JP2006203414A - カバー部品、及び、そのカバー部品を用いる電子機器 - Google Patents

カバー部品、及び、そのカバー部品を用いる電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 筐体の開口に対する開閉操作性と気密性を確保しつつ、外観品質や耐久性の向上を図り、かつ、記憶媒体の装着のための筐体内の占有スペースを小さくすることのできるカバー部品と、電子機器を提供する。
【解決手段】 筐体の外表面側に配置される外側カバー部材18と、外側カバー部材18よりも弾性率の小さい材料から成る内側カバー部材19とで、筐体の開口を閉塞するカバー部品9を構成する。内側カバー部材19に、メモリカードの端部を収容可能な切欠孔27を形成する。外側カバー部材18に裏面方向に突出しその付根部側に貫通孔22を有する板状突起21を設ける。内側カバー部材19に、外側カバー部材18の外側縁部方向に延出して、板状突起21の貫通孔22に嵌合される支持片28を設ける。支持片28の先端に、筐体の開口の縁部に係合可能な係止爪29を形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、電子機器の筐体の記憶媒体挿入用の開口に取り付けられるカバー部品と、このカバー部品を用いる携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、パーソナルコンピュータ等の電子機器に関する。
携帯端末等の電子機器においては、撮影や受信等で取り扱う情報量が増大するに伴い、メモリカード等の脱着可能な記憶媒体を利用できる機種が多くなっている。
この種の電子機器は、記憶媒体を脱着可能に装着するために媒体コネクタを備えると共に、筐体に設けられた記憶媒体脱着用の開口にカバー部品が開閉可能に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−190803号公報
この種のカバー部品は、通常、弾性を有する単一の樹脂部材によって形成され、筐体の開口に対する容易な開閉と確実な密閉を両立し得るようになっている。
ところで、カバー部品には、筐体の開口内に位置されるシール部の経時劣化の防止と、筐体外部に露出する外側面の質感の向上が望まれており、現在、これらの要望を満たすカバー部材の材料選定が難しいというのが実情である。
また、記憶媒体を装着するための媒体コネクタを備えた電子機器の場合、筐体の内外のスペースが媒体コネクタやカバー部品によって占有されることになるため、電子機器の小型化を図るうえでは、記憶媒体の装着のための占有スペースをできる限り小さくすることが望まれている。
上記の課題を解決するために、この出願の発明は、記憶媒体を脱着可能に装着する媒体コネクタを備えた電子機器に用いられ、この電子機器の筐体に設けられた媒体脱着用の開口に開閉可能に取り付けられる電子機器のカバー部品において、前記筐体の外表面側に配置される外側カバー部材と、この外側カバー部材の裏面側に結合され、この外側カバー部材よりも弾性率の小さい材料から成る内側カバー部材と、を設け、前記内側カバー部材のうちの、前記媒体コネクタに装着された記憶媒体の端部に対向する位置に記憶媒体の一部を収容可能な切欠きを形成したことを特徴とする。
この出願の他の発明は、記憶媒体を脱着可能に装着する媒体コネクタを備えた電子機器に用いられ、この電子機器の筐体に設けられた記憶媒体脱着用の開口に開閉可能に取り付けられる電子機器のカバー部品において、前記筐体の外表面側に配置される外側カバー部材と、この外側カバー部材の裏面側に結合され、この外側カバー部材よりも弾性率の小さい材料から成る内側カバー部材と、を設け、前記外側カバー部材に裏面方向に突出しその付根部側に部材係止用の切欠係止部を有する突起を設け、前記内側カバー部材に、外側カバー部材の外側縁部方向に延出して、前記突起の切欠係止部に係止される支持片を設けると共に、この支持片の先端に、前記筐体の開口の縁部に係合可能な係止爪を形成したことを特徴とする。
前記外側カバー部材の裏面側に連結用のボス部を形成すると共に、前記内側カバー部材のこのボス部に対応する位置に貫通孔を形成し、この貫通孔に挿通した前記ボス部の先端を変形させることによって前記外側カバー部材と内側カバー部材の連結部を形成することが望ましい。
