JP2008004659A - 折り畳み式の電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉釦としての部品点数を削減し、組立て作業性の向上を図った折り畳み式の電子機器を提供する。
【解決手段】 開閉釦4が、下ケース部8内に移動可能に配置された釦本体10と、蓋ケースの係合突起に係脱可能に係合するフック部12と、下ケース部8の開口部13に出没可能に挿入する釦部14と、釦本体10の両側に設けられて釦本体10を付勢する弾性アーム部15と、この弾性アーム部15の先端側に設けられて下ケース部8の取付リブ17に係脱可能に挟み付く挟持部18とを備え、これらを一体に形成した。従って、開閉釦4としての部品点数を大幅に削減できるほか、弾性アーム部の先端側に設けられた挟持部18によって開閉釦4を下ケース部8に確実に保持させることができるので、組立て時に下ケース部8を傾けたり上下反転させたりしても、開閉釦4の位置ずれや脱落を防いで、組立て作業性の向上を図ることができる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、電子式小型計算機、電子辞書、携帯型情報処理端末機(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタント)、携帯電話機などの折り畳み式の電子機器に関する。
従来、電子機器においては、キー入力部を有する第1ケースと表示部を有する第2ケースとをヒンジ部によって回動可能に取り付け、使用するときに第1、第2ケースを回動させて開き、携帯するときに第1、第2ケースを回動させて重ね合わせて閉じるように構成した折り畳み式の電子機器が知られている。この種の電子機器においては、第1、第2ケースを重ね合わせて閉じて携帯するときに、第1、第2ケースが勝手に開かないように、開閉釦によって第1、第2ケースを閉じた状態でロックするように構成されている。
このような折り畳み式の電子機器における開閉釦は、特許文献1に記載されているように、第1ケース内に移動可能に配置された釦本体である開放ノブと、この開放ノブの操作釦部を第1ケースの開口部から外部に突出させる方向に付勢する板ばねと、第1ケース内に組み込まれて開放ノブと共にスライドするロック爪とを備え、第1、第2ケースを閉じたときに、ロック爪が第2ケースの係合突起に係合して第1、第2ケースをロックし、この状態で開放ノブの操作釦部が板ばねのばね力に抗して押されると、この開放ノブと共にロック爪がスライドして第2ケースの係合突起から離脱することにより、ロック爪による第2ケースの係合突起に対する係合を解除するように構成されている。
特開平8−65181号
この場合、第1ケースは、その内部にキー入力部や回路基板などの各種の電子部品および開閉釦を組み込む必要があるため、上ケース部と下ケース部とに分割されている。このような第1ケースに開閉釦を組み付けるときには、予め開放ノブに板ばねを取り付け、この開放ノブの操作釦部を第1ケースの下ケース部に設けられた開口部に挿入させて位置規制することにより、開放ノブを下ケース部の所定位置に配置し、この開放ノブにロック爪を配置した後、上ケース部を下ケース部に取り付けることにより、釦本体である開放ノブとロック爪とを上ケース部と下ケース部で挟んだ状態で組み付けている。
しかしながら、このような従来の折り畳み式の電子機器では、開閉釦が開放ノブと板ばねとロック爪とからなり、これらの部品がそれぞれ別部品であるから、部品点数が多く、組立て作業が煩雑で面倒であるという問題がある。また、このような電子機器では、開閉釦を第1ケースに組み付けるときに、開放ノブに板ばねを取り付けた状態で、開放ノブの操作釦部を下ケース部の開口部に挿入させて位置規制しているだけであから、開閉釦が下ケースの所定位置に組み込まれているかを認識しにくいばかりか、開放ノブと板ばねとが下ケース部に対し不安定な状態で配置されているため、下ケース部を傾けたり上下反転させたりすると、開放ノブと板ばねとが位置ずれを起こしたり脱落したりするため、組立て作業性が悪いという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、開閉釦としての部品点数を大幅に削減できると共に、開閉釦を安定した状態で組み付けることができ、これにより組立て作業性の向上を図ることができる折り畳み式の電子機器を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図9示すように、第1ケース(機器ケース1)と第2ケース(蓋ケース2)とがヒンジ部(3)によって開閉可能に取り付けられていると共に、前記第1、第2ケースが重なって閉じた状態のときに前記第1、第2ケースをロックする開閉釦(4)を有する折り畳み式の電子機器において、
