吐出部に供給するためのインク供給路
と、を有するインクジェット記録ヘッドにおいて、一端
が閉成され、他端に外部に開口する開口部を有するイン
ク供給路と、開口部からインク供給路に摺動自在に嵌合
され、インク供給路を介してインクタンクからインク吐
出部に向けて強制的にインクの送出が可能なピストン部
材とを具えたことを特徴とする。
(作 用) 本発明によれば、シリンダ型のインク供給路にピストン
型のポンプ部材を摺動自在に嵌合し、このポンプ部材を
動作させることによりインク供給路を介してインクがイ
ンクタンクからインク吐出部に強制的に送出させ、排出
を行わせるもので、従来のように複雑な回復機構を設け
る必要がなく、手動で確実にインクを排出させることが
できる。
〔実施例〕
以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す。ここで、1は一体型
の記録ヘッド、2はそのタンク収容体、3はインク吐出
口4を具えたインク吐出部5とタンクカバー6とが一体
に構成され、タンク収容体2と超音波溶着や接着剤等に
よる接着で一体化されるヘッドチップである。一方のタ
ンク収容体2には、インクタンクとしてのインク室2^
と、インク室2Aとは仕切壁2Bで仕切られたインク吐
出部収容溝2Cと、更に、インク供給路7とが設けであ
る。また、インク供給路7はこれより一段径の太いガイ
ド部7Aおよび開口部7Cを介して外界と連通しており
、インク供給路7の他端部7Bは閉塞されている。
8はインク供給路7にインク室2Aからインクを取込む
インク取入口、9はインク供給路7からインク吐出部5
側の不図示のインク供給口にインクを送出するためのイ
ンク取出口、更にlOはインク室2Aに収容され、イン
クを吸収、保持する発泡ポリウレタン等の材料で形成さ
れたインク吸収体である。インク吸収体lGはインク室
2^の容量より幾分大きい目に形成された上、インク室
2Aに圧縮した状態で収められ、その下面側の一部がイ
ンク取入口8と密着することによって、確実にインクを
インク室2Aから取入口8を介してインク供給路7に導
くことができる。また、6Aはタンクカバー6の頂部に
設けた大気連通孔である。
そして、本例ではインク供給路7を介してインクを強制
的にインク吐出部5に送出し、空吐出を行わせるために
、インク供給路7に関連して手動のポンプ部材11が設
けられる。このポンプ部材11はガイド部7Aに摺動自
在に嵌合される案内軸部11Aと、インク供給路7との
間の周囲にすき間を保つピストン部11B 、ピストン
部11Bの環状溝に嵌込まれ、ピストン部11Bとイン
ク供給路7との問を封止状態に保つシールリング12、
およびピストン部11Bの先端側に設けられた小径部1
1Gを具えており、小径部11Cには第2図に示すよう
なV型溝110が形成されている。
13はこのような小径部11Gに滑動自在に遊嵌された
ゴム等の弾性体による滑動弁部材(以下で弁部材という
)であり、弁部材13の外周部はインク供給路7に摺動
自在に嵌合された上、その端部に設けたストッパ14に
より小径部11Gから脱落しないようにしである。 1
5は戻しばねであり、ポンプ部材11とインク供給路7
の閉塞端部7Bとの間に介装され、ポンプ部材11の非
使用時には第3図の(A)に示す状態に保たれる。
このように構成した記録ヘッド1においては、ポンプ部
材11を装着する以前の組立状態において、ガイド部7
Aの開口部7Cからインクをインク室2^に注入し、イ
ンク吸収体lOにインクを吸収保持させると同時に、イ
ンク供給路7を介してインク吐出部5の液室5Aにイン
クを導くことができる。
よってインクを充填したあと、ポンプ部材11および戻
しばね15をインク供給路7に関連して装着することに
よりその案内軸部11Aで開口部7Cを封止した状態に
保つことができる。
いま、第3図の(^)で示すような通常の記録動作時の
状態では、インク室2Aのインク吸収体lOに含まれた
インクがインク取入口8からインク供給路7のピストン
