JP2006289200A - 描画方法、描画装置、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

描画方法、描画装置、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】液滴の着弾精度を低下させることなく、生産効率の向上が図れる描画方法、描画装置、電気光学装置および電子機器を提供すること。
【解決手段】本発明の描画方法は、液滴吐出ヘッド2と、ワークとしての基板10Aを相対的に移動させつつ、液滴吐出ヘッド2のノズル25から基板10Aへ向けて液滴を繰り返し吐出して基板10Aに描画する描画方法であって、液滴吐出ヘッド2と基板10Aとの相対速度を周期的に変動させ、該相対速度が液滴吐出ヘッド2と基板10Aとの平均相対速度より遅くなっているときにノズル25から液滴を吐出することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、描画方法、描画装置、電気光学装置および電子機器に関する。
例えば液晶表示装置のカラーフィルタ基板のような色要素付き基板を製造するに際し、インクジェット描画装置を用いる方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、基板上に形成されたバンクによって囲まれてなる多数の色要素領域(サブピクセル)の各々に対し、インクジェット描画装置のインクジェットヘッドから、色要素膜形成用の液状材料を液滴として吐出する。
この場合、基板移動軸とヘッド移動軸とは、直交しており、それぞれが等速直線運動をすることにより、基板の全面に液滴を配置する。液滴は、色要素領域外に漏れることなく配置される必要があり、そのためには、できるだけ色要素領域の中心に着弾させる必要があるが、特許文献1に記載の例では、改行方向については、液滴を色要素領域の中心に正確に配置する目的で、色要素領域の配列ピッチとノズルピッチが合うように、ヘッドを傾けている。
一方、スキャン方向の液滴配置については、基板移動軸が等速に運動している限り、基板移動速度とヘッドの吐出周波数から定まる間隔(=液滴着弾分解能)より狭い間隔で、液滴を基板に配置することはできない。したがって、スキャン方向については、一つの色要素領域内にできるだけ多くの数の液滴を付与するには、吐出周波数を上げるか、基板移動速度を落とすしかない。
しかしながら、吐出周波数は、ヘッド固有の限界があり、限界を超えると、着弾精度の劣化を招く。また、基板移動速度を落としていくと、生産効率の低下を引き起こす。
特開平2002−273868号公報
本発明の目的は、液滴の着弾精度を低下させることなく、生産効率の向上が図れる描画方法、描画装置、電気光学装置および電子機器を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の描画方法は、液滴吐出ヘッドとワークとを相対的に移動させつつ、前記液滴吐出ヘッドのノズルから前記ワークへ向けて液滴を繰り返し吐出して前記ワークに描画する描画方法であって、
前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの相対速度を周期的に変動させ、該相対速度が前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの平均相対速度より遅くなっているときに前記ノズルから液滴を吐出することを特徴とする。
これにより、1スキャンに要する時間を長くしたり、液滴着弾精度を落としたりすることなく、目的とする領域内に着弾させられる液滴の数を増やすことができる。よって、必要なスキャン回数が減るので、描画時間を短縮することができ、生産効率を向上させることができる。
本発明の描画方法では、前記ノズルから液滴を繰り返し吐出するときの最大吐出周波数をw[Hz]、前記相対速度の変動周波数をn[Hz]としたとき、1≦w/n≦50000であることが好ましい。
これにより、生産効率をより効果的に向上させることができる。
本発明の描画方法では、前記ワークには、多数の略長方形の色要素領域が行列状に並んで形成されており、
前記液滴は、前記色要素領域に色要素膜を形成するための液状材料であることが好ましい。
これにより、多数の色要素領域が形成されたワークの色要素領域に色要素膜を形成する場合の生産効率を向上させることができる。
本発明の描画方法では、前記相対速度の変動周波数をn[Hz]、前記平均相対速度をv[mm/sec]、前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの相対移動方向についての同色の前記色要素領域の配列ピッチをp[μm]としたとき、v/n[μm]の値がp[μm]の値と同じであるか、またはp[μm]の倍数と同じ値であることが好ましい。
これにより、多数の色要素領域が形成されたワークの色要素領域に色要素膜を形成する場合の生産効率をより効果的に向上させることができる。
本発明の描画方法では、前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの相対移動方向は、前記色要素領域の短辺方向に平行な方向であることが好ましい。
これにより、多数の色要素領域が形成されたワークの色要素領域に色要素膜を形成する場合の生産効率をより効果的に向上させることができる。
