JP2006197026A - トラップ回路及びこれを備えた混合器 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性に優れ微調整が容易であり且つ安価なトラップ回路及びこれを用いた混合器を構成する。
【解決手段】コンデンサーとコイルとから成る並列共振回路を容量性リアクタンスを介して伝送経路に接続するように構成したトラップ回路において,前記容量性リアクタンスは一方は前記共振回路に接続されると共に,他方は自由端として伝送線路に容量結合するように形成され,絶縁体を被覆したジャンパー線であるように構成し可変自在の微小容量を形成した。

【選択図】 図3

Description

本発明は,主にテレビ共同受信機器に利用されるトラップ回路及び混合器に関し,詳しくはそのトラップ回路の回路構成に関する。
従来,例えばUHF帯におけるトラップを設計する時は,コイルとコンデンサーとから成る並列共振回路に容量性リアクタンスを介して伝送線路に接続する容量結合のトラップ回路を用いることが多かった。
(例えば,特許文献1参照)
特開2001−136408号公報
しかし,従来のトラップ回路によると前記容量性リアクタンスとして,コンデンサーを用いるのであるが,通常このコンデンサーは1pF以下の容量のものが使用される場合が多く,上述のように急峻な特性を必要とする場合は,例えば0.2〜0.5pF程度の微小な容量が要求される。このような微小な容量を実現するためには,コンデンサーを複数個接続して希望の容量を実現する方法を取るのであるが,この方法では希望する容量を得ることが困難であった。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,
その目的は,特性のよいトラップ回路を安価に提供することにある。
他の目的は,実装効率の優れたトラップ回路を提供することにある。
他の目的は,微小な容量で結合したトラップ回路を提供する。
他の目的は,簡単な構成で,可変可能な微小容量で結合したトラップ回路を提供することに有る。
他の目的は,簡単な構成で,可変可能な微小容量で結合したトラップ回路の製造方法を提供することにある。
他の目的は,前記トラップ回路を備えた混合器を提供することにある。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,共振回路を容量性リアクタンスを介して伝送経路に接続するように構成したトラップ回路において,
前記容量性リアクタンスは一方は前記共振回路に接続されると共に,他方は伝送線路に容量結合するように形成された結合手段であるように構成した。
請求項2の発明は,請求項1に記載のトラップ回路において,前記結合手段における少なくとも伝送線路と結合する部分の周面には絶縁材を備えた。。
請求項3の発明は,請求項1又は請求項2に記載のトラップ回路において,前記結合手段は,ジャンパー線で構成した。
請求項4の発明は,請求項3に記載のトラップ回路において,前記トラップ回路は前記伝送線路と共に絶縁板に形成した。
請求項5の発明は,請求項4に記載のトラップ回路において,ジャンパー線は絶縁板の伝送線路が形成された面側から挿入され,一方は前記共振回路と接続されており,前記結合手段は前記ジャンパー線の他方側を挿入面側から切断して結合手段として成るように構成した。
請求項6の発明は,請求項4又は請求項5に記載のトラップ回路において,少なくとも前記伝送線路の前記結合手段と近接する部分にはマスキングを施した。
請求項7の発明は,少なくとも2つの異なる方向からの電波を混合する混合器において,
第1の周波数帯を入力するための第1の入力端子と,信号通過回路か減衰器かのいずれかの経路を介して選択出力するための第1の選択手段と,前記第1の入力端子から入力された第1の周波数帯の信号の内,特定の信号の通過を阻止するための少なくとも第1のトラップ回路からなる第1のフィルタ手段と,前記第1の周波数帯を通過帯域とし,該第1の周波数帯より低い第2の周波数帯を阻止帯域とする第2のフィルタ手段と,出力端子とからなる,第1の周波数帯伝送経路と,
前記第2の周波数帯及び前記特定の信号を入力するための第2の入力端子と,信号通過回路か減衰器かのいずれかの経路を介して選択出力するための第2の選択手段と,前記特定の信号の近傍に共振点を有する第2のトラップ回路と,前記特定の信号を通過帯域とし,該特定の信号の下側周波数帯及び上側周波数帯を阻止帯域とする第3のフィルタ手段と,前記第2のフィルタ手段と,前記出力端子とからなる,特定の信号の伝送経路と,
