JP2006201423A - 色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006201423A
JP2006201423A JP2005012411A JP2005012411A JP2006201423A JP 2006201423 A JP2006201423 A JP 2006201423A JP 2005012411 A JP2005012411 A JP 2005012411A JP 2005012411 A JP2005012411 A JP 2005012411A JP 2006201423 A JP2006201423 A JP 2006201423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
bank
liquid material
color element
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005012411A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Kataue
悟 片上
Atsushi Fukuda
敦史 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2005012411A priority Critical patent/JP2006201423A/ja
Priority to US11/330,267 priority patent/US7671527B2/en
Priority to CN2006100050133A priority patent/CN1808190B/zh
Priority to TW095101902A priority patent/TW200706924A/zh
Priority to KR1020060005307A priority patent/KR100764807B1/ko
Publication of JP2006201423A publication Critical patent/JP2006201423A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/22Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of auxiliary dielectric or reflective layers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/201Filters in the form of arrays
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/10Apparatus or processes specially adapted to the manufacture of electroluminescent light sources
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Abstract

【課題】色要素膜の膜厚が均一で、かつ混色や色抜けを少なくすることができる高品質な色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器を提供すること。
【解決手段】本発明は、所定の配列パターンで並ぶ多数の色要素領域18R、18G、18Bがバンク13により区画されて形成されたバンク付き基板10Aの色要素領域18R、18G、18Bに対して色要素膜形成用の液状材料111R、111G、111Bを付与し、該付与された液状材料111R、111G、111Bを固化または硬化させて色要素膜を形成してなる色要素付き基板であって、バンク13は、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンク14と、同色の色要素間に位置する同色間バンク15とを有し、異色間バンク14の高さが同色間バンク15の高さより高いことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器に関する。
例えば液晶表示装置のカラーフィルタ基板や有機エレクトロルミネッセンス表示装置に用いられるような色要素付き基板を製造する方法として、基板上に形成されたバンクによって囲まれてなる各々の色要素領域に対し、インクジェット描画装置を用いて色要素膜形成用の液状材料を液滴として吐出することによって液状材料を付与し、この付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような方法においては、液状材料がバンクを乗り越えて、隣接する異なる色の色要素領域に入ってしまうと、混色を生じてしまう。
その一方で、各色要素領域内においては、その隅々まで液状材料を濡れ広がらせる必要がある。そうでないと、色要素膜が形成されない部分が生じ、その部分がいわゆる色抜けとなってしまう。
さらに、色要素付き基板の全体に渡って色要素膜の膜厚を均一にしないと、画像を表示したときに色ムラが発生してしまう。
このようなことから、上述したような方法で製造される色要素付き基板においては、混色や色抜けを防止するとともに、色要素膜の膜厚を均一にする必要があるが、従来、これらを満足するのは容易でない。
米国特許第6022647号明細書
本発明の目的は、色要素膜の膜厚が均一で、かつ混色や色抜けを少なくすることができる高品質な色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の色要素付き基板は、所定の配列パターンで並ぶ多数の色要素領域がバンクにより区画されて形成されたバンク付き基板の前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与し、該付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成してなる色要素付き基板であって、
前記バンクは、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを有し、
前記異色間バンクの高さが前記同色間バンクの高さより高いことを特徴とする。
このような本発明によれば、液状材料を色要素領域に付与した際に液状材料が異色間バンクを乗り越えることがないので、液状材料が異なる色の液状材料と混ざり合うことで生じる混色を確実に防止することができる。また、色要素領域に付与された液状材料が同色間バンクを乗り越えて、隣接する同色の色要素領域に付与された同色の液状材料とつながって互いに行き来が可能となるので、各色要素領域に付与された液状材料の量にバラツキがあった場合であっても、一つ一つの色要素領域に付与される液状材料の量が平均化される。よって、形成される色要素膜の膜厚を均一にすることができる。さらに、液状材料が同色間バンクを乗り越えて広がるので、各色要素領域の隅々まで液状材料を濡れ広がらせることができ、色要素膜が形成されない部分や膜厚が薄過ぎる部分の発生、すなわち色抜けの発生を確実に防止することができる。このようなことから、色要素膜の膜厚が均一で、かつ混色や色抜けの少ない高品質な色要素付き基板が得られる。
本発明の色要素付き基板では、前記異色間バンクの高さをH、前記同色間バンクの高さをHとしたとき、0.01≦H/H≦0.99なる関係を満足することが好ましい。
これにより、上記効果をより確実に発揮させることができる。
本発明の色要素付き基板は、所定の配列パターンで並ぶ多数の色要素領域がバンクにより区画されて形成されたバンク付き基板の前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与し、該付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成してなる色要素付き基板であって、
前記バンクは、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを有し、
前記液状材料に対する前記異色間バンクの最上面の撥液性が前記同色間バンクの最上面の撥液性より大きいことを特徴とする。
このような本発明によれば、液状材料を色要素領域に付与した際に液状材料が異色間バンクを乗り越えることがないので、液状材料が異なる色の液状材料と混ざり合うことで生じる混色を確実に防止することができる。また、色要素領域に付与された液状材料が同色間バンクを乗り越えて、隣接する同色の色要素領域に付与された同色の液状材料とつながって互いに行き来が可能となるので、各色要素領域に付与された液状材料の量にバラツキがあった場合であっても、一つ一つの色要素領域に付与される液状材料の量が平均化される。よって、形成される色要素膜の膜厚を均一にすることができる。さらに、液状材料が同色間バンクを乗り越えて広がるので、各色要素領域の隅々まで液状材料を濡れ広がらせることができ、色要素膜が形成されない部分や膜厚が薄過ぎる部分の発生、すなわち色抜けの発生を確実に防止することができる。このようなことから、色要素膜の膜厚が均一で、かつ混色や色抜けの少ない高品質な色要素付き基板が得られる。
本発明の色要素付き基板では、前記異色間バンクの最上面を構成する材料と前記液状材料との接触角をα、前記同色間バンクの最上面を構成する材料と前記液状材料との接触角をβとしたとき、0.01≦β/α≦0.99なる関係を満足することが好ましい。
これにより、上記効果をより確実に発揮させることができる。
本発明の色要素付き基板は、所定の配列パターンで並ぶ多数の色要素領域がバンクにより区画されて形成されたバンク付き基板の前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与し、該付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成してなる色要素付き基板であって、
前記バンクは、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを有し、
前記異色間バンクおよび前記同色間バンクは、それぞれ、基部と、前記基部上に形成され、前記基部の表面よりも前記液状材料に対する撥液性が大きい撥液部とを有し、
前記異色間バンクの撥液部の幅が前記同色間バンクの撥液部の幅より大きいことを特徴とする。
このような本発明によれば、液状材料を色要素領域に付与した際に液状材料が異色間バンクを乗り越えることがないので、液状材料が異なる色の液状材料と混ざり合うことで生じる混色を確実に防止することができる。また、色要素領域に付与された液状材料が同色間バンクを乗り越えて、隣接する同色の色要素領域に付与された同色の液状材料とつながって互いに行き来が可能となるので、各色要素領域に付与された液状材料の量にバラツキがあった場合であっても、一つ一つの色要素領域に付与される液状材料の量が平均化される。よって、形成される色要素膜の膜厚を均一にすることができる。さらに、液状材料が同色間バンクを乗り越えて広がるので、各色要素領域の隅々まで液状材料を濡れ広がらせることができ、色要素膜が形成されない部分や膜厚が薄過ぎる部分の発生、すなわち色抜けの発生を確実に防止することができる。このようなことから、色要素膜の膜厚が均一で、かつ混色や色抜けの少ない高品質な色要素付き基板が得られる。
