JPH10118149A - 椅子型マッサージ機 - Google Patents

椅子型マッサージ機

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Publication number
JPH10118149A
JPH10118149A JP27904896A JP27904896A JPH10118149A JP H10118149 A JPH10118149 A JP H10118149A JP 27904896 A JP27904896 A JP 27904896A JP 27904896 A JP27904896 A JP 27904896A JP H10118149 A JPH10118149 A JP H10118149A
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JP
Japan
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chair
air outlet
massage
backrest
heat
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Pending
Application number
JP27904896A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Yamaguchi
彰一 山口
Kazutsugu Hayashi
和嗣 林
Kazumi Okawa
和己 大川
Haruo Sugai
春夫 菅井
Koichi Hashimoto
浩一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭寒足熱のリラックスした状態で十分なマッ
サージ効果を得ることができ、しかも、熱交換器が軽量
でコンパクトに納まり、コスト高も抑えることができる
椅子型マッサージ機を提供する。 【解決手段】 マッサージ機構1が内蔵された椅子型体
2に設けられる熱交換器3として、ペルチェ素子4の一
側面に吸熱側熱交換部5、他側面に放熱側熱交換部6を
各々配設したものを採用し、同熱交換器3の吸熱側熱交
換部5を経由する冷却風路7及び放熱側熱交換部6を経
由する暖房風路8を形成して、暖房風路8の温風吹出口
9aを椅子型体2の下部に、冷却風路7の冷風吹出口10を
椅子型体2の上部に各々配設してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子型体に揉み動
作、叩き動作等をなすマッサージ機構を内蔵してなる椅
子型マッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図6に示す如く、椅子型体2
に揉み動作、叩き動作等をなすマッサージ機構1を内蔵
してなる椅子型マッサージ機は知られている。該マッサ
ージ機において、椅子型体2は、マッサージ機構1が内
蔵された背もたれ部11と、該背もたれ部11の下端に連設
される座部12と、該座部12の先端に延設される足載せ部
13と、同背もたれ部11の上端に延設される頭当接部14と
で形成されている。この場合、椅子型体2はフレーム15
及び基台16によって支持されており、背もたれ部11、座
部12、足載せ部13、頭当接部14等は相互間で角度が調節
できるように回動自在に連結されている。
【0003】又、マッサージ機構1は、人体Hの背中を
揉んだり叩いたりしてその疲労を回復させるものであ
り、この場合、揉み玉18が背もたれ部11の表装材の裏側
に沿って縦方向S、横方向に、或いは、前後方向に移動
し、又、該揉み玉18が微細に振動することによって、人
体Hの背中にマッサージ効果が与えられる。又、同揉み
玉18は、駆動源19から伝達部材20を介して伝えられる駆
動力によって移動或いは振動されるもので、同駆動源19
には基台16に付設される電源部17から駆動電力が供給さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、揉み叩きによるマッサージ効果は
