JP2006204474A - マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ケーシング20に収容されたマッサージ手段50によって、被施療者の患部をマッサージするようにしたマッサージ機において、ケーシング20の内部には、送風を行なうファン30及び該ファン30を駆動するファン用モータ32と、ファン30から送給される空気を被施療者の患部に誘導する流路34を具える。
【選択図】 図5
Description
また、冬場など気温が低いときには、マッサージ機に患部を載せたときに、冷たく感じ、不快感を感じることがあった。
流路の吹き出し口は、カバーの内部及び/又は外部で開口させることが望ましい。
また、カバーは、吹き出し口からの空気を排出するために、少なくとも吹き出し口と対向する位置に通気性にすぐれる材料を用いたり、吹き出し口と対向する位置をメッシュ状にすることが望ましい。
さらに、吹き出し口には、送風される空気の向きを方向付けるフラップを形成することが望ましい。
加えて、患部が足先である場合には、吹き出し口は、つま先側とかかと側に設けることが望ましい。
これにより、マッサージ効果を可及的に高めることができる。
また、吹き出し口をカバーの内部及び/又は外部に設けたことにより、患部を直接的にも間接的にも暖め又は冷やすことができる。
さらに、吹き出し口と対向するカバー部分を通気性にすぐれる材料又はメッシュ状とすることにより、吹き出し口から排出される空気をスムーズに患部に導くことができる利点がある。
吹き出し口にフラップを形成することにより、所望の方向に空気を導くことができ、患部の加温又は冷却効果を高めることができる。
加えて、患部が足先である場合に、冷えやすく、また、熱を帯びやすいつま先やかかとに吹き出し口を設けて、温風を供給したり又は送風することにより、効果的に足先を加温又は冷却することができる。また、つま先側とかかと側から温風を供給したり送風することにより、足裏全体を万遍なく加温又は冷却することもできる。
また、患部として、足先(くるぶしよりも下側)をマッサージするマッサージ機(10)を例示しているが、ふくらはぎ、太もも、腕、腰、背中、肩、首等をマッサージするマッサージ機にも本発明を適用できることは勿論である。
図に示すように、本発明のマッサージ機(10)は、前側に向かうにつれて上方に傾斜するよう構成された樹脂製のケーシング(20)を基体として構成され、ケーシング(20)の前側の中央に形成された凹み(22)に配置されたマッサージ手段(図1及び図2では、可撓性のカバー(14)に覆われており視認できない)に被施療者が足先を載せることによって、足先のマッサージを受けることができるようにしたものである。
ケーシング(20)には、図1に示すように、被施療者が操作する操作部(12)が配備されており、裏面後方には、マッサージ機(10)を持ち運ぶための掴み部(26)が凹設されている。
図3に示すように、ケーシング(20)の内部には、マッサージ手段(50)(詳細については後述する)と、該マッサージ手段(50)の駆動手段となるマッサージ用モータ(51)、本発明に係る送風用のファン(30)、ファン用モータ(32)、送風用の流路(34)、及び、マッサージ機(10)を制御する制御手段(40)が配置されている。制御手段(40)及びファン(30)は、掴み部(26)に近い後方側に配置されている。
ファン(30)は、外周をファンカバー(33)によって包囲されている。ファンカバー(33)は、ファン(30)の周囲を囲む渦巻き状側板と、上部を覆う上板とからなり、上板の中央部には吸込口(33a)(図5参照)、側板のマッサージ手段(50)側には排気口(33b)が形成されている。図3や図4では、ファンカバーの上板を取り除いて示している。
掴み部(26)の近傍に通気口(27)を設けることにより、マッサージ機(10)を被施療者が持ち運びするときに目に付き易く、メッシュ体(28)が埃等により目詰りしているか否かを容易に確認できる利点がある。
