JP2006196498A - 固体電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】導電性高分子を固体電解質とした固体電解コンデンサに関し、外部から侵入する酸素や水分により導電性高分子の酸化劣化や陽極酸化皮膜近傍の腐食を起こし、コンデンサ特性が悪化するという課題を解決し、高信頼性の固体電解コンデンサを提供することを目的とする。
【解決手段】導電性高分子を固体電解質として陽極部と陰極部が形成されたコンデンサ素子1と、このコンデンサ素子1の陰極部を電気的に接続して収容した金属製の陰極ケース10と、コンデンサ素子1の陽極部を電気的に接続して収容すると共に、陰極ケース10と絶縁状態で結合された金属製の陽極ケース13からなる構成により、外部からの酸素と水分の侵入を阻止して導電性高分子の酸化劣化や陽極酸化皮膜近傍の腐食をなくし、コンデンサ特性の悪化がない優れた信頼性を発揮することができ、かつ小型化と低コスト化も同時に実現できる。
【選択図】図1
【解決手段】導電性高分子を固体電解質として陽極部と陰極部が形成されたコンデンサ素子1と、このコンデンサ素子1の陰極部を電気的に接続して収容した金属製の陰極ケース10と、コンデンサ素子1の陽極部を電気的に接続して収容すると共に、陰極ケース10と絶縁状態で結合された金属製の陽極ケース13からなる構成により、外部からの酸素と水分の侵入を阻止して導電性高分子の酸化劣化や陽極酸化皮膜近傍の腐食をなくし、コンデンサ特性の悪化がない優れた信頼性を発揮することができ、かつ小型化と低コスト化も同時に実現できる。
【選択図】図1
Description
本発明は各種電子機器に使用されるコンデンサの中で、特に導電性高分子を固体電解質として用いた固体電解コンデンサ及びその製造方法に関するものである。
近年、電子機器の小型化・高周波化が進み、これらに使用されるコンデンサも高周波領域で低インピーダンス化が実現できる導電性高分子を固体電解質として用いた固体電解コンデンサが商品化されている。そしてこの固体電解コンデンサは高導電率の導電性高分子を固体電解質として用いているため、従来の電解液を用いた乾式電解コンデンサや二酸化マンガンを用いた固体電解コンデンサに比べて等価直列抵抗(ESR)成分が低く、理想に近い、大容量でかつ小形の固体電解コンデンサを実現することができることから様々な改善がなされ、市場にも受け入れられるようになってきている。
また、固体電解質として使用する導電性高分子も種々のものが開発され、固体電解コンデンサへの適応の開発が急ピッチで進められているものの、これらの導電性高分子はいずれも有機物であるため、酸素雰囲気下では酸化劣化を引き起こし、これによって導電性の低下や陽極酸化皮膜との密着性ならびに安定性の低下を引き起こすことになり、これが原因で特に高温下においてはコンデンサ特性の劣化(特に容量減少ならびにESRの増大)を引き起こすことが分かってきている。
さらに、アルミニウムエッチド箔を用いた場合、化学的に不安定であるため、水分の浸入によりフリーになった酸のアタックによって陽極酸化皮膜近傍に腐食が起こり、特に容量減少が引き起こされる。
従って、これらの問題を解消する目的で、外装樹脂の肉厚を厚くすることによって外部からの水分の浸入がコンデンサ素子に到達するまでの距離を長くする等の工夫がなされており、このような従来の固体電解コンデンサについて以下に図面を用いて説明する。
図7はこの種の従来の固体電解コンデンサの構成を示した斜視図、図8は同固体電解コンデンサに使用されるコンデンサ素子の構成を示した一部切り欠き斜視図であり、図7と図8において、21はコンデンサ素子を示し、このコンデンサ素子21は弁作用金属であるアルミニウム箔からなる陽極体22の表面を粗面化した後に陽極酸化皮膜層23を形成し、この陽極体22の所定の位置に絶縁性のレジスト部24を設けて陽極部25と陰極部26に分離し、この陰極部26の陽極酸化皮膜層23上に導電性高分子からなる固体電解質層27、カーボンと銀ペーストからなる陰極層28を順次積層形成することにより構成されたものである。
29は陽極コム端子、30は陰極コム端子、30aはこの陰極コム端子30の接続面の一部を曲げ起こすことにより形成されたガイド部であり、上記コンデンサ素子21の陽極部25を陽極コム端子29の接続面に搭載し、接続部29aを折り曲げて抵抗溶融により接合し、また、コンデンサ素子21の陰極部26を陰極コム端子30の接続面に搭載し、図示しない導電性銀ペーストを介して接続したものである。