得られるものの、椅子型体2全体が常温であるため、マ
ッサージ途中に、人体Hの頭部に近い上側部分が暑く感
じたり、人体Hの足部に近い下側部分が冷たく感じたり
して快適感が得られず、リラックスできなくてマッサー
ジ効果を十分に得ることができず、疲労回復が有効にな
されないという問題があった。
【0005】又、この場合、椅子型体2の下部をヒータ
で温めたり、同上部を蒸気圧縮式等の冷却機で冷やした
りすることも可能ではあるが、そうすると、ヒータや冷
却機等の大掛かりな設備が必要となってコストが高くな
り、特に、蒸気圧縮式の冷却機を使用した場合には、騒
音が大きく、又、重くて持ち運びが不便となる等の新た
な問題が発生するものであった。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
解決するために発明されたもので、すなわち、その課題
は、マッサージ途中に人体の下部が温められると共に同
上部が冷やされ、リラックスした状態で十分なマッサー
ジ効果を得ることができて疲労回復が有効になされ、し
かも、前記温冷作用をなす機能部分が軽量でコンパクト
に納まり、コスト高も抑えることができる椅子型マッサ
ージ機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
椅子型マッサージ機は、マッサージ機構が内蔵された椅
子型体に熱交換器を設け、該熱交換器としてペルチェ素
子の一側面に吸熱側熱交換部、他側面に放熱側熱交換部
を各々配設したものを採用し、同熱交換器の吸熱側熱交
換部を経由する冷却風路及び放熱側熱交換部を経由する
暖房風路を形成して、該暖房風路の温風吹出口を椅子型
体の下部に、同冷却風路の冷風吹出口を椅子型体の上部
に各々配設してなる。
【0008】したがって、この場合、椅子型体の下部に
温風吹出口、同上部に冷風吹出口が各々配設されている
ので、同椅子型体に内蔵されるマッサージ機構を駆動さ
せてマッサージを行っている際に、温風吹出口からの温
風で足元を温めると共に、冷風吹出口からの冷風で頭部
付近を冷やすことによって、人体を頭寒足熱のリラック
スされる状態となし、該リラックス状態で十分なマッサ
ージ効果を得ることができて人体の疲労回復が有効にな
される。しかも、前記温冷作用をなす熱交換器として、
ペルチェ素子の一側面に吸熱側熱交換部、他側面に放熱
側熱交換部を各々配設したものを採用しているので、軽
量でコンパクトに納まり、コスト高も抑えられる。
【0009】本発明の請求項2記載の椅子型マッサージ
機は、上記請求項1記載の椅子型マッサージ機におい
て、マッサージ機構が内蔵された背もたれ部と、該背も
たれ部の下端に連設される座部と、該座部の先端に延設
される足載せ部と、同背もたれ部の上端に延設される頭
当接部とで椅子型体を形成し、該椅子型体の足載せ部に
温風吹出口、同頭当接部に冷風吹出口を各々配設したこ
とを特徴とする。
【0010】したがって、この場合は特に、座部上に座
り、背もたれ部に背中をもたれ掛けさせ、頭当接部に頭
を当接させ、足載せ部上に足先を載せた楽な状態で、背
もたれ部に内蔵されるマッサージ機構を駆動させて背中
から腰にかけてのマッサージを行うことができる。しか
も、同楽な状態で、足載せ部に配設される温風吹出口か
らの温風で足先を、頭当接部に配設される冷風吹出口か
らの冷風で頭部を、各々効果的に温めたり冷やしたりす
ることができて、確実な頭寒足熱状態を得ることができ
る。
【0011】本発明の請求項3記載の椅子型マッサージ
機は、上記請求項2記載の椅子型マッサージ機におい
て、背もたれ部のマッサージ機構近傍にも温風吹出口を
配設したことを特徴とする。
【0012】したがって、この場合は特に、背もたれ部
のマッサージ機構近傍にも温風吹出口が配設されている
ので、マッサージ機構でマッサージを行っている近辺を
温風吹出口からの温風で温めることによって、温感マッ
サージを行うことができ、更に有効なマッサージ効果を
得ることができる。
【0013】本発明の請求項4記載の椅子型マッサージ
