JP2000339265A - 通信装置、通信方法、及び記憶媒体 - Google Patents

通信装置、通信方法、及び記憶媒体

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JP2000339265A
JP2000339265A JP11151953A JP15195399A JP2000339265A JP 2000339265 A JP2000339265 A JP 2000339265A JP 11151953 A JP11151953 A JP 11151953A JP 15195399 A JP15195399 A JP 15195399A JP 2000339265 A JP2000339265 A JP 2000339265A
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Mitsuhide Takamura
光英 高村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 任意に接続される装置のIDを安価な構成
で、重複設定を回避しつつ設定できるようにする。 【解決手段】 複合機では、マスタ装置として機能する
画像形成装置と、スレーブ装置として機能する給紙装
置、排紙装置等との間でデータを送受信しながら一連の
印刷処理等を行うように構成されており、マスタ装置と
スレーブ装置への電源投入時間が互いに異なるように電
源投入を制御し、電源が投入されることによって起動さ
れたスレーブ装置内のタイマのカウント値に基づいて、
スレーブ装置のIDを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マスタ装置と複数
のスレーブ装置との間で行う通信技術に関し、特に、オ
プション等で任意に接続されるスレーブ装置のIDの設
定技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の画像形成装置では、
給紙装置、排紙装置等がオプションとして任意に接続可
能な複合機として提供される場合が知られている。
【0003】このような複合機では、マスタ装置として
機能する画像形成装置と、スレーブ装置として機能する
給紙装置、排紙装置等との間でデータを送受信しながら
一連の印刷処理等を行うように構成されており、そのデ
ータ送受信を行うためには、マスタ装置は、自己に接続
されているスレーブ装置のIDを認識しておく必要があ
るが、出荷時点では、マスタ装置に接続されるスレーブ
装置が未確定状態なので、接続されるスレーブ装置が出
荷後に確定した段階で、スレーブ装置のIDを正式に設
定するようにしている。
【0004】ところで、スレーブ装置のIDを設定する
場合、各スレーブ装置のIDが重複しないようにして設
定する必要があり、その方法としては、スレーブ装置の
製造時に、その製造番号や種別情報(例えば、給紙装置
という装置種別情報、或いは上記装置種別情報と型式
名)を予めスレーブ装置に登録しておき、マスタ装置に
接続されるスレーブ装置が出荷後に確定した段階で、そ
の製造番号を読出して正式にIDとして設定する方法が
知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、以下のような問題点があった。すなわち、製造番号
を予め登録した場合は、その製造番号をスレーブ装置の
不揮発性メモリ等に書込む必要があり、スレーブ装置の
製造コストのアップを招いていた。
【0006】また、種別情報を予め登録した場合は、同
様の理由により製造コストのアップを招くのに加え、同
一種の複数のスレーブ装置をマスタ装置に接続した場合
に、同一のIDが設定されてしまい、装置識別情報とし
てのIDとして機能させることができなかった。
【0007】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その課題は、任意に接続される装置のIDを安
価な構成で、重複設定を回避しつつ設定できるようにす
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段、及び作用】上記課題を解
決するため、本発明は、マスタ装置とスレーブ装置との
間で通信を行う通信装置において、前記マスタ装置とス
レーブ装置への電源投入時間が互いに異なるように電源
投入を制御する制御手段と、前記制御手段の制御により
電源が投入されることによって起動された前記スレーブ
装置内のタイマのカウント値に基づいて、前記スレーブ
装置のIDを設定する設定手段とを備えている。
【0009】また、本発明は、マスタ装置とスレーブ装
