JP2006223327A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安全性を高めることのできるマッサージ機を提供することである。
【解決手段】 被施療部位を温風により温めるマッサージ機で、送風ファン(30)と、送風ファンにより発生される風を被施療部位に導く送風路(34)と、送風路中に介在されるヒータ(60)と、ヒータを設定温度に制御するためのサーミスタ(71)等からなる温度調節器(70)と、送風路中の異常温度により動作する温度ヒューズ(72)とを具え、温度ヒューズの風上側に、温度ヒューズ周りの空気の流れを抑制する壁板(73)(抑制部)を設ける。
【効果】 壁板によって、温度ヒューズの周りにの温度上昇を早め、温度調節器が故障した場合に、温度ヒューズを早めに動作させて安全性を高める。
【選択図】 図7

Description

本発明は、マッサージ効果を高めるために被施療部位を温風により温めることのできるマッサージ機に関する。
従来、マッサージ機において、被施療部位を温風により温めて血行を良くしマッサージ効果を高めるものは特許文献1に示すように知られている。温風は、送風ファンにより発生する風をヒータにより温めることで発生している。温風の温度は、サーミスタ等から構成される温度調節器により適温に保たれるが、温度調節器が故障して適温に保つことが困難となり異常温度になった場合に備えて、温度ヒューズを用いて安全性を確保している。
特開平10−80454号公報
温度調節器が故障した場合、ヒータは通電され続けて温風の温度が適温より上昇していくが、マッサージ機のように被施療部位を温めるために温風を被施療部位に当てるものでは、温風の温度が適温より若干高めでも長時間温風を被施療部位に当て続けると、低温火傷のなる可能性もあるので、温度ヒューズは早めに動作するのが好ましい。ところが、温度ヒューズは送風ファンの風によって冷却されているので、動作温度まで上昇するのに時間がかかったり、動作温度に達することができない場合があった。そのためには動作温度の低い温度ヒューズを使用することが考えられるが、この場合、温度調節器が正常な場合でも夏場等に誤動作したり、コンテナで輸送中に内部の高い温度により誤動作することがあった。
本発明の目的は、温度調節器が故障して正常に動作しなくなった場合には、温度ヒューズを早めに動作させて安全性を高めることができると共に、温度調節器が正常な場合には、温度ヒューズが誤動作することのないマッサージ機を提供することである。
上記課題を解決するために本発明は、被施療部位を温風により温めるマッサージ機において、送風ファンと、送風ファンにより発生される風を被施療部位に導く送風路と、送風路中に介在されるヒータと、ヒータを設定温度に制御する温度調節器と、送風路中の異常温度により動作する温度ヒューズとを具え、送風路中の温度ヒューズの風上側に、温度ヒューズ周りの空気の流れを抑制する抑制部を設けたものである。
具体的には、抑制部は送風路の内壁に取り付けられた壁板である。また温度調節器はサーミスタを有し、温度ヒューズはヒータの風下側に配置され、サーミスタは、ヒータと温度ヒューズの間で温度ヒューズより風上側に配置するのが好ましい。
本発明によれば、温度ヒューズ周りの空気の流れは抑制部によって流れにくく温度ヒューズの冷却は抑えられているので、温度調節器が故障した場合、温度ヒューズは早く動作温度に達してヒータへの通電を絶ち、温風の供給を停止させて安全性を向上させることができる。即ち、抑制部によって、温度ヒューズの周りに他の部分に比べて高い温度帯を意図的に作り出すことにより、早く動作させるようにしている。
一方、温度調節器が正常な場合には、温風の温度が適温に保たれているから、温度ヒューズは動作することがない。特に、温度調節器にサーミスタを用い、温度ヒューズをヒータの風下側に配置し、サーミスタを、ヒータと温度ヒューズの間で温度ヒューズより風上側に配置れば、サーミスタの方を温度ヒューズよりも早く温度上昇させることができるので、温度調節器が正常な場合には、温度ヒューズが誤動作することがなく、信頼性を高めることができる。
本発明の実施例として示すマッサージ機(10)は、被施療者の患部(被施療部位のこと)又は患部近傍に、ヒータ(60)で加温した温風や単なる風を送給することにより、患部等の冷えや蒸れを防止できるものであり、マッサージ機(10)の構成については、以下に最良の形態を示すが、本発明の明細書に開示のものに限定されるものではない。
