JP2006204680A - マッサージ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】マッサージの施療力に基づいて、ヒータ及びファン用モータの出力を制御し、患部の温度を調節することによって、マッサージ効果を可及的に高めると共に快適なマッサージが可能なマッサージ機を提供する。
【解決手段】被施療者の患部をマッサージするマッサージ手段を具えたマッサージ機において、マッサージ手段を駆動するマッサージ用モータと、マッサージ手段から患部に加えられる施療力を検知する施療力検出器と、患部を加温するヒータと、ヒータの熱を被施療者の患部に送風するファンと、ファンを駆動するファン用モータと、マッサージ用モータ、施療力検出器、ヒータ及びファン用モータに電気的に接続され、施療力検出器にて検出された施療力に基づいて、ヒータの出力を制御する制御手段40と、を具える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、被施療者の足先等の患部をマッサージするのに適したマッサージ機に関するものであり、より具体的には、患部のマッサージに加えて、患部を加温又は冷却することによって、マッサージ効果をさらに高めると共に快適なマッサージが可能なマッサージ機に関する。
回転する一対の円盤状施療体を接近、離間させて、被施療者の患部、具体的には足先及び足裏を挟み揉み、押圧等するマッサージ機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−204781号公報
冬場など気温が低いときには、マッサージ機に患部を載せたときに、冷たく感じ、不快感を感じることがあった。また、被施療者の患部の温度が低いと、マッサージを施しても十分な血行改善効果を得ることができなかった。
そこで、マッサージ機にヒータを配備し、患部を加温することが考えられるが、単にヒータで患部を加温するだけでは、マッサージ動作が単調になり、効果の高いマッサージを行なうことが難しかった。
逆に、夏場や患部の温度が高いときには、マッサージ機にファンを配備し、患部を冷却することが考えられるが、単にファンで冷却するだけでは、マッサージ動作が単調になり、効果の高いマッサージを行なうことが難しかった。
本発明の目的は、マッサージの施療力に基づいて、ヒータ及びファン用モータの出力を制御し、患部の温度を調節することによって、マッサージ効果を可及的に高めると共に快適なマッサージが可能なマッサージ機を提供することである。
上記課題を解決するために本発明のマッサージ機は、
被施療者の患部をマッサージするマッサージ手段を具えたマッサージ機において、
マッサージ手段を駆動するマッサージ用モータと、
マッサージ手段から患部に加えられる施療力を検知する施療力検出器と、
患部を加温するヒータと、
ヒータの熱を被施療者の患部に送風するファンと、
ファンを駆動するファン用モータと、
マッサージ用モータ、施療力検出器、ヒータ及びファン用モータに電気的に接続され、施療力検出器にて検出された施療力に基づいて、ヒータ及び/又はファン用モータの出力を制御する制御手段と、
を具える。
マッサージ機にマッサージ手段、ヒータ及びファンを配備し、施療力検出器によってマッサージ手段の施療力を検出し、検出された施療力に基づいて、ヒータ及び/又はファン用モータの出力を調整することによって、施療力に合わせた加温効果又は冷却効果を得ることができ、快適なマッサージができる。
例えば、マッサージ手段の施療力が強い場合に、ヒータ及びファン用モータの出力を大きくし、施療力が弱い場合には、ヒータ及びファン用モータの出力を小さくするような制御を行なうことが望ましい。
このように、マッサージ手段の施療力に基づいて、ヒータの出力を調整することにより、患部の温度を調節して血行を良くするマッサージを施すことができ、マッサージ効果を可及的に高めることができる。
