JP2006200218A - 扉の開度規制機構及び照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】扉の開度規制を簡単に解除できるようにする。
【解決手段】被取着体2aと、被取着体2aに揺動自在に取着された扉9と、被取着体2aと扉9の間に設けられて扉9の開度を規制する開度規制装置16とを備え、開度規制装置16は、扉9に取着されて一方の係合部を有する弾性板17と、被取着体2aに取着されて一方の係合部19と係合する他方の係合部20を有する停止具18とを備え、弾性板17は、外部からの変形操作で弾性変形して一方の係合部19が、扉9の開度規制のために他方の係合部20に係合できる係合可能状態から他方の係合部20と係合しない非係合状態まで変位でき、変形操作を解除することで係合可能状態へ弾性復帰できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、キャビネット本体等の被取着体へ揺動自在に取着した扉の開度を規制する機構及びこの機構を備えた照明装置に関するものである。照明装置は、ミラーキャビネットや水屋、食器棚等を照明するためのものである。
キャビネット本体等の被取着体へ揺動自在に取着した扉の開度を規制する機構には、特許文献1に記載された四節回転機構からなるものがある。この扉の開度規制機構は、被取着体と、被取着体へ揺動自在に取着した扉と、扉に回動自在に一端を連結したアームと、被取着体に回動自在に連結してアームを摺動自在に案内する挿通孔を有するガイドと、アームの他端側に着脱可能に取着したストッパーとを備え、開く方向へ揺動する扉と共に移動するストッパーがガイドに当接することで扉の移動を停止させて開度規制を行うようにしたものである。
ミラーキャビネットの照明装置としては、特許文献2に記載されたものがある。この照明装置は、鏡の一部領域を揺動式の開閉扉とし、開閉扉の裏面側に光源を設け、開閉扉を任意の角度に開けることで光源を前面側へ出没可能とし、照明の方向や光量を変化させるようにしている。
実開平1−142791号公報 実開平1−168912号公報
特許文献1に記載の開度規制機構は、扉を開度規制位置から更に開ける必要があるときには、アームの他端側からストッパーを取り外すと共にガイドの挿通孔からアームを抜き出し、その後に開度規制できる状態に戻すときには、ガイドの挿通孔へアームを差し込むと共にアームの他端側にストッパーを取り付ける必要があり、ストッパーの着脱や、アームの抜き差しに手間を必要とする欠点がある。
特許文献2に記載の照明装置は、光源が露出するために、見栄えが悪く眩しいことがある。そこで、キャビネット内部に光源を設けると共に開閉扉に照明カバーを設けことが考えられるが、光源を照明カバーで覆う範囲で開閉扉を開閉できるようにすると共に、光源の交換等のために光源を照明カバーで覆わない位置まで開閉扉を更に開けることができるようにする課題が生じる。
本発明は従来の前記問題や課題を解決するものであって、扉を開度規制位置から更に開けるときに簡単に開度規制を解除できる扉の開度規制機構を提供すると共に、この扉の開度規制機構を用いた照明装置を提供せんとするものである。
扉の開度規制を簡単に解除できるようにするために本発明が採用した請求項1の手段は、被取着体と、被取着体に揺動自在に取着された扉と、被取着体と扉の間に設けられて扉の開度を規制する開度規制装置とを備えた扉の開度規制機構において、前記開度規制装置は、扉に取着されて一方の係合部を有する弾性板と、被取着体に取着されて一方の係合部と係合する他方の係合部を有する停止具とを備え、該弾性板は、外部からの変形操作で弾性変形して一方の係合部が、扉の開度規制のために他方の係合部に係合できる係合可能状態から他方の係合部と係合しない非係合状態まで変位でき、該変形操作を解除することで係合可能状態へ弾性復帰することを特徴する扉の開度規制機構である。
解除操作が簡単にできるように本発明が採用した請求項2の手段は、前記弾性板は、前記扉の揺動中心線と直交する仮想平面に沿って延びる帯状の板バネ部を備え、該仮想平面に沿って前記一方の係合部が変位する請求項1記載の扉の開度規制機構である。