また、患部として、足先(くるぶしよりも下側)をマッサージするマッサージ機(10)を例示しているが、ふくらはぎ、太もも、腕、腰、背中、肩、首等をマッサージするマッサージ機にも本発明を適用できることは勿論である。
図1は、本発明のマッサージ機(10)の平面図、図2は、被施療者が足先を載せた状態を示すマッサージ機(10)の左側面図である。なお、以下では、説明を判り易くするために、図1の下側及び図2の足先の先端側を「前」と称する。
図に示すように、本発明のマッサージ機(10)は、前側に向かうにつれて上方に傾斜するよう構成された樹脂製のケーシング(20)を基体として構成され、ケーシング(20)の前側の中央に形成された凹み(22)に配置されたマッサージ手段(図1及び図2では、可撓性のカバー(14)に覆われており視認できない)に被施療者が足先を載せることによって、足先のマッサージを受けることができるようにしたものである。ケーシング(20)には、図1に示すように、被施療者が操作する操作部(12)が配備されており、裏面後方には、マッサージ機(10)を持ち運ぶための掴み部(26)が凹設されている。
図3は、図2の線A−Aに沿う断面図である。なお、図3等の断面図において、図面の簡素化を図るために、断面のハッチングを省略している箇所がある。図3に示すように、ケーシング(20)の内部には、マッサージ手段(50)(詳細については後述する)と、該マッサージ手段(50)の駆動手段となるマッサージ用モータ(51)、本発明に係る送風用のファン(30)、ファン用モータ(32)、送風用の流路(34)、及び、マッサージ機(10)を制御する制御手段(40)が配置されている。制御手段(40)及びファン(30)は、掴み部(26)に近い後方側に配置されている。
被施療者の患部に向けて送風を行なうファン(30)は、図3に示すように、マッサージ手段(50)と掴み部(26)との間のスペースに配置される。ファン(30)は、ファン用モータ(32)に連繋されており、ファン用モータ(32)の駆動によって回転する。ファン用モータ(32)は、制御手段(40)に電気的に接続されている。
ファン(30)は、外周をファンカバー(33)によって包囲されている。ファンカバー(33)は、ファン(30)の周囲を囲む渦巻き状側板と、上部を覆う上板とからなり、上板の中央部には吸込口(33a)(図5参照)、側板のマッサージ手段(50)側には排気口(33b)が形成されている。図3や図4及び後述の図8では、ファンカバーの上板を取り除いて示している。
ファンカバー(33)の吸込口(33a)へのマッサージ機(10)の外部からの空気の供給は、ケーシング(20)の後端に形成された通気口(27)から行なわれる。通気口(27)は、ケーシング(20)に開設された孔に樹脂製のメッシュ体(28)を嵌め込んだものである。掴み部(26)の近傍に通気口(27)を設けることにより、マッサージ機(10)を被施療者が持ち運びするときに目に付き易く、メッシュ体(28)が埃等により目詰りしているか否かを容易に確認できる利点がある。
図4は、図3からマッサージ手段(50)を取り外した状態を示す断面図である。 ファンカバー(33)の排気口(33b)には、送風路となる空気の流路(34)が接続されている。流路(34)は、マッサージ手段(50)の下方に延びており、マッサージ手段(50)の下部にて、左右に分岐している。左右に分岐した流路(34)の先端は、さらに前後に分岐しており、前後に分岐した流路(34)は、図5に示すように、マッサージ手段(50)の形状に合わせて、上向きに円弧状に屈曲している。
流路(34)には、図4及び図5に示すように、左右に分岐している流路(34)の分岐部分、前後に分岐している流路(34)の分岐部分、及び、流路(34)の先端には、夫々上向きに開口する空気吹き出し口(35)が形成されている。マッサージ手段(50)の前後に開口する吹き出し口(35c)(35b)は、被施療者の患部を直接的に温めるものであり、足先にマッサージを施す場合、つま先側とかかと側に対向するよう開口することが望ましい。マッサージ手段(50)の下方で開口する吹き出し口(35a)(35a)(35a)は、マッサージ手段(50)やその周囲を加温して患部を間接的に温めるためのものである。
