JP2006192551A - 加工装置 - Google Patents

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    • B25J9/0018Bases fixed on ceiling, i.e. upside down manipulators

Abstract

【課題】 加工精度を保ってタクトタイムを短縮できるように、ワークと計測機と加工機とを効率よく動作させる加工装置を提供する。
【解決手段】 搬入ステージ2に搬入ロボット10を設け、計測ステージ3に計測ロボット11、加工ステージ4に溶接ロボット12を設け、搬出ステージ5に搬出ロボット13を設け、前記計測ロボット11と溶接ロボット12との間にわたって複数のレーン6a,6b,6cを備えたスライド装置7を設け、この複数のレーンにそれぞれ往復移動する固定ジグ8a,8b,8cを設け、前記搬入ロボット10で各固定ジグ8a,8b,8cにホイール14を順次移送すると共に、この固定ジグをスライド装置に沿って移動させて前記計測ロボット11によるワーク計測部の計測と前記溶接ロボット12によるワーク計測部への加工とを行った後に前記搬出ロボット13で搬出するように制御する制御装置を設ける。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、溶接等の加工を必要とするワークに対して効率良く精度良い加工を行うことができる加工装置に関する。
従来より、複数の部材を結合する手段として、種々の分野において溶接が採用されている。この溶接は、近年、自動化が進んでおり、複数の部材の結合部を溶接して一体化するようなワーク(例えば、自動車用スチールホイール)を自動溶接する加工装置がある。
また、近年、このように溶接で部材を結合するようなワークを加工する加工装置において、より高速、高精度に加工することが要求されている。そのため、この種の加工装置では、個々のワークのばらつきをセンサで計測した後、正確な加工精度を保って加工できると共に、タクトタイムの短縮や装置全体のコスト削減等を図ることができる必要がある。
なお、製造時における生産性の低下を事前に回避しようとする従来技術として、複数の設備の累積タクトタイムが近似するように、部品データを構成する各部品の実装を各設備に割り当てて製造費を算出するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、サブワイヤーハーネスの中間在庫を極力抑制するために、複数の製造ラインを設け、各製造ライン単位で制御してタクトタイムを制御しようとするものがある(例えば、特許文献2参照。)。
さらに、現物位置の位置補正にタッチセンシングを使用したものは複数あり(例えば、特許文献3,4,5参照。)、溶接ワイヤの支持を工夫して溶接トーチでタッチセンシングを行うようにしたものや(例えば、特許文献6参照。)、タッチセンシングの接触子としてアーク溶接用のタングステン電極を利用しようとするものもある(例えば、特許文献7参照。)。
特開2002−169839号公報(第3−9頁、図2) 特開平11−339572号公報(第2−3頁、図1) 特開2003−285164号公報(第4頁) 特開2003−53535号公報(第4頁) 特開2000−225467号公報(第3頁、図2,3) 特開平11−254142号公報(第3頁、図1) 特開平9−216059号公報(第2−3頁、図3,4)
しかしながら、前記特許文献1は、製造費を算出するために各設備の累積タクトタイムを近づけるものであり、また、前記特許文献2は、中間在庫を減らすために製造ライン単位でタクトタイムを制御しようとするものであり、いずれも、本願発明のように、ワーク単位でのタクトタイムを最適にするために、複数のレーンを備えたスライド装置を設け、そのスライド装置に計測ステージと加工ステージとを設けるようなものではない。
また、前記特許文献3−7では、タッチセンシングを利用しているが、本願発明のように、タッチセシングを用いて高精度の加工が行えるように補正テーブルを作成するものではない。
このように、従来の技術には、個々のワークのばらつきを計測した後、加工精度や装置全体のコスト、段取り換えの時間短縮等を考慮して、計測機や加工機を効率よく動作させて加工するものはない。
そこで、本願発明は、加工精度を保ってタクトタイムを短縮できるように、ワークと計測機と加工機とを効率よく動作させることができる加工装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本願発明は、ワークの搬入ステージと、該ワークに計測と加工とを行う作業ステージと、該ワークの搬出ステージとを直列的に設け、前記搬入ステージに搬入機を設け、前記作業ステージに搬入ステージ側から計測機と加工機とを設け、前記計測機と前記加工機とを分離して配置し、前記搬出ステージに搬出機を設け、前記作業ステージの計測機と加工機との間にわたって複数のレーンを備えたスライド装置を設け、該複数のレーンにそれぞれ往復移動する固定ジグを設け、前記搬入機で各固定ジグにワークを順次移送すると共に、該固定ジグをスライド装置に沿って移動させて前記計測機によるワーク計測部の計測と前記加工機による該ワーク計測部への加工とを行った後に前記搬出機で搬出するように制御する制御装置を設けている。これにより、複数のレーンに設けられた固定ジグを計測ステージと加工ステージとの間で往復移動させ、この固定ジグに固定したワークを、分離して配置した加工機と計測機とを効率よく動作させることによって高精度の加工を維持したままタクトタイムを短くすることができる。その上、一部の固定ジグが故障した場合でも残りの固定ジグでスライド装置に沿ってワークを移動させて加工を継続することができる。