前記第2の周波数帯及び前記特定の信号を入力するための第2の入力端子と,信号通過回路か減衰器かのいずれかの経路を介して選択出力するための第2の選択手段と,前記特定の信号の近傍に共振点を有する第2のトラップ回路と,前記第2の周波数帯を通過帯域として,前記第1の周波数帯を阻止帯域とする第4のフィルタ手段と,前記出力端子とからなる,第2の周波数帯伝送経路と,
から成り,前記第1及び第2のトラップ回路は請求項4乃至請求項6に記載のトラップ回路を用いて構成した。
上記課題を解決するために,請求項1の発明によれば,共振回路を容量性リアクタンスを介して伝送経路に接続するように構成したトラップ回路において,
前記容量性リアクタンスは一方は前記共振回路に接続されると共に,他方は伝送線路に容量結合するように形成された結合手段であるように構成したので,
例えば結合手段を,伝送線路と共に形成する微小容量を実現する所定の大きさに形成すれば常に安定した特性の得られるトラップ回路を提供できる。
請求項2の発明によれば,請求項1に記載のトラップ回路において,前記結合手段における少なくとも伝送線路と結合する部分の周面には絶縁材を備えたので,
例えば,伝送線路と結合手段を近接させて配置した場合であっても,伝送線路と結合手段は絶縁材によって短絡することがない。
請求項3の発明によれば,請求項1又は請求項2に記載のトラップ回路において,前記結合手段は,ジャンパー線で構成したので,
結合手段が安価に作成できる。またその可曲性によって,微小容量の調整が可能なトラップ回路を提供できる。
請求項4の発明によれば,請求項3に記載のトラップ回路において,前記トラップ回路は前記伝送線路と共に絶縁板に形成したので,
生産効率のよいトラップ回路を提供できる。
請求項5の発明によれば,請求項4に記載のトラップ回路において,ジャンパー線は絶縁板の伝送線路が形成された面側から挿入され,一方は前記共振回路と接続されており,前記結合手段は前記ジャンパー線の他方側を挿入面側から切断して結合手段として成るように構成したので,
更に実装効率のよいトラップ回路を提供できる。
請求項6の発明によれば,請求項4又は請求項5に記載のトラップ回路において,少なくとも前記伝送線路の前記結合手段と近接する部分にはマスキングを施したので,
伝送線路とジャンパー線とが絶縁されるため短絡しない。
請求項7の発明によれば,少なくとも2つの異なる方向からの電波を混合する混合器において,
第1の周波数帯を入力するための第1の入力端子と,信号通過回路か減衰器かのいずれかの経路を介して選択出力するための第1の選択手段と,前記第1の入力端子から入力された第1の周波数帯の信号の内,特定の信号の通過を阻止するための少なくとも第1のトラップ回路からなる第1のフィルタ手段と,前記第1の周波数帯を通過帯域とし,該第1の周波数帯より低い第2の周波数帯を阻止帯域とする第2のフィルタ手段と,出力端子とからなる,第1の周波数帯伝送経路と,
前記第2の周波数帯及び前記特定の信号を入力するための第2の入力端子と,信号通過回路か減衰器かのいずれかの経路を介して選択出力するための第2の選択手段と,前記特定の信号の近傍に共振点を有する第2のトラップ回路と,前記特定の信号を通過帯域とし,該特定の信号の下側周波数帯及び上側周波数帯を阻止帯域とする第3のフィルタ手段と,前記第2のフィルタ手段と,前記出力端子とからなる,特定の信号の伝送経路と,
前記第2の周波数帯及び前記特定の信号を入力するための第2の入力端子と,信号通過回路か減衰器かのいずれかの経路を介して選択出力するための第2の選択手段と,前記特定の信号の近傍に共振点を有する第2のトラップ回路と,前記第2の周波数帯を通過帯域として,前記第1の周波数帯を阻止帯域とする第4のフィルタ手段と,前記出力端子とからなる,第2の周波数帯伝送経路と,
から成り,前記第1及び第2のトラップ回路は請求項4乃至請求項6に記載のトラップ回路を用いて構成したので,
ジャンパー線によって形成される微小容量によって,生産効率が良く安価な混合器が作成できる。またジャンパー線の可曲性によって,微小容量の調整が簡単にでき,特性が良く且つ調整が容易なトラップ回路を備えた混合器を提供できる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。
図1本願に係るトラップ回路を備えたフィルタ回路の実施例である。図2は図1に示すフィルタ回路の周波数特性を示す。図3はフィルタ回路をプリント基板に実装した例を示す正面図であり,図4は図3におけるA−A線断面図である。図5は本願に係るトラップ回路の異なる実施例を使用したフィルタ回路の実施例を示す正面図であり,図6は図5におけるB−B線断面図である。