この場合、連結部の頂面は、前記内側カバー部材の前面と前記外側カバー部材の突起よりも低く形成することが好ましい。また、外側カバー部材の突起の先端部は、前記筐体の開口内に形成された壁に当接させるようにしても良い。
さらに、カバー部品を備えた電子機器の発明は、筐体の媒体コネクタ前面の開口内に、筐体の内側方向に窪み、その窪み部の前面にカバー部品の外側カバー部材の突起の先端部が当接する凹状壁を形成し、筐体の内側の、この凹状壁の両縁部分に内装部品の係止用の膨出部を配置したことを特徴とする。
この出願の発明は、筐体外表面側に配置される外側カバー部材の裏面側に、外側カバー部材よりも弾性率の小さい材料から成る内側カバー部材を結合しているため、弾性率の小さい内側カバー部材によって筐体の開口に対する開閉操作性と気密性を確保しつつ、それよりも弾性率の高い外側カバー部材によって外観品質や耐久性の向上を図ることができるという、基本的な効果を奏する。
さらに、この出願の一つの発明は、内側カバー部材のうちの、媒体コネクタに装着された記憶媒体の端部に対向する位置に記憶媒体の一部を収容可能な切欠きを形成するようにしたため、筐体内における記憶媒体の配置を開口のより前方寄りにし、記憶媒体の装着のための筐体内の占有スペースを小さくすることができる。したがって、筐体内部の他部品の配置の自由度が高まり、装置の小型化を図るうえで有利となる。
また、この出願の他の発明は、外側カバー部材の裏面側に突設された突起の切欠係止部に、先端に係止爪を有する内側カバー部材の支持片を係止させるため、内側カバー部材に外側カバー部材との結合のための専用の大きな結合スペースを確保することなく、内側カバー部材を外側カバー部材に確実に結合することができる、というさらなる効果を奏する。したがって、この発明の場合も、カバー部品が筐体側のスペースを圧迫しないため、記憶媒体の装着のための筐体内の占有スペースをより小さくすることができる。また、筐体の開口縁部に係止される係止爪は、その付根部側を外側カバー部材の突起に支持されるため、外側カバー部材の浮き上がりを確実に防止することができる。
さらに、外側カバー部材の裏面側に連結用のボス部を形成し、内側カバー部材の貫通孔に挿通したボス部の先端を変形させることによって外側カバー部材と内側カバー部材の連結部を形成するようにした場合には、前記突起と支持片との係止と相俟って外側カバー部材と内側カバー部材をより確実に結合することができる。
また、さらに連結部の頂面を内側カバー部材の前面と外側カバー部材の突起よりも低く形成した場合には、連結部と筐体の干渉を無くすことができる。
また、この出願の電子機器の発明は、筐体の開口内に凹状壁を形成したために、記憶媒体の装着時に凹状壁の窪み部分で記憶媒体を容易に押し込むことができると共に、外側カバー部材の突起の先端を凹状壁の窪み部前面に当接させたことから、カバー部品の開口内側方向への凹状変形や過大な潜り込みを防止でき、さらに、筐体の内側においては、凹状壁の両縁部分を利用して内装部品の膨出部を配置したことから、内装部品を筐体内に効率良くコンパクトに配置することができる。
以下、この発明の一実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。なお、この実施形態は、電子機器の一例として携帯電話機を採用したものである。
この実施形態の携帯電話機は、図2に示すように第1の筐体1(この発明における筐体)と、この第1の筐体1の厚み方向に重ね合わせ可能な第2の筐体2と、これら2つの筐体1,2の端部相互を折り畳み自在に連結するヒンジ部3とを備えている。
第1の筐体1の上面(第2の筐体2との重ね合わせ面側)には、通話キー、終話キー、数字キー等の押圧操作可能な複数の操作キー4を備えたキー操作部5が設けられると共に、ヒンジ部3と逆側の端部の近傍に送話用のマイクロフォン部6が設けられている。また、第1の筐体1の一方の側面には、機能の切換え等に用いられるスライドスイッチ7が配置されると共に、記憶媒体脱着用の開口8が形成され、その開口8がカバー部品9によって閉塞されている。なお、この実施形態では、記憶媒体としてメモリカード12(図1参照)を採用している。