部11Bとの間のすき間および小径部11Cf)V型溝
11Dを経てインク取出口9からインク吐出部5に補給
され、ここから不図示のインク吐出口に導かれる。また
、インク吐出口の目詰りを解消するための回復動作時に
は、まず、記録へラド1をキャリッジ(不図示)から取
外し、ポンプ部材11の操作端部、IIEを指先20等
により押圧すると、第3図の(B)に示すように、弁部
材13が(A)の位置に留まったまま小径部11Cに沿
ってスライドし、ピストン部11Bとの間の段付き部に
当接する。
これによって、弁部材13から右側のインク供給路7が
弁部材13により閉塞されることになり、(C)に示す
ような引続きの押圧動作により、インり供給路7内に閉
塞されたインクかインク取出口9からインク吐出部5に
押出され、この動作によってインクをインク吐出口4(
第1図参照)から吐出させることができる。なお、この
ときの押圧動作の行程は、吐出口4からのインクの吐出
量を眼で確めて適切なところでとどめればよい。
また、(D) に示すように、ポンプ部材11の操作端
部11Eから指先20を離すと、ポンプ部材11がばね
15のばね力によって矢印方向に戻される。
そして、このとき弁部材13が(C)に示した位置に保
持されたまま小径部11Cに沿ってスライドすることに
より、V字溝110を介してインク供給路7における弁
部材13の両側が連通した状態となる。従って、このあ
と、ポンプ部材11はばね15のばね力により引続き(
E)の状態となるまで戻されるが、その間弁部材13は
ストッパ14に当接した状態に保たれ、引続き、インク
供給路7はインク取入口8とインク取出口9との間で連
通しており、インク取出口9の側に負圧を生じるような
こともなく、従って、インク吐出口4がら空気が取込ま
れるようなこともない。
第4図および第5図は第2の実施例を示す。ここで、2
1はポンプ部材であり、本例のポンプ部材21は、ゴム
系や軟質ウレタン等の弾性材料で全体が形成される。2
1Aは案内軸部、21Gおよび210はピストン部21
Bの途中および端部に設けられたシール部、22は図示
の位置にL字型に穿設された連通路、23はピストン部
材21Bの端部にピン24を介して取付けられたバタフ
ライ型の弁板であり、弁板23は例えばポリエステルフ
ィルム等の薄板弾性体で形成され、この弁板23によっ
て連通路22の端部が開閉可能なようにしである。なお
、本例の場合の戻しばね15は弁板23の開閉に支障が
ないようにコイルの内径を弁板23の径より大きい目と
する。
このようなポンプ部材21による回復動作を第6図に従
って説明すると、ポンプ部材21の操作端部21Eを押
圧することによる加圧動作時には、(A)で示すように
弁板23が閉成状態に保たれることによって閉塞された
インク供給路7内のインクをインク取出口9からインク
吐出部5に送り出し、第1図に示したインク吐出口4か
らインクを吐出させることができる。また、操作端部2
’lEの押圧動作を停止し、指を離すとCB)に示すよ
うに、閉塞されたインク供給路7に負圧が生じることに
より直ちに弁板23が開弁じ、連通路22を介し、イン
クがインク吐出部5側に導かれる。
なお、通常の記録状態においては弁板23にいずれの側
からも特別に液圧が作用しないのでルーズに保たれてお
り、従ってインクは水頭により連通路22を介してイン
ク室2Aの側からインク吐出部5の側にたえず供給され
る。また、弁板23が開かれるための開口圧は、インク
吐出口4に形成されるメニスカスの保持圧より低いこと
が必要であり、これによって弁板23の動作がインク吐
出口4からの空気の吸引を誘致するようなことのないよ
うにすることができる。
第7図は本発明の第3の実施例を示す。本例のポンプ部
材31はピストン部31Bの先端部にシール部31Gを
有するだけで、第2の実施例のように連通路や弁体を有
しておらず、案内軸部31八を含め全体が上述の例と同
様弾性部材で形成される。しかして、本例ではインク取