また、この加工装置において、前記計測機を、1台の計測センサと1台の計測ロボットとで構成すれば、複数のスライド装置での計測や、ワークの変更による計測位置変更に1台のロボットで対応して、更なるコスト削減を図ることができる。
さらに、この加工装置において、前記搬入ステージにワーク搬入時のワーク検査と位置決めを行う搬入検査装置を設け、前記搬出ステージにワーク搬出時のワーク検査を行う搬出検査装置を設け、前記搬入機を搬入ロボットで構成すると共に、前記搬出機を搬出ロボットで構成し、前記搬入検査装置から前記固定ジグへのワーク移送を搬入ロボットで行い、前記固定ジグから搬出検査装置へのワーク移送を搬出ロボットで行うようにすれば、複数のスライド装置ヘの搬入出や、搬入時のワークのチェックや位置決めや、搬出時の加工結果の検査を自動的に行うようにできるとともに、ワークの変更による把持位置変更等にも自動的に対応することができる。
また、前記加工装置において、前記計測機と前記加工機との間に遮蔽装置を設ければ、計測ステージの計測機と加工ステージの加工機とを分離して計測と加工との間で振動や、光、ノイズ、飛散物等による悪影響を及ぼすのを抑止することができる。
さらに、前記加工装置において、前記加工機を溶接ロボットで構成し、該溶接ロボットに、前記計測ロボットで計測したワーク計測部の計測位置データと溶接前のワーク計測部との位置誤差を計測するための誤差計測手段と、該誤差計測手段で計測した誤差データから補正テーブルを作成する機能と、該補正テーブルに基づいて溶接ロボットの作動を補正する補正移動手段とを具備させれば、実際のワーク計測部の位置誤差から作成した補正テーブルに基いて溶接ロボットで精度よく溶接することができる。
また、前記加工装置において、前記加工機を溶接ロボットで構成し、該溶接ロボットに、前記計測ロボットで計測したワーク計測部の計測位置データに基づく溶接ロボットの位置と姿勢とを別々に微小変化させて新しい位置データを生成する位置データ生成手段で生成した位置データにおける溶接ロボットの位置誤差を計測する誤差計測手段と、該誤差計測手段で計測した誤差データから補正テーブルを作成する機能と、該補正テーブルに基づいて溶接ロボットの作動を補正する補正移動手段とを具備させれば、実際のワーク計測部の周囲のデータから作成した補正テーブルに基いて、溶接ロボットで精度よく溶接することができる。
さらに、これらの加工装置において、前記誤差計測手段を溶接ロボット先端によるタッチセンシング手段及び/又は視覚センサによる視覚認識手段で構成すれば、より正確な補正が可能となる。
また、この加工装置において、前記溶接ロボットに、加工するワークと同一のモデルワークを用いてワーク計測部の補正テーブルを作成する機能を具備させれば、全く同じサイズで計測部の仕上げ精度の良いモデルワークを用いることで、補正テーブル作成時間を短縮し、補正テーブルの精度を向上させることができる。
その上、前記加工装置において、前記ワークが自動車用スチールホイールであり、前記搬入検査装置が、ホイール搬入時にワーク検査とバルブ孔又はワーク形状を利用して位置検出する機能を備え、前記搬出検査装置が、ホイール搬出時にブレーキキャリパーの当り検出を行う機能を備えていれば、ホイールの溶接加工を高精度を維持したままタクトタイムを短くして自動的に行うことができる。
本願発明は、以上説明したような手段により、十分なワークの加工精度を確保してタクトタイムの短縮と装置の簡素化を図ることが可能となる。
以下、本願発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本願発明の第1実施形態を示す加工装置の模式的な平面図であり、図2は同加工装置の正面図、図3は図2に示すIII−III断面図、図4は同加工装置で溶接加工する自動車用スチールホイールの一例を示す断面図である。以下の実施形態では、ワークの一例として図4に示すような自動車用スチールホイール(以下、「ホイール」という。)を例にし、タイヤを装着する「リム17」と車両に取り付ける「ディスク18」の2つの部材を溶接で固定する例を説明する。なお、このワークはホイールに限定されない。また、作業ステージを計測ステージと加工ステージとに分けた例を説明する。
