JP4117236B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、2つの筐体が相対的に変位可能に連結された電子機器に関し、特にキーが上面に配列された本体と画面を有する蓋とを備えた電子機器に関する。
従来より、ノート型コンピュータや携帯電話などに代表される携帯性に優れた電子機器が広く普及しており、このような電子機器は、携帯に便利なように、文字キーや数字キーなどが上面に配列された本体と液晶画面を有する開閉可能な蓋とを備えていることが多い。この電子機器は、本体上面に配列されたキーを操作することによって、液晶画面を通じてインターネット等から情報を得ることができる。
また、近年では、電子機器への指示入力などを、キー入力によらずに専ら指や専用ペンで行う使用形態にも対応することができるように、タッチパネルなどを内蔵した電子機器も開発されている。このような電子機器では、指示入力などを指などで行う使用形態に便利な、液晶画面が上向きで蓋が閉じられた状態を実現することができるように、蓋の開閉のみならず蓋の表裏回転もできる自由度が高い連結部を用いて蓋と本体とを連結することが考えられている(例えば特許文献1参照。)。
また、携帯電話などでも、近年ではカメラ機能などを有するものが多く、このカメラ機能などを用いるときの利便性を高めるために、上述したような自由度が高い連結部を用いて本体と蓋とを連結することが提案されている。
これらの電子機器の蓋にはフックが設けられ、液晶画面が上向きや下向きで蓋が閉じているときには、フックが本体に掛かかることによって蓋の開閉方向への動きが拘束されて蓋の開放が防止される。
特開平11−312876号公報(第20頁、第7図)
しかし、これらの電子機器では、蓋と本体とを連結している連結部の自由度が高いために、フックが掛かっていて蓋が開かない状態であっても、本体と蓋とが摺り合う摺動方向でがたつきが生じる。また、連結部を構成する部品やユニットはその製作時に設計寸法から誤差を生じ、それにより組み立て公差を生じてこのようながたつきを生じてしまう。このようながたつきは、専用ペンや指による画面入力などの際における使用感の悪化となる。また、このようながたつきは、蓋を閉じて電子機器を携帯する際などに蓋に力が掛かるとフックへの衝撃や過負荷を生じる原因ともなる。また、このようながたつきは、本体や蓋が傷ついたり破損の原因となる。
このようながたつきを低減するために、フック自体を改良して、開閉方向のみならず摺動方向への動きも拘束する構造を採用することが考えられる。しかし、フック構造の複雑化や、フックへの負荷の増大が避けられない。
本発明は上記問題点を解決し、摺動方向の動きを簡易な構造で抑制した電子機器を提供することを目的とする。また、本発明は上記問題点を解決し、開閉方向および摺動方向それぞれの動きが簡易な構造で双方とも抑制された電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、
所定面を有する第1の筐体と、
第1の面とその第1の面に相対する第2の面とを有する第2の筐体と、
第1の筐体の所定面から略垂直に延伸しその延伸方向を軸とする第1の回転軸を有し、第2の筐体の第1の面が第1の筐体の所定面に対向する第1の状態となるよう変位可能に第1の筐体と第2の筐体とを連結する連結部と、
第1の筐体および第2の筐体のうちの一方から突出した突起部と、
上記一方に対する他方に設けられ、上記第1の状態または上記第2の状態で突起部と嵌まり合う受け部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、互いに嵌り合う突起部と受け部とからなる簡易な構造によって、本体と蓋とが互いに平行に動く摺動方向の動きを拘束することができる。 本発明の電子機器において、上記連結部は、第1の回転軸と略直交する第2の回転軸を有し、上記第1の状態から第2の筐体の第2の面が第1の筐体の所定面に対向する第2の状態に変位可能であってもよく、
本発明の電子機器は、
第1の筐体および第2の筐体のうちの一方から突出し、上記第1の状態および上記第2の状態のうち少なくともいずれか1つの状態においてその一方に対する他方に係合する係合部を備えたことが好ましい。
このような好ましい形態の電子機器によれば、従来同様に簡易な構造の係合部によって蓋の開閉方向の動きを拘束することができる。
また、係合部が設けられている場合であっても、突起部と受け部は、連結部に対する係合部の距離よりも遠く連結部から離れた位置に設けることや複数箇所に設けることができるので、係合部自体で開閉方向および摺動方向それぞれの動きを拘束するよりも効果的である。