31はこのようにコンデンサ素子21を接合した陽極コム端子29と陰極コム端子30の一部が夫々外表面に露呈する状態でコンデンサ素子21を被覆した絶縁性の外装樹脂であり、この外装樹脂31から表出した陽極コム端子29と陰極コム端子30は夫々外装樹脂31に沿って側面から底面へと折り曲げられることによって外部端子を形成し、これにより面実装型の固体電解コンデンサを構成したものである。
そして、このように構成された従来の固体電解コンデンサは、陽極コム端子29と陰極コム端子30の形状を工夫することにより、外部の酸素がコンデンサ素子21に到達する確率を低くすると共に、外装樹脂31内への外部の酸素の侵入を抑制することができるため、コンデンサ素子21の固体電解質層27として用いている導電性高分子が酸素雰囲気下で酸化劣化を引き起こすことはなくなり、これにより、高温下においてもコンデンサ特性の劣化(特に容量減少およびESRの増大)を引き起こすことはなくなるため、信頼性の高い固体電解コンデンサを得ることができるというものであった(特許文献1)。
また、図9(a)〜(c)はこの種の従来の固体電解コンデンサの別の例を示したものであり、図9において32はコンデンサ素子を示し、このコンデンサ素子32は上記図8で示したコンデンサ素子21と実質的に同様に構成されたものである。33は実質的に気体透過性のない材料で構成された基台であり、この基台33には気密封止された電極リード33aが設けられ、この電極リード33aは上記コンデンサ素子32の陽極部と陰極部に夫々接続されるものである。34は上記基台33と同様に実質的に気体透過性のない材料で構成されたキャップであり、このキャップ34内にコンデンサ素子32を収納し、このキャップ34と基台33とによりコンデンサ素子32を気密封止するように構成されたものである。
そして、このように構成された固体電解コンデンサは、酸素および水によるアタックで電気伝導度の劣化を来し易い導電性高分子を気密封止して外気と遮断することにより、高温高湿下においても導電性高分子の酸化劣化や陽極酸化皮膜近傍の腐食を起こさないために、容量、損失、及び高周波インピーダンス特性等の劣化が極めて少ない、優れた信頼性を有するものであるというものであった(特許文献2)。
特開平9−320895号公報
特開平5−21298号公報
しかしながら上記従来の固体電解コンデンサでは、特許文献1に記載の技術による固体電解コンデンサにおいては、従来品と比較して導電性高分子の酸化劣化を大きく低減してはいるものの、完全に外部の酸素や水分の侵入を阻止した構成でないために、微量の酸素や水分の侵入によって導電性高分子の酸化劣化や陽極酸化皮膜近傍の腐食が進行し、結果的にコンデンサ特性が悪化するという課題があった。
また、特許文献2に記載の技術による固体電解コンデンサにおいては、キャップ34内にコンデンサ素子32を気密封止した構成によって外部の酸素や水分の侵入を完全に阻止しているために導電性高分子の酸化劣化や陽極酸化皮膜近傍の腐食はないものの、電気リード33aが設けられた基台33とキャップ34を用いる構成のために製品が大型化するという問題と、コスト的に高くなるという問題が解消できないという課題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決し、外部からの酸素と水分の侵入を阻止して導電性高分子の酸化劣化や陽極酸化皮膜近傍の腐食をなくし、これによりコンデンサ特性が悪化することがない、優れた信頼性を発揮すると共に、小形で低コストの固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、表面を粗面化して陽極酸化皮膜層が形成された弁作用金属からなる陽極体の所定の位置に絶縁部を設けて陽極部と陰極形成部に分離し、この陰極形成部の陽極酸化皮膜層上に導電性高分子からなる固体電解質層、陰極層を順次積層形成することにより陰極部が形成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素子の陰極部を電気的に接続した状態で収容した金属製の陰極ケースと、同じくコンデンサ素子の陽極部を電気的に接続した状態で収容すると共に、上記陰極ケースの開口部側の周面を覆うように嵌め込まれて陰極ケースと絶縁状態で結合された金属製の陽極ケースからなり、コンデンサ素子の陽極取り出しを陽極ケースから、同陰極取り出しを陰極ケースから行うように構成したものである。