置との間で通信を行う通信方法において、前記マスタ装
置とスレーブ装置への電源投入時間が互いに異なるよう
に電源投入を制御する制御工程と、前記制御工程の制御
により電源が投入されることによって起動された前記ス
レーブ装置内のタイマのカウント値に基づいて、前記ス
レーブ装置のIDを設定する設定工程とを備えている。
【0010】また、本発明は、マスタ装置とスレーブ装
置との間で通信を行う通信装置にて実行されるプログラ
ムを記憶した記憶媒体であって、前記プログラムは、前
記マスタ装置とスレーブ装置への電源投入時間が互いに
異なるように電源投入を制御する制御ルーチンと、前記
制御ルーチンの制御により電源が投入されることによっ
て起動された前記スレーブ装置内のタイマのカウント値
に基づいて、前記スレーブ装置のIDを設定する設定ル
ーチンとを含んでいる。
【0011】また、本発明では、前記スレーブ装置は、
前記マスタ装置に対して任意に接続された複数のスレー
ブ装置となっている。
【0012】また、本発明では、前記設定手段・工程・
ルーチンは、前記マスタ装置に設けられ(により実行さ
れ)、前記タイマのカウント値に基づいて前記スレーブ
装置にて決定された仮のIDが該スレーブ装置から送信
されてきた場合に、その仮のIDを正式なIDとして該
マスタ装置に設定すると共に、その設定したIDを全て
の該スレーブ装置に通知する通知手段・工程・ルーチン
と、該スレーブ装置に設けられ(により実行され)、前
記通知手段・工程・ルーチンにより通知されたIDが該
スレーブ装置にて先刻決定した仮のIDと一致する場合
は、現時点での前記タイマのカウント値を該スレーブ装
置の仮のIDとして決定し直して該マスタ装置に送信す
る送信手段・工程・ルーチンとを含んでいる。
【0013】また、本発明では、前記制御手段・工程・
ルーチンは、カスケード接続された制御信号線を用いて
電源投入を制御している。
【0014】また、本発明では、前記通信装置は、有線
通信、または赤外線等による無線通信を行っている。
【0015】また、本発明では、前記マスタ装置は画像
形成装置により構成され、前記スレーブ装置は給紙装
置、排紙装置、ステイプル装置等により構成されてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0017】図1は、本発明を適用した画像形成装置の
機械的な構成の概要を示す図である。図1において、5
00は画像形成装置、501,502はオプションとし
て接続された同一型式の給紙装置、503,504はオ
プションとして接続された同一型式の排紙装置である。
なお、画像形成装置500は、一連の画像形成処理を統
括して制御するマスタ装置として機能し、給紙装置50
1,502、排紙装置503,504は画像形成装置5
00に対するスレーブ装置として機能する。
【0018】画像形成装置500内の505は画像形成
部であり、電子写真プロセスにより画像をシート上に形
成する部分である。506は画像を形成するシートを積
載すると共に画像形成部505への給紙を行う給紙部で
ある。507は、排紙装置503,504に取付けられ
た排紙トレイである。なお、シートの搬送路について
は、点線でその一部を図示してある。
【0019】図2は、図1に示した画像形成装置の電気
的な概略構成を示すブロック図である。図2において、
100は上記画像形成装置500のコントローラ(以
下、マスタ装置という)、106,110は上記給紙装
置501,502のコントローラ(以下、スレーブ装置
という)、114,118は上記排紙装置503,50
4のコントローラ(以下、スレーブ装置という)であ
る。
【0020】マスタ装置100とスレーブ装置106,
110,114,118は、信号線103,104で接
続されている。信号線103はマスタ装置100からコ
マンドを送信するための送信信号線であり、各スレーブ
装置106,110,114,118ではコマンド受信
に用いる。信号線104は各スレーブ装置106,11
0,114,118からマスタ装置100へステータス
を返信するための返信信号線である。なお、本実形態で
は、送信信号線103、返信信号線104を用いて有線
にる通信を行っているが、赤外線や無線電波による無線
通信を行う場合にも、本発明を適用することが可能であ
る。
【0021】マスタ装置100内の101は、一連の画
像形成動作を統括的に制御するCPUであり、各スレー
ブ装置106,110,114,118との通信をも制
御する。CPU101には、不図示のシリアルI/Oを
介して、各スレーブ装置106,110,114,11
8との間でコマンド、ステータスを送受信するための通
信コントローラ102が接続されており、この通信コン