開度規制のための係合動作が円滑に行えるように本発明が採用した請求項3の手段は、前記一方の係合部は、ローラを有し、扉が開くときに、該ローラが前記被取着体に接触して転動しながら他方の係合部に係合する請求項2記載の扉の開度規制機構である。
嵩張らずに小型化できるようにするために本発明が採用した請求項4の手段は、前記弾性板は、一方の係合部が、前記扉の揺動中心線を含む仮想平面に沿って変位できる請求項1記載の扉の開度規制機構である。
光源を覆う範囲で扉を開閉できるようにすると共に、光源の交換等のために光源を覆わない位置まで扉を更に開けることができるようにするために本発明が採用した請求項5の手段は、請求項1,2,3又は4記載の扉の開度規制機構を備えた照明装置であって、前記被取着体は、前記扉で開閉する手前側の開口部より内部に光源を設け、前記扉は、透光部を有する透光調整具を備え、前記被取着体の内部に透光調整具の透光部を隠蔽する押込み位置と、前記被取着体の手前側に露出させた透光調整具の透光部で前記被取着体の開口部の手前側を覆って開度規制する突出位置との間を揺動できると共に、前記両係合部の係合を解除することで、前記被取着体の開口部の手前側に透光調整具で覆わない開口域を形成する開度規制外位置まで揺動できることを特徴とする照明装置である。
使用状態に応じた最適な光量を選択できるようにするために本発明が採用した請求項6の手段は、前記透光調整具は、第一の透光部及び第二の透光部を備え、前記扉が押込み位置にあるときに、第一の透光部が前記被取着体の手前側に露出して前記被取着体の開口部を覆うと共に、第二の透光部が前記被取着体の内部に隠蔽され、前記扉が突出位置にあるときに、第二の透光部が前記被取着体の手前側に露出する請求項5記載の照明装置である。
開度規制の解除操作が簡単にできるように本発明が採用した請求項7の手段は、前記扉は、前記突出位置に停止しているときに、前記被取着体の開口部との間に形成した隙間を介して、前記被取着体の外部から前記弾性板に対する前記変形操作をできるようにした請求項5又は6記載の照明装置である。
請求項1の発明にあっては、扉が開くに伴い、扉と共に係合可能状態の弾性板が移動して両係合部が係合状態になると扉の回動が規制され、外部から弾性板を変形操作して非係合状態まで弾性板が変形すると両係合部の係合状態を解除して扉を更に開くことができ、そして、弾性板を変形操作しつつ両係合部の係合が可能な位置まで扉を閉じ、変形操作を解除すると弾性板が係合可能状態に弾性復帰して扉の開度を規制する状態にできるので、両係合部を係合可能な状態に自動的に戻すことができる。
請求項2の発明にあっては、帯状の板バネ部を変形操作することで非係合状態へ簡単にできる。
請求項3の発明にあっては、ローラが被取着体に接触して転動しながら他方の係合部に係合するので開度規制のための係合動作が円滑に行える。
請求項4の発明にあっては、扉の揺動中心線を含む仮想平面に沿って弾性板を変位できるようにしてあるため、弾性板を嵩張らずに小型化が可能である。
請求項5の発明にあっては、開度規制機構により扉を突出位置で停止させることができるので、通常の使用状態では、扉を開け過ぎないように最大投光量まで一気に開放することができると共に、弾性板を変形操作して両係合部の係合を解除することで、光源等のメンテナンスを行うことが可能である。
請求項6の発明にあっては、扉が押込み位置のときであっても第一の透光部から光源の光が前面側へ照射され、使用者にとって眩しくない照明が行われ、また扉が突出位置にあるときには、透光調整具の露呈する領域が拡大して手前側へ多くの光量を照射されるようになり、使用状態に応じた最適な光量を選択することが可能である。
請求項7の発明にあっては、突出位置に停止している扉と被取着体の開口部との間に形成した隙間を介して被取着体の外部から弾性板に対する変形操作を行うことで、開度規制の解除操作が簡単にできる。
以下に、本発明の構成を図面に示す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。
(第1の実施の形態)