前記開閉釦は、前記第1ケース内に移動可能に配置された釦本体(10)と、この釦本体に設けられて前記第2ケースの係合部(係合突起11)に係脱可能に係合するフック部(12)と、前記釦本体に設けられて前記第1ケースの開口部(13)に出没可能に挿入する釦部(14)と、前記釦本体の両側に設けられて前記釦部を前記第1ケースの前記開口部から外部に突出する方向に向けて前記釦本体を付勢する弾性アーム部(15)と、この弾性アーム部の先端側に設けられて前記第1ケースの取付部(取付ボス17)に係脱可能に挟み付く挟持部(18)とを備え、これらが一体に形成されていることを特徴とする折り畳み式の電子機器である。
請求項2に記載の発明は、図1〜図9示すように、前記弾性アーム部(15)の先端部と前記挟持部(18)との間に、緩衝部(弾性変形部16)がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式の電子機器である。
請求項3に記載の発明は、図1〜図9示すように、前記緩衝部が前記弾性アーム部(15)の先端部と前記挟持部(18)との間に一体に形成されて捩れ変形および撓み変形をする弾性変形部(16)であることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式の電子機器である。
請求項1に記載の発明によれば、開閉釦が、釦本体、フック部、釦部、弾性アーム部、および挟持部を備え、これらを一体に形成した構成であるから、開閉釦としての部品点数を大幅に削減することができ、これにより組立て作業の簡素化を図ることができる。特に、釦本体の両側に設けられて釦部を第1ケースの開口部から突出する方向に向けて釦本体を付勢する弾性アーム部の先端側に、第1ケースの取付部に係脱可能に挟み付く挟持部が設けられているので、この挟持部によって開閉釦を第1ケースに対して確実に保持させることができる。
このため、第1ケースが上ケース部と下ケース部とに分割された構成で、この分割された一方のケース部に開閉釦を組み付けたときに、開閉釦が第1ケースの所定位置に組み付けられているかを確認しやすばかりか、上ケース部と下ケース部とを組み付けて第1ケースを組み立てるときに、開閉釦が組み付けられた一方のケース部を傾けたり上下反転させたりしても、開閉釦が位置ずれを起こしたり脱落したりしないので、組立て作業性の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、弾性アーム部の先端部と挟持部との間に緩衝部がそれぞれ設けられていることにより、挟持部を第1ケースの取付部に挟み付けたときに、挟持部と釦本体との間の弾性アーム部に寸法誤差があっても、その寸法誤差を緩衝部によって吸収することができ、これによっても組立て作業性を向上させることができるほか、組立て後に釦本体の釦部が弾性アーム部の弾性力に抗して押されて釦本体がスライドしたときに、その釦本体の動きや弾性アーム部の弾性変形などによる振動や衝撃を緩衝部によって吸収して挟持部に伝わりにくくすることができるので、これによっても開閉釦を第1ケースに対して確実に保持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、緩衝部が弾性アーム部の先端部と挟持部との間に一体に形成されて捩れ変形および撓み変形をする弾性変形部であることにより、この弾性アーム部が上下、左右、前後、および捩れ方向に弾性変形しても、その変形を弾性変形部の弾性変形によって吸収して挟持部に伝わりにくくすることができるほか、緩衝部が弾性変形部であるので、挟持部と弾性アーム部の先端部との間に弾性変形部を一体に形成することができ、これにより弾性変形部を備えた構成であっても、開閉釦の部品点数が増加せず、最小限の部品点数に抑えることができる。
以下、図1〜図9を参照して、この発明の折り畳み式の電子機器を電子式小型計算機に適用した一実施形態について説明する。
図1はこの発明の電子式小型計算機を閉じて携帯する状態を示した外観斜視図、図2は図1の電子式小型計算機を開いて使用する状態を示した外観斜視図、図3は図1のA−A矢視における要部を示した各拡大断面図である。
この電子式小型計算機は、図1および図2に示すように、機器ケース1と蓋ケース2とがヒンジ部3によって回動可能に取り付けられていると共に、機器ケース1と蓋ケース2が重なり合って閉じた状態ときに機器ケース1と蓋ケース2とを開閉釦4がロックする折り畳み式の構成になっている。機器ケース1は、図2に示すように、キー入力部5および表示部6を備えている。蓋ケース2は、ほぼ平板状に形成され、ヒンジ部3によって機器ケース1の一側部(図2では右側の側部)に回動可能に取り付けられ、このヒンジ部3を中心に回動して閉じたときに、図1に示すように、機器ケース1に重なってキー入力部5および表示部6を覆うように構成されている。