図1は本願に係るトラップ回路を備えたフィルタ回路の例であり,この実施例ではUHF帯の電波を混合する混合回路を示し,サテライト局の電波と,遠方にあって前記サテライト局とは到来方向が異なる電波をそれぞれ異なるアンテナで受信し混合するための混合器である。
近年開始したUHF帯を利用した地上ディジタル放送のチャンネルは,UHF帯の低域側に割り当てられて,2011年までUHF帯の地上アナログ放送とのサイマル放送となる。このため,従来からあるUHF帯の地上アナログ放送波は,チャンネルがそのまま据え置かれたものもあれば,ディジタル放送に影響のないようにチャンネルを変更する対策がなされた。しかしながらテレビを見る側のユーザー側から見れば,従来の地上アナログ放送が地上ディジタル放送に影響されることなく見ることができなければならないし,更に加えて,地上ディジタル放送も見ることができるような受信システムが望まれるのである。ところが,地上アナログ放送と地上ディジタル放送との間にレベル差があったり,地上アナログ放送の電波の間でも,地元放送局の強い電波の地上アナログ放送と,遠方の弱い電波の地上アナログ放送とのようにレベルが異なったり,周波数が近接したり,更には,地上ディジタルでは広域放送と県域放送があったり,その受信システムはそれぞれの地域において最適なフィルタ等の組合せでもって対応する必要がある。
本願の実施例に示すフィルタ回路では,INPUT1はUHFアンテナで受信した県域放送や地元に設置されたサテライト局からの電波を入力するための入力端子であり,例えばINPUT1にはUHF帯のch27〜ch44の周波数帯にある地上ディジタル放送波及び地上アナログ放送波の信号が入力されるように構成されている。
INPUT2には,遠方にある送信塔からの電波である,ch13〜ch25の地上ディジタル放送波,及びch35の地上アナログ放送波を入力するための入力端子である。
尚,前記ch27〜44が請求項に記載の第1の周波数帯であり,前記ch13〜25が請求項に記載の第2の周波数帯であり,ch35が請求項に記載の特定の信号である。
先ず,INPUT1から入力された信号流れについて説明する。INPUT1から入力された地元のch27〜44の信号は,コンデンサーC1を介して切替スイッチSW1に入力される。この切替スイッチSW1は入力された信号を,通過させるか抵抗R1,R2,R3からなるアッテネーター回路を通過させるかを選択的に切替可能に切替するためのものである。尚,この切替スイッチSW1が請求項に記載の第1の選択手段である。
次にSW1を通過した第1の周波数帯であるch27〜44の信号は,バンドエリミネーションフィルタBEF(以下,BEFと記載する。)に入力される。このBEFはコンデンサーC2〜C9とコイルL1〜L5からなり,この内のコンデンサーC9とコイルL5との並列共振回路とコンデンサーC8とで請求孔に記載の第1のトラップ回路を構成している。尚,本願の実施例ではこのBEFは少なくともch35を阻止帯域としている。
BEFを通過した少なくともch35を除くch27〜44の信号はハイパスフィルタHPF(以下,HPFと記載する。)に入力される。このHPFはコンデンサーC10〜C13とコイルL6〜L8からなり,第2の周波数帯であるch13〜ch25を阻止帯域とし,ch27〜44を通過帯域とするように構成されており,このHPFを通過した信号はコンデンサーC17を介してOUTPUTから出力される。
次にINPUT2から入力された信号の流れについて説明する。INPUT2から入力された第2の周波数帯であるch13〜25の信号及び特定の信号であるch35の信号は,コンデンサーC21を介して切替スイッチSW2に入力される。この切替スイッチSW2は入力された信号を,通過させるか抵抗R21,R22,R23からなるアッテネーター回路を通過させるかを選択的に切替可能に切替するためのものである。尚,この切替スイッチSW2が請求項に記載の第2の選択手段である。
次にSW2を通過したch13〜25及びch35の信号は,トラップ回路TRF(以下,TRFと記載する。)に入力される。このTRFはコンデンサーC22とコイルL9並列共振回路とコンデンサーC22とからなり,地元の放送局からの電波である地上アナログ放送のch33の信号を阻止し,遠方の放送局からの電波であるch35の受信に影響を与えないようにするためのものである。尚,このTRFが請求項に記載の第2のトラップ回路である。
TRFを通過したch13〜25及びch35の信号は,バンドパスフィルタBPF(以下,BPFと記載する。)とローパスフィルタLPF(以下,LPFと記載する。)の相互接続点に伝送される。