ファンカバー(33)の排気口(33b)には、空気の流路(34)が形成されている。空気の流路(34)は、マッサージ手段(50)の下方に延びており、マッサージ手段(50)の下部にて、左右に分岐している。左右に分岐した流路(34)の先端は、さらに前後に分岐しており、前後に分岐した流路(34)は、図5に示すように、マッサージ手段(50)の形状に合わせて、上向きに円弧状に屈曲している。
なお、後述のとおり、マッサージ手段(50)は、可撓性カバー(14)によって包囲され、吹き出し口(35a)(35b)(35c)は、カバー(14)内で開口しているため、吹き出し口(35a)(35b)(35c)から送出される空気は一部がカバー(14)内でマッサージ手段(50)を暖める。従って、マッサージ手段(50)の下方で開口する吹き出し口(35a)は、必要に応じて設ければよい。
また、図に示すように、マッサージ手段(50)の近傍を通過するように流路(34)を配設することにより、流路(34)を流れる温風の輻射熱によってマッサージ手段(50)を暖めることができる。
マッサージ手段(50)は、ケーシング(20)の凹み(22)の左右に軸支(53)された駆動軸(52)と、該駆動軸(52)の中央に配備された回転ローラ部(57)、回転ローラ部(57)の両側に配備された2対の円盤状施療体(54)(54)を具える。駆動軸(52)の一端は、ケーシング(20)内に収容されたマッサージ用モータ(51)と減速機構(51a)を介して連繋されている。マッサージ用モータ(51)も制御手段(40)に電気的に接続されている。
一対の円盤体(55)(55)の周囲には、夫々互いに向き合うように内方へ向かって複数の押圧指(55a)(55a)が突設され、補助ローラ部(56)にも複数の押圧玉(56a)(56a)を具えている。
一対の円盤体(55)(55)は、駆動軸(52)と一体に回転する基体部(55')の外周に、対称に傾斜させた状態で枢支される。補助ローラ部(56)は、駆動軸(52)と一体に回転する。
カバー(14)の少なくとも一部を吸湿発熱素材から構成することにより、被施療の発汗によって熱を発生させることができ、患部を暖めながらマッサージを受けることができる。吸湿発熱素材として、アクリレート系繊維(例えば、東洋紡績株式会社製のエクス(登録商標))等の機能繊維を例示できる。
また、カバーの少なくとも一部を遠赤外線加工布から構成することにより、マッサージ効果による体温上昇の熱やヒータ(60)から供給される熱を逃げにくくすることができ、効果的にマッサージをすることができる。
制御手段(40)は、操作部(12)からの操作命令を受けて、ファン用モータ(32)、ヒータ(60)及びマッサージ用モータ(51)を制御する。制御手段(40)は、ケーシング(20)内の適所に設けることができるが、図5に示すように、ヒータ(60)とは仕切り(24)によって空間的に分離された位置に配置することが望ましい。これにより、制御手段(40)にヒータ(60)の熱的影響が及ばない。
被施療者がファン(30)及びヒータ(60)を作動させずにマッサージを受ける場合には、マッサージ手段(50)に足先等の患部を載せて、マッサージ用モータ(51)を駆動させる。これにより、マッサージ手段(50)によってマッサージを受けることができる。上記構成のマッサージ手段(50)の場合、円盤状施療体(54)と補助ローラ部(56)によって足先の側面と足裏を同時にマッサージすることができる。回転ローラ部(57)に足裏を当てると、足裏のマッサージを受けることができる。
(14) カバー
(20) ケーシング
(30) ファン
(34) 流路
(35) 吹き出し口
(37) フラップ
(50) マッサージ手段
(60) ヒータ
Claims (20)
- ケーシング(20)に収容されたマッサージ手段(50)によって、被施療者の患部をマッサージするようにしたマッサージ機において、
ケーシング(20)の内部には、送風を行なうファン(30)及び該ファン(30)を駆動するファン用モータ(32)と、ファン(30)から送給される空気を被施療者の患部に誘導する流路(34)を具えることを特徴とするマッサージ機。 - 流路(34)中にヒータ(60)を具え、温風を送給可能である請求項1に記載のマッサージ機。