図示するように、加工装置1には、搬入ステージ2と、計測ステージ3と、加工ステージ4と、搬出ステージ5と、の4つのステージが図の右側から直列的に設けられている。そして、計測ステージ3と加工ステージ4との間には、この実施形態では3本のレーン6a,6b,6cを備えたスライド装置7が設けられている。このスライド装置7では、3本のレーン6a,6b,6cを設けた例を示しているが、このレーン数は一例であり、複数であればよい。各レーン6a,6b,6cには、スライド装置7に沿って高精度で往復動(図の左右方向に移動)する固定ジグ8a,8b,8cがそれぞれ設けられている。9は制御装置であり、この制御装置9によって、後述する搬入ロボット10で各固定ジグ8a,8b,8cにホイール14を順次移送すると共に、この固定ジグ8a,8b,8cをスライド装置7の各レーン6a,6b,6cに沿って移動させて後述する計測ロボット11によるワーク計測部の計測と、後述する溶接ロボット12によるワーク計測部への加工とを行った後に、搬出ロボット13でホイール14を搬出するように制御される。この制御装置9としては、パーソナルコンピュータ等によって構成される。
また、この実施形態では、搬入ステージ2に搬入機たる搬入ロボット10が、計測ステージ3に計測機たる計測ロボット11が、加工ステージ4に加工機たる溶接ロボット12が、搬出ステージ5に搬出機たる搬出ロボット13が、それぞれ設けられている。このように、この実施形態では、図の右側から左側に向けてホイール14を移送し、各ステージにおいてはロボット10〜13でホイール14の移送や計測、加工を行うように構成されている。
前記搬入ステージ2には、ホイール14を搬入するコンベア15と、このコンベア15から搬入されたホイール14の位置情報を検出する搬入検査装置16とが設けられている。この搬入検査装置16は、ホイール14のバルブ孔(空気注入孔)位置を光センサーで位置検出する機能を備えている。このバルブ孔の位置から搬入時のホイール座標系(基準点に対する回転角や位置ずれ等)を検出している。搬入検査装置16としては、ワークの座標系の基準位置を検出できるものであればよい。
そして、座標系が検出されたホイール14は、搬入ステージ2に設けられた搬入ロボット10によって、前記計測ステージ3のスライド装置7上に位置する固定ジグ8a,8b,8cへと移送される。この搬入ロボット10は、ホイール14を搬入検査装置16から複数の固定ジグ8a,8b,8cのどの位置へでも移送することができる多関節型ロボットが採用されている。この多関節型の搬入ロボット10には、図4に示すようなホイール14を横向きにした状態でハンドリングできる把持部19が設けられている。
前記計測ステージ3には、搬入ロボット10によって所定の向きで所定位置の固定ジグ8a,8b,8cに搬入されたホイール14の座標系を正確に検出するための計測ロボット11が設けられている。この例では、計測ロボット11のアーム先端にレーザセンサ20が設けられており、このレーザセンサ20で検出されたホイール14の座標系は、制御装置9に入力される。この計測ロボット11も、多関節型ロボットである。
この計測ロボット11によって検出するホイール14の座標系は、次の加工ステージ4における加工位置(ワーク計測部)を検出するためのものである。この計測ロボット11によって計測されたホイール14は、正確な座標を保ったまま固定ジグ8a,8b,8cによって加工ステージ4へと移送される。
また、この実施形態では、計測ステージ3の計測機を、レーザセンサ20を備えた1台の計測ロボット11で構成することにより、複数レーン6a,6b,6cでの計測や、ワークの変更による位置変更にも迅速に、かつ安価な装置で対応できるようにしている。
前記加工ステージ4には、ホイール14に対して溶接作業を行う溶接ロボット12が4台設けられている。この実施形態では、スライド装置7の左右位置(図1の上下位置)に2台、スライド装置7の移送方向(図1の左右位置)に2台が設けられている。これらの溶接ロボット12により、スライド装置7に設けられた3本のレーン6a,6b,6cのどの位置へでもアーム21を伸ばして4本同時に溶接できるように構成されている。この溶接ロボット12も、多関節型ロボットである。溶接ロボット12の先端には、それぞれ溶接トーチ22が設けられている。このように4台の溶接ロボット12を設けることにより、全ての溶接ロボット12によって固定ジグ8a,8b,8c上のいずれのホイール14にも溶接作業を行うことができるようにしている。これにより、この例では、4箇所に溶接が必要なホイール14に対し、同時に溶接を開始して同時に終了することにより、加工時間の短縮を図っている。
また、図2に示すように、前記計測ステージ3に設けられた計測ロボット11と、加工ステージ4に設けられた溶接ロボット12とは、それぞれ別の架台23,24に分離して設けられている。このように計測ロボット11と溶接ロボット12とを異なった架台23,24に設けて分離することにより、溶接ロボット12による加工時の振動等が計測ロボット11に伝わらないようにして、計測ロボット11の計測作業に悪影響を及ぼすことを少なくしている。