BPFはコンデンサーC24〜C33とコイルL10〜L14からなり,少なくともINPUTから入力された信号の内から特定の信号であるch35を通過させ,ch33より低いチャンネル及びch44より高いチャンネルを阻止帯域とするように構成されており,遠方の放送局からの電波であるch35の信号を,地元の放送局から送信されている信号(例えばch33)に影響されることなく受信するためのものである。
LPFはコンデンサーC38〜40とコイルL15〜21からなり,INPUTから入力された信号の内のch13〜25を通過帯域とし,ch27より高いチャンネルを阻止帯域とするように構成されており,遠方の放送局からの電波であるch13〜25の信号を通過させるためのものである。
前記BPFの出力は,前記BEFと前記HPFとの相互接続点に接続されており,前記BPFを通過した少なくともch35の信号は,前記BEFを通過した少なくともch35をBEFで除かれたch27〜44と合成されてから前記HPFに入力され,OUTPUTから出力される。
また,前記LPFの出力は前記HPFの出力と接続されており,前記LPFを通過したch13〜25の信号はOUTPUTから出力される。
図2にOUTPUTにおける周波数特性の一例を示す。
このように本願の実施例のように,地元の放送局(例えばch33)やサテライト局から送信される第1の周波数帯であるch27〜44の範囲内にある信号を受信しつつ,遠方にある放送局からの特定の信号(例えばch35)及び電波塔から送信される第2の周波数帯であるch13〜25の範囲内にある信号を受信しようとすると,近接する信号と相互に干渉することなく混合することが必要となるが,このためには特定の信号であるch35用のBPFを狭帯域に形成する必要がある。このBPFを狭帯域で特性良く形成するためには,回路が複雑になり,スペースが必要となり,延いては製品のコストがアップしてしまう。そのためにBPFの前に特定の信号に影響を与えるch33に対するTRFを備えることによって,BPFの通過帯域であるch35の下側と,阻止帯域であるch33の上側における周波数特性を急峻に切り込ませて,ch33に対する阻止量を改善することができるのである。
ところでこのようなTRFには,コンデンサーC23とコイル9の並列共振回路に容量性リアクタンスであるコンデンサー22を介して伝送線路に接続する容量結合のトラップ回路が適している。
このようなTRFに用いられる容量性リアクタンスとしてコンデンサーを用いるのであるが,通常このコンデンサーは1pF以下の容量のものが使用される場合が多く,上述のように急峻な特性を必要とする場合は,例えば0.2〜0.5pF程度の微小な容量が要求される。このような微小な容量を実現するためには,コンデンサーを複数個接続して希望の容量を実現する方法を取るのであるが,この方法では希望する容量を得ることが難しかったり,バラツキが大きかったりと実現することが困難であった。
そこで本願においては,図4及び図5に示すごとく,プリント基板PK上に形成された信号線Pと,この信号線Pの近傍に備えたコンデンサーC23とコイルL9とから成る並列共振回路との間に,該並列共振回路に一方を半田付け等で接続し,他方を自由端とした所定長のジャンパー線22を備え,前記信号線Pと前記ジャンパー線22とを近接させることによって容量結合させるように形成したものであり,信号線Pとジャンパー線22との結合度を可変することによって所定の微小容量のコンデンサーとして使用するものであり,特性に優れ微調整が容易であり且つ安価に構成できるのである。
尚,ジャンパー線22として銅線にポリウレタンを被覆したポリウレタン線のような絶縁体を備えた線材を用いれば,信号線Pの構成材料である銅箔と線材との間に絶縁体を備えることになるので,相互に短絡する恐れがない。また,信号線Pにレジストを被覆させても良い。
次に,前記微小容量コンデンサーの異なる形成方法について図5及び図6を用いて説明する。この実施例ではジャンパー線22はプリント基板PKに自動装着若しくは手挿入等によって装着され半田付けされることによって実装効率の向上を図ったものである。この実施例によれば前記ジャンパー線22はコンデンサーC23とコイル9の並列共振回路と,信号線Pを挟んだ位置に形成された半田ランドとの間に実装された後に,例えば図6(a)に示す状態のままでジャンパー線と信号線Pとの間の間隔を,冶具等を使って変形させて結合量を替えるようにしても良いし,図6(b)・(C)に示すように半田ランド側をニッパー等で切断することによって結合量を可変させるように構成しても良い。これによって,実装効率が良く微調整が容易で特性に優れ且つ安価なトラップ回路が形成でき,更にはこのトラップ回路を備えさせれば,前記混合器のようなフィルタ回路が特性よく且つ安価に実現できるのである。