以上のように本発明による固体電解コンデンサは、陽極ケースと陰極ケースによりコンデンサ素子を封止する簡単な構成により、外部からの酸素と水分の侵入を阻止して導電性高分子の酸化劣化や陽極酸化皮膜近傍の腐食をなくすることができるようになり、これにより、コンデンサ特性が悪化することがない優れた信頼性を発揮することができ、しかも小型化と低コスト化を同時に実現することができるという効果が得られるものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3,5,6,9に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態1を用いて、本発明の特に請求項1〜3,5,6,9に記載の発明について説明する。
図1は本発明の実施の形態1による固体電解コンデンサの構成を示した断面図、図2は同固体電解コンデンサに使用されるコンデンサ素子の構成を示した断面図であり、図1と図2において、1はコンデンサ素子を示し、このコンデンサ素子1は弁作用金属であるアルミニウム箔からなる陽極体2の表面を粗面化した後に陽極酸化皮膜層3を形成し、この陽極体2の所定の位置に絶縁性のレジスト部4を設けて陽極部5と陰極形成部6に分離し、この陰極形成部6の陽極酸化皮膜層3上に導電性高分子からなる固体電解質層7、カーボンと銀ペーストからなる陰極層8を順次積層形成することにより陰極部9を形成して構成したものである。
10は上記コンデンサ素子1の陰極部9を収容した金属製の陰極ケースであり、この陰極ケース10の内部で導電性銀ペースト11を介してコンデンサ素子1の陰極部9と電気的に接続すると共に、この陰極ケース10内に接着剤12によりコンデンサ素子1を結合しているものである。
13は上記コンデンサ素子1の陽極部5を収容すると共に、上記陰極ケース10の開口部側の周面を覆うように嵌め込まれた金属製の陽極ケースであり、陰極ケース10の周面に設けた絶縁性のシール接着剤14(低透湿率のエポキシ接着剤:NTTアドバンステクノロジ(株)製の光部品用シール材「OS−14」を用いた)により陽極ケース13を絶縁状態で結合するようにしたものである。また、陽極ケース13の少なくとも一部を内部に窪ませるカシメ加工を行って接合部13aを形成し、この接合部13aを介して抵抗溶接を行うことによりコンデンサ素子1の陽極部5と陽極ケース13を電気的、機械的に結合するようにしているものである。
15は絶縁層であり、陽極ケース13と陰極ケース10の結合部の外表面に双方に跨るように設けられているものであり、これにより、コンデンサ素子1の陽極取り出しを陽極ケース13から、同陰極取り出しを陰極ケース10から行うと共に、この状態で図示しないプリント基板に面実装する際に、溶融した半田が相手側に回り込むのを防止することができるように構成されたものである。
このようにして得られた本実施の形態による固体電解コンデンサの寿命特性を測定した結果を比較例としての従来品と比較して(表1)に示す。
(表1)から明らかなように、本実施の形態による固体電解コンデンサは、高温寿命試験ならびに高温高湿寿命試験共に特性変化が小さく、特に耐湿性に優れていることが分かるものである。
従って、本実施の形態による固体電解コンデンサは、陽極ケースと陰極ケースによりコンデンサ素子を封止する簡単な構成により、外部からの酸素と水分の侵入を阻止して導電性高分子の酸化劣化をなくすことができるようになり、これにより、コンデンサ特性が悪化することがない、優れた信頼性を発揮することができるということが言えるものである。
また、従来品と比較して小型化と低コスト化を同時に実現することもできるものであり、このような比較を(表2)に示す。
