JP2006201964A - コンピュータシステムおよび画像形成装置 - Google Patents

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篤志 明戸
Naoyuki Iwata
直之 岩田
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Abstract

【課題】 マスタコンピュータに共有の送受信線で接続されたスレーブコンピュータを正確に動作させる工夫がなされたコンピュータシステム、および、このコンピュータシステムを適用することで、本体部との間に備えられた共有の送受信線によって接続された記録媒体カセットを正確に動作させる工夫がなされた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 マスタコンピュータが、イニシャライズ処理の際、所定のコードが付された識別信号を送受信線に数珠繋ぎに接続された複数のスレーブコンピュータ側に送信すると、これらスレーブコンピュータのうち最初にその識別信号を受信したスレーブコンピュータは、受信した識別信号に付されたコードをメモリに格納した上で該コードを表すコード信号をマスタコンピュータに返信し、さらに、該コードが該スレーブコンピュータ固有の他のコードに変換された識別信号を下流側のスレーブコンピュータへ送信する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、マスタコンピュータと、このマスタコンピュータからの指示信号に基づく制御を行う複数のスレーブコンピュータとを有するコンピュータシステム、および、このコンピュータシステムを適用した画像形成装置に関する。
従来より、記録媒体を収容した複数の記録媒体カセットが、この記録媒体カセットから搬送されてくる記録媒体上に画像形成を行う本体部に対して着脱自在の、プリンタ等の画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。
このような画像形成装置には、その装置において用いる記録媒体カセットそれぞれにID設定用のスイッチを設け、例えば上下方向に3つの記録媒体カセットが装着されている場合に、装着される記録媒体カセットそれぞれのスイッチを互いに異なった状態に設定することでこれら3つの記録媒体カセットそれぞれの配置位置を本体部に備えられた本体CPUが認識できるようになっているものがあり、設定されたIDは、また、記録媒体カセット毎に備えられているカセットCPUによっても認識されるようになっている。
このようにID設定用のスイッチが設けられた記録媒体カセットを用いる画像形成装置には、装着された記録媒体カセットに対して動作を指示する指示信号に、記録媒体カセットに設定されているIDを表すIDデータを付加し、装着される記録媒体カセット共有の送受信線にIDデータが付加された指示信号を流すことにより、指示対象の記録媒体カセット向けの信号をその指示対象の記録媒体カセットに選択的に受け取らせ、指示対象の記録媒体カセットを動作させるタイプのものがある。
特開平6−64278号公報
ところが、このような画像形成装置では、記録媒体カセットに設けられているスイッチの設定はオペレータやサービスマンなどによってなされる。このため、複数の記録媒体カセットに誤って同一のIDが設定される場合が考えられ、そのような場合には誤動作が発生するおそれがある。
尚、上記問題は、画像形成装置に限って発生するものではなく、マスタコンピュータと、このマスタコンピュータに、共有する送受信線で接続された、ID設定の可能な複数のスレーブコンピュータとで構成されたコンピュータシステムにおいても同様に発生するおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、マスタコンピュータに共有の送受信線で接続されたスレーブコンピュータを正確に動作させる工夫がなされたコンピュータシステム、および、このコンピュータシステムを適用することで、本体部との間に備えられた共有の送受信線によって接続された記録媒体カセットを正確に動作させる工夫がなされた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のコンピュータシステムは、