図1乃至図8は本発明を洗面化粧台1のミラーキャビネット2へ適用した第1の実施の形態に係るものである。図1の図(A)は洗面化粧台1の正面図、図(B)は同側面図、図(C)は中央の扉8及び左右の扉9,9を閉じたときのミラーキャビネット2の平面図、図(D)は同開けたときの平面図である。図2の図(A)は収納庫の扉8及び照明装置34の扉9を閉じたときのミラーキャビネット2の一部を示す横断面平面図であり、図(B)は扉8,9の中間省略した正面図である。図3の図(A)は扉9の横断面平面図、図(B)は同側面図、図(C)は同分解した横断面平面図である。図4の図(A)は扉の開度規制装置の停止具18の拡大した平面図、図(B)は同拡大した側面図である。図5の図(A)は照明装置34の扉9を開けたときのミラーキャビネット2の一部を示す横断面平面図であり、図(B)は扉8,9の中間省略した正面図である。図6は照明装置34の扉9を開度規制位置から開度規制外位置まで更に開けたときのミラーキャビネット2の一部を示す横断面平面図である。図7は扉9の開度規制を解除操作している状態を示す斜視図である。図8は扉9の開度規制を解除した状態を示す一部破断した斜視図である。
洗面化粧台1は、図1に示す如く、洗面キャビネット6の上面側に洗面器7が配設されており、その奥部には壁面に密着して取り付けられるミラーキャビネット2が載置固定されている。ミラーキャビネット2は、主鏡3が中央に配設されており、その両サイドに副鏡4A,4Bが配設されている。これらの各鏡3,4A,4Bは、それぞれミラーキャビネット2の開口部2bを覆う扉8及び9の表面側に備えられており、各扉8及び9は縦方向の一端側を枢軸として揺動方式で開閉自在となっている。そして、中央の扉8の背面側は消耗品や小物品等の収納空間28となっており、左右の扉9,9の背面側は蛍光灯等の光源12の設置空間29となっている。ミラーキャビネット2は、光源12及び扉9からなる照明装置34を左右に備え、収納空間28及び扉9からなる収納庫を中央に備えている。収納庫の扉8は、本実施例では、揺動自在に軸支した基板部11に主鏡3を取り付けてある。なお、ミラーキャビネット2は、左右いずれか一方の照明装置34のみを備えることもある。
前記照明装置34の扉9は、図2に示す如く、押込み位置で手前側へ露出している第一の扉部9aと、突出位置(図5及び図6の状態)でミラーキャビネット本体の手前側へ露出する第二の扉部9bとで形成されており、しかも両扉部9a,9bが第一の透光部14又は第二の透光部15を有しているので、押込み位置のときであっても前記第一の透光部14から光源12の光が前面側へ照射され、使用者にとって眩しくない照明が行われるようになっている。本実施例の扉9は、基板部10の主鏡3寄りに透光調整具13が取り付けられている。また扉9は、図示省略したが、基板部10の主鏡3寄りの一部(例えば、上下の小口板部の間又は縦方向の中間)を切除し、切除部に透光調整具13を取り付けることもある。透光調整具13は、副鏡4A,4Bと面一の表面側に露呈して位置する第一の透光部14と、内部の湾曲面状に形成された第二の透光部15とで構成されている。つまり、透光調整具13は、第一の扉部9aの第一の透光部14と、第二の扉部9bの第二の透光部15とを兼用している。その光を透過する度合いは、光源12の明るさ等を考慮して決定されるようになっており、第一の透光部14と第二の透光部15の板厚みを変えたり、材料を変えることで実現可能である。第二の透光部15は、適度の弾性を有し、扉9が突出位置(図5の状態)のときに、ミラーキャビネット本体の手前側へ露出しないで設置空間29内に位置する縁部15aを後述する区画板31に弾性力で圧接させて、区画板31との間に光が漏れ出す隙間を形成しないようになっている。
前記ミラーキャビネット2は、図2に示す如く、扉9が取着する被取着体であるミラーキャビネット本体2aと各扉9の間に、各扉9の開度を規制する開度規制装置16が設置されている。開度規制装置16は、扉9に一端側が取着されて他端側に一方の係合部19を有する弾性板17と、ミラーキャビネット本体の収納空間28と光源12の設置空間29との間を区画する区画板31に取着され、一方の係合部19と係合する他方の係合部20を有する停止具18とを備えている。弾性板17は、長尺の一枚のプラスチック板やバネ鋼板等の板材から成形され、その先端に形成した軸受部19a(図3(B)及び図8参照)にローラ19b,19bが回動自在に取り付けられており、その途中に幅広部分が形成された解除手段17aが設けられている。