本発明はマッサージ手段(50)を具えたマッサージ機(10)において、マッサージ手段(50)から被施療者の患部に加えられる施療力を検出し、施療力に応じて、ヒータ(60)の出力及び/又はファン用モータ(32)の回転数を制御し、マッサージ効果を高めることを目的とするものであり、マッサージ機(10)の構成については、以下に最良の形態を示すが、本発明の明細書に開示のものに限定されるものではない。
また、患部として、足先(くるぶしよりも下側)をマッサージするマッサージ機(10)を例示しているが、ふくらはぎ、太もも、腕、腰、背中、肩、首等をマッサージするマッサージ機にも本発明を適用できることは勿論である。
図1は、本発明のマッサージ機(10)の平面図、図2は、被施療者が足先を載せた状態を示すマッサージ機(10)の左側面図である。なお、以下では、説明を判り易くするために、図1の下側及び図2の足先の先端側を「前」と称する。
図に示すように、本発明のマッサージ機(10)は、前側に向かうにつれて上方に傾斜するよう構成された樹脂製のケーシング(20)を基体として構成され、ケーシング(20)の前側の中央に形成された凹み(22)に配置されたマッサージ手段(図1及び図2では、可撓性のカバー(14)に覆われており視認できない)に被施療者が足先を載せることによって、足先のマッサージを受けることができるようにしたものである。
ケーシング(20)には、図1に示すように、被施療者が操作する操作部(12)が配備されており、裏面後方には、マッサージ機(10)を持ち運ぶための掴み部(26)が凹設されている。
図3は、図2の線A−Aに沿う断面図である。なお、図3等の断面図において、図面の簡素化を図るために、断面のハッチングを省略している箇所がある。
図3に示すように、ケーシング(20)の内部には、マッサージ手段(50)(詳細については後述する)と、該マッサージ手段(50)の駆動手段となるマッサージ用モータ(51)、本発明に係る送風用のファン(30)、ファン用モータ(32)、送風用の流路(34)、及び、マッサージ機(10)を制御する制御手段(40)が配置されている。制御手段(40)及びファン(30)は、掴み部(26)に近い後方側に配置されている。
被施療者の患部に向けて送風を行なうファン(30)は、図3に示すように、マッサージ手段(50)と掴み部(26)との間のスペースに配置される。ファン(30)は、ファン用モータ(32)に連繋されており、ファン用モータ(32)の駆動によって回転する。ファン用モータ(32)は、後述する制御手段(40)に電気的に接続されており、制御手段(40)によって、回転数を制御可能となっている。回転数の制御は、例えば、PWM制御により行なうことができる。
ファン(30)は、ファンカバー(33)によって包囲されている。ファンカバー(33)は、ファン(30)の周囲を囲む渦巻き状側板と、上部を覆う上板とからなり、上板の中央には吸込口(33a)、側板のマッサージ手段(50)側には排気口(33b)が形成されている。図3や図4では、ファンカバーの上板を取り除いて示している。
ファンカバー(33)の吸込口(33a)へのマッサージ機(10)の外部からの空気の供給は、ケーシング(20)の後端に形成された通気口(27)から行なわれる。通気口(27)は、ケーシング(20)に開設された孔に樹脂製のメッシュ体(28)を嵌め込んだものである。
掴み部(26)の近傍に通気口(27)を設けているので、メッシュ体(28)が埃等により目詰りした場合に、マッサージ機(10)を被施療者が持ち運びするときに目に付き易いという利点がある。
図4は、図3からマッサージ手段(50)を取り外した状態を示す断面図である。
ファンカバー(33)の排気口(33b)には、空気の流路(34)が形成されている。空気の流路(34)は、マッサージ手段(50)の下方に延びており、マッサージ手段(50)の下部にて、左右に分岐している。左右に分岐した流路(34)の先端は、さらに前後に分岐しており、前後に分岐した流路(34)は、図5に示すように、マッサージ手段(50)の形状に合わせて、上向きに円弧状に屈曲している。