所定のイニシャライズ処理の後に指示信号を送信するマスタコンピュータと、このマスタコンピュータから延びる送受信線と、この送受信線に数珠繋ぎに接続され、この指示信号に基づく制御を行う複数のスレーブコンピュータとを有するコンピュータシステムにおいて、
上記送受信線は、上記イニシャライズ処理の際、上記スレーブコンピュータを識別するコードが付された識別信号が上記マスタコンピュータからこのスレーブコンピュータに向かう下流方向に向かって流れるとともに、このコードを表すコード信号がこのスレーブコンピュータからこのマスタコンピュータに向かう上流方向に向かって流れるものであり、
上記マスタコンピュータが、上記イニシャライズ処理の際、所定のコードが付された識別信号を上記スレーブコンピュータに送信するとともに上記送受信線を上記上流方向に向かって流れてきた上記コード信号を受信し、上記指示信号を送信するにあたり、受信したこのコード信号に基づくコードと同一のコードが付された指示信号を送信するものであり、
上記スレーブコンピュータが、上記イニシャライズ処理の際、上記識別信号を受信し受信した識別信号に付されたコードを格納しこのコードを表すコード信号を上流側へ送信するとともにこのコードをこのスレーブコンピュータ固有の他のコードに変換して変換したコードが付された識別信号を下流側へ送信するものであって、さらに、上記コードが付された指示信号を受信し受信したこの指示信号に付されたコードが格納したコードと一致するか否かを判定し、一致した場合には受信した指示信号に基づく制御を行い不一致の場合には受信した指示信号を下流側へ送信するものであることを特徴とする。
本発明のコンピュータシステムでは、マスタコンピュータから延びる送受信線に数珠繋ぎに接続され、マスタコンピュータから送信されてくる指示信号に基づく制御を行う複数のスレーブコンピュータは、イニシャライズ処理ごとにマスタコンピュータから送られる、上記識別信号を受け取ると、その識別信号に付されているコードをIDデータとして格納する。そして、上流側のスレーブコンピュータは、格納したコードとは異なる他のコードに変換されたコードが付された識別信号を下流側のスレーブコンピュータに送信する。また、このようにして、互いに異なるコードを格納した各スレーブコンピュータは、格納したコードを表すコード信号を上流側のマスタコンピュータにそれぞれ送信することでそれぞれがマスタコンピュータに認識される。これにより、従来のような人為的なミスによる、複数のスレーブコンピュータのIDの重複を回避することができる。したがって、本発明のコンピュータシステムによれば、スレーブコンピュータを正確に動作させることができる。
上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は、
記録媒体を収容した複数の記録媒体カセットが本体部に対して着脱自在に装着され、この記録媒体カセットからこの本体部へ向けて送り出された記録媒体にこの本体部で画像を形成する画像形成装置において、
上記本体部に配備されたものであって、この本体部に装着された記録媒体カセットから所定のイニシャライズ処理の後に記録媒体をこの本体部へ向けて送り出すことを指示する指示信号を送信するマスタコンピュータと、
上記マスタコンピュータから延びる送受信線と、
上記記録媒体カセットに配備されたものであって上記本体部に複数の記録媒体カセットが装着されると上記送受信線に数珠繋ぎに接続され、上記指示信号に基づいて記録媒体の、この本体部へ向けての送り出し動作を制御するスレーブコンピュータとを備え、
上記送受信線は、上記イニシャライズ処理の際、上記スレーブコンピュータを識別するコードが付された識別信号が上記マスタコンピュータからこのスレーブコンピュータに向かう下流方向に向かって流れるとともに、このコードを表すコード信号がこのスレーブコンピュータからこのマスタコンピュータに向かう上流方向に向かって流れるものであり、
上記マスタコンピュータが、上記イニシャライズ処理の際、所定のコードが付された識別信号を上記スレーブコンピュータに送信するとともに、上記送受信線を上記上流方向に向かって流れてきた上記コード信号を受信し、指示信号を送信するにあたり受信したこのコード信号に基づくコードと同一のコードが付された指示信号を送信するものであり、