さらに、計測ロボット11と溶接ロボット12との間には、これらのロボット11,12の間を遮蔽する遮蔽装置25が設けられている。この遮蔽装置25は、ホイール14の上部まで垂れるカーテン26を備えており、このカーテン26によって溶接ロボット12による溶接時のスパッタ等が計測ロボット11側へ飛ばないようにしている。
このように、計測ロボット11と溶接ロボット12との間に遮蔽装置25を設けることにより、前記した計測ロボット11と溶接ロボット12とをそれぞれ別の構造物に設けて分離することによる溶接ロボット12の振動による計測ロボット11への悪影響と共に、その溶接時の光、ノイズ、飛散物等が計測ロボット11へ悪影響を及ぼすことを少なくしている。
また、加工ステージ4には、スライド装置7の移送方向に設けられた溶接ロボット12のほぼ中間部分にも遮蔽装置27が設けられている。この遮蔽装置27には、ホイール14のほぼ中間部分で上下動作するスパッタカバー28が設けられており、このスパッタカバー28でホイール14のほぼ中間部分を遮蔽することにより、溶接部の下側にスパッタが飛散してホイール14の取付け面や意匠面に付着するのを防止している。
前記スライド装置7には、3本のレーン6a,6b,6cが設けられている。これら各レーン6a,6b,6cには、スライド装置7に沿って往復動(図1の左右方向移動)する固定ジグ8a,8b,8cがそれぞれ設けられている。これらの固定ジグ8a,8b,8cは、各レーン6a,6b,6cに沿って正確にスライド(例えば、スライド全長での位相位置誤差が、1/100mm程度)して、搬入側と搬出側との間で往復動する自走機能を備えている。
また、この実施形態の固定ジグ8a,8b,8cには、ワークであるホイール14を横向きにして固定することができる固定部材(図示略)を上部に備えている。この実施形態の場合はワークがホイール14であるため、固定ジグ8a,8b,8cはホイール14を水平面内で回転させる機能も備えている。なお、スライド装置7の長手方向には、固定ジグ8a,8b,8cの位置を検出するための位置センサ等が所定位置に設けられている。前記制御装置9は、この固定ジグ8a,8b,8cを、高精度を維持したままサイクリックに往復移動させる機能を備えている。
この固定ジグ8a,8b,8cを往復移動させるサイクルとしては、タクトタイムを最小にできるように、溶接ロボット12(加工機)や計測ロボット11(計測機)を効率よく動作させると共に、最適なレール6a,6b,6cの数を決定し、精度を要求される固定ジグ8a,8b,8cの数を減らすことでコストを削減できるような最適な実行時間の配分で設定される。
なお、このように複数の固定ジグ8a,8b,8cを個々独立的に移動させる複数のレール6a,6b,6cを備えたスライド装置7により、一部の固定ジグ8a,8b,8cやスライド装置7のレール6a,6b,6cが故障したとしても、残りの固定ジグ8a,8b,8cと残りのスライド装置7のレール6a,6b,6cを使用することによってワークの加工を継続することができる。
この第1実施形態におけるスライド装置7のレーン数としては、以下の計算式で最適な数を決定することができる。
計測時間をX、加工時間をY、(搬入+スライド移動+搬出)に要する搬送時間をZ、(計測時間X+加工時間Y)と搬送時間Zの比率、すなわちZ/(X+Y)をpとすると、
1. X=Y+Z に近いとき[計測時間が長く、加工時間+(搬入+スライド移動+搬出)時間に匹敵する場合]や、
2. Y=X+Z に近いとき[加工時間が長く、計測時間+(搬入+スライド移動+搬出)時間に匹敵する場合]のように、搬送時間が相対的に短い場合には、
レーン数を「2」とする。等式が等しい程効率が良い。
3. X=Y=Z に近いとき[計測時間 = 加工時間 = (搬入+スライド移動+搬出)時間の場合]のように、それぞれの時間が等しい場合には、
レーン数を「3」とする。等式が等しい程効率が良い。
4. p(X+Y)=Z (p≧1) に近いとき[計測時間+加工時間より、(搬入+スライド移動+搬出)時間が長い場合]のように、搬送時間が相対的に長い場合には、
レーン数を(2p+2)に近い整数とする。等式が等しい程効率が良い。例えば、
p=1のとき、レーン数=(2p+2)=4とする。
p=1.5のとき、レーン数(2p+2)=5とする。
p=2のとき、レーン数(2p+2)=6とする。
p=2.5のとき、レーン数(2p+2)=7とする。
p=3のとき、レーン数(2p+2)=8とする。
このような方法でレーンの数が決定され、この第1実施形態では、3本のレーン6a,6b,6cとしている。
なお、レーン数決定後、最適な実行時間の配分を行なうように各部のタクトタイムを調整することで無駄時間を少なくすることができ、これにより、レーン数の設定や時間配分を効率的に行うことができる。