なお、後述のとおり、マッサージ手段(50)は、可撓性カバー(14)によって包囲され、吹き出し口(35a)(35b)(35c)は、カバー(14)内で開口しているため、吹き出し口(35a)(35b)(35c)から送出される空気は一部がカバー(14)内でマッサージ手段(50)を温める。マッサージ手段(50)の下方で開口する吹き出し口(35a)は、必要に応じて設ければよい。また、図に示すように、マッサージ手段(50)の近傍を通過するように流路(34)を配設することにより、流路(34)を流れる温風の輻射熱によってマッサージ手段(50)を温めることができる。
前後に分岐した流路(34)の前端には、ケーシング(20)の前方外側に形成された吹き出し口(35d)(35d)が孔(38)(38)によって連通している。これにより、図5のように、可撓性カバー(14)内だけでなく、直接送風又は温風を患部に当てることができる。
流路(34)の吹き出し口(35)には、図5に示すように、夫々空気の吹き出し方向を制御するフラップ(37)を設けることが望ましい。フラップ(37)を形成したことにより、吹き出し口(35b)(35c)(35d)から排出される空気は、一定の方向性をもち(図5中矢印で示す)、効率的にマッサージ手段(50)や被施療者の患部を温めることができる。図5の例では、吹き出し口(35b)の前半分と吹き出し口(35c)が足裏の中央に向かって傾き、土踏まず部分を温め、吹き出し口(35b)の後半分と吹き出し口(35d)は上を向いてつま先やかかと部分を温め、足裏全体を温めることができるようにしている。
ヒータ(60)は、図4及び図5に示すように、ファンカバー(33)の直下流の流路(34)に設ける。ヒータ(60)が配置された送風路(34)の上方は、ファンカバー(33)の上板で覆われている。ヒータ(60)は、図7や図8に示すように、電熱線をコイル状に巻回したものを例示できる。ヒータ(60)は制御手段(40)に電気的に接続されており、ヒータ(60)に電流を流すと、電熱線が昇温し、流路(34)中を通る空気が加温される。その結果、ファン(30)から供給された空気が温風となって吹き出し口(35)から放出される。
ケーシング(20)の内部においては、図5に示すように、ヒータ(60)及びヒータ(60)よりも下流の流路(34)の空間と、制御手段(40)の配置される空間は、ケーシング(20)の底面より突設した仕切り(24)によって分離している。このようにヒータ(60)と制御手段(40)とを空間的に分離することによって、ヒータ(60)の熱が制御手段(40)に伝わらず、制御手段(40)が熱的影響を受けることはない。
マッサージ手段(50)は、ケーシング(20)の前方に形成された凹み(22)に配備される。マッサージ手段(50)は、可撓性のカバー(14)(図1参照)によって覆われている。 マッサージ手段(50)は、ケーシング(20)の凹み(22)の左右に軸支(53)された駆動軸(52)と、該駆動軸(52)の中央に配備された回転ローラ部(57)、回転ローラ部(57)の両側に配備された2対の円盤状施療体(54)(54)を具える。駆動軸(52)の一端は、ケーシング(20)内に収容されたマッサージ用モータ(51)と減速機構(51a)を介して連繋されている。マッサージ用モータ(51)も制御手段(40)に電気的に接続されている。
回転ローラ部(57)は、外周面に複数の押圧玉(57a)(57a)を具えた環状体であって、駆動軸(52)と一体回転可能となっている。駆動軸(52)を回転すると、回転ローラ部(57)は、駆動軸(52)と一体に回転し、被施療者が回転ローラ部(57)に足裏やふくらはぎを載せたときに、押圧玉(57a)でもってローリングマッサージを施す。
円盤状施療体(54)(54)は、回転ローラ部(57)を挟んで左右対称に配備され、各円盤状施療体(54)は、夫々一対の円盤体(55)(55)を対称に傾斜させて形成し、円盤体(55)(55)の間に補助ローラ部(56)を挟んで構成される。一対の円盤体(55)(55)の周囲には、夫々互いに向き合うように内方へ向かって複数の押圧指(55a)(55a)が突設され、補助ローラ部(56)にも押圧玉(56a)を具えている。一対の円盤体(55)(55)は、駆動軸(52)と一体に回転する基体部(55')の外周に、対称に傾斜させた状態で枢支される。補助ローラ部(56)は、駆動軸(52)と一体に回転する。