トローラ102に送信信号線103、返信信号線104
が接続されている。また、CPU101には、次段のス
レーブ装置106の電源を投入するための電源制御信号
線105も不図示である出力ポートを介して接続されて
いる。
【0022】CPU101は、RAM101a、ROM
101b、タイマ101cを含んでいる。ROM101
bには、一連の画像形成処理を制御するためのプログラ
ムの他に、図3に示したフローチャートに対応するID
設定用のプログラムもプリセットされており、CPU1
01は、このプログラムに従って、RAM101aをワ
ークエリア等として利用しながら画像形成処理、ID設
定処理等を制御する。なお、RAM101aは、各スレ
ーブ装置のIDを保存する領域、タイマ101cにより
計数される各種時間のカウント値を保存する領域として
も利用される。
【0023】各スレーブ装置106,110,114,
118も、マスタ装置100と同様に、それぞれCPU
108,112,116,120を有し、これらCPU
108,112,116,120には、それぞれRAM
108a,112a,116a,120aと、ROM1
08b,112b,116b,120bと、タイマ10
8c,112c,116c,120cが含まれている。
また、各スレーブ装置106,110,114,118
は、マスタ装置100と同様に、自装置内のCPU、及
び送信信号線103、返信信号線104、に接続された
通信コントローラ109,113,117,121を有
している。
【0024】さらに、各スレーブ装置106,110,
114,118は、個別にそれぞれ電源ユニット10
7,111,115,119を有している。なお、マス
タ装置100にも電源ユニットを有しているが、図2で
は省略している。これら各スレーブ装置106,11
0,114,118の電源ユニット107,111,1
15,119は、前段の装置(装置)のCPUにより、
それぞれ電源制御信号線122,123,124にオン
/オフ信号が出力されることにより、各スレーブ装置1
06,110,114,118への電源供給をオン/オ
フする。なお、電源制御信号線105,122,12
3,124は、各装置をカスケード接続する信号線とな
っている。
【0025】すなわち、マスタ装置100に電源が供給
されると、CPU101は、内部の初期化を行い、一定
時間後、電源制御信号線105にHレベルの電源オン信
号を出力することにより、後段のスレーブ装置106に
電源を投入する。その後、スレーブ装置106内のCP
U108は内部の初期化処理を行い、一定時間後、電源
制御信号線122にHレベルの電源オン信号を出力する
ことにより、後段のスレーブ装置110に電源を投入す
る。そして、同様にして、スレーブ装置110の後段の
スレーブ装置114,118にも電源が投入される。
【0026】次に、マスタ装置100によるID設定処
理を、図3,図4のフローチャートに従って説明する。
【0027】マスタ装置100に電源が投入されると、
マスタ装置100のCPU101は、ROM101b内
のID設定プログラムに基づいて、まず、CPU101
内の各種ポート、レジスタ、RAM101a、タイマ1
01c等の初期化を行う(ステップS201)。そし
て、後段のスレーブ装置106に電源オン信号を出力す
るまでの待機時間を設定するためのパワーオンタイマを
起動する(ステップS202)。このパワーオンタイマ
の起動によって、RAM101a上に確保されたカウン
タ領域のカウント値を変化させる。
【0028】次に、パワーオンタイマがタイムアウトす
るのを待って(ステップS203)、後段のスレーブ装
置106に電源オン信号を出力する(ステップS20
4)。この電源オン信号によって、後段のスレーブ装置
106の電源ユニット107が起動され、スレーブ装置
106に電源が投入される。なお、マスタ装置100の
起動からスレーブ装置106に電源オン信号を出力する
までの時間は、マスタ装置100と後段に接続されてい
る各スレーブ装置106,110,114,118への
電源投入によって、周囲で使用されている他装置の電源
電圧が一時的に不安定にならない程度の時間間隔である
ものとする。
【0029】次に、マスタ装置100に接続されている
スレーブ装置106,110,114,118へID問
合せコマンドを送信するまでの待機時間を設定するため
のID問合せタイマと、マスタ装置100でのID設定
処理の終了時間、すなわちリミット時間を設定するため
のID設定リミットタイマを起動し(ステップS20
5,S206)、ID問合せタイマがタイムアウトする
のを待つ(ステップS207)。なお、ID設定処理の