本発明の描画装置は、液滴を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、
ワークを保持するステージと、
前記液滴吐出ヘッドと前記ステージとを相対的に移動させる移動手段とを備え、
前記ノズルから前記ワークへ向けて液滴を繰り返し吐出して前記ワークに描画する描画装置であって、
前記移動手段は、前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの相対速度が周期的に変動するように両者を相対移動させ、
前記相対速度が前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの平均相対速度より遅くなっているときに前記ノズルから液滴を吐出することを特徴とする。
これにより、1スキャンに要する時間を長くしたり、液滴着弾精度を落としたりすることなく、目的とする領域内に着弾させられる液滴の数を増やすことができる。よって、必要なスキャン回数が減るので、描画時間を短縮することができ、生産効率を向上させることができる。
本発明の電気光学装置では、本発明の描画方法によって前記ワークの前記色要素領域に付与した液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成してなる色要素付き基板を備えることを特徴とする。
これにより、生産性が高くかつ高品質な色要素付き基板を備えた電気光学装置を提供することができる。
本発明の電子機器は、本発明の電気光学装置を備えることを特徴とする。
これにより、生産性が高くかつ高品質な電気光学装置を備えた電子機器を提供することができる。
以下、本発明の描画方法、描画装置、電気光学装置および電子機器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の描画装置の実施形態を示す断面側面図である。
図1に示す描画装置(インクジェット描画装置)1は、液滴吐出ヘッド2と、ワークである基板10Aを保持するステージ106と、ステージ106を図1中の左右方向に直進移動させるステージ移動機構(移動手段)108と、液滴吐出ヘッド2を保持するキャリッジ105と、キャリッジ105をステージ106の移動方向と直交する方向に移動させるキャリッジ移動機構104と、制御手段112とを備えている。
描画装置1の近傍には、液状材料111を貯留するタンク(図示せず)が設置されている。このタンクからは、液状材料111がチューブ(図示せず)を介して例えば圧縮空気の力によって液滴吐出ヘッド2に送液される。
なお、本発明において「液状材料」とは、ワーク上に膜を形成するための材料を含み、液滴吐出ヘッド2のノズル25から吐出可能な粘度を有するものである。この場合、材料が水性であると油性であるとを問わない。また、ノズル25から吐出可能な流動性(粘度)を備えていれば十分で、固体物質が分散していても全体として流動体であればよい。すなわち、液状材料は、色要素膜の構成材料が溶媒中に溶解または分散されてなるものであって、溶液であっても分散液(サスペンションやエマルション)であってもよい。
本実施形態における液状材料111は、基板10Aの色要素領域18に色要素膜であるフィルタ膜114を形成するための顔料が有機溶剤中に溶解または分散してなる有機溶剤インクである。
ステージ移動機構108およびキャリッジ移動機構104の作動は、制御手段112により制御される。なお、制御手段112の詳細な構成および機能は、後述する。
ステージ106は、水平な平面を有し、基板10Aをその平面上に固定、または保持できるように構成されている。本実施形態の基板10Aは、液晶表示装置のカラーフィルタ基板10を製造するための基板である。
ステージ移動機構108は、ステージ106を移動させるボールねじ109と、このボールねじ109を回転駆動するステッピングモータ110とを有している。図示の構成では、ステッピングモータ110の出力軸にボールねじ109が直接に連結されているが、両者の間に減速機を設けてもよい。
キャリッジ移動機構104およびステージ移動機構108の作動によって、ステージ106上の基板10Aと、液滴吐出ヘッド2との相対位置が変わるので、基板10Aに対し液滴吐出ヘッド2を相対的に走査することができる。
描画装置1は、ステージ移動機構108の作動により、ステージ106上に保持された基板10Aを移動させ、液滴吐出ヘッド2の下を通過させつつ、液滴吐出ヘッド2のノズル25から液状材料111の液滴を吐出して、基板10A上の色要素領域18に着弾させるように作動する。すなわち、ステージ106の移動方向がスキャン方向(相対移動方向)となる。
また、上記動作を、キャリッジ移動機構104を作動して液滴吐出ヘッド2の位置を変えて複数回行うことによって、基板10Aの幅が液滴吐出ヘッド2の幅より大きい場合でも、基板10Aの全面に対して描画を行うことができる。
図2は、図1に示す描画装置1における液滴吐出ヘッド2と、基板10Aとを示す図である。図2では、便宜上、液滴吐出ヘッド2を下側から見た図と、基板10Aを上側から見た図とを一緒に示している。
図2に示す基板10Aは、ストライプ配列のカラーフィルタ基板10を製造するためのものである。この基板10Aは、ガラス基板12上に、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色の多数の色要素領域(サブピクセル)18がバンク13により区画形成されたものである。各色要素領域18は、ほぼ長方形をなしている。この基板10Aは、色要素領域18の長辺方向がスキャン方向に直行するような姿勢でステージ106上に保持される。