機は、上記請求項3記載の椅子型マッサージ機におい
て、マッサージ機構の揉み玉と、背もたれ部のマッサー
ジ機構近傍に設けられる温風吹出口とが、同じ駆動部に
よって一体的に連動されるようになしたことを特徴とす
る。
【0014】したがって、この場合は特に、揉み玉でマ
ッサージを行っている部分に対応して温風吹出口が一体
的に連動するので、同マッサージを行っている部分近辺
を温風吹出口からの温風で確実に温めることができ、効
果的な温感マッサージを行うことができる。しかも、同
揉み玉と温風吹出口とは同じ駆動部によって連動される
ので、同駆動部が兼用されてコスト高が抑えられコンパ
クト化も図られる。
【0015】本発明の請求項5記載の椅子型マッサージ
機は、上記請求項3又は4記載の椅子型マッサージ機に
おいて、背もたれ部のマッサージ機構近傍にも冷風吹出
口を配設して該冷風吹出口及び同マッサージ機構近傍に
設けられる温風吹出口に、両者を相互に切り換える開閉
弁を設けたことを特徴とする。
【0016】したがって、この場合は特に、マッサージ
機構でマッサージを行っている部分近辺を温風吹出口か
らの温風で温めることによって、温感マッサージを行う
ことができ、又、同温風吹出口から冷風吹出口に開閉弁
で切り換えて、同マッサージを行っている部分近辺を冷
風吹出口からの冷風で冷やすことにより、発汗を防止し
て長時間にわたる冷感マッサージを行うこともできる。
しかも、同温感、冷感マッサージを交互に繰り返して行
うことによって人体に刺激が与えられ、更なるリラック
ス状態となってマッサージ効果が向上される。又、マッ
サージ後に熱った背中を同冷風吹出口からの冷風で冷や
すことによって、人体の疲労回復が更に有効になされ
る。
【0017】本発明の請求項6記載の椅子型マッサージ
機は、上記請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の
椅子型マッサージ機において、マッサージ機構の揉み玉
の移動と、冷却風路及び暖房風路に設けられる各送風フ
ァンの回動とが、同じ駆動部によって動作されるように
なしたことを特徴とする。
【0018】したがって、この場合は特に、マッサージ
機の揉み玉の移動と、冷却風路及び暖房風路に設けられ
る各送風ファンの回動とが、同じ駆動部によって動作さ
れるので、同駆動部が兼用されてコスト高が抑えられコ
ンパクト化も図られる。
【0019】本発明の請求項7記載の椅子型マッサージ
機は、上記請求項2記載の椅子型マッサージ機におい
て、頭当接部と背もたれ部との境界付近に肩当て部を突
設し、該肩当て部によって冷風吹出口より吹き出される
冷風が背もたれ部側へ回り込まないようになしたことを
特徴とする。
【0020】したがって、この場合は特に、頭当接部の
前面に配設される冷風吹出口からの冷風が、同頭当接部
と背もたれ部との境界部分に突設される肩当て部でせき
止められて、背もたれ部側へ回り込まないようになって
いるので、同冷風吹出口からの冷風で頭部を確実に冷や
すことができ、又、肩及びそれより下方の冷却不要な部
分が冷やされるのを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1、2は、本発明の請求項1〜
3に対応する一実施形態を示し、該実施形態の椅子型マ
ッサージ機は、マッサージ機構1が内蔵された椅子型体
2に熱交換器3を設け、該熱交換器3としてペルチェ素
子4の一側面に吸熱側熱交換部5、他側面に放熱側熱交
換部6を各々配設したものを採用し、同熱交換器3の吸
熱側熱交換部5を経由する冷却風路7及び放熱側熱交換
部6を経由する暖房風路8を形成して、該暖房風路8の
温風吹出口9aを椅子型体2の下部に、同冷却風路7の冷
風吹出口10を椅子型体2の上部に各々配設してなる。
【0022】該実施形態の椅子型マッサージ機において
は、マッサージ機構1が内蔵された背もたれ部11と、該
背もたれ部11の下端に連設される座部12と、該座部12の
先端に延設される足載せ部13と、同背もたれ部11の上端
に延設される頭当接部14とで椅子型体2が形成され、該