本発明の色要素付き基板では、前記異色間バンクの撥液部の幅をW、前記同色間バンクの撥液部の幅をWとしたとき、W/W≦0.99なる関係を満足することが好ましい。
これにより、上記効果をより確実に発揮させることができる。
本発明の色要素付き基板では、前記配列パターンがストライプ配列であることが好ましい。
これにより、色要素領域に付与された液状材料が各色の列ごとにカマボコ状をなして濡れ広がるので、上記効果を顕著に発揮させることができる。
本発明の成膜方法は、色要素領域を区画するバンクを、多数の前記色要素領域が所定の配列パターンで並ぶように形成するバンク形成工程と、
前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与する液状材料付与工程と、
前記色要素領域に付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成する成膜工程とを有する成膜方法であって、
前記バンク形成工程では、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを形成し、かつ、前記異色間バンクの高さが前記同色間バンクの高さより高くなるようにすることを特徴とする。
このような本発明によれば、液状材料を色要素領域に付与した際に液状材料が異色間バンクを乗り越えることがないので、液状材料が異なる色の液状材料と混ざり合うことで生じる混色を確実に防止することができる。また、色要素領域に付与された液状材料が同色間バンクを乗り越えて、隣接する同色の色要素領域に付与された同色の液状材料とつながって互いに行き来が可能となるので、各色要素領域に付与された液状材料の量にバラツキがあった場合であっても、一つ一つの色要素領域に付与される液状材料の量が平均化される。よって、形成される色要素膜の膜厚を均一にすることができる。さらに、液状材料が同色間バンクを乗り越えて広がるので、各色要素領域の隅々まで液状材料を濡れ広がらせることができ、色要素膜が形成されない部分や膜厚が薄過ぎる部分の発生、すなわち色抜けの発生を確実に防止することができる。このようなことから、色要素膜の膜厚が均一で、かつ混色や色抜けの少ない高品質な色要素付き基板を高い歩留まりで製造することができる。
本発明の成膜方法は、色要素領域を区画するバンクを、多数の前記色要素領域が所定の配列パターンで並ぶように形成するバンク形成工程と、
前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与する液状材料付与工程と、
前記色要素領域に付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成する成膜工程とを有する成膜方法であって、
前記バンク形成工程では、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを形成し、かつ、前記液状材料に対する前記異色間バンクの最上面の撥液性が前記同色間バンクの最上面の撥液性より大きくなるようにすることを特徴とする。
このような本発明によれば、液状材料を色要素領域に付与した際に液状材料が異色間バンクを乗り越えることがないので、液状材料が異なる色の液状材料と混ざり合うことで生じる混色を確実に防止することができる。また、色要素領域に付与された液状材料が同色間バンクを乗り越えて、隣接する同色の色要素領域に付与された同色の液状材料とつながって互いに行き来が可能となるので、各色要素領域に付与された液状材料の量にバラツキがあった場合であっても、一つ一つの色要素領域に付与される液状材料の量が平均化される。よって、形成される色要素膜の膜厚を均一にすることができる。さらに、液状材料が同色間バンクを乗り越えて広がるので、各色要素領域の隅々まで液状材料を濡れ広がらせることができ、色要素膜が形成されない部分や膜厚が薄過ぎる部分の発生、すなわち色抜けの発生を確実に防止することができる。このようなことから、色要素膜の膜厚が均一で、かつ混色や色抜けの少ない高品質な色要素付き基板を高い歩留まりで製造することができる。
本発明の成膜方法は、色要素領域を区画するバンクを、多数の前記色要素領域が所定の配列パターンで並ぶように形成するバンク形成工程と、
前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与する液状材料付与工程と、
前記色要素領域に付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成する成膜工程とを有する成膜方法であって、
前記バンク形成工程では、基部と、前記基部上に形成され、前記基部の表面よりも前記液状材料に対する撥液性が大きい撥液部とを有するバンクを形成し、かつ、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクの撥液部の幅が同色の色要素間に位置する同色間バンクの撥液部の幅より大きくなるようにすることを特徴とする。
このような本発明によれば、液状材料を色要素領域に付与した際に液状材料が異色間バンクを乗り越えることがないので、液状材料が異なる色の液状材料と混ざり合うことで生じる混色を確実に防止することができる。また、色要素領域に付与された液状材料が同色間バンクを乗り越えて、隣接する同色の色要素領域に付与された同色の液状材料とつながって互いに行き来が可能となるので、各色要素領域に付与された液状材料の量にバラツキがあった場合であっても、一つ一つの色要素領域に付与される液状材料の量が平均化される。よって、形成される色要素膜の膜厚を均一にすることができる。さらに、液状材料が同色間バンクを乗り越えて広がるので、各色要素領域の隅々まで液状材料を濡れ広がらせることができ、色要素膜が形成されない部分や膜厚が薄過ぎる部分の発生、すなわち色抜けの発生を確実に防止することができる。このようなことから、色要素膜の膜厚が均一で、かつ混色や色抜けの少ない高品質な色要素付き基板を高い歩留まりで製造することができる。
本発明の成膜方法では、前記液状材料付与工程では、液滴吐出ヘッドのノズルから前記液状材料を液滴として吐出し、該液滴を前記色要素領域に付与することが好ましい。
これにより、液状材料を正確な位置に正確な量で付与することができる。
本発明の成膜方法では、前記液状材料付与工程では、相隣接する同色の前記色要素領域に付与された液状材料が前記同色間バンクを超えてつながるように液状材料を付与することが好ましい。
これにより、色要素膜の膜厚をより均一にすることができ、かつ、混色や色抜けの発生をより確実に防止することができる。
本発明の電気光学装置は、本発明の色要素付き基板を備えることを特徴とする。
これにより、色ムラ等のない高い画質が得られる電気光学装置を安価に提供することができる。
本発明の電子機器は、本発明の電気光学装置を備えることを特徴とする。
これにより、色ムラ等のない高い画質が得られる電気光学装置を備えた電子機器を安価に提供することができる。
以下、本発明の色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
本発明の成膜方法は、色要素付き基板の色要素膜を成膜する方法である。本実施形態では、色要素付き基板の一例として、液晶表示装置の構成要素であるカラーフィルタ基板10に本発明を適用した場合を代表して説明する。
まず、本発明の成膜方法に用いる描画装置を図1ないし図6に基づき説明する。
図1に示すように、描画装置(インクジェット描画装置)1は、複数の液滴吐出ヘッド2をキャリッジ105に搭載してなるヘッドユニット103と、ヘッドユニット103を水平な一方向(以下、「X軸方向」と言う)に移動させるキャリッジ移動機構(移動手段)104と、後述するバンク付き基板10Aを保持するステージ106と、ステージ106をX軸方向に垂直であって水平な方向(以下、「Y軸方向」と言う)に移動させるステージ移動機構(移動手段)108と、制御手段112とを備えている。
また、描画装置1の近傍には、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の液状材料111をそれぞれ貯留する3個のタンク101が設置されている。各タンク101と、ヘッドユニット103とは、液状材料111を送液する流路となるチューブ110を介して接続されている。各タンク101に貯留された液状材料111は、例えば圧縮空気の力によって、ヘッドユニット103の各液滴吐出ヘッド2に送液(供給)される。
本発明において「液状材料」は、色要素付き基板の色要素膜を形成するための材料を含み、液滴吐出ヘッド2のノズル25から吐出可能な粘度を有するものである。この場合、材料が水性であると油性であるとを問わない。また、ノズル25から吐出可能な流動性(粘度)を備えていれば十分で、固体物質が分散していても全体として流動体であればよい。すなわち、液状材料は、色要素膜の構成材料が溶媒中に溶解または分散されてなるものであって、溶液であっても分散液(サスペンションやエマルション)であってもよい。
本実施形態における液状材料111は、カラーフィルタ基板10の色要素領域に色要素膜であるフィルタ膜を形成するための顔料が有機溶剤中に溶解または分散してなる有機溶剤インクである。
なお、以下の説明では、赤、緑、青の液状材料111を区別して言うときには、111R、111G、111Bの符号を付し、色を区別しないで総称して言うときには、単に「液状材料111」と言う。
キャリッジ移動機構104の作動は、制御手段112により制御される。本実施形態のキャリッジ移動機構104は、ヘッドユニット103をZ軸方向(鉛直方向)に沿って移動させ、高さを調整する機能も有している。さらに、キャリッジ移動機構104は、Z軸に平行な軸の回りでヘッドユニット103を回転させる機能も有しており、これにより、ヘッドユニット103のZ軸回りの角度を微調整することができる。
ステージ106は、X軸方向とY軸方向との双方に平行な平面を有する。また、ステージ106は、カラーフィルタ基板10を製造するためのバンク付き基板10Aをその平面上に固定、または保持できるように構成されている。
ステージ移動機構108は、X軸方向およびZ軸方向の双方に直交するY軸方向に沿ってステージ106を移動させ、その作動は、制御手段112により制御される。さらに、本実施形態のステージ移動機構108は、Z軸に平行な軸の回りでステージ106を回転させる機能も有しており、これにより、ステージ106に載置されたバンク付き基板10AのZ軸回りの傾斜を微調整して真っ直ぐになるように補正することができる。
上述のように、ヘッドユニット103は、キャリッジ移動機構104によってX軸方向に移動させられる。一方、ステージ106は、ステージ移動機構108によってY軸方向に移動させられる。つまり、キャリッジ移動機構104およびステージ移動機構108によって、ステージ106に対するヘッドユニット103の相対位置が変わる。
なお、制御手段112の詳細な構成および機能は、後述する。
図2は、図1に示す描画装置1におけるヘッドユニット103、およびバンク付き基板10Aを示す平面図である。