色要素領域18の短辺方向には、R、G、Bの3色の色要素領域18がこの順に繰り返し配列されており、長辺方向には、色要素領域18が各色ごとに分かれた列をなして配列されている。短辺方向に並ぶ一組の色要素領域18は、カラーフィルタ基板10における一画素分に相当する。
液滴吐出ヘッド2のノズル面(ノズルプレート128)には、多数のノズル(ノズル孔)25が並んで形成され、ノズル列をなしている。図示の構成では、液滴吐出ヘッド2は、ノズル列がスキャン方向と直交するような姿勢で設置されているが、ノズル列がスキャン方向に対し傾斜する姿勢で設置されていてもよい。
図示の構成では、液滴吐出ヘッド2のノズルピッチは、171μmである。色要素領域18の長辺方向の配列ピッチは、ノズルピッチと同じく171μmである。描画動作時には、各ノズル25は、各色要素領域18の長辺方向の中央を通過する。
色要素領域18の短辺方向の配列ピッチは、57μmであり、よって、各色ごとの色要素領域18の短辺方向の配列ピッチは、その3倍の171μmである。
また、色要素領域18の短辺方向の幅は、39μmである。
図3は、図1に示す描画装置1における液滴吐出ヘッド2を示す図であり、(a)が斜視図、(b)が断面側面図である。以下、図3を参照して、液滴吐出ヘッド2の内部構成について説明する。
図3(a)および(b)に示すように、液滴吐出ヘッド2は、インクジェットヘッドである。より具体的には、液滴吐出ヘッド2は、振動板126と、ノズルプレート128とを備えている。振動板126と、ノズルプレート128との間には、孔131を通って供給される液状材料111が常に充填される液たまり129が位置している。
また、振動板126と、ノズルプレート128との間には、複数の隔壁122が位置している。そして、振動板126と、ノズルプレート128と、1対の隔壁122とによって囲まれた部分がキャビティ120である。キャビティ120はノズル25に対応して設けられているため、キャビティ120の数とノズル25の数とは同じである。キャビティ120には、1対の隔壁122間に位置する供給口130を介して、液たまり129から液状材料111が供給される。
振動板126上には、それぞれのキャビティ120に対応して、キャビティ120内に充填された液状材料111の圧力を変化させる駆動素子としての振動子124が位置する。振動子124は、ピエゾ素子124Cと、ピエゾ素子124Cを挟む1対の電極124A、124Bと、を含む。この1対の電極124A、124Bとの間に駆動電圧を与えることで、対応するノズル25から液状材料111が吐出される。
制御手段112は、複数の振動子124のそれぞれに互いに独立に信号を与えるように構成されていてもよい。つまり、ノズル25から吐出される液状材料111の体積が、制御手段112からの信号に応じてノズル25毎に制御されてもよい。
なお、液滴吐出ヘッド2は、図示のような圧電アクチュエータを駆動素子とするものに限らず、静電アクチュエータを用いるものや、電気熱変換素子を用いて液状材料111の熱膨張を利用して液滴を吐出する構成のものであってもよい。
次に、制御手段112の構成を説明する。図4に示すように、制御手段112は、入力バッファメモリ200と、記憶手段202と、処理部204と、走査駆動部206と、ヘッド駆動部208と、キャリッジ位置検出手段302と、ステージ位置検出手段303とを備えている。
バッファメモリ200と処理部204とは相互に通信可能に接続されている。処理部204と記憶手段202とは、相互に通信可能に接続されている。処理部204と走査駆動部206とは相互に通信可能に接続されている。処理部204とヘッド駆動部208とは相互に通信可能に接続されている。また、走査駆動部206は、キャリッジ移動機構104およびステージ移動機構108と相互に通信可能に接続されている。同様にヘッド駆動部208は、複数の液滴吐出ヘッド2のそれぞれと相互に通信可能に接続されている。
入力バッファメモリ200は、外部情報処理装置から、液状材料111の液滴を吐出する位置に関するデータ、すなわち描画パターンデータを受け取る。入力バッファメモリ200は、この描画パターンデータを処理部204に供給し、処理部204は、描画パターンデータを記憶手段202に格納する。記憶手段202は、RAM、磁気記録媒体、光磁気記録媒体等で構成される。
キャリッジ位置検出手段302は、キャリッジ105、すなわち液滴吐出ヘッド2の位置(移動距離)を検出し、その検出信号を処理部204へ入力する。
ステージ位置検出手段303は、ステージ106、すなわち基板10Aの位置(移動距離)を検出し、その検出信号を処理部204へ入力する。
キャリッジ位置検出手段302、ステージ位置検出手段303は、例えばリニアエンコーダ、レーザー測長器等で構成される。
処理部204は、キャリッジ位置検出手段302およびステージ位置検出手段303の検出信号に基づき、走査駆動部206を介して、キャリッジ移動機構104およびステージ移動機構108の作動を制御(クローズドループ制御)し、液滴吐出ヘッド2の位置と、基板10Aの位置とを制御する。
さらに、処理部204は、ステージ移動機構108の作動を制御することにより、ステージ106すなわち基板10Aの移動速度を制御する。