前記停止具18は、図4及び図5に示す如く、他方の係合部20が、一方の係合部19の軸受部19aと係合する手前側のフック部20aと、一方の係合部19のローラ19b,19bが乗り越える奥側の山型突起部20b,20bとを備えている。フック部20aは、扉9が手前側へ開くのを規制するものであり、突起部20b,20bは、蝶番32の弾性復帰力で閉まる方向へ付勢されている扉9が揺動するのを規制するものであって、蝶番32の弾性復帰力で扉9の閉まる方向へ移動しようとするローラ19b,19bが係合し、また、蝶番32の弾性復帰力より更に強い力で使用者が扉9の閉まる方向へ強制操作したときに、ローラ19b,19bが乗り越えるように形成してある。なお、弾性復帰力のない蝶番32を用いた場合であっても、停止具18は、他方の係合部20に突起部20b,20bを備えることで、開度規制位置に一方の係合部19を停止させて扉9の揺動を規制することができる。
前記一方の係合部19は、扉9が開閉するきに、ローラ19b,19bがミラーキャビネット2の区画板31に接触して転動すると共に山型の突起部20b,20bに転動しながら乗り越えることで、開度規制のための係合動作とその解除動作とが円滑に行えるようになっている。
前記弾性板17は、図5に示す如く、前記扉9の揺動中心線と直交する仮想平面(本例は水平面)に沿って延びる帯状の板バネ部17bを備え、仮想平面に沿って一方の係合部19が変位するようになっている。弾性板17は、解除手段17a(図3の図(B),図8参照)に対する外部からの変形操作で弾性変形して一方の係合部19が、扉9の開度規制のために他方の係合部20に係合できる係合可能状態(図5の図(A)参照)から他方の係合部20と係合しない非係合状態(同図の二点鎖線で示す状態)まで変位でき、解除手段17aに対する該変形操作を解除することで係合可能状態へ弾性復帰できるようになっている。
前記開度規制装置16は、図5に示す如く、扉9が開くに伴い、扉9と共に係合可能状態の弾性板17が移動して両係合部19,20が係合状態になると扉9の揺動が規制され、図7及び図8に示すように外部から弾性板9の解除手段17a(図3の図(B),図8参照)に対する変形操作で非係合状態まで弾性板19が変形すると両係合部19,20の係合状態を解除して図6に示すように扉19を更に開くことができ、そして、弾性板19を変形操作しつつ両係合部19,20の係合が可能な位置まで扉19を閉じ、逆に、解除手段17aに対する変形操作を解除すると弾性板17が係合可能状態に弾性復帰して扉9の開度を規制する状態にできる。
前記停止具18は、図4及び図5に示す如く、半円状の案内具33,33を併設し、扉9の開閉にともない移動する第二の透光部15を案内具33,33で案内して、他方の係合部20に第二の透光部15を接触させないようにしてある。なお、案内具33は、停止具18と別体に形成して、区画板31に取着することもある。
次に、以上のように構成された照明装置34を備えたミラーキャビネット2の使用態様を説明する。先ず、図1の図(A)〜図(C)及び図2の図(A),(B)に示すように、扉8及び9が閉じられている押込み位置にあるときは、その手前側に取り付けられた主鏡3とその左右の副鏡4A,4Bとは面一状態であり、鏡面を幅広く使用することが可能である。このとき、左右の照明装置34,34は、光源12,12の光が、主鏡3と、その左右の副鏡4A,4Bとの間の第一の透光部14,14を通じて表面側へ照射され、主鏡3の前へ立った使用者を照明することができる。このときの透光量は、最小透光量であり、眩しいものではない。
そして、この状態から更に光量を増加させたい場合は、図5に示すように、照明装置34の扉9を手前側へ引き出し、所望する光量が得られる開度規制位置まで開ける。これにより、光源12の光が透光調整具13の第一の透光部14及び第二の透光部15から正面側へ照射され、主鏡3の前の使用者を照明するようになる。このように第一の透光部14,14とこれに連続する第二の透光部15,15とから光源12,12の光が主鏡3の前の使用者に対して照射されるので、化粧等を行うに際して十分な光量を得ることが可能であり、また光量を使用者が任意に設定することが可能である。なお、各照明装置34は、扉9を、開度規制装置16の一方の係合部19が他方の係合部20に係合する位置まで開いた突出位置のときが最大透光量の位置である。またこのとき、扉9は、基板部10と透光調整具13で囲まれた上下端面側は自由空間Sとなっており、同図の図(B)に示すように、当該自由空間Sから上下方向へも光源12の光が照射され、洗面化粧台1の周囲を明るく照明することが可能である。