図2に示すヘッドユニット103は、複数の液滴吐出ヘッド2がキャリッジ105に搭載された構成となっている。図2中では、キャリッジ105を仮想線(二点鎖線)で表している。また、液滴吐出ヘッド2を示す実線は、液滴吐出ヘッド2のノズル面(ノズルプレート128)の位置を示している。
ヘッドユニット103には、赤色の液状材料111Rを吐出する第1ヘッド21R、第2ヘッド22R、第3ヘッド23R、第4ヘッド24Rの4個の液滴吐出ヘッド2と、緑色の液状材料111Gを吐出する第1ヘッド21G、第2ヘッド22G、第3ヘッド23G、第4ヘッド24Gの4個の液滴吐出ヘッド2と、青色の液状材料111Bを吐出する第1ヘッド21B、第2ヘッド22B、第3ヘッド23B、第4ヘッド24Bの4個の液滴吐出ヘッド2との、計12個の液滴吐出ヘッド2が設置されている。
なお、図2に示すような液滴吐出ヘッド2の配列の仕方は、一例であり、これに限定されないことは言うまでもない。
また、以下の説明では、これらの液滴吐出ヘッド2を総称する場合には、「液滴吐出ヘッド2」と言い、個々を区別して説明する必要がある場合には、「第1ヘッド21R、第2ヘッド22R、・・・」のように言う。
図2に示すバンク付き基板10Aは、ストライプ配列のカラーフィルタ基板10を製造するためのものである。このバンク付き基板10Aには、赤の色要素領域(サブピクセル)18Rと、緑の色要素領域(サブピクセル)18Gと、青の色要素領域(サブピクセル)18Bとがそれぞれ多数設けられている。各色要素領域18R、18G、18Bは、ほぼ長方形をなしている。
このバンク付き基板10Aは、色要素領域18R、18G、18Bの長軸方向がX軸方向に平行になり、短軸方向がY軸方向に平行になるような姿勢でステージ106上に保持される。バンク付き基板10A上には、Y軸方向に沿っては3色の色要素領域18R、18G、18Bがこの順に繰り返し配列され、X軸方向に沿っては色要素領域18R、18G、18Bが各色ごとに連続して配列されている。Y軸方向に並ぶ一組の色要素領域18R、18G、18Bは、製造されたカラーフィルタ基板10の一画素分に相当する。
なお、バンク付き基板10Aについては、後にさらに詳述する。
図3は、液滴吐出ヘッド2のノズル面(ノズルプレート128)の一部と、バンク付き基板10Aの色要素領域18R、18G、18Bとを拡大して示す平面図である。なお、液滴吐出ヘッド2のノズル面は、バンク付き基板10Aに対向する方向、すなわち鉛直下方に向いて設けられているが、図3中では、見易くするために、液滴吐出ヘッド2のノズル面を実線で示す。
液滴吐出ヘッド2のノズル面には、多数のノズル(ノズル孔)25がX軸方向に沿って等間隔に直線的に並んで形成されており、ノズル列を形成している。本実施形態では、一つの液滴吐出ヘッド2には、2列のノズル列が半ピッチずれて並行して形成されているが、一つの液滴吐出ヘッド2が有するノズル列の数は、1列でも、3列以上でもよい。また、一つの液滴吐出ヘッド2に形成されるノズル25の数は、特に限定されないが、通常、数十〜数百個程度とされる。
描画装置1は、ステージ移動機構108の作動により、ステージ106上に保持されたバンク付き基板10AをY軸方向に移動させ、ヘッドユニット103の下を通過させつつ、ヘッドユニット103の各液滴吐出ヘッド2のノズル25から液状材料111の液滴を吐出して、バンク付き基板10A上の各色要素領域18R、18G、18Bに着弾させるように作動する。この動作を「主走査」と言う。
これにより、例えば、図3に示すように、赤の色要素領域18Rに対し、赤色の液状材料111Rの液滴91、92を着弾させることができる。特に、図示の構成では、一つの色要素領域18Rについて二つの液滴吐出ヘッド2から吐出された液滴、例えば、第1ヘッド21Rのノズル25から吐出された液滴91と、第3ヘッド23Rのノズル25から吐出された液滴92とを着弾させることができる。
同様にして、描画装置1は、色要素領域18Gには緑色の液状材料111Gの液滴を着弾させ、色要素領域18Bには青色の液状材料111Bを着弾させるように作動する。
なお、ヘッドユニット103全体としてバンク付き基板10Aに対し液状材料111を吐出可能なX軸方向の長さ(以下、「全吐出幅」と言う)よりも、バンク付き基板10AのX軸方向の幅が小さいものである場合には、ヘッドユニット103とバンク付き基板10Aとの主走査を1回行うことにより、バンク付き基板10Aの全体に対して液状材料111を付与することができる。
これに対し、ヘッドユニット103の全吐出幅よりも、バンク付き基板10AのX軸方向の幅が大きいものである場合には、ヘッドユニット103とバンク付き基板10Aとの主走査と、キャリッジ移動機構104の作動によるヘッドユニット103のX軸方向への移動(これを「副走査」と呼ぶ)とを交互に繰り返し行うことにより、バンク付き基板10Aの全面に対して液状材料111を付与することができる。
図4(a)および(b)に示すように、液滴吐出ヘッド2は、インクジェットヘッドである。より具体的には、液滴吐出ヘッド2は、振動板126と、ノズルプレート128とを備えている。振動板126と、ノズルプレート128との間には、タンク101から孔131を介して供給される液状材料111が常に充填される液たまり129が位置している。
また、振動板126と、ノズルプレート128との間には、複数の隔壁122が位置している。そして、振動板126と、ノズルプレート128と、1対の隔壁122とによって囲まれた部分がキャビティ120である。キャビティ120はノズル25に対応して設けられているため、キャビティ120の数とノズル25の数とは同じである。キャビティ120には、1対の隔壁122間に位置する供給口130を介して、液たまり129から液状材料111が供給される。
振動板126上には、それぞれのキャビティ120に対応して、キャビティ120内に充填された液状材料111の圧力を変化させる駆動素子としての振動子124が位置する。振動子124は、ピエゾ素子124Cと、ピエゾ素子124Cを挟む1対の電極124A、124Bと、を含む。この1対の電極124A、124Bとの間に駆動電圧を与えることで、対応するノズル25から液状材料111が吐出される。なお、ノズル25からZ軸方向に液状材料111が吐出されるように、ノズル25の形状が調整されている。
制御手段112は、複数の振動子124のそれぞれに互いに独立に信号を与えるように構成されていてもよい。つまり、ノズル25から吐出される材料111の体積が、制御手段112からの信号に応じてノズル25毎に制御されてもよい。
なお、液滴吐出ヘッド2は、図示のような圧電アクチュエータを駆動素子とするものに限らず、静電アクチュエータを用いるものや、電気熱変換素子を用いて液状材料111の熱膨張を利用して液滴を吐出する構成のものであってもよい。
次に、制御手段112の構成を説明する。図5に示すように、制御手段112は、入力バッファメモリ200と、記憶手段202と、処理部204と、走査駆動部206と、ヘッド駆動部208と、キャリッジ位置検出手段302と、ステージ位置検出手段303とを備えている。
バッファメモリ200と処理部204とは相互に通信可能に接続されている。処理部204と記憶手段202とは、相互に通信可能に接続されている。処理部204と走査駆動部206とは相互に通信可能に接続されている。処理部204とヘッド駆動部208とは相互に通信可能に接続されている。また、走査駆動部206は、キャリッジ移動機構104およびステージ移動機構108と相互に通信可能に接続されている。同様にヘッド駆動部208は、複数の液滴吐出ヘッド2のそれぞれと相互に通信可能に接続されている。
入力バッファメモリ200は、外部情報処理装置から、液状材料111の液滴を吐出する位置に関するデータ、すなわち描画パターンデータを受け取る。入力バッファメモリ200は、この描画パターンデータを処理部204に供給し、処理部204は、描画パターンデータを記憶手段202に格納する。記憶手段202は、RAM、磁気記録媒体、光磁気記録媒体等で構成される。
キャリッジ位置検出手段302は、キャリッジ105、すなわちヘッドユニット103のX軸方向の位置(移動距離)を検出し、その検出信号を処理部204へ入力する。
ステージ位置検出手段303は、ステージ106、すなわちバンク付き基板10AのY軸方向の位置(移動距離)を検出し、その検出信号を処理部204へ入力する。
キャリッジ位置検出手段302、ステージ位置検出手段303は、例えばリニアエンコーダ、レーザー測長器等で構成される。
処理部204は、キャリッジ位置検出手段302およびステージ位置検出手段303の検出信号に基づき、走査駆動部206を介して、キャリッジ移動機構104およびステージ移動機構108の作動を制御(クローズドループ制御)し、ヘッドユニット103の位置と、バンク付き基板10Aの位置とを制御する。
さらに、処理部204は、ステージ移動機構108の作動を制御することにより、ステージ106すなわちバンク付き基板10Aの移動速度を制御する。
また、処理部204は、前記描画パターンデータに基づいて、吐出タイミング毎のノズル25のオン・オフを指定する選択信号SCをヘッド駆動部208へ与える。ヘッド駆動部208は、選択信号SCに基づいて、液状材料111の吐出に必要な吐出信号ESを液滴吐出ヘッド2に与える。この結果、液滴吐出ヘッド2における対応するノズル25から、液状材料111が液滴として吐出される。
制御手段112は、CPU、ROM、RAMを含んだコンピュータであってもよい。この場合には、制御手段112の上記機能は、コンピュータによって実行されるソフトウェアプログラムによって実現される。もちろん、制御手段112は、専用の回路(ハードウェア)によって実現されてもよい。
次に制御手段112におけるヘッド駆動部208の構成と機能を説明する。
図6(a)に示すように、ヘッド駆動部208は、1つの駆動信号生成部203と、複数のアナログスイッチASとを有する。図6(b)に示すように、駆動信号生成部203は、駆動信号DSを生成する。駆動信号DSの電位は、基準電位Lに対して時間的に変化する。具体的には、駆動信号DSは、吐出周期EPで繰り返される複数の吐出波形Pを含む。ここで、吐出波形Pは、ノズル25から1つの液滴を吐出するために、対応する振動子124の一対の電極間に印加されるべき駆動電圧波形に対応する。
駆動信号DSは、アナログスイッチASのそれぞれの入力端子に供給される。アナログスイッチASのそれぞれは、ノズル25のそれぞれに対応して設けられている。つまり、アナログスイッチASの数とノズル25の数とは同じである。
処理部204は、ノズル25のオン・オフを表す選択信号SCを、アナログスイッチASのそれぞれに与える。ここで、選択信号SCは、アナログスイッチAS毎に独立にハイレベルおよびローレベルのどちらかの状態を取り得る。一方、アナログスイッチASは、駆動信号DSと選択信号SCとに応じて、振動子124の電極124Aに吐出信号ESを供給する。具体的には、選択信号SCがハイレベルの場合には、アナログスイッチASは電極124Aに吐出信号ESとして駆動信号DSを伝播する。一方、選択信号SCがローレベルの場合には、アナログスイッチASが出力する吐出信号ESの電位は基準電位Lとなる。振動子124の電極124Aに駆動信号DSが与えられると、その振動子124に対応するノズル25から液状材料111が吐出される。なお、それぞれの振動子124の電極124Bには基準電位Lが与えられている。