前記搬出ステージ5には、加工ステージ4で加工されたホイール14をスライド装置7の端部から搬出する搬出ロボット13が設けられている。この搬出ロボット13は、複数の固定ジグ8a,8b,8cに固定されているホイール14をどの位置からでも搬出検査装置29へ移送させることができる多関節型ロボットが採用されている。この搬出検査装置29に移送されたホイール14は、ブレーキキャリパーの当りが検出される。このようにして搬出検査装置29で仕上げられたホイール14は、搬出コンベア30によって搬出される。搬出検査装置29としては、ワークに応じた検査部分の検査や、計測、仕上げ加工等を行うことができるものであればよい。
しかも、前記搬入ステージ2の搬入ロボット10と同様に、搬出ステージ5の搬出機を多関節型ロボットで構成することにより、複数レーン6a,6b,6cからの搬出や、搬出時のワークのチェックや位置決めを最小機器数で行うことが可能となる。
図5は本願発明の加工装置において溶接箇所をタッチセンシングで検出する場合の模式図であり、図6は同加工装置において溶接箇所を視覚センサで検出する場合の模式図である。
前記計測ロボット11で加工位置等の座標系を検出してスライド装置7で加工ステージ4へ移送されるホイール14は、前記したように計測ロボット11と溶接ロボット12とが分離されて設けられているので、計測ロボット11で検出された座標系と溶接ロボット12で加工する座標系とを完全に一致させるのは難しい。
そこで、これらに図示するように、前記溶接ロボット12には、この溶接ロボット12によって溶接加工する前に、前記計測ロボット11で検出された座標系に対し、最終的に加工を行うワーク計測部31の座標系を検出するための最終位置誤差検出手段が備えられている。
この最終位置誤差検出手段としては、前記計測ステージ3で計測した「溶接ロボットの作業用の複数の計測位置データ」に基づき溶接ロボット12を作業させる場合、規定の姿勢で溶接ロボット12を移動させたときの所望の位置からの誤差を計測する溶接ロボット12の誤差計測手段と、その誤差を連続して計測するための「溶接ロボット作業用の複数の計測位置データ」に基づき溶接ロボット12を移動させる移動手段と、前記誤差計測手段で計測した誤差データから算出されたロボット位置に対応する補正データを格納する補正テーブルと、その補正テーブルを用いて計測ステージ3で計測した「溶接ロボットの作業用の複数の計測位置データ」に基づき溶接ロボット12を精度良く作業させる補正移動手段とを備えていればよい。
また、他の最終位置誤差検出手段としては、溶接ロボット12のツール姿勢は同じで先端位置を所定の方向に微少変化させて動作させた新しい「溶接ロボットの移動用の複数の計測位置データ」生成手段と、その位置データに基づく溶接ロボット12の移動手段と誤差計測手段と、誤差計測手段で計測した誤差データから算出されたロボット位置に対応する補正データを格納する補正テーブルと、その補正テーブルを用いて計測ステージ3で計測した「溶接ロボットの作業用の複数の計測位置データ」に基づき溶接ロボット12を精度良く作業させる補正移動手段とを備えたものでもよい。
さらに、他の最終位置誤差検出手段としては、溶接ロボット12の先端位置は同じでツール姿勢を所定の方向に微少変化させて溶接ロボットを移動させたときの所望の位置からの誤差を計測する溶接ロボット12の誤差計測手段と、その誤差を連続して計測するための「溶接ロボット作業用の複数の計測位置データ」に基づき溶接ロボットを移動させる移動手段と、溶接ロボット12のツール姿勢は同じで先端位置を所定の方向に微少変化させて動作させた新しい「溶接ロボットの移動用の複数の計測位置データ」生成手段と、その位置データに基づく溶接ロボット12の移動手段と誤差計測手段と、誤差計測手段で計測した誤差データから算出されたロボット位置に対応する補正データを格納する補正テーブルと、その補正テーブルを用いて計測ステージ3で計測した「溶接ロボットの作業用の複数の計測位置データ」に基づき溶接ロボット12を精度良く作業させる補正移動手段とを備えたものでもよい。
そして、この実施形態では、前記最終位置誤差検出手段として、溶接ロボット12の先端に設けられた溶接トーチ22によるタッチセンシングでの検出方法と、溶接ロボット12の先端に視覚センサ32を取付けて視覚認識する検出方法とが可能なように構成されている。
図5のタッチセンシングでは、前記計測ステージ3において計測ロボット11で検出した座標系でのホイール座標系(A部)と溶接ロボット12の座標系でのホイール座標系(B部)の相対関係はモデルワークを用いて計算で求めておく。
そして、溶接ロボット12を使って相対変換し、溶接ロボット12を移動させたときの最終位置誤差を、作業パス分(Xt,Yt)としてタッチセンシングによって求める(この例では、B部から)。このタッチセンシングでは、予め座標位置が設定されている溶接トーチ22の先端を、溶接ロボット12でホイール14に当接させることによって、現実の座標系を求める。これが誤差計測手段としてのタッチセンシングである。このようなタッチセンシングを行えば、例えば、開先精度を0.数mm程度まで正確に補正することができる。
このようにして補正する最終位置誤差は、前記作業パス分(Xt,Yt)から誤差補正テーブルを作成することによって、以降の作業において適用することができる。この補正テーブルの作成のために、現物位置と計算上の誤差補正にタッチセンシングを用いることで、高精度の補正テーブルを作成することができる。この補正テーブルは、ワークが異なった場合には、新たに作成される。