また、処理部204は、前記描画パターンデータに基づいて、吐出タイミング毎のノズル25のオン・オフを指定する選択信号SCをヘッド駆動部208へ与える。ヘッド駆動部208は、選択信号SCに基づいて、液状材料111の吐出に必要な吐出信号ESを液滴吐出ヘッド2に与える。この結果、液滴吐出ヘッド2における対応するノズル25から、液状材料111が液滴として吐出される。
制御手段112は、CPU、ROM、RAMを含んだコンピュータであってもよい。この場合には、制御手段112の上記機能は、コンピュータによって実行されるソフトウェアプログラムによって実現される。もちろん、制御手段112は、専用の回路(ハードウェア)によって実現されてもよい。
次に制御手段112におけるヘッド駆動部208の構成と機能を説明する。
図5(a)に示すように、ヘッド駆動部208は、1つの駆動信号生成部203と、複数のアナログスイッチASとを有する。図5(b)に示すように、駆動信号生成部203は、駆動信号DSを生成する。駆動信号DSの電位は、基準電位Lに対して時間的に変化する。具体的には、駆動信号DSは、吐出周期EPで繰り返される複数の吐出波形Pを含む。ここで、吐出波形Pは、ノズル25から1つの液滴を吐出するために、対応する振動子124の一対の電極間に印加されるべき駆動電圧波形に対応する。
駆動信号DSは、アナログスイッチASのそれぞれの入力端子に供給される。アナログスイッチASのそれぞれは、ノズル25のそれぞれに対応して設けられている。つまり、アナログスイッチASの数とノズル25の数とは同じである。
処理部204は、ノズル25のオン・オフを表す選択信号SCを、アナログスイッチASのそれぞれに与える。ここで、選択信号SCは、アナログスイッチAS毎に独立にハイレベルおよびローレベルのどちらかの状態を取り得る。一方、アナログスイッチASは、駆動信号DSと選択信号SCとに応じて、振動子124の電極124Aに吐出信号ESを供給する。具体的には、選択信号SCがハイレベルの場合には、アナログスイッチASは電極124Aに吐出信号ESとして駆動信号DSを伝播する。一方、選択信号SCがローレベルの場合には、アナログスイッチASが出力する吐出信号ESの電位は基準電位Lとなる。振動子124の電極124Aに駆動信号DSが与えられると、その振動子124に対応するノズル25から液状材料111が吐出される。なお、それぞれの振動子124の電極124Bには基準電位Lが与えられている。
図5(b)に示す例の場合には、2つの吐出信号ESのそれぞれにおいて、吐出周期EPの2倍の周期2EPで吐出波形Pが現れるように、2つの選択信号SCのそれぞれにおいてハイレベルの期間とローレベルの期間とが設定されている。これによって、対応する2つのノズル25のそれぞれから、周期2EPで液状材料111が吐出される。また、これら2つのノズル25に対応する振動子124のそれぞれには、共通の駆動信号生成部203からの共通の駆動信号DSが与えられている。このため、2つのノズル25からほぼ同じタイミングで液状材料111が吐出される。
本実施形態の描画装置1は、赤色(R)の液状材料111の液滴をRの色要素領域18に付与するものである。緑色、青色については、別個に用意された同様の描画装置1を用いて、液状材料111がG、Bの色要素領域にそれぞれ付与される。
本発明では、このような描画装置1において、液滴吐出ヘッド2に対して基板10Aを移動させつつ、液滴吐出ヘッド2のノズル25からRの色要素領域18へ向けて液状材料111の液滴を繰り返し吐出して描画するに際し、基板10Aの移動速度を周期的に変動(振動)させるとともに、基板10Aの移動速度が基板10Aの平均移動速度(スキャンスピード)より遅くなっているときにノズル25から液滴を吐出するように制御することを特徴とする。
基板10Aの移動速度を周期的に変動させる方法として、描画装置1では、ステージ移動機構108のステッピングモータ110の回転角を精密に制御することにより、ステッピングモータ110の回転速度自体を周期的に変動させる方法を採用している。ステッピングモータ110の回転角度と基板10Aの移動距離は比例するので、この方法により、基板10Aの移動速度を周期的に変動させることができる。
本実施形態では、基板10Aの移動速度の変動周波数は、100Hzであり、基板10Aの平均移動速度(スキャンスピード)は、17.1mm/secである。また、液滴吐出ヘッド2に対し基板10Aの移動方向に平均移動速度と同じ17.1mm/secで等速直線運動する系から見たときの基板10Aの振動の振幅は、15μmである。
また、液滴を着弾させるべき同色の色要素領域18の、スキャン方向の配列ピッチは、171μmである。
また、同一のノズル25から液滴を繰り返し吐出するときの最大吐出周波数は、5kHzである。
図6は、比較例における液滴着弾分解能を説明するための平面図、図7は、図6中のX−X線断面図、図8は、本発明における液滴着弾分解能を説明するための平面図、図9は、図8中のY−Y線断面図である。図6および図8中の黒塗りの多数の菱形は、それぞれ、ノズル25から吐出周波数5kHzで液滴を吐出した場合の着弾液滴の中心位置を示す。
本発明の作用効果を理解し易くするため、まず、図6および図7を参照して、比較例(従来例)について説明する。
比較例では、基板10Aを17.1mm/secで等速直線運動させること以外は、本発明の描画装置1と同じ条件でRの色要素領域18に液状材料111の液滴を着弾させるものとする。