図6(b)に示す例では、2つの吐出信号ESのそれぞれにおいて、吐出周期EPの2倍の周期2EPで吐出波形Pが現れるように、2つの選択信号SCのそれぞれにおいてハイレベルの期間とローレベルの期間とが設定されている。これによって、対応する2つのノズル25のそれぞれから、周期2EPで液状材料111が吐出される。また、これら2つのノズル25に対応する振動子124のそれぞれには、共通の駆動信号生成部203からの共通の駆動信号DSが与えられている。このため、2つのノズル25からほぼ同じタイミングで液状材料111が吐出される。
図7は、バンク付き基板10Aの一部を拡大して示す平面図、図8および図9は、図7に示すバンク付き基板10Aを用いてカラーフィルタ基板10を製造する方法を示す断面図であり、図7中のVIII−VIII線に相当する位置での断面図である。
なお、図7では、バンク付き基板10Aの向きが図2および図3と比べて90°異なる向きで描かれている。
これらの図に示すように、バンク付き基板10Aは、光透過性を有するガラス基板12と、このガラス基板12上に形成されたバンク13とを有している。ガラス基板12上には、バンク13により、行列状に並ぶ赤、緑、青の各色の多数の色要素領域18R、18G、18Bが区画されて形成されている。
なお、以下の説明では、赤、緑、青の色要素領域を区別して言うときには、18R、18G、18Bなる符号を付し、色を区別しないときには、「色要素領域18」と総称して言う場合がある。
色要素領域18Rは、赤の波長域の光線のみを透過する色要素膜であるフィルタ膜111FRが形成されるべき領域であり、色要素領域18Gは、緑の波長域の光線のみを透過する色要素膜であるフィルタ膜111FGが形成されるべき領域であり、色要素領域18Bは、青の波長域の光線のみを透過する色要素膜であるフィルタ膜111FBが形成されるべき領域である。
図7に示すように、バンク13は、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンク14と、同色の色要素間に位置する同色間バンク15とで構成されている。すなわち、色要素領域18R、18G、18Bの長軸方向に平行なバンク13は、異色間バンク14となっており、色要素領域18R、18G、18Bの長軸方向に垂直な方向のバンク13は、同色間バンク15となっている。
図8に示すように、異色間バンク14は、基部141と、基部141上に形成された撥液部142とで構成されている。撥液部142の表面は、基部141の表面よりも液状材料111に対する撥液性が大きくなっている。また、撥液部142の幅は、基部141より狭くなっている。
異色間バンク14の高さHは、特に限定されないが、通常、0.5〜3μm程度であるのが好ましい。
同色間バンク15は、異色間バンク14の基部141とつながっており、同じ高さになっている。同色間バンク15と基部141とは、遮光性を有しており、ブラックマトリクスとして機能する。
同色間バンク15の高さHは、特に限定されないが、通常、0.1〜1.5μm程度であるのが好ましい。
異色間バンク14の高さHは、同色間バンク15の高さHより撥液部142の分だけ高くなっている。異色間バンク14の高さHと、同色間バンク15の高さHとの比は、0.01≦H/H≦0.99程度であるのが好ましく、0.01≦H/H≦0.5程度であるのがより好ましい。
また、液状材料111に対する異色間バンク14の最上面、すなわち撥液部142の上面の撥液性は、同色間バンク15の最上面の撥液性より大きくなっている。
撥液性は、液状材料111との接触角が指標となる。異色間バンク14の最上面を構成する材料と液状材料111との接触角αは、特に限定されないが、通常、40〜80°程度であるのが好ましい。また、同色間バンク15の最上面を構成する材料と液状材料111との接触角βは、特に限定されないが、通常、10〜40°程度であるのが好ましい。前記接触角αと前記接触角βとの比は、0.01≦β/α≦0.99程度であるのが好ましく、0.01≦β/α≦0.3程度であるのがより好ましい。
以下、バンク付き基板10Aの製造方法の一例について説明する。
まず、スパッタ法または蒸着法によって、ガラス基板12上に金属薄膜を形成する。この金属材料としては、例えば、金属クロム、酸化クロム等が挙げられる。その後、フォトリソグラフィー工程によってこの金属薄膜を格子状に残存させることにより、基部141および同色間バンク15が得られる。
続いて、ガラス基板12、基部141および同色間バンク15を覆うように、ネガ型の感光性樹脂組成物からなるレジスト層を塗布する。そして、そのレジスト層の上に、撥液部142に対応するストライプパターンに形成されたマスクフィルム密着させながら、このレジスト層を露光する。その後、レジスト層の未露光部分をエッチング処理で取り除くことで、撥液部142が得られる。以上の工程によって、バンク付き基板10Aが得られる。
撥液部142の構成材料としては、特に限定されないが、優れた撥液性を得る観点からは、フッ素系樹脂を用いるのが好ましい。
なお、基部141および同色間バンク15は、金属材料に代えて、例えば黒色の樹脂材料(樹脂ブラック)で構成してもよい。
また、本実施形態では、異色間バンク14を基部141および撥液部142の2層(2段)で構成したが、1層でも、3層以上でもよい。異色間バンク14を同色間バンク15と同じく1層で構成する場合には、フォトリソグラフィー工程における露光量に違いを持たせて残膜率を変えることによって、両者の高さを違えることができる。
また、異色間バンク14表面の撥液性や、同色間バンク15表面の撥液性、ガラス基板12表面の撥液性を調整することを目的として、撥液化処理や親液化処理を施してもよい。撥液化処理としては、例えば、4フッ化メタンを用いたプラズマ処理が挙げられ、親液化処理としては、例えば、大気圧下の酸素プラズマ処理が挙げられる。
本実施形態の成膜方法は、上述したようにしてガラス基板12上に異色間バンク14および同色間バンク15を形成してバンク付き基板10Aを得るバンク形成工程を有しており、さらに、バンク付き基板10A上の色要素領域18R、18G、18Bに対して、液状材料(カラーフィルタ材料)111R、111G、111Bを付与する液状材料付与工程と、色要素領域18R、18G、18Bに付与された液状材料111R、111G、111Bを固化または硬化させて色要素膜であるフィルタ膜111FB、111FB、111FBを形成する成膜工程とを有している。
液状材料111R、111G、111Bは、前述したように、フィルタ膜111FR、111FG、111FBの構成材料である顔料が有機溶剤中に溶解または分散してなる有機溶剤インクである。液状材料111中の溶媒としては、例えば、BCTAC、ジエチレングリコールジ−n−ブチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、ペンタエチレングリコールジメチルエーテル、ヘキサエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールジ-n-ブチルエーテル等の多価アルコールのエーテル等が好ましく用いられる。また、液状材料111R、111G、111Bには、例えばアクリル樹脂等の樹脂が含まれていてもよい。
以下、液状材料付与工程、成膜工程を順次詳細に説明する。
−液状材料付与工程−
色要素領域18R、18G、18Bが形成されたバンク付き基板10Aは、描画装置1のステージ106上に運ばれ、ステージ106に保持される。描画装置1は、ステージ移動機構108を作動させてバンク付き基板10AをY軸方向に移動させてヘッドユニット103の下を通過させながら、液滴吐出ヘッド2から液状材料111R、111G、111Bの液滴をそれぞれ吐出して、色要素領域18R、18G、18Bに付与する。
このとき、各液滴吐出ヘッド2の各ノズル25からの液滴の吐出タイミングは、色要素領域18Rに対しては、赤色の液状材料111Rの液滴を着弾させ、色要素領域18Gに対しては、緑色の液状材料111Gの液滴を着弾させ、色要素領域18Bに対しては、青色の液状材料111Bの液滴を着弾させるようなタイミングに制御される(図8(a)〜(c)参照)。
色要素領域18R、18G、18Bの各々には、それぞれ、複数の液滴が付与される。色要素領域18R、18G、18Bの一つ当たりに付与される液状材料111の総量は、形成すべきフィルタ膜の膜厚に応じて、予め設定されており、その量は、色要素領域18R、18G、18Bの一つ当たりの容積より多くなっている。よって、図9(d)に示すように、各色要素領域18R、18G、18Bに付与された液状材料111R、111G、111Bは、バンク13の上面を超えて盛り上がった状態になる。
本発明では、異色間バンク14は、同色間バンク15よりも液状材料111を仕切る堤防としての機能が高くなるように構成されている。すなわち、本実施形態では、異色間バンク14の高さHが同色間バンク15の高さHより高くなっていることと、異色間バンク14の最上面の撥液性が同色間バンク15の最上面の撥液性より大きくなっていることとが原因となって、異色間バンク14は、同色間バンク15よりも液状材料111を仕切る堤防としての機能が高くなっている。
このため、色要素領域18に付与された液状材料111は、異色間バンク14を乗り越えることはないが、同色間バンク15は乗り越える。よって、図8(b)に示すように、赤の色要素領域18Rに付与された液状材料111Rは、同色間バンク15を超えて、相隣接する同色の色要素領域18Rに付与された液状材料111Rとつながる。すなわち、赤の色要素領域18Rに付与された液状材料111Rは、各列ごとにつながって、カマボコ状をなす。同様にして、緑の色要素領域18Gに付与された液状材料111G、および、青の色要素領域18Bに付与された液状材料111Bも、各列ごとにつながって、カマボコ状をなす(図8(c)、図9(d)参照)。
−成膜工程−
色要素領域18R、18G、18Bに液状材料111R、111G、111Bが付与されたら、バンク付き基板10Aを図示しない乾燥装置へ搬送し、色要素領域18R、18G、18B内の液状材料111R、111G、111Bを乾燥させる。これにより、図9(e)に示すように、各色要素領域18R、18G、18B上にフィルタ膜111FR、111FG、111FBが得られる。なお、描画装置1での液状材料111R、111G、111Bの付与と、乾燥装置での乾燥とを繰り返し行い、積層することによって最終的なフィルタ膜111FR、111FG、111FBを形成してもよい。
その後、バンク付き基板10Aを図示しないオーブン内に搬送し、このオーブンにて、フィルタ膜111FR、111FG、111FBを再加熱(ポストベーク)する。
次いで、バンク付き基板10Aを図示しない保護膜形成装置へ搬送し、この保護膜形成装置にて、図9(f)に示すように、フィルタ膜111FR、111FG、111FB、およびバンク13を覆う保護膜(オーバーコート)20を形成する。
フィルタ膜111FR、111FG、111FB、およびバンク13を覆う保護膜20が形成された後に、乾燥装置にて保護膜20を完全に乾燥させる。さらに、図示しない硬化装置にて保護膜20を加熱して完全に硬化することで、バンク付き基板10Aはカラーフィルタ基板10となる。