この場合、機器ケース1は、図4に示すように、上ケース部7(図4では下側に位置する)と下ケース部8(図4では上側に位置する)とを備え、その内部にキー入力部5、表示部6、回路基板9などの計算機能に必要な各種の電子部品および開閉釦4が設けられている。キー入力部5は、図2に示すように、テンキー、ファンクションキーなどの各種のキーを備え、これらのキーが回路基板9に設けられて上ケース部7の上面から上側に露出している。表示部6は、液晶表示素子、EL(エレクトロルミネッセンス)表示素子などの平面型の表示素子からなり、回路基板9に電気的に接続されて上ケース部7の上面から上側に露出し、この状態でキー入力部5による入力データや計算結果などの各種の情報を電気光学的に表示するように構成されている。
ところで、機器ケース1と蓋ケース2とを開閉可能にロックする開閉釦4は、図2に示すように、機器ケース1内におけるヒンジ部3と反対側に位置する側部に設けられている。この開閉釦4は、図3〜図9に示すように、機器ケース1内に移動可能に配置される釦本体10と、蓋ケース2の係合突起11に係脱可能に係合するフック部12と、機器ケース1の開口部13に出没可能に挿入する釦部14と、釦本体10の両側に設けられて釦部14を機器ケース1の開口部13から外部に突出する方向に向けて釦本体10を付勢する一対の弾性アーム部15と、この一対の弾性アーム部15の各先端部にそれぞれ設けられて弾性変形する弾性変形部16と、この弾性変形部16の先端部にそれぞれ設けられて機器ケース1の取付リブ17に係脱可能に挟み付く挟持部18とを備え、これらが合成樹脂によって一体に形成された構成になっている。
すなわち、釦本体10は、図8に示すように、長方形の台座状に形成され、図5および図6に示すように、下ケース部8内におけるヒンジ部3と反対側の側部に位置し、この側部に対し直交する方向に移動可能に配置されている。フック部12は、図8に示すように、釦本体10の上面に起立して設けられ、図3(a)および図3(b)に示すように、機器ケース1におけるヒンジ部3と反対側に位置する上ケース部7の側縁部に設けられた開放口19内に釦本体10と共に移動可能に挿入されている。この場合、フック部12は、その上端部が上ケース部7の開放口19から上ケース部7の上面よりも上方に突出し、この突出した上端部がこれに対応する蓋ケース2の側縁部に設けられた係合突起11に係脱可能に係合するように構成されている。
また、釦部14は、図8に示すように、釦本体10の前面(図8では左側面)に突出して設けられ、図3、図5および図7に示すように、機器ケース1におけるヒンジ部3と反対側の側部、つまり下ケース部8の側部に設けられた開口部13内に出没可能に挿入するように構成されている。弾性アーム部15は、図8に示すように、釦本体10の両端面にそれぞれ設けられた板ばね部であり、図6に示すように、機器ケース1におけるヒンジ部3と反対側の側部、つまり下ケース部8の側部に沿って少し湾曲した状態で配置され、この湾曲状態とその長さとによって弾性付勢力が設定されるように構成されている。
さらに、弾性変形部16は、図8に示すように、弾性アーム部15の各先端部にほぼU字形状に形成され、捩れ変形や撓み変形などの弾性変形をするように構成されている。挟持部18は、図8に示すように、弾性変形部16の先端部にそれぞれ逆凹形状に形成され、図5、図6および図9に示すように、機器ケース1内におけるヒンジ部3と反対側の側部、つまり下ケース部8内の側部に設けられた補強用の取付リブ17に上方から係脱可能に挟み付くように構成されている。
これにより、開閉釦4は、図6および図9に示すように、挟持部18が下ケース部8の取付リブ17に挟み付くと、弾性アーム部15および弾性変形部16を介して釦本体10が下ケース部8の所定位置に保持され、これに伴ってフック部12が上ケース部7の開放口19内に釦本体10と共に移動可能に挿入され、その上端部が上ケース7の上面から上方に突出する共に、釦部14が下ケース部8の開口部13内に出没可能に挿入される。この状態では、弾性アーム部15が下ケース部8の側部に沿って少し湾曲して配置されていることにより、この湾曲した弾性アーム部15の弾性力によって釦部14を下ケース部8の開口部13から外部に突出する方向に向けて釦本体10を付勢している。