椅子型体2の足載せ部13に温風吹出口9a、同頭当接部14
に冷風吹出口10が各々配設されており、又、同背もたれ
部11のマッサージ機構1近傍にも温風吹出口9bが配設さ
れている。
【0023】椅子型体2は全体が布、合成樹脂シート等
でなる表装材で覆われており、フレーム15及び基台16に
よって支持されている。該椅子型体2の背もたれ部11、
座部12、足載せ部13、頭当接部14等は、相互間で角度が
調節できるように回動自在に連結されている。基台16は
椅子型体2の背もたれ部11と座部12との連結部分の下方
に設けられて、フレーム15に同椅子型体2を結合固定し
ている。該基台16にはマッサージ機構1や熱交換器3等
に電源供給する電源部17が付設されており、該電源部17
にはマッサージ機構1や熱交換器3の動作制御を行う制
御部も内蔵されている。フレーム15は金属製のパイプで
なり、椅子型体2の両側に配設されてひじ掛け部を兼ね
るものとして形成されている。
【0024】マッサージ機構1は、人体Hの背中を揉ん
だり叩いたりしてその疲労を回復させるものであり、こ
の場合、揉み玉18が背もたれ部11の表装材の裏側に沿っ
て縦方向S、横方向に、或いは、前後方向に移動し、
又、該揉み玉18が微細に振動することによって、人体H
の背中にマッサージ効果が与えられる。又、同揉み玉18
は、モータ等の駆動源19からチェーン等の伝達部材20を
介して伝えられる駆動力によって移動或いは振動される
もので、同駆動源19には前記電源部17から駆動電力が供
給される。
【0025】熱交換器3も椅子型体2の背もたれ部11に
内蔵されており、該熱交換器3はペルチェ素子4の一側
面に多数のフィンが突設されてなる吸熱側熱交換部5、
同他側面に同じく多数のフィンが突設されてなる放熱側
熱交換部6を各々配設したものである。この場合、ペル
チェ素子4に通電されると、吸熱側熱交換部5が温度低
下して熱を吸収し、放熱側熱交換部6が温度上昇して同
熱を放出する。
【0026】熱交換器3の吸熱側熱交換部5を経由する
冷却風路7は、基台16から椅子型体2の頭当接部14にま
で配管されており、該基台16の前面側に同冷却風路7の
冷風側吸気口21が形成されている。同冷却風路7の経路
途中に冷風側の送風ファン22が設けられており、該送風
ファン22によって冷風側吸気口21から冷風吹出口10へと
送気される。該送気途中に熱交換器3の吸熱側熱交換部
5で吸熱され、冷風となって冷風吹出口10から吹き出さ
れる。
【0027】熱交換器3の放熱側熱交換部6を経由する
暖房風路8は、椅子型板2の背もたれ部11から足載せ部
13にまで配管されており、該背もたれ部11の背面側に同
暖房風路8の温風側吸気口23が形成されている。同暖房
風路8の経路途中に温風側の送風ファン24が設けられて
おり、該送風ファン24によって温風側吸気口23から温風
吹出口9aへと送気される。該送気途中に熱交換器3の放
熱側熱交換部6で放熱され、温風となって温風吹出口9a
から吹き出される。又、同暖房風路8に連通する他の温
風吹出口9b、9cが椅子型体2の背もたれ部11の下部前面
と座部12の中程上面とに各々配設されており、各温風吹
出口9b、9cへの分岐部分には各々開閉弁25が配設されて
いる。この場合、開閉弁25を開閉操作することによっ
て、両温風吹出口9b、9cからも必要に応じて温風を吹き
出すことができる。
【0028】温風吹出口9aは足載せ部13の先端付近の上
面に、又、温風吹出口9cは座部12の中程上面に、各々ル
ーバー状に開口形成されており、温風吹出口9bは背もた
れ部11の下端付近の前面に椅子型体2の表装材を通して
温風が吹き出されるように設けられている。又、冷風吹
出口10は頭当接部14の前面両側に、各々ルーバー状に開
口形成されて配設されている。
【0029】したがって、該実施形態の椅子型マッサー
ジ機においては、椅子型体2の下部に温風吹出口9a、同
上部に冷風吹出口10が各々配設されているので、同椅子
型体2に内蔵されるマッサージ機構1を駆動させてマッ
サージを行っている際に、温風吹出口9aからの温風で足