しかも、このようなタッチセンシングを用いることにより、計測ロボット11と溶接ロボット12とを分離した場合でも、精度良く簡単に補正テーブルを作成して、加工の精度向上を図ることができる。
その上、加工位置(ワーク計測部)における代表的な加工動作だけの補正テーブルだけでなく、その近傍で、姿勢及び位置を微少変化させた補正テーブルを作成し、持つことでより精度を向上させることができる。
一方、図6の視覚センサ32を用いた最終位置誤差検出手段は、加工ステージ4で溶接ロボット12の溶接トーチ22に代えて、ツール先端位置姿勢近傍を視野範囲とする視覚センサ32を取付けた溶接ロボット12により、位置姿勢を微小変化させたときの補正テーブルを求めるようにしている。
前記した溶接ロボット12によってアーク溶接等の作業を行なう場合、誤差計測手段として、溶接ロボット12のツール先端位置姿勢近傍を視野範囲とする視覚センサ22を位置再現性を確保して付け外しができる方法で溶接ロボット12のツール先端に取り付け、ツール先端のキャリブレーション時のみタッチセンシングを用い、誤差計測手段に視覚センサ22の位置情報33を用いれば、補正テープルの作成時間を飛躍的に短くすることができる。この視覚センサ22は、前記タッチセンシングで較正すればよい。
また、前記タッチセンシングは精度が良い半面、計測に非常に時間を要するので、タッチセンシングで較正した視覚センサ32を用いることで、タッチセンシングと同等の精度の補正テーブルを高速で得ることができる。
しかも、この補正テーブルを作る場合、実際のワークの代わりに実際のワークと全く同じサイズで計測部の仕上げ精度の良いモデルワークを用いることにより、タッチセンシングや視覚センサの計測精度を上げることができ、補正テーブル作成時間を短縮し、より精度の高い補正テーブルを作成することが可能になる。
このように構成することにより、計測ロボット11と溶接ロボット12とを分離したことによる、計測と加工間の悪影響を無くす等の点でメリットを生かしつつ、加工精度を確保するようにしている。
図7(a),(b),(c) は、図1に示す加工装置によって移送する自動車用スチールホイールの流れを示す平面視の模式図である。図示する縦の一点鎖線は、右側から「搬入」「計測」「溶接」「搬出」位置を示しており、前記加工装置1によるホイール14の連続加工は、このように順次行われる。以下、図1の符号も使用して説明する。
図示するように、搬入ステージ2に搬入された個々のホイール14は、前記搬入ロボット10によってスライド装置7のレーン6a,6b,6cに設けられた搬入位置の上側の固定ジグ8aから下側の固定ジグ8b,8cへと順次移送される。そして、これらの固定ジグ8a,8b,8cにより、ホイール14はスライド装置7に沿って計測ステージ3へと移送され、計測ロボット11によってワーク計測部が計測される。計測ステージ3での計測が終了したホイール14は、スライド装置7に沿って加工ステージ4へと移送され、溶接ロボット12によって所定の溶接が行われる。溶接が完了したホイール14は固定ジグ8a,8b,8cで搬出位置へと順次移送され、搬出ロボット13によって搬出ステージ5から搬出される。このような動作を図7(a),(b),(c) の順に順次繰り返しながら計測と加工とを行えば、3本のレーン6a,6b,6cで連続的にホイール14を移送して短時間で加工することができる。
また、これらの操作や搬出時の加工結果の検査を自動的に行なったり、ワークの変更による位置変更にも自動的に、かつ安価に対応できることが可能となる。
したがって、このように計測機や加工機を効率よく動作させることによりタクトタイムを最小にし、精度を要求される固定ジグ8a,8b,8cの数を減らすことでコストを削減すると共に、品種の変更に伴う段取り替えの時間を最小限にすることができる。その上、幾つかの固定ジグ8a,8b,8cが故障した場合も残りの固定ジグで加工を継続することができる。
図8は図1に示す加工装置によって自動車用スチールホイールに溶接加工を行う場合のタイムチャートを示す図面である。前記溶接ロボット12によって自動車用スチールホイール14の溶接加工を行った実施例を以下に説明する。この例では前記3本のレーン6a,6b,6cを備えたスライド装置7を使用してホイール14への溶接作業を行っている。3本の各レーン毎に異なる模様で示しており、「ワーク送り込み」位置の左側から示す順にレーン6a,6b,6cを示している。
図の上部から順に示すように、レーン6aからレーン6b、レーン6cへと順に、「ワークの送り込み」「バルブ孔検出」「搬入ロボットによる搬入」「レーン6a:計測、溶接」「レーン6b:計測、溶接」「レーン6c:計測、溶接」「搬出ロボットによる搬出」「ブレーキキャリパー当り検出」が行われている。
図示する1ブロックがほぼ1秒であり、前記加工装置1によれば、図の下部に示すようにタクトタイムを約6秒とすることができる。