本発明の電子機器において、突起部および受け部のうち第2の筐体に設けられた方については、上記第1の面と上記第2の面の双方に備えられていることが望ましい。
この望ましい形態の電子機器によれば、上記第1の状態および上記第2の状態のそれぞれで生じるがたつきを双方ともに低減することができる。
また、本発明の電子機器は、
上記突起部が弾性材料からなるものであることも望ましい。
弾性材料が突起部に用いられることによって、第1の筐体と第2の筐体とが閉じられるときの衝撃を低減することや、第1の筐体や第2の筐体に突起部が当たって傷が生じることなどを回避することができる。
さらに、本発明の電子機器は、
上記突起部が第2の筐体から突出したものであることも望ましい。
第1の筐体の上記所定面上には操作者が手を置くことが多く、その手が突起部に当たって操作の支障となることを避けるため、突起部は第2の筐体の方に設けられていることが望ましい。
さらにまた、本発明の電子機器において、
上記突起部は第2の筐体から突出したものであり、上記第1の状態のときに第2の筐体の上記第1の面から突出し、上記第2の状態のときに第2の筐体の上記第2の面から突出するものであることが好ましく、さらには、
上記突起部は、上記第1の状態のときに上記第1の面からのみ突出し、上記第2の状態のときに上記第2の面からのみ突出するものであることが好ましい。
このような好ましい形態の電子機器によれば、上記第1の状態および上記第2の状態のそれぞれで生じるがたつきを双方ともに低減することができるとともに、突起部が携帯時などにじゃまになることなどを避けることができる。
この好ましい形態においては、さらに、
「 上記係合部は、上記第1の状態のときに第2の筐体の上記第1の面から突出し、上記第2の状態のときに第2の筐体の上記第2の面から突出するものであり、
上記突起部は第2の筐体から突出したものであり、係合部の突出方向が変わるのに連動して突出方向が変わるものである」
という形態が好適である。
このような形態によれば、係合部と突起部双方の突出方向を一度に切り替えることができる。
本発明の電子機器は、
「 上記第1の筐体および上記第2の筐体は略矩形であり、上記連結部の第1の回転軸は第1の筐体の一辺側に位置し、上記突起部および上記受け部は第1の回転軸の対辺側に位置する」
という形態も好適である。
このような好適な形態によれば、垂直軸から離れた位置に突起部および受け部が設けられるので、がたつきをより一層防止することができる。
本発明の電子機器は、
「 上記第1の筐体は、上記所定面にキーが配列された本体であり、
上記第2の筐体は、上記第1の面に画面が設けられた蓋である」
という形態も好適である。
このような好適な形態においては、上記第1の状態であれば、携帯時に蓋に加わる力が分散されて過負荷などが回避されるし、上記第2の状態であれば、画面が上向きの使用形態での安定した使用感が得られる。
以上説明したように、本発明の電子機器によれば、上述した摺動方向の動きが簡易な構造で低減される。また、本発明の電子機器によれば、上述した開閉方向および摺動方向それぞれの動きが簡易な構造で低減される。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す外観斜視図である。
この図1には、パーソナルコンピュータ100に本発明を応用した実施形態が示されている。このパーソナルコンピュータ100は、それぞれ略矩形状の本体110と蓋120とを有しており、これら本体110と蓋120は、ジョイント130で連結されている。
ジョイント130は、蓋120が本体110に対して開閉方向に回転するための水平軸と、蓋120が、本体110の上面に平行な面内方向に、水平軸と一緒に回転するための垂直軸とを有している。この図1には、蓋120が本体110の上面に対して90°開いた状態が示されているが、蓋120は、本体110の上面に対して180°開くことができる。
蓋120の前面には液晶画面121が設けられている。本実施形態では、液晶画面121上にタッチパネルが組み込まれており、液晶画面121上を入力ペン122や指などで触ることによって情報や指示をパーソナルコンピュータ100に入力することができる。なお、この画面は液晶に限るものでなく、プラズマなどの他の種類の画面であってもよい。
また、蓋120には、ジョイント130が設けられた辺側に対向する辺側の略中央部分にフック123が設けられ、そのフック123が設けられた同辺側の前面の2箇所に突起部124が設けられている。