この場合、液滴着弾分解能は、基板10Aの移動速度17.1mm/secを最大吐出周波数5kHzで除算して得られ、3.4μmとなる。すなわち、比較例では、図6に示すように、3.4μmピッチで等間隔に液滴を着弾させることができる。
しかしながら、混色リスクを回避するためには、着弾した液滴113がバンク13に乗り上げないように液滴113を色要素領域18内に配置する必要がある。このため、着弾した液滴113の底面直径が28μmであるとした場合には、図6および図7に示すように、色要素領域18の中心付近の4滴のみ配置可能である。すなわち、1スキャンで一つの色要素領域18に吐出可能な液滴113の数は、4滴である。
フィルタ膜114の必要な膜厚を確保するため、一つの色要素領域18内に付与しなければならない液状材料111の量、すなわち液滴113の数が決まってくるが、本実施形態の場合には、一つの色要素領域18内に7滴の液滴113を着弾させる必要がある。しかしながら、比較例の場合には、上述したように1スキャンで4滴しか着弾させることができないので、7滴着弾させるには、2スキャンの描画動作を要する。
これに対し、本発明では、基板10Aの移動速度を周期的に変動(振動)させることにより、図8に示すように、液滴着弾分解能が密になるところと、疎になるところとがスキャン方向に沿って周期的に現れ、液滴着弾分解能が密になっているところでノズル25から液滴を吐出するようにする。
基板10A上における液滴着弾分解能の疎密の波長は、基板10Aの平均移動速度を、移動速度の変動周波数で除算して得られ、本実施形態では、17.1mm/secを100Hzで割って、171μmとなり、Rの色要素領域18のスキャン方向の配列ピッチと一致している。よって、液滴着弾分解能が密のところをRの色要素領域18の位置に合わせることにより、液滴着弾分解能が密のところのみを用いてRの色要素領域18に液滴を着弾させることができる。
このような構成により、本発明では、着弾時の底面直径が比較例と同じ28μmの液滴113を配置する場合、図8および図9に示すように、1スキャンで一つの色要素領域18に7滴の液滴113をバンク13に乗り上げさせることなく吐出可能となる。よって、1スキャンで必要な数の液滴113をRの色要素領域18の各々に着弾させることができ、かつ、基板10Aの平均移動速度は落としていないから1スキャンの時間は同じなので、比較例と比べて、描画に要する時間をほぼ半分に短縮することができ、生産効率を大幅に向上させることができる。また、ノズル25からの液滴の吐出周波数を無理に上げる必要もないので、着弾精度が落ちることもない。
以上説明した実施形態においては、液滴を吐出するとき、液滴吐出ヘッド2を停止しておき、基板10A(ステージ106)のみを移動させる構成であったが、本発明では、液滴を吐出するとき、液滴吐出ヘッド2と基板10Aとの双方が移動するものでもよいし、基板10Aを停止しておき液滴吐出ヘッド2のみが移動するものでもよい。
また、液滴吐出ヘッド2と基板10Aとの相対速度を周期的に変動させる方法も、いかなる方法でもよい。
例えば、ステージ移動機構108の駆動源としてサーボモータを用いる場合、従来は、所定の負荷でステージ106が等速直線運動するようにサーボゲイン等を調整しているが、負荷(被移動物の重量)や、サーボゲイン、フィードバック信号の遅延量などを調整することにより、移動中のステージ106を意図的に振動させることができ、これにより、液滴吐出ヘッド2と基板10Aとの相対速度を周期的に変動させるようにしてもよい。
あるいは、ステージ移動機構108によって基板10Aを等速直線運動させ、液滴吐出ヘッド2を例えば圧電素子等の振動素子を用いてスキャン方向に微小振動させることにより、両者の相対速度を周期的に変動させるようにしてもよい。
なお、図8および図9に示す例は、前述したように、液滴吐出ヘッド2と基板10Aとの平均相対速度と同じ速度で等速直線運動する系から見たときの基板10Aの振動の振幅を15μmとしたものであるが、この振幅が大きいほど液滴着弾分解能の疎密の度合いが大きくなっていき、より多数の液滴を色要素領域18内に着弾させることができる。
また、基板10A上における液滴着弾分解能の疎密の波長は、前述したように液滴吐出ヘッド2と基板10Aとの平均相対速度v[mm/sec]を、相対速度の変動周波数n[Hz]で除算して得られる。よって、相対速度の変動周波数n[Hz]を変えることにより、液滴着弾分解能の疎密の波長が変わるので、色要素領域18の配列ピッチp[μm]がいかなる大きさの基板であっても対応することができる。
また、液滴着弾分解能の疎密の波長v/n[μm]の値を、色要素領域18の配列ピッチp[μm]の値と同じとするばかりでなく、色要素領域18の配列ピッチp[μm]の倍数と同じにしてもよい。
また、ノズル25からの液滴の最大吐出周波数をw[Hz]、液滴吐出ヘッド2と基板10Aとの相対速度の変動周波数をn[Hz]としたとき、両者の大小関係としては、1≦w/n≦50000程度であるのが好ましく、2≦w/n≦200程度であるのがより好ましい。
図10は、描画装置1を用いて基板10Aの色要素領域18に液状材料111を付与する工程を経て製造されたカラーフィルタ基板10の断面図である。
前述したようにして描画装置1によりRの各色要素領域18に赤色の液状材料111を付与したら、基板10Aを図示しない乾燥装置へ搬送する。そして、この乾燥装置内で、Rの各色要素領域18内の液状材料111中の溶媒を蒸発させて乾燥させ、固化または硬化させる。これにより、Rの各色要素領域18上に赤色のフィルタ膜114が形成される。