マッサージ用モータ(51)を回転すると、駆動軸(52)と一体に円盤状施療体(54)(54)の基体部(55')及び補助ローラ部(56)が回転する。円盤体(55)(55)は、基体部(55')(55')に所定角度傾斜して枢支されているから、回転によって左右の幅を広狭変化しながら揺動し、円盤体(55)(55)間の足先等の患部を挟み揉みし、足裏を補助ローラ部(56)の押圧玉(56a)で押圧する。
マッサージ手段(50)を包囲する可撓性カバー(14)は、図5に示す如く、その後端が、凹み(22)の後縁部に取り付けられ、その前端が、ケーシング(20)の前方下部に取り付けられている。詳述すれば、カバー(14)の前、後端部には、金属棒(14b)が縫い付けられ、この金属棒(14b)をケーシング(20)に形設した凹部(14c)に入れ、押え板(14d)で押さえて、ネジ(14e)でケーシング(20)に固定している。この可撓性カバー(14)は、通気性に優れた材料を用いることが望ましい。カバー(14)の材料として布を例示できる。また、図5や図6に示すように、吹き出し口(35b)(35c)と対向する位置(14a)のみメッシュ等の通気性に優れる材料にすることもできる。
マッサージ機(10)の制御は、制御手段(40)によって行なわれる。制御手段(40)は、操作部(12)からの操作命令を受けて、ファン用モータ(32)、ヒータ(60)及びマッサージ用モータ(51)を制御する。
以下、本発明のマッサージ機(10)の制御について説明する。被施療者が送風ファン(30)及びヒータ(60)を作動させずにマッサージを受ける場合には、マッサージ手段(50)に足先等の患部を載せて、マッサージ用モータ(51)を駆動させる。これにより、マッサージ手段(50)によってマッサージを受けることができる。上記構成のマッサージ手段(50)の場合、円盤状施療体(54)と補助ローラ部(56)によって足先の側面と足裏を同時にマッサージすることができる。回転ローラ部(57)に足裏を当てると、足裏のマッサージを受けることができる。
夏場や風呂上がり等、被施療者が暑いと感じるときや、体温が上がっている場合には、そのままマッサージ機(10)によってマッサージを受けると、患部がさらに昇温して、蒸れ等の不快感を感ずる。このような場合、ファン用モータ(32)を回転させて、図5に示すように、マッサージ手段(50)及び被施療者の患部に送風を行なう。送風により、適度に患部が冷却されて、蒸れや不快感を感じることなくマッサージを受けることができる。
逆に、冬場や足先等の患部が冷えている場合、そのままマッサージ機(10)によってマッサージを受けると、マッサージ機(10)自体を冷たく感じたり、体温の低下による血行不良により、十分に効果のあるマッサージを受けることができない。このような場合、ファン用モータ(32)を回転させると共に、ヒータ(60)を作動させる。図5に示すように、吹き出し口(35b)(35c)(35d)より供給される温風により、患部を直接的に温めると共に、カバー(14)内にある吹き出し口(35a)(35b)(35c)より供給される温風により、マッサージ手段(50)やカバー(14)内の空気を暖め、患部を間接的に温める。従って、マッサージ機(10)が冷たいことによる不快感を感ずることがなく、また、体温の上昇に伴って血行が促進し、マッサージ効果を可及的に高めることができる。
ところで吹き出し口(35)から吹き出される温風の温度は、適温である約50度前後になるように温度調節器(70)により制御される。温度調節器(70)は温度により抵抗値が変化するサーミスタ(71)等から構成される電気回路からなる。サーミスタ(71)は、図7や図8に示すように、ヒータ(60)の風下側で、且つ送風路(34)の上方に配置される。実施例では、温度調節器は、75℃でヒータ(60)への通電を断ち、73℃でヒータ(60)への通電を開始するように設定されている。そして温度調節器(70)が正常に動作している間は、吹き出し口(35)から吹き出される温風の温度を、約50度前後の適温に保つ。
コイル状ヒータ(60)には、温度ヒューズ(72)が直列に接続されている。温度ヒューズ(72)はサーミスタ(71)よりも風下側で、且つ送風路(34)の上方に位置している。温度ヒューズ(72)は実施例として、動作温度が113℃のものが用いられている。この温度ヒューズ(72)は、温度調節器が故障して正常に動作しなくなった場合に、ヒータ(60)への通電を断つためのものである。