出口9の周りに図示のような一方向弁32を設けるよう
にしたもので、このように構成することによってポンプ
部材31の押圧時にのみ、インク供給路7内のインクを
一方向弁32を介してインク吐出部5に送給し、インク
吐出口4からの排出を行わせることができる。なお、そ
の他の動作については第1および第2の実施例に準する
のでその説明を省略する。
第8図は、第2実施例や第3実施例の形態のポンプ部材
を有する例において、インクを注入するために注射針3
3を用いてイ゛ンクを補給する場合を示す、すなわち、
ポンプ部材21や31の場合(本例ではポンプ部材21
の場合を示す)は全体が弾性体で形成されているので、
この図に示すように注射針33を部材の中心に沿って貫
通させ、インク注入を行うことができるもので、簡単な
構造で使い勝手のよい、回復手段を提供することができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、インクタン
クからインク吐出部にインクを導くインク供給路をシリ
ンダ型に形成して、その一方の端部を閉成すると共に他
方の端部を外部に開口し、その開口部からインク供給路
にピストン型のポンプ部材を摺動自在に嵌合させ、この
ポンプ部材によりインクタンクからインク供給路を介し
てインク吐出部に強制的にインクの送出が可能なように
したので、最少の部品点検で効果的に回復動作を行わせ
ることのできるインクタンク一体型のインクジェット記
録ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明インクジェット記録ヘッドの第1実施例
の構成を分解して示す斜視図、第2図は第1実施例にが
かるポンプ部材の小径部の断面図、 第3図は第1実施例による動作の説明図、第4図は本発
明の第2実施例にがかるポンプ部材の構成を示す斜視図
、 第5図は本発明の第2実施例によるインク供給路近傍の
断面図、 第6図は本発明の第2実施例による動作の説明図、 第7図は本発明の第3実施例によるインク供給路近傍の
断面図、 第8図は第2実施例においてポンプ部材を介してインク
を注入する場合の状態を示す説明図、第9図〜第11図
は従来の一体型インクジェット記録ヘッドにおける回復
装置の3形態をそれぞれ示す説明図である。 1・・・記録ヘッド、 2・・・タンク収容体、 2^・・・インク室、 2C・・・収容溝、 3・・・ヘッドチップ、 4・・・インク吐出口、 5・・・インク吐出部、 6・・・タンクカバー 7・・・インク供給路、 7八・・・ガイド部、 7B・・・閉塞端部、 7C・・・開口部、 8・・・インク取入口、 9・・・インク取出口、 10・・・インク吸収体、 1、2、31・・・ポンプ部材、 11^、21^、31^・・・案内軸部、118.21
B、31B・・・ピストン部、11G・・・小径部、 11D・・・■型溝、 12・・・シールリング、 13・・・弁部材、 14−・・ストッパ、 15・・・戻しばね、 21G、210・・・シール部、 22・・・連通路、 23・・・弁板。 第4図 第 図 第8図 第10図 第1! 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)インク吐出機能を有するインク吐出部と、該インク
    吐出部に供給するインクを収容するためのインクタンク
    と、インクを前記インクタンクから前記インク吐出部に
    供給するためのインク供給路と、を有するインクジェッ
    ト記録ヘッドにおいて、 一端が閉成され、他端に外部に開口する開口部を有する
    インク供給路と、 前記開口部から前記インク供給路に摺動自在に嵌合され
    、当該インク供給路を介して前記インクタンクから前記
    インク吐出部に向けて強制的にインクの送出が可能なピ
    ストン部材とを具えたことを特徴とするインクジェット
    記録ヘッド。
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