リミット時間は、マスタ装置100に接続可能な台数の
全てのスレーブ装置が電源オン信号を受信して電源が投
入された後、それらスレーブ装置の全てのCPU内の初
期化が終了するまでの時間であるものとする。
【0030】ID問合せタイマがタイムアウトすると、
ID問合せコマンドを送信信号線103を介してスレー
ブ装置106,110,114,118に送信し(ステ
ップS208)、そのID問合せコマンドに応答して、
スレーブ装置106,110,114,118から仮I
D返信ステータスが返信されたか否かを判別する(ステ
ップS209)。なお、仮IDについては後述する。そ
の結果、仮ID返信ステータスが返信された場合は、そ
の仮ID返信ステータスに含まれる仮IDと、返信され
た仮IDの個数(累計値)とをRAM101aに格納す
る(ステップS212)。この際、RAM101a内の
仮IDには、仮IDである旨を示す仮マークを付してお
く。そして、返信された仮IDを含むID設定通知コマ
ンドを、全てのスレーブ装置106,110,114,
118に送信することにより、仮IDを返信したスレー
ブ装置に対してID設定を促す(ステップS213)。
【0031】次に、送信したID設定通知コマンドに応
答して、スレーブ装置106,110,114,118
からID設定ステータスを受信したか否かを判別し(ス
テップS214)、ID設定ステータスを受信していな
ければ、ID設定リミットタイマがタイムアウトしたか
否かを判別する(ステップS215)。その結果、ID
設定リミットタイマがタイムアウトしていなければ、ス
テップS214に戻って、ID設定ステータスを受信し
たか否かを判別し、タイムアウトしていれば、終了す
る。
【0032】一方、ID設定ステータスを受信した場合
は、そのID設定ステータスに含まれているIDが、R
AM101aに格納された仮IDと一致するか否かを判
別する(ステップS216)。その結果、一致していな
ければ、所定の通信エラー処理を行って(ステップS2
17)、終了する。ID設定ステータスに含まれている
IDが、RAM101aに格納された仮IDと一致して
いる場合は、受信したID(仮ID)に相当するRAM
101a内の仮IDの仮マークを削除することにより正
式なIDとして設定すると共に、仮マークが付けられた
未設定の仮IDの個数をRAM101aに格納する(ス
テップS218)。
【0033】そして、未設定の仮IDの個数が“0”に
なったか否かを判別し(ステップS219)、“0”に
なっていなければ、後述の説明から明らかなように、そ
の仮IDがスレーブ装置側で未だ正式に設定されていな
いことを意味するので、ステップS213に戻ることに
より、再度、IDを設定するように促す。
【0034】一方、未設定の仮IDの個数が“0”にな
った場合は、上記のようにスレーブ装置側での電源オン
は同時に行われずに時間順次に行われるので、仮ID返
信ステータスの返信が各スレーブ装置で同時に行われる
とは限らず、また、後述するように、スレーブ装置側で
は、一旦マスタ装置100に送信した仮IDを破棄して
新たな仮IDをマスタ側に再送することもあるので、そ
れらに対処すべくステップS209に戻る。
【0035】次に、スレーブ装置106,110,11
4,118によるID設定処理を、図5のフローチャー
トに従って説明する。なお、スレーブ装置106,11
0,114,118の動作は、全く同様なので、ここで
は、スレーブ装置106の動作として説明する。
【0036】前段の装置(マスタ装置100)から出力
された電源オン信号により電源が投入されると、スレー
ブ装置106のCPU108は、ROM108b内のI
D設定プログラムに基づいて、まず、CPU108内の
各種ポート、レジスタ、RAM108a、タイマ108
a等の初期化を行う(ステップS301)。そして、ス
レーブ装置106でのID設定処理のリミット時間を設
定するためのID設定リミットタイマと、後段のスレー
ブ装置に電源オン信号を出力するまでの待機時間を設定
するためのパワーオンタイマを起動する(ステップS3
02,S303)。これらタイマの起動によって、RA
M108a上にそれぞれ確保されたカウンタ領域のカウ
ント値を変化させる。
【0037】次に、パワーオンタイマがタイムアウトす
るのを待って(ステップS304)、後段のスレーブ装
置110に電源オン信号を出力する(ステップS30
5)。そして、マスタ装置100からのID問合せコマ
ンドの受信を契機として(ステップS306)、その受
信時におけるID設定タイマのカウント値を、当該スレ
ーブ装置106の仮のIDとしてRAM108aに格納
する(ステップS307)。なお、上記のように、各ス