したがって、このようなタイムチャートで自動車用スチールホイール14へのアーク溶接加工を行えば、タクトタイム6秒が実現できる高速、高精度な加工装置を構成することができ、計測機と加工機とを分離しても、大幅な作業効率の向上が可能となることが分かる。
図9は本願発明の第2実施形態を示す加工装置の平面図である。この第2実施形態は、図示する左右位置から中央部に向けてホイール14を移送するように構成されている。なお、前記第1実施形態と同一の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図示するように、この第2実施形態は、搬入搬出ステージ34が左右に設けられ、その内側に計測ステージ3がそれぞれ設けられ、その内側に加工ステージ4がそれぞれ設けられている。そして、両計測ステージ3と加工ステージ4との間に、スライド装置7がそれぞれ設けられている。この実施形態では、左右のスライド装置7に各1本のレーン6a,6bが設けられている。この第2実施形態では、左右各1本のレーン6a,6bを備えたスライド装置7を例にしているが、このレーン数はそれぞれ複数本であってもよく、この実施形態に限定されるものではない。
前記搬入搬出ステージ34には搬入搬出機たる搬入搬出ロボット35がそれぞれ設けられ、前記計測ステージ3には計測機たる計測ロボット11がそれぞれ設けられ、前記加工ステージ4には加工機たる溶接ロボット12がそれぞれ設けられている。これらの搬入搬出ロボット35、計測ロボット11、溶接ロボット12は、左右のスライド装置7によって中央部に向けて交互に移送されるホイール14に対し、計測と溶接とを順次行うように構成されている。これら搬入搬出ロボット35と計測ロボット11と溶接ロボット12とは、左右が連携するように制御されている。36は、搬入搬出検査装置であり、前記第1実施形態の搬入検査装置16と搬出検査装置29の両機能を備えている。
また、この実施形態では、左右に設けられたスライド装置7の間にそれぞれ遮蔽装置25が設けられると共に、両加工ステージ4と計測ステージ3との間にも遮蔽装置27が設けられている。
さらに、この実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、計測ステージ3で計測した座標系と、加工ステージ4での座標系とから最終的なワーク計測部31の位置の誤差を検出するための最終位置誤差検出手段が設けられている。これらの構成は前記第1実施形態と同一であるため、詳細な説明は省略する。
以上のように構成された第2実施形態の加工装置38によれば、以下のようにしてホイール14に溶接加工が行われる。
図の左右から搬入搬出ステージ34に搬入されたホイール14は、搬入搬出検査装置36によってバルブ孔位置が検出され、搬入時のホイール座標系が検出される。そして、このホイール14は、搬入搬出ロボット35によってスライド装置7の固定ジグ8a,8b上に載せられる。この固定ジグ8a,8bに載せられたホイール14は、計測ステージ3の計測ロボット11によってワーク計測部の座標系が計測された後、加工ステージ4に移送され、溶接ロボット12によって溶接作業が行われる。このとき、前記第1実施形態と同様に、最終位置誤差の補正テーブルが作成され、加工位置の座標系が修正される。
また、この実施形態では、加工ステージ4に移送されたホイール14に対し、図の左右に示す4台の溶接ロボット12によって同時に溶接することができる。
このようにして溶接されたホイール14は、スライド装置7によって加工ステージ4から計測ステージ3へと戻される。そして、計測ステージ3の端部まで移送されたホイール14は、搬入搬出ロボット13によって搬入搬出検査装置36へと搬出される。この搬入搬出検査装置36へ搬出されたホイール14は、キャリパーの当りが検出される。そして、検査が完了したホイール14は、搬入搬出コンベア37によって搬出される。
この第2実施形態では、図の左右での作業が連携して進められ、加工ステージ4に順次ホイール14を移送して溶接ロボット12で溶接し、計測ステージ3側へ移送して搬入搬出ロボット35で搬入搬出検査装置36からそれぞれホイール14を搬出した後に、次のホイール14が搬入搬出検査装置36へ搬入されて次の溶接作業へと進む流れになる。この第2実施形態の場合、左右一方の固定ジグ8a,8bが故障した場合でも、他の固定ジグ8a,8bでスライド装置7に沿ってホイール14(ワーク)を移動させて加工を継続することができる。
なお、この第2実施形態のような加工装置38を採用するか、前記第1実施形態のような加工装置1を採用するかは、設置スペースやワークの種類等の条件に応じて決定すればよい。
また、前記実施形態ではワークとして自動車用スチールホイール14を例に説明したが、ワークは自動車用スチールホイール14に限定されるものではない。
さらに、前述した実施形態は一例を示しており、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本願発明は前述した実施形態に限定されるものではない。