本体110の上面には、キーが配列されてなるキーボード111が設けられている。ただし、この図1では個々のキーは図示が省略されている。また、本体110の上面には、フック123が掛かる長穴112と、突起部124を受ける受け部113が設けられている。この受け部113は、パーソナルコンピュータ100のユーザがキーボード111等を操作するときに手を置く本体110上面に対して凹んだ構造を有するので、キー操作の際にじゃまになることがなく、使い勝手がよい。また、本体110は、既知のパーソナルコンピュータのハードウェアを内蔵しており、本体110内のハードウェアと蓋の液晶画面121はジョイント130の内部を通過する配線により結合されている。
蓋120が閉じた状態について、以下、図2も参照して説明する。
図2は、蓋が閉じた状態を示す図である。
この図2には、図1の状態から蓋120が閉じて本体110上に被さった状態が示されている。蓋120が閉じているときには、図1に示すフック123が本体110の長穴112に掛かるとともに、蓋120に設けられた突起部124が受け部113に嵌り込む。これにより、上述した水平軸および垂直軸それぞれによる回転が双方とも抑制されて蓋120が本体110に対して固定される。
このように蓋120が本体110に固定されるので、携帯時などに蓋120に力が加わっても蓋120はがたつかず、衝撃による破損などが防止されている。また、突起部124と受け部113が2組存在し、いずれの組も、ジョイント130を起点としてフック123よりも遠い位置に設けられている。このため、フック123に掛かる負荷が大幅に軽減されている。また、ジョイント130が設けられた蓋の辺側と対向する辺側に突起部を設けているので、他の部分や辺に設けるよりも、摺動方向のがたつきを効果的に防止することができる。
本体110の長穴112に掛かったフック123は、スライダ125のスライド操作によって開放され、蓋120の開閉が可能となる。
上述したように、本体110と蓋120とを連結したジョイント130は、開閉を担う水平軸の他に、垂直軸も有している。この垂直軸周りの回転によって蓋120は後を向くことができる。
図3は、蓋が後を向いた状態を示す図である。
この図3には、図1に示す状態から蓋が垂直軸周りに180°回転して後ろを向いた状態が示されている。従って、この図3では、上述した液晶画面121が設けられた前面が後を向いて隠れており、その前面とは反対の後面が前に見えている。蓋120には後面にも2箇所に突起部124が設けられており、これらの突起部124は、前面に設けられた突起部の丁度裏側に位置している。
また、後で詳述するように、フック123は、ユーザが操作することによって突出方向を後面側に切り替えることができる。
蓋120は、この図3に示す状態からも本体110上に閉じることができる。
図4は、蓋が後を向いて閉じた状態を示す図である。
この図4には、図3に示す状態から蓋が閉じて本体110上に伏せた状態が示されている。このとき、上述したようにフック123はユーザの操作によって蓋120の後面側に突出しており、図2に示す状態と同様に本体110の長穴112に掛かる。また、蓋120の後面側に設けられた突起部124が受け部113に嵌り込み蓋120が本体110に対して固定される。
この図4に示す状態は、液晶画面121が上を向いているので、入力ペン122や指による入力操作をもっぱら行う使用形態に適した状態である。また、この状態においても蓋120は本体110に対して固定されているので、入力ペン122などによる入力操作を安定して行うことができる。
次に、突起部124とフック123の構造について説明する。なお、蓋の前面に設けられた突起部の構造について以下説明するが、後面の突起部も同様の構造である。
図5は、突起部の構造を示す図である。
図5(A)には正面図が示されており、図5(B)には、正面図中に示されたA−A方向の断面図、図5(C)には、正面図中に示されたB−B方向の断面図が示されている。
本実施形態では、突起部124は硬質ゴムからなり、長円柱状の頭124aと、頭124aの裏側に延びた足124bとの単純な構造を有している。
突起部124の裏側に設けられた足124bは、蓋120に穿たれた丸穴126に挿入されており、これによって突起部124が蓋120に固定されている。
このような硬質ゴムからなる突起部124が用いられることによって、蓋120を閉じたときの衝撃や傷が抑制される。
図6は、フックの構造を示す図である。
フック123は、一対の爪部123a、123bを有しており、これら一対の爪部123a、123bは互いに概ね直交するように設けられている。フック123の中央を軸127が貫通しており、フック123はこの軸127を中心に回動することができる。