その後、同様にして、緑色用の描画装置1によりGの各色要素領域18に緑色の液状材料111を付与したら、基板10Aを図示しない乾燥装置へ搬送し、Gの各色要素領域18内の液状材料111中の溶媒を蒸発させて乾燥させ、固化または硬化させることにより、Gの各色要素領域18上に緑色のフィルタ膜114を形成する。
さらに同様にして、青色用の描画装置1によりBの各色要素領域18に青色の液状材料111を付与したら、基板10Aを図示しない乾燥装置へ搬送し、Bの各色要素領域18内の液状材料111中の溶媒を蒸発させて乾燥させ、固化または硬化させることにより、Bの各色要素領域18上に青色のフィルタ膜114を形成する。
その後、基板10Aを図示しないオーブン内に搬送し、このオーブンにて、フィルタ膜114を再加熱(ポストベーク)する。次いで、基板10Aを図示しない保護膜形成装置へ搬送し、この保護膜形成装置にて、フィルタ膜114およびバンク13を覆う保護膜(オーバーコート)20を形成する。保護膜20が形成された後に、乾燥装置にて保護膜20を完全に乾燥させる。さらに、図示しない硬化装置にて保護膜20を加熱して完全に硬化することで、図10に示すカラーフィルタ基板10が得られる。
以上説明したような本発明は、カラーフィルタ基板10の製造に限らず、例えばエレクトロルミネッセンス表示装置のような他種の色要素付き基板の製造にも適用することができる。
図11および図12は、色要素付き基板として、有機エレクトロルミネッセンス表示装置30を製造する方法を示す断面図である。以下、本発明により有機エレクトロルミネッセンス表示装置30を製造する場合について説明するが、前述したカラーフィルタ基板10を製造する場合との相違点を中心に説明し、同様の事項についてはその説明を省略する。
図11に示す基板30Aは、図12に示す有機エレクトロルミネッセンス表示装置30を製造するための基板である。この基板30A上には、ストライプ配列で行列状に並ぶ赤、緑、青の各色の多数の色要素領域38が設けられ、各色要素領域38は、バンク40により囲まれて形成され、ほぼ長方形をなしている。
具体的には、基板30Aは、ガラス基板32と、ガラス基板32上に形成された回路素子層34と、回路素子層34上に形成された複数の画素電極36と、複数の画素電極36の間に形成されたバンク40とを有している。ガラス基板32は、可視光に対して光透過性を有している。複数の画素電極36のそれぞれは、可視光に対して光透過性を有する電極であり、例えば、ITO(Indium-Tin Oxide)電極である。また、複数の画素電極36は、回路素子層34上にマトリクス状に配置されており、それぞれが色要素領域38を規定する。バンク40は、回路素子層34上に形成された無機物バンク402と、該無機物バンク402上に形成された有機物バンク401とで構成されている。
回路素子層34は、ガラス基板32上で所定の方向に延びる複数の走査電極と、複数の走査電極を覆うように形成された絶縁膜42と、絶縁膜42上に位置するともに複数の走査電極が延びる方向に対して直交する方向に延びる複数の信号電極と、走査電極および信号電極の交点付近に位置する複数のスイッチング素子44と、複数のスイッチング素子44を覆うように形成されたポリイミドなどの層間絶縁膜45とを有する層である。それぞれのスイッチング素子44のゲート電極44Gおよびソース電極44Sは、それぞれ対応する走査電極および対応する信号電極と電気的に接続されている。層間絶縁膜45上には複数の画素電極36が位置する。層間絶縁膜45には、各スイッチング素子44のドレイン電極44Dに対応する部位にスルーホール44Vが設けられており、このスルーホール44Vを介して、スイッチング素子44と、対応する画素電極36との間の電気的接続が形成されている。また、バンク40に対応する位置にそれぞれのスイッチング素子44が位置している。
このような基板30Aは、公知の製膜技術とパターニング技術とを用いて製造することができる。なお、各画素電極36のそれぞれの上に、対応する正孔輸送層37を形成してもよい。正孔輸送層37が、画素電極36と、後述の発光膜214との間に位置すれば、エレクトロルミネッセンス表示装置の発光効率が高くなる。
上記のようにして色要素領域38が形成された基板30Aに対し、前述したカラーフィルタ基板10の場合と同様に、本発明の描画装置1を用いて、Rの各色要素領域38に対し、赤色の有機発光材料を含む液状材料211を付与する。そして、乾燥装置においてこの液状材料211中の溶媒を蒸発させて乾燥することにより、Rの色要素領域38上に赤色の発光膜214が形成される。これを、G、Bの色要素領域38に対しても繰り返し行うことにより、G、Bの色要素領域38に緑色、青色の発光膜214をそれぞれ形成する。
次に、発光膜214およびバンク40を覆うように対向電極46を設ける。対向電極46は陰極として機能する。その後、封止基板48と基板30Aとを、互いの周辺部で接着することで、図12に示す有機エレクトロルミネッセンス表示装置30が得られる。なお、封止基板48と基板30Aとの間には不活性ガス49が封入されている。
有機エレクトロルミネッセンス表示装置30において、発光膜214から発光した光は、画素電極36と、回路素子層34と、ガラス基板32と、を介して射出する。このように回路素子層34を介して光を射出するエレクトロルミネッセンス表示装置は、ボトムエミッション型の表示装置と呼ばれる。