流路(34)には、図4及び図5に示すように、左右に分岐している流路(34)の分岐部分、前後に分岐している流路(34)の分岐部分、及び、流路(34)の先端には、夫々上向きに開口する空気吹き出し口(35)が形成されている。マッサージ手段(50)の前後に開口する吹き出し口(35c)(35b)は、被施療者の患部を直接的に暖めるものであり、足先にマッサージを施す場合、つま先側とかかと側に対向するよう開口することが望ましい。マッサージ手段(50)の下方で開口する吹き出し口(35a)(35a)(35a)は、マッサージ手段(50)やその周囲を加温して患部を間接的に暖めるためのものである。
なお、後述のとおり、マッサージ手段(50)は、可撓性カバー(14)によって包囲され、吹き出し口(35a)(35b)(35c)は、カバー(14)内で開口しているため、吹き出し口(35a)(35b)(35c)から送出される空気は一部がカバー(14)内でマッサージ手段(50)を暖める。従って、マッサージ手段(50)の下方で開口する吹き出し口(35a)は、必要に応じて設ければよい。
また、図に示すように、マッサージ手段(50)の近傍を通過するように流路(34)を配設することにより、流路(34)を流れる温風の輻射熱によってマッサージ手段(50)を暖めることができる。
前後に分岐した流路(34)の前端には、ケーシング(20)の前方外側に形成された吹き出し口(35d)(35d)が孔(38)(38)によって連通している。これにより、図5のように可撓性カバー(14)内だけでなく、直接送風又は温風を患部に当てることができる。
流路(34)の吹き出し口(35)には、図5に示すように、夫々空気の吹き出し方向を制御するフラップ(37)を設けることが望ましい。フラップ(37)を形成したことにより、吹き出し口(35b)(35c)(35d)から排出される空気は、一定の方向性をもち(図5中矢印で示す)、効率的にマッサージ手段(50)や被施療者の患部を暖めることができる。図5の例では、吹き出し口(35b)の前半分と吹き出し口(35c)が足裏の中央に向かって傾き、土踏まず部分を暖め、吹き出し口(35b)の後半分と吹き出し口(35d)は上を向いてつま先やかかと部分を暖め、足裏全体を暖めることができるようにしている。
ヒータ(60)は、図4及び図5に示すように、ファンカバー(33)の直下流の流路(34)に設ける。ヒータ(60)は、電熱線をコイル状に巻回したものを例示できる。ヒータ(60)は制御手段(40)に電気的に接続されており、ヒータ(60)に電流を流すと、電熱線が昇温し、流路(34)中を通る空気が加温される。その結果、ファン(30)から供給された空気がヒータ(60)の熱によって加熱され、温風となって吹き出し口(35)から放出される。
ヒータ(60)に供給される電流は、制御手段(40)により可変であり、供給される電流の大きさを変えることによって、ヒータ(60)の出力が制御される。ヒータ(60)の温度は、ヒータ(60)に接近して配備されたヒータ温度検出部(44)により検出され、制御手段(40)に送信される。
ケーシング(20)の内部においては、図5に示すように、ヒータ(60)及びヒータ(60)よりも下流の流路(34)の空間と、制御手段(40)の配置される空間は、ケーシング(20)の底面より突設した仕切り(24)によって分離している。このようにヒータ(60)と制御手段(40)とを空間的に分離することによって、ヒータ(60)の熱が制御手段(40)に伝わらず、制御手段(40)が熱的影響を受けることはない。
マッサージ手段(50)は、ケーシング(20)の前方に形成された凹み(22)に配備される。マッサージ手段(50)は、可撓性のカバー(14)(図1参照)によって覆われている。
マッサージ手段(50)は、ケーシング(20)の凹み(22)の左右に軸支(53)された駆動軸(52)と、該駆動軸(52)の中央に配備された回転ローラ部(57)、回転ローラ部(57)の両側に配備された2対の円盤状施療体(54)(54)を具える。駆動軸(52)の一端は、ケーシング(20)内に収容されたマッサージ用モータ(51)と減速機構(51a)を介して連繋されている。マッサージ用モータ(51)も制御手段(40)に電気的に接続されている。