上記スレーブコンピュータが、上記イニシャライズ処理の際、上記識別信号を受信し受信した識別信号に付されたコードを格納し、このコードを表すコード信号を上流側へ送信するとともにこのコードをこのスレーブコンピュータ固有の他のコードに変換して変換したコードが付された識別信号を下流側へ送信するものであって、さらに、上記コードが付された指示信号を受信し受信したこの指示信号に付されたコードが格納したコードと一致するか否かを判定し一致した場合には受信した指示信号に基づいて記録媒体の、この本体部へ向けての送り出し動作を制御し不一致の場合には受信した指示信号を下流側へ送信するものであることを特徴とする。
本発明によれば、マスタコンピュータに共有の送受信線で接続されたスレーブコンピュータを正確に動作させることができ、また、本体部との間に備えられた共有の送受信線によって接続された記録媒体カセットを正確に動作させることができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のコンピュータシステムおよび本発明の画像形成装置の共通の一実施形態を示す図である。
図1に示すプリンタ1は、筐体10と、プリンタ1の全体の制御を行うマスタCPU11と、画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12に対して記録媒体を供給する、標準装備の記録媒体カセット13と、画像形成部12で形成された画像を記録媒体に定着させる定着部14とで構成されたプリンタである。尚、以下では、標準装備の記録媒体カセット13を標準カセット13と称す。
また、このプリンタ1は、記録媒体を収容した複数の記録媒体カセットをオプションで筐体10に対して着脱自在に装着できるタイプのものである。
図1には、2つのオプションの記録媒体カセット21、22(以下、オプションの記録媒体カセットをオプションカセットと称す。)が筐体10に装着されている様子が示されており、このプリンタ1には、装着されるオプションカセット21、22との間で信号を送受信するためのインターフェース15が筐体10の底部に備えられ、マスタCPU11とインターフェース15の間には信号を送受信するための送受信線16が敷設されている様子が示されている。尚、マスタCPU11は、詳しくは後述するが、IDデータやカウント値などを格納するためのメモリ111を有している。また、このマスタCPU11が、本発明にいうマスタコンピュータの一例に相当する。
図1に示す画像形成部12は、矢印A方向に回転する感光体ロール120、感光体ロール120に所定の電荷を付与する帯電機123、所定の電荷が付与された感光体120に露光光を照射して静電潜像を形成する露光器122、静電潜像をトナーで現像する現像器121、現像されたトナー像を、感光体の回転タイミングに合わせて搬送されてきた記録媒体に転写する転写器124とで構成されている。尚、図1には、現像器121に、トナーを担持するための現像ロール121aが備えられている様子が示されている。
図1に示す定着部14は、トナー像が転写された記録媒体を加熱ロール141と加圧ロール142との間に挟み込むことで記録媒体に対してトナー像を定着させる。
図1に示す、標準カセット13は、記録媒体を搬送するための搬送経路135、記録媒体を収容する媒体トレイ131、媒体トレイ内の記録媒体を引き出すピックアップ部133、ピックアップした記録媒体を搬送するためのマスタ搬送ローラ134、および、図1に示すオプションカセット側から搬送されてくる記録媒体を搬送するためのサブ搬送ローラ132で構成されている。尚、図1には、筐体内には、搬送されてきた記録媒体の位置を修整するレジストローラ17、および、定着器14を経た記録媒体を筐体10の上面に排出するための排出ローラ18が示されている。
図1に示す、2つのオプションカセット21、22は、同じ構造を有するものであり、図1では、同じ種類の部材には同じ符号を付している。
これらオプションカセット21、22は、オプションカセットの全体を制御するスレーブCPU216と、プリンタや他のオプションカセットとの間で信号を送受信するためのインターフェースである、上部I/F217aおよび下部I/F217bと、オプションカセット内に敷設された送受信線218と、標準カセット13にも同様に備えられている、記録媒体トレイ211から記録媒体をピックアップするピックアップ部213と、マスタ搬送ローラ214と、サブ搬送ローラ212と、搬送経路215とで構成されている。