次に、このような折り畳み式の電子式小型計算機の作用について説明する。
この電子式小型計算機は、ヒンジ部3を中心に蓋ケース2を機器ケース1に対し回動させて閉じると、図1に示すように、蓋ケース2が機器ケース1のキー入力部5と表示部6とを覆って機器ケース1に重なる。このときには、図3(a)に示すように、開閉釦4のフック部12が蓋ケース2の係合突起11に係合し、これにより機器ケース1に対して蓋ケース2がロックされる。
すなわち、蓋ケース2が機器ケース1に重なると、機器ケース1の上ケース部7の開放口19から開閉釦4のフック部12の上端部が突出しているので、この突出したフック部12の上端部に蓋ケース2の係合突起11の下端部が当接し、この係合突起11がフック部12を弾性アーム部15の弾性力に抗して乗り越えると、弾性アーム部15の弾性復帰力によってフック部12が係合突起11に係合する。これにより、図3(a)に示すように、蓋ケース2が機器ケース1にロックされる。この状態では、電子式小型計算機をコンパクトに携帯することができると共に、携帯時に機器ケース1と蓋ケース2とが勝手に開くことがないので、良好に携帯することができる。
また、機器ケース1に対して蓋ケース2を開くときには、まず、図3(a)に示すように、機器ケース1の下ケース部8の側部に設けられた開口部13から外部に突出した開閉釦4の釦部14を弾性アーム部15の弾性力に抗して押圧する。すると、図3(b)に示すように、釦本体10が機器ケース1の内部側に向けて移動し、これに伴ってフック部12が上ケース部7の開放口19内を移動し、このフック部12の上端部が蓋ケース2の係合突起11から離脱する。これにより、蓋ケース2の係合突起11に対するフック部12の係合が解除されるので、機器ケース1に対する蓋ケース2のロックが解除される。
この状態では、ヒンジ部3を中心に蓋ケース2を機器ケース1に対し回動させて、図2に示すように、機器ケース1と蓋ケース2とを開くことができ、これにより機器ケース1のキー入力部5と表示部6とを露出させることができる。このため、この状態では、キー入力部5をキー操作することができると共に、そのキー操作に応じて表示部6に入力データおよびその計算結果を表示させることができるので、計算機として良好に使用することができる。
このように、この折り畳み式の電子式小型計算機によれば、開閉釦4が、機器ケース1内に移動可能に配置された釦本体10と、蓋ケース2の係合突起11に係脱可能に係合するフック部12と、機器ケース1の開口部13に出没可能に挿入する釦部14と、釦本体10の両側に設けられて釦部14を機器ケース1の開口部13から外部に突出する方向に向けて釦本体10を付勢する弾性アーム部15と、この弾性アーム部15の先端側に設けられて機器ケース1の取付リブ17に係脱可能に挟み付く挟持部18とを備え、これらが合成樹脂によって一体に形成されているので、開閉釦4としての部品点数を大幅に削減することができ、これにより組立て作業の簡素化を図ることができる。
特に、この開閉釦4は、釦本体10の両側に設けられて釦部12を機器ケース1の開口部13から外部に突出する方向に向けて釦本体10を付勢する弾性アーム部15の先端側に、機器ケース1の下ケース部8に設けられた取付ボス17に係脱可能に挟み付く挟持部18が設けられているので、この挟持部18によって開閉釦4を機器ケース1の下ケース部8に確実に保持させることができる。このため、開閉釦4が機器ケース1の下ケース部8の所定位置に組み付けられているかを確認しやすいばかりか、この状態で下ケース部8にキー入力部5、表示部6、および回路基板9などの電子部品を組み付けたり、上ケース部7を組み付けたりするときに、下ケース部8を傾けたり上下反転させたりしても、開閉釦4が位置ずれを起こしたり脱落したりすることがないので、組立て作業性の向上を図ることができる。
また、この開閉釦4は、挟持部18と弾性アーム部15の先端部との間に弾性変形部16が設けられているので、挟持部18を機器ケース1の下ケース部8の取付リブ17に挟み付けたときに、挟持部18と釦本体10との間の弾性アーム部15に寸法誤差があっても、その寸法誤差を弾性変形部16の弾性変形によって吸収することができ、これによっても組立て作業性を向上させることができるほか、組立て後に釦本体10の釦部14が弾性アーム部15の弾性力に抗して押されて釦本体10がスライドしたときに、釦本体10の動きや弾性アーム部15の弾性変形などによる振動や衝撃を弾性変形部16の弾性変形によって吸収して挟持部18に伝わりにくくすることができるので、これによっても開閉釦4を機器ケース1に対して確実に保持することができる。