- ケーシング(20)は、マッサージ手段(50)と被施療者の患部が対向する位置に凹み(22)が形成されており、マッサージ手段(50)は凹み(22)に収容され、可撓性のカバー(14)で包囲されており、
流路(34)の先端の吹き出し口(35)は、カバー(14)内で開口している請求項1又は請求項2に記載のマッサージ機。 - 流路(34)の先端の吹き出し口(35d)は、カバー(14)の外部に設けられている請求項1又は請求項2に記載のマッサージ機。
- 患部は足先であり、吹き出し口(35b)(35c)は、つま先側とかかと側に設けられている請求項3又は請求項4に記載のマッサージ機。
- カバー(14)は、吹き出し口(35b)(35c)からの空気を排出するために、少なくとも吹き出し口(35b)(35c)と対向する位置に通気性にすぐれる材料を用いている請求項3に記載のマッサージ機。
- カバー(14)は、吹き出し口(35b)(35c)からの空気を排出するために、少なくとも吹き出し口(35b)(35c)と対向する位置をメッシュ状にしている請求項3に記載のマッサージ機。
- 吹き出し口(35)には、送風される空気の向きを方向付けるフラップ(37)が形成されている請求項3乃至請求項7の何れかに記載のマッサージ機。
- 流路(34)は、マッサージ手段(50)の近傍に配設されている請求項1乃至請求項8の何れかに記載のマッサージ機。
- ケーシング(20)の内部には、マッサージ機(10)の制御を行なう制御手段(40)を具え、ヒータ及びマッサージ手段(50)は、制御手段(40)とは、ケーシング(20)内に設けられた仕切り(24)によって空間的に区切られた別の領域に配置されている請求項2に記載のマッサージ機。
- 吹き出し口(35a)は、マッサージ手段(50)に向けて開口している請求項3に記載のマッサージ機。
- ケーシング(20)には、被施療者の患部を覆うフード(16)を具える請求項1乃至請求項11の何れかに記載のマッサージ機。
- カバー(14)の少なくとも一部は、吸湿発熱素材から構成される請求項1乃至請求項12の何れかに記載のマッサージ機。
- カバー(14)の少なくとも一部は、遠赤外線加工布から構成される請求項1乃至請求項12の何れかに記載のマッサージ機。
- 流路(34)には、送給される空気に、消臭性分、芳香成分、除菌成分又は殺菌成分を付与する手段を具えている請求項1乃至請求項14の何れかに記載のマッサージ機。
- マッサージ手段(50)は、マッサージ用モータ(51)によって回転する駆動軸(52)に、被施療者の患部を挟み揉みマッサージする2対の円盤状施療体(54)(54)を接近離間可能に取り付けて構成される請求項1乃至請求項15の何れかに記載のマッサージ機。
- 一対の円盤状施療体(54)(54)間には、前後に流路(34)の先端の空気吹き出し口(35)を開口させてなる請求項16に記載のマッサージ機。
- ケーシング(20)には、掴み部(26)が形成されており、該掴み部(26)の近傍には、ファンカバー(33)の吸込口(33a)に外部から空気を供給するための通気口(27)が形成されている請求項1乃至請求項17に記載のマッサージ機。
- ケーシング(20)の内部に収容されたマッサージ手段(50)によって、被施療者の患部をマッサージするようにしたマッサージ機において、
マッサージ手段(50)は、可撓性のカバー(14)によって覆われており、カバー(14)の少なくとも一部は、吸湿発熱素材から構成されることを特徴とするマッサージ機。 - ケーシング(20)の内部に収容されたマッサージ手段(50)によって、被施療者の患部をマッサージするようにしたマッサージ機において、
マッサージ手段(50)は、可撓性のカバー(14)によって覆われており、カバー(14)の少なくとも一部は、遠赤外線加工布から構成されることを特徴とするマッサージ機。
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