更に、副鏡4Aが取り付けられた扉9を開放した突出位置の状態から主鏡3が取り付けられた扉8を開放(図示略)すると、前記光源12の光が透光調整具13を通じて消耗品や小物品等の収納空間28へ照射され、収納空間28へのこれらの物品の出し入れが便利である。なお、扉9が閉じられた押込み位置にあるときであっても、主鏡3が取り付けられた扉8を開放すると、透光調整具13の第二の透光部15の一部が側面側から露呈し、収納空間28を照明するので、小物品などの出し入れに便利である。
また、図5及び図7に示す状態において、下方の前記自由空間Sから挿入した指先で開度規制装置16の解除手段17aを把持して一方の係合部19と他方の係合部20との係合を解放させると、扉9を前記停止位置から図6及び図8に示すように、キャビネット2の開口部2bの手前側に透光調整具13で覆わない開口域を形成する開度規制外位置まで揺動させることができる。そのため、照明装置34の設置空間29内に設置された光源12の点検及び交換のメンテナンス作業や透光調整具13の裏面側等の清掃作業を行うことが可能である。
ところで、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例えば、洗面化粧台1のミラーキャビネットの照明以外にも、収納棚、水屋等へ適用することが可能である。また扉9の表面側には、副鏡4Aを設けることが好ましいが、副鏡4Aの代わりに表面化粧板を設けてもよく、何も設けなくてもよい。
(第2の実施の形態)
図9乃至図10は本発明に係る照明装置41の第2の実施の形態に係るものである。図9の図(A)は扉9を閉じたときの照明装置41を示す横断面平面図であり、図(B)は同状態の開度規制装置46を拡大して示す側面図、図(C)は扉9を開度規制位置まで開いた状態を示す横断面平面図、図(D)は同状態の開度規制装置46を拡大して示す側面図である。図10の図(A)は扉9を開度規制位置から開度規制外位置まで更に開けたときの照明装置41を示す横断面平面図、図(B)は同状態の開度規制装置46を拡大して示す側面図である。
本実施例の形態に係る照明装置41が前記第1の実施の形態に係る照明装置34と大きく相違する点は、開度規制装置46であり、開度規制装置46の弾性板47を、扉9の揺動中心線を含む仮想平面(本例は垂直面)に沿って一方の係合部を変位(本例は上下移動)させるようにしたことである。扉9,光源12及び透光調整具13等は前記第1の実施の形態と実質的に同一であり、本実施例の形態において、前記第1の実施の形態と同一の符号は同一構成部材等を示す。
前記ミラーキャビネット42は、扉9が取着する被取着体であるミラーキャビネット本体42aと各扉9の間に、扉9の開度を規制する開度規制装置46が設置されている。前記開度規制装置46は、扉9に一端側が取着されて他端側(自由端側)に一方の係合部49を有する片持ち状態の弾性板47と、キャビネット本体42aに取着され、一方の係合部49と係合する他方の係合部50を有する停止具48とを備えている。弾性板47は、プラスチック板やバネ鋼板等の板材から成形され、一方の係合部49の奥側のフック部49aと手前側の山型の突起部49bを一体的に形成してある。他方の係合部50は、固定ピン又はローラ等から形成され、扉9が閉じているときには、一方の係合部49と係合することはなく( 図9の図(A)(B)参照)、開く扉9と共に弾性板47が移動したときには、一方の係合部49の手前側の突起部49bに接触して弾性板47を押圧変形させて突起部49bを乗り越えた後に、奥側のフック部49aと係合して扉9を規制位置に停止させる( 同図の図(C)(D)参照)。係合状態の一方の係合部49及び他方の係合部50は、一方の係合部49の突起部49bとフック部49aの間に他方の係合部50が位置するため、扉9を開度規制位置に停止維持せることができる。なお、一方の係合部49は、突起部49bを省略して、フック部49aのみとすることも可能である。