尚,本発明は上記実施の形態に示すTRFに使用が限定されるものではなく,例えばBEFをなすコンデンサーC8,C9とコイルL5とからなるトラップ回路のコンデンサーC8に利用してもよい事は言うまでもない。
また,例えば容量性リアクタンスとしてのコンデンサーを形成する手段としてジャンパー線の代わりに,金属材料をプレス成形したものでもよいなど,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。また,実施例に示した周波数配列は一般的な例を示したものであり,この実施例に限定されるものでないことは言うまでもない。
本願に係るトラップ回路を備えたフィルタ回路の実施例である。 図1に示すフィルタ回路の周波数特性を示す。 フィルタ回路をプリント基板に実装した例を示す正面図である。 図3におけるA−A線断面図である。 本願に係るトラップ回路の異なる実施例を使用したフィルタ回路の実施例を示す正面図である。 図5におけるB−B線断面図である。
符号の説明
C1〜17…コンデンサー,C21〜33…コンデンサー,C38〜40…コンデンサー,L1〜L18…コイル,R1〜3…抵抗,R21〜23…抵抗,SW1・SW2…切替スイッチ,INPUT1,INPUT2…入力端子,OUTPUT…出力端子,BEF…バンドエリミネーションフィルタ,BPF…バンドパスフィルタ,HPF…ハイパスフィルタ,LPF…ローパスフィルタ,TRF…トラップ回路,PK…プリント基板,P…信号線

Claims (7)

  1. 共振回路を容量性リアクタンスを介して伝送経路に接続するように構成したトラップ回路において,
    前記容量性リアクタンスは一方は前記共振回路に接続されると共に,他方は伝送線路に容量結合するように形成された結合手段であるように構成したことを特徴としたトラップ回路。
  2. 前記結合手段における少なくとも伝送線路と結合する部分の周面には絶縁材を備えたことを特徴とした請求項1に記載のトラップ回路。
  3. 前記結合手段は,ジャンパー線であることを特徴とした請求項1又は請求項2に記載のトラップ回路。
  4. 前記トラップ回路は前記伝送線路と共に絶縁板に形成されたことを特徴とした請求項3に記載のトラップ回路。
  5. ジャンパー線は絶縁板の伝送線路が形成された面側から挿入され,一方は前記共振回路と接続されており,前記結合手段は前記ジャンパー線の他方側を挿入面側から切断して結合手段として成るように構成したことを特徴とした請求項4に記載のトラップ回路。
  6. 少なくとも前記伝送線路の前記結合手段と近接する部分にはマスキングを施したことを特徴とした請求項4又は請求項5に記載のトラップ回路。
  7. 少なくとも2つの異なる方向からの電波を混合する混合器において,
    第1の周波数帯を入力するための第1の入力端子と,信号通過回路か減衰器かのいずれかの経路を介して選択出力するための第1の選択手段と,前記第1の入力端子から入力された第1の周波数帯の信号の内,特定の信号の通過を阻止するための少なくとも第1のトラップ回路からなる第1のフィルタ手段と,前記第1の周波数帯を通過帯域とし,該第1の周波数帯より低い第2の周波数帯を阻止帯域とする第2のフィルタ手段と,出力端子とからなる,第1の周波数帯伝送経路と,
    前記第2の周波数帯及び前記特定の信号を入力するための第2の入力端子と,信号通過回路か減衰器かのいずれかの経路を介して選択出力するための第2の選択手段と,前記特定の信号の近傍に共振点を有する第2のトラップ回路と,前記特定の信号を通過帯域とし,該特定の信号の下側周波数帯及び上側周波数帯を阻止帯域とする第3のフィルタ手段と,前記第2のフィルタ手段と,前記出力端子とからなる,特定の信号の伝送経路と,
    前記第2の周波数帯及び前記特定の信号を入力するための第2の入力端子と,信号通過回路か減衰器かのいずれかの経路を介して選択出力するための第2の選択手段と,前記特定の信号の近傍に共振点を有する第2のトラップ回路と,前記第2の周波数帯を通過帯域として,前記第1の周波数帯を阻止帯域とする第4のフィルタ手段と,前記出力端子とからなる,第2の周波数帯伝送経路と,
    から成り,前記第1及び第2のトラップ回路は請求項4乃至請求項6に記載のトラップ回路を用いたことを特徴とした混合器。
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