本発明では、前述したように、液状材料付与工程において、色要素領域18に付与された液状材料111が異色間バンク14は乗り越えないが、同色間バンク15は乗り越えて、隣接する同色の色要素領域18に付与された同色の液状材料111とつながり、色要素領域18に付与された液状材料111が各色の列ごとにカマボコ状をなす。これにより、次のような利点がある。
第1の利点としては、異色間バンク14の堤防機能が比較的高いので、液状材料111が異色間バンク14を乗り越えることはなく、よって、液状材料111が隣接する異なる色の色要素領域18に付与された異なる色の液状材料111と混ざり合って混色を起こすのを確実に防止することができる。
第2の利点としては、液状材料111が同色間バンク15を乗り越えて、隣接する同色の色要素領域18に付与された同色の液状材料111とつながって互いに行き来が可能となるので、各色要素領域18に付与された液状材料111の量にバラツキがあった場合であっても、一つ一つの色要素領域18に付与される液状材料111の量が平均化される。よって、形成されるフィルタ膜111FR、FG、FBの膜厚を均一にすることができる。
第3の利点としては、液状材料111が同色間バンク15を乗り越えて広がるので、各色要素領域18の隅々まで液状材料111を濡れ広がらせることができる。よって、色要素領域18内にフィルタ膜が形成されない部分や膜厚が薄過ぎる部分が生じる現象である、いわゆる色抜けの発生を確実に防止することができる。
第4の利点としては、描画装置1を用いて液状材料111の液滴を付与する際に、バンク付き基板10Aのストライプ方向に関する位置出し(アライメント)の精度要求が緩くなるので、描画を容易に行うことができ、歩留まりの向上に寄与する。
なお、本発明と異なり、異色間バンク14のみを形成し、同色間バンク15を形成しない場合には、上記の各効果を得ることはできない。同色間バンク15がないと、色要素領域18に付与された液状材料111がバンク付き基板10Aのストライプ方向に沿って移動し易くなり過ぎて、液状材料111が表面張力によって一列の色要素領域18のうちの一箇所に凝集し易くなってしまい、逆に均一性を損なう結果となる。
これに対し、本発明では、同色間バンク15を設けたことによって、各々の色要素領域18内に液状材料111を留まらせる効果を適度に奏しつつ、同色の色要素領域18間での液状材料111の付与量を均一化させる程度に液状材料111の流動を許容することができ、よって、上記のような各効果を奏することができる。
本発明では、異色間バンク14が、同色間バンク15よりも、液状材料111を仕切る堤防としての機能が高くなるように構成されていればよい。よって、異色間バンク14の高さが同色間バンク15の高さより高くなっていれば、それらの最上面の撥液性が同じ場合であっても、上記と同様の効果を奏することができる。あるいは、異色間バンク14の最上面の撥液性が同色間バンク15の最上面の撥液性より大きくなっていれば、異色間バンク14の高さが同色間バンク15と同じ場合であっても、上記と同様の効果を奏することができる。
図10は、本発明におけるバンク付き基板の他の構成例を示す平面図である。
図10に示すバンク付き基板10Bは、同色間バンク15の構成が異なること以外は、前記バンク付き基板10Aと同様である。
バンク付き基板10Bにおける同色間バンク15は、異色間バンク14と同様に、基部151と、この基部151上に形成された撥液部152とで構成されており、基部151の高さおよび構成材料は、基部141と同じになっており、撥液部152の高さおよび構成材料は、撥液部142と同じになっている。
ただし、異色間バンク14の撥液部142の幅Wは、同色間バンク15の撥液部152の幅Wより大きくなっている。これにより、異色間バンク14は、同色間バンク15よりも、液状材料111を仕切る堤防としての機能が高いものとなる。よって、このようなバンク付き基板10Bを用いた場合であっても、前記バンク付き基板10Aを用いた場合と同様の効果が得られる。
このように、本発明では、異色間バンク14と同色間バンク15とが、それらの全高および最上面の撥液性が互いに等しい場合であっても、異色間バンク14の撥液部142の幅Wが、同色間バンク15の撥液部152の幅Wより大きくなっていればよい。この場合、異色間バンク14の撥液部142の幅Wと、同色間バンク15の撥液部152の幅Wとの比は、W/W≦0.99程度であるのが好ましく、W/W≦0.5程度であるのがより好ましい。
以上説明したような本発明は、カラーフィルタ基板10の製造に限らず、例えばエレクトロルミネッセンス表示装置等の他方式の画像表示装置の製造にも適用することができる。
図11および図12は、本発明の色要素付き基板を有機エレクトロルミネッセンス表示装置30に適用した場合の成膜方法を示す断面図である。以下、本発明により有機エレクトロルミネッセンス表示装置30を製造する場合について説明するが、前述したカラーフィルタ基板10を製造する場合との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図11および図12に示すバンク付き基板30Aは、有機エレクトロルミネッセンス表示装置30を製造するための基板である。このバンク付き基板30A上には、ストライプ配列で行列状に並ぶ赤、緑、青の各色の多数の色要素領域38R、38G、38Bが設けられ、各色要素領域38R、38G、38Bは、バンク40により囲まれている。色要素領域38Rは、赤の波長域の光線を発光する色要素膜である発光膜211FRが形成されるべき領域であり、色要素領域38Gは、緑の波長域の光線を発光する色要素膜である発光膜211FGが形成されるべき領域であり、色要素領域38Bは、青の波長域の光線を発光する色要素膜である発光膜211FBが形成されるべき領域である。
具体的には、バンク付き基板30Aは、ガラス基板32と、ガラス基板32上に形成された回路素子層34と、回路素子層34上に形成された複数の画素電極36と、複数の画素電極36の間に形成されたバンク40とを有している。ガラス基板32は、可視光に対して光透過性を有している。複数の画素電極36のそれぞれは、可視光に対して光透過性を有する電極であり、例えば、ITO(Indium-Tin Oxide)電極である。また、複数の画素電極36は、回路素子層34上にマトリクス状に配置されており、それぞれが色要素領域38R、38G、38Bを規定する。
バンク40は、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンク401と、同色の色要素間に位置する同色間バンク402とで構成されている。すなわち、図11および図12の紙面に垂直な方向には、異色間バンク401が形成され、図11および図12の紙面に平行な方向には、同色間バンク402が形成され、異色間バンク401と同色間バンク402とで格子状をなしている。異色間バンク401および同色間バンク402は、それぞれ、回路素子層34上に形成された無機物層と、該無機物層上に位置する有機物層とで構成される。
異色間バンク401の高さは、同色間バンク401よりも高くなっている。また、異色間バンク401の最上面の撥液性は、同色間バンク401の最上面の撥液性よりも大きくなっているのが好ましい。
回路素子層34は、ガラス基板32上で所定の方向に延びる複数の走査電極と、複数の走査電極を覆うように形成された絶縁膜42と、絶縁膜42上に位置するともに複数の走査電極が延びる方向に対して直交する方向に延びる複数の信号電極と、走査電極および信号電極の交点付近に位置する複数のスイッチング素子44と、複数のスイッチング素子44を覆うように形成されたポリイミドなどの層間絶縁膜45とを有する層である。それぞれのスイッチング素子44のゲート電極44Gおよびソース電極44Sは、それぞれ対応する走査電極および対応する信号電極と電気的に接続されている。層間絶縁膜45上には複数の画素電極36が位置する。層間絶縁膜45には、各スイッチング素子44のドレイン電極44Dに対応する部位にスルーホール44Vが設けられており、このスルーホール44Vを介して、スイッチング素子44と、対応する画素電極36との間の電気的接続が形成されている。また、バンク40に対応する位置にそれぞれのスイッチング素子44が位置している。
このようなバンク付き基板30Aは、公知の製膜技術とパターニング技術とを用いて製造することができる。なお、各画素電極36のそれぞれの上に、対応する正孔輸送層37R、37G、37Bを形成してもよい。正孔輸送層37R、37G、37Bが、画素電極36と、後述の発光膜211FR、211FG、211FBとの間に位置すれば、エレクトロルミネッセンス表示装置の発光効率が高くなる。
−液状材料付与工程−
上記のようにして色要素領域38R、38G、38Bが形成されたバンク付き基板30Aに対し、図11(a)〜(c)に示すように、前述したカラーフィルタ基板10の場合と同様に、本発明の描画装置1を用いて、各色要素領域38R、38G、38Bに対し、それぞれ、液状材料211R、211G、211Bを付与する。
赤の色要素領域38Rに付与された液状材料211Rは、同色間バンク401を超えて、相隣接する同色の色要素領域38Rに付与された液状材料211Rとつながる。すなわち、赤の色要素領域38Rに付与された液状材料111Rは、各列ごとにつながって、カマボコ状をなす。同様にして、緑の色要素領域38Gに付与された液状材料211G、および、青の色要素領域38Bに付与された液状材料211Bも、各列ごとにつながって、カマボコ状をなす(図11(c)、図12(d)参照)。
液状材料211Rは、赤色の有機発光材料を含むものであり、液状材料211Gは、緑色の有機発光材料を含むものであり、液状材料211Bは、青色の有機発光材料を含むものである。液状材料211R、211G、211Bは、有機エレクトロルミネッセンス表示装置30の区画の発光膜211FR、211FG、211FBの構成材料である発光材料が有機溶剤中に溶解または分散してなるものである。
−成膜工程−
その後、バンク付き基板30Aを乾燥装置へ移送して、各色要素領域38R、38G、38Bに付与された液状材料211R、211G、211Bを乾燥させることにより、図12(e)に示すように、各色要素領域38R、38G、38B上に発光膜211FR、FG、FBが得られる。
次に、発光膜211FR、211FG、211FB、およびバンク40を覆うように対向電極46を設ける。対向電極46は陰極として機能する。
その後、封止基板48とバンク付き基板30Aとを、互いの周辺部で接着することで、図12(f)に示す有機エレクトロルミネッセンス表示装置30が得られる。なお、封止基板48とバンク付き基板30Aとの間には不活性ガス49が封入されている。
有機エレクトロルミネッセンス表示装置30において、発光膜211FR、211FG、211FBから発光した光は、画素電極36と、回路素子層34と、ガラス基板32と、を介して射出する。このように回路素子層34を介して光を射出するエレクトロルミネッセンス表示装置は、ボトムエミッション型の表示装置と呼ばれる。
上記のような有機エレクトロルミネッセンス表示装置30では、前記カラーフィルタ基板10と同様の理由により、相異なる色の色要素間での混色や、色抜けを確実に防止しつつ、発光膜211FR、211FG、211FBの膜厚を均一にすることができるので、色ムラなどのない高い画質が得られる。