レーブ装置106,110,114,118での電源オ
ン時間はずれているので、このように各スレーブ装置1
06,110,114,118において、全く同様に、
ID設定タイマのカウント値を仮IDとしても、それら
仮IDが同一となる可能性は非常に低くなる。
【0038】次に、返信信号線104が使用中でなく、
この返信信号線104を介して仮IDをマスタ側に返信
し得る状態であることを確認して(ステップS30
8)、仮IDをマスタ装置100に返信する(ステップ
S309)。ただし、この時点ではスレーブ装置IDが
確定していないため、スレーブ装置IDとしては装置の
種類、型式等の特別なIDを利用し、ステータス情報と
しては仮IDのみを返信する。
【0039】そして、マスタ装置100からID設定通
知コマンドが送信されてくると(ステップS310)、
そのID設定通知コマンドに含まれている仮ID(既に
マスタ装置100側でスレーブ装置のIDとして設定さ
れたもの)が、自己のRAM108aに格納された仮I
D、すなわち自己が送信した仮IDと同一のものである
か否かを判別する(ステップS311)。その結果、一
致しない場合は、当方が送信した仮IDは、マスタ装置
100側でIDとして未だ正式に設定されておらず、他
のスレーブ装置の仮IDが正式にIDとして設定された
旨の通知であることを意味するので、ステップS310
に戻ることにより、当該スレーブ装置106の仮IDが
正式に設定された旨の通知を待つ。
【0040】一方、ID設定通知コマンドに含まれてい
る仮IDが、自己が送信した仮IDと一致しており、そ
の仮IDがマスタ装置100で正式に設定された旨の通
知であれば、その仮IDを自己のIDとしてRAM10
8aに格納する(ステップS312)。そして、ID設
定ステータスをマスタ装置100に送信して(ステップ
S313)、終了する。
【0041】このように、本実施形態では、各スレーブ
装置の電源オン時間をずらし、各スレーブ装置の電源オ
ンにより起動されるタイマのカウント値に基づいて、各
スレーブ装置のIDを設定しているので、製造番号をI
Dとして設定する従来例の場合に必要であった不揮発性
メモリが不要となり、コストダウンを図ることが可能と
なる。また、たとえ同一の種類や型式の複数のスレーブ
装置が接続されていたとしても、スレーブ装置のIDと
して互いに異なるIDを設定することが可能となる。
【0042】なお、上記のように、設定されたスレーブ
装置のIDが完全に異なるという保証はないので、実際
には、各スレーブ装置は、図6,7のフローチャートの
ようなID設定処理を行ってる。なお、図6,7のフロ
ーチャートは、図5のフローチャートに対して、ステッ
プS400,S401の処理が追加されただけであり、
他の処理は全く同様なので、ここではステップS40
0,S401についてのみ説明する。
【0043】ステップS308において、返信信号線1
04がビジィ状態であり、仮IDをステータス情報とし
てマスタ装置100に返信できないと判別された場合
は、まず、ID設定通知コマンドをマスタ装置100か
ら受信するのを待つ(ステップS400)。そして、I
D設定通知コマンドを受信したときは、そのID設定通
知コマンドに含まれている仮IDが、RAM108a内
の未送信の自己の仮IDと一致するか否かを判別する
(ステップS401)。その結果、一致していなけれ
ば、現在RAM108aに格納されている仮IDを返信
すべく、ステップS308に戻る。
【0044】一方、一致している場合は、他のスレ−ブ
装置が自装置と同一の仮IDをマスタ装置に返信し、そ
の同一の仮IDが正式なIDとして先にマスタ装置に設
定されたことを意味する。そこで、当方としては、異な
る仮IDをマスタ装置に返信すべく、ステップS307
に戻り、その戻ったタイミングにおけるID設定タイマ
のカウント値を自装置の仮IDとして採用し直す。
【0045】このよう処理により、各スレーブ装置のI
Dが同一になることを完全に防止することが可能とな
る。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マスタ装置とスレーブ装置との間で通信を行う通信装置
において、前記マスタ装置とスレーブ装置への電源投入
時間が互いに異なるように電源投入を制御する制御手段
と、前記制御手段の制御により電源が投入されることに
よって起動された前記スレーブ装置内のタイマのカウン
ト値に基づいて、前記スレーブ装置のIDを設定する設
定手段とを備えたので、任意に接続される装置のIDを
安価な構成で、重複設定を回避しつつ設定することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像形成装置の機械的な概略