以上、液晶表示装置のカラーフィルタ基板やエレクトロルミネッセンス表示装置のような電気光学装置の製造に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、これらに限定されず、例えば、プラズマ表示装置の背面基板や、電子放出素子を備えた画像表示装置(SED(Surface-Conduction Electron-Emitter Display)またはFED(Field Emission Display)と呼ばれることもある)のような他の電気光学装置の製造にも適用することができる。
<本発明の電子機器の実施形態>
前述したような方法で製造されたカラーフィルタ基板10を備えた液晶表示装置や、前述したような方法で製造されたエレクトロルミネッセンス表示装置等の画像表示装置1000は、各種電子機器の表示部に用いることができる。
図13は、本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図である。
この図において、パーソナルコンピュータ1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このパーソナルコンピュータ1100においては、表示ユニット1106が画像表示装置1000を備えている。
図14は、本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。
この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206とともに、画像表示装置1000を表示部に備えている。
図15は、本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、画像表示装置1000が表示部に設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、被写体を電子画像として表示するファインダとして機能する。
ケースの内部には、回路基板1308が設置されている。この回路基板1308は、撮像信号を格納(記憶)し得るメモリが設置されている。
また、ケース1302の正面側(図示の構成では裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッタボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、回路基板1308のメモリに転送・格納される。
また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示のように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニタ1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピュータ1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、回路基板1308のメモリに格納された撮像信号が、テレビモニタ1430や、パーソナルコンピュータ1440に出力される構成になっている。
なお、本発明の電子機器は、上述したパーソナルコンピュータ(モバイル型パーソナルコンピュータ)、携帯電話機、ディジタルスチルカメラの他にも、例えば、テレビや、ビデオカメラ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、ラップトップ型パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニタ、電子双眼鏡、POS端末、タッチパネルを備えた機器(例えば金融機関のキャッシュディスペンサー、自動券売機)、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電表示装置、超音波診断装置、内視鏡用表示装置)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレータ、その他各種モニタ類、プロジェクター等の投射型表示装置等に適用することができる。
以上、本発明の描画方法、描画装置、電気光学装置および電子機器を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
本発明の描画装置の実施形態を示す断面側面図。 図1に示す描画装置における液滴吐出ヘッドと、基板とを示す図。 図1に示す描画装置における液滴吐出ヘッドを示す図であり、(a)が斜視図、(b)が断面側面図。 図1に示す描画装置における制御手段の構成を示すブロック図。 (a)はヘッド駆動部を示す模式図、(b)はヘッド駆動部における駆動信号、選択信号および吐出信号を示すタイミングチャート。 比較例における液滴着弾分解能を説明するための平面図。 図6中のX−X線断面図。 本発明における液滴着弾分解能を説明するための平面図。 図8中のX−X線断面図。 本発明の描画装置を用いて基板の色要素領域に液状材料を付与する工程を経て製造されたカラーフィルタ基板の断面図。 本発明により色要素付き基板として有機エレクトロルミネッセンス表示装置を製造する方法を示す断面図。 本発明により色要素付き基板として有機エレクトロルミネッセンス表示装置を製造する方法を示す断面図。 本発明の電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピュータの構成を示す斜視図。 本発明の電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図。 本発明の電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図。