以上、本発明を液晶表示装置(カラーフィルタ基板)や、エレクトロルミネッセンス表示装置に適用した場合について説明したが、本発明は、これらに限定されず、例えば、プラズマ表示装置の背面基板や、電子放出素子を備えた画像表示装置(SED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)またはFED(Field Emission Display)と呼ばれることもある)にも適用することができる。
<本発明の電子機器の実施形態>
前述したような方法で製造されたカラーフィルタ基板10を備えた液晶表示装置や、前述したような方法で製造されたエレクトロルミネッセンス表示装置等の画像表示装置1000は、各種電子機器の表示部に用いることができる。
図13は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このパーソナルコンピュータ1100においては、表示ユニット1106が画像表示装置1000を備えている。
図14は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206とともに、画像表示装置1000を表示部に備えている。
図15は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、画像表示装置1000が表示部に設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
ケースの内部には、回路基板1308が設置されている。この回路基板1308は、撮像信号を格納(記憶)し得るメモリが設置されている。
また、ケース1302の正面側(図示の構成では裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1308のメモリに転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示のように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、回路基板1308のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
なお、本発明の電子機器は、上述したパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、携帯電話機、ディジタルスチルカメラの他にも、例えば、テレビや、ビデオカメラ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ、その他各種モニタ類、プロジェクター等の投射型表示装置等に適用することができる。
以上、本発明の色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明の色要素付き基板、電気光学装置および電子機器を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明は、ストライプ配列の色要素付き基板に限らず、デルタ配列、モザイク配列等の他の配列パターンの色要素付き基板にも適用することができる。
本発明の成膜方法に用いる描画装置を示す斜視図。 図1に示す描画装置におけるヘッドユニット、およびバンク付き基板を示す平面図。 液滴吐出ヘッドのノズル面(ノズルプレート)の一部と、バンク付き基板の色要素領域とを拡大して示す平面図。 図1に示す描画装置における液滴吐出ヘッドを示す図であり、(a)が斜視図、(b)が断面側面図。 図1に示す描画装置における制御手段の構成を示すブロック図。 (a)はヘッド駆動部を示す模式図、(b)はヘッド駆動部における駆動信号、選択信号および吐出信号を示すタイミングチャート。 バンク付き基板の一部を拡大して示す平面図。 図7に示すバンク付き基板を用いてカラーフィルタ基板を製造する方法を示す断面図。 図7に示すバンク付き基板を用いてカラーフィルタ基板を製造する方法を示す断面図。 本発明におけるバンク付き基板の他の構成例を示す平面図。 本発明の色要素付き基板を有機エレクトロルミネッセンス表示装置に適用した場合の成膜方法を示す断面図。 本発明の色要素付き基板を有機エレクトロルミネッセンス表示装置に適用した場合の成膜方法を示す断面図。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図。
符号の説明
1……描画装置 2……液滴吐出ヘッド 21R、21G、21B……第1ヘッド 22R、22G、22B……第2ヘッド 23R、23G、23B……第3ヘッド 24R、24G、24B……第4ヘッド 25……ノズル 91、92……液滴 101……タンク 103……ヘッドユニット 104……キャリッジ移動機構 105……キャリッジ 106……ステージ 108……ステージ移動機構 110……チューブ 111、111R、111G、111B、211R、211G、211B……液状材料 112……制御手段 120……キャビティ 122……隔壁 124……振動子 124A、124B……電極 124C……ピエゾ素子 126……振動板 128……ノズルプレート 129……液たまり 130……供給口 131……孔 200……バッファメモリ 202……記憶手段 203……駆動信号生成部 204……処理部 206……走査駆動部 208……ヘッド駆動部 AS……アナログスイッチ DS……駆動信号 SC……選択信号 ES……吐出信号 10A、10B、30A……バンク付き基板 10……カラーフィルタ基板 12、32……ガラス基板 13……バンク 14……異色間バンク 141……基部 142……撥液部 15……同色間バンク 151……基部 152……撥液部 18、18R、18G、18B、38R、38G、38B……色要素領域 20……保護膜 111FR、111FG、111FB……フィルタ膜 30……有機エレクトロルミネッセンス表示装置 34……回路素子層 36……画素電極 37R、37G、37B……正孔輸送層 40……バンク 401……異色間バンク 402……同色間バンク 42……絶縁膜 44……スイッチング素子 44G……ゲート電極 44S……ソース電極 44D……ドレイン電極 44V……スルーホール 45……層間絶縁膜 46……対向電極 48……封止基板 49……不活性ガス 211FR、211FG、211FB……発光膜 302……キャリッジ位置検出手段 303……ステージ位置検出手段 1000……画像表示装置 1100……パーソナルコンピュータ 1102……キーボード 1104……本体部 1106……表示ユニット 1200……携帯電話機 1202……操作ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース(ボディー) 1304……受光ユニット 1306……シャッタボタン 1308……回路基板 1312……ビデオ信号出力端子 1314……データ通信用の入出力端子 1430……テレビモニタ 1440……パーソナルコンピュータ

Claims (14)

  1. 所定の配列パターンで並ぶ多数の色要素領域がバンクにより区画されて形成されたバンク付き基板の前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与し、該付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成してなる色要素付き基板であって、
    前記バンクは、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを有し、
    前記異色間バンクの高さが前記同色間バンクの高さより高いことを特徴とする色要素付き基板。
  2. 前記異色間バンクの高さをH、前記同色間バンクの高さをHとしたとき、0.01≦H/H≦0.99なる関係を満足する請求項1に記載の色要素付き基板。
  3. 所定の配列パターンで並ぶ多数の色要素領域がバンクにより区画されて形成されたバンク付き基板の前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与し、該付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成してなる色要素付き基板であって、
    前記バンクは、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを有し、
    前記液状材料に対する前記異色間バンクの最上面の撥液性が前記同色間バンクの最上面の撥液性より大きいことを特徴とする色要素付き基板。
  4. 前記異色間バンクの最上面を構成する材料と前記液状材料との接触角をα、前記同色間バンクの最上面を構成する材料と前記液状材料との接触角をβとしたとき、0.01≦β/α≦0.99なる関係を満足する請求項3に記載の色要素付き基板。
  5. 所定の配列パターンで並ぶ多数の色要素領域がバンクにより区画されて形成されたバンク付き基板の前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与し、該付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成してなる色要素付き基板であって、
    前記バンクは、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを有し、
    前記異色間バンクおよび前記同色間バンクは、それぞれ、基部と、前記基部上に形成され、前記基部の表面よりも前記液状材料に対する撥液性が大きい撥液部とを有し、
    前記異色間バンクの撥液部の幅が前記同色間バンクの撥液部の幅より大きいことを特徴とする色要素付き基板。
  6. 前記異色間バンクの撥液部の幅をW、前記同色間バンクの撥液部の幅をWとしたとき、W/W≦0.99なる関係を満足する請求項5に記載の色要素付き基板。
  7. 前記配列パターンがストライプ配列である請求項1ないし6のいずれかに記載の色要素付き基板。
  8. 色要素領域を区画するバンクを、多数の前記色要素領域が所定の配列パターンで並ぶように形成するバンク形成工程と、
    前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与する液状材料付与工程と、
    前記色要素領域に付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成する成膜工程とを有する成膜方法であって、
    前記バンク形成工程では、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを形成し、かつ、前記異色間バンクの高さが前記同色間バンクの高さより高くなるようにすることを特徴とする成膜方法。
  9. 色要素領域を区画するバンクを、多数の前記色要素領域が所定の配列パターンで並ぶように形成するバンク形成工程と、
    前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与する液状材料付与工程と、