構成を示す図である。
【図2】図1に示した画像形成装置の電気的な構成を示
すブロック図である。
【図3】マスタ装置のID設定処理を示すフローチャー
トである。
【図4】図3の続きのフローチャートである。
【図5】スレーブ装置のID設定処理を示すフローチャ
ートである。
【図6】スレーブ装置のID設定処理の他の例を示すフ
ローチャートである。
【図7】図6の続きのフローチャートである。
【特号の説明】
100:マスタ装置、101,108,112,11
6,120:CPU、101a,108a,112a,
116a,120a:RAM、101b,108b,1
12b,116b,120b:ROM、101c,10
8c,112c,116c,120c:タイマ、10
3:送信信号線、104:返信信号線、106,11
0,114,118:スレーブ装置、107,111,
115,119:電源ユニット、102,109,11
3,117,121:通信コントローラ、500:画像
形成装置、501,502:給紙装置、503,50
4:排紙装置。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタ装置とスレーブ装置との間で通信
    を行う通信装置において、 前記マスタ装置とスレーブ装置への電源投入時間が互い
    に異なるように電源投入を制御する制御手段と、 前記制御手段の制御により電源が投入されることによっ
    て起動された前記スレーブ装置内のタイマのカウント値
    に基づいて、前記スレーブ装置のIDを設定する設定手
    段と、 を備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記スレーブ装置は、前記マスタ装置に
    対して任意に接続された複数のスレーブ装置であること
    を特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記マスタ装置に設け
    られ、前記タイマのカウント値に基づいて前記スレーブ
    装置にて決定された仮のIDが該スレーブ装置から送信
    されてきた場合に、その仮のIDを正式なIDとして該
    マスタ装置に設定すると共に、その設定したIDを全て
    の該スレーブ装置に通知する通知手段と、該スレーブ装
    置に設けられ、前記通知手段により通知されたIDが該
    スレーブ装置にて先刻決定した仮のIDと一致する場合
    は、現時点での前記タイマのカウント値を該スレーブ装
    置の仮のIDとして決定し直して該マスタ装置に送信す
    る送信手段とを含むことを特徴とする請求項1、または
    請求項2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、カスケード接続された
    制御信号線を用いて電源投入を制御することを特徴とす
    る請求項1〜請求項3記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記通信装置は、有線通信、または赤外
    線等による無線通信を行うことを特徴とする請求項1〜
    請求項4記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記マスタ装置は画像形成装置により構
    成され、前記スレーブ装置は給紙装置、排紙装置、ステ
    イプル装置等により構成されたことを特徴とする請求項
    1〜請求項5記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 マスタ装置とスレーブ装置との間で通信
    を行う通信方法において、 前記マスタ装置とスレーブ装置への電源投入時間が互い
    に異なるように電源投入を制御する制御工程と、 前記制御工程の制御により電源が投入されることによっ
    て起動された前記スレーブ装置内のタイマのカウント値
    に基づいて、前記スレーブ装置のIDを設定する設定工
    程と、 を備えたことを特徴とする通信方法。
  8. 【請求項8】 前記スレーブ装置は、前記マスタ装置に
    対して任意に接続された複数のスレーブ装置であること
    を特徴とする請求項7記載の通信方法。
  9. 【請求項9】 前記設定工程は、前記マスタ装置に設け
    られ、前記タイマのカウント値に基づいて前記スレーブ
    装置にて決定された仮のIDが該スレーブ装置から送信
    されてきた場合に、その仮のIDを正式なIDとして該
    マスタ装置に設定すると共に、その設定したIDを全て
    の該スレーブ装置に通知する通知工程と、該スレーブ装