符号の説明
1……描画装置 2……液滴吐出ヘッド 25……ノズル 104……キャリッジ移動機構 105……キャリッジ 106……ステージ 108……ステージ移動機構 109……ボールねじ 110……ステッピングモータ 111、211……液状材料 112……制御手段 113……液滴 120……キャビティ 122……隔壁 124……振動子 124A、124B……電極 124C……ピエゾ素子 126……振動板 128……ノズルプレート 129……液たまり 130……供給口 131……孔 200……入力バッファメモリ(バッファメモリ) 202……記憶手段 203……駆動信号生成部 204……処理部 206……走査駆動部 208……ヘッド駆動部 AS……アナログスイッチ DS……駆動信号 SC……選択信号 ES……吐出信号 10A、30A……基板 10……カラーフィルタ基板 12、32……ガラス基板 13……バンク 18、38……色要素領域 20……保護膜 114……フィルタ膜 30……有機エレクトロルミネッセンス表示装置 34……回路素子層 36……画素電極 37……正孔輸送層 40……バンク 401……有機物バンク 402……無機物バンク 42……絶縁膜 44……スイッチング素子 44G……ゲート電極 44S……ソース電極 44D……ドレイン電極 44V……スルーホール 45……層間絶縁膜 46……対向電極 48……封止基板 49……不活性ガス 214……発光膜 302……キャリッジ位置検出手段 303……ステージ位置検出手段 1000……画像表示装置 1100……パーソナルコンピュータ 1102……キーボード 1104……本体部 1106……表示ユニット 1200……携帯電話機 1202……操作ボタン 1204……受話口 1206……送話口 1300……ディジタルスチルカメラ 1302……ケース(ボディー) 1304……受光ユニット 1306……シャッタボタン 1308……回路基板 1312……ビデオ信号出力端子 1314……データ通信用の入出力端子 1430……テレビモニタ 1440……パーソナルコンピュータ

Claims (8)

  1. 液滴吐出ヘッドとワークとを相対的に移動させつつ、前記液滴吐出ヘッドのノズルから前記ワークへ向けて液滴を繰り返し吐出して前記ワークに描画する描画方法であって、
    前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの相対速度を周期的に変動させ、該相対速度が前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの平均相対速度より遅くなっているときに前記ノズルから液滴を吐出することを特徴とする描画方法。
  2. 前記ノズルから液滴を繰り返し吐出するときの最大吐出周波数をw[Hz]、前記相対速度の変動周波数をn[Hz]としたとき、1≦w/n≦50000である請求項1に記載の描画方法。
  3. 前記ワークには、多数の略長方形の色要素領域が行列状に並んで形成されており、
    前記液滴は、前記色要素領域に色要素膜を形成するための液状材料である請求項1または2に記載の描画方法。
  4. 前記相対速度の変動周波数をn[Hz]、前記平均相対速度をv[mm/sec]、前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの相対移動方向についての同色の前記色要素領域の配列ピッチをp[μm]としたとき、v/n[μm]の値がp[μm]の値と同じであるか、またはp[μm]の倍数と同じ値である請求項3に記載の描画方法。
  5. 前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの相対移動方向は、前記色要素領域の短辺方向に平行な方向である請求項3または4に記載の描画方法。
  6. 液滴を吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドと、
    ワークを保持するステージと、
    前記液滴吐出ヘッドと前記ステージとを相対的に移動させる移動手段とを備え、
    前記ノズルから前記ワークへ向けて液滴を繰り返し吐出して前記ワークに描画する描画装置であって、
    前記移動手段は、前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの相対速度が周期的に変動するように両者を相対移動させ、
    前記相対速度が前記液滴吐出ヘッドと前記ワークとの平均相対速度より遅くなっているときに前記ノズルから液滴を吐出することを特徴とする描画装置。
  7. 請求項3ないし5のいずれかに記載の描画方法によって前記ワークの前記色要素領域に付与した液状材料を固化または硬化させて色要素膜を形成してなる色要素付き基板を備えることを特徴とする電気光学装置。
  8. 請求項7に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
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