また、これらオプションカセット21、22では、スレーブCPU216は上部I/F217aおよび下部I/F217bの間に位置すると共に、これらの間は送受信線215で接続された状態となる。したがって、図1に示すプリンタ1では、筐体内のマスタCPU11から下部側のオプションカセット22までが、共有の送受信線によって数珠つなぎに繋がれた状態となっている。尚、スレーブCPU216も、詳細は後述するがメモリ2161を有している。
ここで、プリンタ1における画像形成動作についての流れを説明する。
まず、このプリンタ1では、図示しない電源スイッチがオンされると、イニシャライズ処理を実行する。
このイニシャライズ処理では、マスタCPU11から所定の信号が送受信線16に送信される。
図2は、マスタCPUとスレーブCPUとの間で送受信される信号の内容を示す図である。
図2(a)には、イニシャル処理時にマスタCPU11から送受信線16の下流側にむけて送信される識別信号100の内容の一部が示されている。
図2(a)に示す識別信号100は、左から順に、信号の種類を表すヘッダーフィールド101、スレーブCPUのIDとなるIDフィールド102等で構成されている。この識別信号100は、マスタCPU11から送受信線16の下流側に向けて送信された後、まず、上段側のオプションカセット21のスレーブCPU216によって受信される。尚、各フィールドへは、16進法のデータが書き込まれるようになっている。
識別信号100を受け取ったスレーブCPU216は、識別信号100のIDフィールド102のデータをメモリ2161に格納する。その後、スレーブCPU216は、このメモリ2161に格納したデータ‘0’を含む、図2(b)に示す応答信号110を送受信線上流側のマスタCPU11に向けて送信する。
図2(b)に示す応答信号110は、左から順に、信号の種類が書き込まれたヘッダーフィールド111、この応答信号を発信したスレーブCPUのIDデータが書き込まれたIDフィールド112、さらには、オプションカセット21に収容されている記録媒体に関する情報が書き込まれた情報フィールド113で構成されている。
マスタCPU11は、この応答信号110を受信すると、IDフィールド112のデータ(ここでは、‘0’)の読み込みによって、その時点で、筐体10に対してオプションカセットが少なくとも1基装着されていることを認識する。
また、上段のオプションカセット21のスレーブCPU216は、上述の応答信号110を上流側に送信すると共に、上流側から送信されてきた識別信号の100のIDフィールド102のデータを、格納したデータ‘0’に値‘1’を加算したデータ‘1’に書き換えた上で送受信線218の下流側に向けて送信する。
図2(c)には、IDフィールド102のデータが‘0’から‘1’に書き換えられている識別信号100が示されている。
次に、図2(c)に示す識別信号100を、下段のオプションカセット22が受信すると、上段のオプションカセット21と同様に応答信号110をマスタCPU11にむけて送信する。
図2(d)には、下段のオプションカセット22から送受信線218の上流側に向けて送信された応答信号110の内容が示されており、下段のオプションカセット22も上段のオプションカセット21と同様に、IDフィールド112には、この応答信号を発信したスレーブCPUのIDデータ‘1’が書き込まれている。マスタCPU11は、この応答信号110を受信すると、IDフィールド112のデータ(ここでは、‘1’)の読み込みによって、その時点で、筐体10に対してオプションカセットが少なくとも2基装着されていることを認識する。尚、この応答信号110が、本発明にいうコード信号の一例に相当する。
ここで、下段のオプションカセット22のスレーブCPU216も、上述の応答信号110を上流側に送信すると共に、上流側から送信されてきた識別信号の100のIDフィールド102のデータを、格納したデータ‘1’に値‘1’を加算したデータ‘2’に書き換えた上で送受信線218の下流側に向けて送信する。
しかし、このプリンタ1には、2つのオプションカセット21、22しか装着されておらず、下段のオプションカセット22から送受信線218の下流側に送信された識別信号100に対する応答信号110がマスタCPU11側に返信されることはなく、マスタCPU11では、ある一定の時間内に応答信号110を返してきたオプションカセットのみが装着されているもとみなして以降のプリント動作に入る。
プリント指示を受けると、マスタCPU11は、対象となる記録媒体が収容されている記録媒体カセットに対して記録媒体の引き出しを指示する信号を送受信線の下流側に向けて送信する。