元を温めると共に、冷風吹出口10からの冷風で頭部付近
を冷やすことによって、人体Hを頭寒足熱のリラックス
される状態となし、該リラックス状態で十分なマッサー
ジ効果を得ることができて人体Hの疲労回復が有効にな
される。しかも、前記温冷作用をなす熱交換器3とし
て、ペルチェ素子4の一側面に吸熱側熱交換部5、他側
面に放熱側熱交換部6を各々配設したものを採用してい
るので、軽量でコンパクトに納まり、コスト高も抑えら
れる。
【0030】又、該実施形態の椅子型マッサージ機にお
いては、座部12上に座り、背もたれ部11に背中をもたれ
掛けさせ、頭当接部14に頭を当接させ、足載せ部13上に
足先を載せた状態で、背もたれ部11に内蔵されるマッサ
ージ機構1を駆動させて背中から腰にかけてのマッサー
ジを行うことができる。しかも、このように椅子型体2
に楽に座った状態で、足載せ部13の上面に配設される温
風吹出口9aからの温風で足先を、頭当接部14の前面に配
設される冷風吹出口10からの冷風で頭部を、各々効果的
に温めたり冷やしたりすることができて、確実な頭寒足
熱状態を得ることができる。又、この場合、背もたれ部
11のマッサージ機構1近傍にも温風吹出口9bが配設され
ているので、マッサージ機構1でマッサージを行ってい
る近辺を同温風吹出口9bからの温風で温めることによっ
て、温感マッサージを行うことができ、更に有効なマッ
サージ効果を得ることができる。
【0031】又、ペルチェ素子4による熱交換では振動
がほとんど発生しないので、静かな状態でマッサージ効
果を得ることができると共に、熱交換器3をマッサージ
機構1と共に椅子型体2の背もたれ部11内に支障なく収
容することができる。又、同ペルチェ素子4への通電量
を変化調整することによって熱交換能力を調節すること
ができ、温風、冷風の温度調節を簡単に行うこともでき
る。
【0032】又、該実施形態の椅子型マッサージ機にお
いて、マッサージ後に温風、冷風が吹き出されるように
なして、マッサージ後にリラックス状態が得られるよう
になしても良く、該動作が制御部において自動的になさ
れるようになしても良い。この場合、マッサージ機構1
への電源供給とペルチェ素子4及び送風ファン22、24へ
の電源供給とが重ならないので、電源の総容量を小さく
することができて電源の低コスト化が図られる。又、マ
ッサージの途中に該マッサージ動作と同時に温風、冷風
が吹き出される場合には、熱交換器3に蓄熱、蓄冷機能
を付与しておくことで、ペルチェ素子4への電源供給量
を節約することもできる。
【0033】図3は、本発明の請求項1〜5に対応する
別の実施形態である椅子型マッサージ機を示し、該実施
形態の椅子型マッサージ機においては、マッサージ機構
1の揉み玉18と、背もたれ部11のマッサージ機構1近傍
に設けられる温風吹出口9bとが、同じ駆動部19によって
一体的に連動されるようになっている。この場合、冷却
風路7及び暖房風路8の熱交換器3に近接する部分がマ
ッサージ機構1の揉み玉18と一体的に連動されるもので
あり、両者は連結部材26によって結合されている。又、
同冷却風路7及び暖房風路8の熱交換器3に近接する部
分が支障なく動作されるように、冷却風路7の熱交換器
3の上下両側及び暖房風路8の熱交換器3の下側には各
々フレキシブルパイプ27が介設配管されている。
【0034】したがって、この場合は、揉み玉18でマッ
サージを行っている部分に対応して温風吹出口9bが一体
的に連動するので、同マッサージを行っている部分近辺
を同温風吹出口9bからの温風で確実に温めることがで
き、効果的な温感マッサージを行うことができる。しか
も、同揉み玉18と温風吹出口9bとは同じ駆動部19によっ
て連動されるので、同駆動部19が兼用されてコスト高が
抑えられコンパクト化も図られる。
【0035】又、該実施形態の椅子型マッサージ機にお
いては、背もたれ部11のマッサージ機構1近傍にも冷風
吹出口10bを配設して該冷風吹出口10b及び同マッサー
ジ機構1近傍に設けられる前記温風吹出口9bに、両者を
相互に切り換える開閉弁25を各々設けている。
【0036】したがって、この場合は、マッサージ機構