    置に設けられ、前記通知工程により通知されたIDが該
    スレーブ装置にて先刻決定した仮のIDと一致する場合
    は、現時点での前記タイマのカウント値を該スレーブ装
    置の仮のIDとして決定し直して該マスタ装置に送信す
    る送信工程とを含むことを特徴とする請求項7、または
    請求項8記載の通信方法。
  10. 【請求項10】 前記制御工程は、カスケード接続され
    た制御信号線を用いて電源投入を制御することを特徴と
    する請求項7〜請求項9記載の通信方法。
  11. 【請求項11】 前記通信装置は、有線通信、または赤
    外線等による無線通信を行うことを特徴とする請求項7
    〜請求項10記載の通信方法。
  12. 【請求項12】 前記マスタ装置は画像形成装置により
    構成され、前記スレーブ装置は給紙装置、排紙装置、ス
    テイプル装置等により構成されたことを特徴とする請求
    項7〜請求項11記載の通信方法。
  13. 【請求項13】 マスタ装置とスレーブ装置との間で通
    信を行う通信装置にて実行されるプログラムを記憶した
    記憶媒体であって、前記プログラムは、 前記マスタ装置とスレーブ装置への電源投入時間が互い
    に異なるように電源投入を制御する制御ルーチンと、 前記制御ルーチンの制御により電源が投入されることに
    よって起動された前記スレーブ装置内のタイマのカウン
    ト値に基づいて、前記スレーブ装置のIDを設定する設
    定ルーチンと、 を含むことを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記スレーブ装置は、前記マスタ装置
    に対して任意に接続された複数のスレーブ装置であるこ
    とを特徴とする請求項13記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記設定ルーチンは、前記マスタ装置
    により実行され、前記タイマのカウント値に基づいて前
    記スレーブ装置にて決定された仮のIDが該スレーブ装
    置から送信されてきた場合に、その仮のIDを正式なI
    Dとして該マスタ装置に設定すると共に、その設定した
    IDを全ての該スレーブ装置に通知する通知ルーチン
    と、該スレーブ装置により実行され、前記通知ルーチン
    により通知されたIDが該スレーブ装置にて先刻決定し
    た仮のIDと一致する場合は、現時点での前記タイマの
    カウント値を該スレーブ装置の仮のIDとして決定し直
    して該マスタ装置に送信する送信ルーチンとを含むこと
    を特徴とする請求項13、または請求項14記載の記憶
    媒体。
  16. 【請求項16】 前記制御ルーチンは、カスケード接続
    された制御信号線を用いて電源投入を制御することを特
    徴とする請求項13〜請求項15記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記通信装置は、有線通信、または赤
    外線等による無線通信を行うことを特徴とする請求項1
    3〜請求項16記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記マスタ装置は画像形成装置により
    構成され、前記スレーブ装置は給紙装置、排紙装置、ス
    テイプル装置等により構成されたことを特徴とする請求
    項13〜請求項17記載の記憶媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006133996A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Canon Inc シリアル通信のシステム及び方法
JP2006201964A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Fuji Xerox Co Ltd コンピュータシステムおよび画像形成装置
JP2006270447A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Canon Inc 同報通信システムおよび方法
JP2015154115A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 セイコーエプソン株式会社 ファクシミリ装置、オプションユニットおよび制御装置

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