ここで、図2(e)および図2(f)には、図1の下段に示すオプションカセット22に収容されている記録媒体の引き出しを指示する場合の、マスタCPU11から送信される指示信号の内容が示されている。
図2(e)に示す指示信号120は、左から順に、信号の種類が書き込まれたヘッダーフィールド121、指示対象のIDデータが書き込まれたIDフィールド122、さらには、指示の内容が書き込まれた指示フィールド132で構成されている。
図2(e)に示す指示信号120には、ヘッダーフィールド121に指示信号であることを示すデータ‘2’が書き込まれ、IDフィールド122に指示対象である下段のオプションカセット22のIDデータ‘1’が書き込まれている。また、図2(e)に示す指示信号120の指示フィールド132には、記録媒体の引き出しのためにピックアップ部213の動作を指示するデータ‘11’が書き込まれている様子が示されている。
図2(f)に示す指示信号120には、ヘッダーフィールド121に、指示信号であることを示すデータ‘2’が書き込まれ、IDフィールド122に指示対象である、今度は上段のオプションカセット21のIDデータ‘0’が書き込まれている。また、図2(f)に示す指示信号120の指示フィールド132には、下段のオプションカセット22から引き出された記録媒体を画像形成部14側に円滑に搬送するために、上段のオプションカセット21のサブ搬送ローラ212のみの駆動を指示するデータ‘01’が書き込まれている様子が示されている。
図2(e)に示す指示信号120は、まず、上段のオプションカセット21のスレーブCPU216によって受信されるが、スレーブCPU216はヘッダーフィールド121およびIDフィールド122に書き込まれているデータから自分に対する指示信号ではないと判定し、受信した指示信号120をそのまま下流側に送信する。一方、下段のオプションカセット22のスレーブCPU216は、図2に示す指示信号120を受け取ると、この指示信号120が自分への指示信号であることを認識し、指示フィールド132に書き込まれている内容が記録媒体の引き出し指示であることを認識する。
図2(f)に示す指示信号も、まずは上段のオプションカセット21のスレーブCPU216によって受信され、スレーブCPU216はそれが自分に対する指示信号であると認識し、指示フィールド132に書き込まれている内容がサブ搬送ローラ212の駆動指示であることを認識する。
これら図2(e)および図2(f)に示す指示信号120による指示により、対象の記録媒体は、筐体10内の画像形成部12にまで搬送されて画像形成が行われる。尚、本体10内の各駆動部材への駆動指示等は、マスタCPU11によって直接的に制御されている。
図3は、マスタCPUにおいて起動されるルーチンのフローチャートである。
図3に示すステップS1では、マスタCPU11のメモリ内のカウント値のリセットを行い、ステップS2では、識別信号を送信する。ステップS3では、応答信号を受信したか否かを判定する。ステップS3において、受信していないと判定すると、ステップS4に進み、カウンタ値に1を加算し、ステップS6に進む。
一方、ステップS3において応答信号を受信したと判定すると、ステップS5に進み、応答信号のデータを読み取り、ステップS4に進む。ステップS6では、カウント値が20に到達したか否かを判定する。ステップS6において、カウント値が20に到達していない、即ち、マスタCPU11の、応答信号を受け付ける時間が徒過していないと判定すると、ステップS3に戻る。ステップS6において、カウント値が20に到達している、即ち、応答信号を受け付ける時間が徒過したと判定すると、ステップS7に進む。ステップS7では、プリント指示が出されているか否を判定し、プリント指示が出されていないと判定すると、ステップS7を繰り返し、ステップS7において、プリント指示が出されていると判定すると、ステップS8に進む。ステップS8では、現在の記録媒体のラインナップでそのプリント指示を実行できるか否かを判定し、実行できると判定すると、ステップS9に進み、サブルーチン‘プリント動作’を起動する。尚、このサブルーチン‘プリント動作’は、本発明とは無関係であるので説明は省略する。