1でマッサージを行っている部分近辺を前記温風吹出口
9bからの温風で温めることによって、温感マッサージを
行うことができ、又、同温風吹出口9bから前記冷風吹出
口10bに両開閉弁25で切り換えて、同マッサージを行っ
ている部分近辺を該冷風吹出口10bからの冷風で冷やす
ことにより、発汗を防止して長時間にわたる冷感マッサ
ージを行うこともできる。しかも、同温感、冷感マッサ
ージを交互に繰り返して行うことによって人体Hに刺激
が与えられ、更なるリラックス状態となってマッサージ
効果が向上される。又、マッサージ後に熱った背中を同
冷風吹出口10bからの冷風で冷やすことによって、人体
Hの疲労回復が更に有効になされる。
【0037】又、冷風吹出口10bも温風吹出口9bと共
に、マッサージ機構1の揉み玉18と一体的に連動される
ものであり、マッサージを行っている部分近辺を同冷風
吹出口10bからの冷風で確実に冷やすことができ、効果
的な冷感マッサージを行うこともできる。なお、それ以
外は上記図1、2に示した実施形態の椅子型マッサージ
機と同様に構成されていて、上記図1、2に示した実施
形態の椅子型マッサージ機におけると同様の作用効果が
奏される。
【0038】図4は、本発明の請求項1〜3、6に対応
する更に別の実施形態である椅子型マッサージ機を示
し、該実施形態の椅子型マッサージ機においては、マッ
サージ機構1の揉み玉18の移動と、冷却風路7及び暖房
風路8に設けられる各送風ファン22、24の回動とが、同
じ駆動部19によって動作されるようになっている。この
場合、各送風ファン22、24には、各々歯車、ベルト等の
補助伝達部材28を介して駆動部19から駆動力が伝えられ
る。
【0039】したがって、この場合は、マッサージ機1
の揉み玉18の移動と、冷却風路7及び暖房風路8に設け
られる各送風ファン22、24の回動とが、同じ駆動部19に
よって動作されるので、同駆動部19が兼用されてコスト
高が抑えられコンパクト化も図られる。なお、それ以外
は上記図1、2に示した実施形態の椅子型マッサージ機
と同様に構成されていて、上記図1、2に示した実施形
態の椅子型マッサージ機におけると同様の作用効果が奏
される。
【0040】図5は、本発明の請求項1、2、7に対応
する更に別の実施形態である椅子型マッサージ機を示
し、該実施形態の椅子型マッサージ機においては、頭当
接部14と背もたれ部11との境界付近に肩当て部29が突設
され、該肩当て部29によって冷風吹出口10より吹き出さ
れる冷風が背もたれ部11側へ回り込まないようになって
いる。この場合、肩当て部29は椅子型体2の両側に配設
されており、該肩当て部29は略L字型部材が枢着部30に
おいて同椅子型体2の両側に枢支されることによって各
々突設されており、不用な場合には同肩当て部29を下側
に回動させて邪魔にならないように納めることができ
る。なお、同肩当て部29として、布、合成樹脂シート等
の薄型のものを採用しても良い。
【0041】したがって、この場合は、頭当接部14の前
面に配設される冷風吹出口10からの冷風が、同頭当接部
14と背もたれ部11との境界部分に突設される両側の肩当
て部29でせき止められて、背もたれ部11側へ回り込まな
いようになっているので、同冷風吹出口10からの冷風で
人体Hの頭部を確実に冷やすことができ、又、人体Hの
肩及びそれより下方の冷却不要な部分が冷やされるのを
防止できる。
【0042】又、該実施形態の椅子型マッサージ機にお
いては、背もたれ部11に上記実施形態の椅子型マッサー
ジ機における温風吹出口9bや冷風吹出口10b等が配設さ
れていない。なお、それ以外は上記図1、2に示した実
施形態の椅子型マッサージ機と同様に構成されていて、
上記図1、2に示した実施形態の椅子型マッサージ機に
おけると同様の作用効果が奏される。
【0043】なお、本発明の椅子型マッサージ機は、椅
子型体2が平坦となったものに相当するベッド形態のマ
ッサージ機に応用実施されても良いものである。
【0044】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の椅