また、第2の筐体2の重ね合わせ面には、液晶ディスプレイ等の表示部10が設けられると共に、ヒンジ部3と逆側の端部の近傍に受話用のスピーカ部11が設けられている。
前記第1の筐体1は、ABS樹脂(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)やPC樹脂(ポリカーボネート樹脂)等の硬質の樹脂によって形成された半割状のフロントケース13Aとリヤケース13Bが結合されて成り、フロントケース13Aの上面側に前述のキー操作部5やマイクロフォン部6が配置されている。フロントケース13Aにはリヤケース13Bとの合わせ面側から、キー支持用のラバーシート14(内装部品。図4,図5参照)を含むキー操作部5のユニットが収容されると共に、キー操作に応じた演算や制御を行う回路基板(図示せず)が収容配置されている。
また、フロントケース13Aとリヤケース13Bの側面には、両者に跨ってメモリカード脱着用の前記開口8が形成されている。この開口8は、図3に示すようにフロントケース13Aとリヤケース13Bのコ字状部が付き合わされて成り、各コ字状部の内側には段差状に窪んでフランジ15,16が形成されている。リヤケース13B側のフランジ16の上端中央には切欠き16aが形成され、この切欠き16aとフロントケース13A側のフランジ15の間にメモリカード12の挿入口が形成されるようになっている。そして、フロントケース13Aとリヤケース13Bの間には、第1の筐体1の内側から開口8側に臨むようにメモリカード12を嵌合接続するためのカードコネクタ17(媒体コネクタ)が収容配置されている。このカードコネクタ17のスロット17aはリヤケース13Bの切欠き16a位置に合致するようになっている。
フロントケース13Aとリヤケース13Bの各フランジ15,16のうちの、開口8の長手方向略中央位置はカードコネクタ17側に台形状に窪んで凹状壁15b,16bとされている。この凹状壁15b,16bの窪み部はカードコネクタ17のスロット17aの略中央に位置され、スロット17aにメモリカード12(図1,図5参照)を差し込むときに、そのカード12の端部中央を容易に押し込めるようになっている。したがって、この構成により、メモリカード12の中央部を意識的に押すことになるので、メモリカード12やカードコネクタ17に無理な力がかかりにくくなる。なお、凹状壁15b,16bを有するフランジ15,16は、フロントケース13Aとリヤケース13Bの結合時に相互に重合されて実質的に一体化される。
また、凹状壁15b,16bの窪み部は、筐体1側のメモリカード12の挿入口に立体的な奥行きを持たせることができるため、メモリカード12の脱着時においては、前記凹状壁15b,16bに指の一部を当接して、前記奥行き部分にまで指を押し込まなければならず、メモリカード12が不用意に飛び出してきても指に当たるため、脱落を防止するのに寄与することとなる。
一方、カバー部品9は、図1に示すように第1の筐体1の外表面側に配置される外側カバー部材18と、この外側カバー部材18の裏面側に結合される別体の内側カバー部材19とを備え、外側カバー部材18は、第1の筐体1と同様のABS樹脂(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)やPC樹脂(ポリカーボネート樹脂)等の硬質樹脂によって形成され、内側カバー部材19は外側カバー部材18よりも弾性率の小さいポリエチレン系エラストマー樹脂等の軟質樹脂によって形成されている。
外側カバー部材18は、第1の筐体1の開口8に沿う長方形状に形成され、外面側が第1の筐体1の外表面に沿うように形成されると共に、裏面側に、複数の柱状のボス部20と横長の板状突起21(突起)が一体に形成されている。板状突起21には長手方向に離間して略長方形状の一対の貫通孔22(切欠係止部)が形成されている。また、外側カバー部材18の裏面には、段差部23が設けられ、この段差部23の低位面側に内側カバー部材19が収容配置されるようになっている。