マッサージ用モータ(51)は、制御手段(40)に連繋されており、回転速度が制御される。回転速度は、例えばPWM制御により変えることができる。
マッサージ用モータ(51)の回転速度は、本願発明にかかる施療力検出器(42)の検出値に基づく場合と、被施療者の操作部(12)の操作による場合、プログラムにより強さを変えたマッサージを行なう場合等に変えられる。
回転ローラ部(57)は、外周面に複数の押圧指(57a)(57a)を具えた環状体であって、駆動軸(52)と一体回転可能となっている。駆動軸(52)を回転すると、回転ローラ部(57)は、駆動軸(52)と一体に回転し、被施療者が回転ローラ部(57)に足裏やふくらはぎを載せたときに、押圧玉(57a)でもってローリングマッサージを施す。
円盤状施療体(54)(54)は、回転ローラ部(57)を挟んで左右対称に配備され、各円盤状施療体(54)は、夫々一対の円盤体(55)(55)を対称に傾斜させて形成し、円盤体(55)(55)の間に補助ローラ部(56)を挟んで構成される。
一対の円盤体(55)(55)の周囲には、夫々互いに向き合うように内方へ向かって複数の押圧指(55a)(55a)が突設され、補助ローラ部(56)にも複数の押圧玉(56a)(56a)を具えている。
一対の円盤体(55)(55)は、駆動軸(52)と一体に回転する基体部(55')の外周に、対称に傾斜させた状態で枢支される。補助ローラ部(56)は、駆動軸(52)と一体に回転する。
マッサージ手段(50)、即ち、円盤状施療体(54)(54)から被施療者に施されるマッサージの施療力は、施療力検出器(42)により検出される。施療力検出器(42)として、例えば、マッサージ用モータ(51)の電流値を検出する手段を例示できる。マッサージ用モータ(51)の電流値は、円盤状施療体(54)(54)の施療力が強いときには大きくなり、逆に、施療力が弱いときには小さくなる。従って、電流値を検出することにより、施療力を検出できる。この場合、施療力検出器(42)は、制御手段(40)に設けることができる。
その他施療力検出器(42)として、円盤状施療体(54)(54)から被施療者の患部に加わる圧力を直接検出する手段や、駆動軸(52)の歪みを検出する手段(PZTセンサ等)などを例示できる。また、円盤状施療体(54)(54)を左右にスライド可能に付勢しておき、円盤状施療体(54)(54)の幅に基づいて、施療力を検出するようにしてもよい。何れの場合も、施療力検出器(42)は、制御手段(40)に電気的に接続し、検出された施療力を制御手段(40)に送信するようにしておく。
上記構成において、マッサージ用モータ(51)を回転すると、駆動軸(52)と一体に円盤状施療体(54)(54)の基体部(55')及び補助ローラ部(56)が回転する。円盤体(55)(55)は、基体部(55')(55')に所定角度傾斜して枢支されているから、回転によって左右の幅を広狭変化しながら揺動し、円盤体(55)(55)間の足先等の患部を挟み揉みし、足裏を補助ローラ部(56)の押圧玉で押圧する。
このとき、被施療者の患部の大きさ、太さ、硬さ等によって、円盤状施療体(54)(54)から患部に加えられる施療力が変化し、その施療力は、施療力検出器(42)によって検出されて制御手段(40)に送信される。
マッサージ手段(50)を包囲する可撓性カバー(14)は、図5に示す如く、その後端が、凹み(22)の後縁部に取り付けられ、その前端が、ケーシング(20)の前方下部に取り付けられている。詳述すれば、カバー(14)の前、後端部には、金属棒(14b)が縫い付けられ、この金属棒(14b)をケーシング(20)に形設した凹部(14c)に入れ、押え板(14d)で押さえて、ネジ(14e)でケーシング(20)に固定している。この可撓性カバー(14)は、通気性にすぐれた材料を用いることが望ましい。カバー(14)の材料として布を例示できる。また、図6に示すように、吹き出し口(35b)(35c)と対向する位置(14a)のみメッシュ等の通気性にすぐれる材料にすることもできる。