(表2)から明らかなように、本実施の形態による固体電解コンデンサは、信頼性、小型化、コストのいずれも満足することができるものであることが分かる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項4に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明した固体電解コンデンサの陽極ケースと陰極ケースの接合部分の構成が一部異なるようにしたものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図3は本発明の実施の形態2による固体電解コンデンサの構成を示した断面図、図4(a),(b)は同固体電解コンデンサに使用される陰極ケースの構成を示した斜視図であり、図3と図4において、16aと16bは陰極ケース10の陽極ケース13と結合される部分に設けられたガラス層であり、ガラス層16aは島状に設けた例を、またガラス層16bは環状に設けた例を夫々示したものである。
このガラス層16a,16bは、低融点封止ガラスを用いてスクリーン印刷やディスペンサー等により島状あるいは環状に塗布し、これを加熱処理して硬化させることにより形成するようにしたものであり、これにより、ガラス層16a,16bが突起状に形成されるために陽極ケース13との間に所定の隙間を形成することができるようになり、陰極ケース10と陽極ケース13の絶縁信頼性を向上させることができるようになるものである。
なお、このようにガラス層16a,16bを設けた陰極ケース10と陽極ケース13の結合部分においてもシール接着剤14は必要であり、このような構成にすることにより、より高い封止効果が得られるようになるものである。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項7,8,10に記載の発明について説明する。
以下、実施の形態3を用いて、本発明の特に請求項7,8,10に記載の発明について説明する。
本実施の形態は、上記実施の形態1で説明した固体電解コンデンサの陰極ケースならびに陽極ケース内に複数のコンデンサ素子を積層して収容した構成のものであり、これ以外の構成は実施の形態1と同様であるために同一部分には同一の符号を付与してその詳細な説明は省略し、異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明する。
図5は本発明の実施の形態3による固体電解コンデンサの構成を示した断面図、図6は同固体電解コンデンサに使用されるコンデンサ素子を積層した状態の斜視図であり、図5と図6において、17は陽極接合部材であり、この陽極接合部材17は複数枚(本実施の形態においては3枚)を積層したコンデンサ素子1の陽極部5を一体に束ねるように形成され、レーザー溶接等の手段によって電気的、機械的に結合されるものである。
また、コンデンサ素子1の夫々の陰極部9間は導電性銀ペースト18で電気的に接続し、このようにして一体化された積層品を陰極ケース19と陽極ケース20内に収容して封止しているのは実施の形態1と同様である。
このように構成された本実施の形態による固体電解コンデンサは、上記実施の形態1により得られる効果に加え、簡単な構成で小形大容量化を図ることができるようになるものである。
本発明による固体電解コンデンサは、外部からの酸素と水分の侵入を阻止して導電性高分子の酸化劣化や陽極酸化皮膜近傍の腐食をなくすることができるようになり、これにより、コンデンサ特性が悪化することがない優れた信頼性を発揮することができ、しかも小型化と低コスト化を同時に実現することができるという効果を有し、特に高周波領域で低インピーダンスが要求される分野のコンデンサとして有用である。
1 コンデンサ素子
2 陽極体
3 陽極酸化皮膜層
4 レジスト部
5 陽極部
6 陰極形成部
7 固体電解質層
8 陰極層
9 陰極部
10,19 陰極ケース
11,18 導電性銀ペースト
12 接着剤
13,20 陽極ケース
13a 接合部
14 シール接着剤
15 絶縁層
16a,16b ガラス層
17 陽極接合部材
2 陽極体
3 陽極酸化皮膜層
4 レジスト部
5 陽極部
6 陰極形成部
7 固体電解質層
8 陰極層
9 陰極部
10,19 陰極ケース
11,18 導電性銀ペースト
12 接着剤
13,20 陽極ケース
13a 接合部
14 シール接着剤
15 絶縁層
16a,16b ガラス層
17 陽極接合部材
Claims (10)