フック123の爪部123a、123bの背は、バネ128によって付勢されたストッパ129に押されており、一対の爪部123a、123bのいずれか一方が蓋120から突出した状態で安定している。蓋120が閉じるときは、突出した方の爪部(この図では爪部123a)のテーパが本体110の長穴112の縁に当たってフック123が回動し、ストッパ129が押されてバネ128が縮む。その後、爪部123aの先が完全に長穴112に入ると、バネ128の付勢力でストッパ129および爪部123aが押し戻されて爪部123aの先が長穴112の縁に掛かる。上述したスライダは軸127に接続されており、スライダが操作されると、ストッパ129を押し込む方向に軸127とフック123がスライドしてフック123が長穴112から開放される。
フック123が長穴112から開放されている状態で、蓋120から突出している方の爪部123aがユーザによって蓋120に押し込まれるとバネ128とストッパ129が押されて一旦下がる。その後さらに爪部123aが押し込まれて反対の爪部123bが突出した状態になると、バネ128とストッパ129が戻ってその状態を維持する。
本実施形態では、このような構造のフック123を備えるとともに、蓋120の前面および後面の双方に突起部を備えているので、図2に示すように蓋120の前面が本体110に対向した第1の状態、および図4に示すように蓋120の後面が本体110に対向して液晶画面121が上を向いた第2の状態それぞれの状態で本体110と蓋120とを互いに固定することができる。
以上説明した実施形態とは異なる別の実施形態について以下説明する。
この別の実施形態は、突起部の構造が異なる点を除いて上述した実施形態とほぼ同様な実施形態であるので、以下では相違点のみに着目して説明を行い、重複説明は省略する。
図7は、別の実施形態における突起部の構造を示す図である。
この別の実施形態では、蓋120の前面側から後面側まで貫通した突起部140が用いられており、突起部140は、蓋120の前面および後面に選択的に突出する。
図7(A)には、蓋120の片面に突起部140が突出した状態が示されており、図7(B)には、突起部140が中間的な位置に存在する状態が示されており、図7(C)には同図(A)とは逆の片面に突起部140が突出した状態が示されている。
この突起部140は、前述の実施形態における突起部124の位置と同じ位置に設けられており、前述の実施形態と同様に本体の受け部と嵌り合う。
図7に示すように、突起部140には、弾性材料からなる一対の波状部140a、140bと、それら一対の波状部140a、140bで繋がった2つの頭部140c、140dが備えられており、これら一対の波状部140a、140bが固定軸141を挟み込むことによって突出状態が維持されている。
本実施形態では、図6に示すフック123と、この図7に示す突起部140が連動しており、フック123と突起部140は蓋120の同じ側に突出している。また、フック123をユーザが操作するとその操作力が突起部140にも伝達される。操作力を伝達する機構についてはここでは図示を省略したが、操作力は既知のリンク機構やベルト機構などによって伝達される。例えば図7(A)に示す状態にあるときにフック123が操作されて操作力が突起部140に伝達されると、突出している方の頭部140dが引っ込んで一対の波状部140a、140bが押し広げられ、図7(B)に示す状態になる。そして、更に操作力が伝達されると同図(C)に示す状態に達して、同図(A)で突出していた頭部140dとは逆の頭部140cが突出し、一対の波状部140a、140bは固定軸141を挟む状態に戻って突出状態を維持する。図7(C)に示す状態から図7(A)に示す状態に移行するときも上記と同様である。
このような突起部140が用いられた実施形態では、受け部に嵌り込む側だけに突起部140が突出しているので、蓋120が閉じているときには不要な突起がなく、液晶画面への入力時や携帯時に支障となることが回避される。
なお、上記説明では、本発明の実施形態として、本発明をパーソナルコンピュータに応用した形態が示されているが、本発明は携帯電話など本発明を適用し得るあらゆる種類の電子機器に応用することもできる。
また、上記説明では、本発明にいう突起部の一例が、蓋の前面および後面それぞれに2つずつ設けられた例が示されているが、本発明にいう突起部は、蓋の片面に1つずつ設けられてもよく、あるいは3つ以上ずつ設けられてもよい。
また、上記説明では、本発明にいう突起部と受け部の一例として、突起部が蓋側に設けられ受け部が本体側に設けられた例が示されているが、本発明にいう突起部と受け部は、突起部が本体側に設けられ、受け部が蓋側に設けられたものであってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう突起部の一例として、フックと連動して突出方向が変わる突起部が示されているが、本発明にいう突起部は、ユーザがフックとは別に直接手で押すことによって突出方向が変わるものであってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう弾性材料の一例として硬質ゴムが示されているが、本発明にいう弾性材料は硬質ゴムに限定されるものではない。