この場合、弾性変形部16は、弾性アーム部15の先端部と挟持部18との間にほぼU字形状に一体に形成されて捩れ変形および撓み変形をする構成であるから、弾性アーム部15が上下、左右、前後、および捩れ方向に弾性変形しても、その変形を弾性変形部16の弾性変形によって吸収して挟持部18に伝わりにくくすることができるほか、特にほぼU字形状に形成された弾性変形部16であるから、挟持部18と弾性アーム部15の先端部との間に弾性変形部16を一体に形成することができ、これにより弾性変形部16を備えた構成であっても、開閉釦4の部品点数が増加せず、最小限の部品点数に抑えることができる。
なお、上記実施形態では、開閉釦4の弾性アーム部15の先端部と挟持部18との間にほぼU字形状の弾性変形部16を一体に形成した場合について述べたが、必ずしも弾性変形部16はほぼU字形状に形成された構成である必要はなく、捩れ変形および撓み変形などの様々な弾性変形に対応する形状であれば、コイル形状など、どのような形状に形成しても良く、また必ずしも弾性変形部16である必要もなく、例えばゴムなどの緩衝部材をインサート成形によって一体に形成した構成でも良い。
また、上記実施形態では、折り畳み式の電子機器として、キー入力部5および表示部6を有する機器ケース1とほぼ平板状の蓋ケース2とをヒンジ部3で回動可能に取り付けた電子式小型計算機に適用した場合について述べたが、これに限らず、例えばキー入力部を有する第1ケースと表示部を有する第2ケースとをヒンジ部3で回動可能に取り付け、このヒンジ部3を中心に第1、第2ケースを回動させて閉じたときに、第1ケースのキー入力部と第2ケースの表示部とが対面した状態で第1、第2ケースが重なり、また第1、第2ケースを開いたときに、第1ケースのキー入力部と第2ケースの表示部とが露出する折り畳み式の電子式小型計算機にも適用することができる。
さらに、上記実施形態では、折り畳み式の電子機器として、電子式小型計算機に適用した場合について述べたが、必ずしも電子式小型計算機である必要はなく、例えば電子辞書、携帯型情報処理端末機(PDA:パーソナル・デジタル・アシスタント)、携帯電話機などの折り畳み式の電子機器に広く適用することができる。
この発明を適用した電子式小型計算機を閉じて携帯する状態を示した外観斜視図である。 図1の電子式小型計算機を開いて使用する状態を示した外観斜視図である。 図1のA−A矢視における断面を示し、(a)は開閉釦によるロック状態を示した要部の拡大断面図、(b)は開閉釦によるロック解除状態を示した要部の拡大断面図である。 図2の機器ケースを上下反転させて上ケース部と下ケース部とに分解した状態を示した斜視図である。 図4の下ケースを更に上下反転させて開閉釦を取り付ける状態を示した分解斜視図である。 図5の下ケースに開閉釦を取り付けた状態を示した斜視図である。 図6の矢印A方向から見た開閉釦の要部を示した斜視図である。 図5の開閉釦を拡大して示した斜視図である。 図6のB部の拡大斜視図である。
符号の説明
1 機器ケース
2 蓋ケース
3 ヒンジ部
4 開閉釦
5 キー入力部
6 表示部
7 上ケース部
8 下ケース部
10 釦本体
11 係合突起
12 フック部
13 開口部
14 釦部
15 弾性アーム部
16 弾性変形部
17 取付リブ
18 挟持部
19 開放口

Claims (3)

  1. 第1ケースと第2ケースとがヒンジ部によって開閉可能に取り付けられると共に、前記第1、第2ケースが重なって閉じた状態のときに前記第1、第2ケースをロックする開閉釦を有する折り畳み式の電子機器において、
    前記開閉釦は、前記第1ケース内に移動可能に配置された釦本体と、この釦本体に設けられて前記第2ケースの係合部に係脱可能に係合するフック部と、前記釦本体に設けられて前記第1ケースの開口部に出没可能に挿入する釦部と、前記釦本体の両側に設けられて前記釦部を前記第1ケースの前記開口部から外部に突出する方向に向けて前記釦本体を付勢する弾性アーム部と、この弾性アーム部の先端側にそれぞれ設けられて前記第1ケースの取付部に係脱可能に挟み付く挟持部とを備え、これらが一体に形成されていることを特徴とする折り畳み式の電子機器。
  2. 前記弾性アーム部の先端部と前記挟持部との間には、緩衝部がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式の電子機器。
  3. 前記緩衝部は、前記弾性アーム部の先端部と前記挟持部との間に一体に形成されて捩れ変形および撓み変形をする弾性変形部であることを特徴とする請求項2に記載の折り畳み式の電子機器。
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