本願発明に係る加工装置は、ワークに対して効率良く溶接加工を行ってタクトタイムを短縮したい加工に有用である。
本願発明の第1実施形態を示す加工装置の模式的な平面図である。 図1に示す加工装置の正面図である。 図2に示すIII−III断面図である。 図1に示す加工装置で溶接加工する自動車用スチールホイールの一例を示す断面図である。 本願発明の加工装置において溶接箇所をタッチセンシングで検出する場合の模式図である。 本願発明の加工装置において溶接箇所を視覚センサで検出する場合の模式図である。 (a),(b),(c) は、図1に示す加工装置によって移送する自動車用スチールホイールの流れを示す平面視の模式図である。 図1に示す加工装置によって自動車用スチールホイールに溶接加工を行う場合のタイムチャートを示す図面である。 本願発明の第2実施形態を示す加工装置の模式的な平面図である。
符号の説明
1…加工装置
2…搬入ステージ
3…計測ステージ
4…加工ステージ
5…搬出ステージ
6a〜6c…レーン
7…スライド装置
8a〜8c…固定ジグ
9…制御装置
10…搬入ロボット
11…計測ロボット
12…溶接ロボット
13…搬出ロボット
14…ホイール
15…搬入コンベア
16…搬入検査装置
17…リム
18…ディスク
19…把持部
20…レーザセンサ
21…アーム
22…溶接トーチ
23,24…架台
25…遮蔽装置
26…カーテン
27…遮蔽装置
28…スパッタカバー
29…搬出検査装置
30…搬出コンベア
31…ワーク計測部
32…視覚センサ
33…位置情報
34…搬入搬出ステージ
35…搬入搬出ロボット
36…搬入搬出検査装置
37…搬入搬出コンベア
38…加工装置

Claims (9)

  1. ワークの搬入ステージと、該ワークに計測と加工とを行う作業ステージと、該ワークの搬出ステージとを直列的に設け、前記搬入ステージに搬入機を設け、前記作業ステージに搬入ステージ側から計測機と加工機とを設け、前記計測機と前記加工機とを分離して配置し、前記搬出ステージに搬出機を設け、前記作業ステージの計測機と加工機との間にわたって複数のレーンを備えたスライド装置を設け、該複数のレーンにそれぞれ往復移動する固定ジグを設け、前記搬入機で各固定ジグにワークを順次移送すると共に、該固定ジグをスライド装置に沿って移動させて前記計測機によるワーク計測部の計測と前記加工機による該ワーク計測部への加工とを行った後に前記搬出機で搬出するように制御する制御装置を設けた加工装置。
  2. 請求項1記載の加工装置において、
    前記計測機を、1台の計測センサと1台の計測ロボットとで構成した加工装置。
  3. 請求項2記載の加工装置において、
    前記搬入ステージにワーク搬入時のワーク検査と位置決めを行う搬入検査装置を設け、前記搬出ステージにワーク搬出時のワーク検査を行う搬出検査装置を設け、前記搬入機を搬入ロボットで構成すると共に、前記搬出機を搬出ロボットで構成し、前記搬入検査装置から前記固定ジグへのワーク移送を搬入ロボットで行い、前記固定ジグから搬出検査装置へのワーク移送を搬出ロボットで行うように構成した加工装置。
  4. 請求項1記載の加工装置において、
    前記計測機と前記加工機との間に遮蔽装置を設けた加工装置。
  5. 請求項2記載の加工装置において、
    前記加工機を溶接ロボットで構成し、該溶接ロボットに、前記計測ロボットで計測したワーク計測部の計測位置データと溶接前のワーク計測部との位置誤差を計測するための誤差計測手段と、該誤差計測手段で計測した誤差データから補正テーブルを作成する機能と、該補正テーブルに基づいて溶接ロボットの作動を補正する補正移動手段とを具備させた加工装置。
  6. 請求項2記載の加工装置において、
    前記加工機を溶接ロボットで構成し、該溶接ロボットに、前記計測ロボットで計測したワーク計測部の計測位置データに基づく溶接ロボットの位置と姿勢とを別々に微小変化させて新しい位置データを生成する位置データ生成手段で生成した位置データにおける溶接ロボットの位置誤差を計測する誤差計測手段と、該誤差計測手段で計測した誤差データから補正テーブルを作成する機能と、該補正テーブルに基づいて溶接ロボットの作動を補正する補正移動手段とを具備させた加工装置。
  7. 請求項5又は請求項6記載の加工装置において、
    前記誤差計測手段を溶接ロボット先端によるタッチセンシング手段及び/又は視覚センサによる視覚認識手段で構成した加工装置。
  8. 請求項7記載の加工装置において、
    前記溶接ロボットに、加工するワークと同一のモデルワークを用いてワーク計測部の補正テーブルを作成する機能を具備させた加工装置。
  9. 請求項3記載の加工装置において、
    前記ワークが自動車用スチールホイールであり、前記搬入検査装置が、ホイール搬入時にワーク検査とバルブ孔又はワーク形状を利用して位置検出する機能を備え、前記搬出検査装置が、ホイール搬出時にブレーキキャリパーの当り検出を行う機能を備えている加工装置。

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