カバー(14)の少なくとも一部を吸湿発熱素材から構成することにより、被施療の発汗によって熱を発生させることができ、患部を暖めながらマッサージを受けることができる。吸湿発熱素材として、アクリレート系繊維(例えば、東洋紡績株式会社製のエクス(登録商標))等の機能繊維を例示できる。
また、カバーの少なくとも一部を遠赤外線加工布から構成することにより、マッサージ効果による体温上昇の熱やヒータ(60)から供給される熱を逃げにくくすることができ、効果的にマッサージをすることができる。
マッサージ機(10)の制御は、制御手段(40)によって行なわれる。
制御手段(40)は、操作部(12)からの操作命令を受けて、ファン用モータ(32)、ヒータ(60)及びマッサージ用モータ(51)を制御する。制御手段(40)は、ケーシング(20)内の適所に設けることができるが、図5に示すように、ヒータ(60)とは仕切り(24)によって空間的に分離された位置に配置することが望ましい。これにより、制御手段(40)にヒータ(60)の熱的影響が及ばない。
制御手段(40)は、図7に示すように、操作部(12)、マッサージ用モータ(51)、施療力検出器(42)、ヒータ(60)、ヒータ温度検出部(44)、ファン用モータ(32)が電気的に接続されており、操作部(12)からの操作命令に応じて、マッサージ用モータ(51)、ヒータ(60)及びファン用モータ(32)の回転数や出力を調整する。例えば、マッサージ用モータ(51)の回転速度は、「速」「中」「遅」、ヒータ(60)の出力は、「大」「中」「小」、ファン用モータ(32)の回転速度は、「速」「中」「遅」に調整することができる。
制御手段(40)は、操作部(12)の操作命令に応じて、マッサージ用モータ(51)の回転、ヒータ(60)の出力、ファン用モータ(32)の回転を上記何れかに設定できるようにしている。
制御手段(40)には、各種マッサージのプログラムが記憶されており、後述する本発明のマッサージ動作も制御手段(40)に記憶された図8に示すようなフローチャート図に基づいて実行される。
以下、本発明のマッサージ機(10)の一般的な制御について説明する。
被施療者がファン(30)及びヒータ(60)を作動させずにマッサージを受ける場合には、マッサージ手段(50)に足先等の患部を載せて、マッサージ用モータ(51)を駆動させる。これにより、マッサージ手段(50)によってマッサージを受けることができる。上記構成のマッサージ手段(50)の場合、円盤状施療体(54)と補助ローラ部(56)によって足先の側面と足裏を同時にマッサージすることができる。回転ローラ部(57)に足裏を当てると、足裏のマッサージを受けることができる。
夏場や風呂上がり等、被施療者が暑いと感じるときや、体温が上がっている場合には、そのままマッサージ機(10)によってマッサージを受けると、患部がさらに昇温して、蒸れ等の不快感を感ずる。このような場合、ファン用モータ(32)を回転させて、図5に示すように、マッサージ手段(50)及び被施療者の患部に送風を行なう。送風により、適度に患部が冷却されて、蒸れや不快感を感じることなくマッサージを受けることができる。
逆に、冬場や足先等の患部が冷えている場合、そのままマッサージ機(10)によってマッサージを受けると、マッサージ機(10)自体を冷たく感じたり、体温の低下による血行不良により、十分に効果のあるマッサージを受けることができない。このような場合、ファン用モータ(32)を回転させると共に、ヒータ(60)を作動させる。図5に示すように、吹き出し口(35b)(35c)(35d)より供給される温風により、患部を直接的に暖めると共に、カバー(14)内にある吹き出し口(35a)(35b)(35c)より供給される温風により、マッサージ手段(50)やカバー(14)内の空気を暖め、患部を間接的に暖める。従って、マッサージ機(10)が冷たいことによる不快感を感ずることがなく、また、体温の上昇に伴って血行が促進し、マッサージ効果を可及的に高めることができる。
図8は、本発明のマッサージ機(10)の動作の一例を示すフローチャート図である。
制御手段(40)は、被施療者が操作部(12)の操作に応じて、フローチャート図に示すような制御を行なう。