一方、内側カバー部材19は、外側カバー部材18よりも幅の狭い長方形状に形成され、その長手方向の一端側に、ヒンジ用の舌片24が延設されると共に、第1の筐体1の開口8の縁部に係止可能な係止爪25が形成されている。なお、同様の係止爪25は、内側カバー部材19の長手方向の他端と、幅方向の一端(図1中下端)にも形成されている。また、内側カバー部材19の幅方向の一端側(図1中下側)には、厚み方向に貫通する複数の貫通孔26がほぼ等間隔に形成されており、幅方向の他端側(図1中上側)には、厚み方向に貫通し内側カバー部材19の長手方向に沿って延出する長方形状の切欠孔27(切欠き)が形成されている。貫通孔26には、外側カバー部材18の対応するボス部20が挿入され、その状態においてボス部20の先端を熱変形させることによって、内側カバー部材19を外側カバー部材18に連結する球面フランジ状の連結部30が形成されている。また、切欠孔27は、第1の筐体1へのカバー部品9の装着時にカードコネクタ17のスロット17aに対向する位置に設けられ、スロット17aに装着したメモリカード12の手前側の端部を内側の空間部内に収容し得るようになっている。
また、内側カバー部材19の幅方向の他端部(図1中上端部)には、先端部が外側カバー部材18の外側縁部方向(図1中上方向)に延出する一対の支持片28が略L字状に屈曲して設けられている。これらの支持片28は板状突起21の対応する貫通孔22に嵌入され、それによって内側カバー部材19の他端側を外側カバー部材18に拘束するようになっている。したがって、内側カバー部材19は、外側カバー部材18の段差部23内に配置された状態で、図中下端側が複数の連結部30によって結合され、さらにその状態において図中上端側が支持片28と貫通孔22の係合によって拘束されている。このため、両カバー部材18,19は、重合面の広い範囲にわたって強固に結合されている。また、貫通孔22から突出する各支持片28の先端側には、貫通孔22の孔縁に係止されるストッパ突起28aと、第1の筐体1の開口8の縁部に係止可能な係止爪29が形成されている。
なお、連結部30の頭部は内側カバー部材19の前面や板状突起21よりも低くなるように設定され、それによって第1の筐体1との干渉が回避されている。
以上のように構成されたカバー部品9は、図4に示すように、ヒンジ用の舌片24が第1の筐体1の開口8内のスリット31に嵌合され、舌片24の先端に形成された肉厚の頭部32によって抜け止めされている。カバー部品9はこの舌片24をヒンジにして第1の筐体1の開口8に対して開閉操作される。そして、カバー部材9で開口8を閉塞するときには、カバー部材9の内側部分を開口8に押し込み、内側カバー部材19の係止爪25,29を開口8の縁部に係合させることによってカバー部材9を開口8に固定する。このとき、硬質樹脂から成る板状突起21の先端部は開口8内の凹状壁16bの窪み部前面に当接する。したがって、カバー部材9が第1の筐体1の外側から強く押し込まれたときにあっても、板状突起21と凹状壁16bの当接によってカバー部材9の窪み変形や開口8内への過大な潜り込みを防止することができる。
また、メモリカード12を装着するときには、係止爪25,29を弾性変形させカバー部品9を引き出すことによって開口8を開き、その開口8を通してカードコネクタ17のスロット17aにメモリカード12を押し込み入れる。そして、メモリカード12の装着後には、カバー部品9の係止爪25,29を再度開口8の縁部に係合することによって開口8をカバー部品9によって閉塞する。こうして、開口8が閉じられると、メモリカード12の手前側の端部が内側カバー部材19の切欠孔27内に収容され得るようになる。
また、フロントケース13Aには、図4,図5に示すようにキー操作部5のラバーシート14が収容されるが、このラバーシート14の側部には円弧状に膨出する膨出部33が設けられ、この膨出部33がフロントケース13A内の係止突起34に係止されるようになっている。この係止突起34は、フロントケース13A内の凹状壁15の両縁部に臨む位置に配置され、ラバーシート14の膨出部33は、凹状壁15の両縁部分のケース内側から見たときの窪み空間に収容されるようになっている。したがって、この携帯電話機の場合、第1の筐体1の内部の凹状壁15の両縁部分を有効利用することができるため、内装部品であるラバーシート14を効率良く収容配置することができる。