また、上記説明では、本発明にいう突起部の例として、突起部を蓋と別体として形成し、蓋にその突起部を固定した例が示されているが、本発明にいう突起部は蓋の一部として一体的に形成してもよい。すなわち、この場合の突起部は蓋と同材料となる。
また、上記説明では、本発明にいうフックとそれがかかる長穴の例として、蓋にフックを設け、本体に長穴を設けた例が示されているが、本体にフックを設け、蓋に長穴を設けるものであってもよい。
また、上記説明では、蓋を閉じた場合に本発明にいうフックにより蓋の開方向への動きを拘束した例が示されているが、蓋が閉じられた場合に開方向への動きを拘束するようなジョイントの構造もあり得る。このような構造では、本発明にいうフックが不要となる場合があるが、このフックが設けられていない機器においても本発明にいう突起部と受け部は蓋の摺動方向のがたつきを効果的に防止できることは言うまでもない。すなわち、このような場合に、上記フックは本発明における必須の構成要素にはならない。
また、上記説明では、本発明にいう電子機器の例として、画面が設けられた蓋と本体からなる機器が示されているが、ジョイントによって連結される電子機器のそれぞれの筐体はこれに限定されるものではない。例えば、上記した本体はキーボードを備えず上面に何も設けられていない筐体であってもいいし、キーボードではなく画面が設けられた筐体であってもよい。また、例えば、上記した蓋の両面に画面が設けられた筐体であってもよい。
また、上記説明では、本発明にいう電子機器の例として、画面にタッチパネルを配置した蓋が示されているが、他の入力デバイスを利用する電子機器や単に情報を表示する電子機器ならば、このタッチパネルは必要としない。
以上、本発明を実施形態により説明したが、本発明の技術的趣旨の範囲内において、本発明は種々の変形が可能であり、これらを本発明の技術的範囲から排除するものではない。
以下に、本発明を付記する。
(付記1) 所定面を有する第1の筐体と、
第1の面と該第1の面に相対する第2の面とを有する第2の筐体と、
前記第1の筐体の所定面から略垂直に延伸し該延伸方向を軸とする第1の回転軸を有し、前記第2の筐体の第1の面が前記第1の筐体の所定面に対向する第1の状態となるよう変位可能に前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結する連結部と、
前記第1の筐体および前記第2の筐体のうちの一方から突出した突起部と、
前記一方に対する他方に設けられ、前記第1の状態または前記第2の状態で前記突起部と嵌まり合う受け部と、
を備えたことを特徴とする電子機器。
(付記2) 前記連結部は、前記第1の回転軸と略直交する第2の回転軸を有し、前記第1の状態から前記第2の筐体の第2の面が前記第1の筐体の所定面に対向する第2の状態に変位可能であることを特徴とする付記1記載の電子機器。
(付記3) 前記第1の筐体および前記第2の筐体のうちの一方から突出し、前記第1の状態および前記第2の状態のうち少なくともいずれか1つの状態において該一方に対する他方に係合する係合部を備えたことを特徴とする付記1または2記載の電子機器。
(付記4) 前記突起部および前記受け部のうち前記第2の筐体に設けられた方については、前記第1の面と前記第2の面の双方に備えられていることを特徴とする付記1に記載の電子機器。
(付記5) 前記突起部が弾性材料からなるものであることを特徴とする付記1または4に記載の電子機器。
(付記6) 前記突起部が前記第2の筐体から突出したものであることを特徴とする付記1または4記載の電子機器。
(付記7) 前記突起部は前記第2の筐体から突出したものであり、前記第1の状態のときに前記第2の筐体の前記第1の面から突出し、前記第2の状態のときに前記第2の筐体の前記第2の面から突出するものであることを特徴とする付記2記載の電子機器。
(付記8) 前記突起部は、前記第1の状態のときに前記第1の面からのみ突出し、前記第2の状態のときに前記第2の面からのみ突出するものであることを特徴とする付記7記載の電子機器。
(付記9) 前記係合部は、前記第1の状態のときに前記第2の筐体の前記第1の面から突出し、前記第2の状態のときに前記第2の筐体の前記第2の面から突出するものであり、
前記突起部は前記第2の筐体から突出したものであり、前記係合部の突出方向が変わるのに連動して突出方向が変わるものであることを特徴とする付記3記載の電子機器。