制御手段(40)は、まず、操作部(12)からの操作開始命令の有無を検知し、操作命令が入力されると(ステップ1)、マッサージ用モータ(51)を駆動し(ステップ2)、マッサージ手段(50)である円盤状施療体(54)(54)を回転させる。円盤状施療体(54)(54)が被施療者の患部に加える施療力は、負荷となってマッサージ用モータ(51)の電流値の変化として検出される。施療力検出器(42)は、この電流変化を測定し、制御手段(40)に送信する(ステップ3)。
制御手段(40)は、受信した電流値に応じて、施療力を「大」「中」「小」に分類する(ステップ3)。施療力を分類する電流値の閾値は、予め試行により決定しておき、制御手段(40)に記憶しておく。
制御手段(40)が電流値を所定の閾値と比較して、マッサージ手段(50)の施療力が「大」であると判断すると(ステップ4)、マッサージ用モータ(51)を「速」で駆動すると共に、ヒータ(60)を「強」、ファン用モータ(32)を「速」で作動させる(ステップ6〜8)。
制御手段(40)が電流値を所定の閾値と比較して、マッサージ手段(50)の施療力が「中」であると判断すると(ステップ5)、マッサージ用モータ(51)を「中」で駆動すると共に、ヒータ(60)を「中」、ファン用モータ(32)を「中」で作動させる(ステップ9〜11)。
それ以外の場合は、マッサージ手段(50)の施療力が「弱」であると判断し、マッサージ用モータ(51)を「遅」で駆動すると共に、ヒータ(60)を「弱」、ファン用モータ(32)を「遅」で作動させる(ステップ12〜14)。
上記のように、マッサージ手段(50)の施療力に応じて、マッサージ用モータ(51)、ヒータ(60)、及び、ファン用モータ(32)の回転数や出力を調整することにより、マッサージ手段(50)の施療力が被施療者に合わせて適宜調整され、さらに、患部を加温するヒータ(60)及びファン用モータ(32)の出力等も施療力に合わせて調整されるので、快適なマッサージを施すことができ、施療効果を可及的に高めることができる。
上記の場合、マッサージ手段(50)の施療力が「大」であるとは、円盤体(55)(55)の間に挟まれる足先等の患部が大きく又は硬い場合に想到し、この場合、患部の血行促進や冷却するのにふさわしいように、マッサージ用モータ(51)を「速」く、ヒータ(60)を「強」、ファン用モータ(32)を「速」くし、反対に、施療力が「小」であるとは、患部が小さく又は柔らかい場合に想到するので、マッサージ用モータ(51)を「遅」く、ヒータ(60)を「弱」く、ファン用モータ(32)を「遅」くしても、血行促進や冷却は十分に可能になるものである。
なお、上記実施例では、マッサージ手段(50)の施療力に応じて、マッサージ用モータ(51)、ヒータ(60)及びファン用モータ(32)のすべての回転数、出力等を制御するようにしているが、マッサージ手段(50)の施療力に応じて、ヒータ(60)のみ、ヒータ(60)とファン用モータ(32)のみ、ファン用モータ(32)のみの出力等を制御することも勿論可能である。
図9は、フラップ(37)及び吹き出し口(35)の異なる実施例を示している。図に示すように、フラップ(37)の有無やフラップ(37)の角度を変えることにより、所望の角度で吹き出し口(35)から送出される空気の方向を調整することができる。図9では、マッサージ手段(50)を直接暖める吹き出し口(35a)は形成していない。
図10は、マッサージ機(10)の前端をフード(16)によって包囲することができるようにしたものである。フード(16)を、図示のように、被施療者の足先を覆うように配置することによって、ヒータ(60)や体温による熱が外部に逃げにくく、また、被施療者のつま先が冷えてしまうこともない(図11参照)。フード(16)は、ケーシング(20)に回動自在に軸支して使用しないときには開放するようにしてもよい。また、フード(16)をケーシング(20)から着脱可能としてもよい。