この実施形態のカバー部品9は、以上説明したように硬質樹脂から成る外側カバー部材18と、その外側カバー部材18よりも弾性率の小さい内側カバー部材19を結合した基本構造であることから、内側カバー部材19によってカバー部品9の開閉操作性と機密性を確保しつつ、外側カバー部材18によって概観品質の維持と耐久性の向上を図ることができる。即ち、外側カバー部材18によって第1の筐体1との材質感の差異を無くし、さらに、開閉操作性や密閉性に関係する内側カバー部材19の外側を外側カバー部材18で覆ったことによって内側カバー部材19の経時劣化を確実に防止することができる。
また、この携帯電話機の場合、カバー部品9の内側カバー部材19には、メモリカード12の手前側端部を収容可能な切欠孔27が形成されているため、メモリカード12の収容位置を開口8のより前方寄りに配置することができる。したがって、この携帯電話機は、第1の筐体1内におけるメモリカード12の装着のための占有スペースをより小さくして、他部品の配置の自由度を高めることができると共に、携帯電話機自体の小型化を図ることもできる。
なお、この実施形態では、内側カバー部材19に厚み方向に貫通する切欠孔27を形成したが、これは必ずしも貫通する孔である必要はなく、凹状に窪んだ切欠きであっても良い。
さらに、この実施形態のカバー部品9は、外側カバー部材18の板状突起21に形成された貫通孔22に、内側カバー部材19の支持片28を嵌合することによって内側カバー部材19の端部を外側カバー部材18に係止するようになっているため、内側カバー部材19と外側カバー部材18の間に専用の大きな結合スペースを確保することなく、両カバー部材18,19を強固に結合することができる。つまり、例えば、図1中の切欠孔27の上部側に下部側と同様の結合部30を配置した場合には、カバー部品9自体が大型化してしまうが、前述のように支持片28と貫通孔22の嵌合によって両カバー部材18,19の上部側を結合するようにした場合には、カバー部品9の大型化を回避することができる。したがって、カバー部品9が第1の筐体1側のスペースを圧迫しなくなることから、筐体1側のさらなる部品配置の自由度の向上と小型化を図ることができる。
特に、図6に示す変形例のようにカバー部品9の上部外面に曲率の大きい湾曲面を持つデザインを採用する場合には、径方向に大きなスペースを占有する連結部30を両カバー部材18,19の上部側結合部に採用することが難しいが、上記の支持片28と板状突起21の貫通孔22による結合を用いることにより、両カバー部材18,19を問題なく結合することができる。なお、この場合、板状突起21の厚みを適宜調整することによってメモリカード等との干渉を確実に回避することができる。
また、支持片28の先端部に形成される係止爪29は、その付根部側を板状突起21によって支持されるため、カバー部品9を開く際等に外側カバー部材18に引っ張り方向の力が加わった場合にも、外側カバー部材18の浮き上がりを確実に防止することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、この発明にかかるカバー部品を適用する電子機器は携帯電話機に限らず、PDA、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、パーソナルコンピュータ等であっても良い。
また、以上の実施形態では、内側カバー部材19の支持片28を係止する突起を板状突起21によって形成したが、この突起の形状は板状に限らず任意の形状であって良い。さらに、上記の実施形態では、支持片28を板状突起21の切欠係止部である貫通孔22によって係止するようにしているが、この切欠係止部は支持片28の周囲を拘束し得るものであればC字状やコ字状の切欠きであっても良い。
この発明の一実施形態を示すものであり、携帯電話機(電子機器)に取り付けられるカバー部材を裏面側から見た斜視図。 同実施形態の電子機器である携帯電話機の斜視図。 同実施形態の携帯電話機の背面側から見た拡大分解斜視図。 同実施形態の携帯電話機の背面図。 同実施形態の携帯電話機のリヤカバーを取り去った状態での部分拡大背面図。 同実施形態の変形例を示す要部の断面図。
符号の説明
1 第1の筐体(筐体)
8 開口
9 カバー部品
12 メモリカード(記憶媒体)
14 ラバーシート(内装部品)
16b 凹状壁
17 カードコネクタ
18 外側カバー部材
19 内側カバー部材
20 ボス部
21 板状突起(突起)
22 貫通孔(切欠係止部)