- 表面を粗面化して陽極酸化皮膜層が形成された弁作用金属からなる陽極体の所定の位置に絶縁部を設けて陽極部と陰極形成部に分離し、この陰極形成部の陽極酸化皮膜層上に導電性高分子からなる固体電解質層、陰極層を順次積層形成することにより陰極部が形成されたコンデンサ素子と、このコンデンサ素子の陰極部を電気的に接続した状態で収容した金属製の陰極ケースと、同じくコンデンサ素子の陽極部を電気的に接続した状態で収容すると共に、上記陰極ケースの開口部側の周面を覆うように嵌め込まれて陰極ケースと絶縁状態で結合された金属製の陽極ケースからなり、コンデンサ素子の陽極取り出しを陽極ケースから、同陰極取り出しを陰極ケースから行うようにした固体電解コンデンサ。
- 陰極ケースと陽極ケースを絶縁性のシール接着剤で結合した請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
- 絶縁性のシール接着剤として、低透湿率のエポキシ接着剤を用いた請求項2に記載の固体電解コンデンサ。
- 陽極ケースと結合される部分の陰極ケースの外表面にガラス層を島状または環状に設けた請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
- 陰極ケースと陽極ケースの結合部の外表面に双方に跨る絶縁層を設けた請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
- コンデンサ素子の陽極部と陽極ケースとの電気的接続が溶接により行われたものである請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
- 陰極ケースならびに陽極ケース内に複数のコンデンサ素子を積層して収容した請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
- 複数が積層されたコンデンサ素子の陽極部を一体に接合する陽極接合部材を設けた請求項7に記載の固体電解コンデンサ。
- 表面を粗面化して陽極酸化皮膜層を形成した弁作用金属からなる陽極体の所定の位置に絶縁部を設けて陽極部と陰極形成部に分離し、この陰極形成部の陽極酸化皮膜層上に導電性高分子からなる固体電解質層、陰極層を順次積層形成することにより陰極部を形成したコンデンサ素子を作製する工程と、このコンデンサ素子を陰極部を電気的に接続された状態で金属製の陰極ケース内に収容する工程と、同じくコンデンサ素子の陰極部を金属製の陽極ケース内に収容すると共に、この陽極ケースと陰極ケースを絶縁状態で結合することによりコンデンサ素子を封止する工程と、コンデンサ素子の陽極部と陰極ケースを電気的に接合する工程とを備えた固体電解コンデンサの製造方法。
- 陰極ケースならびに陽極ケース内に複数のコンデンサ素子を積層して収容するようにした請求項9に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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JP2005003573A JP2006196498A (ja) | 2005-01-11 | 2005-01-11 | 固体電解コンデンサ及びその製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008177199A (ja) * | 2007-01-16 | 2008-07-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体電解コンデンサ |
US7688571B2 (en) | 2006-10-13 | 2010-03-30 | Nichicon Corporation | Solid electrolytic capacitor |
WO2023162602A1 (ja) * | 2022-02-25 | 2023-08-31 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | コンデンサアセンブリ |
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2005
- 2005-01-11 JP JP2005003573A patent/JP2006196498A/ja active Pending
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