なお、流路(34)に、消臭性分、芳香成分、除菌成分又は殺菌成分を付与する手段を配備することにより、吹き出し口(35)から送出される空気に消臭、芳香、除菌又は殺菌成分を混入するようにして、リラックス効果や清潔感を高めるようにしてもよい。このような手段として、固形又はジェル状の消臭剤、芳香剤、除菌剤、殺菌剤を例示できる。また、通気口(27)にこのような成分を含有するフィルタを配置してもよい。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
本発明のマッサージ機は、マッサージ手段から被施療者に加えられる施療力に応じて、ヒータの出力やファン用モータの回転数を調整し、可及的に効果の高いマッサージを施すことのできるできるマッサージ機として有用である。
本発明のマッサージ機の平面図である。 本発明のマッサージ機の側面図である。 図2の線A−Aに沿う矢視断面図である。 図3からマッサージ手段を取り外した状態を示す断面図である。 ファン、ヒータ、流路及び吹き出し口をわかりやすく図示した断面図である。 可撓性カバーの一部をメッシュ状にした実施例を示すマッサージ機の平面図である。 制御手段等のブロック図である。 本発明のマッサージ動作を示すフローチャート図である。 吹き出し口及びフラップの異なる実施例を示す断面図である。 フードを具えたマッサージ機の側面図である。 フードを具えたマッサージ機内の空気の流れを示す断面図である。
符号の説明
(10) マッサージ機
(30) ファン
(32) ファン用モータ
(40) 制御手段
(42) 施療力検出器
(50) マッサージ手段
(60) ヒータ

Claims (6)

  1. 被施療者の患部をマッサージするマッサージ手段(50)を具えたマッサージ機において、
    マッサージ手段(50)を駆動するマッサージ用モータ(51)と、
    マッサージ手段(50)から患部に加えられる施療力を検知する施療力検出器(42)と、
    患部を加温するヒータ(60)と、
    マッサージ用モータ(51)、施療力検出器(42)及びヒータ(60)に電気的に接続され、施療力検出器(42)にて検出された施療力に基づいて、ヒータ(60)の出力を制御する制御手段(40)と、
    を具えることを特徴とするマッサージ機。
  2. ヒータ(60)の熱を被施療者の患部に送風するファン(30)と、
    ファン(30)を駆動するファン用モータ(32)を具え、
    制御手段(40)は、施療力検出器(42)にて検出された施療力に基づいて、ヒータ(60)の出力及びファン用モータ(32)の回転数を制御するようにした請求項1に記載のるマッサージ機。
  3. 被施療者の患部をマッサージするマッサージ手段(50)を具えたマッサージ機において、
    マッサージ手段(50)を駆動するマッサージ用モータ(51)と、
    マッサージ手段(50)から患部に加えられる施療力を検知する施療力検出器(42)と、
    被施療者の患部に送風するファン(30)と、
    ファン(30)を駆動するファン用モータ(32)と、
    マッサージ用モータ(51)、ファン用モータ(32)及び施療力検出器(42)に電気的に接続され、施療力検出器(42)にて検出された施療力に基づいて、ファン用モータ(32)の回転数を制御する制御手段(40)と、
    を具えることを特徴とするマッサージ機。
  4. マッサージ手段(50)は、マッサージ用モータ(51)によって回転する駆動軸(52)に、被施療者の患部を挟み揉みマッサージする円盤状施療体(54)(54)を接近離間可能に取り付けて構成される請求項1乃至請求項3の何れかに記載のマッサージ機。
  5. 施療力検出器(42)は、マッサージ用モータ(51)の電流を測定することによって、施療力を検知する請求項1乃至請求項4の何れかに記載のマッサージ機。
  6. 制御手段(40)は、施療力検出器(42)にて検出された施療力が大きいほど、ヒータ(60)の出力及び/又はマッサージ用モータ(51)の回転数を大きくするよう制御する請求項1乃至請求項5の何れかに記載のマッサージ機。
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