一方、ステップS8において、現在の記録媒体のラインナップではそのプリント指示を実行できないと判定すると、ステップS10に進み、そのプリント指示を実行できない旨の表示を指示する。その後、ステップS7に戻る。尚、ステップS1からステップS6までが、本発明にいうイニシャライズ処理の一例に相当する。
図4は、スレーブCPUにおいて起動されるルーチンのフローチャートである。
図4に示すステップS11では、識別信号100を受信したか否かを判定し、ステップS11において識別信号100を受信していないと判定すると、ステップS11を繰り返し、受信したと判定すると、ステップS12に進む。その後、ステップS12では、受信した識別信号100のIDフィールド102に書き込まれているデータを読み取る。ステップS13では、読み取ったデータの、スレーブCPU216の有するメモリ2161への格納を行う。ステップS14では、受け取った識別信号100のIDフィールド102のデータを、格納したデータに値‘1’を加算したデータに書き換える。ステップS15では、IDフィールド102のデータが書き換えられた識別信号の、送受信線下流側への送信を行う。ステップS16では、メモリ2161に格納したデータを付加した応答信号の、送受信線上流側への送信を指示する。その後、ステップS17に進み、送受信線下流側からの応答信号110を受信したか否かを判定する。ステップS17において、応答信号110を受信していると判定すると、ステップS19に進み、下流側から送信されてきた、他のオプションカセットからの応答信号110の、マスタコンピュータ11への送信を指示する。その後、ステップS17に戻る。ステップS17において、応答信号110を受信していないと判定すると、ステップS18に進み、送受信線上流側からの指示信号120を受信したか否かを判定する。ステップS18において、マスタCPU11からの指示信号120は受信していないと判定すると、ステップS17に戻る。一方、ステップS18において、上流側からの指示信号120を受信していると判定すると、ステップS20に進み、その指示信号120が自分自身に対するものであるか否かを判定する。ステップS20において、その指示信号120が自分自身に対するものではないと判定すると、ステップS21に進み、受信した指示信号120の、送受信線下流側への送信を指示する。ステップS20において、その指示信号が自分自身への指示であると判定すると、ステップS22に進み、サブルーチン‘指示実行’を起動する。このサブルーチン‘指示実行’では、指示信号の内容により、そのオプションカセットが収容している記録媒体を搬送経路に引き出す動作と、単に、自分自身よりも下方に配備されているオプションカセットから搬送されてくる記録媒体を上方に受け渡すためのサブ搬送ローラ212の駆動動作とのうちのいずれか一方の動作が選択されて実行される。その後、サブルーチン‘指示実行’を終了すると、ステップS17に戻る。
以上に説明したように、このプリンタ1では、電源投入毎に実施されるイニシャライズ処理によって、装着されているオプションカセットに互いに異なるIDを格納させ、かつそれらオプションカセットから返信されてくる、それぞれが格納するIDが付された応答信号により、装着されているオプションカセットそれぞれがマスタCPU11によって認識される。これにより、複数のオプションカセットに同一のIDを設定してしまうという人為的なミスを防止することができることから、このプリンタ1によれば、装着された複数のオプションカセットの誤動作を防止することができる。
尚、以上の実施形態では、マスタCPU11が配備された、画像形成装置であるプリンタ1と、このプリンタ1に装着自在の、スレーブCPU216を備えた、複数のオプションカセットを例に挙げて説明したが、本発明は、マスタCPUのようなマスタコンピュータと、このマスタコンピュータに、共有する送受信線で接続された、ID設定の可能な複数の、スレーブCPU216のようなスレーブコンピュータとで構成されているものであれば、画像形成装置以外の装置に適用するものであってもよい。
本発明のコンピュータシステムおよび本発明の画像形成装置の共通の一実施形態を示す図である。 マスタCPUとスレーブCPUとの間で送受信される信号の内容を示す図である。 マスタCPUにおいて起動されるルーチンのフローチャートである。 スレーブCPUにおいて起動されるルーチンのフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
11 マスタCPU
111、2161 メモリ
15 インターフェース