27 切欠孔(切欠き)
28 支持片
29 係止爪
30 連結部
33 膨出部

Claims (8)

  1. 記憶媒体を脱着可能に装着する媒体コネクタを備えた電子機器に用いられ、この電子機器の筐体に設けられた記憶媒体脱着用の開口に開閉可能に取り付けられる電子機器のカバー部品において、
    前記筐体の外表面側に配置される外側カバー部材と、
    この外側カバー部材の裏面側に結合され、この外側カバー部材よりも弾性率の小さい材料から成る内側カバー部材と、を設け、
    前記内側カバー部材のうちの、前記媒体コネクタに装着された記憶媒体の端部に対向する位置に記憶媒体の一部を収容可能な切欠きを形成したことを特徴とする電子機器のカバー部品。
  2. 記憶媒体を脱着可能に装着する媒体コネクタを備え、筐体の記憶媒体脱着用の開口にカバー部品が開閉可能に取り付けられた電子機器において、
    前記カバー部品を、
    前記筐体の外表面側に配置される外側カバー部材と、
    この外側カバー部材の裏面側に結合され、この外側カバー部材よりも弾性率の小さい材料から成る内側カバー部材と、を備えた構成にし、
    前記内側カバー部材のうちの、前記媒体コネクタに装着された記憶媒体の端部に対向する位置に記憶媒体の一部を収容可能な切欠きを形成したことを特徴とする電子機器。
  3. 記憶媒体を脱着可能に装着する媒体コネクタを備えた電子機器に用いられ、この電子機器の筐体に設けられた記憶媒体脱着用の開口に開閉可能に取り付けられる電子機器のカバー部品において、
    前記筐体の外表面側に配置される外側カバー部材と、
    この外側カバー部材の裏面側に結合され、この外側カバー部材よりも弾性率の小さい材料から成る内側カバー部材と、を設け、
    前記外側カバー部材に裏面方向に突出しその付根部側に部材係止用の切欠係止部を有する突起を設け、
    前記内側カバー部材に、外側カバー部材の外側縁部方向に延出して、前記突起の切欠係止部に係止される支持片を設けると共に、この支持片の先端に、前記筐体の開口の縁部に係合可能な係止爪を形成したことを特徴とする電子機器のカバー部品。
  4. 前記外側カバー部材の裏面側に連結用のボス部を形成すると共に、前記内側カバー部材のこのボス部に対応する位置に貫通孔を形成し、この貫通孔に挿通した前記ボス部の先端を変形させることによって前記外側カバー部材と内側カバー部材の連結部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の電子機器のカバー部品。
  5. 前記連結部の頂面を、前記内側カバー部材の前面と前記外側カバー部材の突起よりも低く形成したことを特徴とする請求項4に記載の電子機器のカバー部品。
  6. 前記外側カバー部材の突起の先端部を、前記筐体の開口内に形成された壁に当接させることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の電子機器のカバー部品。
  7. 記憶媒体を脱着可能に装着する媒体コネクタを備え、筐体の記憶媒体脱着用の開口にカバー部品が開閉可能に取り付けられた電子機器において、
    前記カバー部品を、
    前記筐体の外表面側に配置される外側カバー部材と、
    この外側カバー部材の裏面側に結合され、この外側カバー部材よりも弾性率の小さい材料から成る内側カバー部材と、を備えた構成にし、
    前記外側カバー部材に裏面方向に突出しその付根部側に部材係止用の切欠係止部を有する突起を設け、
    前記内側カバー部材に、外側カバー部材の外側縁部方向に延出して、前記突起の切欠係止部に係止される支持片を設けると共に、この支持片の先端に、前記筐体の開口の縁部に係合可能な係止爪を形成したことを特徴とする電子機器。
  8. 請求項6に記載のカバー部品を備えた電子機器であって、
    前記筐体の媒体コネクタ前面の開口内に、筐体の内側方向に窪み、その窪み部の前面に前記外側カバー部材の突起の先端部が当接する凹状壁を形成し、
    前記筐体の内側の、この凹状壁の両縁部分に内装部品の係止用の膨出部を配置したことを特徴とする電子機器。

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