照明装置41の設置空間29内に設置された光源12の点検及び交換のメンテナンス作業や透光調整具13の裏面側等の清掃作業を行うときには、規制位置に停止している弾性板47を自由空間S(開いた扉9とキャビネット本体42aの開口部42bとの間に形成される空間)から挿入した指先で押圧操作し、弾性板47の弾性変形で変位する一方の係合部49のフック部49aと他方の係合部50との係合を解除して非係合状態にし、その後に非係合状態のまま扉9を、キャビネット本体42aの開口部42bの手前側に透光調整具13で覆わない開口域を形成する開度規制外位置まで揺動させることができる(図10参照)。
メンテナンス作業等が終了したならば、他方の係合部50に一方の係合部49が接近するまで扉9を閉じ、自由空間Sから挿入した指先で弾性板47を押圧操作し、弾性板47の弾性変形で変位する一方の係合部49のフック部49aと他方の係合部50とを係合可能な状態にしたまま扉9を更に閉じて、押圧操作を解放することで、弾性板47を弾性復帰させて両係合部49,50を係合可能状態にする。
前記開度規制装置46は、本例の場合には扉9とキャビネット本体42aの間の下方に設置してあるが、扉9とキャビネット本体42aの間の上方に設置することも可能である。開度規制装置46は、扉9の揺動中心線を含む仮想平面(本例は垂直面)に沿って弾性変形する弾性板47を用いることで、弾性板47を嵩張らずに小型化が可能である。
(第3の実施の形態)
図11は本発明の第3の実施の形態に係るものであり、図(A)は洗面化粧台55の正面図、図(B)は同側面図、図(C)はミラーキャビネット2の扉9,9を開いたときの側面図である。この実施の形態では、第1の実施形態におけるミラーキャビネット2を洗面台の上に横置きに載置し、上下方向の中央に扉8が位置するようにし、扉8の上下に扉9,9が位置するように配置している。その他の構成並びに作用効果は、前記第1の実施の形態の場合と同じである。
なお、本実施の形態において、扉9の開度を規制する開度規制装置は、第1の実施の形態に係る開度規制装置16又は第2の実施の形態に係る開度規制装置46が用いられる。
本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は洗面化粧台1の正面図、図(B)は同側面図、図(C)は中央の扉及び左右の扉を閉じたときのミラーキャビネットの平面図、図(D)は同開けたときの平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は各扉を閉じたときのミラーキャビネットの一部を示す横断面平面図であり、図(B)は扉の中間省略した正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は扉の横断面平面図、図(B)は同側面図、図(C)は同分解した横断面平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は扉の開度規制装置の停止具の拡大した平面図、図(B)は同拡大した側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るものであり、図(A)は扉を開けたときのミラーキャビネットの一部を示す横断面平面図であり、図(B)は扉の中間省略した正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るものであり、扉を開度規制位置から開度規制外位置まで更に開けたときのミラーキャビネットの一部を示す横断面平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るものであり、扉の開度規制を解除操作している状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るものであり、扉の開度規制を解除した状態を示す一部破断した斜視図である。 本発明に係る照明装置の第2の実施の形態に係るものであり、図(A)は扉を閉じたときの照明装置を示す横断面平面図であり、図(B)は同状態の開度規制装置を拡大して示す側面図、図(C)は扉を開度規制位置まで開いた状態を示す横断面平面図、図(D)は同状態の開度規制装置を拡大して示す側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るものであり、図(A)は扉を開度規制位置から開度規制外位置まで更に開けたときの照明装置を示す横断面平面図、図(B)は同状態の開度規制装置を拡大して示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るものであり、図(A)は洗面化粧台の正面図、図(B)は同側面図、図(C)はミラーキャビネットの扉を開いたときの側面図である。