送風ファン(30)で生起される風は、図7や図8の矢印のようにヒータ(60)を通って温風となって送風路(34)へ送り出されるが、図7や図8に示すように、送風路(34)の送風ファン(30)とヒータ(60)との間の上壁面には、断面L字状の壁板(73)が装着されている。この壁板(73)の位置は、温度ヒューズ(72)やサーミスタ(71)の位置と同様に、送風路(34)の上方にあるので、壁板(73)により温度ヒューズ(72)の周りの風の流れが抑制される。その結果として、温度ヒューズ(72)周りに、他に比べて比較的温度が高い高温度帯を意図的に作り出している。
温度調節器が故障して正常に動作しなくなった場合、ヒータ(60)は通電し続け、送風路(34)中の温度も上昇するが、壁板(73)により温度ヒューズ(72)の周りの風の流れが抑制されているので、この部分の温度が他の部分に比べて高くなって、温度ヒューズ(72)の動作温度である113℃に早く達する。温度ヒューズ(72)が動作することにより、ヒータ(60)への通電は断たれ、温風温度が上昇し続けることを阻止し、安全性を確保している。
実験によると、壁板(73)がない場合、温度ヒューズ(72)周りの風の流れは抑制されないので、温度ヒューズ(72)はその周りを流れる風により冷却され、動作温度である113℃に達することがなかった。この結果、吹き出し口(35)からは、温度が57℃程度の温風が吹き出され続け、低温火傷の原因になりかねない事態であった。しかしながら壁板(73)を設けたことにより、早期に温度ヒューズ(72)を動作させ、ヒータ(60)への通電を絶つことができた。
因みに温度ヒューズ(72)は、温度調節器(70)が正常に動作している場合は、その温度は100℃程度になるので、動作温度の低い温度ヒューズを使用すると、正常に動作しているときに誤動作することが考えられ、動作温度の低い温度ヒューズを使用することはできない。壁板(73)を設けたことにより、高い動作温度の温度ヒューズでも、確実に動作させることができた。
壁板(73)は実施例ではL字状の板で構成したが、温度ヒューズ(72)周りの空気の流れを抑制する抑制部として機能するものであれば、その形状は問わない。
また温度調節器を構成するサーミスタ(71)は、ヒータ(60)と温度ヒューズ(72)の間で、温度ヒューズ(72)よりも風上側に配置しているので、温度ヒューズ(72)よりも早く温度が上昇し、温度調節器(70)の動作を確実なものにできる。
本発明は、温風により被施療部である患部を温めるマッサージ機であればその形態は問わず適用でき、正常時は温度ヒューズが誤動作する恐れもなく、異常時には確実に温度ヒューズを動作させることのできる優れたマッサージ機である。
本発明のマッサージ機の平面図である。 本発明のマッサージ機の側面図である。 図2の線A−Aに沿う矢視断面図である。 図3からマッサージ手段を取り外した状態を示す断面図である。 ファン、ヒータ、送風路及び吹き出し口をわかりやすく図示した断面図である。 可撓性カバーの一部をメッシュ状にした実施例を示すマッサージ機の平面図である。 ファン、ヒータ、送風路の拡大断面図である。 図7における平面図で、ファンカバーの上板を除いた状態を示す。
符号の説明
30 送風ファン
34 流路(送風路)
60 ヒータ
70 温度調節器
71 サーミスタ
72 温度ヒューズ
35 吹き出し口
73 壁板(抑制部)

Claims (4)

  1. 被施療部位を温風により温めるマッサージ機において、送風ファンと、送風ファンにより発生される風を被施療部位に導く送風路と、送風路中に介在されるヒータと、ヒータを設定温度に制御する温度調節器と、送風路中の異常温度により動作する温度ヒューズとを具え、送風路中の温度ヒューズの風上側に、温度ヒューズ周りの空気の流れを抑制する抑制部を設けてなるマッサージ機。
  2. 前記抑制部は送風路の内壁に取り付けられた壁板である請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記温度調節器はサーミスタを有し、前記温度ヒューズはヒータの風下側に配置され、前記サーミスタは、ヒータと温度ヒューズの間で、温度ヒューズより風上側に配置されてなる請求項1又は請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 足裏に温風を当てるようにした請求項1乃至請求項3のいずれかに記載マッサージ機。
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