子型マッサージ機においては、マッサージを行っている
際に、温風吹出口からの温風で足元を温めると共に、冷
風吹出口からの冷風で頭部付近を冷やすことにより、人
体を頭寒足熱のリラックスされる状態となして十分なマ
ッサージ効果を得ることができ、しかも、前記温冷作用
をなす機能部分にペルチェ素子を熱電変換素子とする熱
交換器を採用しているので、軽量でコンパクトに納ま
り、コスト高も抑えられる。
【0045】又、本発明の請求項2記載の椅子型マッサ
ージ機においては、特に、楽に座った状態で、背中から
腰にかけてのマッサージを行うことができ、しかも、同
状態で、足載せ部に配設される温風吹出口からの温風で
足先を、頭当接部に配設される冷風吹出口からの冷風で
頭部を、各々効果的に温めたり冷やしたりすることがで
きて、確実な頭寒足熱状態を得ることができる。
【0046】又、本発明の請求項3記載の椅子型マッサ
ージ機においては、特に、マッサージ機構近傍にも温風
吹出口が配設されているので、該マッサージ機構でマッ
サージを行っている近辺を同温風吹出口からの温風で温
めることによって、温感マッサージを行うことができ、
更に有効なマッサージ効果を得ることができる。
【0047】又、本発明の請求項4記載の椅子型マッサ
ージ機においては、特に、マッサージを行っている部分
に対応して温風吹出口が一体的に連動されるので、同マ
ッサージを行っている部分近辺を温風吹出口からの温風
で確実に温めることができて効果的な温感マッサージを
行うことができ、しかも、マッサージ機構の揉み玉と温
風吹出口とが同じ駆動部によって連動されるので、コス
ト高が抑えられコンパクト化も図られる。
【0048】又、本発明の請求項5記載の椅子型マッサ
ージ機においては、特に、開閉弁を切り換えることによ
って温感マッサージ或いは冷感マッサージのいずれかを
選択して行うことができ、しかも、該冷感マッサージは
発汗が防止されて長時間にわたって行うことができ、
又、同温感、冷感マッサージを交互に繰り返して行うこ
とによって人体に刺激が与えられ、更なるリラックス状
態となってマッサージ効果が向上され、又、マッサージ
後に熱った背中を冷やすことによって、人体の疲労回復
が更に有効になされる。
【0049】又、本発明の請求項6記載の椅子型マッサ
ージ機においては、特に、マッサージ機の揉み玉の移動
と、冷却風路及び暖房風路に設けられる各送風ファンの
回動とが、同じ駆動部によって動作されるので、コスト
高が抑えられコンパクト化も図られる。
【0050】又、本発明の請求項7記載の椅子型マッサ
ージ機においては、特に、冷風吹出口からの冷風が肩当
て部でせき止められて、背もたれ部側へ回り込まないよ
うになっているので、同冷風で頭部を確実に冷やすこと
ができ、又、肩及びそれより下方の冷却不要な部分が冷
やされるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である椅子型マッサージ機
を示す概略断面図。
【図2】同椅子型マッサージ機の斜視図。
【図3】別の実施形態である椅子型マッサージ機を示す
概略断面図。
【図4】更に別の実施形態である椅子型マッサージ機を
示す概略断面図。
【図5】更に別の実施形態である椅子型マッサージ機を
示す概略断面図。
【図6】従来例である椅子型マッサージ機を示す概略断
面図。
【符号の説明】
1 マッサージ機構 2 椅子型体 3 熱交換器 4 ペルチェ素子 5 吸熱側熱交換部 6 放熱側熱交換部 7 冷却風路 8 暖房風路 9 温風吹出口 10 冷風吹出口 11 背もたれ部 12 座部 13 足載せ部 14 頭当接部 18 揉み玉 19 駆動部 22 冷風側の送風ファン 24 温風側の送風ファン 25 開閉弁 29 肩当て部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅井 春夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 橋本 浩一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マッサージ機構が内蔵された椅子型体に