符号の説明
1…洗面化粧台、2…ミラーキャビネット、2a…ミラーキャビネット本体(被取着体)、2b…開口部、3…主鏡、4A,4B…左右の副鏡、6…洗面キャビネット、7…洗面器、8及び9…扉、9a…第一の扉部、9b…第二の扉部、10…基板部、11…基板部、12…光源、13…透光調整具、14…第一の透光部、15…第二の透光部、16…開度規制装置、17…弾性板、17a…解除手段、17b…帯状の板バネ部、18…停止具、19…一方の係合部、19a…軸受部、19b…ローラ、20…他方の係合部、20a…フック部、20b…山型の突起部、21…第一透光部、22…第二透光部、23…左側板、24…スライドレール、25…洗面化粧台、26…ミラーキャビネット、28…収納空間、29…設置空間、31…区画板、32…蝶番、33…案内具、34…照明装置、41…照明装置、42a…キャビネット本体、42b…開口部、46…開度規制装置、47…弾性板、48…停止具、49…一方の係合部、49a…フック部、49b…山型の突起部、50…他方の係合部、55…洗面化粧台、S…自由空間

Claims (7)

  1. 被取着体と、被取着体に揺動自在に取着された扉と、被取着体と扉の間に設けられて扉の開度を規制する開度規制装置とを備えた扉の開度規制機構において、前記開度規制装置は、扉に取着されて一方の係合部を有する弾性板と、被取着体に取着されて一方の係合部と係合する他方の係合部を有する停止具とを備え、該弾性板は、外部からの変形操作で弾性変形して一方の係合部が、扉の開度規制のために他方の係合部に係合できる係合可能状態から他方の係合部と係合しない非係合状態まで変位でき、該変形操作を解除することで係合可能状態へ弾性復帰することを特徴する扉の開度規制機構。
  2. 前記弾性板は、前記扉の揺動中心線と直交する仮想平面に沿って延びる帯状の板バネ部を備え、該仮想平面に沿って前記一方の係合部が変位する請求項1記載の扉の開度規制機構。
  3. 前記一方の係合部は、ローラを有し、扉が開くときに、該ローラが前記被取着体に接触して転動しながら他方の係合部に係合する請求項2記載の扉の開度規制機構。
  4. 前記弾性板は、一方の係合部が、前記扉の揺動中心線を含む仮想平面に沿って変位できる請求項1記載の扉の開度規制機構。
  5. 請求項1,2,3又は4記載の扉の開度規制機構を備えた照明装置であって、前記被取着体は、前記扉で開閉する手前側の開口部より内部に光源を設け、前記扉は、透光部を有する透光調整具を備え、前記被取着体の内部に透光調整具の透光部を隠蔽する押込み位置と、前記被取着体の手前側に露出させた透光調整具の透光部で前記被取着体の開口部の手前側を覆って開度規制する突出位置との間を揺動できると共に、前記両係合部の係合を解除することで、前記被取着体の開口部の手前側に透光調整具で覆わない開口域を形成する開度規制外位置まで揺動できることを特徴とする照明装置。
  6. 前記透光調整具は、第一の透光部及び第二の透光部を備え、前記扉が押込み位置にあるときに、第一の透光部が前記被取着体の手前側に露出して前記被取着体の開口部を覆うと共に、第二の透光部が前記被取着体の内部に隠蔽され、前記扉が突出位置にあるときに、第二の透光部が前記被取着体の手前側に露出する請求項5記載の照明装置。
  7. 前記扉は、前記突出位置に停止しているときに、前記被取着体の開口部との間に形成した隙間を介して、前記被取着体の外部から前記弾性板に対する前記変形操作をできるようにした請求項5又は6記載の照明装置。
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