(付記10) 前記第1の筐体および前記第2の筐体は略矩形であり、前記連結部の第1の回転軸は前記第1の筐体の一辺側に位置し、前記突起部および前記受け部は前記第1の回転軸の対辺側に位置することを特徴とする付記1記載の電子機器。
(付記11) 前記第1の筐体は前記所定面にキーが設けられた本体であり、前記第2の筐体は前記第1の面に画面が設けられた蓋であることを特徴とする付記1記載の電子機器。
本発明の一実施形態を示す外観斜視図である。 蓋が閉じた状態を示す図である。 蓋が後を向いた状態を示す図である。 蓋が後を向いて閉じた状態を示す図である。 突起部の構造を示す図である。 フックの構造を示す図である。 別の実施形態における突起部の構造を示す図である。
符号の説明
100 パーソナルコンピュータ
110 本体
111 キーボード
112 長穴
113 受け部
120 蓋
121 液晶画面
122 入力ペン
123 フック
123a、123b 爪部
124 突起部
124a 頭
124b 足
125 スライダ
126 丸穴
127 軸
128 バネ
129 ストッパ
130 ジョイント
140 突起部
140a、140b 波状部
140c、140d 頭部
141 固定軸

Claims (9)

  1. 所定面を有する第1の筐体と、
    第1の面と該第1の面に相対する第2の面とを有する第2の筐体と、
    前記第1の筐体の所定面から略垂直に延伸し該延伸方向を軸とする第1の回転軸を有し、前記第2の筐体の第1の面が前記第1の筐体面に対向する第1の状態となるよう変位可能にすると共に前記第1の状態から前記第2の筐体の第2の面が前記第1の筐体に対向する第2の状態に変位可能に前記第1の筐体と前記第2の筐体とを連結する連結部と、
    前記1の状態のときに前記第2の筐体の前記第1の面からのみ突出し、前記第2の状態のときに前記第2の筐体の前記第2の面からのみ突出する突起部と、
    前記第1の筐体に設けられ、前記第1の状態または前記第2の状態で前記突起部と嵌まり合う受け部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記連結部は、前記第1の回転軸と略直交する第2の回転軸を有し、前記第1の状態から前記第2の筐体の第2の面が前記第1の筐体の所定面に対向する第2の状態に変位可能であることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 記第2の筐体から突出し、前記第1の状態および前記第2の状態のうち少なくともいずれか1つの状態において前記第1の筐体に係合する係合部を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記突起部が弾性材料からなるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記係合部は、前記第1の状態のときに前記第2の筐体の前記第1の面から突出し、前記第2の状態のときに前記第2の筐体の前記第2の面から突出することを特徴とする請求項記載の電子機器。
  6. 前記突起部は、前記係合部の突出方向が変わるのに連動して突出方向が変わるものであることを特徴とする請求項記載の電子機器。
  7. 前記突起部は、前記第1の状態において前記第2の筐体の第1の面から突出する第1の頭部と、前記第2の状態において前記第2の筐体の第2の面から突出する2の頭部と、該第1の頭部および該第2の頭部間に位置する2つの波状部を有し、
    前記第2の筐体は、その筐体内に固定軸を有し、
    前記第1の状態および前記第2の状態において、それぞれ異なる前記波状部が前記第2の筐体の固定軸を挟む状態になって前記突部の突出状態を維持することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載の電子機器。
  8. 前記第1の筐体および前記第2の筐体は略矩形であり、
    前記連結部の第1の回転軸は前記第1の筐体の一辺側に位置し、
    前記突起部および前記受け部は前記第1の回転軸の対辺側に位置することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の電子機器。
  9. 前記第1の筐体は、前記所定面にキーが設けられた本体であり、
    前記第2の筐体は、前記第1の面に画面が設けられた蓋であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項記載の電子機器。
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