    熱交換器を設け、該熱交換器としてペルチェ素子の一側
    面に吸熱側熱交換部、他側面に放熱側熱交換部を各々配
    設したものを採用し、同熱交換器の吸熱側熱交換部を経
    由する冷却風路及び放熱側熱交換部を経由する暖房風路
    を形成して、該暖房風路の温風吹出口を椅子型体の下部
    に、同冷却風路の冷風吹出口を椅子型体の上部に各々配
    設してなる椅子型マッサージ機。
  2. 【請求項2】 マッサージ機構が内蔵された背もたれ部
    と、該背もたれ部の下端に連設される座部と、該座部の
    先端に延設される足載せ部と、同背もたれ部の上端に延
    設される頭当接部とで椅子型体を形成し、該椅子型体の
    足載せ部に温風吹出口、同頭当接部に冷風吹出口を各々
    配設したことを特徴とする請求項1記載の椅子型マッサ
    ージ機。
  3. 【請求項3】 背もたれ部のマッサージ機構近傍にも温
    風吹出口を配設したことを特徴とする請求項2記載の椅
    子型マッサージ機。
  4. 【請求項4】 マッサージ機構の揉み玉と、背もたれ部
    のマッサージ機構近傍に設けられる温風吹出口とが、同
    じ駆動部によって一体的に連動されるようになしたこと
    を特徴とする請求項3記載の椅子型マッサージ機。
  5. 【請求項5】 背もたれ部のマッサージ機構近傍にも冷
    風吹出口を配設して該冷風吹出口及び同マッサージ機構
    近傍に設けられる温風吹出口に、両者を相互に切り換え
    る開閉弁を設けたことを特徴とする請求項3又は4記載
    の椅子型マッサージ機。
  6. 【請求項6】 マッサージ機構の揉み玉の移動と、冷却
    風路及び暖房風路に設けられる各送風ファンの回動と
    が、同じ駆動部によって動作されるようになしたことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか一つの請求項記載の
    椅子型マッサージ機。
  7. 【請求項7】 頭当接部と背もたれ部との境界付近に肩
    当て部を突設し、該肩当て部によって冷風吹出口より吹
    き出される冷風が背もたれ部側へ回り込まないようにな
    したことを特徴とする請求項2記載の椅子型マッサージ
    機。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002058165A1 (en) * 2000-12-26 2002-07-25 Cheolhyeon Choi Coolness and warmth bed for using peltier's effect
KR101495571B1 (ko) * 2014-09-25 2015-02-26 (주)성우메디텍 냉온풍기능이 부가된 안마의자
CN104337663B (zh) * 2013-08-06 2016-07-13 大东电机工业株式会社 按摩器
JP2017158919A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 生体状態評価装置及びマッサージ機
RU2641066C2 (ru) * 2016-06-10 2018-01-15 федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Дагестанский государственный технический университет" Термоэлектрическое полупроводниковое устройство для массажа шейно-воротниковой зоны
KR102016291B1 (ko) * 2018-05-31 2019-08-29 감사한 주식회사 등판부의 쾌적성을 향상시킨 안마의자

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