16、218 送受信線
21、22 オプションカセット
211 記録媒体トレイ
132、212 サブ搬送ローラ
213 ピックアップ部
134、214 マスタ搬送ローラ
135、215 搬送経路
216 スレーブCPU
217a 上部I/F
217b 下部I/F

Claims (2)

  1. 所定のイニシャライズ処理の後に指示信号を送信するマスタコンピュータと、該マスタコンピュータから延びる送受信線と、該送受信線に数珠繋ぎに接続され、該指示信号に基づく制御を行う複数のスレーブコンピュータとを有するコンピュータシステムにおいて、
    前記送受信線は、前記イニシャライズ処理の際、前記スレーブコンピュータを識別するコードが付された識別信号が前記マスタコンピュータから該スレーブコンピュータに向かう下流方向に向かって流れるとともに、該コードを表すコード信号が該スレーブコンピュータから該マスタコンピュータに向かう上流方向に向かって流れるものであり、
    前記マスタコンピュータが、前記イニシャライズ処理の際、所定のコードが付された識別信号を前記スレーブコンピュータに送信するとともに前記送受信線を前記上流方向に向かって流れてきた前記コード信号を受信し、前記指示信号を送信するにあたり、受信した該コード信号に基づくコードと同一のコードが付された指示信号を送信するものであり、
    前記スレーブコンピュータが、前記イニシャライズ処理の際、前記識別信号を受信し受信した識別信号に付されたコードを格納し該コードを表すコード信号を上流側へ送信するとともに該コードを該スレーブコンピュータ固有の他のコードに変換して変換したコードが付された識別信号を下流側へ送信するものであって、さらに、前記コードが付された指示信号を受信し受信した該指示信号に付されたコードが格納したコードと一致するか否かを判定し、一致した場合には受信した指示信号に基づく制御を行い不一致の場合には受信した指示信号を下流側へ送信するものであることを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 記録媒体を収容した複数の記録媒体カセットが本体部に対して着脱自在に装着され、該記録媒体カセットから該本体部へ向けて送り出された記録媒体に該本体部で画像を形成する画像形成装置において、
    前記本体部に配備されたものであって、該本体部に装着された記録媒体カセットから所定のイニシャライズ処理の後に記録媒体を該本体部へ向けて送り出すことを指示する指示信号を送信するマスタコンピュータと、
    前記マスタコンピュータから延びる送受信線と、
    前記記録媒体カセットに配備されたものであって前記本体部に複数の記録媒体カセットが装着されると前記送受信線に数珠繋ぎに接続され、前記指示信号に基づいて記録媒体の、該本体部へ向けての送り出し動作を制御するスレーブコンピュータとを備え、
    前記送受信線は、前記イニシャライズ処理の際、前記スレーブコンピュータを識別するコードが付された識別信号が前記マスタコンピュータから該スレーブコンピュータに向かう下流方向に向かって流れるとともに、該コードを表すコード信号が該スレーブコンピュータから該マスタコンピュータに向かう上流方向に向かって流れるものであり、
    前記マスタコンピュータが、前記イニシャライズ処理の際、所定のコードが付された識別信号を前記スレーブコンピュータに送信するとともに前記送受信線を前記上流方向に向かって流れてきた前記コード信号を受信し、前記指示信号を送信するにあたり、受信した該コード信号に基づくコードと同一のコードが付された指示信号を送信するものであり、
    前記スレーブコンピュータが、前記イニシャライズ処理の際、前記識別信号を受信し受信した識別信号に付されたコードを格納し該コードを表すコード信号を上流側へ送信するとともに該コードを該スレーブコンピュータ固有の他のコードに変換して変換したコードが付された識別信号を下流側へ送信するものであって、さらに、前記コードが付された指示信号を受信し受信した該指示信号に付されたコードが格納したコードと一致するか否かを判定し、一致した場合には受信した指示信号に基づいて記録媒体の、該本体部へ向けての送り出し動作を制御し不一致の場合には受信した指示信号を下流側へ送信するものであることを特徴とする画像形成装置。
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