    前記色要素領域に付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成する成膜工程とを有する成膜方法であって、
    前記バンク形成工程では、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクと、同色の色要素間に位置する同色間バンクとを形成し、かつ、前記液状材料に対する前記異色間バンクの最上面の撥液性が前記同色間バンクの最上面の撥液性より大きくなるようにすることを特徴とする成膜方法。
  10. 色要素領域を区画するバンクを、多数の前記色要素領域が所定の配列パターンで並ぶように形成するバンク形成工程と、
    前記色要素領域に対して色要素膜形成用の液状材料を付与する液状材料付与工程と、
    前記色要素領域に付与された液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成する成膜工程とを有する成膜方法であって、
    前記バンク形成工程では、基部と、前記基部上に形成され、前記基部の表面よりも前記液状材料に対する撥液性が大きい撥液部とを有するバンクを形成し、かつ、相異なる色の色要素間に位置する異色間バンクの撥液部の幅が同色の色要素間に位置する同色間バンクの撥液部の幅より大きくなるようにすることを特徴とする成膜方法。
  11. 前記液状材料付与工程では、液滴吐出ヘッドのノズルから前記液状材料を液滴として吐出し、該液滴を前記色要素領域に付与する請求項8ないし10のいずれかに記載の成膜方法。
  12. 前記液状材料付与工程では、相隣接する同色の前記色要素領域に付与された液状材料が前記同色間バンクを超えてつながるように液状材料を付与する請求項8ないし11のいずれかに記載の成膜方法。
  13. 請求項1ないし7のいずれかに記載の色要素付き基板を備えることを特徴とする電気光学装置。
  14. 請求項13に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
JP2005012411A 2005-01-20 2005-01-20 色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器 Withdrawn JP2006201423A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005012411A JP2006201423A (ja) 2005-01-20 2005-01-20 色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器
US11/330,267 US7671527B2 (en) 2005-01-20 2006-01-12 Substrate having color elements and banks with different liquid-repellency, film formation method, electro optical device, and electronic equipment
CN2006100050133A CN1808190B (zh) 2005-01-20 2006-01-18 带有色要素的基板、成膜方法、电光学装置以及电子设备
TW095101902A TW200706924A (en) 2005-01-20 2006-01-18 Color element-equipped substrate, film formation method, electro-optical apparatus and electronic equipment
KR1020060005307A KR100764807B1 (ko) 2005-01-20 2006-01-18 색요소 부착 기판, 성막 방법, 전기 광학 장치 및 전자기기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005012411A JP2006201423A (ja) 2005-01-20 2005-01-20 色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006201423A true JP2006201423A (ja) 2006-08-03

Family

ID=36684230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005012411A Withdrawn JP2006201423A (ja) 2005-01-20 2005-01-20 色要素付き基板、成膜方法、電気光学装置および電子機器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7671527B2 (ja)
JP (1) JP2006201423A (ja)
KR (1) KR100764807B1 (ja)
CN (1) CN1808190B (ja)
TW (1) TW200706924A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009026671A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器、電気光学装置の製造方法
JP2009063875A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Toppan Printing Co Ltd パターン形成基板、カラーフィルタ、液晶表示装置
JP2009070859A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Casio Comput Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス表示装置及びその製造方法
JP2009086155A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Toppan Printing Co Ltd 画像形成装置
JP2009169217A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Seiko Epson Corp カラーフィルターの製造方法、カラーフィルター、画像表示装置、および、電子機器
JP2011151017A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Samsung Mobile Display Co Ltd 有機発光ディスプレイ装置及びその製造方法
US8154032B2 (en) 2007-07-23 2012-04-10 Seiko Epson Corporation Electrooptical device, electronic apparatus, and method for producing electrooptical device
WO2015072063A1 (ja) * 2013-11-12 2015-05-21 株式会社Joled 有機el表示パネルとその製造方法及び有機el表示装置

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100703542B1 (ko) * 2005-05-02 2007-04-03 삼성에스디아이 주식회사 터치패널이 포함된 발광표시장치
JP5028402B2 (ja) * 2008-03-12 2012-09-19 カシオ計算機株式会社 El素子の製造方法及びelパネルの製造方法
JP6331349B2 (ja) * 2013-11-19 2018-05-30 セイコーエプソン株式会社 機能層形成用インク、有機エレクトロルミネッセンス素子の製造方法
CN106486083B (zh) * 2017-01-04 2018-10-26 京东方科技集团股份有限公司 显示面板的驱动电路、显示方法及显示装置
CN109659722B (zh) 2018-07-27 2021-02-05 中航光电科技股份有限公司 一种连接器组件
US11730017B2 (en) 2018-11-13 2023-08-15 Samsung Display Co., Ltd. Display device and method of fabricating the same
CN112497930B (zh) * 2020-11-25 2022-01-25 合肥维信诺科技有限公司 喷墨打印装置及其操作方法
CN115605783A (zh) * 2021-04-26 2023-01-13 京东方科技集团股份有限公司(Cn) 光学模组及其制作方法、显示装置

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR910004055Y1 (ko) * 1988-12-26 1991-06-13 삼성전관 주식회사 가스방전 표시소자
US6008582A (en) * 1997-01-27 1999-12-28 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Plasma display device with auxiliary partition walls, corrugated, tiered and pigmented walls
US6022647A (en) 1997-10-24 2000-02-08 Canon Kabushiki Kaisha Method for making color filter substrate, color filter substrate produced by the method, and liquid crystal device using the substrate
EP0926698A3 (en) * 1997-12-25 2001-10-17 Pioneer Electronic Corporation Electron emitting device based flat panel display apparatus
JPH11194211A (ja) 1998-01-07 1999-07-21 Canon Inc カラーフィルタ基板とその製造方法、該基板を用いた液晶素子
JP3705914B2 (ja) * 1998-01-27 2005-10-12 三菱電機株式会社 面放電型プラズマディスプレイパネル及びその製造方法
US6713959B1 (en) * 1998-08-28 2004-03-30 Fujitsu Limited Plasma display panel and method for producing the same
WO2000037972A1 (en) 1998-12-21 2000-06-29 Seiko Epson Corporation Color filter and method of manufacture thereof
US6630274B1 (en) 1998-12-21 2003-10-07 Seiko Epson Corporation Color filter and manufacturing method therefor
JP4780826B2 (ja) 1999-10-12 2011-09-28 株式会社半導体エネルギー研究所 電気光学装置の作製方法
TW480722B (en) 1999-10-12 2002-03-21 Semiconductor Energy Lab Manufacturing method of electro-optical device
JP3374807B2 (ja) * 1999-10-19 2003-02-10 松下電器産業株式会社 ディスプレイパネル及びその製造方法
JP2001174622A (ja) 1999-12-20 2001-06-29 Toray Ind Inc カラーフィルターの製造方法および製造装置
JP2002139614A (ja) 2000-10-31 2002-05-17 Canon Inc 光学素子とその製造方法、該製造方法に用いる転写フィルム、該光学素子を用いた液晶素子
TWI264963B (en) 2001-03-29 2006-10-21 Hitachi Ltd Organic EL display and production device of color filter
JP2002373781A (ja) 2001-03-29 2002-12-26 Hitachi Ltd 有機el表示体、及びカラーフィルターの製造装置
JP3613257B2 (ja) * 2001-05-02 2005-01-26 セイコーエプソン株式会社 カラー表示用基板、カラーフィルタ用基板、カラー発光用基板、カラー表示用基板の製造方法、電気光学装置、電子機器
JP3952729B2 (ja) * 2001-10-17 2007-08-01 セイコーエプソン株式会社 カラーフィルタ基板の製造方法
KR100471980B1 (ko) * 2002-06-28 2005-03-10 삼성에스디아이 주식회사 격벽이 내장된 플라즈마 디스플레이 패널 및 이 격벽의제조 방법
KR100547501B1 (ko) * 2002-07-01 2006-01-31 세이코 엡슨 가부시키가이샤 유기 일렉트로루미네선스 장치의 제조 방법, 박막 트랜지스터의 제조 방법 및 전자 기기
JP4136799B2 (ja) * 2002-07-24 2008-08-20 富士フイルム株式会社 El表示素子の形成方法
GB2391686B (en) * 2002-07-31 2006-03-22 Dainippon Printing Co Ltd Electroluminescent display and process for producing the same
JP4289852B2 (ja) 2002-09-18 2009-07-01 大日本印刷株式会社 エレクトロルミネッセント素子の製造方法
EP1553809B1 (en) * 2002-09-24 2011-11-09 Sharp Kabushiki Kaisha Method and apparatus for manufacturing active-matrix organic el display, active-matrix organic el display, method for manufacturing liquid crystal array, liquid crystal array, method and apparatus for manufacturing color filter substrate, and color filter substrate
JP2004200146A (ja) * 2002-12-05 2004-07-15 Seiko Epson Corp エレクトロルミネッセンス表示装置及びその製造方法並びに電子機器
KR20040051289A (ko) * 2002-12-12 2004-06-18 현대 프라즈마 주식회사 투명전극이 없는 플라즈마 디스플레이 패널
JP4252297B2 (ja) * 2002-12-12 2009-04-08 株式会社日立製作所 発光素子およびこの発光素子を用いた表示装置
KR100528910B1 (ko) * 2003-01-22 2005-11-15 삼성에스디아이 주식회사 고분자 유기 전계 발광 소자
JP2004361492A (ja) 2003-06-02 2004-12-24 Seiko Epson Corp カラーフィルタ基板及びその製造方法、電気光学装置及びその製造方法、並びに電子機器及びその製造方法
JP2005012411A (ja) 2003-06-18 2005-01-13 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線通信装置
JP2004004945A (ja) 2003-07-18 2004-01-08 Seiko Epson Corp カラーフィルタおよびその製造方法、電気光学装置、電子機器
JP2005084515A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Seiko Epson Corp カラーフィルタ基板及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器
US20050153114A1 (en) * 2004-01-14 2005-07-14 Rahul Gupta Printing of organic electronic devices

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009026671A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Seiko Epson Corp 電気光学装置、電子機器、電気光学装置の製造方法
US8154032B2 (en) 2007-07-23 2012-04-10 Seiko Epson Corporation Electrooptical device, electronic apparatus, and method for producing electrooptical device
JP2009063875A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Toppan Printing Co Ltd パターン形成基板、カラーフィルタ、液晶表示装置
JP2009070859A (ja) * 2007-09-10 2009-04-02 Casio Comput Co Ltd 有機エレクトロルミネッセンス表示装置及びその製造方法
JP2009086155A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Toppan Printing Co Ltd 画像形成装置
JP2009169217A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Seiko Epson Corp カラーフィルターの製造方法、カラーフィルター、画像表示装置、および、電子機器
JP2011151017A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Samsung Mobile Display Co Ltd 有機発光ディスプレイ装置及びその製造方法
WO2015072063A1 (ja) * 2013-11-12 2015-05-21 株式会社Joled 有機el表示パネルとその製造方法及び有機el表示装置
JPWO2015072063A1 (ja) * 2013-11-12 2017-03-16 株式会社Joled 有機el表示パネルとその製造方法及び有機el表示装置
US9773848B2 (en) 2013-11-12 2017-09-26 Joled Inc. Organic EL display panel, production method therefor, and organic EL display device

Also Published As

Publication number Publication date
US20060159895A1 (en) 2006-07-20
TWI302991B (ja) 2008-11-11
CN1808190A (zh) 2006-07-26
CN1808190B (zh) 2010-04-14
KR100764807B1 (ko) 2007-10-08
KR20060084801A (ko) 2006-07-25
TW200706924A (en) 2007-02-16
US7671527B2 (en) 2010-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3925526B2 (ja) 液滴吐出装置、パネルの製造方法、画像表示装置および電子機器
KR100764807B1 (ko) 색요소 부착 기판, 성막 방법, 전기 광학 장치 및 전자기기
JP3925528B2 (ja) 液滴吐出装置、パネルの製造方法、画像表示装置および電子機器
JP3925527B2 (ja) 液滴吐出装置、パネルの製造方法、画像表示装置および電子機器
JP3925525B2 (ja) 液滴吐出装置、パネルの製造方法、画像表示装置および電子機器
JP4193770B2 (ja) 液滴付与方法、液滴吐出装置および電気光学装置の製造方法
JP4617897B2 (ja) 描画装置および色要素付き基板の製造方法
JP4428231B2 (ja) カラーフィルタ基板、電気光学装置、および電子機器
JP2006175307A (ja) 成膜方法、色要素膜付き基板、電気光学装置、および電子機器
JP4710819B2 (ja) 液滴吐出装置およびパネルの製造方法
JP4710818B2 (ja) 液滴吐出装置およびパネルの製造方法
JP4973705B2 (ja) ヘッドユニット及び液滴吐出装置
JP4239928B2 (ja) 画素形成方法および液滴吐出装置
JP4710817B2 (ja) 液滴吐出装置およびパネルの製造方法
JP4973706B2 (ja) 液滴吐出装置
JP4710816B2 (ja) 液滴吐出装置およびパネルの製造方法
JP2009279587A (ja) ヘッドユニット及び液滴吐出装置
JP2009288797A (ja) ヘッドユニット及び液滴吐出装置
JP2015092265A (ja) 液滴吐出装置、パネルの製造方法、画像表示装置および電子機器
JP2013238869A (ja) 液滴吐出装置
JP2006289200A (ja) 描画方法、描画装置、電気光学装置および電子機器
JP2006198507A (ja) 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、液滴付与方法、電気光学装置の製造方法および電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090401